JP2009066079A - 可動装飾体、可動装飾体ユニット、遊技盤、及びパチンコ遊技機 - Google Patents

可動装飾体、可動装飾体ユニット、遊技盤、及びパチンコ遊技機 Download PDF

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Abstract

【課題】部品点数の増加、構造の複雑化、コストアップを招くことなく、可動装飾体が退避状態から突出状態に移行するための配置スペースを必要最小限に抑えつつ、十分な動作ストロークを確保し、しかも突出状態にあるときには顔部と胴部を含む全体像を遊技者に視認させ得るように構成した可動装飾体、可動装飾体ユニット、遊技盤、及びパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤3に固定された支持部材60によって上下動可能に支持された可動装飾体31であって、可動装飾体は、支持部材によって上下動可能に支持された主可動体32と、該主可動体によって上下動自在に吊り下げられた従可動体35と、を備え、主可動体が最上昇位置にある時に、前記従可動体は該主可動体の下部から下方に突出した状態にあり、主可動体が最下降位置にある時に、従可動体は該主可動体の背面側に隠蔽した状態にある。
【選択図】図2

Description

本発明は、パチンコ遊技機を構成する遊技盤面上において種々動作することによって遊技進行上特徴的な演出効果を発揮するように構成された可動装飾体の改良に関し、限られた動作スペース内においても十分に大きなストロークで可動装飾体を進退動作させてその全体形状を遊技者が視認できるように表出させるようにした可動装飾体、可動装飾体ユニット、遊技盤、及びパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機においては、遊技盤の盤面に入賞口、風車、図柄表示装置、電飾装置等の各種盤面部品を設けて遊技内容の多様性を図っている。例えば、遊技の進行中における入賞、その他の状況変化を契機として可動盤面部品(可動装飾体)を種々の方向、態様に動作、変形させることにより演出効果を高めている。
例えば、遊技盤に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞すると、遊技盤中の図柄表示装置に表示される図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止した図柄が予め定めた大当たり図柄となった場合に大当たり状態となり、遊技者が大量の出球を獲得できるようになっている。このような遊技機では、遊技の興趣を高めるために様々な表示演出が行われる。
例えば、特許文献1には、遊技盤に設けた開口部内に揺動自在に支持した揺動保持枠によって特別図柄変動表示装置を支持した構成が開示されている。揺動保持枠には更にジャンパー人形が上下動可能に支持されると共に、ジャンパー人形を上方に飛び出すように動作させる電磁ソレノイドが設けられている。ジャンパー人形は、顔部と胴体とから一体的に構成されており、非動作時には揺動保持枠に配置した円筒部内にジャンパー人形が隠蔽されるように収納し、動作時にはジャンパー人形の全身が円筒部から上方に飛び出すように突出させている。
しかし、限られた遊技領域内にジャンパー人形のように遊技の進行上重要な役割を果たす可動装飾体を配置して所定の昇降動作を行わせる場合には、ジャンパー人形の配置スペース、及び動作スペースが狭くならざるを得ない一方で、ジャンパー人形自体の視認性を低下させない程度にはその形状を大きくしておく必要がある。特許文献1においては、非動作時には円筒部内にジャンパー人形を収納し、動作時にはジャンパー人形の全身を円筒部から上方に突出させているため、円筒部とジャンパー人形の各高さ方向寸法を合計した高さ寸法を有した大きな配置スペース(動作スペース)が必要となる。このように限られた遊技領域内に可動装飾体専用の配置スペースを広く確保する必要があり、遊技領域のレイアウト自由度を低下させる原因となっている。また、ジャンパー人形を昇降させるための電磁ソレノイド及び作動アームと、ジャンパー人形の移動範囲を制限するためのソレノイド及び作動アームを夫々設ける必要があるため、昇降機構の部品点数増と大型化、コスト増を招くこととなる。
特開2001−157757公報
以上のように従来の可動装飾体(可動盤面部品)を昇降させる昇降機構にあっては、可動装飾体を退避、隠蔽させた状態から突出、露出させた状態に移行させるために広い配置スペース、動作スペースを確保する必要があった。このため、限られた遊技領域の有効利用スペースを更に狭めてレイアウト自由度を低下させる原因となっていた。また、可動装飾体を動作させるために複雑、高コストな駆動機構が必要とされている点も問題であった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、部品点数の増加、構造の複雑化、コストアップを招くことなく、可動装飾体が退避状態から突出状態に移行するための配置スペースを必要最小限に抑えつつ、十分な動作ストロークを確保し、しかも突出状態にあるときには顔部と胴部を含む全体像を遊技者に視認させ得るように構成した可動装飾体、可動装飾体ユニット、遊技盤、及びパチンコ遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る可動装飾体は、遊技盤に固定された支持部材によって上下動可能に支持された可動装飾体であって、前記可動装飾体は、前記支持部材によって上下動可能に支持された主可動体と、該主可動体によって上下動自在に吊り下げられた従可動体と、を備え、前記主可動体が最上昇位置にある時に、前記従可動体は該主可動体の下部から下方に突出した状態にあり、前記主可動体が最下降位置にある時に、前記従可動体は該主可動体の背面側に隠蔽した状態にあることを特徴とする。
可動装飾体を構成する各構成要素を一体化すると、可動装飾体の昇降動作時におけるストロークが大きくなるために配置スペースを増大する必要があるが、本発明では主可動体により従可動体を上下動自在に吊り下げたので、可動装飾体の配置スペースを大きくして周辺レイアウトに悪影響を及ぼすことなく、可動装飾体を必要最小限のストロークで昇降動作させ、突出時には全体形状を表出させることが可能となる。また、可動装飾体を視認可能な程度に大きなサイズにすることができるため、可動装飾体が過小サイズとなることによる遊技進行上の問題を生じることもない。
請求項2の発明に係る可動装飾体は、請求項1において、前記支持部材は、前記主可動体が最上昇位置にある時に前記従可動体の上限位置を規定する第1の規制部材と、前記主可動体が最下降位置にある時に前記従可動体の該主可動体に対する相対的な高さ位置を上昇させる第2の規制部材と、を備えたことを特徴とする。
第1の規制部材は主可動体と共に従可動体が上昇する際に確実に従可動体を下方へ突出させることができる。第2の規制部材は主可動体が下降する際に従可動体を主可動体の背面側に隠蔽することができる。
請求項3の発明に係る可動装飾体は、請求項1又は2において、前記第1の規制部材は、前記主可動体が最上昇位置にある時に前記従可動体と当接して該主可動体から下方へ突出する該従可動体の姿勢を矯正することを特徴とする。
請求項4の発明に係る可動装飾体ユニットは、請求項1、2又は3に記載の可動装飾体と、該可動装飾体を駆動する駆動機構と、を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明に係る可動装飾体ユニットは、請求項4において、前記駆動機構は、単一のモータと、該モータからの駆動力を伝達するギヤ群と、該ギヤ群によって回転駆動されるカムと、一端部を該カムに当接させると共に他端部を前記主可動体に係合して揺動するアームと、から構成されていることを特徴とする。
駆動機構としてソレノイドを用いないので、構成を簡略化することができる。
請求項6の発明に係る遊技盤は、請求項4又は5に記載の可動装飾体ユニットを備えたことを特徴とする。
請求項7の発明に係るパチンコ遊技機は、請求項6に記載の遊技盤を備えたことを特徴とする。
以上のように本発明では、遊技盤に固定された支持部材によって上下動可能に支持された可動装飾体を、支持部材によって上下動可能に支持された主可動体と、該主可動体によって上下動自在に吊り下げられた従可動体と、から構成し、主可動体が最上昇位置にある時に、従可動体は該主可動体の下部から下方に突出した状態にあり、主可動体が最下降位置にある時に、従可動体は該主可動体の背面側に隠蔽した状態となるように構成したので、部品点数の増加、構造の複雑化、コストアップを招くことなく、可動装飾体が退避状態から突出状態に移行するための配置スペースを必要最小限に抑えつつ、十分な動作ストロークを確保し、しかも突出状態にあるときには顔部と胴部を含む全体像を遊技者に視認させ得るように構成することができる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の構成例を示した全体正面図である。
パチンコ遊技機1は、矩形形状の枠2を有し、この枠2の窓孔に対して裏側から遊技盤3が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤3の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤3の下部には遊技球を貯留する受け皿部4と、受け皿部4内の遊技球を発射する発射レバー5等が設けられている。また、受け皿部4の上部には遊技機用ボタンスイッチや、遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタンが設けられている。
遊技盤の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤3における遊技領域3aの周囲には、発射レバー5を操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域3aの上部に案内したり、アウト口15に案内する外レールR1、及び内レールR2が設けられている。
遊技盤3のほぼ中央部には、中央が開口したセンター部材7が配置される。センター部材7の内部には図柄表示装置9が配置されている。図柄表示装置9は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルによって構成され、通常動作状態の時は、図示しない特別図柄画像が表示される。また、いわゆる特別遊技状態の時は、特別遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。
センター部材7の上部中央に設けられた可動装飾体設置領域7aには、可動装飾体(可動盤面部品)31が設けられている。可動装飾体31は、この例では遊技の進行に関与するギミックである黒ひげの顔部と胴体を象ったものである。
センター部材7の下方には、図柄表示装置9の特別図柄を可変表示させるための可変入賞装置11が設けられている。また、センター部材7の左側には、遊技盤の右下部に配置された普通図柄表示装置10に表示される普通図柄を作動させるためのゲート12が設けられている。さらに可変入賞装置11の下方には、特別遊技状態の一つである大当たり状態のときに開成状態になる開閉扉を有する大入賞口13が設けられている。
可変入賞装置11は、図柄表示装置9を可変表示させるための上始動ポケット14と、左右一対の開閉爪(可動片)を有する図示しない電動式チューリップとを備えて構成される。
遊技盤3には普通入賞口16やアウト口15等が設けられていると共に、風車や図示しない多数の遊技釘が突設されている。遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
普通図柄表示装置10に表示される普通図柄は、1個または複数個の図柄を変動表示可能であり、普通図柄始動口としてのゲート12が遊技球を検出することを条件に、その図柄が乱数制御等により所定時間可変して停止するようになっている。
普通図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の適宜の遊技図柄が使用される。そして、ゲート12を遊技球が通過したことを条件に乱数制御により普通図柄が所定態様となった場合に、可変入賞装置11に設けられた電動式チューリップから成る可動片を所定時間、開成動作するように構成されている。
図柄表示装置9に表示される特別図柄は、停止図柄が予め定められた図柄の組合せ、例えば同一図柄の組合せとなった場合に大当たり状態となるように構成されている。また特別図柄は可変入賞装置11の上始動ポケット14又は電動式チューリップの開成動作により遊技球が誘導される下始動口(図示していない)において遊技球を検出することを条件に乱数制御等により表示がスクロールする等、所定の変動パターンで所定時間変動(可変)して図柄で停止するようになっている。その際、有効ライン上に2個の停止図柄が同一となった場合に、リーチ状態が発生し、このリーチ状態において、有効ライン上の最後の停止図柄が既に停止している2個の図柄と同一となった場合に大当たり状態が発生する。なお、特別図柄としては、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄等が使用可能である。
図2(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係る可動装飾体の動作パターンを説明するための要部正面図であり、図3は支持部材と可動装飾体ユニットを示す分解側面図であり、図4(a)(b)及び(c)は最上昇位置にある可動装飾体と支持部材との組付け状態を示す縦断面図、背面図、及び背面斜視図であり、図5(a)(b)及び(c)は最下降位置にある可動装飾体と支持部材との組付け状態を示す縦断面図、背面図、及び背面斜視図であり、図6(a)(b)及び(c)は可動装飾体の3つのポジションに応じた駆動機構の状態を示す図であり、図7は可動装飾体ユニットの背面構成図である。
可動装飾体ユニット40は、黒ひげの顔部(主可動体)32と胴部(従可動体)35とを象った可動装飾体31と、可動装飾体31を駆動するための駆動機構50と、を備えている。
可動装飾体31は、センター部材7の背面側に配置された支持部材60によって上下方向へ動作可動な状態で支持されている。具体的には、可動装飾体31は、非作動状態においては図2(a)に示した中間高さ位置(初期位置)にある一方で、作動時には駆動機構50が駆動することによって(b)に示した最下降位置まで一旦下降してから、直ちに(c)に示した最上昇位置まで一気に上昇(ジャンプ)する。その後、(a)に示した初期位置に復帰して停止する。
図4及び図5に示すように可動装飾体31は、頭部を含んだ顔部(主可動体)32と、顔部32の背面側によって昇降自在に支持された胴部(従可動体)35と、を備えている。顔部32は支持部材60の前面に配置される一方で、顔部32の背面に突設した被ガイド片32aを、支持部材60に設けたガイドスリット61を経由して後方へ突出させている。被ガイド片32aの端部にはフォトインタラプタから成るセンサ70によって検知される被検知部材(遮光板)71が固定されている。
顔部32はその背面に突設したガイドピン32bを、胴部35に設けた長穴35a内に嵌合させることによって胴部35を昇降自在に支持している。胴部35は自重によって下降するように支持されている。
顔部32が図2(c)、図4に示した最上昇位置にある時に胴部35は自重によって下降して顔部32の下端部から下方に突出した状態となる。この状態では、顔部のみならず胴部も前方から視認可能な状態となる。
顔部32が図2(b)、図5に示した最下降位置にある時に、胴部35は顔部32の背面側に隠蔽した状態となり、胴部は前方から視認することができない。
可動装飾体31の昇降動作時における顔部と胴部の各動作は、支持部材60に設けた第1の規制部材62と第2の規制部材63とによって実現可能となる。
即ち、支持部材60は、顔部32が最上昇位置にある時に胴部35の上限位置を規定する第1の規制部材62と、顔部32が最下降位置にある時に胴部35の顔部32に対する相対的な高さ位置を上昇させる第2の規制部材63とを備えている。
第1の規制部材62は胴部35の移動経路に沿った所定位置から前方へ突出した突出片であり、顔部32が図4に示した最上昇位置にある時に胴部35の上部と当接することにより、胴部35を確実に垂れ下がった状態に移行させると共に、顔部32から下方へ突出する胴部35の姿勢が傾かないように矯正する。
第2の規制部材63は、胴部35の移動経路に沿った所定位置から前方へ突出した突出片であり、顔部32が図5に示した最下降位置にある時に胴部35の下部と当接することにより、胴部を顔部の背面側に確実に押し込んで隠蔽させる。
なお、支持部材の前面に設けた前板66の後方に可動装飾体31は配置されているため、図2(b)の下降状態では、顔部の一部が前板66によって隠蔽される。
次に、図6に基づいて可動装飾体の昇降動作と駆動機構との関係(可動装飾体ユニットの動作)について説明する。なお、図6(a)(b)及び(c)の各左図は可動装飾体ユニットの正面図、各右図は斜視図である。
図6(a)は可動装飾体31が図2(a)に示した初期位置にある状態を示しており、図6(b)は可動装飾体が図2(b)に示した最下降位置にある状態を示しており、図6(c)は可動装飾体が図2(c)に示した最上昇位置にある状態を示している。
支持部材60の裏面側に配置された駆動機構50は、モータ51と、モータ51の出力ギヤ52と順次噛合するギヤ(ギヤ群)53、54と、ギヤ54と噛合する小ギヤ55と一体化されたカム56と、支持部材60に設けた軸部65によって上下方向に揺動自在に軸支されたアーム57と、を有している。アーム57は、カムフォロワとして機能する一端部57aと、顔部32の背面側に係合する他端部57bと、を有している。一端部57aはカム56の外周面(カム面)56aに常時当接し、カム56の回転時にカム面56aと摺接するように構成されている。顔部32(或いはアーム57)は弾性部材58によって常時上方に付勢されており、弾性部材58の付勢によってアーム57の一端部57aはカム56のカム面56aに常時圧接されている。
図7に示すようにアーム57の他端部57bには長穴57cが形成されており、長穴57c内には顔部32の背面適所から突出したピン36が遊嵌している。
カム56のカム面56aは、小ギヤ55の中心軸55aからの距離が曲線状に増大する曲面部56a−1と、曲面部56a−1の終端部に設けられた段差部56a−2と、を有しており、図6(a)に示したように可動装飾体が初期位置にある時にはモータ51が停止していると共に、弾性部材58の付勢力によってアームの一端部57aがカム面56aの曲面部56a−1の始端部近傍に接した状態を維持している。このため、アームの他端部57bは中間高さ位置にあり、可動装飾体31は中間高さ位置に保持されている。この時、顔部32は遊技盤正面から視認可能な状態にあるが、胴部35は前板66によって隠蔽されている。
モータ51が正転方向に回転を開始すると、図6(b)のように各ギヤ52、53、54、55に駆動力が順次伝達されてカム56が矢印方向へ回転するため、アームの一端部57aが曲面部56a−1の終端部に向けて相対的に移動する。図示のようにアームの一端部57aが曲面部56a−1の終端部(段差部56a−2の直前)に位置する時にはアームの他端部57bは最下降位置にあるため、可動装飾体31は最下降位置にまで下降する。可動装飾体を構成する顔部32がアーム57の他端部57bによって最下降位置まで下降させられる過程で、胴部35は第2の規制部材63により下降範囲を規制されるため、顔部32に対する相対的な高さ位置が上昇して顔部32の裏面側に隠蔽される(図2(b)、図5)。
なお、アームの揺動時に、長穴57c内に遊嵌したピン36が長穴内を移動することにより、アームの他端部による顔部の押圧動作がスムーズとなる。
モータ51が更に正転方向へ所定角度回転すると、図6(c)のように更にカム56が矢印方向へ回転するため、アームの一端部57aが段差部56a−2を乗り越え、弾性部材58の復元力によって曲面部56a−1の始端部上に落下する。図示のようにアームの一端部57aが曲面部56a−2の始端部上に位置する時にはアームの他端部57bは最上昇位置にあるため、可動装飾体31は最上昇位置にまで達する。可動装飾体を構成する顔部32がアーム57の他端部57bによって最上昇位置に押し上げられると、胴部35は自重によって顔部32から下方へ突出した状態となり、遊技盤前方から視認可能な状態となる(図2(c)、図4)。この際、胴部35の上部が第1の規制部材62により上昇範囲を規制されるため、胴部35下端部から確実に下方へ突出することができる。仮に胴部35が周辺部材に引っ掛かっている場合であっても、第1の規制部材62により突出姿勢も正しく矯正される。
図4に示したように可動装飾体31が最上昇位置にある時には、固定位置にあるセンサ70は可動装飾体31に一体化された被検知部材(遮光板)71を検知していない。この状態で図示しない制御手段からモータ51を駆動すべき制御信号が出力されると、モータ51が正転方向へ回転し、弾性部材58に抗してアーム57により可動装飾体31を下降開始させる。図5のように可動装飾体31を構成する顔部32に一体化された被検知部材71がセンサ70に達すると、センサ70が出力した検知信号により制御手段はモータ51の駆動を停止させるため、弾性部材58の力により可動装飾体31は所定距離引き上げられ、図6(a)の初期状態にて停止した状態を維持する。
以上のように本発明では、主可動体としての顔部32と、従可動体としての胴部35とを別部材とし、顔部32によって胴部35を上下動自在に吊り下げた構成としたので、顔部32だけを上下動させるだけで可動装飾体31全体を上下動させることができ、顔部32を下降させた状態では胴部35が顔部32の裏側へ退避する一方で、顔部32を最上昇位置に上昇させた状態では顔部下端縁から胴部35が下方へ張り出した状態となる。このように構成したので、可動装飾体設置領域7aの上下寸法を顔部32の上下寸法よりも僅かに(胴部の高さ寸法分だけ)大きく設定することにより、顔部32が初期位置にあるとき、及び最下降位置にある時には胴部35は顔部32、及び前板66により隠蔽されて前方から視認できないが、顔部32の上昇時には胴部35は顔部32の下方に突出し、且つ前板66の上方に移動するので、これを前方から視認することが可能となる。
つまり、顔部に対して胴部を一体化すると、可動装飾体の昇降動作時におけるストロークが大きくなるために配置スペースを増大する必要があるが、本発明では顔部により胴部を上下動自在に吊り下げたので、可動装飾体の配置スペースを大きくして周辺レイアウトに悪影響を及ぼすことなく、可動装飾体を必要最小限のストロークで昇降動作させ、突出時には全体形状を表出させることが可能となる。また、可動装飾体を視認可能な程度に大きなサイズにすることができるため、可動装飾体が過小サイズとなることによる遊技進行上の問題を生じることもない。
また、駆動機構としてモータ、ギヤ、カム、アームから成る構成を採用したので、従来のように複数個の電磁ソレノイドを用いることによる大型化、高コスト化を招くことがない。
なお、パチンコ遊技機の他の詳細な構成については図示説明していないが、本願発明の技術的範囲中にパチンコ遊技機、及び遊技盤が含まれることに疑いがない。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の構成例を示した全体正面図である。 (a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係る可動装飾体の動作パターンを説明するための要部正面図である。 (a)及び(b)は支持部材と可動装飾体ユニットを示す分解側面図である。 (a)(b)及び(c)は最上昇位置にある可動装飾体と支持部材との組付け状態を示す縦断面図、背面図、及び背面斜視図である。 (a)(b)及び(c)は最下降位置にある可動装飾体と支持部材との組付け状態を示す縦断面図、背面図、及び背面斜視図である。 (a)(b)及び(c)は可動装飾体の3つのポジションに応じた駆動機構の状態を示す図である。 可動装飾体ユニットの背面構成図である。
符号の説明
1…パチンコ遊技機、2…枠、3…遊技盤、3a…遊技領域、4…皿部、5…発射レバー、7…センター部材、7a…可動装飾体設置領域、10…普通図柄表示装置、11…可変入賞装置、12…ゲート、13…大入賞口、14…普通入賞口、15…アウト口、31…可動装飾体、32…顔部(主可動体)、32a…被ガイド片、32b…ガイドピン、35…胴部(従可動体)、35a…長穴、36…ピン、40…可動装飾体ユニット、50…駆動機構、51…モータ、52…出力ギヤ、52、53、54、55…ギヤ、55…小ギヤ、55a…中心軸、56…カム、56a…カム面、56a−1…曲面部、56a−2…段差部、57…アーム、57a…一端部、57b…他端部、57c…長穴、58…弾性部材、60…支持部材、61…ガイドスリット、62…第1の規制部材、63…第2の規制部材、65…軸部、66…前板、70…センサ、71…被検知部材。

Claims (7)

  1. 遊技盤に固定された支持部材によって上下動可能に支持された可動装飾体であって、
    前記可動装飾体は、前記支持部材によって上下動可能に支持された主可動体と、該主可動体によって上下動自在に吊り下げられた従可動体と、を備え、
    前記主可動体が最上昇位置にある時に、前記従可動体は該主可動体の下部から下方に突出した状態にあり、
    前記主可動体が最下降位置にある時に、前記従可動体は該主可動体の背面側に隠蔽した状態にあることを特徴とする可動装飾体。
  2. 前記支持部材は、前記主可動体が最上昇位置にある時に前記従可動体の上限位置を規定する第1の規制部材と、前記主可動体が最下降位置にある時に前記従可動体の該主可動体に対する相対的な高さ位置を上昇させる第2の規制部材と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の可動装飾体。
  3. 前記第1の規制部材は、前記主可動体が最上昇位置にある時に前記従可動体と当接して該主可動体から下方へ突出する該従可動体の姿勢を矯正することを特徴とする請求項1又は2に記載の可動装飾体。
  4. 請求項1、2又は3に記載の可動装飾体と、該可動装飾体を駆動する駆動機構と、を備えたことを特徴とする可動装飾体ユニット。
  5. 前記駆動機構は、単一のモータと、該モータからの駆動力を伝達するギヤ群と、該ギヤ群によって回転駆動されるカムと、一端部を該カムに当接させると共に他端部を前記主可動体に係合して揺動するアームと、から構成されていることを特徴とする請求項4に記載の可動装飾体ユニット。
  6. 請求項4又は5に記載の可動装飾体ユニットを備えたことを特徴とする遊技盤。
  7. 請求項6に記載の遊技盤を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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