JP2007097726A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】演出表示に意外性を持たせることができる構成を備えた弾球遊技機を提出する。
【解決手段】遊技盤3の前面に遊技球が流下する遊技領域を有する弾球遊技機であって、一部の遊技領域の正面側に設けられて表示内容を変更させることが可能な液晶表示装置6aと、前記液晶表示装置6aの表示面の周囲に揺動自在に複数配置された仕切手段60A、60Bと、前記仕切手段60A、60Bを揺動駆動させ、仕切手段60A、60Bを前記表示面の周囲端部に沿って位置する初期位置と、前記表示面の正面側に位置し表示面を分割する進出位置との間で移動させる揺動駆動手段62と、前記揺動駆動手段62の揺動角度を制御することによって前記仕切手段60A、60Bの位置を選択する進出位置選択手段22dと、前記液晶表示装置6aの表示面内容を、仕切手段の位置に応じて変更する画像制御手段29とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、弾球遊技機に係り、詳しくは、透視可能な状態を現出できる液晶表示装置を用いた弾球遊技機に関するものである。
周知のように、弾球遊技の代表的なものであるパチンコ遊技においては、パチンコ遊技機に装備されている遊技盤面の遊技領域に設けられている各種入賞口にパチンコ球が入賞すると、その入賞口に設定されている所定数の賞球が払出されるようになっている。
パチンコ遊技機においては、遊技盤中央に液晶パネルなどを用いた図柄変動表示装置を設けたものがあり、入賞に応じて抽選状態や抽選結果などの図柄を変動表示することができるようになっている。
この図柄を表示する表示装置には、その周囲を囲む装飾部材が設けられ、この装飾部材には、演出の内容に応じて点滅するランプや、動くキャラクターが設けられているものもある。また、演出用として図柄変動表示装置の他に液晶パネルが設けられているものも存在する(例えば、特許文献1)。
従来の弾球遊技機においては、上記特許文献1にも開示されているように、液晶パネルが平面的な表示面であることが原因して表現内容をいろいろな形式とした場合でも表示自体が平面的であり、趣向性や新鮮みにおいて欠けるという印象は否めない。
そこで、液晶パネルとその周辺部に液晶パネルとは別の発光素子を配列するスペースを有した枠体を設け、この枠体の後方に液晶パネル表示面を配置して、いわゆる、液晶パネル表示面から枠体を突出させて立体的な表示部を構成することが提案されている(例えば、特許文献2)。
一方、液晶パネルの表示面では、遊技内容によって液晶の表示部を分割することもあり、上記特許文献2には、発光素子が配列される枠体を7セグメントの表自体として構成するために、後方に位置する液晶表示面の縦方向中央部を横断する位置に一つのセグメントを構成する枠体を配置して液晶表示面を縦方向で2分する構成が開示されている。
また、液晶表示面を分割する構成として、液晶パネルの表示面を複数設けて分割表示する構成も提案されている(例えば、特許文献3)。
特開2004−57655号公報(段落「0032」欄) 特開2002−239116号公報(段落「0020」、「0024」欄) 特開2000−355号公報(段落「0024」欄)
しかし、上記特許文献に開示されている構成には、次のような問題がある。液晶表示あるいは発光素子の点灯表示のみで抽選結果を表示することからその表示内容の意味するところが遊技者、特に初心者などによって理解できないような場合には遊技者に期待を持たせるような演出ができないことがある。
例えば、抽選過程においてその抽選状態が大当たりに繋がる場合なのかあるいは普通の当たり状態であるのかが液晶パネルの表示内容において理解できないと遊技者は抽選結果を予想しにくくこれによって期待度が低下する場合もある。
確かに、特許文献2に開示されているように、液晶表示内容とは別の表示を行うことで液晶パネルでの表示以外の特別な表示が発現することで通常とは異なる当たり状態を期待できることもあるが、表示演出という観点からするといずれも明示表現のみであることから演出に意外性を持たせることは少ないといえる。
本発明の目的は、上記従来の弾球遊技機、特に表示演出における不具合に鑑み、演出表示に意外性を持たせることができる構成を備えた弾球遊技機を提出することをと目的としている。
以上のような問題を解決するため、本発明は以下の構成を有している。
(1)外枠の開口全面に開閉自在に装着された前枠と、前記前枠に保持された遊技盤と、前記前枠の前面側に位置し、透視可能な覆い部材を保持する開閉枠とを備え、前記遊技盤の前面に遊技球が流下する遊技領域を有する弾球遊技機であって、
一部の遊技領域の正面側に設けられて表示内容を変更させることが可能な液晶表示装置と、
前記液晶表示装置の表示面の周囲に揺動自在に複数配置された仕切手段と、
前記仕切手段を揺動駆動させ、仕切手段を前記表示面の周囲端部に沿って位置する初期位置と、前記表示面の正面側に位置し表示面を分割する進出位置との間で移動させる揺動駆動手段と、
前記揺動駆動手段の揺動角度を制御することによって前記仕切手段の位置を選択する進出位置選択手段と、
前記液晶表示装置の表示面内容を、仕切手段の位置に応じて変更する画像制御手段とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
(3)複数の仕切手段の先端を合わせることにより、前記液晶表示装置の表示面を分割する境界を形成することを特徴とする(3)に記載の弾球遊技機。
(4)前記画像制御手段は、前記進出位置選択手段によって選択された仕切手段の位置を取得する進出位置取得手段と、
前記進出位置取得手段により取得された進出位置に重なる線を、前記液晶表示装置の表示面を分割する境界線とする画面分割手段と、
前記画面分割手段によって分割された表示面の各領域に異なる画像を表示する分割画像表示手段とを備えることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1に記載の弾球遊技機。
(5)前記液晶表示装置の表示面は、多角形形状であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1に記載の弾球遊技機。
(6)前記液晶表示装置の表示面は、六角形形状であり、前記仕切手段は、六角形の1辺に相当する長さを有することを特徴とする(5)に記載の弾球遊技機。
(7)前記仕切手段は、前記液晶表示装置の表示面を装飾する装飾部材であることを特徴とする(1)〜(6)のいずれか1に記載の弾球遊技機。
本発明は、液晶表示装置の表示面に対して揺動することで表示面を分割できるようにするとともに分割された表示面毎で表示内容を異ならせることができるので、液晶表示による単純な平面的な明示表示と違う新たな表示演出形態を提供することが可能となる。特に請求項1及び2に記載の発明によれば、表示面の周囲において揺動自在に支持されている仕切手段およびこの仕切手段の揺動角度を制御して仕切手段の位置を選択できる進出位置選択手段を備えているので、表示面の分割位置を種々選択できるとともにその分割位置に応じた表示演出が可能となる。
請求項3記載の発明によれば、区数の仕切手段の先端を合わせることで分割した表示面の境界を形成することができるので、表示面の分割位置を認識しやすくすることができ、この分割位置での表示内容を注視させることが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、分割された表示面自体も境界線により分割して表示画像を異ならせることができるので、液晶表示装置の表示面領域を等分割あるいは異なるサイズに分割することが可能となる。これにより、遊技者に対して液晶表示面とは異なる仕切手段が現出するのに合わせて分割表示が現れた際の注視あるいは、分割された表示面領域のサイズが異なることによって何らかの期待できる抽選状態の出現予想などができる状態とすることができ、遊技の単調性を防止することが可能となる。
請求項5乃至7記載の発明によれば、表示面を多角形とすることで仕切手段による分割領域を多様化することができる。特に、請求項6および7記載の発明においては表示面を六角形とし、その各辺が装飾部材であることにより、表示面積をさほど低減させることなく表示面を形成する各辺を仕切手段として用いることで多角形の辺部そのものを演出に用いて、いわゆる、固定部材としての概念しかない装飾部材に演出という新たな機能を付与することが可能となる。
以下、図面に示す実施例に基づき本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、弾球遊技機に相当するパチンコ遊技機100の正面全体図であり、同図において、パチンコ遊技機100は、外郭方形枠サイズに形成された縦長の固定保持枠を構成する外枠1の開口前面にて開閉自在に装着された前枠2を備えている。
前枠2は、外枠1の正面右側上下に取り付けられたヒンジ金具3A、3Bにより外枠1に対して開閉可能に取り付けられ、さらに、外枠1の正面左側に設けられた施錠装置4によって閉鎖状態に保持されるようになっている。
前枠2の内側には、遊技盤3が収容支持されている。遊技盤3は、所定板厚の積層合板の裏側にセルを貼り付けてルーター(役物取り付け孔)加工した化粧板を基板とし、その前面側には図示しないが、環状に取り付けられたガイドレールに囲まれて略円形状の遊技領域6が設けられている。
遊技領域6には、略中央部に表示部6aが設けてあり、表示部6aは、液晶表示装置(以下、液晶表示装置を符号6aで示す)が用いられている。液晶表示装置6aの構成に関しては後で詳述する。
表示部として用いられる液晶表示装置6aの周りには装飾部材6bや始動入賞口6cおよび特別入賞口6dなどがそれぞれ配置されている。遊技領域下部にはアウト球を回収するアウト口6eも設けられており、始動入賞口6cや特別入賞口6dに入賞せずに落下したアウト球を遊技盤3の背面側から機外に排出できるようになっている。
また、前枠2には、覆い部材であるガラスなどの透明板2Aが取り付けられる透明板支持枠22が一体化されて上述したヒンジ金具3A、3Bを介して開閉可能に設けられている。
前枠2の前面下部側で透明板支持枠22の下方には、球受け皿を構成している皿ユニットDUが背面板(図示されず)に設けられており、背面板は前枠2に対して開閉支持され、通常は図示しない施錠装置により閉鎖状態に保持されている。
皿ユニットDUには、遊技球が存在する皿部8だけでなく、皿部の正面右側下部には発射ハンドル9が、そして正面左側下部には灰皿10などが設けられている。
本実施例において表示部6aに用いられる液晶表示装置(以下、液晶表示装置を符号6aで示す)は、多角形の一つである六角形状をなし、装飾部材6bによりその周りを覆われているが、装飾部材6bにおける液晶表示装置6a側の縁部には、図2に示すように、液晶表示装置6aの表示面に向けて揺動可能な仕切手段60が設けられている。
図2において、仕切手段60は、液晶表示装置6aにおける表示面の周囲に沿って複数配置されて、表示面の周辺部を基端として揺動可能な仕切レバー60A、60Bにより構成されている。
仕切レバー60A、60Bは、基端が表示面外に配置されている支点軸を基準として揺動端が表示面外に隠れる状態が所期位置にある状態とされ、図3に示すように、この初期位置から揺動駆動されて表示面の正面側に進出して表示面を分割する進出位置との間を移動可能な部材である。
本実施例では、仕切レバー60A、60Bが、装飾部材6bにおける表示面周縁部に相当しており、表示面の形状である六角形の1辺に相当する長さで構成されている。これにより装飾部材6bにおける表示面側の部分を演出部材として用いることができる。
一方、仕切レバー60A、60Bは、初期位置と表示面での進出位置との間で移動する際に、図4に示す揺動駆動手段が用いられる。
図4は、上述した揺動駆動手段を説明するための模式図であり、同図において仕切レバー60A、60Bは、液晶表示装置6aの周辺を等分する数、つまり、六角形の1辺分の長さを持たせて配置されており、隣り合うもの同士が連動できる関係とされている。このため、隣り合う仕切レバー60A、60Bは、互いに隣接する端部の一つを基端側とし、その基端側を支持する支点軸60A1,60B1に揺動駆動手段の一構成部材であるギヤ61が取り付けられている。
ギヤ61を取り付けられた支点軸の一方601Aは、揺動駆動手段の駆動源として用いられるステッピングモータ62の出力軸に一体とされ、ステッピングモータ62の回転量および回転方向が後述する進出位置選択手段22d(図5参照)によって設定されることにより、仕切レバー60A、60Bの先端位置が設定されるようになっている。
このような構成の駆動機構は、図5に示す遊技制御手段によって動作態位が設定される。
図5は、本遊技機における遊技制御を行う遊技制御手段の構成を示すブロック図であり、次の構成とされている。
(遊技制御手段)
図5において、遊技制御手段200は、遊技の進行や演出等を含むパチンコ遊技機100全体を統括制御する手段である。
遊技制御手段200は、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
遊技制御手段200は、遊技盤3の背面側に設けられた制御基板上に設けられている。ここで、遊技制御手段200は、1つの制御基板上に限らず、複数の制御基板上にわたって設けられていても良い。例えば、主として遊技の進行に直接係わる部分の制御を担当するメイン制御基板と、このメイン制御基板に電気的に接続され、主として演出に係わる部分(画像表示、ランプ類の点灯、及びサウンドの出力および本実施例の特徴である仕切レバーの進出位置等)の制御を担当するサブ制御基板とを設けることが挙げられる。このようにする場合、上述した背面側表示装置6j及び正面側表示装置6kは、サブ制御基板と電気的に接続される。また、メイン制御基板とサブ制御基板とは、中継基板などを介して接続される構成とすることもできる。
本実施例において遊技制御手段200は、以下の各手段を備える。
(入賞球検出手段)
入賞球検出手段21は、始動入賞口6c及び特別入賞口6dに遊技球が入賞したときに、その入賞を検出するものである。これらの始動入賞口6c及び特別入賞口6dには、それぞれ始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsが設けられ、それぞれ入賞球検出手段21に電気的に接続されている。
すなわち、これらの始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsは、それぞれ、本実施例のパチンコ遊技機100における遊技球の入賞を検知する遊技球検知センサの1つである。
始動入賞口センサ6csは、始動入賞口6cの入口部分に設けられ、始動入賞口6cへの遊技球の入賞を常時監視しているセンサである。始動入賞口6cに遊技球が入賞すると、始動入賞口センサ6csを通過する。これにより、始動入賞口センサ6csから、そのときの検出信号が入賞球検出手段21に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、始動入賞口6cに遊技球が入賞したことを検出する。
同様に、特別入賞口センサ6dsは、特別入賞口6dの所定位置に設けられ、特別入賞口6dへの遊技球の入賞を常時監視しているセンサである。特別入賞口6dに遊技球が入賞すると、特別入賞口センサ6dsを通過する。これにより、特別入賞口センサ6dsから、そのときの検出信号が入賞球検出手段21に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、特別入賞口6dに遊技球が入賞したことを検出する。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、特別入賞口6dに遊技球が入賞したものとして作動し、後述する抽選手段22により行われ抽選開始の契機とされる。
(抽選手段)
抽選手段22は、入賞球検出手段21により、始動入賞口6cへの遊技球の入賞が検出されたことを条件として、可変表示手段である図柄変動表示装置6jに表示する停止図柄に関する抽選を行うものであり、本実施形態では、「1」当選/非当選の有無、「2」図柄変動表示装置6jの図柄の変動表示後の停止図柄、及び「3」図柄の変動表示中の変動パターンの抽選を行う。抽選手段22は、これらの「1」〜「3」の抽選を行うべく、当たり抽選手段22aと、停止図柄抽選手段22bと、変動パターン抽選手段22cとを備える。さらに、本実施例では、抽選内容に応じて仕切レバー60A、60Bの表示面に対する先端の進出位置を選択するための進出位置選択手段22dも備えられている。
(当たり抽選手段)
当たり抽選手段22aは、本実施形態では、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数取得手段と、当たり判定手段とを備える。
当たり判定用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期(例えば、16ビット乱数による0〜65535の周期)を有する当たり判定用乱数を発生させる。当たり判定用乱数取得手段は、当たり判定用乱数発生手段によって発生した当たり判定用乱数のうち1の当たり判定用乱数を、所定の時、本実施形態では始動入賞口センサ6csから送信された検出信号を入賞球検出手段21が受信した時に取得する。
当たり判定手段は、当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数に基づいて、当選であるか非当選であるかを判定する。当たり判定用乱数発生手段が発生させる所定の周期の当たり判定用乱数のうち、当選に該当する乱数が予め定められている。そして、当たり抽選用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が、当選に該当する乱数と一致する場合には当選と判定し、一致しない場合には非当選と判定する。
ここで、本実施例では、遊技状態が通常遊技状態又は後述する時間短縮遊技状態のときは、当選確率は、1/327に設定されている。
これに対し、後述する確率変動遊技状態では、当選確率は、1/51に設定されている。
(停止図柄抽選手段)
停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段の判定結果に基づいて、図柄変動表示装置6jに停止表示すべき停止図柄を抽選するものである。ここで、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により、当選と判定された場合には、複数の当選図柄から、いずれか1の当選図柄を抽選によって選択する。
当たり抽選手段22aの当たり判定手段により当選と判定された場合に用いられるものとして、停止図柄抽選手段22bは、当選図柄選択用乱数発生手段と、当選図柄選択用乱数取得手段と、当選図柄選択手段とを備える。
当選図柄選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する当選図柄選択用乱数を発生させる。そして、当選図柄選択用乱数取得手段は、当選図柄選択用乱数発生手段によって発生した当選図柄選択用乱数のうち1の当選図柄選択用乱数を取得する。次いで、当選図柄選択手段は、当選図柄選択用乱数取得手段で取得した当選図柄選択用乱数に対応する当選図柄を選択する。
本実施例では、表示部に相当する液晶表示装置6aの画面に停止表示される識別情報としての停止図柄は、左、中及び右の3図柄(数字)から構成されており、「000」〜「999」までの1000通り有する。そして、予め定められた3つの図柄の組み合わせを当選図柄(例えば、「777」、「331」「531」など)に設定している。本実施例では、停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により当選と判定された場合には、3つの図柄が同じである、「000」、「111」、「222」、・・「999」までの10通りの当選図柄のうち、いずれか1を選択するようにする。このような識別情報である図柄は、数字に代表される文字に限らず、記号、図形、又はこれらの組み合わせであってもよい。
なお、本実施例では、「000」、「111」、「222」、・・「999」までの10通りの当選図柄は、全て同一確率で選択される。すなわち、各当選図柄の選択確率は、それぞれ1/10に設定されている。これにより、当選図柄として奇数図柄(「111」、「333」等)が選択される確率と、偶数図柄(「000」、「222」等)が選択される確率とは、ともに1/2となる。
ここで、本実施例のパチンコ遊技機100では、遊技状態として、通常遊技状態、確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態の3種類が設けられている。
「確率変動遊技状態」とは、液晶表示装置6aにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの奇数図柄(例えば「111」)となった場合に、その特別遊技が終了した後の遊技で、次の特別遊技が開始されるまでに設定される遊技状態であって、当選確率が通常遊技状態及び時間短縮遊技状態より高い遊技状態(上述のように、1/51の当選確率を有する遊技状態)をいう。
また、「時間短縮遊技状態」とは、確率変動遊技状態のときに液晶表示装置6aにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの偶数図柄(例えば「222」)となった場合に、その特別遊技の終了後の遊技において、所定遊技回数(例えば100遊技)間だけ設定される遊技状態をいう。そして、時間短縮遊技状態で所定遊技回数が行われると、時間短縮遊技状態が終了し、通常遊技状態に移行する。
ここで、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、液晶表示装置6aによる図柄の変動開始から停止表示されるまでの時間が通常遊技状態より短い時間に設定される。
なお、通常遊技状態又は時間短縮遊技状態のときに液晶表示装置6aにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの偶数図柄(例えば「222」)となった場合には、その特別遊技が終了した後の遊技は、通常遊技状態となる。通常遊技状態及び時間短縮遊技状態は、上述したように、1/327の当選確率を有する遊技状態である。
また、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により非当選と判定された場合に用いられるものとして、停止図柄抽選手段22bは、非当選図柄選択用乱数発生手段と、非当選図柄選択用乱数取得手段と、非当選図柄選択手段とを備える。
非当選図柄選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する非当選図柄選択用乱数を発生させる。そして、非当選図柄選択用乱数取得手段は、非当選図柄選択用乱数発生手段によって発生した非当選図柄選択用乱数のうち1の非当選図柄選択用乱数を取得する。次いで、非当選図柄選択手段は、非当選図柄選択用乱数取得手段で取得した非当選図柄選択用乱数に対応する非当選図柄を選択する。
本実施例では、非当選と判定された場合には、左図柄、中図柄及び右図柄ごとに、それぞれ独立して上述の非当選図柄選択用乱数発生手段により乱数を取得し、その取得した乱数に基づいて、左図柄、中図柄及び右図柄を選択する。
ここで、停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により非当選と判定された場合には、「000」〜「999」までの1000個の停止図柄のうち、「000」、「111」、・・、「999」の10個の当選図柄とならないように、非当選図柄を選択する。
(変動パターン抽選手段)
変動パターン抽選手段22cは、液晶表示装置6aに表示すべき図柄の変動パターンを抽選するものである。変動パターン抽選手段22cは、変動パターン選択用乱数発生手段と、変動パターン選択用乱数取得手段と、変動パターン選択手段とを備える。
変動パターン選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する変動パターン選択用乱数を発生させる。そして、変動パターン選択用乱数取得手段は、変動パターン選択用乱数発生手段によって発生した変動パターン選択用乱数のうち1の変動パターン選択用乱数を取得する。次いで、変動パターン選択手段は、変動パターン選択用乱数取得手段で取得した変動パターン選択用乱数と、当たり抽選手段22aの当たり判定手段での判定結果に基づいて、複数種類の図柄の変動パターンを記憶したデータテーブルを参照して、いずれか1つの変動パターンを選択する。
本実施例では、当選時用と非当選時用との2つの(変動パターン選択用の)データテーブルを設けておき、当たり判定手段により当選と判定されたときは、当選時用のデータテーブルを用いて、取得した変動パターン選択用乱数に対応する変動パターンを選択する。同様に、当たり判定手段により非当選と判定されたときは、非当選時用のデータテーブルを用いて、取得した変動パターン選択用乱数に対応する変動パターンを選択する。
ここで、本実施例では、図柄の変動表示の開始時には、3つの図柄の全てを変動表示した後、左図柄、右図柄、中図柄の順に停止表示させ、最終的に、3つの図柄の全てを停止表示する。
このとき、3つの図柄のうち、左図柄及び右図柄が同一であるときには、リーチ状態である旨の表示を行うように制御する。ここで、リーチ状態とは、左図柄及び右図柄が停止し、中図柄が未だ変動表示中の場合に、左図柄と右図柄とが同じ図柄となっている状態をいう。
例えば、選択された停止図柄が「333」や「777」のように当選図柄であるとき、又は「313」や「787」のように、左及び右の図柄が同一であるが中図柄が同一でないときには、左及び右の図柄を停止表示させるとともに、中の図柄を変動表示して、リーチ状態である旨を表示する。そして、このような停止図柄が選択されたときには、リーチ状態である旨の表示を行う変動パターンが選択される。この変動パターンには、最終的に当選図柄で停止表示される信頼度が異なる複数の変動パターンが予め設けられている。例えば、当選図柄で停止表示される確率が低い変動パターン1と、当選図柄で停止表示される確率が高い変動パターン2とを設けることが挙げられる。
この場合に、停止図柄抽選手段22bによって当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段22cは、変動パターン1よりも変動パターン2の方を高い確率で選択するようにする。
これに対し、停止図柄抽選手段22bによって非当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段22cは、変動パターン2よりも変動パターン1の方を高い確率で選択するようにする。
(進出位置選択手段)
進出位置選択手段22dは、抽選手段22において実行される液晶表示装置6aでの図柄の変動表示の際の演出の一つとして、仕切手段の位置、つまり、液晶表示装置6aの表示面に対する仕切レバー60A、60Bの先端の進出位置を選択する手段であり、揺動駆動手段に用いられるステッピングモータ62の揺動角度を制御するようになっている。例えば、リーチ状態である旨の表示が行われる場合に連動して、仕切レバー60A、60Bの先端を合わせる進出位置が選択されると、残りの図柄の表示位置を仕切レバー60A、60Bによって枠組みして他の図柄表示位置と区別するような演出を行わせる。また、図柄が停止するまでの演出内容に応じて液晶表示装置6aにおける表示位置を分割したり分割された表示位置のサイズをそれぞれ異ならせたり、さらには、揺動を繰り返すこともできる。このような制御により、遊技者が仕切レバー60A、60Bの動きに注視して抽選結果に期待を抱かせるようにすることができる。
(図柄表示制御手段)
図柄表示制御手段23は、始動入賞口6cへの遊技球の入賞により、入賞球検出手段21が検出信号を受信したことを条件として、液晶表示装置6aの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
図柄表示制御手段23は、抽選手段22の抽選結果に基づいて、図柄の変動表示及び停止表示を制御する。すなわち、図柄表示制御手段23は、停止図柄抽選手段22bによって選択された停止図柄、及び変動パターン抽選手段22cによって選択された変動パターンに従い、図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御する。
(特別遊技制御手段)
特別遊技制御手段24は、当たり抽選手段22aの当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が当選の乱数と一致し、図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄(例えば「777」)となった場合に、特別遊技に移行させ、その終了条件を満たすまで特別遊技を実行するものである。ここで「特別遊技」とは、通常遊技以上に遊技球が入賞しやすい状態が作り出され、具体的には、特別入賞口6dが開放され、遊技球を受け入れ易い状態となるこで、それまで以上に賞球の獲得が期待できる遊技である。
特別遊技中は、特別遊技制御手段24は、特別入賞口6dの開放及び閉鎖動作を行うための特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御する。
特別遊技制御手段24は、特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御して特別入賞口6dを開放しつつ、特別入賞口6dの開放時間や特別入賞口6dに入賞した球数のカウント等を行う。そして、所定の条件を満たしたと判別したときは、特別入賞口6dを一旦閉鎖するように特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御する。
そしてまた、再度、特別入賞口6dの開放条件を満たすと判別したときは、特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御して特別入賞口6dを開放しつつ、特別入賞口6dの開放時間や特別入賞口6dに入賞した球数のカウント等を行う。
具体的には、特別入賞口6dに所定数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、又は所定時間(例えば30秒間)経過するまで1回の開放状態を維持する。この動作は、所定回数(例えば15回)まで連続するように設定されている。
尚、これに加えて、以下の構成を含めてもよい。即ち、特別入賞口6d内に設けられた特定領域(開放を継続する権利を獲得するための領域をいう。図示せず。)を通過したときは、再度、上記の開放状態が繰り返される。特別遊技中は、この動作は、特定領域を通過したことを条件として、上記所定回数(例えば15回)まで連続するように設定されている。特別入賞口6d内の特定領域には、遊技球の通過を検出するためのセンサ(図示せず)が設けられており、そのセンサの検出結果が特別遊技制御手段24に送信されるように構成されている。
そして、特別遊技制御手段24は、特別遊技中に、特別遊技の終了条件を満たすか否かを判別し続け、特別遊技の終了条件を満たすと判別したときには、特別遊技を終了するように制御する。
(球搬出制御手段)
球搬出制御手段25は、賞球の払出し等を行うための球搬出装置25dの駆動を制御するものである。上述したように、始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsからの検出信号を入賞球検出手段21が受信したときに、その入賞に対応する数の賞球を払い出すように、球搬出装置25dを制御する。球搬出装置25dは、駆動されると、球をパチンコ遊技機100の受け皿8に払い出す。
(普通図柄制御手段)
普通図柄制御手段26は、上述した普通図柄変動表示装置264dの変動表示及び停止表示を制御するためのものであり、以下の各手段を備える。
(入球検出手段)
入球検出手段262は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、それを検出するものである。
ここで、普通図柄始動口センサ6isは、普通図柄始動口6iの遊技球の通過領域の少なくとも一部に配置されており、普通図柄始動口6iの遊技球の通過を常時監視しているセンサである。
普通図柄始動口6iを遊技球が通過すると、普通図柄始動口センサ6isから、そのときの検出信号が入球検出手段262に送信される。この検出信号を受信したときに、入球検出手段262は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを検出する。
(普通図柄抽選手段)
普通図柄抽選手段263は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを条件として、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を抽選によって決定するものである。
普通図柄抽選手段263は、上述した当たり抽選手段22aと同様に、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数値取得手段と、当たり判定手段とを備える。
すなわち、普通図柄抽選手段263は、例えばソフトウェア乱数によって所定の周期を有する当たり判定用乱数を発生させ、有効となっている普通図柄始動口6iの遊技球の通過時に、当たり判定用乱数値を取得し、その当たり判定用乱数値に基づいて当選であるか非当選であるかを判定する。
さらに、普通図柄抽選手段263は、上記の当選であるか非当選であるかの判定結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を決定する停止図柄決定手段を備える。
普通図柄抽選手段263は、取得された当たり判定用乱数値が当選と判定されたときには、停止表示すべき図柄を「7」に決定する。また、普通図柄抽選手段263は、取得された当たり判定用乱数値が非当選と判定されたときには、停止表示すべき図柄を「5」又は「6」に決定する。
ここで、「5」又は「6」のいずれの図柄を選択するかは、停止図柄選択用乱数発生手段で停止図柄選択用乱数を発生させ、停止図柄選択用乱数値取得手段で1の停止図柄選択用乱数値を取得する。次いで、取得した停止図柄選択用乱数値に対応する停止図柄(「5」又は「6」のいずれか)を選択する。
また、普通図柄抽選手段263は、有効となっている普通図柄始動口6iの状態に応じて、すなわち通常確率か高確率かで、当選であるか非当選であるかの判定方法が異なるように制御する。通常確率と高確率とで、ともに普通図柄始動口6iの遊技球の通過時に当たり判定用乱数値を取得する点は同じであるが、当選確率が異なるようにする。本実施例では、通常確率では1/2の確率で当選となるように設定され、高確率では9/10の確率で当選となるように設定されている。すなわち、通常確率時及び高確率時は、それぞれ、取得される当たり判定用乱数値のうち1/2、及び9/10が当選と判定される乱数値となる。
(普通図柄変動制御手段)
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dの図柄を所定時間変化させた後、最終的には、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄を普通図柄変動表示装置264dに停止表示させる。
(球誘導装置制御手段)
球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、球誘導装置265dの作動を制御するものである。具体的には、普通図柄抽選手段263による抽選で当選したときには、球誘導装置265dを作動させるように制御する。これとは逆に、普通図柄抽選手段263による抽選で非当選であったときは、球誘導装置265dを作動させない。
作動させる時期としては、普通図柄変動表示装置264dの図柄が所定時間変動し、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄が普通図柄変動表示装置264dに停止表示された直後である。
普通図柄抽選手段263による抽選で当選したときには、普通図柄変動表示装置264dには、最終的に「7」の図柄が停止表示される。その直後に、球誘導装置制御手段265は、球誘導装置265dを作動させて、始動入賞口6cの入口部分の電動チュリップ6hを拡大させる。
また、本実施例では、普通図柄変動制御手段264は、遊技状態に応じて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動時間を変化させるように制御する。
先ず、通常遊技状態では、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動が開始されてから停止するまでの時間を30秒に設定する。そして、普通図柄抽選手段263の抽選で当選したときに、球誘導装置制御手段265は、球誘導装置265dを作動させる時間を0.5秒に設定する。
すなわち、30秒間、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動表示が行われ、図柄が停止表示された後、当選時には、0.5秒間、球誘導装置265dが作動して、始動入賞口6cに遊技球が入賞しやすくなる状態が形成される。
これに対し、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動が開始されてから停止するまでの時間を5秒に設定する。そして、球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選で当選したときに、球誘導装置265dを作動させる時間を3秒に設定する。
すなわち、5秒間、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動表示が行われ、図柄が停止表示された後、当選時には、3秒間、球誘導装置265dが作動して、始動入賞口6cに遊技球が入賞しやすくなる状態が形成される。なお、普通図柄変動表示装置264dによる図柄変動表示に対しても、前述した横断位置選択手段22dを用いることも可能である。
以上により、通常遊技状態では、始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさは、ほとんど変化しない。しかし、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさが通常遊技状態より大幅に高くなる。
(画像表示制御手段)
画像表示制御手段27は、進出位置選択手段22dによって選択された仕切レバー60A、60Bの位置情報を取得する横断位置取得手段271と、横断位置取得手段271によって取得された進出位置に重なる線を液晶表示装置6aの表示面を分割する境界線とする画面分割手段272とを備え、画面分割手段272によって分割された表示面の各領域に異なる画像を表示するための情報を分割画像表示手段800に出力する。
画像表示制御手段27においては、仕切レバー60A、60Bの進出位置に合わせて液晶表示装置6aの表示面が分割されると、表示面側において境界線を設けて表示面自体を分割し、その分割された表示面に対して異なる画像を表示するようになっているので、仕切レバー60A、60Bの横断位置と表示面の分割領域とが不揃いとなることがなく、しかも、その分割された各表示面毎に異なる画像を表示することで液晶表示装置6aの表示面において多面的な表示による多様な演出表示が可能となる。
また、本実施例における画面分割手段272および分割画像表示手段800は、仕切レバー60A、60Bが横断位置に停止した場合の境界線の形成および分割画面を対象とした画像表示分割を行うだけでなく、停止するまでの間に移動する境界線の形成および境界線の移動に伴う分割面を対象として画像表示を変更できるようにしてあると、境界線の移動に伴う分割された表示面のサイズあるいは位置変化に合わせた連続表示が行える。これにより、連続的な表示の変化を単なる液晶表示面での平面的な表示ではなく、液晶表示装置とは異なる部材の動きを併せた演出表示ができる。
(揺動駆動制御手段)
揺動駆動制御手段29は、仕切レバー60A、60Bの駆動機構に設けられている駆動装置であるステッピングモータ62の初期位置設定および初期位置からの進出位置に応じた回転方向および回転量を設定する部分であり、進出位置選択手段22dにおいて選択された進出位置に仕切レバー60A、60Bの先端を位置させる。回転方向および回転量はステッピングモータからのパルス発信状態によって基準位置に基づき割り出させる。
このような本実施例では、遊技領域6における装飾部材6b内で液晶表示装置6aの表示面から隠れる位置を初期位置にある状態とされた仕切レバー60A、60Bが、抽選状態あるいは演出内容に応じて先端を表示面内に向け揺動させて進出させることで現出させる。
現出状態としては、図3に示したように、中央に位置する仕切レバー60A、60Bの先端を合わせることにより表示面を上下で3分割する状態や、図示しないが、現出する仕切レバー60A、60Bを選択することで、例えば、左右位置にある仕切レバーを初期位置に定置したままで中央部に位置する仕切レバーのみをその先端同士を合わせるように進出させて表示面を水平方向で3分割する状態などがある。図3に示した上下で3分割する状態では、図6に示すように、例えば、上下の両側分割表示位置でリーチ状態になっているときに中央部(図6において「?」で示した位置)を他の表示位置よりも際立たせる演出が可能となる。
液晶表示装置6aを見ている遊技者は、表示による抽選状態が判別できなくても装飾部材6bの一部に相当する仕切レバー60A、60Bの進出によって普通の抽選状態ではなく、大当たりが期待できる状態であることを認識できるようになり、また、遊技者に対して、表示面での演出表示が平面的であることが原因して単調となるのを、表示面とは異なる形態の仕切レバー60A、60Bの進出によって演出の意外性を印象づけることができる。
上記制御パターンの変形例を説明する。表示する画像内容を決定する画像制御手段27が分割された画像を表示することを選択すると、予め定められた分割位置に関する情報を位置決定手段へ供給する。位置決定手段は、取得した分割位置に関する情報に基づいて、仕切レバー60A、60Bが画面を分割する境界位置に移動するように進出位置選択手段に揺動角度に関する情報を供給する。進出位置選択手段は、分割画像が表示されるタイミングに合わせて、仕切レバー60A、60Bを揺動移動させる。このように、液晶表示装置の表示面内容に応じて、仕切レバーの位置を決定する構成としてもよい。
本発明のパチンコ遊技機の全体正面図である。 図1に示したパチンコ遊技機に用いられる液晶表示装置の要部構成を説明するための模式図である。 図2に示した液晶表示装置に用いられる仕切レバーの動作態様の一つを説明するための模式図である。 図3に示した仕切レバーの駆動機構を説明するための模式図である。 遊技制御手段の構成を示すブロック図である。 仕切レバーの動作態様における表示の一例を説明するための模式図である。
符号の説明
100 パチンコ遊技機
1 外枠
12 施錠装置
2 前枠
3 遊技盤
6 遊技領域
6a 液晶表示装置(表示部)
6c 始動入賞口
6d 特別入賞口
60A、60B 仕切手段としての仕切レバー
61 ギヤ
62 駆動装置としてのステッピングモータ
200 遊技制御手段

Claims (7)

  1. 外枠の開口全面に開閉自在に装着された前枠と、前記前枠に保持された遊技盤と、前記前枠の前面側に位置し、透視可能な覆い部材を保持する開閉枠とを備え、前記遊技盤の前面に遊技球が流下する遊技領域を有する弾球遊技機であって、
    一部の遊技領域の正面側に設けられて表示内容を変更させることが可能な液晶表示装置と、
    前記液晶表示装置の表示面の周囲に揺動自在に複数配置された仕切手段と、
    前記仕切手段を揺動駆動させ、仕切手段を前記表示面の周囲端部に沿って位置する初期位置と、前記表示面の正面側に位置し表示面を分割する進出位置との間で移動させる揺動駆動手段と、
    前記揺動駆動手段の揺動角度を制御することによって前記仕切手段の位置を選択する進出位置選択手段と、
    前記液晶表示装置の表示面内容を、仕切手段の位置に応じて変更する画像制御手段とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 外枠の開口全面に開閉自在に装着された前枠と、前記前枠に保持された遊技盤と、前記前枠の前面側に位置し、透視可能な覆い部材を保持する開閉枠とを備え、前記遊技盤の前面に遊技球が流下する遊技領域を有する弾球遊技機であって、
    一部の遊技領域の正面側に設けられて表示内容を変更させることが可能な液晶表示装置と、
    前記液晶表示装置の表示面の周囲に揺動自在に複数配置された仕切手段と、
    前記仕切手段を揺動駆動させ、仕切手段を前記表示面の周囲端部に沿って位置する初期位置と、前記表示面の正面側に位置し表示面を分割する進出位置との間で移動させる揺動駆動手段と、
    前記揺動駆動手段の揺動角度を制御することによって前記仕切手段の位置を選択する進出位置選択手段と、
    前記液晶表示装置の表示面内容に応じて、仕切手段の位置を決定する位置決定手段とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1又は2に記載の弾球遊技機において、
    複数の仕切手段の先端を合わせることにより、前記液晶表示装置の表示面を分割する境界を形成することを特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1に記載の弾球遊技機において、
    前記画像制御手段は、前記進出位置選択手段によって選択された仕切手段の位置を取得する進出位置取得手段と、
    前記進出位置取得手段により取得された進出位置に重なる線を、前記液晶表示装置の表示面を分割する境界線とする画面分割手段と、
    前記画面分割手段によって分割された表示面の各領域に異なる画像を表示する分割画像表示手段とを備えることを特徴とする弾球遊技機。
  5. 請求項1〜4のいずれか1に記載の弾球遊技機において、
    前記液晶表示装置の表示面は、多角形形状であることを特徴とする弾球遊技機。
  6. 請求項5に記載の弾球遊技機において、
    前記液晶表示装置の表示面は、六角形形状であり、前記仕切手段は、六角形の1辺に相当する長さを有することを特徴とする弾球遊技機。
  7. 請求項1〜6のいずれか1に記載の弾球遊技機において、
    前記仕切手段は、前記液晶表示装置の表示面を装飾する装飾部材であることを特徴とする弾球遊技機。
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