JP2009291286A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来にない意外性に富んだ演出を実現可能な遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ遊技機1(遊技機)は、主回路101(抽選手段)、前方表示装置30及び後方表示装置40(表示部)を有する表示装置10(表示手段)、可動体51、演出用モータ60(駆動手段)等を備える。主回路101は、所定条件の成立に基づいて抽選処理を実行する。表示装置10は、主回路101による抽選結果に基づいた所定の画像を表示する。前方表示装置30と後方表示装置40は、前後に所定の隙間Dだけ離れて並んだ位置に配置される。可動体51は、前方表示装置30の後方であって正面から視認困難な退避位置から、後方表示装置40の前方であって正面から視認可能な出現位置へと移動可能とされる。演出用モータ60は、可動体51を前方表示装置30と後方表示装置40との間を通して退避位置から出現位置へ、又は出現位置から退避位置へ移動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技機に関し、特に表示部で表示される画像にリンクさせた演出を行う遊技機に関する。
現在市場には、遊技領域のほぼ中央に配置された表示装置(表示手段)の脇から表示装置の前方に演出役物を出現させて、表示装置で表示される表示内容と演出役物をリンクさせた演出を行う遊技機が稼動している(例えば特許文献1参照)。また、表示装置を前後に重ねて配置し、必要に応じて前方の表示装置を左右へ移動させて後方の表示装置に表示された画像を視認させるようにした遊技機もある(例えば特許文献2参照)。
特開2008−43661号公報 特開2004−24503号公報
上記特許文献1,2に記載された演出方法は、何れも抽選結果の演出方法として採用されるものであり、これらの演出方法で表示の演出を行うことによって遊技者の興趣を高めることが可能である。しかしながら、遊技者がこの種の演出に慣れてしまっているのも事実であり、これらの演出に慣れた遊技者は更に新しい演出手法の実現を待ち望んでいる。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、従来にない意外性に富んだ演出を実現可能な遊技機を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、所定条件の成立に基づいて抽選処理を実行する抽選手段と、少なくとも2つの表示部を、各表示部が前後に所定間隔だけ離れて並んだ位置又は一部が重なり合う位置に配置し、抽選手段による抽選結果に基づいた所定の画像を表示する表示手段と、表示部のうち前方に位置する前方表示部の後方であって正面から視認困難な退避位置から、表示部のうち後方に位置する後方表示部の前方であって正面から視認可能な出現位置へと移動可能な可動体と、可動体を前方表示部と後方表示部との間を通して退避位置から出現位置へ、又は出現位置から退避位置へ移動させる駆動手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の遊技機では、少なくとも2つの表示部が前後に所定間隔だけ離れて並んだ位置に配置されるか、又は一部が重なり合う位置に配置され、正面から見ると、表示領域が一体形成された一つの表示ユニットとして視認される。そして、可動体が退避位置にある状態で、駆動手段を駆動させることで、可動体が前方表示部と後方表示部との間を通って後方表示部の前方に出現するようになる。このため、遊技者からは、一つの表示ユニットとして視認される表示部の真ん中から可動体が突然出現したように見えるので、遊技者に対して従来にない意外性を与えることができ、遊技者の興趣を向上させることができる。
本発明の実施に際して、前方表示部の一側方部位であって後方表示部の前方にあたる部位には、前方表示部の一側端縁が遊技者から直接見えないような飾り部材が設けられているとよい。
少なくとも2つの表示部が前後に所定間隔だけ離れた位置にある場合、前方表示部の一側端縁が直接遊技者に見えると、表示部が一つの表示ユニットとして視認され得ない可能性がある。したがって、前方表示部の一側方部位であって後方表示部の前方にあたる部位に飾り部材を設けることで、前方表示部の一側端縁が遊技者から直接見えなくなるので、より効果的に表示部を一つの表示ユニットに見せかけることができる。
また、本発明の実施に際して、少なくとも2つの表示部は、左右又は上下に並んで配置される状態から前後に離れて配置されるように少なくとも一つが前後に移動可能とされ、表示部を前後に移動させる第2の駆動手段が設けられており、第2の駆動手段により表示部が前後に移動された後、駆動手段により可動体が退避位置から出現位置へ、又は出現位置から退避位置へ移動されるように構成してもよい。
これによれば、第2の駆動手段が駆動されない通常の状態では、少なくとも2つの表示部が左右又は上下に並んで配置された状態にある。したがって、この通常の状態では、表示部同士の表示領域における前後の段差がなくなるので、画像をより見やすくすることができる。
以下、本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。図1に、本発明に係る遊技機の一例としてのパチンコ遊技機1(所謂セブン機タイプ)の正面模式図を示す。パチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた透明の前面ガラス扉2と、台枠の内側に配置されて前面ガラス扉2によって覆われる遊技盤3を有する。遊技盤3には、ハンドル装置4を含んで構成される発射装置114(図3参照)より発射された玉BL(以下、単に玉という)が流下する略円形状に囲まれた遊技領域3aが形成されている。遊技領域3aには、玉の流下方向を変化させる釘N(一部のみ図示)が植設されており、遊技盤3の前方下部に設けられた上皿5から供給された玉が、発射装置114によって遊技領域3aに向けて発射され、釘Nに弾かれながら遊技領域3aを落下するようになっている。なお、上皿5の下方には下皿6が設けられている。また、前面ガラス扉2にはスピーカ111、装飾ランプ類112などが設けられている。
なお、図1において玉の流下方向を上下方向(鉛直方向)、遊技盤3の盤面に沿う態様で上下方向と直交する方向(水平方向)を左右方向、遊技盤3の盤面に直交する方向(水平方向)を前後方向とし、盤面の前側(遊技者側)が前方側であり、盤面の後側(奥側)が後方側である。
遊技領域3aの中央付近には、表示装置10が配置されている。表示装置10は、枠状の筐体11によって区画されており、筐体11の上枠には、複数(例えば4つ)のLEDからなる特図用保留表示部12が横一列状に配置されている。表示装置10の下方には、開閉する一対の回動翼片21a,21aを有する始動入賞装置21(始動入賞口、電チュー)が配置されている。始動入賞装置21は、回動翼片21a,21aが開放されているときは玉が入賞しやすいが、回動翼片21a,21aが閉鎖しているときは玉が入賞しにくい。始動入賞装置21の下方には、大入賞装置22が設けられている。大入賞装置22は、始動入賞装置21への入賞に基づいて実行される大当たり抽選において大当たりしたとき複数回に設定されたラウンド数に応じて適宜開放可能とされている。
表示装置10の左方には、玉が通過したとき始動入賞装置21の回動翼片21a,21aを所定時間及び所定回数だけ開放するための当たり抽選が行われる通過ゲート23が配置されている。通過ゲート23の左斜め下方には、1又は複数(例えば1つ)のLEDにより普通図柄(普図)を表示する普図表示部24と、複数(例えば4つ)のLEDからなる普図保留表示部25とが上下に配設されている。なお、大入賞装置22の下方の遊技領域3aの最下位置には、玉を回収するための玉排出口26が設けられている。
表示装置10は、特定図柄(3つの図柄列(例えば、3桁のアラビア数字))を変動表示する例えば液晶式の前方表示装置30と後方表示装置40とを備えている。
前方表示装置30は、図2(a),2(b)に示すように、後方表示装置40の前方にて所定の隙間Dを隔てて平行に配置されている。また、前方表示装置30の左側部分は、後方表示装置40の右側部分と前後に重なり合っている。前方表示装置30の上側、下側及び右側端縁には、一体の外枠31が嵌められ、左側端縁には飾り枠32(本発明の飾り部材に相当)が取り付けられている。後方表示装置40の上側、下側、右側及び左側端縁には、一体の外枠41が嵌められ、前面側左寄りの部位には、上下の外枠41に連結される飾り板42が取り付けられている。
前方表示装置30と後方表示装置40は、正面から見ると、表示領域が一体形成された表示ユニットとして視認される(図1参照)。この場合、前方表示装置30に設けられた飾り枠32と、後方表示装置40に設けられた飾り板42とが、表示ユニットにおける全表示領域を左右にほぼ3等分する境を形成している。そして、飾り板42の左側に相当する後方表示装置40の表示領域S1に対応して3つの図柄列のうち左列が表示され、飾り板42と飾り枠32との間に相当する後方表示装置40の表示領域S2に対応して3つの図柄列のうち中列が表示され、飾り枠32の右側に相当する前方表示装置30の表示領域S3に対応して3つの図柄列のうち右列が表示されるようになっている。表示装置10が本発明の表示手段に相当し、前方表示装置30が前方表示部に相当し、後方表示装置40が後方表示部に相当する。
前方表示装置30と後方表示装置40との隙間Dには、可動体51が配置されている。可動体51は、3つの図柄列のうちの中列に重ねて配置されることで演出効果を高める所定の形状に形成されたものであり、支持部材52を介して前方表示装置30の後方であって正面から視認不能な退避位置から、後方表示装置40の前方であって正面から視認可能な出現位置へと移動可能とされている。なお、図1は可動体51が退避位置にある場合を示し、図2は可動体51が出現位置にある場合を示している。
支持部材52は、可動体51が出現位置にあるとき正面からは見づらい例えば透明な樹脂製材料で形成されており、ラックギヤ52a(図7参照)を備えている。ラックギヤ52aは、演出用モータ60の駆動軸61に固定されたピニオンギヤ62と噛み合わされている。演出用モータ60は、前方表示装置30の後方であって、正面から視認不能な位置に配置されている。演出用モータ60は、その回転駆動に応じて支持部材52を左右に直線移動させ、隙間Dを通して可動体51を退避位置から出現位置へ、又は出現位置から退避位置へ移動させる。演出用モータ60、支持部材52及びピニオンギヤ62が本発明の駆動手段に相当する。
次に、図3を用いて、パチンコ遊技機1の制御ブロック図について説明する。パチンコ遊技機1の主制御部100には主回路101(本発明の抽選手段に相当)が搭載され、副制御回路102及び払出制御回路103が接続されている。
主回路101は、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)101a、プログラム格納用の読み取り専用記憶装置であるROM(Read Only Memory)101b、ワークエリアや各種カウンタ等が割り当てられる読み書き可能な記憶装置であるRAM (Random Access Memory)101c、及び入出力インターフェースであるI/O(Input/Output)101dを備えており、これらはバス(図示せず)を介して相互に接続されている。なお、その他の各回路も、個別にCPU(制御回路)やメモリを備えているが、図3では省略してある。各回路には、電源回路104にて生成された所定電圧の電力が主回路101を介して供給されている。
副制御回路102は、主回路101から入力されるコマンドに応じてアンプ/スピーカ111(図1参照)に音声を出力させるとともに、装飾ランプ類112の点灯/消灯を制御する。また、副制御回路102は、表示制御回路105にコマンドを出力する。表示制御回路105は、副制御回路102から入力されたコマンドに応じて前方表示装置30及び後方表示装置40を制御し、特図の変動表示や停止表示を実行させる。
払出制御回路103は、主回路101より入力される賞球払出信号に応じて払出装置113を制御する。これにより、遊技者に対して所定数の賞球が上皿5に払い出される。発射制御回路106は、遊技者がハンドル装置4を操作することに応じて、ハンドル装置4に対応して設けられた発射装置114を作動させ、上皿5に準備された玉を遊技領域3aに向けて発射する。ハンドル装置4の操作量に応じて、玉の打ち出し強さ(玉の飛距離)を調節することが可能となっている。
主回路101には、始動入賞装置21に付設された始動入賞検出器121、大入賞装置22に付設された大入賞検出器122、及び通過ゲート23に付設されたゲート通過検出器123からの玉検出信号がそれぞれ入力される。
主回路101又は副制御回路102は、可動体51を移動させる演出用モータ60、始動入賞装置21の回動翼片21a,21aを開閉する電チューソレノイド124、大入賞装置22を開閉する大入賞ソレノイド125、特図保留表示部12のLED、普図表示部24のLED、普図保留表示部25のLEDを駆動制御する。
次に、図1を用いて、パチンコ遊技機1における遊技の流れ(遊技性)について概要を説明しておく。
玉が通過ゲート23を通過すると、ゲート通過検出器123による玉の検出に応じて、主回路101は、普図の保留が3個以下であれば、普図用乱数カウンタから現在の値を抽出し、その値を普図保留としてRAM101cの普図保留領域に記憶する。新たな普図の変動を開始可能なとき(普図の変動中でなく、始動入賞装置21の電チューが動作中でないとき)、普図保留が記憶されていれば、最古の普図保留を読み出して当たり判定を行う。通常状態であれば、通常用普図判定テーブル(普図当選確率:1/100)、時短状態や確変状態であれば時短用普図判定テーブル(普図当選確率:99/100)の当たり値と比較する。この当たり判定の結果に基づいて、普図の変動(普図表示部24のLED点滅)を開始する。
普図の判定結果が当たりの場合、変動時間(通常状態であれば30秒、時短状態や確変状態であれば2秒)経過時に普図表示部24のLEDを点灯し、電チューソレノイド124を励磁して電チューを開放する。所定時間(通常状態であれば0.2秒、時短状態や確変状態であれば1.5秒を3回)経過後、電チューを閉鎖する。なお、普図の判定結果がハズレの場合は、変動時間経過時に普図表示部24のLEDを消灯する。
始動入賞装置21に玉が入賞し、始動入賞検出器121による玉の検出に応じて、主回路101は、払出制御回路103に3個の賞球を払い出すように賞球払出信号を出力するとともに、特図の保留が3個以下であれば、特図用乱数カウンタから現在の値を抽出し、その値を特図保留としてRAM101cの特図保留領域に記憶する。新たな特図の変動を開始可能なとき(特図の変動中でなく、大当たり中でもないとき)、特図保留が記憶されていれば、最古の特図保留を読み出して大当たり判定を行う。具体的には、通常状態や時短状態であれば、通常用特図判定テーブル(特図当選確率:1/300)に設定されている当たり値と一致するか否かにより当否判定を行い、確変状態であれば確変用特図判定テーブル(特図当選確率:1/30)の当たり値と一致するか否かにより当否判定を行う。この当否判定の判定結果に基づいて、特図の変動パターンと停止図柄を決定し特図の変動を開始する。具体的には、後方表示装置40にて左列と中列の変動表示を開始し、前方表示装置30にて右列の変動表示を開始した後、左列、右列、中列の順で図柄を停止する。つまり、前方表示装置30と後方表示装置40の両表示装置に跨って、判定結果に基づく一つの図柄の組み合わせを表示するようにしている。
判定結果が確変大当たりの場合(大当たりの振分率は、例えば確変大当たり:50%、非確変大当たり:50%)、奇数のゾロ目(例えば「777」)を停止して大当たりとなり、大当たり遊技を実行する。大当たり遊技は、最大で15ラウンドに設定され、各ラウンドの最大入賞可能個数は10個とされている。1入賞に対し15個の賞球が払い出され、遊技者は多くの持ち玉を得ることができる。確変大当たりの終了後は確変状態となり、以降は確変用特図判定テーブルにて大当たりの当否判定を行う。確変状態は次回の大当たりまで継続する。
判定結果が非確変大当たりの場合、偶数のゾロ目(例えば「444」)を停止して大当たりとなり、確変大当たりの場合と同様、大当たり遊技を実行する。非確変大当たりの終了後は時短状態となり、以降は通常用特図判定テーブルにて大当たりの当否判定を行う。時短状態は、100回(ハズレの抽選結果が100回)の図柄変動が終了するか、新たな大当たりに当選するか何れか早い方が成立するまで継続し、100回の図柄変動が終了すると通常状態に戻る。確変状態と時短状態では、普図の当選確率が高まり、普図当選時に電チューの開放時間が長くなるため、遊技者は持ち玉をさほど減らすことなく、遊技を継続することができる。
次に、パチンコ遊技機1で実行される特図変動処理ついて、図4〜図6に示すフローチャートに従って説明する。なお、図4のフローチャートで示される特図変動処理Aは、主回路101のROM101bに格納されており、主回路101のCPU101aが所定のタイミングで繰り返し実行するように構成されている。また、図5のフローチャートで示される特図変動処理Bは、副制御回路102のROMに格納されており、副制御回路102のCPUが所定のタイミングで繰り返し実行するように構成されている。また、図6のフローチャートで示される特図変動処理Cは、表示制御回路105のROMに格納されており、表示制御回路105のCPUが所定のタイミングで繰り返し実行するように構成されている。
最初に、図4の特図変動処理Aについて説明する。上述したように、主回路101は、特図保留領域から最古の特図保留を読み出し、読み出した特図保留に基づいて大当たりに当選しているか否かを判定し、その判定結果に基づいて停止図柄、変動パターンを決定する。
そして、主回路101は、決定した停止図柄、変動パターンに基づいて特図の変動を開始するよう副制御回路102に指示し(S11)、主回路101に設けられた変動タイマ(図示省略)のカウントを開始する(S12)。特図の変動を開始してから変動時間が経過すると(S13:YES)、特図の変動終了を副制御回路102に指示する(S14)。
次に、主回路101は、抽選結果が大当たりであるか、すなわち停止図柄が大当たり図柄であるか否かを判定する(S15)。停止図柄が大当たり図柄でなければ(S15:NO)、本処理の実行を終了する。一方、停止図柄が大当たり図柄であれば(S15:YES)、主回路101は、RAM101cのフラグ領域の大当たりフラグをONに設定する(例えば大当たりフラグを「1」に設定する)(S16)。ステップS16の処理後、本処理の実行を終了する。
次に、図5の特図変動処理B及び図6の特図変動処理Cについて説明する。副制御回路102は、主回路101から変動開始指示を受信、すなわち停止図柄、変動パターンを指示するコマンドを受信すると(S21)、受信した変動パターンを確認し(S22)、表示制御回路105にその変動開始指示を送信する(S23)。表示制御回路105は、副制御回路102から変動開始指示を受信すると(図6のS31:YES)、受信した変動パターンを確認し(図6のS32)、変動表示を開始する(図6のS33)。具体的には、図7(a)に示すように、後方表示装置40の表示領域S1,S2に、それぞれ図柄列の左列、中列を変動表示させ、前方表示装置30の表示領域S3に図柄列の右列を変動表示させる。
副制御回路102は、表示制御回路105が変動表示を開始するタイミングで、アンプ/スピーカ111に所定の音声を出力させるとともに、装飾ランプ類112の点灯/消灯を制御する(S24)。また、副制御回路102は、主回路101から受信した変動開始指示が可動体51の演出を要求するものであるかを判定し(S25)、可動体51の演出を要求するものであれば(S25:YES)、演出用モータ60を駆動制御する。具体的には、可動体51が、演出パターンに応じて所定のタイミングで図7(a)に示す退避位置から図7(b)に示す出現位置に移動するように演出用モータ60を駆動した後、図7(b)に示す出現位置から図7(a)に示す退避位置に移動するように演出用モータ60を駆動する。なお、主回路101から受信した変動開始指示が可動体51の演出を要求するものでなければ(S25:NO)、演出用モータ60を駆動しない。
そして、副制御回路102は、主回路101から変動終了指示を受信すると(S27:YES)、表示制御回路105にその変動終了指示を送信し(S28)、本処理の実行を終了する。また、表示制御回路105は、副制御回路102から変動終了指示を受信すると(図6のS34:YES)、前方表示装置30及び後方表示装置40での特図変動を停止し(図6のS35)、本処理の実行を終了する。
以上の説明からも明らかなように、この実施形態では、前方表示装置30と後方表示装置40とが前後に隙間Dだけ隔てて配置されるとともに、互いの一部が前後に重なり合うように配置されているため、正面から見ると、表示領域が一体形成された一つの表示ユニットとして視認される。そして、可動体51が退避位置にある状態で、演出用モータ60を駆動させることで、可動体51が前方表示装置30と後方表示装置40との間を通って後方表示装置40の前方に出現するようになる。これにより、遊技者からは、一つの表示ユニットとして視認される前方表示装置30と後方表示装置40の真ん中から可動体51が突然出現したように見えるので、遊技者に対して従来にない意外性を与えることができ、遊技者の興趣を向上させることができる。
また、この実施形態では、前方表示装置30の左側方部位であって後方表示装置40の前方にあたる部位には、前方表示装置30の左側端縁が遊技者から直接見えないような飾り枠32が設けられている。これにより、前方表示装置30の左側端縁が遊技者から直接見えなくなるので、より効果的に前方表示装置30と後方表示装置40とを一つの表示ユニットに見せかけることができる。
(変形実施形態)
上記実施形態では、前方表示装置30と後方表示装置40とが予め前後の所定位置に固定される構成としたが、これに代えて、例えば図8に示すように、左表示装置140が固定配置され、右表示装置130が前後に移動可能な構成としてもよい。なお、その他の構成は、上記実施形態と同様であるので、上記第1実施形態と同じ機能を果たす部材には同一の符号を付して説明を省略する。
右表示装置130は、左表示装置140と極僅かな隙間を隔てて左右に並んで配置される通常位置(図8(a))から、その通常位置の前方であって左表示装置140との間に前後に所定の隙間Dを形成する作動位置(図8(b))へと支持部材152を介して移動可能とされている。支持部材152は、ラックギヤ152aを備えている。ラックギヤ152aは、表示用モータ160の駆動軸161に固定されたピニオンギヤ162と噛み合わされている。
表示用モータ160及び支持部材152は、右表示装置130の後方であって、正面から視認不能な位置に配置されている。表示用モータ160は、その回転駆動に応じて支持部材152を前後に直線移動させる。表示用モータ160、支持部材152及びピニオンギヤ162が本発明の第2の駆動手段に相当する。なお、表示用モータ160は、演出用モータ60と同様、副制御回路102により駆動制御される(図3の破線参照)。
この変形実施形態では、副制御回路102が、主回路101から受信した変動開始指示が可動体51の演出を要求するものであるかを判定し(図5のS25)、可動体51の演出を要求するものであれば(S25:YES)、表示用モータ160及び演出用モータ60をそれぞれ駆動制御する。具体的には、最初に、右表示装置130が図8(a)に示す通常位置から図8(b)に示す作動位置に移動するように、表示用モータ160を駆動する。次に、可動体51が、演出パターンに応じて所定のタイミングで図8(b)に示す退避位置から図8(c)に示す出現位置に移動するように演出用モータ60を駆動した後、図8(c)に示す出現位置から図8(b)に示す退避位置に移動するように演出用モータ60を駆動する。
この変形実施形態では、表示用モータ160が駆動されない通常状態では、右表示装置130と左表示装置140とが左右に並んで配置された状態にある。したがって、この通常状態では、右表示装置130と左表示装置140との表示領域における前後の段差がなくなるので、画像をより見やすくすることができる。
なお、上記変形実施形態では、通常状態において各表示装置130,140が左右に並んで配置される構成としたが、各表示装置が上下に並んで配置される構成としてもよい。これら以外にも各表示装置のレイアウトは適宜設定変更可能である。この場合、上記変形実施形態のように、各表示装置の一部が重なり合うように配置することで、遊技者から見たとき複数の表示装置を1つの表示ユニットとして効果的に見せかけることができ、その重なり合った部分から可動体を出現させることで、より効果的な演出を行うことができる。
可動体として、質感のある立体的なものを使用すると、出現したときの印象をより高めることができる。ただし、厚みのある物を出現させるために、各表示装置の間隔を広くし過ぎると、各表示装置の段差が気になって、見づらくなる可能性がある。
また、表示装置を2つ使用する場合に限らず、3つ以上の表示装置を使用してもよい。この場合、2つ以上の表示装置を移動可能な構成としてもよい。
また、上記した実施形態等では、本発明をパチンコ遊技機に適用した場合について説明したが、スロットマシンなどの遊技機に適用することも可能である。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面模式図。 (a)は図1の前方及び後方表示装置を示す斜視図。(b)は(a)の平面図。 図1のパチンコ遊技機の制御ブロック図。 図3の主回路で実行される特図変動処理Aを示すフローチャート。 図3の副制御回路で実行される特図変動処理Bを示すフローチャート。 図3の表示制御回路で実行される特図変動処理Cを示すフローチャート。 (a)は可動体が退避位置にある場合の前方及び後方表示装置の正面図。(b)は可動体が出現位置にある場合の前方及び後方表示装置の正面図。 本発明の変形実施形態に係り、(a)は右表示装置が通常位置にある場合の平面図。(b)は右表示装置が作動位置にある場合の平面図。(c)は可動体が出現位置にある場合の平面図。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 遊技盤
3a 遊技領域
10 表示装置(表示手段)
30 前方表示装置(表示部)
32 飾り枠(飾り部材)
40 後方表示装置(表示部)
D 隙間
51 可動体
52 支持部材
52a ラックギヤ(駆動手段)
60 演出用モータ(駆動手段)
62 ピニオンギヤ(駆動手段)
100 主制御部
101 主回路(抽選手段)
102 副制御回路
130 右表示装置(表示部)
140 左表示装置(表示部)
152 支持部材
152a ラックギヤ(第2の駆動手段)
160 表示用モータ(第2の駆動手段)
162 ピニオンギヤ(第2の駆動手段)

Claims (3)

  1. 所定条件の成立に基づいて抽選処理を実行する抽選手段と、
    少なくとも2つの表示部を、該各表示部が前後に所定間隔だけ離れて並んだ位置又は一部が重なり合う位置に配置し、前記抽選手段による抽選結果に基づいた所定の画像を表示する表示手段と、
    前記表示部のうち前方に位置する前方表示部の後方であって正面から視認困難な退避位置から、前記表示部のうち後方に位置する後方表示部の前方であって正面から視認可能な出現位置へと移動可能な可動体と、
    前記可動体を前記前方表示部と前記後方表示部との間を通して前記退避位置から前記出現位置へ、又は前記出現位置から前記退避位置へ移動させる駆動手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記前方表示部の一側方部位であって前記後方表示部の前方にあたる部位には、該前方表示部の一側端縁が遊技者から直接見えないような飾り部材が設けられている請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記少なくとも2つの表示部は、左右又は上下に並んで配置される状態から前後に離れて配置されるように少なくとも一つが前後に移動可能とされ、該表示部を前後に移動させる第2の駆動手段が設けられており、該第2の駆動手段により該表示部が前後に移動された後、前記駆動手段により前記可動体が前記退避位置から前記出現位置へ、又は前記出現位置から前記退避位置へ移動される請求項1又は2に記載の遊技機。
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