JP2007197961A - アスベスト飛散防止方法 - Google Patents

アスベスト飛散防止方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007197961A
JP2007197961A JP2006016428A JP2006016428A JP2007197961A JP 2007197961 A JP2007197961 A JP 2007197961A JP 2006016428 A JP2006016428 A JP 2006016428A JP 2006016428 A JP2006016428 A JP 2006016428A JP 2007197961 A JP2007197961 A JP 2007197961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
asbestos
layer
silicone resin
scattering
agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006016428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4693639B2 (ja
Inventor
Shunichi Namima
俊一 波間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ECO24 KK
Original Assignee
ECO24 KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ECO24 KK filed Critical ECO24 KK
Priority to JP2006016428A priority Critical patent/JP4693639B2/ja
Publication of JP2007197961A publication Critical patent/JP2007197961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4693639B2 publication Critical patent/JP4693639B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/009After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/46Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with organic materials
    • C04B41/49Compounds having one or more carbon-to-metal or carbon-to-silicon linkages ; Organo-clay compounds; Organo-silicates, i.e. ortho- or polysilicic acid esters ; Organo-phosphorus compounds; Organo-inorganic complexes
    • C04B41/4905Compounds having one or more carbon-to-metal or carbon-to-silicon linkages ; Organo-clay compounds; Organo-silicates, i.e. ortho- or polysilicic acid esters ; Organo-phosphorus compounds; Organo-inorganic complexes containing silicon
    • C04B41/495Compounds having one or more carbon-to-metal or carbon-to-silicon linkages ; Organo-clay compounds; Organo-silicates, i.e. ortho- or polysilicic acid esters ; Organo-phosphorus compounds; Organo-inorganic complexes containing silicon applied to the substrate as oligomers or polymers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)

Abstract

【課題】アスベストと無機バインダとを含むアスベスト含有層を少なくとも表面に備える造営面または建築材料の耐火性能を損なわず、また、アスベスト含有層の重量をあまり増大させることなくアスベストの飛散を防止することができ、かつ、アスベスト含有層を撤去する際、撤去後においても飛散がなく安全性を確保できるアスベスト飛散防止方法を提供することを目的としている。
【解決手段】アスベストと無機バインダとを含むアスベスト含有層を少なくとも表面に備える造営面または建築材料に、ストレートシリコーン樹脂と、シランカップリング剤と、アルコールと、非イオン系界面活性剤と、希釈溶媒とを含むコーティング剤を前記アスベスト含有層表面に塗布することを特徴としている。
【選択図】 なし

Description

本発明は、アスベストと無機バインダとを含むアスベスト含有層を表面に備える建物の壁や天井面などの造営面、あるいは、スレート板等の建築材料からアスベストの飛散を防止する方法に関する。
セメントなどの無機バインダにアスベストを混ぜて吹き付けるようにした吹付けアスベストは、建築物の壁面や天井面に吹き付けて無機バインダを硬化させるだけで簡易に耐火性能の高い耐火被覆層を形成することができることから、過去において盛んに用いられていたが、アスベスト(石綿)は、悪性中皮腫等の健康被害の原因となることから、昭和50年10月から吹付けアスベストの吹付け作業が原則禁止された。また、住宅屋根用化粧スレート、外装サイディング等の無機建材へのアスベストの使用も平成16年10月から原則禁止されている。
しかしながら、吹付けアスベストを耐火被覆層として使用したり、アスベスト入りの住宅屋根用化粧スレート、外装サイディング等を使用したりした建築物は、多数残っており、これらの建築物の解体時や補修工事等において、アスベストの大気中への飛散が大きな問題となっている。また、解体や補修工事を行なわない場合であっても、無機バインダの
劣化により、吹付けアスベストの耐火被覆層中からのアスベストの飛散を防止する方法として、耐火被覆層表面に塗料等の処理剤を塗布する方法がすでに提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
しかしながら、既存の処理剤では、 耐火被覆層の表面部分からの飛散を一次的に防止できても、耐火被覆層の表面部分のみに処理剤が塗布されているだけであるので、建築物の老朽化がすすみ、建築物の解体などの際にはやはりアスベストが飛散するという問題がある。
また、耐火被覆層の表面から内部に向かって注入管を挿入し、注入装置で上記処理剤を注入すれば、耐火被覆層全体に処理剤を行き渡らせることはできるが、作業性が悪いとともに、硬化物の重量が大きいため、耐火被覆層が、硬化物の重量で天井面から剥がれ落ちるという問題がある。また、処理剤として有機系塗料を用いた場合においては、耐火性能に問題が出る虞があった。
特開平6−49391号公報
本発明は、上記事情に鑑みて、アスベストと無機バインダとを含むアスベスト含有層を少なくとも表面に備える造営面または建築材料の耐火性能を損なわず、また、アスベスト含有層の重量をあまり増大させることなくアスベストの飛散を防止することができ、かつ、アスベスト含有層を撤去する際、撤去後においても飛散がなく安全性を確保できるアスベスト飛散防止方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかるアスベスト飛散防止方法は、アスベストと無機バインダとを含むアスベスト含有層を少なくとも表面に備える造営面または建築材料に、ストレートシリコーン樹脂と、シランカップリング剤と、アルコールと、非イオン系界面活性剤と、希釈溶媒とを含むコーティング剤を前記アスベスト含有層表面に塗布することを特徴としている。
本発明において、造営面とは、天井面、建物内壁面、建物外壁面、建物床面などを意味する。
建築材料とは、アスベスト含有層を備えているものであれば、特に限定されないが、たとえば、スレート板、サイディングボード等が挙げられる。
本発明で使用されるコーティング剤に含まれるストレートシリコーン樹脂は、R2Si(OH)2(式中Rはメチル基またはフェニル基)であらわされるモノマー、および、RSi(OH)3(式中Rはメチル基またはフェニル基)であらわされるモノマーを反応させて得られる主鎖がSi-O-Siである分岐度の高い3次元オリゴマーで未反応の水酸基を残しているものである。
本発明のコーティング剤に用いられるシランカップリング剤としては、
XnSi(OCH3)4-n(Xはアミノ基、エポキシ基、メタクリロキシ基、メチル基、エチル基のいずれか)であらわされるものが好適に用いられる。
また、上記ストレートシリコーン樹脂は、予め希釈溶媒とは別の沸点110℃以下の低沸点有機溶媒に溶解させておいてもよい。
低沸点有機溶媒としては、沸点110℃以下であれば、特に限定されないが、たとえば、トルエン、キシレン、リグロインやこれらの混合物等が挙げられる。
また、上記のように、ストレートシリコーン樹脂を低沸点有機溶媒に溶解させる態様においては、ストレートシリコーン樹脂溶液は、低沸点有機溶媒がトルエンであって、ストレートシリコーン樹脂濃度が50重量%であるときの、動粘度が0.1〜100センチストークスであることが好ましい。また、得られるコーティング剤の動粘度を、0.1〜10センチストークスとすることが好ましく、0.8〜9.5センチストークスとすることがより好ましい。
さらに、上記ストレートシリコーン樹脂としては、特に限定されないが、ストレートシリコーン樹脂に予め低沸点有機溶媒およびシランカップリング剤が配合された市販のストレートシリコーン樹脂組成物、たとえば、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製ストレートシリコーンワニス品名SR2406(有機溶媒トルエン、ストレートシリコーン樹脂濃度50重量%)、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製ストレートシリコーンワニス品名SR2410(有機溶媒トルエン、リグロイン、ストレートシリコーン樹脂濃度23重量%)、信越化学工業株式会社製ストレートシリコーンワニス品名KR255(有機溶媒トルエン、キシレン、ストレートシリコーン樹脂濃度50重量%)等を使用することができる。
上記XnSi(OCH3)4-n(Xはアミノ基、エポキシ基、メタクリロキシ基、メチル基、エチル基のいずれか)であらわされるシランカップリング剤としては、特に限定されないが、たとえば、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン,3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン,3−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン等のアミノシラン,3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン等のエポキシシランなどが挙げられる。
非イオン界面活性剤としては、特に限定されないが、たとえば、セカンダリーアルコールエーテル(EO)6・(PO)付加物、セカンダリーアルコールエーテル(EO)7・(PO)付加物、セカンダリーアルコールエーテル (EO)8・(PO)付加物等のアルキルエーテル型非イオン界面活性剤で親水基であるエトキシ基(EO)・プロポキシ基(PO)を分子中に3〜15個、好ましくは4〜12個を含み、その配列が偶数配列、奇数配列、又その混交で、配列中に必ずPO基を1つ挟むものととともに、炭素数でC10〜C18の親油基を側鎖に持つものが好ましく、これらを複数混合して用いることがより好ましい。
アルコールとしては、特に限定されないが、25℃で液体であるものが好ましく、たとえば、メタノール、エタノール、プロパノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノール、3−メトキシ−メチルブタノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、テオリメチレングリコール、ブチルカルビトール、1,3−ブタンジオール、テトラメチレングリコール、エチレングリコールモノブチルエーテルなどが挙げられ、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のC4以下のものが好ましく、イソプロピルアルコールが特に好ましい。
希釈溶媒としては、環境面を考慮すれば、水が好ましいが、たとえば、電気配線等の水が不適な場所に用いる場合は、n−ヘキサン、n−ヘプタン、リグロイン等の有機溶剤が挙げられる。
コーティング剤中の各成分の配合割合は、ストレートシリコーン樹脂の種類によって適宜決定されるが、因みに、ストレートシリコーン樹脂として、上記東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製ストレートシリコーンワニス品名SR2410を用いるとともに、アルコールとしてイソプロパノールを用いた場合、SR2410と、イソプロパノールとを容量比で1:1で混合するとともに、この混合物に10容量%程度の非イオン系活性剤を添加したものに、これらの総計の1倍〜5倍量の希釈溶媒を加えることが好ましい。
また、上記コーティング剤には、本発明の目的を損なわない範囲で、必要に応じ、性能向上用塗膜強固剤、希釈溶剤、安定化溶剤、凍結防止剤、防腐剤、研磨剤、紫外線吸収剤、色素、二酸化チタン等の光触媒などを配合することができる。
本発明にかかるアスベスト飛散防止方法は、以上のように、アスベストと無機バインダとを含むアスベスト含有層を少なくとも表面に備える造営面または建築材料に、ストレートシリコーン樹脂と、シランカップリング剤と、アルコールと、非イオン系界面活性剤と、希釈溶媒とを含むコーティング剤を前記アスベスト含有層表面に塗布するので、アスベスト含有層の内部まで容易にコーティング剤が浸透し、ストレートシリコーン樹脂がアスベスト含有層内のアスベストをくるむように硬化する。したがって、短時間の作業で容易にアスベスト含有層を有する造営面や建築材料表面からアスベストの飛散しない状態にすることができる。
また、ストレートシリコーン樹脂硬化物は、600℃以上の耐火性能があり、本来のアスベスト含有層の耐火・耐熱性能を損なうことがないとともに、軽量であるため、重量増により、アスベスト含有層が天井や壁から剥離したりすることがない。しかも、建物の解体時においても、アスベストの飛散・浮遊もない。
さらに、アスベストがストレートシリコーン樹脂硬化物によって包まれているので、解体した際に発生する廃材を粉砕しても肺内に達するような微細粉になることがないので、プラスチック材料の充填剤や、コンクリート製品の充填剤としても再利用することもできる。
以下に、本発明の実施の形態の1例を説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるわけではない。
(実施例1)
ストレートシリコーン樹脂が低沸点溶媒に溶解されるとともにシランカップリング剤を含むストレートシリコーン樹脂組成物としての東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製ストレートシリコーンワニス品名SR2410と、イソプロピルアルコールとを容量比1:1で混合した混合液に、以下に示す組成の非イオン界面活性剤(エコ・24社製 品名マイクロ24)を10容量%配合したのち、さらに、混合液と非イオン界面活性剤の合計の5倍量の精製水を加え攪拌してコーティング剤を調製した。
〔非イオン界面活性剤の組成〕
・ポリオキシアルコールエーテル(EO)7・(PO)付加物(C12以下)・・・12.0容量%
・ポリアルキルグリコール (EO)6・(PO)付加物(C12以下) ・・・ 2.0容量%
・グリコール系溶剤 ・・・40.0容量%
・水 ・・・46.0容量%
上記のようにして得られたコーティング剤を厚さ3cmの吹付けアスベスト層が表面に形成された鉄骨コンクリート製建築物の壁面に150〜200g/m2の割合となるようにスプレーした。そして、手で吹付けアスベスト層表面を触ったところ、3時間で乾燥した状態(硬化状態)となった。
その後、吹付けアスベスト層を基材コンクリートから剥がしたところ、吹付けアスベスト層の基材コンクリートとの界面までコーティング剤が浸透し、シリコーン樹脂が硬化しているとともに、吹付けアスベスト層を剥がす際にアスベストの飛散や浮遊は認められなかった。
また、剥離した吹付けアスベスト層の断面を電子顕微鏡で調べたところ、アスベストがシリコーン樹脂硬化物でコートされた状態でつながっているのが見られた。
(実施例2)
実施例1と同様にして得られたコーティング剤を厚さ3.5cmの吹付けアスベスト層が表面に形成された鉄骨コンクリート製建築物の壁面に150〜200g/m2の割合となるようにスプレーした。そして、手で吹付けアスベスト層表面を触ったところ、3時間で乾燥した状態(硬化状態)となった。
その後、吹付けアスベスト層を基材コンクリートから剥がしたところ、吹付けアスベスト層の基材コンクリートとの界面までコーティング剤が浸透し、シリコーン樹脂が硬化しているとともに、吹付けアスベスト層を剥がす際にアスベストの飛散や浮遊は認められなかった。
(実施例3)
水に代えて、希釈溶媒として5倍量のn−ヘプタンを用いた以外は、実施例1と同様にしてコーティング剤を得た。
上記のようにして得られたコーティング剤を厚さ3cmの吹付けアスベスト層が表面に形成された鉄骨コンクリート製建築物の壁面に200〜350g/m2の割合となるようにスプレーした。そして、手で吹付けアスベスト層表面を触ったところ、1.5時間で乾燥した状態(硬化状態)となった。
その後、吹付けアスベスト層を基材コンクリートから剥がしたところ、吹付けアスベスト層の基材コンクリートとの界面までコーティング剤が浸透し、シリコーン樹脂が硬化しているとともに、吹付けアスベスト層を剥がす際にアスベストの飛散や浮遊は認められなかった。
また、剥離した吹付けアスベスト層の断面を電子顕微鏡で調べたところ、アスベストがシリコーン樹脂硬化物でコートされた状態でつながっているのが見られた。
(実施例4)
実施例3と同様にして得られたコーティング剤を厚さ3.5cmの吹付けアスベスト層が表面に形成された鉄骨コンクリート製建築物の壁面に200〜350g/m2の割合となるようにスプレーした。そして、手で吹付けアスベスト層表面を触ったところ、2時間で乾燥した状態(硬化状態)となった。
その後、吹付けアスベスト層を基材コンクリートから剥がしたところ、吹付けアスベスト層の基材コンクリートとの界面までコーティング剤が浸透し、シリコーン樹脂が硬化しているとともに、吹付けアスベスト層を剥がす際にアスベストの飛散や浮遊は認められなかった。

Claims (5)

  1. アスベストと無機バインダとを含むアスベスト含有層を少なくとも表面に備える造営面または建築材料に、ストレートシリコーン樹脂と、シランカップリング剤と、アルコールと、非イオン系界面活性剤と、希釈溶媒とを含むコーティング剤を前記アスベスト含有層表面に塗布することを特徴するアスベスト飛散防止方法。
  2. 希釈溶媒が、水である請求項1に記載のアスベスト飛散防止方法。
  3. 希釈溶媒が、n−ヘキサン、n−ヘプタン、リグロインからなる群より選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載のアスベスト飛散防止方法。
  4. 非イオン系界面活性剤が、脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物を含む請求項1〜請求項3のいずれかに記載のアスベスト飛散防止方法。
  5. 脂肪族アルコールアルキレンオキサイド付加物が、1分子中にプロポキシ基と、エトキシ基とを合計で3〜15個含む請求項4に記載のアスベスト飛散防止方法。
JP2006016428A 2006-01-25 2006-01-25 アスベスト飛散防止方法 Active JP4693639B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006016428A JP4693639B2 (ja) 2006-01-25 2006-01-25 アスベスト飛散防止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006016428A JP4693639B2 (ja) 2006-01-25 2006-01-25 アスベスト飛散防止方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007197961A true JP2007197961A (ja) 2007-08-09
JP4693639B2 JP4693639B2 (ja) 2011-06-01

Family

ID=38452829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006016428A Active JP4693639B2 (ja) 2006-01-25 2006-01-25 アスベスト飛散防止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4693639B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101119132B1 (ko) 2009-10-28 2012-03-19 주식회사 인트켐 무기질 석면 비산 방지제

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57111354A (en) * 1980-12-29 1982-07-10 Toray Silicone Co Ltd Organopolysiloxane composition
JPH03229788A (ja) * 1990-02-02 1991-10-11 Toho Chem Ind Co Ltd 石綿含有物の解体除去用薬剤組成物
JPH0497972A (ja) * 1990-08-09 1992-03-30 Daicel Chem Ind Ltd アスベスト飛散防止用塗料組成物およびその製造方法
JPH0978029A (ja) * 1995-09-14 1997-03-25 Asahi Glass Co Ltd 塗料用樹脂組成物
JP2005218980A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Car Mate Mfg Co Ltd コーティング組成物の塗工方法、及び、コーティング組成物含浸体
JP2006063299A (ja) * 2004-07-28 2006-03-09 Taisei Corp 石綿飛散防止処理方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57111354A (en) * 1980-12-29 1982-07-10 Toray Silicone Co Ltd Organopolysiloxane composition
JPH03229788A (ja) * 1990-02-02 1991-10-11 Toho Chem Ind Co Ltd 石綿含有物の解体除去用薬剤組成物
JPH0497972A (ja) * 1990-08-09 1992-03-30 Daicel Chem Ind Ltd アスベスト飛散防止用塗料組成物およびその製造方法
JPH0978029A (ja) * 1995-09-14 1997-03-25 Asahi Glass Co Ltd 塗料用樹脂組成物
JP2005218980A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Car Mate Mfg Co Ltd コーティング組成物の塗工方法、及び、コーティング組成物含浸体
JP2006063299A (ja) * 2004-07-28 2006-03-09 Taisei Corp 石綿飛散防止処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101119132B1 (ko) 2009-10-28 2012-03-19 주식회사 인트켐 무기질 석면 비산 방지제

Also Published As

Publication number Publication date
JP4693639B2 (ja) 2011-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5301178B2 (ja) 撥水性軽量気泡コンクリートパネル、短期保管用撥水性軽量気泡コンクリートパネル、それらの製造法および撥水処理用オルガノポリシロキサン水性エマルション
KR101963828B1 (ko) 복합 코팅막 콘크리트구조물 균열보수용 퍼티조성물
KR101133782B1 (ko) 고분자 융합 신소재와 탄소 나노튜브 단면 보수재를 이용한 콘크리트 구조물의 내구성 증대를 위한 표면 처리 공법과 그 콘크리트 구조물
JP3942648B2 (ja) 鉱物質建築材料用含浸性エマルジヨン
WO2006048348A1 (en) Liquid viscous product based on an organofunctional silane system for producing weathering-stabile protective coatings for preventing surface soiling
JP6087929B2 (ja) コンクリート用撥水剤
JP2005015727A (ja) 撥水性被膜形成組成物及びそれを用いた塗装方法
JP2014062258A (ja) シリコーンレジン組成物およびシリコーンレジン組成物を用いた保護被覆工法
KR101392815B1 (ko) 콘크리트 표면 보수 및 보강용 중성화 방지 도료 조성물, 이의 제조방법 및 시공방법
JP4693639B2 (ja) アスベスト飛散防止方法
PL197443B1 (pl) Wodny preparat do obróbki mineralnych materiałów budowlanych, sposób jego wytwarzania i zastosowania
JP2013108062A (ja) 落書き除去剤と除去方法
KR101977905B1 (ko) 비산먼지가 억제된 항열 방청 모르타르 조성물과 이를 이용한 콘크리트 구조물 보수보강공법
KR101013031B1 (ko) 철근 콘크리트 구조물의 염해 및 탄산화 방지공법
KR100973984B1 (ko) 실리콘계 침투성 흡수방지제와 실리콘변성아크릴계투명도료 및 이를 이용한 구조물의 복합표면처리방법
JP2006052297A (ja) 水性塗料組成物及び塗装方法
JP2004324285A (ja) 躯体コンクリートの表面保護工法
JPH101610A (ja) 水性有機ケイ素系組成物および土木建築材料
JPH11158250A (ja) 硬化性樹脂組成物
JP2802221B2 (ja) アルコキシシリル基含有樹脂、これを含む水性組成物および土木建築材料用吸水防止剤
JP3466109B2 (ja) 浸透性吸水防止材含有組成物
KR100597866B1 (ko) 구조물의 표면에 도포되어 표면을 보호할 수 있는폴리머계 무기질 코팅재를 이용한 구조물 표면에 대한코팅 시공방법
JP2004251100A (ja) 磁器タイル壁面の塗装工法
JPH10176141A (ja) シラン系水性エマルション組成物及びその製造方法
RU2158283C2 (ru) Способ защиты поверхностей от коррозионных веществ и продукт в виде строительного раствора для его осуществления

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4693639

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250