JP2007197440A - 美容痩身方法 - Google Patents

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Ritsuko Yamazaki
律子 山崎
Kaori Tojo
かおり 東條
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政哲 吉村
Yasuki Honda
泰揮 本多
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Abstract

【課題】年齢・性別・体質などによらず多くの人が、健康に安全に、「つらさ・不快感」を感じることなく継続でき、効果の認知できる美容痩身方法を提供すること。
【解決手段】マッサージ施術をした直後に、39〜42℃の浴湯で半身浴を行う美容痩身方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、美容痩身方法に関する。
幅広い年代の女性には、体重を減少したい、ウエスト長・ヒップ長などの身体周囲長を減少させたい、あるいは体型を美しくしたいという美容痩身願望がある。そのためには食事制限、運動が最も有効とされてきた。
しかしながら、食事制限や運動には、実際の美容痩身効果が認められているものの、いずれも「つらさ」、「継続の不便性」等から継続が困難であるという問題があった。また、過度の食事制限は健康を損ねるなどの危険があった。一方、運動では、その方法によっては、筋肉の発達などにより必ずしも本人の求めるボディラインが得られるとは限らない場合がある。さらに、比較的高齢者あるいは特定の疾病のある場合には、食事や運動の種類などが限定され、満足する効果が得られないことがあった。
痩身効果を含む美容改善(痩身効果・美肌効果)を目的に、入浴あるいはマッサージ施術を行っている女性も多いが、多くの場合、入浴後に浴室の外でマッサージを行っている。
また、入浴はできるだけ高い温度で、長い時間行うことが血行促進による美容痩身効果の発現には有効であるとされているが、その効果が高いほど、精神的・身体的な苦痛は高く、湯あたり、立ちくらみなどの症状が起こりやすくなる。マッサージも長時間行うほど、血行促進による美容痩身効果の発現には有効であるが、やはり精神的・身体的な苦痛は高く、もみ返しなども懸念される。
さらに、カフェイン、海藻粉末及び/又は海藻抽出エキス、高麗ニンジンエキスを配合した入浴剤及びボディ化粧料を利用する痩身方法(特許文献1)が提案されている。しかしながら、このような痩身方法では、十分な痩身効果が得られなかった。
特開平8−104618号公報
本発明の目的は、年齢・性別・体質などによらず多くの人が、健康に安全に、「つらさ・不快感」を感じることなく継続でき、効果の認知できる美容痩身方法を提供することにある。
本発明者らは、美容痩身方法について鋭意研究した結果、マッサージ施術をした直後に、半身浴を行うことにより、年齢・性別・体質などによらず、健康に安全に、「つらさ・不快感」を感じることなく継続でき、十分な美容痩身効果が得られることを見出し、本発明を完成した。
本発明は、マッサージ施術をした直後に、39〜42℃の浴湯で半身浴を行う美容痩身方法を提供するものである。
また、本発明は、スクラブ剤を含有するマッサージ剤と、炭酸塩を含有する入浴剤とからなる美容痩身キットを提供するものである。
また、本発明は、スクラブ剤を含有するマッサージ剤と、炭酸塩を含有する入浴剤とからなる美容痩身キットを使用する美容痩身システムを提供するものである。
本発明の美容痩身方法は、年齢・性別・体質などによらず、健康に安全に、「つらさ・不快感」を感じることなく継続して行うことができ、十分な美容痩身効果を得ることができる。
本発明においては、まず、マッサージ施術を行う。マッサージ施術の方法は特に制限されず、軽擦法、揉捏法、強擦法、叩打法、圧迫法等を組み合わせて行うことができる。特に、マッサージ時の力の負荷は継続することが好ましいことから、軽擦法あるいは強擦法およびこれらに他の方法を組み合わせることが好ましい。マッサージの強さは、好ましくは100〜1500g/cm2、より好ましくは200〜1000g/cm2、さらに好ましくは300〜600g/cm2である。この範囲の強さにすることで、痛みなどの不快感を伴うことなく、充分なマッサージ効果を得ることができる。マッサージ時間は、好ましくは1〜10分程度、より好ましくは2〜5分である。この範囲の時間で施術することで、過度の負担なしに充分なマッサージ効果を得ることができる。マッサージ施術は、身体の何れの部分に行っても良く、例えば、太腿、ヒップ、ウエスト、お腹周り、背中、二の腕等に行うことができる。
マッサージ施術は、直後に半身浴を行うことから、浴室内で行うのが好ましい。
マッサージ施術を行う際には、マッサージ剤を用いることができる。マッサージ剤を身体に塗布し、通常の方法によりマッサージすれば良い。
かかるマッサージ剤としては、特に制限されず、身体をマッサージするのに適しているものであれば何れでも良い。特に、スクラブ剤を含有するマッサージ剤が好ましい。
スクラブ剤は、マッサージ効果や洗浄効果を増強するために配合される粒子状物質で、処方や使用目的に応じて粒子径、形状、硬さの異なるものを用いることができる。粒子径が大きいほど、マッサージ効果が高くなる。好ましい粒子径の範囲は5〜5000μm、より好ましくは、20〜2000μmである。この範囲では適度なマッサージ感があり過度の刺激や違和感がない。マッサージの終点を知らせたり、使用後の残留を防止する目的で一次径が20μm以下の細かい粒子を水解性のバインダーで造粒したり、適度な水溶性を有する無機塩の結晶等を用いることができる。形状、硬さ等は目的に応じて適宜選ばれる。
かかるスクラブ剤の具体例としては、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されず、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の塩化物、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸カルシウム、硫酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の無機塩;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の炭化水素系高分子化合物;ナイロン等のポリアミド系高分子化合物;ポリエステル系高分子化合物;ポリウレタン系高分子化合物;アルミニウム等の軽金属;酸化チタン、カオリン、タルク等の無機顔料;キチン、キトサン、コラーゲン、フィブロイン;アンズ核粉末、くるみ殻粉末、アーモンド殻粉末、はしばみ殻粉末、オリーブ核粉末、アプリコット核粉末、サクランボ核粉末等の植物の葉、根、果実、茎等由来物;海水乾燥物、キャンデリラワックス、炭粉末;及びこれらを単独で又は組み合わせて造粒した粒子などが挙げられる。
これらのうち、塩化ナトリウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の塩化物の粒子が、マッサージ施術後の洗い流しが容易で、速やかに半身浴を開始できる点で好ましい。これらの粒子は塩化ナトリウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の塩化物の一次粒子を適当なバインダーを用いて造粒した粒子であってもよい。
スクラブ剤は、1種以上を用いることができ、マッサージ剤全組成中に0.1〜80質量%、特に1〜60質量%含有するのが、スクラブ剤によるマッサージ効果に優れるので好ましい。
また、マッサージ剤は、黄花菜又はその抽出物、グレープフルーツオイル、ユーカリオイル、ローズマリーオイル、セージオイル及びイランイランオイルから選ばれる1種以上を含有することができ、ひきしめ効果、美容痩身効果をより高めることができる。
これらのうち、黄花菜は、ユリ科のショウヨウカンゾウ(Hemerocallis plicata Stepf(中薬大辞典,上海科学技術出版社及び小学館編,第1巻,株式会社小学館,昭和60年,p114))、ホンカンゾウ(Hemerocallis fulva L.(中薬大辞典,上海科学技術出版社及び小学館編,第1巻,株式会社小学館,昭和60年,p378))、ヤブカンゾウ(Hemerocallis fulva L.(中薬大辞典,上海科学技術出版社及び小学館編,第1巻,株式会社小学館,昭和60年,p381,p539))、マンシュウキスゲ(Hemerocallis flava L.(中薬大辞典,上海科学技術出版社及び小学館編,第1巻,株式会社小学館,昭和60年,p378,p539))、ホソバキスゲ(Hemerocallis minor Mill.(中薬大辞典,上海科学技術出版社及び小学館編,第1巻,株式会社小学館,昭和60年,p378,p539))及びこれら類縁植物を基原とする植物の花、蕾の総称である。
本発明において、「黄花菜」としては、好ましくは市場で流通している黄花菜の蕾をそのまま又は乾燥したもの(別名:金針菜)が用いられる。なお、乾燥は、植物の乾燥に通常用いられる方法が適用でき、例えば、天日、風、加熱又は凍結乾燥のいずれでもよい。
本発明で用いる黄花菜抽出物としては、上記「黄花菜」から、常温又は加温下にて抽出し、調製することにより得られる溶剤抽出液、その希釈液、その濃縮液又はその乾燥物が挙げられる。
本発明において、黄花菜抽出物の抽出方法としては、例えば、浸漬、煎出、浸出、還流抽出、超臨界抽出、超音波抽出、マイクロ波抽出等が挙げられる。
黄花菜抽出物を抽出するために用いる抽出溶剤は、極性溶剤又は非極性溶剤のいずれをも使用することができ、これらを混合して使用することができる。
極性溶剤としては、例えば、水、アルコール類、ケトン類;非極性溶剤としては、例えば、エステル類、鎖状及び環状エーテル、ポリエーテル類、炭化水素類、芳香族炭化水素類、ピリジン類、超臨界二酸化炭素及び油脂、ワックス、その他のオイル等が挙げられる。
アルコール類としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、プロピレングリコール、ブチレングリコール等が挙げられる。ケトン類としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン等が挙げられる。エステル類としては、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル等が挙げられる。鎖状及び環状エーテルとしては、例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等が挙げられる。ポリエーテル類としては、例えば、ポリエチレングリコール等が挙げられる。炭化水素類としては、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル等が挙げられる。芳香族炭化水素類としては、例えば、ベンゼン、トルエン等が挙げられる。
このうち、水或いはアルコール類の単独又は水−アルコール類混合液を用いるのが好ましく、より好ましくは水−アルコール類混合液、特に好ましくは水−メタノール或いは水−エタノール混合液である。水−アルコール類混合液の場合には、混合液に対するアルコールの混合割合(V/V)は、好ましくは0〜80%、より好ましくは0〜60%である。
抽出溶剤の使用量は、溶剤の種類によっても異なるが、好ましくは黄花菜乾燥物1質量部に対して1〜100質量部、より好ましくは5〜20質量部である。
また、抽出温度は、5〜70℃、好ましくは5〜50℃、より好ましくは10〜40℃である。抽出時間は、1時間〜30日間、好ましくは7〜14日間である。
上記黄花菜抽出物は、抽出・調製後液体のまま又は希釈して用いることもできるが、当該抽出物の液体を減圧濃縮、凍結濃縮若しくは膜濃縮又は風、加熱若しくは凍結乾燥し、濃縮物、ペースト状又は乾燥物(粉末)に調製して用いてもよい。
また、上記黄花菜抽出物は、さらに液々分配、固液分配、濾過膜、活性炭、吸着樹脂、イオン交換樹脂等の公知の技術によって不活性な夾雑物を除去したものを用いることが好ましい。さらに、必要に応じて脱臭、脱色等の処理を施してから用いても良い。
黄花菜又はその抽出物は、マッサージ剤全組成中に、乾燥物換算量で0.0001〜30質量%、特に0.0002〜5質量%含有するのが好ましい。また、精油類は、マッサージ剤全組成中に、0.0005〜0.5質量%、特に0.001〜0.01質量%含有するのが好ましい。
マッサージ剤は、更にカフェイン又はその塩を含有することができ、スキンケア効果及び美容痩身効果をより高めることができる。
カフェイン又はその塩としては、市販のものを用いてもよいが、コーヒー豆、緑茶葉、烏龍茶、紅茶及びマテ茶等のカフェイン含有率の高い植物から上記又は公知の抽出方法で抽出し、調製して得られた植物抽出物又は合成物でもよい。また、当該植物又はその抽出物をカフェイン供給源として用いてもよい。当該カフェインは、乾燥物、液体又はペースト状のいずれのものでもよい。
カフェインの塩としては、例えば、塩酸、硫酸等の鉱酸塩、酢酸、クエン酸等の有機酸塩等が挙げられる。
カフェイン又はその塩は、マッサージ剤全組成中に、0.01〜0.5質量%、特に0.05〜0.2質量%含有するのが好ましい。
また、マッサージ剤は、前記成分以外に、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、多価アルコールや油剤等の保湿剤、高分子増粘剤、増粘補助剤、界面活性剤、水、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、色素、無機顔料、無機粉体、高分子粉体、香料、pH調整剤などを含有することができる。
マッサージ剤は、ジェル状又はペースト状であるのが好ましく、25℃における粘度が5000〜800000mPa・s、特に50000〜600000mPa・sであるのが好ましい。粘度は、25℃において、ヘリカル粘度計(B8R型)により測定される。
マッサージ施術が終了したら、その直後に半身浴を開始する。直後とは、5分以内、特に3分以内が好ましい。5分を超えてから半身浴を行っても、十分な血行促進効果や、エネルギー消費量の増加は得られず、十分な美容痩身効果が得られない。マッサージ施術後に、マッサージ剤は洗い流しても流さなくても良い。
半身浴は、39〜42℃の浴湯に、身体の心臓位よりも下部を浸漬させることにより行う。半身浴は20分以上60分未満、特に25分以上40分未満行うのが好ましい。
半身浴をこの時間範囲で行うことにより、過度の身体への負荷を与えることなく、充分な血行促進効果や美容痩身効果を得ることができる。
半身浴を行う際には、浴湯に入浴剤を投入することができる。入浴剤は、特に制限されず、通常用いられるものを使用することができる。
入浴剤は、マッサージ剤と同様、黄花菜又はその抽出物、グレープフルーツオイル、ユーカリオイル、ローズマリーオイル、セージオイル及びイランイランオイルから選ばれる1種以上を含有することができ、ひきしめ効果、美容痩身効果をより高めることができる。
黄花菜又はその抽出物の含有量は、入浴剤全量中、乾燥物換算量で0.0001〜30質量%、特に0.0002〜5質量%が好ましい。また、精油類は、入浴剤全量中、0.005〜1質量%、特に0.01〜0.1質量%であるのが好ましい
また、入浴剤は、炭酸塩を含有するのが、相乗的に肌のひきしめ効果、美容痩身効果及びスキンケア効果が向上する点で好ましい。
炭酸塩としては、例えば炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム等が挙げられ、入浴剤全量中に5〜98質量%、特に10〜70質量%含有するのが好ましい。
さらに、入浴剤には、炭酸ガス又は炭酸塩と酸からなる炭酸ガス発生物を組み合わせて配合するのが、肌のひきしめ効果、美容痩身効果及びスキンケア効果が相乗的に向上する点で好ましい。
炭酸ガスを配合せしめる場合、これを高圧下で封入させるか、炭酸ガスを保持させた物質を配合すればよい。炭酸ガスを保持させた物質としては、アルミノ珪酸塩、シクロデキストリン又はシクロデキストリン誘導体が好ましい。
上記炭酸ガス発生物に用いる炭酸塩としては、例えば、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素アンモニウム塩、炭酸マグネシウム等が使用できる。また、酸としては有機酸及び無機酸のいずれも使用できる。これら炭酸塩、酸は、水溶性で固体のものが好ましい。ここで用いる有機酸としては、例えばコハク酸、グルタル酸、アジピン酸、フマル酸等のジカルボン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸等の酸性アミノ酸、リンゴ酸、クエン酸、アスコルビン酸等のオキシ酸、安息香酸、ピロリドンカルボン酸が挙げられる。これら有機酸は酸性塩等の形態であってもよい。ここで用いられる炭酸塩と酸との配合当量比は、5:1〜1:5、特に2:1〜1:2が好ましい。
これら炭酸塩、酸は、それぞれ単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができ、これらの炭酸ガス及び炭酸ガス発生物の含有量は、入浴剤全量中の5〜99.8質量%、特に30〜99.5質量%が好ましい。
入浴剤は、相乗的に肌のひきしめ効果、美容痩身効果及びスキンケア効果が向上する点から、カフェイン又はその塩を含有することもできる。
カフェイン又はその塩としては、前記と同様のものを用いることができ、その含有量は、入浴剤全量中、乾燥物換算量で0.01〜2質量%、特に乾燥物換算量で0.05〜1質量%であるのが好ましい。
入浴剤には、上記成分の他に、通常入浴剤に用いられる成分、例えば、上記成分以外の無機化合物及び無機塩類、生薬、漢方薬、ハーブ類、精油、香料類、油脂類、シリコーン類、色素類、ビタミン類、多価アルコール類、微粉体、水溶性高分子、湯の花、カゼイン、サリチル酸ナトリウム、入り糠、雲母末、デキストリン、脱脂粉乳、尿素、アミノ酸類、蔗糖、ブドウ糖、乳糖、界面活性剤類、殺菌防腐剤、金属封鎖剤、蛋白分解酵素などを配合することができる。
入浴剤は、配合成分を、混合機にて均一に攪拌混合して得るなど、常法により製造することができ、粉体、顆粒、錠剤、液体、乳化状態等の剤形とすることができる。また、入浴剤の形態は、バスソルトタイプ、バブルバスタイプ、発泡性タイプ等の何れでも良い。
また、入浴剤について、40℃の湯に0.01質量%溶解したときのpHは、通常浴槽及びその附属品に悪影響を及ぼさない約4〜10の範囲であれば、特に限定されるものではないが、炭酸ガスの効果を特に期待する場合には、pH4〜7が好ましい。
本発明の美容痩身方法は、繰り返し行うことにより、その効果をより発揮することができ、例えば、週1〜4回の頻度で1ヶ月以上継続することにより、安静時代謝量が増大し、体重減少により、高い美容痩身効果を得ることができる。
特に、スクラブ剤を含有するマッサージ剤と、炭酸塩を含有する入浴剤とからなる美容痩身キットを用いて行うと、より高い美容痩身効果を得ることができる。
本発明の痩身キットには、マッサージ施術をした直後に、39〜42℃の浴湯で半身浴を行う旨の表示を付すことができる。
スクラブ剤を含有するマッサージ剤と、炭酸塩を含有する入浴剤とからなる美容痩身キットを使用することで、有効な美容痩身システムを提供することができる。
本発明の作用機構は明らかではないが、マッサージ施術とその直後の半身浴によって血流量の増加が起こり、さらにそれを連用することによって、安静時におけるエネルギー消費量が増大し、その結果として、美容痩身効果が発現するものと考えられる。
実施例において行った評価は、以下のとおりである。
(1)身体的負荷:
美容痩身方法を実施したときの生理変化より、以下の基準により、総合的に身体的負荷を評価した。
4:負荷は極めて低い。
3:負荷は低い。
2:体調が良好な状態では問題ない。
1:負荷が高い。
(2)快適性:
美容痩身方法を実施したときの健常女性パネルの本人意識より、以下の基準で評価した。
4:気持ち良く方法を遂行できる。
3:難なく方法を遂行できる。
2:苦痛を感じることがあるが、方法を遂行できる。
1:苦痛、不快感から方法を遂行できない。
(3)血行促進効果:
血流量の増加により血行促進効果を確認した。血流計LASER FLOWMETER ALF21D(ADVANCE社製)を用い、安静(マッサージ前)、入浴前、入浴後において、前腕内側部及び足の甲部でレーザードップラー式皮膚血流量を測定した。安静・入浴前からの血流量の増加の程度により血行促進効果を評価した。
5:極めて高い(平均3V以上)。
4:高い(平均2V以上〜3V未満)。
3:やや高い(平均1V以上〜2V未満)。
2:わずかに高い(平均0.5V以上〜1V未満)。
1:変化なし(平均0.5V未満)。
(4)エネルギー消費量:
呼気分析装置VO2000(Medgraph社製)を用い、安静時のエネルギー消費量を測定した。美容痩身方法を4週間実施したときの前後の差分から、エネルギー消費量の増加の程度を、以下の基準で評価した。
4:極めて高い(約200kcal/day以上)。
3:高い(約100〜200kcal/day)。
2:わずかに高い(約50〜100kcal/day)。
1:変化なし(約50kcal/day以下)。
(5)美容痩身効果:
美容痩身方法を実施したときの美容痩身効果を、体重減少量より、以下の基準で評価した。
4:1kg/1ヶ月以上の体重減少がある。
3:0.5〜1kg/1ヶ月の体重減少がある。
2:0.5kg/1ヶ月未満の体重減少。
1:体重減少なし、あるいは体重増加。
(6)肌のひきしめ効果:
5名の専門パネルにより、各キットを1ヶ月連用したときのひきしめ効果について、総合的に評価し、以下の基準で4段階に点数化した。結果は平均点を示す。
4:ひきしめ効果を強く感じる。
3:ひきしめ効果を感じる。
2:ひきしめ効果をわずかに感じる。
1:ひきしめ効果はない。
製造例1(黄花菜抽出物の製造)
黄花菜(新和物産社)40gに50%(v/v)エタノール−水混合溶液400mLを加え、室温(20〜30℃)で7日間抽出した後、ろ過し、抽出液340mLを得た。この抽出液から溶媒を減圧留去し、乾燥物18.4gを得た。
実施例1
浴室にて入浴(湯船につかること)直前、以下に示す組成のマッサージ剤を、太腿・ヒップ・ウエストに塗布し、5分間マッサージした。その後すぐ(2分以内)に、湯温40℃にて、みぞおち下までの座浴(ひざはゆるやかにのばした状態、腕は浸漬しない)で30分入浴(半身浴)を行った。
身体的負荷:4、快適性:3、血行促進効果:5、ひきしめ効果:2.4
<マッサージ剤>
(1)カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.5(質量%)
(2)カラギーナン 0.5
(3)グリセリン 25.0
(4)塩化ナトリウム 25.0
(5)無水ケイ酸 5.0
(6)黄花菜抽出物(製造例1) 0.5
(7)カフェイン 0.2
(8)精製水 残量
実施例2
実施例1で示したマッサージ剤及び以下に示す組成の入浴剤を、本発明キットとして調製した。浴室にて入浴(湯船につかること)直前、実施例1で用いたマッサージ剤を、太腿・ヒップ・ウエストに塗布し、5分間マッサージした。その後すぐ(2分以内)に、以下に示す組成の入浴剤を投入した40℃の湯に、みぞおち下までの座浴(ひざはゆるやかにのばした状態、腕は浸漬しない)で30分入浴(半身浴)を行った。
身体的負荷:4、快適性:3、血行促進効果:5、エネルギー消費量:4
また、この方法を週3回の頻度で1ヶ月継続することで、安静時代謝量が増大し、体重・ウエスト長が有意に減少した。
美容痩身効果:4、ひきしめ効果:2.8
<入浴剤>
(1)炭酸水素ナトリウム 30(質量%)
(2)炭酸ナトリウム 20
(3)フマル酸 45
(6)黄花菜抽出物(製造例1) 1
(7)カフェイン 1
(8)デキストリン 残量
実施例3〜8
表1に示す美容痩身キットを調製した。
本発明のキットのマッサージ剤(A)を用いて5分間のマッサージ施術を行った直後(2分以内)に、本発明のキットの入浴剤(B)を投入した40℃の浴湯にて30分間半身浴を行った。
Figure 2007197440
過度の身体的負荷や快適性を損なうことなく、ひきしめ効果、美容痩身効果を奏することが確認された。
試験例1(皮膚血流量の測定)
レーザーフローメーターALF21D(ADVANCE社製)を用いて、血流量を測定した。
測定部位は左・右の太腿部位とし、一方は入浴のみ、一方はマッサージと入浴の両方を行った。マッサージは、実施例1に示したマッサージ剤を用い、拇指強擦法にて5分間マッサージを行った。また、入浴には実施例2に示す入浴剤を使用し、38−40℃で30分、心臓を浸漬しない半身浴を行った。マッサージを行っている間以外は測定部位にプローブをつけ、その血流変化を記録した。
マッサージを5分間行った直後(1分以内)に入浴した場合の結果を図1に示す。
マッサージを5分間行った直後(5分以内)に入浴した場合の結果を図2に示す。
マッサージを5分間行い、20分後に入浴した場合の結果を図3に示す。
半身浴を行った直後(1分以内)にマッサージを行った場合の結果を図4に示す。
半身浴を行い、5分後にマッサージを行った場合の結果を図5に示す。
何れの場合も、半身浴のみでマッサージを行わない場合の結果を併記した。
なお、図1〜図5において、「Msg+」はマッサージと半身浴を組み合わせたもの、「Msg-」は半身浴のみのものを示す。
図1〜図5の結果より、マッサージを行った直後に入浴した場合(図1及び図2)には、血流量が増大し、それが長い間持続した。これに対し、図3〜図5では、血流量は入浴のみの場合と、ほとんど変わらなかった。
試験例1において、マッサージを5分間行った直後(1分以内)に入浴した場合の血流変化を示す図である。 試験例1において、マッサージを5分間行った直後(5分以内)に入浴した場合の血流変化を示す図である。 試験例1において、マッサージを5分間行い、20分後に入浴した場合の血流変化を示す図である。 試験例1において、半身浴を行った直後(1分以内)にマッサージを行った場合の血流変化を示す図である。 試験例1において、半身浴を行い、5分後にマッサージを行った場合の血流変化を示す図である。

Claims (11)

  1. マッサージ施術をした直後に、39〜42℃の浴湯で半身浴を行う美容痩身方法。
  2. 半身浴を、マッサージ施術をして5分以内に開始し、20分以上行う請求項1記載の美容痩身方法。
  3. マッサージ剤を用いてマッサージ施術を行う請求項1又は2記載の美容痩身方法。
  4. スクラブ剤を含有するマッサージ剤を用いてマッサージ施術を行う請求項1又は2記載の美容痩身方法。
  5. スクラブ剤が、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金属の塩化物の粒子である請求項4記載の美容痩身方法。
  6. 半身浴を、入浴剤を投入した浴湯で行う請求項1〜5のいずれか1項記載の美容痩身方法。
  7. 入浴剤が、炭酸塩を含有するものである請求項6記載の美容痩身方法。
  8. 黄花菜又はその抽出物、グレープフルーツオイル、ユーカリオイル、ローズマリーオイル、セージオイル及びイランイランオイルから選ばれる1種以上を、マッサージ剤又は入浴剤の少なくともいずれか一方に含有する請求項3〜7のいずれか1項記載の美容痩身方法。
  9. スクラブ剤を含有するマッサージ剤と、炭酸塩を含有する入浴剤とからなる美容痩身キット。
  10. マッサージ施術をした直後に、39〜42℃の浴湯で半身浴を行う旨の用法の表示を付した請求項9記載の美容痩身キット。
  11. スクラブ剤を含有するマッサージ剤と、炭酸塩を含有する入浴剤とからなる美容痩身キットを使用する美容痩身システム。
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