JP2015218126A - マッサージ用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】マッサージに使用される際に、適度な粘性や体積を持ち、なお且つ、マッサージ時に過剰な洗浄にならず皮膚や毛髪に損傷を与え難い適度な洗浄機能を持つマッサージ用組成物を提供する。【解決手段】水溶液100重量部に対して、海藻を乾燥している量で0.1重量部〜10.0重量部、起泡剤を0.1重量部〜10.0重量部で溶解させたマッサージ用組成物。【選択図】なし

Description

この発明は、マッサージ用組成物に関し、より具体的には、皮膚の状態の改善や、皮膚を美しくすること、皮膚や毛髪を清浄にする、毛髪の生育環境を改善する、リンパ液や血液の流れを促す、自律神経を安定に保つ、体型を整えるなどを目的として行われるマッサージに使用されるマッサージ用組成物であって、マッサージに使用される際に、適度な粘性や体積を持ち、なお且つ、マッサージ時に過剰な洗浄にならず皮膚や毛髪に損傷を与え難い適度な洗浄機能を持つマッサージ用組成物に関する。
従来、マッサージは、専ら、マッサージオイルやマッサージクリーム等(以下「塗擦系マッサージ用組成物」という)を用いたり、ボディーソープやヘアシャンプー等(以下「洗浄系マッサージ用組成物」という)を用いて行われている。
即ち、それらのマッサージ用組成物そのものの体積やマッサージ用組成物が起泡することに起因する体積の増大、等を用いて、マッサージを施術する者(以下「施術者」という)と、マッサージを享受する者(以下「享受者」という)との接触する箇所で、潤滑性を付与し、心地の良い感触を与えるとともに、怪我、等の事故を防いでいる。
前述したようなマッサージ用組成物を用いずマッサージを行なうと、施術の圧の調節や、滑りの調節が難しく、また、施術者と享受者とが接触する箇所で組成物が介在することがない状態で施術が行われることにより、施術者と享受者との間での怪我、等の事故が発生する危険性がある。
そこで、マッサージを行う場合、従来から、何らかのマッサージ用組成物を用いることが原則になっている。
しかし、塗擦系マッサージ用組成物を用いる時は、施術者と享受者との接触する箇所で体積が必要であるので量が必要となり、それらを除去するのに、拭き取りや洗い流しを必要とする。特に、毛髪がある頭部は塗擦系マッサージ用組成物の除去には煩雑さが伴う。また、除去した塗擦系マッサージ用組成物は量が多いので廃棄された後、環境への影響も懸念される。
一方、洗浄系マッサージ用組成物は、起泡された体積を利用してマッサージを行なうので、塗擦系マッサージ用組成物に比較して使用量は少なくすることができるものの、配合されている界面活性剤で、通常の洗浄よりも長時間行うマッサージにより、過剰な洗浄となってしまい、皮膚や毛髪を保護する為に存在するセラミド等の有用物が除去され、乾燥や肌荒れ等の原因となってしまう。
特に、毛髪は、皮膚の角質のように新陳代謝されて再生される箇所では無いので、一度、損傷を受けると再生されることがなく、深刻である。また、過剰な洗浄の影響は施術者にも当然あり、手荒れやひび、あかぎれ、等で施術が行えなくなる状態となることも、頻発している。
このように、従来のマッサージで用いられている塗布系のマッサージ用組成物は、使用量が多量である、除去に煩雑さが伴う、環境への懸念等の問題があり、洗浄系のマッサージ用組成物では、過剰な洗浄となり、皮膚や毛髪に損傷を与える等の問題がある。
これらの問題は、施術者自らが享受者となる、一人で行うマッサージでも容易に発生しうる。
特開2008−247793号公報
この発明は、皮膚の状態の改善や、皮膚を美しくすること、皮膚や毛髪を清浄にする、毛髪の生育環境を改善する、リンパ液や血液の流れを促す、自律神経を安定に保つ、体型を整えるなどを目的として行われるマッサージに使用されるマッサージ用組成物であって、マッサージに使用される際に、適度な粘性や体積を持ち、なお且つ、マッサージ時に過剰な洗浄にならず皮膚や毛髪に損傷を与え難い適度な洗浄機能を持つマッサージ用組成物を提供することを目的としている。
前記課題を解決するため、本発明では以下の提案を行うものである。
請求項1記載の発明は、水溶液100重量部に対して、海藻を乾燥している量で0.1重量部〜10.0重量部、起泡剤を0.1重量部〜10.0重量部で溶解させたマッサージ用組成物である。
請求項2記載の発明は、前記海藻は、緑藻植物、褐藻植物、紅藻植物の中の単一の種、又は、複数の種の組み合わせを用いることを特徴とした請求項1記載のマッサージ用組成物である。
請求項3記載の発明は、前記起泡剤は、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、天然界面活性剤の中の一種、又は、複数の組み合わせを用いることを特徴とした請求項1又は2記載のマッサージ用組成物である。
請求項4記載の発明は、前記マッサージ用組成物の粘度が100mPa・s(cP)〜100000mPa・s(cP)であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載のマッサージ用組成物である。
この発明によれば、マッサージに使用される際に、適度な粘性や体積を持ち、なお且つ、マッサージ時に過剰な洗浄にならず皮膚や毛髪に損傷を与え難い適度な洗浄機能を持つマッサージ用組成物を提供することができる。
このマッサージ用組成物は、皮膚の状態の改善や、皮膚を美しくすること、皮膚や毛髪を清浄にする、毛髪の生育環境を改善する、リンパ液や血液の流れを促す、自律神経を安定に保つ、体型を整えるなどを目的として行われるマッサージに好適に使用される。
本発明のマッサージ用組成物は、水溶液100重量部に対して、海藻を乾燥している量で0.1重量部〜10.0重量部、起泡剤を0.1重量部〜10.0重量部で溶解させたものである。
前記水溶液としては、皮膚の状態の改善や、皮膚を美しくすること、皮膚や毛髪を清浄にする、毛髪の生育環境を改善する、リンパ液や血液の流れを促す、自律神経を安定に保つ、体型を整えるなどを目的として行われるマッサージに使用可能なものであって、海藻や起泡剤を溶解できるものであれば使用することができる。
例えば、冷水にて海藻を溶解したり、温水に海藻を溶解することができる。また、前記の冷水や温水に対して加熱を続けながら海藻を溶解することもできる。更に、エチルアルコールやグリセリン、等を前記水溶液として用いたり、酸やアルカリ水溶液を前記水溶液として用いることもできる。
なお、海藻をこのような水溶液に溶解した後、不溶解物を除去する為に濾過等を行うようにしてもよい。
海藻は、乾燥している量で、水溶液100重量部に対して0.1重量部〜10.0重量部で溶解させることが望ましい。
海藻をこの割合で溶解することにより、海藻による粘性が好適に発揮され、本発明のマッサージ用生成物を用いてマッサージを行う際に、潤滑性が高められて、従来の洗浄系マッサージ用組成物を用いてマッサージを行う際よりも容易にマッサージを行うことができる。そして、水溶液100重量部に対して起泡剤を0.1重量部〜10.0重量部溶解することと併せて、従来の洗浄系マッサージ用組成物を用いてマッサージを行う際よりも長時間、泡が消失することなく良好になる。
海藻を溶解する割合が0.1重量部より少ないとマッサージに適した粘度や泡の保持という観点から好ましくなくなる。一方、海藻を溶解する割合が10.0重量部を越えると、粘度が高くなり、マッサージ用組成物を調製する過程において粘度が高すぎて調製困難になったり、調製できてもマッサージに適した粘度ではなくなるので、好ましくない。
前述したように、水溶液100重量部に対して、海藻を乾燥している量で0.1重量部〜10.0重量部、起泡剤を0.1重量部〜10.0重量部で溶解させてなる本発明のマッサージ用組成物は、このような配合割合で、その粘度を100mPa・s(cP)〜100000mPa・s(cP)の範囲のものとしておくことが、マッサージに適した粘度や泡の保持という観点から好ましい。
本発明のマッサージ用組成物では、起泡剤は、水溶液100重量部に対して0.1重量部〜10.0重量部で溶解させることが望ましい。
起泡剤をこの割合で溶解することにより、起泡剤による増泡性が好適に発揮され、適度な起泡となり、本発明のマッサージ用生成物を用いてマッサージを行う際に、水溶液100重量部に対して海藻を乾燥している量で0.1重量部〜10.0重量部溶解することと併せて、従来の洗浄系マッサージ用組成物を用いてマッサージを行う際よりも長時間、泡が消失することなく良好になる。
起泡剤を溶解する割合が0.1重量部より少ないと、マッサージを行う際に起泡が少なく、体積の増大が好適なマッサージを行うのに適したものに至らないので、好ましくない。一方、起泡剤を溶解する割合が10.0重量部を越えると、起泡された体積を利用してマッサージを行なう従来の洗浄系マッサージ用組成物と同程度か、それ以上の体積増大になるが、長時間のマッサージを行なうと過剰な洗浄となり、皮膚や髪に損傷を与えてしまうおそれがあるで、望ましくない。
すなわち、発明者の検討によれば、水溶液100重量部に対して溶解する海藻と起泡剤の割合は、海藻を乾燥している量で0.1重量部〜10.0重量部、起泡剤を0.1重量部〜10.0重量部とすることが、マッサージに使用される際に、適度な粘性や体積を持ち、なお且つ、マッサージ時に過剰な洗浄にならず皮膚や毛髪に損傷を与え難い適度な洗浄機能を持つマッサージ用組成物を提供するという観点から望ましかった。
前記の海藻としては、緑藻植物、褐藻植物、紅藻植物の中の単一の種、又は、複数の種の組み合わせを用いることができる。
緑藻植物としては、例えば、ミル、アオサ、アオノリ等がある。
褐藻植物としては、例えば、ワカメ、コンブ、ホンダワラ、エゾイシゲ等がある。
紅藻植物としては、例えば、スサビノリ、マフノリ、フクロフノリ、テングサ、アカハギンナンソウ等がある。
これらの中の一種や、複数種の組み合わせを用いることができるが、溶解後に優れた粘性と泡の保持力を持つ物を用いるのが良い。
前記の起泡剤としては、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、天然界面活性剤の中の一種、又は、複数の組み合わせを用いることができる。
陰イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸及びその塩、アルキルスルホコハク酸及びその塩、ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸及びその塩、アルキルリン酸及びその塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸及びその塩、アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩、アルキルフェノキシジエトキシエチルスルホン酸及びその塩、ジアルキルフェニルリン酸及びその塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルリン酸及びその塩、アシルリジン塩、アシルグリシン及びその塩、グリセリン乳酸脂肪酸エステル、アシルグルタミン酸及びその塩、アシルサルコシン及びその塩、アシル−N−メチルβ−アラニン及びその塩、脂肪酸メチルタウリン及びその塩、脂肪酸サルコシン及びその塩、脂肪酸塩、ポリオキシエチレン脂肪酸モノエタノールアミド硫酸及びその塩等がある。
非イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルジメチルアミンオキシド、グリセリンクエン酸脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルジメチルアミンオキシド、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、グリセリン酢酸脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、グリセリンジアセチル酒石酸脂肪酸エステル、グリセリン乳酸脂肪酸エステル、脂肪酸モノエタノールアミドエトキシレート、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、ポリオキシエチレンジ脂肪酸メチルグルコシド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンセスキ脂肪酸メチルグルコシド、ポリオキシプロピレンジ脂肪酸メチルグルコシド、ポリオキシプロピレンセスキ脂肪酸メチルグルコシド、セスキ脂肪酸メチルグルコシド、ポリグリセリン縮合ヒドロキシ脂肪酸エステル、脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、モノ脂肪酸ポリエチレングリコール、ジ脂肪酸ポリエチレングリコール、モノ脂肪酸グリセリン、モノ脂肪酸ソルビタン、ジ脂肪酸ソルビタン、セスキ脂肪酸ソルビタン、トリ脂肪酸ソルビタン、モノ脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、ジ脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリ脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、テトラ脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、プロピレングリコール脂肪酸エステル等がある。
両イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ビス(アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体、アルキルヒドロキシスルホベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン等がある。
陽イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム及びその塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム及びその塩、アシル−L−アルギニンエチルDL−ピロリドンカルボン酸塩等がある。
天然界面活性剤としては、例えば、キラヤ、ムクロジ、甘草、サボンソウ、ソープナッツ、ダイズ等から得られる起泡性能のある植物系の抽出成分、乳、卵白、卵黄、胆嚢等から得られる起泡性能のある動物系の抽出成分等がある。
これらの中の一種や、複数種の組み合わせを用いることができるが、優れた起泡性能があり、尚且つ、皮膚や毛髪に対して過剰な洗浄となり難い起泡剤を過剰な洗浄とならない適切な量を配合するのが良い。また、自然環境への影響も考慮し生分解性に優れた起泡剤を用いるのが望ましい。
本発明のマッサージ用組成物は、上述した海藻と起泡剤とを、上述した割合で水溶液に溶解し、所望の混和を行って調製することができる。
なお、海藻を溶解した後、必要であれば、不溶解物等を濾過などによって除去し、また、最終調製の前に、防腐剤、等の安定剤など、この技術分野で公知の成分を、本発明の目的を損なわない範囲で添加、混合してもよい。
このようにして調製された本発明のマッサージ用組成物は、マッサージを行なう時に起泡させて使用される。
本発明のマッサージ用組成物は、従来の塗擦系マッサージ用組成物よりも少ない使用量でも起泡により体積があることで施術が容易に行え、除去が容易であり、なお且つ、従来の洗浄系のマッサージ用組成物のような過剰な洗浄とならないという優れた機能を発揮することができる。
また、本発明のマッサージ用組成物は、起泡剤による体積の増量効果と、海藻による潤滑性や泡の保持効果により、従来の塗擦系マッサージ用組成物よりも容易にマッサージを行なう事が可能であり、容易に洗い流す事が可能であるので除去も簡便である。
更に、本発明のマッサージ用組成物では、海藻による潤滑性や泡の保持効果により、従来の洗浄系マッサージ用組成物よりも、はるかに少量の起泡剤の配合ですむので、過剰な洗浄により皮膚や毛髪が損傷する懸念も無い。
また、本発明のマッサージ用組成物は、天然物である海藻と少ない配合量の起泡剤で構成されているので、皮膚や毛髪への安全性が向上し、排水後の環境への影響も従来の技術で作られたものよりも少なくなっている。
乾燥したコンブ1部を50部の水を用いて溶解し、不溶解物等を濾過し、アシルグルタミン酸ナトリウムを1部加え、防腐剤等の安定剤を加えた後、水を用いて全体を100部としてマッサージ用組成物を得た。
このマッサージ用組成物を用いて、技術を習得したマッサージ技術者(施術者)が享受者の身体に対してマッサージを行なったところ、適度な起泡により体積が増すことと適度な粘性が、潤滑性を高め、容易にマッサージが行なえ、海藻による泡の保持力により、従来の洗浄系マッサージ用組成物よりも長時間、泡が消失する事が無く良好であるという回答が得られた。
また、実施したマッサージ技術者(施術者)の手は乾燥がちであったが、本実施例のマッサージ用組成物を用いてマッサージを行った後は、手にうるおいがあると言う回答も得られた。
(比較例1)
乾燥したコンブの配合割合を0.05部に変更した以外は、前記の実施例1と同様にして比較対象のマッサージ用組成物を調製した。
この比較対象のマッサージ用組成物を用いて、実施例1のマッサージ用組成物を用いてマッサージを行った施術者に、同様に、享受者の身体に対するマッサージを行ってもらったところ、微細な泡は起泡するものの、途中で消失し、粘性も十分では無い為、起泡された体積を利用してマッサージを行なう従来の洗浄系マッサージ用組成物と同じ使用量では潤滑性の高いマッサージは行なえず、3倍量を使用しても、たれるだけで満足のいくマッサージは行なえない、という評価であった。
(比較例2)
アシルグルタミン酸ナトリウムの配合割合を15部に変更した以外は、前記の実施例1と同様にして比較対象のマッサージ用組成物を調製した。
この比較対象のマッサージ用組成物を用いて、実施例1のマッサージ用組成物を用いてマッサージを行った施術者に、同様に、享受者の身体に対するマッサージを行ってもらったところ、良好に起泡し、泡も保持されているものの、すすぎで泡切れが悪く、マッサージ中に、施術者も享受者も刺激を感じ、施術者の手は乾燥がひどくなり、粉をふいたような肌荒れとなってしまった。
乾燥したフクロフノリ1部と乾燥したワカメ1部を50部の水を用いて溶解し、不溶解物等を濾過し、グリセリン脂肪酸エステルを0.5部加え、防腐剤等の安定剤を加えた後、水を用いて全体を100部としてマッサージ用組成物を得た。
このマッサージ用組成物を用いて、マッサージ技術を習得した美容師(施術者)が享受者の頭部に対してマッサージを行なったところ、適度な起泡により体積が増すことと適度な粘性が、潤滑性を高めることでマッサージの支障となり易い毛髪も、マッサージの支障となることなく、泡が長時間保持されているので、円滑なマッサージが行なえたという回答が得られた。
また、マッサージを実施した美容師(施術者)は手荒れがひどく、皮膚がしみる等の違和感を訴えており、享受者の頭部も頭皮や毛髪が乾燥していたが、両者とも、本実施例のマッサージ用組成物を用いてマッサージを行なった後は、うるおいがある状態となっており、美容師(施術者)の手荒れは改善されて、皮膚がしみる等の違和感は訴えておらず、マッサージ享受者の頭皮はうるおいにより弾力があり、毛髪もうるおいにより艶のあるしなやかな状態となっていた。
更に、マッサージ後のマッサージ享受者の頭部をマイクロスコープで拡大して観察したところ、頭皮はうるおって良好な状態であり、毛根部に汚れ等が観察されることはなく、清浄な状態となっていた。これも、過剰な洗浄とならないように組成され、海藻の粘性がマッサージにより皮膚や毛髪を保護しながら、毛根部等の汚れを除去する、本発明のマッサージ用組成物による効果の一つであると認められた。
(比較例3)
乾燥したフクロフノリの配合割合を8部、乾燥したワカメの配合割合を8部に変更した以外は、前記の実施例2と同様にして比較対象のマッサージ用組成物を調製しようとしたが、調製の途中で粘度が高すぎて作ることができなかった。
(比較例4)
グリセリン脂肪酸エステルの配合割合を0.05部に変更した以外は、前記の実施例2と同様にして比較対象のマッサージ用組成物を調製した。
この比較対象のマッサージ用組成物を用いて、実施例2のマッサージ用組成物を用いてマッサージを行った美容師(施術者)に、同様に、享受者の頭部に対してマッサージを行ってもらったところ、粘度は良好であるが、ほとんど起泡せず、泡により体積を増すことができないので、起泡された体積を利用してマッサージを行なう従来の洗浄系マッサージ用組成物と同じ使用量では、満足のいくマッサージが行なえず、約5倍量もの使用量が必要であった。
以上、本発明の実施形態、実施例を説明したが、本発明はこれらに限られるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々に変更可能である。

Claims (4)

  1. 水溶液100重量部に対して、海藻を乾燥している量で0.1重量部〜10.0重量部、起泡剤を0.1重量部〜10.0重量部で溶解させたマッサージ用組成物。
  2. 前記海藻は、緑藻植物、褐藻植物、紅藻植物の中の単一の種、又は、複数の種の組み合わせを用いることを特徴とした請求項1記載のマッサージ用組成物。
  3. 前記起泡剤は、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、天然界面活性剤の中の一種、又は、複数の組み合わせを用いることを特徴とした請求項1又は2記載のマッサージ用組成物。
  4. 前記マッサージ用組成物の粘度が100mPa・s(cP)〜100000mPa・s(cP)であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載のマッサージ用組成物。
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