JPH08283786A - 海藻抽出成分を含む洗剤及びその製造法 - Google Patents
海藻抽出成分を含む洗剤及びその製造法Info
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Abstract
と洗浄剤を含んだ頭髪を含む全身及び台所用洗剤に用い
る洗浄料を得ることを目的としたものである。 【構成】 海藻抽出粘性液に洗浄剤を添加したことを特
徴とする海藻抽出成分を含む洗剤。海藻を弱酸性液又は
有機溶剤で洗浄した後、安定剤を含む水に浸漬して抽出
し、この抽出液に洗浄剤を添加して均一に混合すること
を特徴とした海藻抽出成分を含む洗剤の製造法。
Description
として有効であり、かつ洗浄能力が大きくしかも人体に
影響が少ないことを目的とした海藻抽出成分を含む洗剤
及びその製造法に関する。
に保つことを目的とし日常頻繁に用いられている。また
台所用洗剤についても幾多の提案がある。
汚れを除去することを目的としているが、一般に用いら
れている洗浄料は、洗浄性を洗浄剤のみに頼っているの
で肌にとって必要な成分をも除去してしまい肌荒れや毛
髪を傷める原因となる問題点がある。
てきたが、腐敗しやすいので使用の度毎に煮出さなくて
はならない。その利用法の不便さから最近はほとんど用
いられていない。
ているので、洗浄力の高さゆえに肌荒れや毛髪を傷める
原因となっている。
乾燥された若しくは新鮮な海藻を入手し水で煮出し漉し
とった後使用するので著しく不便であり、速やかに用い
ないと腐敗する問題点があった。
ーション、整髪料などの化粧品を用いる人が多く、この
場合海藻のみの洗浄力では落とすことが困難となる問題
点もあった。
藻抽出粘性液に、洗浄剤を混入したもので構成されてい
るので、海藻抽出粘性液のみを用いるよりも洗浄性が高
く、洗浄剤単独より皮膚などを損傷しない洗剤を得たの
である。
成分を落とさない配合量だと泡立ちが悪く洗浄が行いに
くい、特に頭髪の場合は泡立ちが悪いと指に髪が絡まり
髪を引き抜くなどの物理的なダメージを与えてしまう
が、海藻抽出粘性液を加えることにより粘性が高まり泡
が少なくても洗浄がスムーズに行うことができる。海藻
抽出粘性液により泡立ちも高まるなどにより前記従来問
題点を解決したのである。
を添加したことを特徴とする海藻抽出成分を含む洗剤で
ある。また他の発明は、洗浄剤の添加量を0.1〜1
0.0%としたものであり、海藻を乾燥物として0.1
〜50.0%含んだ溶液から抽出された粘度300c.
p.s以上の海藻抽出粘性液を30.0%以上含ませた
ものである。
液又は有機溶剤で洗浄した後、安定剤を含む水に浸漬し
て抽出し、この抽出液に洗浄剤を添加して均一に混合す
ることを特徴とした海藻抽出成分を含む洗剤の製造法で
あり、海藻を緑藻類、褐藻類及び紅藻類の単独又は混合
物としたものである。
めに水に安定剤を加えることもある。
アルコール類、アセトン類などの有機溶剤、パラオキシ
安息香酸エステル及びその塩、サリチル酸及びその塩、
安息香酸及びその塩、ソルビン酸及びその塩、デヒドロ
酢酸及びその塩などの防腐剤、等がある。
を加えることもある、添加剤とは、炭酸ナトリウム、ア
ンモニア水などの塩基性物質、硫酸、塩酸などの酸性物
質、ジメチルスホキシド、ヘキサンなどの有機溶剤、等
がある。
ミル、アオサ、アオノリがあり、褐藻類としては例えば
エゾイシゲ、コンブ、ワカメ、ヒジキ、ホンダワラ、イ
ソモクがあり、紅藻類としては例えばアサクサノリ、テ
ングサ、アカハギンナンソウ、フノリ、ベンモズク、ウ
シケノリがある。
は、海藻を乾燥物として0.1〜50.0%含んだ溶液
を、抽出し不溶性物を除去した粘性の液体である。この
液の粘度は、化粧品原料基準一般試験法粘度測定法第2
法20℃において、300c.p.s以上である。
は、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸
及びその塩、アルキルスルホコハク酸及びその塩、ポリ
オキシエチレンアルキルスルホコハク酸及びその塩、ア
ルキルリン酸及びその塩、ポリオキシエチレンアルキル
リン酸及びその塩、アルキルベンゼンスルホン酸及びそ
の塩、アルキルトリメチルアンモニウム及びその塩、ア
ルキルジメチルベンジルアンモニウム及びその塩、アル
キルジメチルアミンオキシド、アルキルベタイン、アル
キルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルフェノキシ
ジエトキシエチルスルホン酸及びその塩、ジアルキルフ
ェニルリン酸及びその塩、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルリン酸及びその塩、2−アルキル−N−カルボ
キシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベ
タイン、ビス(アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリン)クロル酢酸錯体、グリセリンクエン酸脂肪酸エ
ステル、アルキルヒドロキシスルホベタイン、ポリオキ
シエチレンアルキルジメチルアミンオキシド、グリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、グ
リセリン酢酸脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル、グリセリンジアセ
チル酒石酸脂肪酸エステル、アシルリジン塩、アシルグ
リシン及びその塩、グリセリン乳酸脂肪酸エステル、ア
シルグルタミン酸及びその塩、アシル−L−アルギニン
エチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩、脂肪酸モノエ
タノールアミドエトキシレート、アシルサルコシン及び
その塩、アシル−N−メチルβ−アラニン及びその塩、
ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ショ糖脂肪酸エ
ステル、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、ポリ
オキシエチレンジ脂肪酸メチルグルコシド、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンセスキ脂肪酸
メチルグルコシド、ポリオキシプロピレンジ脂肪酸メチ
ルグルコシド、ポリオキシプロピレンセスキ脂肪酸メチ
ルグルコシド、セスキ脂肪酸メチルグルコシド、脂肪酸
メチルタウリン及びその塩、脂肪酸サルコシン及びその
塩、ポリグリセリン縮合ヒドロキシ脂肪酸エステル、脂
肪酸塩、ポリオキシエチレン脂肪酸モノエタノールアミ
ド硫酸及びその塩、脂肪酸ジエチルアミノエチルアミ
ド、脂肪酸アミドプロピルベタイン、脂肪酸モノエタノ
ールアミド、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエ
チレン脂肪酸アミド、モノ脂肪酸ポリエチレングリコー
ル、ジ脂肪酸ポリエチレングリコール、モノ脂肪酸グリ
セリン、モノ脂肪酸ソルビタン、ジ脂肪酸ソルビタン、
セスキ脂肪酸ソルビタン、トリ脂肪酸ソルビタン、モノ
脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、ジ脂肪酸ポリオ
キシエチレンソルビタン、トリ脂肪酸ポリオキシエチレ
ンソルビタン、テトラ脂肪酸ポリオキシエチレンソルビ
タン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコ
ール、プロピレングリコール脂肪酸エステル等が使用さ
れる。
ン酸ジカリウム等の消炎成分、カモミラエキスなどの植
物エキス、ホホバ油などの油脂、等を配合することもあ
る。
出粘性液を30.0%以上、及び洗浄剤を有効成分とし
て0.1〜10.0%含有したもので、頭髪用洗浄料
(シャンプー)、全身洗浄料、洗顔料、手用洗浄料、台
所用洗浄料として利用される。
エン酸溶液にて洗浄した後、5%の1,3−ブチレング
リコール、0.4%のパラオキシ安息香酸エステルを含
んだ水(pH6.5〜7.5)10,000mlを加
え、時々かき混ぜながら7日間抽出を行う。濾過し、粘
度1,200c.p.sの抽出液を約9,000ml得
る。
シエチレンアルキル硫酸塩(有効成分25.0%)2
0.0%に水を加え100とした頭髪用洗浄料を得る。
間利用してもらったところ、通常は手荒れがひどくクリ
ームなどを用いてもあまり改善されなかったが、この洗
浄料を用いると全員が改善され、3名がクリームを用い
る必要が無かった。また、洗いやすさとしては、海藻の
ぬめりが泡を保持し滑りが良いので頭髪を傷めることな
く洗浄が行える。脱脂力が穏やかなので、リンスやトリ
ートメント等を用いなくても、ぱさつかない髪に仕上が
った。
回答は得られなかった。
0%及びポリオキシエチレン脂肪酸モノエタノールアミ
ド硫酸塩(有効成分30.0%)20.0%、脂肪酸モ
ノエタノールアミド2.0%に水を加え100とした身
体用洗浄料を得る。
者8名に対して入浴時、洗顔、手洗い、台所用に7日間
の使用で実施したところ、全員が使用後の感触がしっと
りしていると答え、7日後の結果では6名が肌のかさつ
きが改善されたという回答であった。また、使用後汚れ
が残り不快であるという回答は得られなかった。
ノール水溶液1,000mlを加え時々かき混ぜながら
7日間放置する。放置後、エタノール水溶液を除去し、
5%の1,3−ブチレングリコール、0.4%のパラオ
キシ安息香酸エステルを含んだ水(pH6.5〜7.
5)5000mlを加え、80℃に加熱し攪拌機を用い
て分散、溶解させる。濾過し、700c.p.sの抽出
液を約5,000ml得る。
成分25.0%)20.0%に上記フノリ抽出液を加え
100とし頭髪用洗浄料を得る。
リートメントを使用しないで10日間利用してもらった
ところ、9名がつやが有り良好であるとの回答を得、残
り3名も従来のシャンプーに比べぱさつきが少ないとい
う回答であった。洗髪時に全員がぬめりがありスムース
に洗髪ができたという回答であった。また、使用後汚れ
が残り不快であるという回答は得られなかった。
ジエタノールアミド3.0%に実施例3記載のフノリ抽
出液を加え100とし身体用洗浄料を得る。
顔、手洗いに10日間利用してもらったところ、全員が
しっとりしていると回答し、滑りがよく肌をあまり擦る
ことなく行えたという回答であった。また、使用後汚れ
が残り不快であるという回答は得られなかった。
対して台所用洗剤の替わりにも用いてもらったところ3
名全員が改善されたという回答であった。
粘性の有る液体に洗浄剤を通常用いるよりも少量配合し
たので、過剰な洗浄性を示さず、ぱさつきや荒れなどを
防止することができ、海藻が若干皮膚に残ることにより
保護膜を形成し外気等から肌を保護するという効果も発
生する。また、粘性が高いので洗浄剤が少なくても泡を
保持することができ、ぬめりもあるのでスムースに洗浄
を行うことができる。
かも配合量を少なくできるので、乳幼児や皮膚に炎症を
起した人の洗浄料として低刺激性であり皮膚を保護する
目的で有効である。
Claims (5)
- 【請求項1】 海藻抽出粘性液に洗浄剤を添加したこと
を特徴とする海藻抽出成分を含む洗剤。 - 【請求項2】 洗浄剤の添加量を0.1〜10.0%と
したことを特徴とする請求項1記載の海藻抽出成分を含
む洗剤。 - 【請求項3】 海藻を乾燥物として0.1〜50.0%
含んだ溶液から抽出された粘度300c.p.s.以上
の海藻抽出粘性液を30.0%以上含ませたことを特徴
とする請求項1記載の海藻抽出成分を含む洗剤。 - 【請求項4】 海藻を弱酸性液又は有機溶剤で洗浄した
後、安定剤を含んだ水に浸漬して抽出し、この抽出液に
洗浄剤を添加して均一に混合することを特徴とした海藻
抽出成分を含む洗剤の製造法。 - 【請求項5】 海藻を緑藻類、褐藻類及び紅藻類の単独
又は混合物としたことを特徴とする請求項4記載の海藻
抽出成分を含む洗剤の製造法。
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JP07088380A JP3114048B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 海藻抽出成分を含む人体用洗剤及びその製造法 |
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ID=13941193
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---|---|---|---|
JP07088380A Expired - Lifetime JP3114048B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | 海藻抽出成分を含む人体用洗剤及びその製造法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1667536A2 (en) * | 2003-10-03 | 2006-06-14 | Eco Holdings, LLC | Process for producing natural surfactants and compositions based on natural surfactants |
JP2015218126A (ja) * | 2014-05-15 | 2015-12-07 | 株式会社ナボカルコスメティックス | マッサージ用組成物 |
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-
1995
- 1995-04-13 JP JP07088380A patent/JP3114048B2/ja not_active Expired - Lifetime
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EP1667536A4 (en) * | 2003-10-03 | 2007-12-05 | Eco Holdings Llc | PROCESS FOR THE PREPARATION OF NATURAL TENSIDES AND COMPOSITIONS BASED ON NATURAL TENSIDES |
JP2015218126A (ja) * | 2014-05-15 | 2015-12-07 | 株式会社ナボカルコスメティックス | マッサージ用組成物 |
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