JP2004123665A - 化粧料およびその添加物 - Google Patents
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Abstract
【課題】海藻特有の臭気がなく、しかも海藻そのものを直接使用して使用感のよい化粧品を提供する。
【解決手段】トサカノリ、ミリン、シキンノリおよびホソバノトサカノリから選ばれる1種または2種以上の海藻の粒径1mm以下、好ましくは0.25mm以下の粉末を化粧料に添加することによって、海藻の皮膚栄養成分が作用する、しかも海藻特有の磯臭のない化粧料を得ることができる。この化粧料には海藻の種類によって溶解・膨潤型と一部溶解・分散型とがあり、それぞれ適する化粧料用途がある。使用時に添加して用いるとより効果的である。
【選択図】 なし
【解決手段】トサカノリ、ミリン、シキンノリおよびホソバノトサカノリから選ばれる1種または2種以上の海藻の粒径1mm以下、好ましくは0.25mm以下の粉末を化粧料に添加することによって、海藻の皮膚栄養成分が作用する、しかも海藻特有の磯臭のない化粧料を得ることができる。この化粧料には海藻の種類によって溶解・膨潤型と一部溶解・分散型とがあり、それぞれ適する化粧料用途がある。使用時に添加して用いるとより効果的である。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の所属する技術分野】
本発明は磯臭の少ない海藻粉末含有化粧料に関し、さらに化粧料の添加物およびその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
化粧品あるいは皮膚用医薬剤の配合成分として海藻ないし海藻抽出成分を用いることは従来から知られており、例えば、コンブ、ワカメ、ホンダワラ等の海藻類の成分を混入した石鹸(特開昭59−104307)、ある種の海藻抽出物添加したリパーゼ活性促進効果のある皮膚外用剤(特開平9−301821)、アルギン酸を配合した粉末状パック化粧料にさらに海藻粉末を配合したもの(特開平8−217631)、トサカノリのエタノール抽出物からなる抗菌剤(特許公報2879590)、海藻抽出物からなる抗菌剤、防腐剤(特開平11−180813)、海藻からのエタノール抽出物を用いるメラニン生成抑制作用を持つ化粧料(特開2000−212025)、皮膚角化促進、コラーゲン合成促進、抗酸化作用を有する海藻および海藻抽出物を用いる皮膚外用剤(特開2001−354518)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこれらの技術は、実際には海藻から抽出された成分の利用が主であって、海藻そのものを化粧料に添加することは殆んど行われていない。なぜならば、海藻粉末そのものを化粧品に混在させると、使用後皮膚上に固形物が残存し続けることや、海藻が一般に磯臭が強いなどの問題があるからである。磯臭の少ないものでも水溶液中、または水溶液の加熱時に磯臭が増強される例が多く、海藻そのものを化粧品に用いた場合はその臭いのために敬遠される例が多い。
【0004】
また、海藻から所望の有効成分を抽出する場合には、海藻の細胞膜、細胞壁が堅く、常温では細胞内の有効成分が抽出されにくいので、海藻を乾燥したり、高温で抽出したり、有機溶媒、または水溶性有機溶媒と水の混合液を用いて処理するなど、種々な方法で細胞膜の透過性を改善することにより海藻中の有効成分を抽出する方法が採られている。したがって、海藻を成分抽出の操作をせずに直接化粧品に添加し、常温など温和な条件で、かつ短時間で海藻中の有効成分が化粧品中に出てくることが望ましい。
【0005】
本発明はこのような問題に対処してなされたもので、海藻特有の臭気がなく、しかも海藻そのものを直接使用して使用感のよい化粧品を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はトサカノリ(Meristotheca papulosa)、ミリン(Solieria pacifica(Yamada)Yoshida)、シキンノリ(Chondracanthus teedii)およびホソバノトサカノリ(Callophyllis japonica)から選ばれた1種または2種以上の海藻の粒径1mm以下の粉末を添加してなることを特徴とする化粧料に関する。
【0007】
上記において海藻粉末の粒径は0.25mm(60メッシュ)以下がさらに好ましく、また、この海藻粉末は化粧品添加物として化粧品に使用時直前に加えて用いると効果的である。
【0008】
種々の海藻を検討した結果、トサカノリ、ミリン、シキンノリおよびホソバノトサカノリの粉末やその水溶液には磯臭が少ないことがわかった。また、これらの海藻を乾燥・粉砕して得た粉末を常温で水に添加して緩やかに攪拌した結果、(1)海藻が完全に溶解膨潤して粘度が上がるタイプと、(2)一部溶解するが、大部分は分散するタイプ、の2タイプがあった。
【0009】
海藻粉末を水または水溶性化粧品に添加した場合は、溶解・膨潤タイプでは海藻粉末の粒径によって溶解時間が著しく異なり、粒径1mm以下にすると海藻の細胞内物質の溶出が高まって、粘度の高い液体が得られることがわかった。これは、例えばカラギーナンのような粘性多糖類が容易に溶出するためと思われる。また、一部溶解するが分散するタイプでは、不溶の海藻微細粉末が分散してスクラブ感を呈し、使用後洗い落としたり拭い落としたりする化粧料、例えばマッサージ用化粧料、洗顔料等では使用後爽快感が得られることがわかった。
【0010】
本発明で使用する原料海藻のトサカノリ、ミリン、シキンノリおよびホソバノトサカノリは磯臭が少ないだけでなく、色調が赤、緑、白など鮮やかで、天然色素としての効果もある。例えば、トサカノリはくすんだ紫色であるが、天日乾燥すると鮮やかな赤色になる。また、消石灰中で2〜4週間浸けるアルカリ処理で緑色になる。天日干しとアルカリ処理を交互に行うと脱色されて白色の海藻になる。このように1種類の海藻から、色調の変わった素材に変換し、使用することができる。
【0011】
本発明においては、粒径1mm以下とした海藻粉末を通常の化粧料と同様に製造時に化粧料基剤に加えてもよいが、色調の安定性の問題や加熱等の製造過程における磯臭の増加の問題などを考慮して、化粧品の使用時に海藻粉末を添加使用する方法が最もよい。そのためにも粒径を1mm以下にして速やかに溶解・膨潤または分散することが不可欠となる。
【0012】
なお、海藻の粉末化操作は、海藻を加熱殺菌または高圧蒸気殺菌後、一回粗挽きするか、粗挽きせずに、直接自動乳鉢、石臼型の粉砕機、ボールミルなどの粉砕機で微紛化することによって行う。得られた粉末は所定のメッシュの振動篩で分けられる。
【0013】
本発明に用いられるトサカノリ、ミリン、シキンノリおよびホソバノトサカノリはいずれも紅藻類に属する。これら4種の海藻はそのものの乾燥品を用いることもできるが、更に加工したものを用いることもできる。前述したようにこれらの海藻を水または水溶性化粧品に添加した場合、時間の経過と共に完全に溶解膨潤する場合と、一部溶解し、粘度は上がるが、それ以上溶解せずに粉末状で分散するタイプのものに分かれるが、例えばトサカノリの天日乾燥粉末は溶解‐膨潤タイプであっても、消石灰によるアルカリ処理物は一部溶解‐分散タイプとなる。したがってこれら2つのタイプは海藻の種類によるばかりでなく、海藻の処理方法にもよる。
【0014】
【発明の実施の形態】
乾燥トサカノリを粉砕して1mm以上、0.25〜1mm、0.25mm以下の各粒径の粉末とし、これを水に1%濃度となるように添加し、攪拌して経時的に上清の粘度(cp)を測定した。測定は25℃においてオストワルド粘度計を用いて行った。結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
表1に示されるように、粉末粒径が小さくなるほど粘性多糖類の細胞外への溶出が早く起こり、粘度が増加している。海藻粉末は殆ど溶解した。この結果から、溶解型の海藻粉末の場合は、粒径1mm以下がよく、0.25mm以下がより好ましいことがわかった。このことは海藻の破砕の過程で海藻の細胞膜、細胞壁が破壊されることによって細胞内の成分が出易くなるものと考えられ、さらに細かい粒径も含まれる。
【0017】
一方、一部溶解、粒子分散型のミリン粉末についても同様に実験を行った。この場合は表2の示したように、粉末の粒径が小さいほど粘度が高い傾向は同様に認められたが、部分的にしか溶解せずに粉末のまま分散したので、粒径による粘度の差は表1の場合ほど大きくはない。したがって、このタイプの海藻粉末では、粉体粒径は細かい方がよいが、あまり小さくする必要はなく、1mm以下を目安に設定すればよい。
【0018】
【表2】
【0019】
溶解膨潤型の海藻の場合は、化粧品への添加量は0.01〜40%の範囲であり、望ましくは1〜3%(w/w%)である。これらの海藻粉末の添加により、皮膚に海藻由来のミネラル、アミノ酸など栄養源を与えると共に、肌のしっとり感、ソフト感を与える。ここでいう化粧品としては、化粧水、乳液、クリーム、美容液、マッサージクリーム、クレンジングクリーム、石鹸、洗顔フォーム、パック、頭髪用製品などである。頭髪用製品としては、シャンプー、リンス、ヘア‐トリートメント、へアースタイリング料、育毛料、ボデイ製品としてはボデイマッサージ料、ボデイローション等がある。
【0020】
一方、一部粘度増加、分散型の海藻粉末の場合は、化粧品への添加量は0.1〜20%であり、望ましくは1〜3%(w/w%)である。マッサージ化粧品に添加した場合はピーリング効果があり、肌の表面の汚れや古い角質を取り除き、肌をなめらかにする効果が認められる。この場合の使用に適した化粧品は、マッサージ料、石鹸などの洗顔料やボデイ製品、シャンプー、ヘア‐トリートメント、ヘア‐ローションなどがあげられる。
【0021】
本発明の海藻粉末は海藻の持つ特性を生かすために基本的には化粧品の使用時に化粧料に添加される。添加後よく攪拌して肌に塗布する。一定時間経過後、拭き取るか、洗い流すのが望ましい。しかし、完全溶解型の海藻粉末を用いる場合では、水溶性化粧品の場合は拭き取らずにそのままの状態でしておいても特に問題はない。
【0022】
また、粉末化粧品の場合は、海藻粉末を予め加えてから、粉末状、顆粒状、錠剤、カプセル状等にしておき、使用時に適量の水を加えて溶解、膨潤させて塗布するようにして使用するとよい。この場合必要ならば一定時間後拭き取るか、洗い流せばよい。
【0023】
以下実施例を示し具体的に説明する。
(実施例1)
トサカノリ、ミリン、シキンノリをそれぞれよく水洗いして夾雑物や塩分を除去し、天日乾燥する。これを石臼型の磨砕機で粉砕し、60メッシュの篩でふるい、通過した粉体をそれぞれ得た。篩上の残差は再び磨砕機にかけ、同様に60メッシュの篩でふるった。トサカノリ粉体は赤色、ミリン粉体は緑色、シキンノリ粉体は同様に緑色を呈した。
【0024】
(実施例2)
トサカノリ、ミリン、ホソバノトサカノリをよく水洗いして夾雑物や塩分を除いた。このトトサカノリを消石灰液で2週間つけた後、水洗、乾燥させ、緑色海藻を得た。ミリンは天日干しと消石灰処理を繰り返し、白色海藻を得た。ホソバノトサカノリは天日乾燥して赤色海藻を得た。それぞれを磨砕機で粉砕し、16メッシュの篩でふるい、約1mm径の各粉体を得た。これらの海藻粉末はいずれも水溶液に1%添加した場合、一部溶解・分散型を呈した。
【0025】
(実施例3)
モイスチュアクリームへの海藻粉末の添加例
A: POE(20)POP(4) セチルエーテル1%、POE(50)硬化ひまし油1%、自己乳化型モノステアリン酸グリセル1%、ステアリン酸3%、ベヘニルアルコール3%、ミツロウ3%、スクワラン13%、2−エチルヘキサンセチル7%、ホホバ油5%、ポリエチレングリコール1500 5%、メチルポリシロキサン0.2%、メチルパラベン0.1%
B: アルゲコロイド(2%水溶液)10%、
(いずれもw/w%表示であり、それぞれ精製水で全量100とする。)
【0026】
上記A、Bをそれぞれ80℃に加温溶解した後、B液をA液に攪拌しながら徐々に加え、乳化する。攪拌しながら冷却し、40−35℃で攪拌を止め、放置する。
上記クリームに実施例1で調製したトサカノリ粉末2%(w/v%)を加え、十分混合してフェースパック剤を得た。これを用いてフェースパックし、10分後に洗い流した。その結果、肌が滑らかになると共に、しっとり感を得た。
【0027】
(実施例4)
洗顔ミルクへの海藻粉末の添加例
A: 硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウム5%、ラウリルリン酸ナトリウム5%、N−ラウロイルメチルアラニンナトリウム20%、ラウロイルジメチルアミノ酢酸ベタイン5%、ジステアリン酸エチレングリコール2%、メチルパラベン0.2%
B: EDTA 0.1%、クエン酸0.9%
(いずれもw/w%表示、それぞれ精製水で全量100とする。)
【0028】
上記A,Bをそれぞれ80℃で加温溶解し、B液をA液に攪拌しながら徐々に加え、均一にする。攪拌しながら冷却し、35−30℃で攪拌を止め、放置する。
上記で生成した洗顔ミルクに、実施例1で調製したミリン粉末1%(w/v%)を加え、十分に攪拌したところ、泡の弾力性が増加した。顔に塗布して10分後洗顔して洗い流した。その結果、顔のしっとり感が残った。
【0029】
(実施例5)
透明ゲルクリームへの海藻粉末添加例
カルボキシビニルポリマー0.45%、濃グリセリン10%、1,3ブチレングリコール5%、メチルパラベン0.1%。L−アルギニン0.5%、ヒアルロンサン0.05%、精製水を加えて100とする。
(w/w%)
【0030】
実施例1で調製した海藻粉末シキンノリを1%(w/v%)加え、十分攪拌した後、肌に塗布する。ふき取り、洗い流しはしなかった。その結果、肌にしっとり感が得られた。
【0031】
(実施例6)
マッサージクリームに海藻粉末を添加した例
A: POE(20)セチルエーテル2%、親油型モノステアリン酸グリセリル4%、セタノール2%、パルミチン酸セチル2%、白色ワセリン6%、スクワラン30%、トリ2−エチルヘキサングリセリル5%、メドウホーム油3%、メチルポリシロキサン0.2%、メチルパラベン0.1%
B: 精製水100%
C: カルボキシビニルポリマー0.2%、精製水10%
D: トリエタノールアミン0.1%、グリセリン15%、精製水4.9%
(w/w%)
A液,B液をそれぞれ80℃で加温溶解し、BをAに攪拌しながら徐々に加え、ホモミキサーで5,000rpm.2分間攪拌する。ついでバトル攪拌しながらC、Dを加え、冷却し、40〜35℃で攪拌を止め、放置する。
【0032】
実施例2で調製したトサカノリ(青)、ミリン(白)、ホソバノトサカノリ(赤)をそれぞれ1.5%(w/v%)添加して、3種類のマッサージクリームを調製した。
【0033】
それぞれのクリームを5人づつ15人のボランテアに顔に塗布してもらい、自分でマッサージを5分間施し、1分間放置後、洗い流した。その結果、いずれのサンプルにおいても肌の滑らかさ、肌のきめの細かさの改善効果が得られ、下記表3の結果を得た。
【0034】
【表3】
【0035】
(実施例7)
海藻粉末を用いた粉末化粧品の例
実施例1で調製した海藻粉末を用いて粉末状化粧品(美白パウダー)を作成した。リン酸−L−アスコルビルマグネシウム3%、グリチルリチン酸カリウム0.2%、クエン酸0.3%、パラオキシ安息香酸メチル0.15%、ポリビニルピロリドン0.7%、ブドウ糖40%、マンニット54.15%およびトサカノリ粉末1.5%を混合し、アルコールを加えて混練する。次いで造粒機で顆粒とし、乾燥機でアルコールを除去して製品とした。上記顆粒0.5gを手のひらの上で水と混ぜ、顔に塗布する。
【0036】
この美白パウダーは水と混ぜると増粘化するため、顔面への塗布が容易になり、滑らかに伸びる。使用後ねはだのしっとり感が実感された。同様にミリン粉末、シキンノリ粉末を用いることにより、色彩の異なつた美白パウダーができた。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば海藻そのものを所定の粒径に粉末化して化粧品に添加することにより、海藻中の粘性多糖類が溶出して粘度が上がり、それとともに海藻中のミネラル、アミノ酸などの栄養成分を皮膚に与え、しっとり感やソフト感を与えることができる。したがって有効成分の抽出操作なども不要になり、しかも海藻特有の臭気も発生しないものが得られる。また、使用方法によっては、皮膚にスクラブ感やさっぱり感を与えることができる。
【発明の所属する技術分野】
本発明は磯臭の少ない海藻粉末含有化粧料に関し、さらに化粧料の添加物およびその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
化粧品あるいは皮膚用医薬剤の配合成分として海藻ないし海藻抽出成分を用いることは従来から知られており、例えば、コンブ、ワカメ、ホンダワラ等の海藻類の成分を混入した石鹸(特開昭59−104307)、ある種の海藻抽出物添加したリパーゼ活性促進効果のある皮膚外用剤(特開平9−301821)、アルギン酸を配合した粉末状パック化粧料にさらに海藻粉末を配合したもの(特開平8−217631)、トサカノリのエタノール抽出物からなる抗菌剤(特許公報2879590)、海藻抽出物からなる抗菌剤、防腐剤(特開平11−180813)、海藻からのエタノール抽出物を用いるメラニン生成抑制作用を持つ化粧料(特開2000−212025)、皮膚角化促進、コラーゲン合成促進、抗酸化作用を有する海藻および海藻抽出物を用いる皮膚外用剤(特開2001−354518)などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のこれらの技術は、実際には海藻から抽出された成分の利用が主であって、海藻そのものを化粧料に添加することは殆んど行われていない。なぜならば、海藻粉末そのものを化粧品に混在させると、使用後皮膚上に固形物が残存し続けることや、海藻が一般に磯臭が強いなどの問題があるからである。磯臭の少ないものでも水溶液中、または水溶液の加熱時に磯臭が増強される例が多く、海藻そのものを化粧品に用いた場合はその臭いのために敬遠される例が多い。
【0004】
また、海藻から所望の有効成分を抽出する場合には、海藻の細胞膜、細胞壁が堅く、常温では細胞内の有効成分が抽出されにくいので、海藻を乾燥したり、高温で抽出したり、有機溶媒、または水溶性有機溶媒と水の混合液を用いて処理するなど、種々な方法で細胞膜の透過性を改善することにより海藻中の有効成分を抽出する方法が採られている。したがって、海藻を成分抽出の操作をせずに直接化粧品に添加し、常温など温和な条件で、かつ短時間で海藻中の有効成分が化粧品中に出てくることが望ましい。
【0005】
本発明はこのような問題に対処してなされたもので、海藻特有の臭気がなく、しかも海藻そのものを直接使用して使用感のよい化粧品を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はトサカノリ(Meristotheca papulosa)、ミリン(Solieria pacifica(Yamada)Yoshida)、シキンノリ(Chondracanthus teedii)およびホソバノトサカノリ(Callophyllis japonica)から選ばれた1種または2種以上の海藻の粒径1mm以下の粉末を添加してなることを特徴とする化粧料に関する。
【0007】
上記において海藻粉末の粒径は0.25mm(60メッシュ)以下がさらに好ましく、また、この海藻粉末は化粧品添加物として化粧品に使用時直前に加えて用いると効果的である。
【0008】
種々の海藻を検討した結果、トサカノリ、ミリン、シキンノリおよびホソバノトサカノリの粉末やその水溶液には磯臭が少ないことがわかった。また、これらの海藻を乾燥・粉砕して得た粉末を常温で水に添加して緩やかに攪拌した結果、(1)海藻が完全に溶解膨潤して粘度が上がるタイプと、(2)一部溶解するが、大部分は分散するタイプ、の2タイプがあった。
【0009】
海藻粉末を水または水溶性化粧品に添加した場合は、溶解・膨潤タイプでは海藻粉末の粒径によって溶解時間が著しく異なり、粒径1mm以下にすると海藻の細胞内物質の溶出が高まって、粘度の高い液体が得られることがわかった。これは、例えばカラギーナンのような粘性多糖類が容易に溶出するためと思われる。また、一部溶解するが分散するタイプでは、不溶の海藻微細粉末が分散してスクラブ感を呈し、使用後洗い落としたり拭い落としたりする化粧料、例えばマッサージ用化粧料、洗顔料等では使用後爽快感が得られることがわかった。
【0010】
本発明で使用する原料海藻のトサカノリ、ミリン、シキンノリおよびホソバノトサカノリは磯臭が少ないだけでなく、色調が赤、緑、白など鮮やかで、天然色素としての効果もある。例えば、トサカノリはくすんだ紫色であるが、天日乾燥すると鮮やかな赤色になる。また、消石灰中で2〜4週間浸けるアルカリ処理で緑色になる。天日干しとアルカリ処理を交互に行うと脱色されて白色の海藻になる。このように1種類の海藻から、色調の変わった素材に変換し、使用することができる。
【0011】
本発明においては、粒径1mm以下とした海藻粉末を通常の化粧料と同様に製造時に化粧料基剤に加えてもよいが、色調の安定性の問題や加熱等の製造過程における磯臭の増加の問題などを考慮して、化粧品の使用時に海藻粉末を添加使用する方法が最もよい。そのためにも粒径を1mm以下にして速やかに溶解・膨潤または分散することが不可欠となる。
【0012】
なお、海藻の粉末化操作は、海藻を加熱殺菌または高圧蒸気殺菌後、一回粗挽きするか、粗挽きせずに、直接自動乳鉢、石臼型の粉砕機、ボールミルなどの粉砕機で微紛化することによって行う。得られた粉末は所定のメッシュの振動篩で分けられる。
【0013】
本発明に用いられるトサカノリ、ミリン、シキンノリおよびホソバノトサカノリはいずれも紅藻類に属する。これら4種の海藻はそのものの乾燥品を用いることもできるが、更に加工したものを用いることもできる。前述したようにこれらの海藻を水または水溶性化粧品に添加した場合、時間の経過と共に完全に溶解膨潤する場合と、一部溶解し、粘度は上がるが、それ以上溶解せずに粉末状で分散するタイプのものに分かれるが、例えばトサカノリの天日乾燥粉末は溶解‐膨潤タイプであっても、消石灰によるアルカリ処理物は一部溶解‐分散タイプとなる。したがってこれら2つのタイプは海藻の種類によるばかりでなく、海藻の処理方法にもよる。
【0014】
【発明の実施の形態】
乾燥トサカノリを粉砕して1mm以上、0.25〜1mm、0.25mm以下の各粒径の粉末とし、これを水に1%濃度となるように添加し、攪拌して経時的に上清の粘度(cp)を測定した。測定は25℃においてオストワルド粘度計を用いて行った。結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
表1に示されるように、粉末粒径が小さくなるほど粘性多糖類の細胞外への溶出が早く起こり、粘度が増加している。海藻粉末は殆ど溶解した。この結果から、溶解型の海藻粉末の場合は、粒径1mm以下がよく、0.25mm以下がより好ましいことがわかった。このことは海藻の破砕の過程で海藻の細胞膜、細胞壁が破壊されることによって細胞内の成分が出易くなるものと考えられ、さらに細かい粒径も含まれる。
【0017】
一方、一部溶解、粒子分散型のミリン粉末についても同様に実験を行った。この場合は表2の示したように、粉末の粒径が小さいほど粘度が高い傾向は同様に認められたが、部分的にしか溶解せずに粉末のまま分散したので、粒径による粘度の差は表1の場合ほど大きくはない。したがって、このタイプの海藻粉末では、粉体粒径は細かい方がよいが、あまり小さくする必要はなく、1mm以下を目安に設定すればよい。
【0018】
【表2】
【0019】
溶解膨潤型の海藻の場合は、化粧品への添加量は0.01〜40%の範囲であり、望ましくは1〜3%(w/w%)である。これらの海藻粉末の添加により、皮膚に海藻由来のミネラル、アミノ酸など栄養源を与えると共に、肌のしっとり感、ソフト感を与える。ここでいう化粧品としては、化粧水、乳液、クリーム、美容液、マッサージクリーム、クレンジングクリーム、石鹸、洗顔フォーム、パック、頭髪用製品などである。頭髪用製品としては、シャンプー、リンス、ヘア‐トリートメント、へアースタイリング料、育毛料、ボデイ製品としてはボデイマッサージ料、ボデイローション等がある。
【0020】
一方、一部粘度増加、分散型の海藻粉末の場合は、化粧品への添加量は0.1〜20%であり、望ましくは1〜3%(w/w%)である。マッサージ化粧品に添加した場合はピーリング効果があり、肌の表面の汚れや古い角質を取り除き、肌をなめらかにする効果が認められる。この場合の使用に適した化粧品は、マッサージ料、石鹸などの洗顔料やボデイ製品、シャンプー、ヘア‐トリートメント、ヘア‐ローションなどがあげられる。
【0021】
本発明の海藻粉末は海藻の持つ特性を生かすために基本的には化粧品の使用時に化粧料に添加される。添加後よく攪拌して肌に塗布する。一定時間経過後、拭き取るか、洗い流すのが望ましい。しかし、完全溶解型の海藻粉末を用いる場合では、水溶性化粧品の場合は拭き取らずにそのままの状態でしておいても特に問題はない。
【0022】
また、粉末化粧品の場合は、海藻粉末を予め加えてから、粉末状、顆粒状、錠剤、カプセル状等にしておき、使用時に適量の水を加えて溶解、膨潤させて塗布するようにして使用するとよい。この場合必要ならば一定時間後拭き取るか、洗い流せばよい。
【0023】
以下実施例を示し具体的に説明する。
(実施例1)
トサカノリ、ミリン、シキンノリをそれぞれよく水洗いして夾雑物や塩分を除去し、天日乾燥する。これを石臼型の磨砕機で粉砕し、60メッシュの篩でふるい、通過した粉体をそれぞれ得た。篩上の残差は再び磨砕機にかけ、同様に60メッシュの篩でふるった。トサカノリ粉体は赤色、ミリン粉体は緑色、シキンノリ粉体は同様に緑色を呈した。
【0024】
(実施例2)
トサカノリ、ミリン、ホソバノトサカノリをよく水洗いして夾雑物や塩分を除いた。このトトサカノリを消石灰液で2週間つけた後、水洗、乾燥させ、緑色海藻を得た。ミリンは天日干しと消石灰処理を繰り返し、白色海藻を得た。ホソバノトサカノリは天日乾燥して赤色海藻を得た。それぞれを磨砕機で粉砕し、16メッシュの篩でふるい、約1mm径の各粉体を得た。これらの海藻粉末はいずれも水溶液に1%添加した場合、一部溶解・分散型を呈した。
【0025】
(実施例3)
モイスチュアクリームへの海藻粉末の添加例
A: POE(20)POP(4) セチルエーテル1%、POE(50)硬化ひまし油1%、自己乳化型モノステアリン酸グリセル1%、ステアリン酸3%、ベヘニルアルコール3%、ミツロウ3%、スクワラン13%、2−エチルヘキサンセチル7%、ホホバ油5%、ポリエチレングリコール1500 5%、メチルポリシロキサン0.2%、メチルパラベン0.1%
B: アルゲコロイド(2%水溶液)10%、
(いずれもw/w%表示であり、それぞれ精製水で全量100とする。)
【0026】
上記A、Bをそれぞれ80℃に加温溶解した後、B液をA液に攪拌しながら徐々に加え、乳化する。攪拌しながら冷却し、40−35℃で攪拌を止め、放置する。
上記クリームに実施例1で調製したトサカノリ粉末2%(w/v%)を加え、十分混合してフェースパック剤を得た。これを用いてフェースパックし、10分後に洗い流した。その結果、肌が滑らかになると共に、しっとり感を得た。
【0027】
(実施例4)
洗顔ミルクへの海藻粉末の添加例
A: 硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウム5%、ラウリルリン酸ナトリウム5%、N−ラウロイルメチルアラニンナトリウム20%、ラウロイルジメチルアミノ酢酸ベタイン5%、ジステアリン酸エチレングリコール2%、メチルパラベン0.2%
B: EDTA 0.1%、クエン酸0.9%
(いずれもw/w%表示、それぞれ精製水で全量100とする。)
【0028】
上記A,Bをそれぞれ80℃で加温溶解し、B液をA液に攪拌しながら徐々に加え、均一にする。攪拌しながら冷却し、35−30℃で攪拌を止め、放置する。
上記で生成した洗顔ミルクに、実施例1で調製したミリン粉末1%(w/v%)を加え、十分に攪拌したところ、泡の弾力性が増加した。顔に塗布して10分後洗顔して洗い流した。その結果、顔のしっとり感が残った。
【0029】
(実施例5)
透明ゲルクリームへの海藻粉末添加例
カルボキシビニルポリマー0.45%、濃グリセリン10%、1,3ブチレングリコール5%、メチルパラベン0.1%。L−アルギニン0.5%、ヒアルロンサン0.05%、精製水を加えて100とする。
(w/w%)
【0030】
実施例1で調製した海藻粉末シキンノリを1%(w/v%)加え、十分攪拌した後、肌に塗布する。ふき取り、洗い流しはしなかった。その結果、肌にしっとり感が得られた。
【0031】
(実施例6)
マッサージクリームに海藻粉末を添加した例
A: POE(20)セチルエーテル2%、親油型モノステアリン酸グリセリル4%、セタノール2%、パルミチン酸セチル2%、白色ワセリン6%、スクワラン30%、トリ2−エチルヘキサングリセリル5%、メドウホーム油3%、メチルポリシロキサン0.2%、メチルパラベン0.1%
B: 精製水100%
C: カルボキシビニルポリマー0.2%、精製水10%
D: トリエタノールアミン0.1%、グリセリン15%、精製水4.9%
(w/w%)
A液,B液をそれぞれ80℃で加温溶解し、BをAに攪拌しながら徐々に加え、ホモミキサーで5,000rpm.2分間攪拌する。ついでバトル攪拌しながらC、Dを加え、冷却し、40〜35℃で攪拌を止め、放置する。
【0032】
実施例2で調製したトサカノリ(青)、ミリン(白)、ホソバノトサカノリ(赤)をそれぞれ1.5%(w/v%)添加して、3種類のマッサージクリームを調製した。
【0033】
それぞれのクリームを5人づつ15人のボランテアに顔に塗布してもらい、自分でマッサージを5分間施し、1分間放置後、洗い流した。その結果、いずれのサンプルにおいても肌の滑らかさ、肌のきめの細かさの改善効果が得られ、下記表3の結果を得た。
【0034】
【表3】
【0035】
(実施例7)
海藻粉末を用いた粉末化粧品の例
実施例1で調製した海藻粉末を用いて粉末状化粧品(美白パウダー)を作成した。リン酸−L−アスコルビルマグネシウム3%、グリチルリチン酸カリウム0.2%、クエン酸0.3%、パラオキシ安息香酸メチル0.15%、ポリビニルピロリドン0.7%、ブドウ糖40%、マンニット54.15%およびトサカノリ粉末1.5%を混合し、アルコールを加えて混練する。次いで造粒機で顆粒とし、乾燥機でアルコールを除去して製品とした。上記顆粒0.5gを手のひらの上で水と混ぜ、顔に塗布する。
【0036】
この美白パウダーは水と混ぜると増粘化するため、顔面への塗布が容易になり、滑らかに伸びる。使用後ねはだのしっとり感が実感された。同様にミリン粉末、シキンノリ粉末を用いることにより、色彩の異なつた美白パウダーができた。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば海藻そのものを所定の粒径に粉末化して化粧品に添加することにより、海藻中の粘性多糖類が溶出して粘度が上がり、それとともに海藻中のミネラル、アミノ酸などの栄養成分を皮膚に与え、しっとり感やソフト感を与えることができる。したがって有効成分の抽出操作なども不要になり、しかも海藻特有の臭気も発生しないものが得られる。また、使用方法によっては、皮膚にスクラブ感やさっぱり感を与えることができる。
Claims (4)
- トサカノリ(Meristotheca papulosa)、ミリン(Solieria pacifica(Yamada)Yoshida)、シキンノリ(Chondracanthus teedii)およびホソバノトサカノリ(Callophyllis japonica)から選ばれる1種または2種以上の海藻の粒径1mm以下の粉末が添加されていることを特徴とする化粧料。
- 海藻粉末の粒径が0.25mm以下である請求項1記載の化粧料。
- トサカノリ(Meristotheca papulosa)、ミリン(Solieria pacifica(Yamada)Yoshida)、シキンノリ(Chondracanthus teedii)およびホソバノトサカノリ(Callophyllis japonica)から選ばれる1種または2種以上の海藻の粒径1mm以下の粉末からなる化粧品添加物。
- 請求項3記載の化粧品添加物を化粧品使用時直前に添加して用いることを特徴とする化粧品の使用方法。
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---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009027931A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Sugiyo:Kk | 海藻ペーストの製造方法及びその方法によって得られた海藻ペースト |
JP2015218126A (ja) * | 2014-05-15 | 2015-12-07 | 株式会社ナボカルコスメティックス | マッサージ用組成物 |
KR20200091545A (ko) * | 2019-01-22 | 2020-07-31 | 조선대학교산학협력단 | 볏붉은잎 추출물을 포함하는 피부과민반응을 조절하기 위한 조성물 |
-
2002
- 2002-10-07 JP JP2002293646A patent/JP2004123665A/ja active Pending
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