JP2007197218A - 取っ手、収容容器、及び、画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】収容物が収容された収容容器30を装置本体から引き出すための取っ手40であって、収容容器30の前面から突出するとともに貫通穴41aを介して把持可能に形成された把持部43aを具備した取っ手主部41と、収容容器30の被装着部31aに装着するための装着部44と、を備える。
【選択図】図4
Description
また、国内のユーザーを想定して設計された取っ手は、体格の異なる外国のユーザーにとって操作性が悪いものであることも少なくなかった。
また、上述の問題は、画像形成装置において記録媒体を収容する収容容器に限定されることなく、収容物を収容する収容容器のすべてについて共通するものである。
図1〜図6にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのデジタル複写機の装置本体、3は原稿読込部22で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム18上に照射する露光部、4は装置本体1に着脱自在に設置される作像部としてのプロセスカートリッジ、7は感光体ドラム18上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写部、10は出力画像が載置される排紙トレイ、13は記録媒体Pを転写部7に搬送するレジストローラ、19は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置、21はセットされた原稿Dを原稿読込部22に搬送する原稿搬送部、22は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、30は転写紙等の記録媒体P(収容物)が収容された給紙トレイ(収容容器)、を示す。
まず、原稿Dは、原稿搬送部21の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部22上を通過する。このとき、原稿読込部22では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部22で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部3(書込部)に送信される。そして、露光部3からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、感光体ドラム18上に向けて発せられる。
なお、図示は省略するが、プロセスカートリッジ4には、感光体ドラム18、感光体ドラム18上を帯電する帯電部、トナー(現像剤)が収容されていて感光体ドラム18上に形成された静電潜像を現像する現像部、感光体ドラム18上に残存する未転写トナーを除去するクリーニング部、等が一体的に設けられている。
まず、画像形成装置本体1の複数の給紙トレイ30のうち、1つの給紙トレイが自動又は手動で選択される(例えば、最上段の給紙トレイ30が選択されたものとする。)。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
図2は、画像形成装置を示す斜視図である。図3は、取っ手40が装着された給紙トレイ30(収容容器)を示す斜視図である。図4は、給紙トレイ30に取っ手40が装着される状態を示す斜視図である。図5は、取っ手30を裏側(給紙トレイ30側である。)からみた斜視図である。図6は、取っ手40が装着された給紙トレイ30を示す上面図である。
取っ手主部41は、給紙トレイ30に装着された状態で給紙トレイ30(カバー31)の前面から突出するとともに、貫通穴41aを介して把持可能に形成された把持部43aを具備している。装着部44は、給紙トレイ30の被装着部としての把手部31aに嵌合するようにして装着される。
図3を参照して、取っ手主部41の肉厚部43は、把持部43aの肉厚D1が把持部43a以外の肉厚D2よりも薄くなるように形成されている(D1<D2である。)。また、取っ手主部41の貫通穴41aは、人の手が入るように充分大きく形成されている。さらに、貫通穴41aの幅は、装着部44の幅とほぼ同じ大きさになっている。
これらの構成により、手が不自由なユーザーにとっても把持部43aを把持しやすくなる。例えば、貫通穴41aを介して肉厚部43の把持部43aに義手等をフッキングさせることもできる。また、把持部43aを把持したときに装着部44に作用する力も均等になって取っ手40の強度が保たれるとともに給紙トレイ30に対する引き出し性(操作性)が向上することになる。また、貫通穴41aを介して肉厚部43の把持部43aに義手等をフッキングさせようとした際に多少狙いがずれてしまったとしても把持部43a以外の肉厚部43に貫通穴41aを介さないで義手等が引っ掛かり、結果としてフッキングされた状態が得られ、この点でも引き出し性を向上することができる。さらに、貫通穴41aがあることにより、把持部43aを上方からでも、下方からでも把持することができ、操作性を向上することができる。例えば、車椅子等によって、ユーザーの座高が低くなった場合でも、上方からも操作可能であるが、下方からも操作が可能になる。
図6を参照して、取っ手40の係止爪44aは、給紙トレイ30の容器本体32とカバー31とによって形成される段差部32aに係止される。このように取っ手40の装着部44に位置決め用の係止爪44aを設けることで、給紙トレイ30への取っ手40の取付性が向上する。なお、係止爪44aは、本実施の形態1のように段差部32aに一時的に係合させるような構成のものの他に、給紙トレイ30に永続的に固設するように構成することもできる。
ここで、給紙トレイ30の段差部32aは、上方からみてボス部44bが隠れないように形成されている。このような構成により、取っ手40を取り付ける作業者にとっての視認性が高まって、ボス部44bへのネジ締結の作業性が向上する。また、本実施の形態1の構成によれば、ネジ50が給紙トレイ30及び取っ手40の外部に露呈しないために、ユーザーがネジ50に引っ掛かったり、給紙トレイ30及び取っ手40の外観上の見栄えが悪くなったりする不具合が抑止される。また、装着部44に係止爪44a及びボス部44bを設けることで、給紙トレイ30への取っ手40の設置を強固かつ確実なものにすることができる。
図7〜図9にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図7は、実施の形態2における取っ手を示す斜視図であって、前記実施の形態1における図5に対応する図である。図8は、図7の取っ手が装着された給紙トレイを示す上面図であって、前記実施の形態1における図6に対応する図である。図9は、取っ手のスナップフィットが給紙トレイに係止した状態を示す断面図である。本実施の形態2における取っ手40は、係止爪44a及びボス部44bの代わりに装着部44にスナップフィット44dが設置されている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態2における取っ手40は、以下のように装着される。
まず、給紙トレイ30の把手部31aに対して、取っ手40が下方から挿入されて、把手部31aに装着部44が嵌合される。このとき、装着部44のスナップフィット44dが給紙トレイ30の段差部32aに形成された穴部32a1に係合して、取っ手40の位置決めと締結(結合)とがされる(図8及び図9を参照できる。)。
なお、給紙トレイ30に装着した取っ手40がユーザーの引き出し作業によって給紙トレイ30から簡単に外れないように、スナップフィット44dは把持部43aから離れた位置に配設されている。
図10及び図11にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図10は、実施の形態3における取っ手が装着された給紙トレイを示す断面図である。また、図11は、給紙トレイに取っ手を装着する状態を示す分解断面図である。本実施の形態3における取っ手40は、給紙トレイ30への装着方法が前記実施の形態1のものとは相違する。
このような構成により、既存の給紙トレイ30(カバー31)に対して取っ手40を取り付けたい場合に、カバー31の金型を一部改造してボス31bを追加するだけで、本実施の形態3における給紙トレイ30及び取っ手40の構成を事後的に具現化することができる。
図12及び図13にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図12は、実施の形態4における取っ手が装着された給紙トレイを示す斜視図である。図13は、図12の取っ手が収納された状態を示す斜視図である。本実施の形態4における取っ手40は、ベルト状に形成されている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
このように構成された取っ手40は、給紙トレイ40を装置本体1から引き出すときに、湾曲してカバー31との間に隙間(貫通穴)が形成されて、取っ手主部41自体が把持部として機能する(図12の状態である。)。
これに対して、取っ手40を使用しないときには、図13に示すように、取っ手主部41をカバー31側に近接させることで、カバー31の前面からの突出物をなくすことができる。
30 給紙トレイ(収容容器)、
31 カバー、 31a 把手部(被装着部)、 31b ボス(被装着部)、
32 容器本体、 32a 段差部、 32a1 穴部、
40 取っ手、
41 取っ手主部、 41a 貫通穴、 41b 係合部、
42 板部、 43 肉厚部、 43a 把持部、
44 装着部、 44a 係止爪、 44b ボス部、
44c リブ部、 44d スナップフィット、
50 ネジ、 P 記録媒体(収容物)。
Claims (18)
- 収容物が収容された収容容器を装置本体から引き出すための取っ手であって、
前記収容容器の前面から突出するとともに、貫通穴を介して把持可能に形成された把持部を具備した取っ手主部と、
前記収容容器の被装着部に装着するための装着部と、
を備えたことを特徴とする取っ手。 - 前記取っ手主部は、前記収容容器の前面に立設するとともに前記貫通穴が形成された板部と、前記板部の縁部を縁取るように肉厚に形成されるとともに前記把持部が形成された肉厚部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の取っ手。
- 前記肉厚部は、前記把持部が形成された中央部から前記収容容器の前記前面に接する両端部にかけて湾曲状に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の取っ手。
- 前記肉厚部は、前記把持部の肉厚が当該把持部以外の肉厚よりも薄くなるように形成されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の取っ手。
- 前記装着部は、前記収容容器に係止して位置決めするための係止爪を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の取っ手。
- 前記収容容器は、容器本体と当該容器本体を覆うカバーとを備え、
前記係止爪は、前記容器本体と前記カバーとによって形成される段差部に係止されることを特徴とする請求項5に記載の取っ手。 - 前記装着部は、前記収容容器に締結するために当該収容容器の被装着部に向けて起立するボス部を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の取っ手。
- 前記収容容器は、容器本体と当該容器本体を覆うカバーとを備え、
前記被装着部は、前記容器本体と前記カバーとによって形成される段差部であって、
前記段差部は、上方からみて前記ボス部が隠れないように形成されたことを特徴とする請求項7に記載の取っ手。 - 前記収容容器は、容器本体と当該容器本体を覆うカバーとを備え、
前記装着部は、前記カバーの下方から前記被装着部に締結されることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の取っ手。 - 前記被装着部は、ボス形状であることを特徴とする請求項9に記載の取っ手。
- 前記収容容器は、把手部を備え、
前記装着部は、前記収容容器の前記把手部を前記被装着部として装着されることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の取っ手。 - 前記取っ手主部又は/及び前記装着部は、リブ部を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の取っ手。
- 前記装着部は、前記収容容器の上方又は下方から前記被装着部に装着されることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の取っ手。
- 前記収容容器に対して着脱自在に構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の取っ手。
- 請求項1〜請求項14のいずれかに記載の取っ手を備えたことを特徴とする収容容器。
- 前記収容物は、記録媒体であることを特徴とする請求項15に記載の収容容器。
- 請求項1〜請求項14のいずれかに記載の取っ手と前記収容容器とを画像形成装置本体に備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 前記収容物は、記録媒体であることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
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