JP2007197141A - 乗客コンベアの起動装置及び起動方法 - Google Patents

乗客コンベアの起動装置及び起動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】乗客コンベアを起動させる際は、ブザーを鳴動させること等による起動の報知を確実に行えるようにする。
【解決手段】乗客コンベアの起動装置において、報知スイッチ10と、報知スイッチ10が所定の状態になった場合に報知を行う報知部9と、報知スイッチ10が所定の状態になった場合に通電される継電器コイル16とを有する報知回路11と、駆動モータ4を起動させる起動スイッチ7と、継電器コイル16に通電されることにより所定の状態になる可動接点片16aとを有し、可動接点片16aが所定の状態になることにより起動スイッチ7の駆動モータ4を起動させる操作が可能な起動回路12と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、乗客コンベアの起動装置及び起動方法に関し、特に、起動時における安全性を確保することができる乗客コンベアの起動装置及び起動方法に関する。
エスカレータや動く歩道等の乗客コンベアを起動させる場合には、乗客コンベアのステップ上や乗客コンベアの周囲に作業員やコンベア利用者が居ないことを確認する必要がある。
しかし、乗客コンベアを起動させる作業員が確認するだけでは、見落としが生ずる場合がある。そこで、乗客コンベアが起動されることを周囲に報知するためのブザーを備え、乗客コンベアを起動させる際には、起動操作に先立ってブザーを鳴動させるようにした乗客コンベアの起動装置が知られている。
ブザーの鳴動は、ブザー鳴動スイッチを操作することにより行われている。
しかしながら、前述の乗客コンベアの起動装置においては、以下の点について配慮がなされていない。
ブザーを鳴動させるブザー鳴動スイッチの操作と、乗客コンベアを起動させる起動スイッチの操作とは、何ら関連付けがなされていない。即ち、ブザー鳴動スイッチを操作しなくても、起動スイッチを操作すれば乗客コンベアは起動される。
このため、乗客コンベアを起動させる作業員の操作手順の間違い等により、ブザーを鳴動させずに乗客コンベアを起動させる場合がありうる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、乗客コンベアを起動させる際には、ブザーを鳴動させること等による起動する旨の報知を確実に行うことができる乗客コンベアの起動装置及び起動方法を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、乗客コンベアの起動装置において、報知スイッチと、この報知スイッチが所定の状態になった場合に報知を行う報知部と、前記報知スイッチが前記所定の状態になった場合に通電される継電器コイルとを有する報知回路と、駆動モータを起動させる起動スイッチと、前記継電器コイルに通電されることにより所定の状態になる可動接点片とを有し、前記可動接点片が前記所定の状態になることにより前記起動スイッチの前記駆動モータを起動させる操作が可能な起動回路と、を備えることである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、乗客コンベアの起動装置において、駆動モータを起動させる起動スイッチと、前記起動スイッチがオンになった場合に報知が行われる報知部と、前記報知部からの報知が設定時間継続された場合に前記駆動モータへの通電を許容するタイマと、を備えることである。
本発明の実施の形態に係る第3の特徴は、乗客コンベアの起動方法において、乗客コンベアが起動されることを報知する工程と、前記乗客コンベアが起動されることの報知が行われた後に、前記乗客コンベアを駆動する駆動力を発生させる駆動モータの起動を許容する工程と、を備えることである。
本発明によれば、乗客コンベアを起動させる際には、報知部からの乗客コンベアが起動される旨の報知を乗客コンベアが起動される前に確実に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る乗客コンベアであるエスカレータ1は、図1に示すように、上階と下階との間に亘って据え付けられたトラス(図示せず)と、無端状に連結されてトラス内を循環移動する複数のステップ(図示せず)と、これらのステップの両側に位置してトラス上に立設された一対の欄干2とを備えている。欄干2の外周部には無端状の手摺ベルト3が取付けられている。手摺ベルト3は、ステップと同期してステップと同じ方向に循環移動する。手摺ベルト3とステップとは、駆動モータ4(図2参照)により駆動され、循環移動する。
欄干2の下側部分には、トラスと欄干2との連結部を覆うスカート部5が設けられている。スカート部5の端部であってエスカレータ1の乗降口の近傍には、エスカレータ1の運転操作を行う運転操作盤6が設けられている。運転操作盤6には、エスカレータ1の運転方向を上り方向又は下り方向に切替え可能な起動スイッチ7と、エスカレータ1を非常停止させる非常停止スイッチ8と、報知部であるブザー9が鳴動した際にブザー9からの鳴動音をエスカレータ1の周囲に伝える複数の貫通孔9aと、ブザー9を鳴動させる報知スイッチであるブザースイッチ10とが設けられている。
図2は、エスカレータ1の起動装置の電気回路を示す回路図である。なお、この電気回路において、“U”はエスカレータ1の運転方向が上り方向であることを意味し、“D”はエスカレータ1の運転方向が下り方向であることを意味する。
この電気回路は、エスカレータ1を起動させる際に起動に先立ってブザー9を鳴動させる報知回路11と、ブザー9が鳴動された後に駆動モータ4を起動させることが可能になる起動回路12とに分けられる。
駆動モータ4は、動力電源に対し、主回路遮断器として機能する非常停止スイッチ8と上り運転用の電磁接触器コイル13により可動される可動接点片13aとを介して、及び、非常停止スイッチ8と下り運転用の電磁接触器コイル14により可動される可動接点片14aとを介して接続されている。可動接点片13a,14aは、通常時には開放され、電磁接触器コイル13,14に通電されることにより閉止される。駆動モータ4に対して通電されることにより、駆動モータ4はエスカレータ1を駆動する駆動力を発生させる。
報知回路11中には、制御電源に対して直列に接続されたブザースイッチ10とブザー9とが設けられている。ブザー9に対してブザー鳴動補助継電器コイル15が並列に接続されている。さらに、報知回路11中には、起動許可用の継電器コイル16と、起動許可用のタイマ17と、継電器コイル16に通電されることによりオンになる可動接点片16aと、ブザー鳴動補助継電器コイル15に通電されることによりオンになる可動接点片15aと、タイマ17により計時された設定時間の経過後にオフになる可動接点片17aとが設けられている。
起動回路12中には、上述した起動スイッチ7と、電磁接触器コイル13,14と、複数の可動接点片13a,14aとが設けられている。さらに、起動回路12中には、通常時には閉止され、電磁接触器コイル13,14に通電されることにより開放される可動接点片13b,14bと、継電器コイル16に通電されることによりオン(所定の状態)になる可動接点片16aとが設けられている。
このような構成において、エスカレータ1を起動させる場合の操作手順、及び、操作に伴う回路の動作について説明する。
エスカレータ1を起動させる場合には、まず、ブザースイッチ10をオン(所定の状態)にする。ブザースイッチ10をオンにする前に起動スイッチ7をオンにしても、可動接点片16a,13a,14aの全てがオフになっているために起動回路12側に電流が流れず、動力電源側の可動接点片13a,14aもオフの状態に維持されるため、駆動モータ4は起動されない。
ブザースイッチ10がオンになると、ブザー9とブザー鳴動補助継電器コイル15とに通電される。ブザー9に通電されることによりブザー9が鳴動し、エスカレータ1の周囲に対してエスカレータ1が起動される旨の報知が行われる。また、ブザー鳴動補助継電器コイル15に通電されることにより、可動接点片15aがオンになる。
可動接点片15aがオンになると、可動接点片17aと可動接点片15aとを介して継電器コイル16とタイマ17とに通電される。
継電器コイル16に通電されることにより、報知回路11内の可動接点片16aと起動回路12内の可動接点片16aとがオンになる。報知回路11内の可動接点片16aがオンになることにより、継電器コイル16は自己保持状態になる。これにより、ブザースイッチ10がオフにされることに伴って可動接点片15aがオフになっても、継電器コイル16とタイマ17とへの通電状態が維持される。なお、ブザースイッチ10がオフにされた場合には、ブザー9の鳴動は終了する。
タイマ17への通電が設定した時間継続されると、可動接点片17aがオフになり、継電器コイル16とタイマ17とへの通電が遮断され、可動接点片16aがオフになる。ここで、タイマ17において設定された時間は、起動回路12内の可動接点片16aがオンになっている時間であり、この時間内であれば起動スイッチ7を操作して駆動モータ4を起動させることができる。
ブザースイッチ10がオンになってブザー9が鳴動するとともに継電器コイル16に通電された場合に、タイマ17により設定された時間が経過するまでは、起動回路12内の可動接点片16aがオンになる。起動回路12内の可動接点片16aがオンになった場合に起動スイッチ7を操作すると(ここでは、上り方向側に操作した場合について説明する。)、電磁接触器コイル13に通電される。電磁接触器コイル13に通電されることにより、起動回路12内の3つの可動接点片13aがオンになる。
そして、動力電源側の可動接点片13aがオンになることにより、駆動モータ4に通電され、エスカレータ1が上り方向へ起動される。即ち、エスカレータ1は、ブザースイッチ10を操作してブザー9を鳴動させた後でないと起動できないことになり、エスカレータ1を起動させる際にはブザー9が鳴動し、エスカレータ1が起動されることをエスカレータ1の周囲に確実に報知することができる。
なお、電磁接触器コイル13に通電されてエスカレータ1が起動された後は、制御電源側の2つの可動接点片13aがオンになっているため、可動接点片16aがオフになった後、及び、起動スイッチ7がオフになった後においても電磁接触器コイル13への通電状態が維持され、駆動モータ4への通電が維持され、エスカレータ1の運転が継続される。
なお、ブザースイッチ10をオンにしてブザー9を鳴動させた後、起動スイッチ7を下り側に操作すれば、電磁接触器コイル14に通電されて可動接点片14aがオンになり、エスカレータ1が下り方向へ起動される。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図3に基づいて説明する。なお、第2の実施の形態及びこれ以降の他の実施の形態において、第1の実施の形態において説明した構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付け、重複する説明は省略する。
第2の実施の形態では報知回路11に代えて報知回路11Aが設けられている。報知回路11Aには、報知回路11において説明したブザー鳴動補助継電器コイル15に代えてタイマ21が設けられている。さらに、可動接点片15aに代えて、タイマ21に対する通電が設定時間継続した場合にオンになる可動接点片21aが設けられている。タイマ21は、ブザー9の鳴動が開始されたタイミングで計時を開始し、ブザー9が設定時間継続して鳴動した場合に可動接点片21aをオンにする。他の構成は第1の実施の形態と同じである。
このような構成において、エスカレータ1を起動させる場合の操作手順、及び、操作に伴う回路の動作について説明する。
エスカレータ1を起動させる場合には、まず、ブザースイッチ10をオンにする。第1の実施の形態と同様に、ブザースイッチ10をオンにする前に起動スイッチ7をオンにしても、可動接点片16a,13a,14aの全てがオフになっているために起動回路12側に電流が流れず、動力電源側の可動接点片13a,14aがオフの状態に維持され、駆動モータ4は起動されない。
ブザースイッチ10がオンになると、ブザー9とタイマ21とに通電される。ブザー9に通電されることによりブザー9が鳴動し、エスカレータ1の周囲に対してエスカレータ1が起動される旨の報知が行われる。また、タイマ21に通電されることにより、タイマ21への通電時間が設定時間に達した場合に可動接点片21aがオンになる。従って、タイマ21への通電時間が設定時間に達しない場合、即ち、ブザー9の鳴動時間が設定時間に達する前にブザースイッチ10がオフにされた場合は、ブザー9の鳴動が終了するとともにタイマ21への通電が終了する。このため、可動接点片21aはオフのままに維持され、継電器コイル16への通電は行われず、起動接点片16aはオフの状態に維持される。
タイマ21への通電が設定時間継続された場合、即ち、ブザー9を鳴動させるためのブザースイッチ10をオンにする状態が設定時間継続された場合には、可動接点片21aがオンになる。可動接点片21aがオンになると、可動接点片17aと可動接点片21aとを介して継電器コイル16とタイマ17とに通電される。
継電器コイル16に通電されることにより、報知回路11内の可動接点片16aと起動回路12内の可動接点片16aとがオンになる。報知回路11内の可動接点片16aがオンになることにより、継電器コイル16は自己保持状態になる。これにより、ブザースイッチ10がオフにされることに伴って可動接点片21aがオフになっても、継電器コイル16とタイマ17とへの通電状態が維持される。なお、ブザースイッチ10がオフにされた場合には、ブザー9の鳴動は終了する。
継電器コイル16とタイマ17との通電が開始された後の回路の動作は第1の実施の形態と同じであり、タイマ17において設定された時間(タイマ17への通電が開始されてから可動接点片17aがオフになるまでの時間)の間は起動回路12内の可動接点片16aがオンになっている。そして、この時間内であれば起動スイッチ7を操作して駆動モータ4を起動させ、エスカレータ1を起動させることができる。
したがって、第2の実施の形態によれば、ブザー9を鳴動させ、ブザー9の鳴動時間が設定時間に達した後に駆動モータ4を起動させることができる。このため、エスカレータ1が起動される際にはブザー9が設定した時間継続して鳴動されることになり、エスカレータ1が起動されることの報知を確実に行うことができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を図4に基づいて説明する。
第3の実施の形態では、報知回路11B中に、第2の実施の形態において説明したブザー9及びタイマ21と並列に第2継電器コイル31が設けられ、第2継電器コイル31に通電されることによりタイマ21に対する通電状態をオン状態に保持する第2可動接点片31aがブザースイッチ10と並列に設けられている。また、並列に接続されたブザー9とタイマ21と第2継電器コイル31と、並列に接続されたブザースイッチ10と第2可動接点片31aとの間に、継電器コイル16に通電された場合にオフになる可動接点片16bが配置されている。他の部分の構成は第2の実施の形態と同じである。
このような構成において、エスカレータ1を起動させる場合の操作手順、及び、操作に伴う回路の動作について説明する。
エスカレータ1を起動させる場合には、まず、ブザースイッチ10をオンにする。第1,第2の実施の形態と同様に、ブザースイッチ10をオンにする前に起動スイッチ7をオンにしても、可動接点片16a,13a,14aの全てがオフになっているために起動回路12側に電流が流れず、動力電源側の可動接点片13a,14aがオフの状態に維持され、駆動モータ4は起動されない。
ブザースイッチ10がオンになると、ブザー9とタイマ21と第2継電器コイル31とに通電される。ブザー9に通電されることによりブザー9が鳴動し、エスカレータ1の周囲に対してエスカレータ1が起動される旨の報知が行われる。また、タイマ21に通電されることにより、タイマ21への通電時間が設定時間に達した場合に可動接点片21aがオンになる。また、第2継電器コイル31に通電されることにより、第2可動接点片31aがオンになる。
第2可動接点片31aがオンになることにより、ブザースイッチ10がオフの位置に操作されても、ブザー9とタイマ21と第2継電器コイル31とへの通電が第2可動接点片31aを介して継続される。
そして、タイマ21への通電が設定時間継続された場合、即ち、ブザー9の鳴動が設定時間継続された場合には、可動接点片21aがオンになる。可動接点片21aがオンになると、可動接点片17aと可動接点片21aとを介して継電器コイル16とタイマ17とに通電される。
継電器コイル16とタイマ17との通電が開始された後の回路の動作は第1,第2の実施の形態と同じであり、タイマ17において設定された時間(タイマ17への通電が開始されてから可動接点片17aがオフになるまでの時間)の間は起動回路12内の可動接点片16aがオンになっている。そして、この時間内であれば起動スイッチ7を操作して駆動モータ4を起動させることができる。
したがって、第3の実施の形態によれば、ブザー9を鳴動させて、ブザー9の鳴動時間が設定時間に達した後に駆動モータ4を起動させることができる。このため、エスカレータ1が起動される際にはブザー9が設定した時間継続して鳴動されることになり、エスカレータ1が起動されることの報知を確実に行うことができる。
さらに、ブザー9を設定時間鳴動させるための構成にとして、ブザースイッチ10を継続して操作する必要がなく、ブザースイッチ10を瞬間的に操作しただけでブザー9を設定時間継続して鳴動させることができる。これにより、ブザー9を設定時間継続して鳴動させるための操作を簡略化することができる。
なお、継電器コイル16に通電されることにより可動接点片16bがオフになり、ブザー9への通電が遮断されてブザー9の鳴動が停止される。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態を図5及び図6に基づいて説明する。
第4の実施の形態のエスカレータ1Aには、図5に示すように、トラスと欄干2との連結部を覆うスカート部5が設けられている。スカート部5の端部であってエスカレータ1Aの乗降口の近傍には、エスカレータ1Aの運転操作を行う運転操作盤6Aが設けられている。運転操作盤6Aには、エスカレータ1Aの運転方向を上り方向又は下り方向に切替え可能な起動スイッチ7と、エスカレータ1を非常停止させる非常停止スイッチ8と、報知部であるブザー9が鳴動した際にブザー9からの鳴動音をエスカレータ1の周囲に伝える複数の貫通孔9aとが設けられている。
図6は、エスカレータ1の起動装置の電気回路を示す回路図である。第4の実施の形態の電気回路では、ブザー9を鳴動させるための報知回路と、駆動モータ4を起動させる起動回路とに分けられておらず、駆動モータ4を起動させる操作を行うと、ブザー9が鳴動し、その後、駆動モータ4が起動される構成となっている。
この電気回路には、上り運転用の補助継電器コイル41と下り運転用の補助継電器コイル42とが並列に接続され、これらの補助継電器コイル41,42に対して起動スイッチ7が直列に接続されている。また、この電気回路には、上り運転用の電磁接触器コイル13と下り運転用の電磁接触器コイル14とが並列に接続されている。
さらに、この電気回路中には、ブザー9と、タイマ43と、タイマ43に対する通電が設定時間継続した場合にオンになる可動接点片43aと、補助継電器コイル41,42に通電された場合にオンになる可動接点片41a,42aと、補助継電器コイル41,42に通電された場合にオフになる可動接点片41b,42bと、電磁接触器コイル13,14に通電された場合にオンになる可動接点片13a,14aと、電磁接触器コイル13,14に通電された場合にオフになる可動接点片13b、14bとが設けられている。ブザー9とタイマ43とは並列に接続されており、ブザー9からの鳴動が設定時間継続されたことをタイマ43が検知し、その検知結果に基づいて可動接点片43aがオンになる。可動接点片43aがオンになることにより、駆動モータ4への通電が許容される。
このような構成において、エスカレータ1Aを起動させる場合の操作手順、及び、操作に伴う回路の動作について説明する。
エスカレータ1Aを起動させる場合には、起動スイッチ7を操作する。ここでは、上り方向に操作した場合について説明する。起動スイッチ7を上り方向に操作すると、補助継電器コイル41に通電され、複数の可動接点片41aがオンになる。
起動スイッチ7と補助継電器コイル41との間に配置されている可動接点片41aがオンになることにより、補助継電器コイル41は自己保持状態になり、起動スイッチ7がオフにされても通電状態を維持される。
また、補助継電器コイル41に通電されることにより、ブザー9とタイマ43とに対して直列の位置に配置されている可動接点片41aがオンになり、ブザー9とタイマ43とに対して通電される。ブザー9に通電されることによりブザー9が鳴動し、エスカレータ1が起動される旨の報知が行われる。また、タイマ43に通電され、タイマ43への通電時間が設定時間に達した場合には可動接点片43aがオンになる。
可動接点片43aがオンになると、可動接点片43a,41a,14bを介して電磁接触器コイル13に対して通電される。電磁接触器コイル13に対して通電されると、可動接点片13aがオンになり、駆動モータ4に対して通電され、エスカレータ1Aが上り方向へ起動される。エスカレータ1Aが起動された後は、可動接点片13aにオンになることにより電磁接触器コイル13への通電が継続され、可動接点片13aがオン状態に維持されるとともにエスカレータ1Aの運転が継続される。
電磁接触器コイル13に対して通電された場合には、可動接点片13aがオンになってエスカレータ1Aが起動されるとともに、可動接点片13bがオフになって補助継電器コイル41への通電が遮断される。これにより、可動接点片41aがオフになり、ブザー9への通電が遮断され、ブザー9の鳴動が終了する。
したがって、第4の実施の形態によれば、エスカレータ1Aを起動させるために起動スイッチ7を操作すると、まず、ブザー9が鳴動され、ブザー9の鳴動がタイマ43で設定した時間継続した後に駆動モータ4が起動される。これにより、エスカレータ1Aが起動される際にはブザー9が設定時間継続して鳴動されることになり、エスカレータ1Aが起動されることの報知を確実に行うことができる。
しかも、ブザー9の鳴動と、エスカレータ1Aの起動とを起動スイッチ7を操作することのみで行うことができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態を図7に基づいて説明する。
第5の実施の形態の基本的構造は第4の実施の形態と同じである。第5の実施の形態と第4の実施の形態との異なる点は、起動スイッチ7と補助継電器コイル41,42とが直接接続され、その間に、補助継電器コイル41,42に通電された場合に補助継電器コイル41,42への通電状態を自己保持するための構成を有しない点である。
このような構成において、エスカレータ1Aを起動させる場合の操作手順、及び、操作に伴う回路の動作について説明する。
エスカレータ1Aを起動させる場合には、起動スイッチ7を操作する。ここでは、上り方向に操作した場合について説明する。起動スイッチ7を上り方向に操作すると、補助継電器コイル41に通電され、複数の可動接点片41aがオンになる。
ブザー9とタイマ43とに対して直列の位置に配置されている可動接点片41aがオンになることにより、ブザー9とタイマ43とに対して通電される。ブザー9に通電されることによりブザー9が鳴動し、エスカレータ1が起動される旨の報知が行われる。また、タイマ43に通電され、タイマ43への通電時間が設定時間に達した場合には可動接点片43aがオンになる。
可動接点片43aがオンになると、可動接点片43a,13aを介して電磁接触器コイル13に対して通電される。電磁接触器コイル13に対して通電されると、可動接点片13aがオンになり、駆動モータ4に対して通電され、エスカレータ1Aが上り方向へ起動される。エスカレータ1Aが起動された後は、可動接点片13aがオンになることにより電磁接触器コイル13への通電が継続され、可動接点片13aがオン状態に維持されるとともにエスカレータ1Aの運転が継続される。
したがって、第5の実施の形態によれば、エスカレータ1Aを起動させるために起動スイッチ7を操作すると、まず、ブザー9が鳴動され、ブザー9の鳴動がタイマ43で設定した時間継続した後に駆動モータ4が起動される。これにより、エスカレータ1Aが起動される際にはブザー9が設定時間継続して鳴動されることになり、エスカレータ1Aが起動されることの報知を確実に行うことができる。
また、第5の実施の形態においては、エスカレータ1Aが起動される前に起動スイッチ7をオフにすれば、補助継電器コイル41への通電が遮断されて可動接点片41aがオフになり、ブザー9とタイマ43とへの通電が遮断される。これにより、ブザー9の鳴動が停止されるとともに、エスカレータ1Aの起動が中止される。したがって、起動スイッチ7をオンにした後に何らかの異常を感知した場合には、ブザー9からの鳴動が設定時間継続される前に起動スイッチ7をオフ(所定の状態)にすることにより、ブザー9の鳴動とエスカレータ1Aの起動とを停止させることができる。
また、エスカレータ1Aが起動した後に起動スイッチ7をオフにすることにより、ブザー9の鳴動を停止させることができる。
なお、上述した各実施の形態では、報知部としてブザー9を例に挙げて説明したが、報知部としては、ブザー9に代えて放送装置や表示装置を用いてもよい。放送装置は、「エスカレータが起動されます。」等の音声による報知が行われる。表示装置は、「エスカレータが起動されます。」等の文字表示による報知が行われる。
本発明の第1の実施の形態に係るエスカレータの一部を示す側面図である。 エスカレータの起動装置の回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係るエスカレータの起動装置の回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係るエスカレータの起動装置の回路図である。 本発明の第4の実施の形態に係るエスカレータの一部を示す側面図である。 エスカレータの起動装置の回路図である。 本発明の第5の実施の形態に係るエスカレータの起動装置の回路図である。
符号の説明
1,1A 乗客コンベア
4 駆動モータ
7 起動スイッチ
9 報知部、ブザー
10 報知スイッチ
11,11A,11B 報知回路
12 起動回路
16 継電器コイル
16a 可動接点片
21 タイマ
31 第2継電器コイル
31a 第2可動接点片
43 タイマ

Claims (7)

  1. 報知スイッチと、この報知スイッチが所定の状態になった場合に報知を行う報知部と、前記報知スイッチが前記所定の状態になった場合に通電される継電器コイルとを有する報知回路と、
    駆動モータを起動させる起動スイッチと、前記継電器コイルに通電されることにより所定の状態になる可動接点片とを有し、前記可動接点片が前記所定の状態になることにより前記起動スイッチの前記駆動モータを起動させる操作が可能な起動回路と、
    を備えることを特徴とする乗客コンベアの起動装置。
  2. 前記報知回路中に、前記報知部からの報知が設定時間継続された場合に前記継電器コイルに通電を許容するタイマを備えることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの起動装置。
  3. 前記報知回路中に、前記報知スイッチがオンとなった場合に通電される第2継電器コイルと、前記第2継電器コイルに通電されることにより前記タイマに対する通電状態をオン状態に保持する第2可動接点片とを備えることを特徴とする請求項2記載の乗客コンベアの起動装置。
  4. 駆動モータを起動させる起動スイッチと、
    前記起動スイッチがオンになった場合に報知が行われる報知部と、
    前記報知部からの報知が設定時間継続された場合に前記駆動モータへの通電を許容するタイマと、
    を備えることを特徴とする乗客コンベアの起動装置。
  5. 前記報知部からの報知が設定時間継続される前に前記起動スイッチが所定の状態[オフ]にされた場合、前記タイマによる前記駆動モータへの通電が非許容とされることを特徴とする請求項4記載の乗客コンベアの起動装置。
  6. 前記報知部は、ブザー、放送装置、または表示装置の少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載の乗客コンベアの起動装置。
  7. 乗客コンベアが起動されることを報知する工程と、
    前記乗客コンベアが起動されることの報知が行われた後に、前記乗客コンベアを駆動する駆動力を発生させる駆動モータの起動を許容する工程と、
    を備えることを特徴とする乗客コンベアの起動方法。


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