JP2007194282A - コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の機能を有するとともに、電子機器の実装基板に対する配置面積を小さくすることのできるコイル部品を提供する。
【解決手段】それぞれ異なる機能を有する第1のコイル、第2のコイル、第3のコイルと、上鍔及び下鍔を有し、前記第1のコイルが巻回された第1の巻溝が形成されているドラムコアと、底面部に巻軸を設けたベース部材と、を備えたコイル部品であって、前記ドラムコアと前記ベース部材とを組み付けた際に、前記下鍔と前記底部との間に第2の巻溝が形成され、この第2の巻溝に前記第2のコイル及び前記第3のコイルを巻回するようにした構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイル部品に係り、特に、車載用AM/FMラジオ電波受信器に搭載されるコイル部品に関する。
近年、コイル部品等の電子部品が使用される電子機器は、小型化、高密度実装化、軽量化,低コスト化等の設計上の要求がなされている。
特に、車に搭載される電子機器については、各電子機器の総合的な軽量化を図ることによって、車両全体の重量の軽減を達成することができる。すなわち、車両の重量を軽くすることにより、車の動力性能の改善や、燃料の消費量の抑制等を実現することができる。従って、車に搭載される電子機器であるAM/FMラジオ電波受信器及びそれに搭載される電子部品についても、同様の軽量化を図ることが求められている。
また、コイル部品を実装基板に実装する作業中における破損を防止するため、隣接するコイル部品との間に適切な間隔(作業スペース)を、実装基板上に設ける必要がある。このため、近年の高密度実装の要求を高い水準で満足しつつ、電子機器の小型化を図るためには、実装するコイル部品をできるだけ少なくする必要がある。
従来、AM/FMラジオ電波受信器に、受信機能やフィルタ機能などの複数の機能を持たせるためには、実装基板上に、例えば実用新案文献1に記載されているようなコイル部品であって、互いに異なる機能を有しているものを、複数実装させていた。
しかし、電気特性や形状が同一又は類似している複数のコイル部品を実装基板上に配置する場合には、上述したようにコイル部品の数量に比例した実装スペースを、実装基板上に確保することが必要となる。従って、複数のコイル部品を使用すると、実装基板が大型となり、それにともなって電子機器の重量が増加するという問題が生じた。
また、複数のコイル部品を使用することにより、電子機器のコストが高くなるという問題も生じた。
そこで、1つのコイル部品に異なる機能を持たせるために、複数のコイルを巻回するようにしたコイル部品が知られている(特許文献2及び特許文献3参照)。このようなコイル部品を用いることで、実装するコイル部品の数を少なくし、電子機器の実装基板を小型にすることができる。
実開昭58−51412号公報 特開平6−84649号公報 特開平8−222441号公報
しかしながら、1つのコイル部品に複数のコイルを設けた場合、それぞれのコイルから生じた磁束がフェライトコア等の磁性材料部分を通過すると、磁束が共通に通過する部分において磁気結合が発生し、所望のインダクタンス値を設定することができないという問題が生じる。
本発明の目的は、上述の問題点を考慮し、複数の機能を有するとともに、実装基板に対する配置面積を小さくすることができるとともに、磁気結合の発生を抑えることのできるコイル部品を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(3)の本発明により達成される。
(1)それぞれ異なる機能を有する第1のコイル、第2のコイル、第3のコイルと、
上鍔及び下鍔を有し、前記第1のコイルが巻回された第1の巻溝が形成されているドラムコアと、
底部に巻軸を設けたベース部材と、を備えたコイル部品であって、
前記ドラムコアと前記ベース部材とを組み付けた際に、
前記下鍔と前記底部との間に第2の巻溝が形成され、この第2の巻溝に前記第2のコイル及び前記第3のコイルを巻回したことを特徴とするコイル部品。
(2)前記第1のコイルの巻数をT1、前記第2のコイルの巻数をT2、前記第3のコイルの巻数をT3としたときに、
T1≧T2≧T3
の関係であることを特徴とする上記(1)に記載のコイル部品。
(3)前記第3のコイルは、162.400MHz〜162.550MHzの周波数帯域においてLC直列共振を生じるように設定されていること
を特徴とする上記(1)又は(2)に記載のコイル部品。
本発明に係るコイル部品によれば、複数の機能を有した状態で、実装基板に対する配置面積を小さくすることができる。これにより、コイル部品が実装される電子機器を小型にし、重量の増加を抑えることができる。
また、本発明に係るコイル部品によれば、コイル部品内部で発生する磁気結合の発生を抑えることができる。
以下、本発明に係るコイル部品を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明するが、本発明に係るコイル部品は、以下の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係るフィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10の分解図である。
図1に示すように、フィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10は、ベース部材11と、ドラムコア16と、ポットコア23と、ケース24とを備えている。
ベース部材11は、非磁性部材である合成樹脂を用いて角形に形成されており、側面に引き出された複数の端子12を有している。端子12は、金属片からなり、一端をベース部材11内に埋設し、他端をベース部材11の側面から引出すようにして形成されている。
ベース部材11の底部の中央部には、上部に平面を有する円形状の底面部11aが形成されている。この底面部11aの中央部には、平面に対して上方に突出する円筒状の巻軸14が形成されている。また、巻軸14の内側には、ドラムコア16に設けられた係合突起16aを挿入するための係合凹部14aが形成されている。
図2は、フィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10に使用されるベース部材11の斜視図である。
図2に示すように、巻軸14の内側に形成された係合凹部14aは、ドラムコア16に設けられた係合突起16aの形状に合わせた円形状の穴を有するように形成されている。
底面部11aには、巻軸14の外周に沿って平面が形成されており、この平面に後述する第2のコイルであるFM電波抑制フィルタコイル32と第3のコイルであるウェザーバンド抑制フィルタコイル33とが載置される。
巻軸14には、第2のコイルであるFM電波抑制フィルタコイル32が巻かれている。このフィルタコイル32のリードは、側方に引き出され、所定の端子12にからげられ、半田等で接続される。
また、フィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10の周波数と電気的特性との関係を示した図5から明らかなように、本実施形態のFM電波抑制フィルタコイル32は、76.0MHz乃至108.5MHzの周波数帯域において、FM電波を除去し得る減衰特性を具備するように設定されている。従って、FM電波抑制フィルタコイル32は、FM電波を除去して、コイル部品10におけるFM電波の混信を抑制することができる。
さらに、FM電波抑制フィルタコイル32の外側には、第3のコイルであるウェザーバンド抑制フィルタコイル33が巻かれている。なお、ウェザーバンド抑制フィルタコイル33のリードは、第2の巻軸14から側方に引き出され、所定の端子12にからげられ、半田等で接続される。
ここで、ウェザーバンド抑制フィルタコイル33の主たる用途を説明する。
例えば、フィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10を搭載したAM/FMラジオ電波受信機が米国で使用される場合を考える。
米国では、AM電波,FM電波に加えて、162.400MHz乃至162.550MHzの周波数帯域を利用した天気情報を配信する電波(一般的にウェザー・バンドと呼ばれている)が発信されている。従って、このような国では、AM/FMラジオ電波受信機に、天気情報電波の混信を抑制するための機能をもたせる必要が生じる。
図5から明らかなように、ウェザーバンド抑制フィルタコイル33は、162.400MHz乃至162.550MHzの周波数帯域において、コンデンサCとの直列共振(LC直列共振)によって生じる共振周波数fから求められる減衰特性が大きくなるように設定されている。従って、ウェザーバンド抑制フィルタコイル33は、162.400MHz乃至162.550MHzの周波数帯域を利用した天気情報の電波を除去し、コイル部品10における天気情報電波の混信を抑制することができる。
図1に示すように、ドラムコア16は、巻軸18を介して上鍔17と下鍔19が所定の間隔を有するように形成されており、その部分に第1の巻溝20が形成されている。なお、後述するように、AM電波ローディングコイル31の巻回数T1は多く設定する必要があるため、第1の巻溝20の幅は、後述する第2の巻溝21の幅よりも大きくなるように形成されている。
また、ドラムコア16の下鍔19の下方には、ベース部材11側へ突出するようにして、円筒形状の係合突起16aが形成されている。なお、この係合突起16aは、ドラムコア16の巻軸18の中心軸線上に設けられている。
ベース部材11とドラムコア16とを組み付ける際には、フェライトからなるドラムコア16の係合突起16aを、ベース部材11の係合凹部14aに挿入し、ドラムコア16とベース部材11とを接着固定する。この際、ドラムコア16は、ベース部材11の底面部11aに対して、巻軸18の中心線が垂直となるようにして組み付けられる。
そして、ドラムコア16の第1の巻溝20に、第1のコイルであるAM電波ローディングコイル31が巻かれる。AM電波ローディングコイル31のリードは、上溝20から下方に引き出され、所定の端子12にからげられ、半田等で接続される。
ここで、AM電波ローディングコイル31は、AM電波の受信感度を上げるために、巻数T1を大きく設定する必要がある。
すなわち、図5に示すように、本実施形態のAM電波ローディングコイル31は、170kHz乃至30MHzの周波数帯域、具体的には、LW(long wave)領域:170kHz乃至350kHz,MW(middle wave)領域:530kHz乃至1750kHz,SW(short wave)領域:4MHz乃至30MHzにおいて、AM電波を良好に受感できるように高インダクタンス仕様とされている。つまり、AM電波ローディングコイル31の巻数T1は、FM電波抑制フィルタコイル32の巻数T2及びウェザーバンド抑制フィルタコイル33の巻数T3と比較して、最も多くなるように設定されている。
以上述べたように、本実施形態に係るフィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10では、それぞれ異なる機能を有するAM電波ローディングコイル31、FM電波抑制フィルタコイル32、ウェザーバンド抑制フィルタコイル33を備えており、また、AM電波ローディングコイル31の巻数T1、FM電波抑制フィルタコイル32の巻数T2、ウェザーバンド抑制フィルタコイル33の巻数T3の関係が、T1≧T2≧T3となるように設定されている。
従って、1つのフィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10は、複数の機能を有するように構成されており、これにより、実装基板に実装されるコイル部品の数を少なくすることができる。また、実装基板を小さくすることにより、コイル部品10が実装されるAM/FMラジオ電波受信器を小型にすることができる。
さらに、上述したような関係で各コイルの巻数Tを設定することにより、AM電波の受信精度を高く維持することができるとともに、フィルタコイル32,33が巻回される部分を小さくすることで、コイル部品10を小さくし、それが搭載される電子機器を小型にすることができる。
つぎに、ポットコア23で、コイル31、32が巻かれたドラムコア16を覆うようにする。
ポットコア23は、下側を開口し、上側を閉じてある有底円筒形のフェライトからなり、周側面がケース24に螺合されている。また、ポットコア23の上部には、マイナス溝23aが形成されている。
ケース24は、銅、真鋳などの金属からなり、ケースグランド端子25を、ベース部材11の底面に折り曲げることにより、ケース24をベース部材11に取付ける。また、ケース24の上部には、円形の貫通孔24aが形成されている。
図3は、組み立てられたフィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10の斜視図である。
図3に示すように、フィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10は、ケース24の貫通孔24aを通じて、ポットコア23に設けられたマイナス溝23aを視認することができる。そして、マイナス溝23aにねじ回しなどを挿入して、ポットコア23を回転させることで、ポットコア23を上下方向に動かすことができる。
フィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10は、端子12を回路基板の導体パターンに接続することで、実装基板に実装される。つぎに、コイル部品10を回路基板に実装した状態で、基板の電気特性を確認する。そして、所望の設定値とずれているような場合は、ねじ回し等をマイナス溝23aに差し込んで、ポットコア23をケース24に対して相対移動させ、これにより、ポットコア23の内部を通る磁束を変化させて、回路基板の電気特性の微調整を行うことができる。
図4は、本実施形態に係るフィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10の断面図である。
図4に示すように、ドラムコア16の下部に形成された係合突起16aを、ベース部材11の係合凹部14aに挿入することによって、ドラムコア16の下鍔19の底面とベース部材11の底面部11aとの間に、第2の巻溝21が形成されている。そして、この巻溝21に、FM電波抑制フィルタコイル32及びウェザーバンド抑制フィルタコイル33が配置されている。
なお、本実施の形態では、FM電波抑制フィルタコイル32の外側にウェザーバンド抑制フィルタコイル33が配置されているが、これとは逆に、ウェザーバンド抑制フィルタコイル33の外側にFM電波抑制フィルタコイル32を配置するようにしてもよい。
このように、本実施形態に係るフィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10によれば、ドラムコア16の下鍔19と、ベース部材11の底面部11aとを利用して、FM電波抑制フィルタコイル32及びウェザーバンド抑制フィルタコイル33を巻きつけるための巻溝21を形成することができるので、ドラムコア16に別途巻溝を形成する必要は生じない。
コイル部品10の内部には、AM電波ローディングコイル31から発生する磁束によって形成される磁路Φ1と、FM電波抑制フィルタコイル32から発生する磁束によって形成される磁路Φ2と、ウェザーバンド抑制フィルタコイル33から発生する磁束によって形成される磁路Φ3とがそれぞれ形成されている。
AM電波ローディングコイル31の磁路Φ1は、ドラムコアの上鍔17およびポットコア23を通り、ドラムコアの下鍔19からドラムコアの巻軸18を通過するように構成されている。すなわち、AM電波ローディングコイル31の磁路Φ1は、そのほとんどが磁性体部分を通過するように構成されている。これにより、コイル部品10において、AM電波の受感度を高めるために必要なAM電波ローディングコイル31のインダクタンス値を確保することができる。
FM電波抑制フィルタコイル32の磁路Φ2及びウェザーバンド抑制フィルタコイル33の磁路Φ3は、ドラムコア16の下鍔19を通り、ベース部材11を通過するように構成されている。このため、FM電波抑制フィルタコイル32の磁路Φ2及びウェザーバンド抑制フィルタコイル33の磁路Φ3と、AM電波ローディングコイル31の磁路Φ1との間で共通する通路部分は、ドラムコア16の下鍔部19の一部のみとなり、それ以外の通路部分は、別々の経路を通過する。
従って、本実施形態のフィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10によれば、AM電波ローディングコイル31の磁路Φ1と、FM電波抑制フィルタコイル32の磁路Φ2及びウェザーバンド抑制フィルタコイル33の磁路Φ3とを、磁気的に分離独立した状態に保つことができるので、コイル部品10の内部において、異なるコイルの磁束間で生じる磁気的結合を少なくすることができる。
また、FM電波抑制フィルタコイル32の磁路Φ2及びウェザーバンド抑制フィルタコイル33の磁路Φ3は、大部分が非磁性材料からなるベース部材11を通過するように構成されているため、磁性体で構成した巻芯に比べ磁気結合を低くすることができる。
このように、本実施形態のフィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10によれば、磁気的な結合が少ない状態でコイル部品を駆動することができるので、磁気的結合によって発生する相互インダクタンスの影響によって、所望の電気特性値が得られなくなるということを防止することができる。
なお、一般に、信号系回路に実装されるコイル部品においては、コイルに印加される電流が小さいため、異なるコイルの磁束がコイル部品内の磁性体を通過することによって生じる磁気飽和は起こりにくいと考えられる。
また、本実施形態のフィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10によれば、AM電波ローディングコイル31,FM電波フィルタコイル32,ウェザーバンドフィルタコイル33の機能を一仕様のコイルにできるので、コイル部品10が用いられる国の事情に応じてコイル部品10の仕様の変更を行う必要が生じない。
さらに、本実施形態のフィルタ付きAM電波ローディングコイル部品10によれば、電子機器に複数の機能を持たせる際に使用するコイル部品の数を少なくすることができるので、実装基板の面積を小さくして、電子機器の軽量化を図ることができる。
また、電子機器に実装されるコイル部品10の数を少なくすることができるので、電子機器の製造コストを低くすることができる。
なお、本発明のコイル部品は、上述の形態に限定されるものではなく、その他材料、構成等において、本発明の構成を逸脱しない範囲で種々の変形、変更が可能であることはいうまでもない。特に、ポットコアの上部に設けられたねじ溝の形状は、マイナス形状に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係るフィルタ付きAM電波ローディングコイル部品の分解図である。 フィルタ付きAM電波ローディングコイル部品に使用するベース部材の斜視図である。 本発明の実施形態に係るフィルタ付きAM電波ローディングコイル部品の斜視図である。 本発明の実施形態に係るフィルタ付きAM電波ローディングコイル部品の断面図である。 本発明の実施形態に係るフィルタ付きAM電波ローディングコイル部品の周波数と電気的特性との関係を表した図である。
符号の説明
10・・フィルタ付きAM電波ローディングコイル部品、11・・ベース部材、11a・・底面部、12・・金属端子、14・・巻軸、14a・・係合凹部、16・・ドラムコア、16a・・係合突起、17・・上鍔、18・・巻軸、19・・下鍔、20・・第1の巻溝、21・・第2の巻溝、23・・ポットコア、23a・・ねじ溝、24・・ケース、24a・・穴、25・・ケースグランド端子、31・・AM電波ローディングコイル、32・・FM電波抑制フィルタコイル、33・・ウェザーバンド抑制フィルタコイル、Φ1・・第1のコイル磁路、Φ2・・第2のコイル磁路、Φ3・・第3のコイル磁路

Claims (3)

  1. それぞれ異なる機能を有する第1のコイル、第2のコイル、第3のコイルと、
    上鍔及び下鍔を有し、前記第1のコイルが巻回された第1の巻溝が形成されているドラムコアと、
    底部に巻軸を設けたベース部材と、を備えたコイル部品であって、
    前記ドラムコアと前記ベース部材とを組み付けた際に、前記下鍔と前記底部との間に第2の巻溝が形成され、この第2の巻溝に前記第2のコイル及び前記第3のコイルを巻回したこと
    を特徴とするコイル部品。
  2. 前記第1のコイルの巻数をT1、前記第2のコイルの巻数をT2、前記第3のコイルの巻数をT3としたときに、
    T1≧T2≧T3
    の関係であること
    を特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記第3のコイルは、162.400MHz〜162.550MHzの周波数帯域においてLC直列共振を生じるように設定されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコイル部品。
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