JP6813089B2 - アンテナコイル - Google Patents

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    • H01Q7/00Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
    • H01Q7/06Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop with core of ferromagnetic material
    • H01Q7/08Ferrite rod or like elongated core

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

本発明は、電波の送受信などに用いられるアンテナコイルに関する。
従来、この種のアンテナコイルとして、例えば、特許文献1(特許4134173号公報)に開示されたものが知られている。特許文献1には、棒形状のコアと、コアに沿って移動可能な筒状のボビンと、ボビンの周囲に巻回された巻線とを備えるアンテナコイルが開示されている。アンテナコイルにおけるインダクタンスは、主として、コア種(材質又は形状)、巻線のターン数、コアに対する巻線の位置によって決まる。特許文献1のアンテナコイルによれば、ボビンをコアに沿って移動させることで、コアに対する巻線の位置を変えることができ、インダクタンスを調整することができる。
特許4134173号公報
しかしながら、特許文献1のアンテナコイルでは、コアに対する巻線の位置が変わるため、アンテナコイルにとって重要な性能の1つである出力強度(通信距離)がばらつくという課題がある。特に、アンテナコイルを長距離通信の用途に用いる場合は、出力強度のばらつきが顕著になる。
従って、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、出力強度のばらつきを抑えつつ、インダクタンスの調整を行うことができるアンテナコイルを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明に係るアンテナコイルは、磁性材料で構成される棒形状のコアと、
前記コアを収容するボビンと、
前記ボビンの周囲に巻回される巻線と、
を備え、
前記コアの一端部に対応する位置に配置される第1コイル部と前記コアの他端部に対応する位置に配置される第2コイル部との間に位置する第3コイル部が前記コアの延在方向に移動可能に構成されている。
本発明によれば、出力強度のばらつきを抑えつつ、インダクタンスの調整を行うことができるアンテナコイルを提供することができる。
本発明の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す斜視図である。 図1のアンテナ装置の分解斜視図である。 コネクタにアンテナコイルが取り付けられた状態を示す斜視図である。 コネクタにアンテナコイルが取り付けられた状態を示す斜視図であって、スライド部材をコアの延在方向に移動させた状態を示す図である。 図1のアンテナ装置の製造方法の一例を示す斜視図である。 図5に続く工程を示す斜視図である。 図6に続く工程を示す斜視図である。 図7に続く工程を示す斜視図である。 図8に続く工程を示す斜視図である。 図9に続く工程を示す斜視図である。 図10に続く工程を示す斜視図である。 スライド部材の移動量とインダクタンスの変化率との関係を示すグラフである。 アンテナコイルの第1変形例を示す斜視図である。 アンテナコイルの第2変形例を示す斜視図である。
本発明の一態様に係るアンテナコイルは、磁性材料で構成される棒形状のコアと、
前記コアを収容するボビンと、
前記ボビンの周囲に巻回される巻線と、
を備え、
前記コアの一端部に対応する位置に配置される第1コイル部と前記コアの他端部に対応する位置に配置される第2コイル部との間に位置する第3コイル部が前記コアの延在方向に移動可能に構成されている。
アンテナコイルの出力強度は、主として、コアの端部から出力される磁束に大きく影響される。このため、コアの端部から巻線までの距離が、出力強度に大きな影響を及ぼす。前記構成によれば、コアの一端部から第1コイル部までの距離及びコアの他端部から第2コイル部までの距離を変えずに、第1コイル部と第2コイル部との間に位置する第3コイル部を移動させることができる。その結果、出力強度のばらつきを抑えつつ、インダクタンスの調整を行うことができる。
なお、前記コアの前記一端部と前記他端部との間の領域の周囲に配置され、前記コアの延在方向に移動可能なスライド部材を備え、前記第3コイル部は、前記スライド部材に巻回されて前記コアの延在方向に移動可能に構成されてもよい。この構成によれば、スライド部材を移動させることで、コアの一端部から第1コイル部までの距離及びコアの他端部から第2コイル部までの距離を変えずに、第1コイル部と第2コイル部との間に位置する第3コイル部を移動させることができる。その結果、出力強度のばらつきを抑えつつ、インダクタンスの調整を行うことができる。
また、前記ボビンは、前記コアの延在方向に延在し、前記スライド部材は、前記ボビンの周囲に配置されて、前記コアの延在方向に移動可能に構成されてもよい。この構成によれば、スライド部材を移動させることで、コアの一端部から第1コイル部までの距離及びコアの他端部から第2コイル部までの距離を変えずに、第1コイル部と第2コイル部との間に位置する第3コイル部を移動させることができる。その結果、出力強度のばらつきを抑えつつ、インダクタンスの調整を行うことができる。
また、前記ボビンは、前記コアの一端部を収容する第1収容部と、前記コアの他端部を収容する第2収容部とを備え、前記スライド部材は、前記第1収容部と前記第2収容部との間に配置され、前記ボビンと同じ材料で構成されてもよい。この構成によれば、ボビンを加工することによってスライド部材を製造することができ、製造工程、製造コスト等の低減を図ることができる。
また、前記ボビンは、前記コアの延在方向に延在し、前記ボビンの一端部と他端部との間の領域の一部がばね性を有してもよい。この構成によれば、ボビン自体がばね性を有することで、別部品としてスライド部材を設けることなく、第3コイル部を移動させることができる。その結果、出力強度のばらつきを抑えつつ、インダクタンスの調整を行うことができる。
また、前記第3コイル部は、前記コアの中央部よりも前記コアの一端部又は他端部に近い範囲内で移動可能に構成されてもよい。コアの一端部又は他端部に近い範囲内に位置する巻線は、コアから出力される磁束に与える影響が大きいため、より少ない移動量でインダクタンスの調整を行うことができる。
また、前記第3コイル部は、前記コアの一端部又は他端部よりも前記コアの中央部に近い範囲内で移動可能に構成されてもよい。コアの中央部に近い範囲内に位置する巻線は、コアから出力される磁束に与える影響が小さいため、出力強度のばらつきを一層抑えつつ、インダクタンスの調整を行うことができる。
また、前記第3コイル部が前記コアの延在方向に移動されるとき、前記第3コイル部の近傍部分が前記コアから離れる方向に移動するのを規制する規制部材を備えてもよい。この構成によれば、第3コイル部の近傍部分が、振動等によって揺動して断線等の不具合が生じることを抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。また、図面において実質的に同一の部材については同一の符号を付している。
《実施形態》
図1は、本発明の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す斜視図である。図2は、図1のアンテナ装置の分解斜視図である。本実施形態に係るアンテナ装置は、例えば、スマートキーレスシステムなどの長距離通信(例えば、5m以上)の用途に用いるアンテナ装置である。本実施形態に係るアンテナ装置は、例えば、車両のドアの下方に取り付けられるものである。
図1又は図2に示すように、本実施形態に係るアンテナ装置は、アンテナケース1と、カバー2と、コネクタ3と、アンテナコイル4とを備えている。
図2に示すように、アンテナケース1は、一つの側面1aが開口する略直方体形状の箱体であり、アンテナコイル4を収容するように構成されている。アンテナコイル4は、コネクタ3に接続されている。アンテナケース1におけるコネクタ3に隣接する側面1bには、アンテナコイル4とコネクタ3との接続部分が通る切欠部1cが形成されている。
また、カバー2は、アンテナケース1と同様に構成されている。すなわち、カバー2は、一側面が開口する略直方体形状の箱体であり、アンテナケース1内に挿入されることで、アンテナケース1と協働してアンテナコイル4を収容するように構成されている。カバー2におけるコネクタ3に隣接する側面2bには、アンテナコイル4とコネクタ3との接続部分が通る切欠部2cが形成されている。
コネクタ3は、樹脂製の筒状部材3Aを備え、筒状部材3Aの内部に一対のコネクタピン(図示省略)を備えている。一対のコネクタピンは、回路基板などに接続される接続端子である。
アンテナコイル4は、磁性材料で構成される棒形状のコア5と、コア5を収容するボビン6と、ボビン6の周囲に巻回される巻線7とを備えている。
コア5は、ボビン6の内部に挿入される磁性体である。本実施形態において、コア5は、断面矩形の棒状の磁性体である。コア5は、例えば、Mn−Zn系のフェライトで構成されている。
ボビン6は、コア5を保護し、製造時や製品使用時に加わる変形や衝撃などによりコア5が破損するのを抑制する樹脂製の部材である。ボビン6には、コア5が複数箇所から外部に露出するように複数の開口部が設けられている。本実施形態において、ボビン6とコネクタ3の筒状部材3Aとは、PBT(ポリブチレンテレフタレート)により一体成形されている。
また、ボビン6は、コア5の一端部5Aを収容する第1収容部61と、コア5の他端部5Bを収容する第2収容部62とを備えている。第1収容部61と第2収容部62との間には、コア5の延在方向Xに移動可能なスライド部材63が設けられている。スライド部材63は、ボビン6と同じ材料で構成され、コア5の一端部5Aと他端部5Bとの間の領域(すなわち、一端部5A及び他端部5B以外の部分)の周囲に配置されている。第1収容部61と第2収容部62とスライド部材63とは、別体で構成されている。
巻線7は、例えば、銅線などの金属製の線材である。本実施形態において、巻線7は、図2に示すように、それぞれ螺旋状に巻回された、第1コイル部7A、第2コイル部7B、第3コイル部7C、及び第4コイル部7Dを備えている。第1コイル部7A、第2コイル部7B、第3コイル部7C、及び第4コイル部7Dは、一本の金属製の線材により構成されている。第1コイル部7A、第2コイル部7B、第3コイル部7C、及び第4コイル部7Dの巻数は、少なくとも1以上である。
巻線7の一端部7aは、コネクタ3の一対のコネクタピンの一方に接続される。巻線7の他端部7bは、コネクタ3の一対のコネクタピンの他方に接続される。なお、巻線7の一端部7a又は他端部7bは、コンデンサ(図示せず)を介してコネクタ3の一対のコネクタピンの一方又は他方に接続されてもよい。これにより、各コイル部7A〜7DとコンデンサとでLC回路を構成することができる。
図3及び図4は、コネクタ3にアンテナコイル4が取り付けられた状態を示す斜視図である。なお、図3及び図4においては、スライド部材63が移動する様子を分かり易くするため、スライド部材63に斜線を付している。
第1コイル部7Aは、コア5の一端部5Aに対応する位置に配置される。第2コイル部7Bは、コア5の他端部5Bに対応する位置に配置される。第3コイル部7C及び第4コイル部7Dは、第1コイル部7Aと第2コイル部7Bとの間に位置している。
第1コイル部7Aは、ボビン6に設けられた一対のリブ6aによって、コア5の延在方向Xへの移動が規制されている。第2コイル部7Bは、ボビン6に設けられた一対のリブ6bによって、コア5の延在方向Xへの移動が規制されている。第4コイル部7Dは、ボビン6に設けられた一対のリブ6dによって、コア5の延在方向Xへの移動が規制されている。
第3コイル部7Cは、図3及び図4に示すように、スライド部材63に巻回されてコア5の延在方向Xに移動可能に構成されている。本実施形態において、各コイル部7A〜7Dは、30mm間隔で配置されている。スライド部材63は、第1コイル部7Aと第3コイル部7Cとの間、及び第4コイル部7Dと第3コイル部7Cとの間から露出するコア5の面積が過剰に大きくならないように、例えば、コア5の延在方向Xに5〜10mm程度、移動可能に構成されている。
アンテナコイルの出力強度は、主として、コア5の一端部5A及び他端部5Bから出力される磁束に大きく影響される。このため、コア5の一端部5Aから第1コイル部7Aまでの距離及びコア5の他端部5Bから第2コイル部7Bまでの距離が、出力強度に大きな影響を及ぼす。
本実施形態によれば、コア5の一端部5Aから第1コイル部7Aまでの距離及びコア5の他端部5Bから第2コイル部7Bまでの距離を変えずに、第3コイル部7Cを移動させることができる。その結果、出力強度のばらつきを抑えつつ、インダクタンスの調整を行うことができる。
次に、本発明の実施形態に係るアンテナ装置の製造方法について説明する。図5〜図10は、本発明の実施形態に係るアンテナ装置の製造方法の一例を示す斜視図である。
まず、図5に示すように、ボビン6とコネクタ3とスライド部材63とを、樹脂により一体成形する。なお、コネクタ3のコネクタピン(図示せず)は、ボビン6、コネクタ3、及びスライド部材63の一体成形と同時にインサート成形されてもよい。また、コネクタ3のコネクタピンは、ボビン6、コネクタ3、及びスライド部材63の一体成形後にアウトサート成形されてもよい。
次いで、図6に示すように、ボビン6の第1収容部61、スライド部材63、及びボビン6の第2収容部62内にコア5を挿入する。なお、コア5は、ボビン6の第1収容部61、スライド部材63、及びボビン6の第2収容部62に対して摩擦力で相対的な位置が保持されるように圧入されてもよい。また、コア5は、ボビン6の第1収容部61及び第2収容部62に対して接着剤等により固定されてもよい。
次いで、図7に示すように、ボビン6の第1収容部61及び第2収容部62からスライド部材63を切断して切り離す。これにより、スライド部材63がコア5の延在方向Xに移動可能になる。
次いで、図8に示すように、ボビン6の第1収容部61、スライド部材63、及びボビン6の第2収容部62の周囲に、所定の張力を有するように巻線7を巻き付ける。これにより、第1コイル部7A、第2コイル部7B、第3コイル部7C、及び第4コイル部7Dが形成される。このとき、巻線7の一端部7a及び他端部7bは、例えば、半田付け、ヒュージング、溶着などによって、コネクタ3のコネクタピンに接続される。
なお、本実施形態において、巻線7は、ボビン6の第2収容部62に設けられたピン62A及び規制部材62Bと、スライド部材63に設けられたピン63Aにも、所定の張力を有するように巻き付けられる。ピン62Aとピン63Aとは、スライド部材63が移動可能な空間を挟んで互いに隣接する位置に設けられている。また、規制部材62Bには、ピン62Aとピン63Aとの間に位置する巻線7が掛けられる。規制部材62Bは、第3コイル部7Cがコア5の延在方向Xに移動されるとき、第3コイル部7Cの近傍部分がコア5から離れる方向に移動するのを規制するように構成されている。
次いで、図9に示すように、コネクタ3のコネクタピンに、インピーダンスアナライザ等のインダクタンス測定機8を接続する。
次いで、図10に示すように、スライド部材63をコア5の延在方向Xに移動させ、インダクタンス測定機8により測定されるインダクタンスを所望のインダクタンスに変化させる。例えば、図12に示すように、スライド部材63を3.0mm移動させると、インダクタンスを約1.5%変化させることができる。また、例えば、スライド部材63を4.0mm移動させると、インダクタンスを約2.0%変化させることができる。なお、出力強度はほぼ変化しないことを確認している。
なお、スライド部材63を移動させると、巻線7の張力が過剰に大きくなり、巻線7が断線するおそれがある。このため、例えば、巻線7を巻き付ける際にボビン6又はスライド部材63に設けた仮フック(図示せず)に巻線7を引っ掛け、スライド部材63を移動させる前に仮フックから巻線7を外すことで、巻線7の張力を緩ませるようにしてもよい。この場合でも、規制部材62Bによって第3コイル部7Cの近傍部分が振動等によって揺動することを抑えることができるので、断線等の不具合が生じることを抑えることができる。また、この場合、巻線7が揺動しないように、巻線7を接着剤などでボビン6又はスライド部材63に固定してもよい。
次いで、図11に示すように、アンテナケース1にアンテナコイル4を収容する。
次いで、アンテナコイル4を覆うようにアンテナケース1にカバー2を挿入する。これにより、図1に示すアンテナ装置が製造される。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、前記では、ボビン6の第1収容部61、スライド部材63、及びボビン6の第2収容部62内にコア5を挿入した後に、第1収容部61、第2収容部62、及びスライド部材63の周囲に巻線7を巻き付けるようにしたが、本発明はこれに限定されない。
例えば、ボビン6の第1収容部61、スライド部材63、及びボビン6の第2収容部62内にコア5を挿入する前に、第1収容部61、第2収容部62、及びスライド部材63の周囲に巻線7を巻き付けるようにしてもよい。
また、前記では、ボビン6の第1収容部61及び第2収容部62からスライド部材63を切断した後に、第1収容部61、第2収容部62、及びスライド部材63の周囲に巻線7を巻き付けるようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ボビン6の第1収容部61及び第2収容部62からスライド部材63を切断する前に、第1収容部61、第2収容部62、及びスライド部材63の周囲に巻線7を巻き付けるようにしてもよい。但し、スライド部材63を切断した後に巻線7を巻き付ける方が、スライド部材63の切断時に誤って巻線7を切断してしまうことを抑えることができる。
また、前記では、アンテナコイル4をアンテナケース1に収容した後、すぐにアンテナケース1にカバー2を挿入するようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、アンテナコイル4をアンテナケース1に収容した後、ウレタンなどの樹脂でポッティングして、防水性能を向上させてもよい。
また、前記では、巻線7が、4つのコイル部7A〜7Dを備えるものとしたが、本発明はこれに限定されない。巻線7は、第1コイル部7A及び第2コイル部7Bを含む少なくとも3つのコイル部を備えればよい。
また、前記では、各コイル部7A〜7Dの間に隙間を設けたが、当該隙間は設けなくてもよい。すなわち、巻線7は、均一な間隔で螺旋状に巻回されてもよい。
また、前記では、第3コイル部7Cをコア5の延在方向Xに移動させるようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第4コイル部7Dをコア5の延在方向Xに移動させるようにしてもよい。すなわち、コア5の延在方向Xに移動させるコイル部は、第1コイル部7Aと第2コイル部7Bとの間に位置するコイル部であればよい。
また、前記では、ボビン6が第1収容部61と第2収容部62とで構成されるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ボビン6は、3つ以上の部材で構成されてもよい。また、図13に示すように、ボビン6がコア5の延在方向に延在するように1つの部材で構成され、スライド部材63がボビン6の周囲に配置されてコア5の延在方向に移動可能に構成されてもよい。この場合、スライド部材63の材料として、樹脂だけでなく、金属や紙を用いることができる。
また、前記では、ボビン6とスライド部材63とが別部品であるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、ボビン6自体がスライド部材63を含むように構成されてもよい。この場合、例えば、ボビン6の一端部と他端部との間の領域(すなわち、一端部及び他端部以外の部分)の一部がばね性を有するように構成すればよい。より具体的には、図14に示すように、第1収容部61とスライド部材63とをばね性を有する弾性部64を介して一体化するとともに、第2収容部62とスライド部材63とをばね性を有する弾性部65を介して一体化してもよい。この構成によれば、弾性部64,65の一方が伸びるとともに、弾性部64,65の他方が縮むことで、スライド部材63をコア5の延在方向Xに移動させることができる。その結果、ボビン6とは別部品としてスライド部材63を設けることなく、第3コイル部7Cを移動させることができ、出力強度のばらつきを抑えつつ、インダクタンスの調整を行うことができる。
なお、第3コイル部7C又は第4コイル部7Dは、コア5の中央部よりもコア5の一端部5A又は他端部5Bに近い範囲内で移動可能に構成されることが好ましい。コア5の一端部5A又は他端部5Bに近い範囲内に位置する巻線は、コア5から出力される磁束に与える影響が大きいため、より少ない移動量でインダクタンスの調整を行うことができる。
また、第3コイル部7C又は第4コイル部7Dは、コア5の一端部5A又は他端部5Bよりもコア5の中央部に近い範囲内で移動可能に構成されてもよい。コア5の中央部に近い範囲内に位置する巻線は、コア5から出力される磁束に与える影響が小さいため、出力強度のばらつきを一層抑えつつ、インダクタンスの調整を行うことができる。
本発明に係るアンテナコイルは、出力強度のばらつきを抑えつつ、インダクタンスの調整を行うことができるので、例えば、スマートキーレスシステムなどの長距離通信の用途に用いるアンテナコイルとして有用である。
1 アンテナケース
1a,1b 側面
1c 切欠部
2 カバー
2b 側面
2c 切欠部
3 コネクタ
3A 筒状部材
4 アンテナコイル
5 コア
5A 一端部
5B 他端部
6 ボビン
6a,6b,6d リブ
7 巻線
7a 一端部
7b 他端部
7A 第1コイル部
7B 第2コイル部
7C 第3コイル部
7D 第4コイル部
8 インダクタンス測定機
61 第1収容部
62 第2収容部
62A ピン
62B 規制部材
63 スライド部材
63A ピン
64,65 弾性部

Claims (7)

  1. 磁性材料で構成される棒形状のコアと、
    前記コアを収容するボビンと、
    前記ボビンの周囲に巻回される巻線と、
    を備え、
    前記コアの一端部に対応する位置に配置される第1コイル部と前記コアの他端部に対応する位置に配置される第2コイル部との間に位置する第3コイル部が前記コアの延在方向に移動可能に構成され
    前記第3コイル部が前記コアの延在方向に移動されるとき、前記第3コイル部の近傍部分が前記コアから離れる方向に移動するのを規制する規制部材を備える、アンテナコイル。
  2. 前記コアの前記一端部と前記他端部との間の領域の周囲に配置され、前記コアの延在方向に移動可能なスライド部材を備え、
    前記第3コイル部は、前記スライド部材に巻回されて前記コアの延在方向に移動可能に構成されている、請求項1に記載のアンテナコイル。
  3. 前記ボビンは、前記コアの延在方向に延在し、
    前記スライド部材は、前記ボビンの周囲に配置されて、前記コアの延在方向に移動可能に構成されている、請求項2に記載のアンテナコイル。
  4. 前記ボビンは、前記コアの一端部を収容する第1収容部と、前記コアの他端部を収容する第2収容部とを備え、
    前記スライド部材は、前記第1収容部と前記第2収容部との間に配置され、前記ボビンと同じ材料で構成されている、請求項2に記載のアンテナコイル。
  5. 前記ボビンは、前記コアの延在方向に延在し、
    前記ボビンの一端部と他端部との間の領域の一部がばね性を有する、請求項1に記載のアンテナコイル。
  6. 前記第3コイル部は、前記コアの中央部よりも前記コアの一端部又は他端部に近い範囲内で移動可能に構成されている、請求項1〜5のいずれか1つに記載のアンテナコイル。
  7. 前記第3コイル部は、前記コアの一端部又は他端部よりも前記コアの中央部に近い範囲内で移動可能に構成されている、請求項1〜5のいずれか1つに記載のアンテナコイル。
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