JP2007192204A - 副室式内燃機関 - Google Patents

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耕一 芦田
Kaori Arai
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Abstract

【課題】リーン限界を十分に拡大できる副室式内燃機関を提供する。
【解決手段】副室式内燃機関1は、主燃焼室63と、副燃焼室61と、点火プラグ29と、制御弁25と、気体燃料噴射弁28と、ECU40とを備える。副燃焼室61は、主燃焼室63に隣接する。副燃焼室61は、連通路62a〜62dを介して主燃焼室63に連通されている。点火プラグ29は、副燃焼室61に設けられている。制御弁25は、主燃焼室63に導入される新気混合気を旋回させて、主燃焼室63に新気混合気の旋回流を形成させる。気体燃料噴射弁28は、気体燃料を主燃焼室63へ噴射する。ECU40の気体噴射制御部44は、新気混合気の旋回流を介して主燃焼室63から副燃焼室61へ気体燃料が導入されるように、気体燃料噴射弁28を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、副室式内燃機関に関する。
従来から、主燃焼室及びその主燃焼室に隣接して設けられる副燃焼室を備えた副室式火花点火内燃機関が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−308656(第1−6頁、第1−6図)
特許文献1の技術では、主燃焼室と副燃焼室とを連通する連通路へ向けて液体燃料が噴射されている。これにより、主燃焼室から副燃焼室へ液体燃料を導入しやすくすることができる。
しかし、特許文献1の技術では、噴霧貫徹力が弱い気体燃料が連通路へ向けて噴射されても、主燃焼室から副燃焼室へ気体燃料が導入されにくい傾向にある。これにより、副燃焼室の燃焼期間を十分に短くできないことがあり、リーン限界の拡大が不十分となる傾向にある。
本発明の課題は、リーン限界を十分に拡大できる副室式内燃機関を提供することにある。
本発明に係る副室式内燃機関は、主燃焼室と、副燃焼室と、点火部と、旋回流形成部と、気体燃料噴射部と、第1制御部とを備える。副燃焼室は、主燃焼室に隣接する。副燃焼室は、連通路を介して主燃焼室に連通されている。点火部は、副燃焼室に設けられている。旋回流形成部は、主燃焼室に導入される新気混合気を旋回させて、主燃焼室に新気混合気の旋回流を形成させる。気体燃料噴射部は、少なくとも気体燃料を主燃焼室へ噴射する。第1制御部は、新気混合気の旋回流を介して主燃焼室から副燃焼室へ気体燃料が導入されるように、気体燃料噴射部を制御する。
この副室式内燃機関では、第1制御部は、新気混合気の旋回流を介して主燃焼室から副燃焼室へ気体燃料が導入されるように、気体燃料噴射部を制御する。これにより、気体燃料を容易に副燃焼室へ導入することができるので、副燃焼室の燃焼期間を十分に短縮することができる。
本発明に係る副室式内燃機関では、副燃焼室の燃焼期間を十分に短縮することができるので、リーン限界を十分に拡大できる。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る副室式内燃機関の断面図を図1に示す。
(副室式内燃機関の概略構成)
副室式内燃機関1は、主として、主燃焼室63,吸排気機構,液体燃料噴射弁27,気体燃料噴射弁(気体燃料噴射部)28,制御弁(旋回流形成部)25,副燃焼室61,点火プラグ(点火部)29,連通路62a,62b,62c,62d(以下、62a〜62dとする)及びECU40を備える。
主燃焼室63は、シリンダヘッド20,シリンダブロック10およびピストン3に囲まれた室である。主燃焼室63は、シリンダ軸CAを中心軸とする略円筒形状をしている。シリンダヘッド20には、主燃焼室63に新気空気を供給するための吸気ポート23と、主燃焼室63から既燃ガスを排気ガスとして排出するための排気ポート24とが形成されている。
また、吸排気機構として、吸気ポート23の下流には吸気バルブ21が配備されている。一方、排気ポート24の上流には排気バルブ22が配備されている。クランクシャフトの回転に連動して回転する吸気用カム軸21b/排気用カム軸22bに固定された吸気用カム21a/排気用カム22aは、吸気バルブ21/排気バルブ22の上方に配置されており、吸気バルブ21/排気バルブ22を開閉させる。
さらに、吸気ポート23において、吸気バルブ21の上流には制御弁25が設けられている。制御弁25は、所定の開度で吸気ポート23を開閉するようになっている。
副燃焼室61は、主燃焼室63に隣接して設けられる室であり、副燃焼室壁64に囲まれている。具体的には、シリンダヘッド20において吸気ポート23と排気ポート24との間に形成された空間(シリンダ軸CA付近の空間)に略円筒形状の副燃焼室壁64が配置され、副燃焼室61が形成される。また、副燃焼室壁64の膨出した半球状の底面には、主燃焼室63と副燃焼室61とを連通する連通路62a〜62dが形成されている。
液体燃料噴射弁27は、吸気ポート23に液体燃料(例えば、ガソリン燃料)を噴射する弁である。液体燃料噴射弁27の先端は、制御弁25と吸気バルブ21との間の位置において、吸気ポート23に突出している。
気体燃料噴射弁28は、主燃焼室63に気体燃料(例えば、水素)を噴射する弁である。ここで、気体燃料は、液体燃料に比べて層流燃焼速度が大きい。気体燃料噴射弁28の先端は、吸気バルブ21と連通路62a〜62dとの間の位置において、主燃焼室63に突出している。
点火プラグ29は、副燃焼室61の新気混合気を点火するためのプラグである。点火プラグ29は、副燃焼室壁64を貫通するように設けられている。点火プラグ29の先端部分29aは、副燃焼室61に突出している。
ECU40は、制御弁25,液体燃料噴射弁27,気体燃料噴射弁28,点火プラグ29などに電気的に接続されている。
(副室式内燃機関の概略動作)
副室式内燃機関1では、排気行程後半において、制御弁25が吸気ポート23を開くとともに、加圧された液体燃料が液体燃料噴射弁27に供給される。液体燃料噴射弁27は、吸気ポート23に導入された新気空気に、液体燃料を噴射する。これにより、新気混合気が生成される。そして、吸気行程において、吸気用カム21aにより吸気バルブ21は開状態とされ、新気混合気は吸気ポート23から主燃焼室63へ導入される。
圧縮行程において、加圧された気体燃料が気体燃料噴射弁28に供給される。気体燃料噴射弁28は、吸気ポート23に導入された新気空気に、気体燃料を噴射する。そして、主燃焼室63で新気混合気が圧縮されるとともに、主燃焼室63の均質な新気混合気の一部及び気体燃料は、連通路62a〜62dを介して主燃焼室63から副燃焼室61へ導入される。
副燃焼室61では、点火プラグ29の先端部分29aにより新気混合気が所定のタイミングで火花点火され、火花点火された燃焼ガス(以下、火炎とする)が、連通路62a〜62dを介して副燃焼室61から主燃焼室63へトーチ状に噴射される。主燃焼室63の均質な新気混合気は、火炎によりトーチ点火され、燃焼する。
膨張行程において、均質な新気混合気が燃焼して発生した燃焼圧力によって、ピストン3が押し下げられる。
排気行程において、排気用カム22aにより排気バルブ22は開状態とされ、主燃焼室63で燃焼された後のガス(以下、既燃ガスとする)は、主燃焼室63から排気ポート24へ排出される。
ECU40は、制御弁25,液体燃料噴射弁27,気体燃料噴射弁28,点火プラグ29などに対して、制御の信号を供給し各種の制御を行う。ECU40は、各種の制御を行うためのロジックを実行する。例えば、ECU40は、所定のロジックを、電気回路的に、ソフト的に又はその両方により実行する。
(ECUの詳細構成)
ECU40は、主として、負荷演算部41,回転数演算部42,液体噴射制御部(第2制御部)43,気体噴射制御部(第1制御部)44,点火時期制御部45,吸気制御部46及び記憶部47を備える。負荷演算部41,回転数演算部42,液体噴射制御部43,気体噴射制御部44,点火時期制御部45,吸気制御部46は、CPUなどである。記憶部47は、ROM,RAMなどであり、プログラムやマップ情報(図5,図6参照)などを記憶している。
ECU40は、各種の制御を行うためのロジックを実行するだけでなく、副燃焼室61に気体燃料が導入されるようにするためのロジックを実行する。
(ECUの詳細動作)
ECU40には、クランク角センサ(図示せず)で検知されたクランク角信号、水温センサ(図示せず)で検知された冷却水温信号、アクセル開度センサ(図示せず)で検知されたアクセル開度信号などが入力される。負荷演算部41及び回転数演算部42は、これらの信号を受け取る。負荷演算部41は、これらの信号に基づいて、機関負荷を演算する。また、回転数演算部42は、これらの信号に基づいて、機関回転数を演算する。
液体噴射制御部43は、機関負荷の情報を負荷演算部41から受け取り、機関回転数の情報を回転数演算部42から受け取る。また、液体噴射制御部43は、記憶部47を参照し、マップ情報(図5,図6参照)を記憶部47から受け取る。液体噴射制御部43は、機関負荷の情報及び機関回転数の情報とマップ情報となどに基づいて、液体噴射量制御信号を生成する。すなわち、液体噴射制御部43は、液体噴射量制御信号を介して第2噴射期間T2を制御する。第2噴射期間T2は、液体燃料噴射弁27が液体燃料LF1(図2参照)を噴射する期間である。これにより、液体燃料噴射弁27は、液体噴射量制御信号に基づいて、所定にタイミングに所定の噴射量で液体燃料LF1を噴射する。
気体噴射制御部44は、機関負荷の情報を負荷演算部41から受け取り、機関回転数の情報を回転数演算部42から受け取る。また、気体噴射制御部44は、記憶部47を参照し、マップ情報(図5,図6参照)を記憶部47から受け取る。気体噴射制御部44は、機関負荷の情報及び機関回転数の情報とマップ情報となどに基づいて、気体噴射量制御信号を生成する。すなわち、気体噴射制御部44は、気体噴射量制御信号を介して第1噴射期間T1を制御する。第1噴射期間T1は、気体燃料噴射弁28が気体燃料GF1(図3参照)を噴射する期間である。これにより、気体燃料噴射弁28は、気体噴射量制御信号に基づいて、所定のタイミングに所定の噴射量で気体燃料GF1を噴射する。
点火時期制御部45は、機関負荷の情報を負荷演算部41から受け取り、機関回転数の情報を回転数演算部42から受け取り、機関負荷の情報及び機関回転数の情報などに基づいて、点火時期制御信号を生成する。これにより、点火プラグ29は、点火時期制御信号に基づいて所定のタイミングでスパークを発生させる。
吸気制御部46は、機関負荷の情報を負荷演算部41から受け取り、機関回転数の情報を回転数演算部42から受け取り、機関負荷の情報及び機関回転数の情報などに基づいて、吸気制御信号を生成する。これにより、制御弁25は、吸気制御信号に基づいて、所定のタイミングに所定の開度で吸気ポート23を開閉する。具体的には、制御弁25は、後述の第1制御領域A1において、排気行程後半及び吸気行程前半に、鉛直方向に対して吸気バルブ21へ近づく方向へ鋭角だけ回転するように制御される(図2参照)。
(副室式内燃機関の制御)
副室式内燃機関の制御を図5及び図6を用いて説明する。
ECU40の液体噴射制御部43及び気体噴射制御部44が参照するマップ情報を図5及び図6に示す。図5に示すマップ情報には、機関負荷や機関回転数と制御領域との関係が示されている。すなわち、制御領域は、第1制御領域A1及び第2制御領域A2に分けられている。第1制御領域A1は、比較的低回転数中低負荷側の領域であり、液体燃料噴射弁27及び気体燃料噴射弁28が低負荷運転モードで制御される領域である。第1制御領域A1における運転状態は、希薄燃焼が行われる運転状態であり、主燃焼室63の空燃比が理論空燃比よりもリーンに制御される運転状態である。第2制御領域A2は、比較的高回転数側又は高負荷側の領域であり、液体燃料噴射弁27及び気体燃料噴射弁28が高負荷運転モードで制御される領域である。第2制御領域A2における運転状態は、通常の燃焼が行われる運転状態であり、主燃焼室63の空燃比が略理論空燃比に制御される運転状態である。
((第1制御領域における制御))
第1制御領域A1では、ECU40の液体噴射制御部43は、図6に示すように、第2噴射期間T2が排気行程後半及び吸気行程前半になるように、液体燃料噴射弁27を制御する。これにより、吸気ポート23から主燃焼室63へ導入された新気混合気は、吸気行程において拡散されて、リーンで均質な状態になる。
また、ECU40の気体噴射制御部44は、第1噴射期間T1が圧縮行程になるように、気体燃料噴射弁28を制御する。これにより、主燃焼室63において連通路62a〜62dの付近の新気混合気がリーンになった状態で主燃焼室63に気体燃料GF1が噴射されることになる。
ここで、第2噴射期間T2は、機関回転数に関わらずタイミング及び長さが略一定になるように制御される。それに対して、第1噴射期間T1は、開始のタイミング及び終了のタイミングがともに、機関回転数が低い場合よりも機関回転数が高い場合に進角するように制御される。また、第1噴射期間T1は、機関回転数が低い場合よりも機関回転数が高い場合に長くなるように制御される。これにより、機関回転数が高くなり単位クランク角当たりの実時間が短くなったことに応じてクランク各単位の第1噴射期間T1の長さが長くなる。このため、実時間単位で見た場合に、第2噴射期間T2の長さは一定に保たれる。
((第2制御領域における制御))
第2制御領域A2では、ECU40の液体噴射制御部43は、図6に示すように、第2噴射期間T2が排気行程後半及び吸気行程前半になるように、液体燃料噴射弁27を制御する。これにより、吸気ポート23から主燃焼室63へ導入された新気混合気は、吸気行程において拡散されて、略理論空燃比で均質な状態になる。
また、ECU40の気体噴射制御部44は、気体燃料噴射弁28に気体燃料GF1の噴射を停止させる。これにより、必要以上に副燃焼室61の燃焼期間を短くすることは低減される。
(第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作)
第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を図2〜図4及び図7を参照して説明する。
排気行程後半及び吸気行程前半において、図2に示すように、制御弁25を通過した新気空気は、吸気ポート23の上面に沿って流れる。そして、液体燃料噴射弁27は、新気空気に向けて液体燃料LF1を噴射する。これにより、吸気ポート23において新気混合気M1が形成される。新気混合気M1は、新気空気と同様に吸気ポート23の上面に沿って流れて、主燃焼室63に導入される。主燃焼室63に導入された新気混合気M1は、順タンブル流TB1を形成し、主燃焼室63において縦方向に旋回する。
圧縮行程において、図3及び図4に示すように、気体燃料噴射弁28は、新気混合気M1の順タンブル流TB1へ向けて気体燃料GF1を噴射する。これにより、気体燃料GF1が、新気混合気M1の一部とともに、順タンブル流TB1に乗って連通路62a〜62dまで運ばれる。そして、連通路62a〜62dを介して、気体燃料GF1及び新気混合気M1の一部が主燃焼室63から副燃焼室61へ容易に導入される。
すなわち、図7に示すように、吸気行程後半から圧縮行程前半において、主燃焼室63における連通路62a〜62d付近の液体燃料の空燃比が理論空燃比よりもリーンな状態になっていく。そして、気体燃料GF1が噴射されるとともに連通路62a〜62d付近では、液体燃料の空燃比がますますリーンになるとともに、気体燃料の空燃比がリッチになる。そして、実線の曲線で示されるように、連通路62a〜62dを介して主燃焼室63から副燃焼室61へ導入される気体(気体燃料GF1及び新気混合気M1の一部)の流量が増加していく。
(副室式内燃機関の特徴)
(1)
ここでは、ECU40の気体噴射制御部44は、新気混合気M1の順タンブル流TB1を介して主燃焼室63から副燃焼室61気体燃料GF1が導入されるように、気体燃料噴射弁28を制御する。これにより、気体燃料GF1が容易に副燃焼室61へ導入されるで、副燃焼室61の燃焼期間は十分に短縮する。
このように、副燃焼室61の燃焼期間が十分に短縮するので、リーン限界は十分に拡大する。
(2)
ここでは、気体燃料噴射弁28は、吸気バルブ21と連通路62a〜62dとの間に設けられる。これにより、気体燃料GF1が順タンブル流TB1に乗って連通路62a〜62dまで運ばれるので、新気混合気M1の順タンブル流TB1を介して主燃焼室63から副燃焼室61へ気体燃料GF1が導入されるようになる。
(3)
ここでは、制御弁25は、吸気ポート23における新気空気の流れを変える。具体的には、制御弁25は、排気行程後半及び吸気行程前半において、鉛直方向に対して吸気バルブ21へ近づく方向へ鋭角だけ回転する。これにより、制御弁25を通過した新気空気が吸気ポート23の上面に沿って流れるので、簡易な構成で主燃焼室63に新気混合気M1の順タンブル流TB1は形成される。
(4)
ここでは、気体燃料GF1は、液体燃料LF1よりも層流燃焼速度が大きい。これにより、気体燃料GF1を副燃焼室61に導入することにより、副燃焼室61の燃焼期間は短縮する。
(5)
ここでは、ECU40の気体噴射制御部44は、第1制御領域A1(低回転数中低負荷領域)において、第1噴射期間T1を、機関回転数が低い場合よりも機関回転数が高い場合に長くさせる。これにより、機関回転数が高くなり単位クランク角当たりの実時間が短くなったことに応じてクランク各単位の第1噴射期間T1の長さは長くなる。このため、実時間単位で見た場合に第1噴射期間T1の長さが一定に保たれるので、気体燃料GF1の噴射量は一定になる。その結果、種々の機関回転数において、副燃焼室61の燃焼期間は十分に短縮される。
(6)
ここでは、ECU40の気体噴射制御部44は、第1噴射期間T1を制御する。また、ECU40の液体噴射制御部43は、第2噴射期間T2を制御する。これにより、第1噴射期間T1と独立に第2噴射期間T2は制御される。
(7)
ここでは、ECU40の液体噴射制御部43は、第1制御領域A1において、第2噴射期間T2が排気行程後半及び吸気行程前半になるように制御する。また、ECU40の気体噴射制御部44は、第1制御領域A1において、第1噴射期間T1が圧縮行程になるように制御する。これらにより、圧縮行程において、主燃焼室63において連通路62a〜62dの付近の新気混合気がリーンになった状態で主燃焼室63に気体燃料GF1は噴射される。このため、十分な量の気体燃料GF1が副燃焼室61に導入されることになる。
(8)
ここでは、ECU40の気体噴射制御部44は、第1制御領域A2(高回転数高負荷領域)において、気体燃料噴射弁28に気体燃料GF1の噴射を停止させる。これにより、必要以上に副燃焼室61の燃焼期間が短くされることが低減され、気体燃料GF1の消費量は抑制される。
(第1実施形態の変形例)
(A)副室式内燃機関1iでは、図8に示すように、ピストン3の代わりにピストン3iにより主燃焼室63iの一部が囲まれていても良い。すなわち、ピストン3iは、主燃焼室63iに面する部分である冠面3aに、凹状に湾曲したキャビティ3a1が形成されている。このキャビティ3a1により、主燃焼室63において、新気混合気M1の順タンブル流TB1が安定的に形成される。
(B)副室式内燃機関1jは、図9に示すように、気体燃料噴射弁28の代わりに気体燃料噴射弁(気体燃料噴射部)28jを備えても良い。すなわち、気体燃料噴射弁28jは、気体燃料GF1の代わりに混合気GF1jを噴射する。混合気GF1jは、気体燃料GF1と第1気体とを含む。第1気体は、酸素を含む。これにより、高EGR条件下においても副燃焼室61に十分な量の酸素が供給されることになるので、EGR運転限界は向上する。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る副室式内燃機関の断面図を図10に示す。
副室式内燃機関100は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、気体燃料噴射弁28の代わりに気体燃料噴射弁(気体燃料噴射部)128を備え、制御弁25の代わりに制御弁(旋回流形成部)125を備え、ECU40の代わりにECU140を備える点で、第1実施形態と異なる。
気体燃料噴射弁128の先端は、排気バルブ22と連通路62a〜62dとの間の位置において、主燃焼室63に突出している。
ECU140は、吸気制御部46の代わりに吸気制御部146を備える。
吸気制御部146は、機関負荷の情報を負荷演算部41から受け取り、機関回転数の情報を回転数演算部42から受け取り、機関負荷の情報及び機関回転数の情報などに基づいて、吸気制御信号を生成する。これにより、制御弁125は、吸気制御信号に基づいて、所定のタイミングに所定の開度で吸気ポート23を開閉する。具体的には、制御弁125は、排気行程後半及び吸気行程前半において、鉛直方向に対して吸気バルブ21から遠ざかる方向へ鋭角だけ回転するように制御される(図11参照)。
これにより、排気行程後半及び吸気行程前半において、図11に示すように、制御弁125を通過した新気空気は、吸気ポート23の下面に沿って流れる。そして、液体燃料噴射弁27は、新気空気に向けて液体燃料LF1を噴射する。これにより、吸気ポート23において新気混合気M101が形成される。新気混合気M101は、新気空気と同様に吸気ポート23の下面に沿って流れて、主燃焼室63に導入される。主燃焼室63に導入された新気混合気M101は、逆タンブル流TB101を形成し、主燃焼室63において縦方向に旋回する。
圧縮行程において、図12及び図13に示すように、気体燃料噴射弁128は、新気混合気M101の逆タンブル流TB101へ向けて気体燃料GF101を噴射する。これにより、気体燃料GF101が、新気混合気M101の一部とともに、逆タンブル流TB101に乗って連通路62a〜62dまで運ばれる。そして、連通路62a〜62dを介して、気体燃料GF101及び新気混合気M101の一部が主燃焼室63から副燃焼室61へ容易に導入される。
副燃焼室61の燃焼期間が十分に短縮する点は、第1実施形態と同様である。したがって、このような副室式内燃機関100によっても、リーン限界は十分に拡大する。
また、気体燃料噴射弁128が排気バルブ22と連通路62a〜62dとの間に設けられているので、気体燃料GF101が逆タンブル流TB101に乗って連通路62a〜62dまで運ばれる。これにより、新気混合気M101の逆タンブル流TB101を介して主燃焼室63から副燃焼室61へ気体燃料GF1は容易に導入される。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る副室式内燃機関の断面図を図14に示す。
副室式内燃機関200は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、液体燃料噴射弁27の代わりに液体燃料噴射弁227a,227bを備え、気体燃料噴射弁28の代わりに気体燃料噴射弁(気体燃料噴射部)228を備え、制御弁25の代わりに制御弁(旋回流形成部)225を備え、ECU40の代わりにECU240を備える点と、可変動弁機構(旋回流形成部)280をさらに備える点と、吸排気機構の構成が異なる点とで、第1実施形態と異なる。
気体燃料噴射弁128の先端は、排気バルブ22と連通路62a〜62dとの間の位置において、主燃焼室63に突出している。気体燃料噴射弁128は、シリンダ軸CAに向けて気体燃料GF201(図16参照)を噴射するように設けられている。
また、吸排気機構として、図15に破線で示すように、吸気ポート223aの下流には吸気バルブ221aが配備され、吸気ポート223bの下流には吸気バルブ221bが配備されている。
さらに、吸気ポート223aにおいて、吸気バルブ221aの上流には制御弁225が設けられている。制御弁225は、所定の開度で吸気ポート223aを開閉するようになっている。一方、吸気ポート223bには制御弁が設けられていない。
液体燃料噴射弁227aの先端は、制御弁225と吸気バルブ221aとの間の位置において、吸気ポート223aに突出している。液体燃料噴射弁227bの先端は、吸気バルブ221aの上流の位置において、吸気ポート223bに突出している。
可変動弁機構280は、ECU340から受け取った信号に基づいて、吸気バルブ221a及び吸気バルブ221bのリフト量を変えるように設けられている。
ECU240は、図14に示すように、吸気制御部46の代わりに吸気制御部246を備え、可変動弁制御部248をさらに備える。
吸気制御部246は、機関負荷の情報を負荷演算部41から受け取り、機関回転数の情報を回転数演算部42から受け取り、機関負荷の情報及び機関回転数の情報などに基づいて、吸気制御信号を生成する。これにより、制御弁225は、吸気制御信号に基づいて、所定のタイミングに所定の開度で吸気ポート223aを開閉する。具体的には、制御弁225aは、第1制御領域A1において、排気行程後半及び吸気行程前半に、吸気ポート223aを閉じるように制御される(図15参照)。
可変動弁制御部248は、機関負荷の情報を負荷演算部41から受け取り、機関回転数の情報を回転数演算部42から受け取り、機関負荷の情報及び機関回転数の情報などに基づいて、可変動弁制御信号を生成する。これにより、可変動弁機構280は、可変動弁制御信号に基づいて、所定のリフト量で吸気バルブ221a及び吸気バルブ221bをリフトさせる。具体的には、可変動弁機構280は、第1制御領域A1において、排気行程後半及び吸気行程前半に、吸気バルブ221aのリフト量をゼロにして吸気ポート223aを閉じるように制御されるとともに、吸気バルブ221bのリフト量を正の値にして吸気ポート223bを開くように制御される(図15参照)。
これにより、排気行程後半及び吸気行程前半において、図15に示すように、吸気ポート223aに新気空気が流れないのに対して、吸気ポート223bに新気空気が流れるようになる。そして、液体燃料噴射弁227aは液体燃料を噴射しないのに対して、液体燃料噴射弁227bは新気空気に向けて液体燃料LF1を噴射する。これにより、吸気ポート223bにおいて新気混合気M201が形成される。新気混合気M201は、吸気ポート223bのみから主燃焼室63へ導入される。主燃焼室63に導入された新気混合気M101は、新気空気より比重が重いために周面63aに沿って主燃焼室63を進み、外側のスワール流SW201を形成し、主燃焼室63において横方向に旋回する。
圧縮行程において、図16及び図17に示すように、気体燃料噴射弁228は、シリンダ軸CAへ向けて気体燃料GF201を噴射する。噴射された気体燃料GF201は、シリンダ軸CA付近で内側のスワール流SW202を形成し、主燃焼室63において横方向に旋回する。ここで、噴射された気体燃料GF201は新気混合気M201より比重が軽いので、外側のスワール流SW201と内側のスワール流SW202とは安定的に形成されている。すなわち、気体燃料GF201は、スワール流SW201及びスワール流SW202によってシリンダ軸CAの付近に成層的に滞留する。そして、シリンダ軸CAの付近の連通路62a〜62dを介して、気体燃料GF201及び新気混合気M201の一部が主燃焼室63から副燃焼室61へ容易に導入される。
副燃焼室61の燃焼期間が十分に短縮する点は、第1実施形態と同様である。したがって、このような副室式内燃機関200によっても、リーン限界は十分に拡大する。
また、気体燃料噴射弁228は、シリンダ軸CAに向けて気体燃料GF201を噴射する。これにより、新気混合気M201のスワール流SW201を介して気体燃料GF201がシリンダ軸CA1の付近に成層的に分布するようになるので、新気混合気M201のスワール流SW201を介して主燃焼室63から副燃焼室61へ気体燃料GF201及び新気混合気M201の一部が導入されるようになる。
さらに、可変動弁機構280は、吸気バルブ221a及び吸気バルブ221bのリフト量を変える。これにより、簡易な構成で主燃焼室63に新気混合気M201のスワール流SW201及びスワール流SW202は形成される。
(第3実施形態の変形例)
副室式内燃機関200iでは、図18に示すように、ピストン3の代わりにピストン203iにより主燃焼室263iの一部が囲まれていても良い。すなわち、ピストン203iは、主燃焼室263iに面する部分である冠面203aに、凹状に湾曲したキャビティ203a1が形成されている。このキャビティ203a1により、主燃焼室63において、気体燃料GF201(のスワール流SW202)は、シリンダ軸CAの付近に成層的に安定して滞留するようになる。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態に係る副室式内燃機関の断面図を図19に示す。
副室式内燃機関300は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、ECU40の代わりにECU340を備え、副室掃気通路371及び開閉弁(開閉部)372をさらに備える点で、第1実施形態と異なる。
副室掃気通路371は、副燃焼室61と排気ポート24とを連通している。開閉弁372は、ECU340から受け取った信号に基づいて、副室掃気通路371を開閉するように設けられている。
ECU340は、記憶部47の代わりに記憶部347を備え、開閉制御部(第3制御部)349をさらに備える。
記憶部347は、マップ情報(図5,図6参照)の代わりにマップ情報(図19,図20参照)を記憶している。図20に示すマップ情報には、第1制御領域A1の代わりに第1制御領域A301が含まれている。
開閉制御部349は、機関負荷の情報を負荷演算部41から受け取り、機関回転数の情報を回転数演算部42から受け取り、機関負荷の情報及び機関回転数の情報などに基づいて、開閉制御信号を生成する。すなわち、開閉制御部349は、開閉制御信号を介して第1開期間T303を制御する。第1開期間T303は、開閉弁372が副室掃気通路371を開く期間である。これにより、開閉弁372は、開閉制御信号に基づいて、所定のタイミングで副室掃気通路371を開閉する。具体的には、開閉弁372は、図21に示すように、圧縮行程後半において、副室掃気通路371を開くように制御される。ここで、第1開期間T303は、気体燃料噴射弁28が気体燃料GF1を噴射し始めるタイミングの直後から始まり、副燃焼室61から残留ガスが掃気されたタイミングの直後に終わるように制御されている。
これにより、副燃焼室61の残留ガスが容易に掃気され、気体燃料GF1(図3参照)が主燃焼室63から副燃焼室61へ導入されやすくなる。
すなわち、圧縮行程において、図22に実線の曲線で示すように、連通路62a〜62dを介して主燃焼室63から副燃焼室61へ導入される気体(気体燃料GF1及び新気混合気M1の一部)の流量が、第1実施形態の場合(破線の曲線で示される場合)に比べて容易に増加している。
副燃焼室61の燃焼期間が十分に短縮する点は、第1実施形態と同様である。したがって、このような副室式内燃機関300によっても、リーン限界は十分に拡大する。
また、ECU340の開閉制御部349は、気体燃料噴射弁28が気体燃料GF1を噴射し始めるタイミングの直後から始まり、副燃焼室61から残留ガスが掃気されたタイミングの直後に終わるように、第1開期間T303を制御する。これにより、副燃焼室61の残留ガスが容易に掃気され、気体燃料GF1(図3参照)が主燃焼室63から副燃焼室61へ導入されやすくなる。
(第4実施形態の変形例)
副室掃気通路は、副燃焼室61と排気ポート24とを連通するように設けられる代わりに、副燃焼室61と吸気ポート23とを連通するように設けられてもよい。
本発明に係る副室式内燃機関は、リーン限界を十分に拡大できるという効果を有し、副室式内燃機関等として有用である。
本発明の第1実施形態に係る副室式内燃機関の断面図。 第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を示す図。 第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を示す図。 第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を示す図。 マップ情報を示す図。 マップ情報を示す図。 第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を示す図。 第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を示す図(変形例)。 第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を示す図(変形例)。 本発明の第2実施形態に係る副室式内燃機関の断面図。 第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を示す図。 第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を示す図。 第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を示す図。 本発明の第3実施形態に係る副室式内燃機関の断面図。 第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を示す図。 第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を示す図。 第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を示す図。 第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を示す図(変形例)。 本発明の第4実施形態に係る副室式内燃機関の断面図。 マップ情報を示す図。 マップ情報を示す図。 第1制御領域の制御が行われた場合の燃料の詳細動作を示す図。
符号の説明
1,1i,1j,100,200,200i,300 副室式内燃機関
25,125,225 制御弁(旋回流形成部)
28,128,228 気体燃料噴射弁(気体燃料噴射部)
29 点火プラグ(点火部)
40,140,240 ECU
43 液体噴射制御部(第2制御部)
44 気体噴射制御部(第1制御部)
61 副燃焼室
63,63i,263i 主燃焼室
280 可変動弁機構(旋回流形成部)
349 開閉制御部(第3制御部)

Claims (15)

  1. 主燃焼室と、
    前記主燃焼室に隣接し、連通路を介して前記主燃焼室に連通されている副燃焼室と、
    前記副燃焼室に設けられた点火部と、
    前記主燃焼室に導入される新気混合気を旋回させて、前記主燃焼室に前記新気混合気の旋回流を形成させる旋回流形成部と、
    少なくとも気体燃料を前記主燃焼室へ噴射する気体燃料噴射部と、
    前記新気混合気の旋回流を介して前記主燃焼室から前記副燃焼室へ前記気体燃料が導入されるように、前記気体燃料噴射部を制御する第1制御部と、
    を備えた、
    副室式内燃機関。
  2. 前記旋回流形成部は、前記主燃焼室に前記新気混合気の順タンブル流を形成させ、
    前記気体燃料噴射部は、吸気バルブと前記連通路との間に設けられる、
    請求項1に記載の副室式内燃機関。
  3. 前記旋回流形成部は、前記主燃焼室に前記新気混合気の逆タンブル流を形成させ、
    前記気体燃料噴射部は、排気バルブと前記連通路との間に設けられる、
    請求項1に記載の副室式内燃機関。
  4. 前記連通路は、シリンダ軸の付近に位置しており、
    前記旋回流形成部は、前記主燃焼室に前記新気混合気のスワール流を形成させ、
    前記気体燃料噴射部は、シリンダ軸に向けて前記気体燃料を噴射する、
    請求項1に記載の副室式内燃機関。
  5. 前記旋回流形成部は、吸気バルブのリフト量を変える可変動弁機構を有する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の副室式内燃機関。
  6. 前記旋回流形成部は、吸気ポートにおける新気空気の流れを変える制御弁を有する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の副室式内燃機関。
  7. 冠面が凹状に湾曲したピストンをさらに備えた、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の副室式内燃機関。
  8. 前記気体燃料は、前記新気混合気よりも層流燃焼速度が大きい、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の副室式内燃機関。
  9. 前記気体燃料噴射部は、酸素を含む第1気体を前記主燃焼室へさらに噴射する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の副室式内燃機関。
  10. 前記第1制御部は、低回転数中低負荷領域において、前記気体燃料噴射部が前記気体燃料を噴射する期間である第1噴射期間を、機関回転数が低い場合よりも機関回転数が高い場合に長くさせる、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の副室式内燃機関。
  11. 前記新気混合気が形成されるように、吸気ポート及び前記主燃焼室のいずれかに液体燃料を噴射する液体燃料噴射部と、
    前記液体燃料噴射部が前記液体燃料を噴射する期間である第2噴射期間を制御する第2制御部と、
    をさらに備えた、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の副室式内燃機関。
  12. 前記第2制御部は、低回転数中低負荷領域において、前記第2噴射期間が排気行程後半及び吸気行程前半になるように制御し、
    前記第1制御部は、低回転数中低負荷領域において、前記第1噴射期間が圧縮行程になるように制御する、
    請求項11に記載の副室式内燃機関。
  13. 前記第1制御部は、高回転数高負荷領域において、前記気体燃料噴射部に前記気体燃料の噴射を停止させる、
    請求項11又は12に記載の副室式内燃機関。
  14. 吸気ポート及び排気ポートのいずれかと前記副燃焼室とを連通する副室掃気通路と、
    前記副室掃気通路を開閉する開閉部と、
    前記開閉部が前記副室掃気通路を開く期間である第1開期間を制御する第3制御部と、
    をさらに備えた、
    請求項1から13のいずれか1項に記載の副室式内燃機関。
  15. 前記第3制御部は、前記気体燃料噴射部が前記気体燃料を噴射し始めるタイミングの直後から始まり、前記副燃焼室から残留ガスが掃気されたタイミングの直後に終わるように、前記第1開期間を制御する、
    請求項14に記載の副室式内燃機関。
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