JP6642558B2 - 予混合圧縮着火式エンジン - Google Patents
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Description
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態に係る予混合圧縮着火式エンジンを詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る予混合圧縮着火エンジンが適用されるエンジンシステムの概略構成図である。本実施形態のエンジンシステムは、4ストロークのエンジン本体1と、エンジン本体1に燃焼用の空気を導入するための吸気通路20と、エンジン本体1で生成された排気を排出するための排気通路30と、排気通路30を通過する排気の一部をEGRガスとして吸気通路20に還流するEGR装置40とを備える。
図3は、前記エンジンシステムの制御構成を示すブロック図である。本実施形態のエンジンシステムは、PCM(パワートレイン・コントロール・モジュール)100によって統括的に制御される。PCM100は、CPU、ROM、RAM等から構成されるマイクロプロセッサである。
図6は、ピストン5の冠面50の上面視の平面図であって、着火部13Aのレイアウトを説明するための図である。本実施形態の燃焼室6においては、図6中に点線で示すように、燃焼室天井面6Uに吸気ポート9及び排気ポート10が各々2個ずつ開口されている。詳しくは、ペントルーフ型の燃焼室天井面6Uの稜線(冠面50の稜線部54に対向する部分)を境にして、図6の右方側に2つの吸気ポート9A、9Bが前記稜線方向に間隔をおいて配置され、左方側に2つの排気ポート10A、10Bが前記稜線方向に間隔をおいて配置されている。ここで、燃焼室6において吸気ポート9A、9Bが配置される側を吸気側、排気ポート10A、10Bが配置される側を排気側とする。
続いて、着火部13Aを吸気側に偏在した位置に配置させる理由について説明する。先ずは、図9(A)及び(B)を参照して、比較例について説明する。比較例では、燃焼室6の径方向Bの中心付近に着火部13AXが配置されている。既述の通り、圧縮行程の後期において燃焼室6には、タンブル流Tuが残存し、しかもスキッシュ流Sqが発生する。このような筒内流動が存在している状態で、着火部13AXが混合気に強制着火すると、その後の火炎伝播は、前記筒内流動によって流されて、排気側に偏った方向に進展する傾向が出てしまう。
以上説明した本実施形態に係る予混合圧縮着火式エンジンによれば、次のような作用効果を奏する。シリンダヘッド4に組み付けられる点火プラグ13は、着火部13Aが燃焼室6の吸気側に偏在して配置される。そして、着火制御部101は、TDCよりも前のタイミングで混合気に強制着火するよう、点火プラグ13を制御する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を採ることができる。
2 気筒(燃焼室壁面)
3 シリンダブロック
4 シリンダヘッド
5 ピストン
5C キャビティ
5E 外周縁
50 冠面(燃焼室壁面)
51 スキッシュ生成面
52 底部
53 斜面部
6 燃焼室
6U 燃焼室天井面(燃焼室壁面)
9、9A、9B 吸気ポート
10、10A、10B 排気ポート
13 点火プラグ(強制着火源)
13A 着火部
14 インジェクタ(燃料噴射弁)
101 着火制御部
Claims (3)
- 少なくともガソリンを含む燃料を用いる着火アシスト式の予混合圧縮着火式エンジンであって、
吸気ポート及び排気ポートを備え、前記吸気ポートからの吸気によって前記吸気ポート側から前記排気ポート側へ向かうタンブル流が発生し、前記燃料の供給によって生成される混合気を圧縮着火燃焼させる燃焼室と、
前記燃焼室の径方向の中心領域に向けて前記燃料を噴射する燃料噴射弁と、
前記燃焼室内に着火部が配置される強制着火源と、
前記強制着火源による着火タイミングを制御する着火制御部と、を備え、
前記燃焼室を区画する燃焼室壁面の一部は、ピストンの冠面と、該冠面と対向する燃焼室天井面とによって形成され、前記吸気ポート及び前記排気ポートは、前記燃焼室天井面に開口されており、
前記冠面は、径方向の中央領域に凹設されたキャビティと、少なくとも前記吸気側における前記キャビティの径方向外側に配置され前記燃焼室天井面と略平行な平面からなるスキッシュ生成面とを含み、
前記着火部は、前記燃焼室において前記吸気ポートが配置される側を吸気側、前記排気ポートが配置される側を排気側とするとき、前記吸気側に偏在する位置であって、前記キャビティの外周縁の内側近傍に配置され、
前記燃料噴射弁は、圧縮行程の中期に前記キャビティ内に燃料を噴射し、
前記着火制御部は、前記燃料の噴射の後から圧縮上死点よりも前のタイミングであって、気筒軸方向に沿った断面視で前記着火部が前記スキッシュ生成面に沿ったラインを径方向内側へ延長した延長線よりも前記燃焼室天井面寄りの位置関係にあり、且つ、前記キャビティに沿って流れる前記タンブル流と前記スキッシュ生成面に沿って流れるスキッシュ流とが合流して前記燃焼室の径方向中心領域へ向かう筒内流動が前記着火部の位置で形成されるタイミングにおいて、前記混合気に強制着火するよう、前記強制着火源を制御することを特徴とする着火アシスト式の予混合圧縮着火式エンジン。 - 請求項1に記載の予混合圧縮着火式エンジンにおいて、
前記着火部は、圧縮行程後期において、前記タンブル流と前記スキッシュ流とが合流する合流領域に配置され、
前記燃焼室天井面には、前記吸気ポート及び前記排気ポートが各々2個ずつ開口されており、
前記スキッシュ生成面は、2つの前記吸気ポートの間から前記冠面の径方向外側に向けて延出する平面であって、
前記合流領域は、前記燃焼室の気筒軸方向の平面視において、前記キャビティの外周縁の内側であって、2つの前記吸気ポートの間の領域である、予混合圧縮着火式エンジン。 - 請求項1又は2に記載の予混合圧縮着火式エンジンにおいて、
前記燃料噴射弁からの燃料噴射は、前記キャビティ内に混合気が形成され、且つ、前記混合気と前記キャビティの壁面との間に空気層が形成されるように実行される、予混合圧縮着火式エンジン。
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