JP2007198244A - 副室式火花点火内燃機関 - Google Patents

副室式火花点火内燃機関 Download PDF

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淳 寺地
Kaori Arai
かおり 荒井
Takeshi Tsuda
剛 津田
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Abstract

【課題】種々の運転条件において、着火安定性を向上でき、燃焼騒音を低減できる副室式火花点火内燃機関を提供する。
【解決手段】副室式火花点火内燃機関1は、主燃焼室63と、副燃焼室61と、第1連通路62a〜62dと、点火プラグ29と、旋回流制御構造80とを備える。副燃焼室61は、主燃焼室63に隣接する。第1連通路62a〜62dは、主燃焼室63から副燃焼室61に導入される新気混合気を旋回させて、副燃焼室61に新気混合気の旋回流を形成させる。点火プラグ29の先端部分29aは、主燃焼室63から副燃焼室61に導入された新気混合気を火花点火する。旋回流制御構造80は、運転条件に応じて、副燃焼室61の新気混合気の旋回流を制御して、点火プラグ29の先端部分29aの近傍61bにおける新気混合気の濃度を変える。
【選択図】図1

Description

本発明は、副室式火花点火内燃機関に関する。
従来から、主燃焼室及びその主燃焼室に隣接して設けられる副燃焼室を備えた副室式火花点火内燃機関が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭60−45716(第1−5頁、第1−12図)
しかし、特許文献1の技術では、運転条件に関わらずに、主燃焼室から副燃焼室に導入される新気混合気が、副燃焼室で旋回するようになっている。このため、運転条件によっては、着火安定性が低下することがある。あるいは、運転条件によっては、燃焼騒音が増加することがある。
本発明の課題は、種々の運転条件において、着火安定性を向上でき、燃焼騒音を低減できる副室式火花点火内燃機関を提供することにある。
本発明に係る副室式火花点火内燃機関は、主燃焼室と、副燃焼室と、旋回流形成部と、点火部と、旋回流制御構造とを備える。副燃焼室は、主燃焼室に隣接する。旋回流形成部は、主燃焼室から副燃焼室に導入された新気混合気に旋回流を形成させる。点火部は、新気混合気を火花点火する。旋回流制御構造は、運転条件に応じて、旋回流を制御して、点火部の近傍における新気混合気の濃度を変える。点火部が新気混合気を火花点火することにより生じた火炎は、旋回流形成部を介して副燃焼室から主燃焼室へ噴出される。
この副室式火花点火内燃機関では、旋回流制御構造は、運転条件に応じて、副燃焼室の新気混合気の旋回流を制御して、点火部の近傍における新気混合気の濃度を変える。これにより、副燃焼室における燃焼期間を運転条件に適したものとすることができる。
本発明に係る副室式火花点火内燃機関では、副燃焼室における燃焼期間を運転条件に適したものとすることができるので、種々の運転条件において、着火安定性を向上でき、燃焼騒音を低減できる。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る副室式火花点火内燃機関の断面図を図1に示す。
(副室式火花点火内燃機関の概略構成)
副室式火花点火内燃機関1は、主として、主燃焼室63、吸排気機構、燃料噴射弁27、副燃焼室61、点火プラグ29、旋回流制御構造80及びECU40を備える。
主燃焼室63は、シリンダヘッド20,シリンダブロック10およびピストン3に囲まれた室である。シリンダヘッド20には、主燃焼室63に新気混合気を供給するための吸気ポート23と、主燃焼室63から既燃ガスを排気ガスとして排出するための排気ポート24とが形成されている。
また、吸排気機構として、吸気ポート23の下流には吸気バルブ21が配備されている。一方、排気ポート24の上流には排気バルブ22が配備されている。クランクシャフトの回転に連動して回転する吸気用カム軸21b/排気用カム軸22bに固定された吸気用カム21a/排気用カム22aは、吸気バルブ21/排気バルブ22の上方に配置されており、吸気バルブ21/排気バルブ22を開閉させる。
燃料噴射弁27は、吸気ポート23にガソリン燃料(以下、燃料とする)を噴射する弁である。燃料噴射弁27は、吸気ポート23を貫通するように設けられている。燃料噴射弁27の先端は、吸気ポート23に突出している。
旋回流制御構造80は、主として、電磁駆動機構81、弁体82及び第2連通路83を有する。旋回流制御構造80では、電磁駆動機構81が弁体82を駆動して、第2連通路83を開閉するようになっている。
副燃焼室61は、主燃焼室63に隣接して設けられる室であり、副燃焼室壁64に囲まれている。具体的には、シリンダヘッド20において吸気ポート23と排気ポート24との間に形成された空間に、略円筒形状の副燃焼室壁64が配置され、副燃焼室61が形成される。
また、副燃焼室壁64の底面には、主燃焼室63と副燃焼室61とを連通する第1連通路(旋回流形成部)62a,62b,62c,62d(以下、62a〜62dとする)及び前述の第2連通路83が形成されている。
点火プラグ29は、副燃焼室壁64を貫通しており、先端部分(点火部)29aが副燃焼室61に突出するように設けられている。
ECU40は、燃料噴射弁27、点火プラグ29、電磁駆動機構81などに電気的に接続されている。
(副室式火花点火内燃機関の概略動作)
副室式火花点火内燃機関1では、吸気行程において、加圧された燃料が燃料噴射弁27に供給される。燃料噴射弁27は、吸気ポート23に導入された新気空気に燃料を噴射する。これにより、新気混合気が生成される。そして、吸気用カム21aにより吸気バルブ21は開状態とされ、新気混合気は吸気ポート23から主燃焼室63へ導入される。
圧縮行程においては、主燃焼室63で新気混合気が圧縮されるとともに、主燃焼室63の新気混合気の一部が、第1連通路62a〜62dを介して主燃焼室63から副燃焼室61へ導入される。
点火プラグ29の先端部分29aで発生したスパークにより、副燃焼室61の新気混合気は所定のタイミングで点火され燃焼する。副燃焼室61の燃焼ガス(火炎)は、第1連通路62a〜62dを介して主燃焼室63へ噴出され、主燃焼室63の均質な新気混合気を燃焼させる。
膨張行程では、新気混合気が燃焼して発生した燃焼圧力によって、ピストン3が押し下げられる。
排気行程では、排気用カム22aにより排気バルブ22が開状態とされ、主燃焼室63で燃焼された既燃ガスが、排気ガスとして排気ポート24へ排出される。
ECU40は、燃料噴射弁27、点火プラグ29、電磁駆動機構81などに対して、制御の信号を供給し各種の制御を行う。ECU40は、各種の制御を行うためのロジックを実行する。例えば、ECU40は、所定のロジックを、電気回路的に、ソフト的に又はその両方により実行する。
(旋回流制御構造及び副燃焼室の詳細構成)
旋回流制御構造及び副燃焼室の拡大断面図を、図2,図7に示す。副燃焼室61の拡大断面図を、図4,図6,図8及び図9に示す。図2,図4,図6,図7,図8及び図9に示す断面図は、副燃焼室61の中心軸CAを含む面で切った断面図である。図3は、図2のIII-III断面図である。図4,図6,図8及び図9において、点火プラグ29が省略され、その先端部分29aの位置が便宜的に点で示されている。
副燃焼室61は、図2に示すように、副燃焼室壁64に囲まれた室である。副燃焼室61は、副燃焼室61の中心軸CAを中心軸とする略円筒形状である。副燃焼室61には、副燃焼室壁64を斜め上方から斜め下方へ貫通するように、点火プラグ29が設けられている。点火プラグ29の先端部分29aは、副燃焼室61の容積中心VCの付近に位置している。
また、副燃焼室壁64の底面には、主燃焼室63と副燃焼室61とを連通する第1連通路62a〜62d及び第2連通路83が形成されている。第1連通路62a〜62dは、副燃焼室61の中心軸CAからオフセットした位置に設けられている。第1連通路62a〜62dは、副燃焼室61の径方向Rに対して傾斜している(図3参照)。また、第2連通路83は、副燃焼室61の中心軸CA近傍に設けられている。第2連通路83は、副燃焼室61の中心軸CAに沿って延びている(図7参照)。
一方、副燃焼室61には、上部から下部に至る位置に、旋回流制御構造80が設けられている。旋回流制御構造80は、主として、電磁駆動機構81,弁体82及び第2連通路83を備える。電磁駆動機構81は、主として、電磁コイル75,スプリング74,移動部材73,ハウジング78及び連結軸79を備える。
移動部材73は、ハウジング78の内壁に沿った方向で上下に移動することができるようになっている。そして、移動部材73は、スプリング74から受ける力と電磁コイル75から受ける電磁力とが釣り合う位置で安定するように設けられている。
弁体82は、主燃焼室63に近づくに従って直径が大きくなる円錐台形状をしている。そして、弁体82が下に移動したときに副燃焼室壁64に接する部分83aもそれに合わせて傾斜している。これにより、第2連通路83を閉じることができるようになっている(図7参照)。
弁体82と移動部材73とは連結軸79で連結されており、スプリング74から受ける力と電磁コイル75から受ける電磁力との差に相当する力が、連結軸79を介して弁体82に伝達されるようになっている。また、弁体82は、第2連通路83の近傍に設けられており、第2連通路83を開閉する。連結軸79は、副燃焼室61の上方の外側から、上壁(副燃焼室壁64)を下方へ貫通して、弁体82に連結されている先端が第2連通路83又は副燃焼室61に位置するように取り付けられている。
(旋回流制御構造の詳細動作)
図7に示すように、電磁コイル75に電流が流され磁界が発生すると、移動部材73に下向きの電磁力が働く。そして、移動部材73は、下向きの電磁力を受けたことにより、図面上において下方に下がる。その移動部材73の動作は連結軸79を介して弁体82に伝達され、弁体82が引き下げられる。これにより、弁体82は、開状態にされ、第2連通路83を開く。
一方、図2に示すように、電磁コイル75に電流が流されずに磁界が発生しなくなると、移動部材73には電磁力が働かなくなる。そして、移動部材73は、電磁力が働かなくなることにより、図面上において上方に上がる。その移動部材73の動作は連結軸79を介して弁体82に伝達され、弁体82が押し上げられる。これにより、弁体82は、閉状態にされ、第2連通路83を閉める。
(副燃焼室における新気混合気の詳細動作)
図2及び図3に示すように、圧縮行程において、均質な新気混合気は、第1連通路62a〜62dを介して主燃焼室63から副燃焼室61へ導入される。第1連通路62a〜62dは、シリンダ軸(図示せず)に垂直な断面視において、副燃焼室61の中心軸CAに対してオフセットされており、副燃焼室61の径方向Rに対して傾斜している。また、副燃焼室61は、略円筒形状である。このため、新気混合気の流れA81a,A81b,A81c,A81d(以下、A81a〜A81dとする)は、図2の点線の矢印に示すように、副燃焼室61の周面73jに沿って旋回流A81eを形成する。
図4に示すように、新気混合気は、旋回流A81eを形成しながら、第1連通路62a〜62dから周面73jに沿って副燃焼室61の上方へと上昇していく(流れA81f,A81u参照)。この旋回流A81eは、副燃焼室壁64の上部近傍において、中心軸CAの方向へと導かれる。そして、旋回流A81eは、中心軸CAの近傍を旋回しながら下方へと降下していく(流れA81f,A81u参照)。
ここで、旋回流A81eを中心軸CAに垂直な方向から見ると図5のようになる。すなわち、旋回流A81eは、周面73jに沿った旋回流A81e1と、中心軸CAの近傍を旋回する旋回流A81e2とを有することになる。このように、上昇する旋回流A81e1と下降する旋回流A81e2とは、それぞれ、中心軸CAに対して対称に形成されているので、安定している。このとき、遠心力により、比重の大きい新気混合気が外側に(旋回流A81e1として)分布し、比重の小さい残留ガスが内側に(旋回流A81e2として)分布する傾向にある。
((第2連通路が閉まっている場合))
旋回流制御構造80の弁体82が第2連通路83を閉じており第2連通路83が閉まっている場合、図4に示すように、旋回流の流れA81f,A81uの強さ(旋回流の強さ)が強くなっている。これにより、図6に示すように、比重の大きい新気混合気が外側に分布し、比重の小さい残留ガスが内側に分布する傾向が強まる。このため、点火プラグ29の先端部分29aの付近61bにおける新気混合気の濃度が薄くなり、周面73jの付近61aにおける新気混合気の濃度が濃くなる。この結果、点火プラグ29の先端部分29aの近傍の新気混合気の濃度は理論混合比よりリーンになる。なお、図6では、色の濃さにより新気混合気の濃度が示されている。
((第2連通路が開いている場合))
旋回流制御構造80の弁体82が第2連通路83を開いており第2連通路83が開いている場合、図8に示すように、新気空気(又は新気混合気)が第2連通路83を介して主燃焼室63から副燃焼室61へ導入される。これにより、旋回流の流れA81f及びA81uの強さを減衰させるような流れA81p,A81qが形成される。すなわち、旋回流の流れA81f,A81uの強さ(旋回流の強さ)が弱くなっているので、比重の大きい新気混合気が外側に分布し、比重の小さい残留ガスが内側に分布する傾向が弱まる。さらに、中心軸CAの近傍で主燃焼室63から副燃焼室61の上方へ向かう上昇流(流れA81p,A81q)が生じているので、副燃焼室61の下方に分布する新気混合気が中心軸CAに沿って上方へ押し上げられる。これらにより、図9に示すように、点火プラグ29の先端部分29aの付近61bにおける新気混合気の濃度が濃くなり、周面73jの付近61aにおける新気混合気の濃度が薄くなる。この結果、点火プラグ29の先端部分29aの近傍の新気混合気の濃度は略理論混合比になる。なお、図9では、色の濃さにより新気混合気の濃度が示されている。
(ECUの詳細構成)
ECU40は、図1に示すように、主として、負荷演算部41,回転数演算部42,燃料噴射制御部43,点火時期制御部44,開閉制御部45及び記憶部46を備える。負荷演算部41,回転数演算部42,燃料噴射制御部43,点火時期制御部44及び開閉制御部45は、CPUなどで構成されている。記憶部46は、ROM,RAMなどで構成されており、プログラムやマップ情報(図10〜図12参照)などを記憶している。
ECU40は、各種の制御を行うためのロジックを実行する。
(ECUの詳細動作)
ECU40には、クランク角センサ(図示せず)で検出されたクランク角信号、水温センサ(図示せず)で検出された冷却水温信号、アクセル開度センサ(図示せず)で検出されたアクセル開度信号などが入力される。負荷演算部41や回転数演算部42は、これらの信号を受け取る。負荷演算部41は、これらの信号に基づいて、機関負荷を演算する。回転数演算部42は、これらの信号に基づいて、機関回転数を演算する。
燃料噴射制御部43は、機関負荷の情報を負荷演算部41から受け取り、機関回転数の情報を回転数演算部42から受け取り、機関負荷や機関回転数の情報などに基づいて、噴射量制御信号を生成する。これにより、燃料噴射弁27は、噴射量制御信号に基づいて所定の噴射量で燃料を噴射する。
点火時期制御部44は、機関負荷の情報を負荷演算部41から受け取り、機関回転数の情報を回転数演算部42から受け取り、機関負荷や機関回転数の情報などに基づいて、点火時期制御信号を生成する。これにより、点火プラグ29は、先端部分29aに、点火時期制御信号に基づいて所定のタイミングでスパークを発生させる。
開閉制御部45は、機関負荷の情報を負荷演算部41から受け取り、機関回転数の情報を回転数演算部42から受け取る。また、開閉制御部45は、記憶部46を参照し、マップ情報を記憶部46から受け取る。開閉制御部45は、機関負荷や機関回転数の情報とマップ情報となどに基づいて、開閉制御信号を生成する。これにより、旋回流制御構造80の弁体82は、開閉制御信号に基づいて、所定のタイミングで第2連通路83を開閉する。すなわち、ECU40は、電磁駆動機構81が移動部材73を介して弁体82をリフトさせるように制御することにより、第1開時間を制御する。ここで、第1開時間は、弁体82が第2連通路83を開く時間である。
(副室式火花点火内燃機関の制御)
副室式火花点火内燃機関の制御を図10〜図12に示すマップ情報を用いて説明する。
圧縮行程において、ECU40は、運転条件に応じて、旋回流制御構造80(弁体82)を第1開時間だけ開状態に制御する。
((機関負荷に対する制御))
図10に示すように、ECU40は、低負荷(例えば、機関負荷=T1)の場合、旋回流の強さを弱く(例えば、旋回流の強さ=V1)となるように制御する。すなわち、ECU40は、低負荷(例えば、機関負荷=T1)の場合、第1開時間が長く(例えば、第1開時間=Δt1)となるように旋回流制御構造80を制御する(図12参照)。これにより、旋回流制御構造80は、低負荷時に、副燃焼室61の新気混合気の旋回流が弱くなるように制御する。このため、点火プラグ29の先端部分29aの近傍61bの新気混合気の濃度は略理論混合比になるので、副燃焼室61における燃焼期間は短縮される。この結果、低負荷時において、副燃焼室61における着火安定性は向上する。すなわち、リーン限界は拡大する。
一方、ECU40は、高負荷(例えば、機関負荷=T2)の場合、旋回流の強さを強く(例えば、旋回流の強さ=V2)となるように制御する。すなわち、ECU40は、高負荷(例えば、機関負荷=T2)の場合、第1開時間が長く(例えば、第1開時間=Δt2)となるように旋回流制御構造80を制御する(図12参照)。これにより、旋回流制御構造80は、高負荷時に、副燃焼室61の新気混合気の旋回流が強くなるように制御する。このため、点火プラグ29の先端部分29aの近傍61bの新気混合気の濃度は理論混合比よりもリーンになり、副燃焼室61における燃焼期間の増加が抑制される。この結果、高負荷時において、副燃焼室61から主燃焼室63へ噴射される火炎が強くなりすぎることが抑制されるので、主燃焼室63における燃焼期間が必要以上に短縮することが低減され、主燃焼室63における燃焼騒音は抑制される。
((機関回転数に対する制御))
図11に示すように、ECU40は、低回転数(例えば、機関回転数=N3)の場合、旋回流の強さを強く(例えば、旋回流の強さ=V3)となるように制御する。すなわち、ECU40は、低回転数(例えば、機関回転数=N3)の場合、第1開時間が短く(例えば、第1開時間=Δt3)となるように旋回流制御構造80を制御する(図12参照)。これにより、旋回流制御構造80は、低回転数時に、副燃焼室61の新気混合気の旋回流が強くなるように制御する。このため、点火プラグ29の先端部分29aの近傍61bの新気混合気の濃度は理論混合比よりもリーンになるので、副燃焼室61における燃焼期間の短縮は抑制される。
一方、ECU40は、高回転数(例えば、機関回転数=N4)の場合、旋回流の強さを弱く(例えば、旋回流の強さ=V4)となるように制御する。すなわち、ECU40は、高回転数(例えば、機関回転数=T4)の場合、第1開時間が短く(例えば、第1開時間=Δt4)となるように旋回流制御構造80を制御する(図12参照)。これにより、旋回流制御構造80は、高回転数時に、副燃焼室61の新気混合気の旋回流が弱くなるように制御する。このため、点火プラグ29の先端部分29aの近傍61bの新気混合気の濃度は略理論混合比になり、副燃焼室61における燃焼期間は短縮する。
このように、高回転数時において、単位回転数当たりの実時間が短くなることに応じて、副燃焼室61における燃焼期間を短くすることができるようになっている。また、低回転数時において、単位回転数当たりの実時間が長いことに応じて、副燃焼室61における燃焼期間を必要以上に短くすることが抑制される。すなわち、副燃焼室61における燃焼期間が機関回転数に応じた適切な長さとなっているので、副燃焼室61における着火安定性は向上している。
(副室式火花点火内燃機関の特徴)
(1)
ここでは、旋回流制御構造80は、運転条件に応じて、副燃焼室61の新気混合気の旋回流を制御して、点火プラグ29の先端部分29aの近傍61bにおける新気混合気の濃度を変える。具体的には、旋回流制御構造80は、運転条件に応じて、副燃焼室61の新気混合気の旋回流を強くして、点火プラグ29の先端部分29aの近傍61bにおける新気混合気の濃度を薄くする。あるいは、旋回流制御構造80は、運転条件に応じて、副燃焼室61の新気混合気の旋回流を弱くして、点火プラグ29の先端部分29aの近傍61bにおける新気混合気の濃度を濃くする。これにより、運転条件に応じて、副燃焼室61における燃焼期間を変えることができるようになっている。
このように、副燃焼室61における燃焼期間が運転条件に適したものとなるので、種々の運転条件において、着火安定性は向上し、燃焼騒音は低減する。
(2)
ここでは、旋回流制御構造80は、副燃焼室61の新気混合気の旋回流を、低負荷時に比べて高負荷時に強くなるように制御する。これにより、低負荷時において、点火プラグ29の先端部分29aの近傍61bの新気混合気の濃度は略理論混合比になるので、着火安定性は向上する。また、高負荷時において、点火プラグ29の先端部分29aの近傍61bの新気混合気の濃度は理論混合比よりリーンになるので、燃焼騒音は低減する。
(3)
ここでは、旋回流制御構造80は、副燃焼室61の新気混合気の旋回流を、低回転数時に比べて高回転数時に弱くなるように制御する。これにより、高回転数時において、点火プラグ29の先端部分29aの近傍61bの新気混合気の濃度が略理論混合比になるので、単位回転数当たりの実時間が短くなることに応じて副燃焼室61における燃焼期間は短くなる。すなわち、副燃焼室61における燃焼期間が機関回転数に応じた適切な長さとなっているので、副燃焼室61における着火安定性は向上している。
(4)
ここでは、旋回流制御構造80は、運転条件に応じて、副燃焼室61の新気混合気の旋回流を点火プラグ29の先端部分29aの近傍61bにおいて減衰する。これにより、運転条件に応じて、副燃焼室61の新気混合気の旋回流を制御することができるようになっている。
(5)
ここでは、旋回流制御構造80において、電磁駆動機構81に駆動された弁体82は、第2連通路83を開閉する。これにより、副燃焼室61における新気混合気の旋回流を減衰させるような流動A81p,A81qを副燃焼室61に発生させることができるようになっている。このため、運転条件に応じて、副燃焼室61の新気混合気の旋回流を点火プラグ29の先端部分29aの近傍61bにおいて減衰することができるようになっている。
(6)
ここでは、第1連通路62a〜62dは、副燃焼室61の中心軸CAの近傍において点火プラグ29の先端部分29aから主燃焼室63へと向かう流れ(流れA81f,A81u)を生成する。また、旋回流制御構造80は、副燃焼室61の中心軸CAの近傍において、主燃焼室63から点火プラグ29の先端部分29aへ向かう流れA81p,A81qを生成する。これらにより、副燃焼室61の新気混合気の旋回流を点火プラグ29の先端部分29aにおいて減衰することができるようになっている。
(7)
ここでは、旋回流制御構造80は、第1開時間(図12参照)を介して、副燃焼室61の新気混合気の旋回流を制御する。これにより、副燃焼室61の新気混合気の旋回流を減衰させるような流動(流れA81p,A81q)の強さを変えるので、副燃焼室61の新気混合気の旋回流の強さを変えることができるようになっている。
(8)
ここでは、第1連通路62a〜62dは、副燃焼室61の中心軸CAに対してオフセットされており、副燃焼室61の径方向Rに対して傾斜している。これにより、主燃焼室63から副燃焼室61に導入される新気混合気は、副燃焼室61の周面73jに沿って旋回するようになる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る副室式火花点火内燃機関の断面図を図13に示す。
副室式火花点火内燃機関100は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるが、燃料噴射弁27の代わりに燃料噴射弁127を備える点と、ECU40の代わりにECU140を備える点とで、第1実施形態と異なる。
燃料噴射弁127は、燃料を噴射することに加えて、極低負荷時に、気体燃料を噴射する。第2実施形態では、「極低負荷」とは、第1実施形態で言う「低負荷」のうち低負荷側の領域を示すことにする。「低負荷」とは、第1実施形態で言う「低負荷」のうち高負荷側の領域を示すことにする。また、気体燃料は、燃料(ガソリン燃料)よりも層流燃焼速度が速い燃料であり、例えば、水素である。
ECU140は、開閉制御部45の代わりに開閉制御部145を備え、記憶部46の代わりに記憶部146を備える。記憶部146には、図10に示すマップ情報の代わりに図16に示すマップ情報が記憶されている。開閉制御部145は、図10に示すマップ情報の代わりに図16に示すマップ情報を、記憶部146から取得する。
図16に示すように、ECU140は、低負荷(例えば、機関負荷=T1)の場合、旋回流の強さを弱く(例えば、旋回流の強さ=V1)となるように制御する。すなわち、ECU40は、低負荷(例えば、機関負荷=T1)の場合、第1開時間が長く(例えば、第1開時間=Δt1)となるように旋回流制御構造80を制御する(図12参照)。これにより、旋回流制御構造80は、低負荷時に、副燃焼室161の新気混合気の旋回流が弱くなるように制御する。このため、図14に示すように、点火プラグ29の先端部分29aの近傍161bの新気混合気の濃度は略理論混合比になるので、副燃焼室161における燃焼期間は短縮される。この結果、低負荷時において、副燃焼室161における着火安定性は向上する。なお、図14では、色が濃いほど新気混合気の濃度が濃くなっているとともに気体燃料の濃度が薄くなっている。
一方、図16に示すように、ECU140は、極低負荷(例えば、機関負荷=T8)の場合、旋回流の強さを強く(例えば、旋回流の強さ=V2)となるように制御する。すなわち、ECU40は、極低負荷(例えば、機関負荷=T8)の場合、第1開時間が長く(例えば、第1開時間=Δt2)となるように旋回流制御構造80を制御する(図12参照)。これにより、旋回流制御構造80は、極低負荷時に、副燃焼室161の新気混合気の旋回流が強くなるように制御する。このため、図15に示すように、点火プラグ29の先端部分29aの近傍161bの新気混合気の濃度は理論混合比よりもリーンになるとともに、点火プラグ29の先端部分29aの近傍161bの気体燃料の濃度が濃くなるので、副燃焼室161における燃焼期間はさらに短縮される。この結果、極低負荷時において、副燃焼室161における着火安定性はさらに向上する。すなわち、リーン限界はさらに拡大する。なお、図15では、色が濃いほど新気混合気の濃度が濃くなっているとともに気体燃料の濃度が薄くなっている。
副燃焼室161における燃焼期間が運転条件に適したものとなっている点は、第1実施形態と同様である。したがって、このような副室式火花点火内燃機関100によっても、種々の運転条件において、着火安定性は向上し、燃焼騒音は低減する。
(第2実施形態の変形例)
副室式火花点火内燃機関100iにおいてECU140iの記憶部146iには、図16に示すマップ情報の代わりに図18に示すマップ情報が記憶されていても良い。
図18に示すように、ECU140iは、極低負荷(例えば、機関負荷=T9)の場合、旋回流の強さを中程度(例えば、旋回流の強さ=V9)となるように制御する。すなわち、ECU140iは、極低負荷(例えば、機関負荷=T9)の場合、第1開時間が中程度(例えば、第1開時間=Δt9)となるように旋回流制御構造80を制御する(図12参照)。これにより、旋回流制御構造80は、極低負荷時に、副燃焼室161iの新気混合気の旋回流が中程度なるように制御する。このため、図17に示すように、点火プラグ29の先端部分29aの近傍161biにおいて、新気混合気と気体燃料とが混合するようになる。これにより、点火プラグ29の先端部分29aの近傍161biにおいて新気混合気の濃度と気体燃料の濃度とを詳細に制御することができるようになっている。この結果、副燃焼室161iにおける燃焼期間を運転条件にさらに適したものとすることができるようになっている。
気体燃料は、吸気ポート23を流れる新気空気(又は新気混合気)へ向けて燃料噴射弁127から噴射される代わりに、副燃焼室161の新気空気(又は新気混合気)へ向けて副燃焼室161に設けられた気体燃料噴射弁(図示せず)から噴射されても良い。
本発明に係る副室式火花点火内燃機関は、種々の運転条件において、着火安定性を向上でき、燃焼騒音を低減できるという効果を有し、副室式火花点火内燃機関等として有用である。
本発明の第1実施形態に係る副室式火花点火内燃機関の断面図。 本発明の第1実施形態における旋回流制御構造及び副燃焼室の拡大断面図。 図2のIII-III断面図。 本発明の第1実施形態における旋回流制御構造及び副燃焼室の拡大断面図。 図4のV-V断面図。 本発明の第1実施形態における旋回流制御構造及び副燃焼室の拡大断面図。 本発明の第1実施形態における旋回流制御構造及び副燃焼室の拡大断面図。 本発明の第1実施形態における旋回流制御構造及び副燃焼室の拡大断面図。 本発明の第1実施形態における旋回流制御構造及び副燃焼室の拡大断面図。 マップ情報を示す図。 マップ情報を示す図。 マップ情報を示す図。 本発明の第2実施形態に係る副室式火花点火内燃機関の断面図。 本発明の第2実施形態における旋回流制御構造及び副燃焼室の拡大断面図。 本発明の第2実施形態における旋回流制御構造及び副燃焼室の拡大断面図。 マップ情報を示す図。 本発明の第2実施形態の変形例における旋回流制御構造及び副燃焼室の拡大断面図。 マップ情報を示す図。
符号の説明
1,100,100i 副室式火花点火内燃機関
29 点火プラグ
29a 先端部分(点火部)
61,161,161i 副燃焼室
62a等 第1連通路(旋回流形成部)
63 主燃焼室
80 旋回流制御構造
82 弁体
83 第2連通路

Claims (11)

  1. 主燃焼室と、
    前記主燃焼室に隣接する副燃焼室と、
    前記主燃焼室から前記副燃焼室に導入された新気混合気に旋回流を形成させる旋回流形成部と、
    前記新気混合気を火花点火する点火部と、
    運転条件に応じて、前記旋回流を制御して、前記点火部の近傍における前記新気混合気の濃度を変える旋回流制御構造と、
    を備え、
    前記点火部が前記新気混合気を火花点火することにより生じた火炎は、前記旋回流形成部を介して前記副燃焼室から前記主燃焼室へ噴出される、
    副室式火花点火内燃機関。
  2. 前記旋回流制御構造は、前記副燃焼室の前記新気混合気の旋回流を、低負荷時に比べて高負荷時に強くなるように制御する、
    請求項1に記載の副室式火花点火内燃機関。
  3. 前記旋回流制御構造は、前記副燃焼室の前記新気混合気の旋回流を、低回転数時に比べて高回転数時に弱くなるように制御する、
    請求項1又は2に記載の副室式火花点火内燃機関。
  4. 前記副燃焼室には、前記新気混合気より燃焼速度が大きい気体燃料がさらに導入され、
    前記旋回流形成部は、さらに、前記気体燃料を旋回させて、前記副燃焼室に前記気体燃料の旋回流を形成させ、
    前記旋回流制御構造は、さらに、運転条件に応じて、前記副燃焼室の前記気体燃料の旋回流を制御して、前記点火部の近傍における前記気体燃料の濃度を変える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の副室式火花点火内燃機関。
  5. 前記旋回流制御構造は、前記副燃焼室の前記新気混合気の旋回流を、低負荷時に比べて極低負荷時に強くなるように制御する、
    請求項4に記載の副室式火花点火内燃機関。
  6. 前記副燃焼室は、略円筒形状をしており、
    前記旋回流形成部は、前記主燃焼室から前記副燃焼室に導入される新気混合気を、前記副燃焼室の周面に沿って旋回させ、
    前記点火部は、前記副燃焼室の内部において前記副燃焼室の中心軸の近傍で且つ前記主燃焼室から離れた位置に配置され、
    前記旋回流制御構造は、運転条件に応じて、前記副燃焼室の前記新気混合気の旋回流を強くして、前記点火部の近傍における前記新気混合気の濃度を薄くし、あるいは、前記副燃焼室の前記新気混合気の旋回流を弱くして、前記点火部の近傍における前記新気混合気の濃度を濃くする、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の副室式火花点火内燃機関。
  7. 前記旋回流制御構造は、運転条件に応じて、前記副燃焼室の前記新気混合気の旋回流を少なくとも前記点火部の近傍において減衰する、
    請求項6に記載の副室式火花点火内燃機関。
  8. 前記旋回流形成部は、
    前記副燃焼室の中心軸に対してオフセットされ、前記主燃焼室と前記副燃焼室とを連通している第1連通路を有し、
    前記旋回流制御構造は、
    前記副燃焼室の中心軸の近傍に位置しており、前記主燃焼室と前記副燃焼室とを連通している第2連通路と、
    前記第2連通路を開閉する開閉部と、
    を有する、
    請求項7に記載の副室式火花点火内燃機関。
  9. 前記旋回流形成部は、さらに、前記主燃焼室から前記副燃焼室に導入された前記新気混合気の旋回流を前記点火部の近傍において前記副燃焼室の中心軸側に導き、前記副燃焼室の中心軸の近傍において前記点火部から前記主燃焼室へと向かう流れを生成し、
    前記旋回流制御構造は、前記副燃焼室の中心軸の近傍において、新気空気及び新気混合気のいずれかを前記第2連通路を介して前記主燃焼室から前記副燃焼室へ導き、前記主燃焼室から前記点火部へ向かう流れを生成する、
    請求項8に記載の副室式火花点火内燃機関。
  10. 前記旋回流制御構造は、前記開閉部が前記第2連通路を開く時間である第1開時間を介して、前記副燃焼室の前記新気混合気の旋回流を制御する、
    請求項8に記載の副室式火花点火内燃機関。
  11. 前記第1連通路は、前記副燃焼室の径方向に対して傾斜している、
    請求項8から10のいずれか1項に記載の副室式火花点火内燃機関。
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