JP2007190089A - 内視鏡用可撓管および内視鏡 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】挿入部可撓管1は、管状の芯材2と、芯材2の外周に被覆された外皮3とを有する。芯材2は、内側の螺旋管211と、内側の螺旋管211の外周に設けられ、内側の螺旋管211と巻回方向が逆の外側の螺旋管212と、外側の螺旋管212の外周に被覆された網状管22とを有する。この挿入部可撓管1は、内側の螺旋管211と外側の螺旋管212とを、長手方向の曲げ弾性が同じ帯状材のピッチを異ならせることにより形成し、外側の螺旋管212のバネ定数より、内側の螺旋管211のバネ定数を大きく設定した。これにより、挿入部可撓管1の内外に生じる圧力差により、これが長手方向に収縮するのを防止または抑制するように構成した。
【選択図】図2
Description
このような内視鏡用可撓管は、体腔の内壁に沿って自由に湾曲しなければならないとともに、基端部の周方向におけるいずれの方向への捻りに対しも、先端部が追従するトルク伝達性を有していなければならない。
しかし、このような内視鏡用可撓管では、例えば高温高圧蒸気滅菌により内視鏡を処理すると、内視鏡(内視鏡用可撓管)の内外に圧力差が生じ、これが原因で、内視鏡用可撓管が長手方向に収縮するという問題がある。
内視鏡用可撓管が長手方向に収縮すると、その収縮の程度によっては、内視鏡用可撓管の内部に配設された部材や外皮に損傷を招く場合がある。
(1) 管状の芯材と、該芯材の外周に被覆された外皮とを有する内視鏡用可撓管であって、
前記芯材は、内側の螺旋管と、該内側の螺旋管の外周に設けられた外側の螺旋管と、該外側の螺旋管の外周に被覆された網状管とを有し、
前記内側の螺旋管および前記外側の螺旋管のいずれか一方は、螺旋状に巻回して形成された第1の帯状材を含んでなり、他方は、前記第1の帯状材と反対方向に螺旋状に巻回して形成された第2の帯状材を含んでなり、
前記一方の螺旋管のバネ定数より、前記他方の螺旋管のバネ定数を大きく設定し、当該内視鏡用可撓管の内外に生じる圧力差により、当該内視鏡用可撓管が長手方向に収縮するのを防止または抑制するように構成したことを特徴とする内視鏡用可撓管。
前記第1の帯状材の平均ピッチより、前記第2の帯状材の平均ピッチを大きくすることにより、前記一方の螺旋管のバネ定数より、前記他方の螺旋管のバネ定数を大きく設定した上記(1)または(2)に記載の内視鏡用可撓管。
これにより、簡単な構成で、収縮防止効果が発揮される内視鏡用可撓管が得られる。
これにより、信頼性の高い内視鏡が得られる。
この網状管22は、金属製または非金属製の細線23を複数並べて(編組して)形成されたものである。
この外皮3は、消化管のような管状臓器の内壁に直接接触する部位であり、体液等が挿入部可撓管1の内部に侵入するのを防止する機能を有する。なお、外皮3は、単層でも複数層からなっていてもよい。
I: まず、第2の帯状材211Aおよび第3の帯状材211Bを、円柱状の芯棒の外周に交互に螺旋状に巻回して、内側の螺旋管211を形成する。
なお、このとき、押出口からの外皮3の材料の吐出量や芯材の引き速度等を調整することにより、外皮3の厚さを調節することができる。
1.内視鏡用可撓管の作製
(実施例)
<1> まず、平均幅3mm、平均厚さ0.2mmのステンレス製の帯状材を用意した。
なお、内側の螺旋管の平均外径は11mm、バネ定数は32N/mであった。
なお、外側の螺旋管の平均外径は11.4mm、バネ定数は20N/mであった。
なお、外皮の平均厚さは0.45mmであり、内視鏡用可撓管の長さは1mであった。
前記工程<2>において、1本の前記帯状材を、平均ピッチ4mmで螺旋状に巻回して内側の螺旋管を形成した以外は、前記実施例と同様にして内視鏡用可撓管を作製した。
なお、内側の螺旋管の平均外径は11mm、バネ定数は20N/mであった。
実施例および比較例で作製した内視鏡用可撓管について、以下に示す方法で耐久性試験を行った。
1 挿入部可撓管
12 湾曲部
2 芯材
21 2重螺旋管
211 内側の螺旋管
211A 第2の帯状材
211B 第3の帯状材
211C 間隙
212 外側の螺旋管
212A 第1の帯状材
212C 間隙
22 網状管
23 細線
24 空間
3 外皮
6 操作部
61、62 操作ノブ
7 接続部可撓管
8 光源差込部
81 光源用コネクタ
82 画像信号用コネクタ
Claims (10)
- 管状の芯材と、該芯材の外周に被覆された外皮とを有する内視鏡用可撓管であって、
前記芯材は、内側の螺旋管と、該内側の螺旋管の外周に設けられた外側の螺旋管と、該外側の螺旋管の外周に被覆された網状管とを有し、
前記内側の螺旋管および前記外側の螺旋管のいずれか一方は、螺旋状に巻回して形成された第1の帯状材を含んでなり、他方は、前記第1の帯状材と反対方向に螺旋状に巻回して形成された第2の帯状材を含んでなり、
前記一方の螺旋管のバネ定数より、前記他方の螺旋管のバネ定数を大きく設定し、当該内視鏡用可撓管の内外に生じる圧力差により、当該内視鏡用可撓管が長手方向に収縮するのを防止または抑制するように構成したことを特徴とする内視鏡用可撓管。 - 前記一方の螺旋管のバネ定数をk1[N/m]とし、前記他方の螺旋管のバネ定数k2[N/m]としたとき、k2/k1が1.1以上である請求項1に記載の内視鏡用可撓管。
- 前記第1の帯状材と前記第2の帯状材とは、その長手方向の曲げ弾性が同じものであり、
前記第1の帯状材の平均ピッチより、前記第2の帯状材の平均ピッチを大きくすることにより、前記一方の螺旋管のバネ定数より、前記他方の螺旋管のバネ定数を大きく設定した請求項1または2に記載の内視鏡用可撓管。 - 前記第1の帯状材の平均ピッチをP1[mm]とし、前記第2の帯状材の平均ピッチをP2[mm]としたとき、P2/P1が1.1〜3である請求項3に記載の内視鏡用可撓管。
- 前記他方の螺旋管は、さらに、前記第2の帯状材の間に配設され、前記第2の帯状材と同じ方向に螺旋状に巻回して形成された第3の帯状材を含んでなる請求項3または4に記載の内視鏡用可撓管。
- 前記第1の帯状材の平均ピッチと、前記第2の帯状材と前記第3の帯状材との平均ピッチとがほぼ等しい請求項5に記載の内視鏡用可撓管。
- 前記一方の螺旋管は、前記外側の螺旋管であり、前記他方の螺旋管は、前記内側の螺旋管である請求項1ないし6のいずれかに記載の内視鏡用可撓管。
- 前記内側の螺旋管と前記外側の螺旋管とは、自然状態において互いに接触している請求項1ないし7のいずれかに記載の内視鏡用可撓管。
- 前記圧力差は、高温高圧蒸気滅菌の際に生じるものである請求項1ないし8のいずれかに記載の内視鏡用可撓管。
- 請求項1ないし9のいずれかに記載の内視鏡用可撓管を備えることを特徴とする内視鏡。
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