JP4955491B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、管腔内等に挿入される内視鏡に関し、特に流体駆動型湾曲部を備えた内視鏡に関する。
内視鏡は、医療、工業等の各種分野において、体腔内等の直接目視することができない部位を観察する目的で広く用いられており、一般に、被検部位へ挿入する細長の挿入部を備えて構成されている。また、細長の挿入部の先端部の基端側には湾曲部が配設され、この湾曲部を湾曲操作することにより、先端部、すなわち、内視鏡の観察方向を任意の方向に向けることができるようになっている。
挿入部の先端部に配設される湾曲部として例えば、特開平2001−258819号公報には、流体圧アクチュエータを備えた構成の湾曲部が示されている。すなわち柔軟なシリコーンゴムで形成された外径断面形状の中央に設けられた1の中央ルーメンと、中央ルーメンの周囲に設けられた複数の周辺ルーメンとを有するマルチルーメンチューブによって形成された湾曲部を有し、軸方向貫通孔である中央ルーメンの内部にケーブル等の内蔵物が挿通されている。
周囲ルーメンの両端部を封止して圧力室が形成され、さらに圧力室が径方向に膨らまないように、内径規制部材と外径規制部材とが設けられている。圧力室内に流体、例えば、二酸化炭素や空気、を供給し、また排気し、圧力室が長手方向に伸びることで、所望の湾曲が得られる。マルチルーメンチューブの内径方向への膨らみを抑制する内径規制部材としては、中央ルーメンの内側に密着コイルが配設される。
また、特開平5−305052号公報には、ワイヤ駆動方式の湾曲部を螺旋状切り欠きを有する可撓性管により構成した内視鏡が開示されている。
また、特開平9−66061号公報には、ワイヤによる湾曲動作をスムーズに行う等のために、湾曲部の内装管を蛇腹状に構成した内視鏡が開示されている。
特開平2001−258819号公報 特開平5−305052号公報 特開平9−66061号公報
図20から図22は、従来の内視鏡の内径規制部材の構造を説明するための部分断面図である。
従来公知のマルチルーメンチューブを用いた流体圧駆動型湾曲部を有する内視鏡においては、図20(A)に示すように、マルチルーメンチューブ30の中央ルーメン内周側に内側密着コイル25が挿入されていた。内側密着コイル25は、例えば、ステンレスでできた素線25aから構成されている。この内側密着コイル25の隣り合う素線25a間は接着等により固定されていない、すなわち、全周でつながっていない。そのため、隣り合う素線25a同士の間隔が拡がったり、素線25aが形成する個々の円の中心軸がずれたりすることがあった。
そして、図20(B)に示すように、内側密着コイル25は、湾曲部が湾曲する時には、湾曲方向と反対側では、素線25a間に隙間を生じる。この際に、図20(B)に示すように、マルチルーメンチューブ30が、内側密着コイル25の素線25a間の隙間に入り込む。このため、入り込んだ分だけマルチルーメンチューブ30の軸方向への伸び量が小さくなるため、結果として湾曲部において大きな湾曲角が得にくかった。
さらには、図21に示すように、湾曲部の湾曲を元に戻した際には、素線25a間にマルチルーメンチューブ30を挾みこんで、マルチルーメンチューブ30を破損するおそれがある。
また、図22に示すように、密着コイル25は、内視鏡の製造時にマルチルーメンチューブ30の中央ルーメンに挿入する際に、素線25aがマルチルーメンチューブ30長軸に対して倒れてしまうことがある。また、長期間の内視鏡の使用において湾曲を繰り返していることにより、やはり素線25aがマルチルーメンチューブ30の長軸に対して倒れてしまうことがある。
このように、素線25aがマルチルーメンチューブ30の長軸に対して倒れてしまうと、マルチルーメンチューブ30の内径方向への膨らみを確実に規制できなくなり、ルーメンの断面積が減少してしまう。その結果、湾曲部において大きな湾曲角が得られにくくなる。また、内視鏡の使用を繰り返すうちに、湾曲部において得られる最大湾曲角が低下したりする。
ここで、図23および図24は、内視鏡検査において大きな湾曲角が必要となる場面の説明図である。医療用内視鏡の湾曲部においては、例えば180度程度の大きな湾曲角が必要であり、繰り返し使用しても最大湾曲角が変化しないことが必要である。すなわち、例えば、胃内視鏡検査においては、図23のように、胃底部、小弯、胃角などの観察において挿入部2は大きな湾曲が必要となる。また、例えば大腸検査においては図24のように、急峻な屈曲の裏側を観察する際などに挿入部2は大きな湾曲角が必要となる。
このため、内視鏡において、大きな湾曲角が得られないこと、あるいは使用を繰り返すうちに使用可能な最大湾曲角が低下することは、問題であった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、従来の内視鏡より大きな湾曲角を得られる内視鏡を提供することを目的とする。また、繰り返し使用しても、得られる湾曲角が低下しない内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡は、挿入部と、前記挿入部の先端部の基端側に配設され、前記挿入部の前記先端部を湾曲操作することができる湾曲部を有し、前記湾曲部は、前記挿入部長手方向軸に直交する断面形状の中央位置に設けられた第1のルーメンと、前記第1のルーメンの周囲に設けられた複数の第2のルーメンを有するマルチルーメンチューブと、前記第1のルーメンに挿入された蛇腹構造を有する内径規制部材と、前記マルチルーメンチューブの外側を被覆する外径規制部材とを有する。
従来の内側密着コイルを有する内視鏡に比べて、本発明の内視鏡は大きな最大湾曲角を得ることができる。また、繰り返し使用しても、得られる湾曲角が低下しない内視鏡を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態にかかる内視鏡装置の全体構成を表す構成図である。まず、本実施の形態にかかる内視鏡装置の全体構成について図1を用いて以下に説明する。
図1に示すように、本実施の形態にかかる内視鏡装置1は、管腔内に挿入される長尺の挿入部2と3つの制御系機器とモニタ3aと吸引器5とによって主に構成されている。
挿入部2は、挿入先端側から順に設けられた先端部8、湾曲部9および可撓性管部10によって構成されている。本実施の形態の内視鏡は、後述するリモートコントロールユニット67によって湾曲操作される湾曲部9が流体によって駆動され湾曲自在な構成の湾曲部、すなわち流体駆動型湾曲部を有している。
制御系機器は、3つの制御装置3、54、55から構成される。すなわち、第1の制御装置3は電気的な構成を制御する制御手段を構成する。第2の制御装置54は、内視鏡機能である送気および湾曲部9の湾曲を制御する流体給排手段の1つを構成する。第3の制御装置55は、内視鏡機能である送水、および吸引を制御する流体給排手段のもう1つを構成する。これら3つの制御装置3、54、55は、キャスタ付のトロリー59に載置されている。
第1の制御装置3は、各種内視鏡機能を一括して操作可能な操作指示部である上述のリモートコントロールユニット(以下、リモコンと略記する。)67が接続されている。リモコン67は、各種内視鏡機能を操作する操作スイッチ68と、挿入部2の湾曲部9の湾曲操作をするための、例えば、ジョイスティックタイプの操作レバー69とを有している。
リモコン67は、図示しないが、第1の制御装置3の背面側で第1の制御装置3とケーブルにより接続されている。また、制御装置54、55は、それぞれの背面側で図示しないケーブルにより第1の制御装置3に電気接続されている。このため、リモコン67は、これら3つの制御装置3、54、55を一括して操作可能となっている。
また、第1の制御装置3は挿入部2の撮像系および照明系を制御するものである。つまり、第1の制御装置3は、挿入部2が捉えた画像に対する画像処理手段および照明手段を構成する。挿入部2のLED照明への給電の制御は、リモコン67の操作スイッチ68の操作に基づいて第1の制御装置3が行う。
また、第1の制御装置3は、モニタ3aと電気的に接続されている。モニタ3aは、挿入部2によって取得された内視鏡画像を表示する表示装置である。
第2の制御装置54には、流体供給源として、例えば、二酸化炭素(CO2)ボンベ57が接続されており、さらに図示しないが、エアー送気のためのコンプレッサ、給排気弁などが内蔵されている。
リモコン67の操作レバー69により、所定の操作がなされると、第2の制御装置54の制御によってCO2ボンベ57、バルブ類(不図示)、および排気弁(不図示)が動作して流体供給量制御が行われ、湾曲部9の操作が行える。
リモコン67の操作スイッチ68により別の所定の操作がなされると、第2の制御装置54の制御によって、図示しないコンプレッサおよびバルブ類の動作に従いコンプレッサからのエアーは挿入部2の先端部8に形成された開口部(不図示)から噴射される。なお、この送気に用いられる流体は、CO2ボンベ57からの二酸化炭素ガスを用いることがあり、リモコン67により、エアーあるいは二酸化炭素ガスの何れかの流体の送気が選択可能となっている。
また、第3の制御装置55には、チューブ5aを備えた吸引器5および送水タンク56が接続されている。この送水タンク56の内部には、蒸留水または生理食塩水等が貯留されている。尚、本実施の形態の内視鏡装置1においては、第3の制御装置55に接続される別体構成の吸引器5を用いた例を示しているが、これに代えて、例えば病院または施設に備え付けの吸引システムを利用するような形態としてもよい。
リモコン67の操作スイッチ68により、さらに別の所定の操作がなされたとき、第3の制御装置55の制御によって図示しない吸引ポンプおよびバルブ類等が動作する。そして、送水タンク56から蒸留水または生理食塩水等が、先端部8に形成される開口部(不図示)から外部に向けて、すなわち、先端部の前面に向けて噴出する。
そして、リモコン67の操作スイッチ68により、さらに別の所定の操作がなされると、第3の制御装置55の制御によって吸引ポンプ、バルブ類等(不図示)が動作して先端部8の吸引チャンネル開口部(不図示)から被検体内の体液等が吸引される。この吸引された体液等は、第2の制御装置54にチューブ5aで接続される吸引器5へと送り込まれる。
次に、図2から図6を用いて、湾曲部9の構成について説明する。図2は、本実施の形態の湾曲部の構成図であり、図3は組み立て後の本実施の形態の湾曲部の外観図である。
本実施の形態の、湾曲部9は、図2に示すように、例えば、材質が柔軟なシリコーンゴムである断面形状が円形状のマルチルーメンチューブ30、内径規制部材である内径規制チューブ21、外径規制部材である外径規制ブレード41を主要構成部材として形成されている。このマルチルーメンチューブ30は円形断面の中央位置に中央ルーメン30aが軸方向に沿って延設されている。そして、この中央ルーメン30aの内部には後述するケーブル等の内蔵物が挿通されるようになっている。
中央ルーメン30aの周囲の管壁には、複数、本実施の形態では4つの円弧状断面の周辺ルーメン30b、30c、30d、30eが周方向に略等間隔に配設されている。また、4つの円弧状断面の周辺ルーメン30b、30c、30d、30eの前後の両端は、それぞれ図2(E)、図2(F)に示すように、例えば、シリコーンゴムの充填剤38a、38bにより封止されている。すなわち、4つの周辺ルーメン30b、30c、30d、30eを用いて4つの密閉された圧力室35が形成されている。
なお、周辺ルーメン30b、30c、30d、30eを密閉するために、金属製の封止部材を用いてもよい。図4は、周辺ルーメンと金属製の封止部材の関係を説明する部分斜視図である。図4に示すように、シリコーンゴムの充填剤38a、38bに代えて、例えば金属を円弧状断面に形成した封止部材38cを周辺ルーメン30b、30c、30d、30eの両端部に挿通して封止してもよい。シリコーンゴム充填封止方法に代えて、封止に金属封止部材38cを用いることで、内視鏡の組み立てが容易となる。
さらになお、マルチルーメンチューブ30は、断面形状が円形のものに限らず、図5のような断面形状が多角形のチューブを利用してもよい。図5は、断面形状が八角形のマルチルーメンチューブ30の斜視図である。円形断面のマルチルーメンチューブ30に比べて、断面が多角形のマルチルーメンチューブは、チューブ成型時の寸法精度が安定するため製造が容易である。なお、断面多角形のマルチルーメンチューブ30を用いた場合の周辺ルーメンの封止部材38cは、その周辺ルーメンの断面形状に合わせた形状に形成されたものでもよい。
4つの円弧状周辺ルーメン30b、30c、30d、30eの内視鏡の基端側の充填剤38b内には、各圧力室35内に流体、例えば二酸化炭素または空気を供給し、また各圧力室35内から流体を排気するための流体供給チューブ36の先端部がそれぞれ挿入配置されている。流体供給チューブ36の材料としては径方向には膨らみにくく、柔軟性を有する材料が好ましく、例えば、テフロン樹脂、好ましくは柔軟テフロン樹脂を用いることができる。
マルチルーメンチューブ30の4つの周辺ルーメン30b、30c、30d、30eの各圧力室35に選択的に流体を送ることにより、湾曲部9を湾曲動作させることができる。なお、本実施の形態では4つの周辺ルーメン30b、30c、30d、30eの各圧力室35が4つの湾曲方向、すなわち左右方向、上下方向のいずれかにそれぞれ対応するように設定されている。
また、マルチルーメンチューブ30の先端部の端部には、前口金30Aが、さらに基端側の端部には、後ろ口金30Bが、それぞれ接着等により接続されている。そして、マルチルーメンチューブ30の中央ルーメン30aには、内径規制部材として蛇腹構造を有する内径規制チューブ21Aが挿入配置されている。
本実施の形態において、蛇腹構造は、マルチルーメンチューブ30の長手方向断面で見たときに、山部21a、谷部21bおよび移行部21cが連続的に繰り返されている、ひだ状の管壁からなる湾曲自在な構造をいう。すなわち、円筒形中空チューブの管壁が周方向にひだ状に折りたたまれている蛇腹構造の内径規制部材である内径規制チューブ21は湾曲が容易で、湾曲させても、その内径断面積がほとんど変化せず、長軸方向に伸縮可能である。例えば、コルゲートチューブ(波型管)等が、蛇腹構造を有する内径規制チューブ21として好ましく用いることができる。
図6は、本実施の形態の蛇腹構造を有する内径規制チューブ21Aの部分斜視図である。図7は、本実施の形態の蛇腹構造を有する内径規制チューブ21Aの部分断面図である。本実施の形態の蛇腹構造を有する内径規制チューブ21Aは、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロンのような弾性変形しやすく弾性変形範囲の大きい材料である弾性体で形成される。
内径規制チューブ21Aは、チューブ長手方向断面において見たとき、山部21aと谷部21bを交互に有し、隣り合う山部21aが移行部21cおよび谷部21bを介してチューブ長手方向につながっているチューブ部材である。すなわち、本実施の形態において、山部21a、谷部21b、移行部21cとは、チューブ長手方向断面で観察した際に、外径側に向かって凸になっている管壁が山部21aであり、内径側に向かって凸になっている管壁が谷部21bであり、山部21aと谷部21bの間の管壁が移行部21cである。
さらに、マルチルーメンチューブの外側には、外径規制部材として、例えばステンレスワイヤ等で筒状に編みこんだ外径規制ブレード41が被されている。この外径規制ブレード41の両端部は、それぞれマルチルーメンチューブ30の前口金30Aと後ろ口金30Bの位置で、はんだによって固定されている。
また、外径規制ブレード41の外周面には、図3に示すように外皮チューブ42が被覆されている。この外皮チューブ42は、例えば、ふっ素ゴム、ウレタンゴム、ラテックスゴムなどの材料からできている。そして、この外皮チューブの両端部分はそれぞれマルチルーメンチューブの前口金30Aと後ろ口金30Bの位置で糸43により糸縛りされ、さらに、この糸43の外側は接着剤により固定されている。ここで、外皮チューブ42の固定においては外皮チューブ42の両端部分のうち片方のみを固定し、もう片方の端は固定しないようにしてもよい。この片側固定方法によれば、湾曲部の湾曲時に外皮チューブ42による湾曲を妨げる抵抗を小さくすることができる。
次に、上述した構成に係る湾曲部9の作用を説明する。
本実施の形態においては、流体供給チューブ36を通じて周辺ルーメン30b、30c、30d、30eのいずれかの圧力室35に流体、例えばエアーを送り込むと、流体が送り込まれた圧力室35は外側および内側に膨らもうとする。しかし、外径規制部材としての外径規制ブレード41は圧力室35が外側に膨らもうとするのを規制する。また、内側規制チューブ21Aは圧力室35が内側に膨らむのを規制する。このため、圧力室35は、外側、内側のいずれにも膨らむことができないため、軸方向に伸びることになる。このため、湾曲部9は、流体が送り込まれた圧力室35と反対側に湾曲する。
次に、図8は、本実施の形態の内径規制チューブ21Aを有する湾曲部の部分断面図であり、図8(A)は水平時、図8(B)は湾曲時を示している。本実施の形態の内径規制チューブ21Aは、図7に示すように、隣り合う山部21aが移行部21cおよび谷部21bを介して全周でつながっている。このため、図8(B)のように湾曲時には、内径規制チューブ21Aの湾曲方向の反対側の部分は伸び、当該部分の山部21a同士の間隔は広くなる。しかし、隣り合う山部21a同士は移行部21cおよび谷部21bを介してつながっているため、圧力室35の内径方向への膨らみをしっかりと規制する。また、従来の密着コイル25を用いた内径規制部材20と異なり、内径規制部材21Aがマルチルーメンチューブ30を鋏み込むことがない。
図8(B)に示すように、マルチルーメンチューブ30は、湾曲時に、内径規制チューブ21Aの谷部21bに僅かに入り込む。しかし、従来の内側密着コイル25の素線25a間の隙間に入り込む量に比べると遙かに小さい。このため、従来の内側密着コイル25を用いた場合に比べて、この影響によるマルチルーメンチューブ30の長軸方向への伸び量が小さくならない。
また、本実施の形態に記載の内径規制チューブ21Aは、隣り合う山部21aが移行部21cおよび谷部21bを介してつながっている。このため、内視鏡製造時にマルチルーメンチューブ30に内径規制部材21Aを挿通する際はもちろん、内視鏡使用時に繰り返し湾曲動作を行っても、山部21aが、当初の方向、すなわち、チューブ長手方向に直交する方向、から、斜めに倒れてしまうことがない。このため、圧力室35の内径方向への膨らみを確実に規制することができる。
さらには、本実施の形態の内径規制チューブ21Aは、山部21aおよび谷部21bに対して、移行部21cが略垂直に構成されている。このため、径方向の圧縮に強く、圧力室35に高い圧力で流体を送り込んだ場合でも、圧力室35の内側への膨らみを確実に規制できる。
なお、山部21aおよび谷部21bに対して、移行部21cが略垂直とは、図7において、移行部21cの断面線と、山部21aの断面線および谷部21bの断面線がなす角度が略90度ということであり、60度から120度の範囲が好ましく、特に好ましくは75度から105度の範囲である。前記範囲外では、上記所望の効果が得られにくくなる。
また、山部21a、谷部21bは内径規制チューブ21Aの長手方向に周期的に形成されていれば良く、螺旋形状の連続的な構造であっても良い。
本実施の形態の内視鏡では、湾曲部において大きな湾曲角を得ることができる。また、マルチルーメンチューブ30を鋏み込むことがなく、マルチルーメンチューブ30を破損しない。さらには、内径規制チューブ21Aの山部21aが、当初のチューブ長手に直交する方向から、斜めに倒れてしまうことがないため、使用を繰り返しても、湾曲角が低下しないで、安定して大きな湾曲角が得られる。また、従来の密着コイル25に比べて本実施の形態の内径規制チューブ21Aは安価である。
次に、内径規制部材の変形例について説明する。
図9は本実施の形態の内径規制チューブ21Bの第1の変形例の部分断面図を示し、図10は第1の変形例の内径規制チューブ21Bを有する湾曲部の部分断面図であり、図10(A)は水平時、図10(B)は湾曲時を示している。
図9に示すように、第1の変形例における蛇腹構造を有する内径規制部材である内径規制チューブ21Bは、その軸方向断面において、山部21aと谷部21bがいずれも曲線で構成され、移行部21cは山部21aと谷部21bをつなぐ線で形成されている。なお、前記形状は内径規制チューブ21Bを長手方向断面で観察した場合の形状であるが、内径規制チューブ21Bの周方向は、どの断面もほぼ同一である。このため、上記記載は、内径規制チューブ21Bの内壁および外壁の両管壁が曲面で構成されていることを意味する。
上記曲線は滑らかであることが好ましい。すなわち、山部21aと隣の山部21aまでの長さをpとした時、山部21a、谷部21bの最小曲率半径R1は、pの10%〜30%が好ましい。
第1の変形例では、第1の実施の形態による効果に加えて、内径規制チューブ21Bの山部21aが滑らかな曲線で構成されているため、マルチルーメンチューブ30の中央ルーメン30aと、内部規制チューブ21Bとの間の滑りが良い、すなわち、摩擦が小さい。このため、内部規制チューブ21Bをマルチルーメンチューブの30中央ルーメン30a内に挿通するのが容易となり、内視鏡の組み立て性が向上する。
なお、第1の変形例の内径規制部材を用いた内視鏡は、内部規制部材の形状を変化させた以外は、第1の実施の形態と同じである。
次に、第2の変形例について説明する。
図11は、第2の変形例の内径規制チューブ21Cの部分断面図である。図12(A)は、内径規制チューブ21Cの長軸に対して移行部21cが角度θ1で形成されている内径規制チューブ21Cの部分断面図である。これに対して、図12(B)は、図12(A)の内径規制チューブ21Cを軸方向に引っ張り、変形させた場合の部分断面図であり、内径規制チューブ21Cの長軸に対して移行部21cが角度θ2に変化している。ここで、角度θ2は角度θ1より小さい。また、図13は、内径規制チューブ21Cを、マルチルーメンチューブ30の中央ルーメン30a内に挿通後、湾曲させた状態の部分断面図である。
すなわち、第2の変形例の内径規制チューブ21Cは、内径規制チューブ21Cの軸に対して、移行部21cが斜めに直線で形成され、山部21aと谷部21bは、それぞれ、移行部21c同士の交わりあう箇所に該当する。すなわち、3次元的にはチューブ周方向に対して斜めの面で構成された折れ曲がりのひだ状管壁がある状態である。なお、第2の変形例の内径規制部材を用いた内視鏡は、内部規制部材の形状を変化させた以外は、第1の実施の形態と同じである。
第2の変形例は、第1の実施の形態による効果に加えて、内径規制チューブ21Cが軸方向に伸びやすくなる。その結果、圧力室35に流体を送り込み湾曲させる際に、同じ湾曲角を得るために必要な動作圧力をより小さくすることができる。
次に、第3の変形例について説明する。
図14は、第3の変形例の内径規制チューブ21Dの製造過程を説明する斜視図である。図15は、第3の変形例の内径規制チューブ21Dの部分斜視断面図である。図16は第3の変形例の内径規制チューブ21Dの部分側面図である。図17は第3の変形例の内径規制チューブ21Dの片側管壁の部分断面図である。図18は、第3の変形例の内径規制チューブ21Dを、マルチルーメンチューブ30の中央ルーメン30a内に挿通後、湾曲させた状態の部分断面図である。
第3の変形例における内径規制部材としての内径規制チューブ21Dの製造工程は、最初に、図14(A)に示すような細長い板状のステンレス等の金属部材22を、図14(B)に示すように、己字形状に塑性変形させる。その結果、断面が己字形状、すなわち、山部22aと谷部22bと山部のみと接する移行部22dと、谷部とのみ接する移行部22eと、山部と谷部の移行部22cからなる細長い部材22Aが得られる。
次に、この細長い部材22Aを、内径規制チューブ21Dとするために、中空円柱螺旋状に折り曲げ加工する。すなわち、図15に示すように、移行部22eと移行部22dをかみ合わせるように、螺旋状に巻回する。すなわち、移行部22e1が、1周してきた移行部22d2とかみ合い、伸縮可能かつ曲げ可能なチューブ形状を形成する。なお、図15は簡略化するため、移行部22e1と移行部22d2の、かみ合わせ部分しか表示していない。
第3の変形例の内径規制チューブ21Dは一枚の細長い薄板22から螺旋形状に形成したものを使用しているが、これに代えて、例えば図19(A)に示すような独立した多数のパイプ、すなわち中空円柱状部材を、図19(B)に示す23A、23Bのように己形状に塑性変形させながら順次、繋いでいくことにより製造された、軸方向に伸縮かつ曲げ可能な蛇腹状内径規制部材21Eを用いることもできる。
以上の第3の変形例においては内径規制チューブ21D、21Eが、硬い金属部材により構成されている。このため、湾曲動作のために圧力室35に高い圧力をかけても、つぶれにくい。このため、内視鏡を湾曲させる際に、駆動流体により高い圧力を用いることができるため、より大きな湾曲角を得ることができる。
以上のように、上述した本実施の形態及び各変形例に係る内視鏡は、従来の内側密着コイルを有する内視鏡に比べて、大きな最大湾曲角を得ることができる。さらに、本実施の形態及び各変形例に係る内視鏡は使用を繰り返した後でも最大湾曲角の低下が起こらない。さらには、本実施の形態及び各変形例に係る内視鏡は、内径規制部材がマルチルーメンチューブを挾みこんで、マルチルーメンチューブを破損することもない。
本発明は、上述した実施の形態及び各変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
本発明の実施の形態にかかる内視鏡装置の全体構成図。 本発明の実施の形態にかかる湾曲部の構成図。 本発明の実施の形態にかかる組み立て後の湾曲部の外観図。 本発明の実施の形態にかかる周辺ルーメンと金属製の封止部材の関係を説明する部分斜視図。 本発明の実施の形態にかかる断面形状が八角形のマルチルーメンチューブの斜視図。 本発明の実施の形態にかかる内径規制チューブの部分斜視図。 本発明の実施の形態にかかる内径規制チューブの部分断面図。 本発明の実施の形態にかかる内径規制チューブを有する湾曲部の部分断面図。 本発明の実施の形態の第1の変形例の内径規制チューブの部分断面図。 本発明の実施の形態の第1の変形例の内径規制チューブを有する湾曲部の部分断面図。 本発明の実施の形態の第2の変形例の内径規制チューブの部分断面図。 本発明の実施の形態の第2の変形例の内径規制チューブの部分断面図。 本発明の実施の形態の第2の変形例の内径規制チューブの部分断面図。 本発明の実施の形態の第3の変形例の内径規制チューブ製造過程を説明する斜視図。 本発明の実施の形態の第3の変形例の内径規制チューブの部分斜視断面図。 本発明の実施の形態の第3の変形例の内径規制チューブの部分側面図。 本発明の実施の形態の第3の変形例の内径規制チューブの管壁の部分断面図。 本発明の実施の形態の第3の変形例の内径規制チューブの部分断面図。 本発明の実施の形態の第3の変形例の内径規制チューブの部分断面図。 従来の内径規制部材の構造を説明するための部分断面図。 従来の内径規制部材の構造を説明するための部分断面図。 従来の内径規制部材の構造を説明するための部分断面図。 胃内視鏡検査の状況説明図。 大腸内視鏡検査の状況説明図。
符号の説明
1 内視鏡装置、2 挿入部、3 制御装置、8 先端部、9 湾曲部、10 可撓性管部、20 従来例の内径規制部材、21 内径規制チューブ、21a 山部、21b 谷部、21c 移行部、22 金属部材、25 内側密着コイル、30 マルチルーメンチューブ、30a 中央ルーメン、30b 周辺ルーメン、35 圧力室、36 流体供給チューブ、38 充填剤、41 外径規制部材、42 外皮チューブ、54 制御装置、55 制御装置、56 送水タンク、57 ボンベ、67 リモートコントロールユニット、68 操作スイッチ、69 操作レバー

Claims (7)

  1. 挿入部と、
    前記挿入部の先端部の基端側に配設され、前記挿入部の前記先端部を湾曲操作することができる湾曲部を有し、
    前記湾曲部は、
    前記挿入部長手方向軸に直交する断面形状の中央位置に設けられた第1のルーメンと、前記第1のルーメンの周囲に設けられた複数の第2のルーメンを有するマルチルーメンチューブと、
    前記第1のルーメンに挿入された蛇腹構造を有する内径規制部材と、
    前記マルチルーメンチューブの外側を被覆する外径規制部材と、
    を有することを特徴とする内視鏡。
  2. 前記内径規制部材は、弾性体で形成され、
    前記蛇腹構造は、前記長手方向軸に沿った断面形状が、山部と谷部を交互に有し、隣り合う2つの前記山部が移行部および前記谷部を介してつながっている形状であるチューブ部材により形成されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記移行部は、前記チューブ部材の長軸に対して略垂直に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記長手方向軸に沿った断面形状において、前記山部および前記谷部は、曲線で形成され、かつ前記移行部は、前記山部と前記谷部をつなぐ曲線で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  5. 前記移行部は、前記長手方向軸に沿った断面形状において、直線で形成され、かつ、前記山部および前記谷部は、隣り合う移行部同士の交わる箇所に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  6. 前記内径規制部材は、それぞれが山部、谷部および移行部を有する己字型形状の複数の板状金属部材において、前記谷部のみと接する前記移行部と、隣りの板状金属部材の前記山部のみと接する前記移行部とが噛み合わさった構造のチューブ部材であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  7. 前記内径規制部材は、板状金属部材を己字型形状に変形させることにより、前記板状金属部材に山部、谷部および移行部を形成し、前記谷部のみと接する前記移行部と、前記山部のみと接する前記移行部とを噛み合わせるように、螺旋状に巻回加工することにより形成されたチューブ状部材により形成されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
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