JP2007189982A - 釣り用リールのギア部品装着構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ギア部品装着構造において、釣人のハンドル操作に関するフィーリングが低下するのを抑える。
【解決手段】オシレーティング機構6の螺軸16は、軸本体16bの一端側端部に設けられた装着部16cと、装着部16cの先端部に小径かつ軸方向断面形状が非円形となるように形成された係合部16dと、装着部16cの基端部の外周に沿って凹んで形成され環状部材20が装着される装着溝16eとを有している。中間ギア18は、ギア本体18aの内周側に凹んで形成され装着部16cが相対回転不能に装着される装着凹部18cと、装着凹部18cの先端側に小径となるように連通して形成され係合部16dが係合する係合凹部18dとを有している。環状部材20は、装着部16cと装着凹部18cとの間に介装された弾性体製のOリングである。
【選択図】図3

Description

本発明は、ギア部品装着構造、特に、釣り用リールの軸部品をギア部品に装着するギア部品装着構造に関する。
釣り用リールには、主に、スピニングリールや両軸受リールがある。この種の釣り用リールは、釣竿に装着されるリール本体と、リール本体に設けられた糸巻き用のスプールとを有している。このような両軸受リールでは、スプールはリール本体に回転自在に支持されており、釣り糸をスプールに均一に巻くためのレベルワインド機構が設けられている。また、スピニングリールでは、リール本体に前後移動自在に装着されており、釣り糸をスプールに均一に巻くためのオシレーティング機構が設けられている。
両軸受リールにおけるレベルワインド機構は、スプールに装着されたスプール軸と平行に配置された螺軸と、螺軸を回転させるための連動機構と、螺軸に形成された螺旋状溝と係合し往復移動し、釣り糸を案内する釣り糸案内部とを備えている(たとえば、特許文献1参照)。また、スピニングリールのオシレーティング機構は、ハンドルの回転に連動する連動機構と、スプール軸と平行に配置され連動機構により回転する螺軸と、螺軸に係合し螺軸方向にスプール軸とともに往復移動可能にされたスライダとを備えている。ここでは、ハンドルの回転により螺軸を回転させ、釣り糸案内部やスライダを往復移動させることにより釣り糸がスプールに均一に巻き付けられる。また、連動機構は、ハンドルの回転を伝達するために設けられたギア部品を有しており、ギア部品は、螺軸の一端側先端部に相対回転不能に装着されている。具体的には、螺軸の先端部の軸方向断面が非円形形状になるように形成し、ギア部品の中心部分に貫通する非円形形状の貫通孔を形成し、螺軸の先端部をギア部品の貫通孔に係合させることによって、螺軸とギア部品とを相対回転不能にしている。
特開2000−23600号公報
前記従来のレベルワインド機構では、ギア部品は、螺軸の一端側端部に相対回転不能に装着されているので、ハンドルの回転に連動して螺軸を回転させることができる。しかし、螺軸の先端部をギア部品の貫通孔に係合させているだけであるので、螺軸の先端部とギア部品の貫通孔との間に僅かながたつきが生じることがある。ここで、ハンドルを回転させてギア部品を回転させたとき、特に、螺軸の両端位置において釣り糸案内部やスライダが折り返す際に螺軸の回転トルクが変化するとき、螺軸の先端部とギア部品の貫通孔との間のがたつきが大きくなり、釣人のハンドル操作に関するフィーリングが低下するおそれが生じる。
本発明の課題は、ギア部品装着構造において、釣人のハンドル操作に関するフィーリングが低下するのを抑えることにある。
発明1に係る釣り用リールのギア部品装着構造は、釣り用リールの往復移動機構に用いられるギア部品装着構造であって、螺軸と、ギア部品と、環状部材とを備えている。螺軸は、軸本体と、両端部が連結され軸本体の外周に交差するように形成された螺旋状溝と、軸本体の一端側端部に設けられた装着部とを有している。ギア部品は、ギア本体と、ギア本体の外周部の周方向に沿って形成されたギア歯部と、ギア本体の内周側に凹んで形成され装着部が相対回転不能に装着される装着凹部とを有している。環状部材は、装着部と装着凹部との間に介装された弾性体製の部材である。
このギア部品装着構造では、螺軸の装着部とギア部品の装着凹部との間に弾性体製の環状部材が装着されているので、装着部を装着凹部に相対回転不能に装着したときに、螺軸の装着部とギア部品の装着凹部との間にがたつきが生じることがなくなる。したがって、ハンドルを回転させてギア部品を回転させたとき、特に、螺軸の両端位置において釣り糸案内部やスライダが折り返す際に螺軸の回転トルクが変化したときでも、弾性体製の環状部材を装着することによって螺軸の装着部とギア部品の装着凹部との間のがたつきがなくなるので、釣人は滑らかなハンドル操作を行うことができる。このため、釣人のハンドル操作に関するフィーリングが低下するのを抑えることができる。
発明2に係るギア部品装着構造は、発明1のギア部品装着構造において、螺軸は、装着部の外周に沿って凹んで形成され、環状部材が装着される装着溝をさらに有している。この場合、装着溝によって、環状部材の抜け止め及び位置決めが容易に行える。
発明3に係るギア部品装着構造は、発明1又は2のギア部品装着構造において、螺軸は、装着部の先端部が軸方向断面形状が非円形となるように形成された係合部をさらに有している。ギア部品は、装着凹部の先端側に小径となるように連通して形成され、係合部が係合する係合凹部をさらに有している。この場合、非円形の係合部を非円形の係合凹部に係合させることによって、簡素な構成で装着部を装着凹部に相対回転不能に装着できる。
発明4に係るギア部品装着構造は、発明1から3のいずれかのギア部品装着構造において、装着部は、軸方向断面形状が円形になるように形成されている。装着凹部は、装着部装着方向断面形状が、装着部よりやや大径の円形になるように形成されている。この場合、たとえば装着部と装着凹部とが円形の嵌め合い寸法になっているときには、簡素な構成で螺軸とギア部品とを芯出しすることができるので、同心度の精度を高く維持できる。
発明5に係るギア部品装着構造は、発明1から4のいずれかのギア部品装着構造において、環状部材は、Oリングである。この場合、Oリングによって、安価な構成の環状部材を提供できる。
発明6に係るギア部品装着構造は、発明1から5のいずれかのギア部品装着構造において、釣り用リールの往復移動機構は、スプール軸を前後移動するためのスピニングリールのオシレーティング機構である。この場合、スピニングリールのオシレーティング機構において、釣人のハンドル操作に関するフィーリングが低下するのを抑えることができる。
発明7に係るギア部品装着構造は、発明1から5のいずれかのギア部品装着構造において、釣り用リールの往復移動機構は、スプールに釣り糸を均一に巻き取るための両軸受リールのレベルワインド機構である。この場合、両軸受リールのレベルワインド機構において、釣人のハンドル操作に関するフィーリングが低下するのを抑えることができる。
本発明によれば、ギア部品装着構造において、螺軸の装着部とギア部品の装着凹部との間に弾性体製の環状部材が装着されているので、釣人のハンドル操作に関するフィーリングが低下するのを抑えることができる。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールは、図1に示すように、ハンドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、リール本体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。
リール本体2は、図2に示すように、リールボディ2aと、リールボディ2aから斜め上前方に延びる竿取付脚2bとを有している。リールボディ2aの内部には、図2に示すように、収納空間2eを有しており、その収納空間2eには、ロータ3をハンドル1の回転に連動して回転させるロータ駆動機構5と、スプール4を前後に移動させて釣り糸を均一に巻き取るためのオシレーティング機構6とが設けられている。
ロータ3は、図2に示すように、円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とを有している。円筒部30と第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とは、たとえばアルミニウム合金製であり一体成形されている。
第1ロータアーム31は、円筒部30から外方に凸に湾曲して前方に延びており、円筒部30との接続部は円筒部30の周方向に広がり湾曲している。第1ロータアーム31の先端の外周側には、第1ベール支持部材40が揺動自在に装着されている。第1ベール支持部材40の先端には、釣り糸をスプール4に案内するためのラインローラ41が装着されている。
第2ロータアーム32は、円筒部30から外方に凸に湾曲して前方に延びている。第2ロータアーム32は、円筒部30から外方に凸に湾曲して前方に延びており、円筒部30との接続部は円筒部30の周方向に広がり湾曲している。第2ロータアーム32の先端内周側には、第2ベール支持部材42が揺動自在に装着されている。
ラインローラ41と第2ベール支持部材42との間には線材を略U状に湾曲させた形状のベール43が固定されている。これらの第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42、ラインローラ41、ベール43により釣り糸をスプール4に案内するベールアーム44が構成される。ベールアーム44は、図2に示す糸案内姿勢とそれから反転した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
スプール4は、図2に示すように、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されている。スプール4は、たとえばアルミニウム合金を鍛造成形して得られた大小2段の円筒状の部材であり、外周に釣り糸が巻かれる筒状の糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後部に一体成形された大径筒状のスカート部4bとを有している。
ロータ駆動機構5は、図2に示すように、ハンドル1が連結されたハンドル軸10とともに回転するフェースギア11と、このフェースギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。ピニオンギア12は筒状に形成されており、ピニオンギア12の前部はロータ3の中心部を貫通しており、ナット13によりロータ3と固定されている。ピニオンギア12は、その軸方向の中間部と後端部とが、それぞれ軸受14a、14bを介してリール本体2に回転自在に支持されている。ピニオンギア12の前部には所定長さの平行な面取り部が形成されている。ピニオンギア12の面取り部は、ロータ3をピニオンギア12に回転不能に連結するために形成されている。
オシレーティング機構6は、図2に示すように、スプール4の中心部にドラグ機構8を介して連結されたスプール軸15を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、スプール軸15の下方に平行に配置され外周に螺旋状溝16aが形成された螺軸16と、螺軸16に沿って前後方向に移動するスライダ17と、螺軸16の先端に固定された中間ギア18と、スライダ17が移動自在に装着され螺軸16と平行に配置された2本のガイド軸19a、19b(図2ではガイド軸19aのみ図示)と、後述する螺軸16の装着部16cと中間ギア18の装着凹部18cとの間に装着された弾性体製の環状部材20とを有している。スライダ17にはスプール軸15の後端が回転不能に固定されている。中間ギア18は、ロータ駆動機構5に連動して回転し、図示しない減速機構を介してピニオンギア12に噛み合っている。ここでは、図示しない減速機構によってオシレーティング機構6の前後移動速度が遅くなり、釣り糸をスプール4に緻密に巻き付ける密巻を実現できる。
螺軸16は、図3に拡大して示すように、軸本体16bと、両端部が連結され軸本体16bの外周に交差するように形成された螺旋状溝16aと、軸本体16bの一端側端部(前側端部、図2及び図3では左側端部)に設けられた装着部16cと、装着部16cの先端部に小径かつ軸方向断面形状が非円形となるように形成された係合部16dと、装着部16cの基端部の外周に沿って凹んで形成され環状部材20が装着される装着溝16eとを有している。軸本体16bは、前後方向に延びる円柱状の軸部材であって、軸本体16bの前後端は、リールボディ2aの内部及び後端に形成された前側壁部及び後端壁部に回転自在に支持されている。装着部16cは、軸方向断面形状が円形になるように形成されている。係合部16dは、装着部16cの先端部が軸方向断面形状が小判形になるように形成されている。装着溝16eは、環状部材20の厚みよりやや浅い深さの環状溝であって、環状部材20を装着したときに、環状部材20の外周部が装着部16cの外周より外方に突出するようになっている。
スライダ17は、螺旋状溝16aに係合する図示しない係合部材を内部に有し、螺軸21の回転により前後軸方向に往復移動する。スライダ17は、スプール軸15の後端に回転不能に固定されている。スライダ17は、2本のガイド軸19a、19bにより前後方向に案内される。
中間ギア18は、図3に示すように、ギア本体18aと、ギア本体18aの外周部の周方向に沿って形成されたギア歯部18bと、ギア本体18aの内周側に凹んで形成され装着部16cが相対回転不能に装着される装着凹部18cと、装着凹部18cの先端側に小径となるように連通して形成され係合部16dが係合する係合凹部18dとを有している。装着凹部18cは、装着部16c装着方向断面形状が、装着部16cよりやや大径の円形になるように形成されており、装着部16cと装着凹部18cとが円形の嵌め合い寸法になっている。係合凹部18dは、軸方向断面形状が小判形になるように形成されており、係合部16dが回転不能に装着される。
環状部材20は、図3に示すように、装着部16cと装着凹部18cとの間に介装された弾性体製のOリングである。環状部材20は、ニトリルゴム(NBR)やスチレンブタジエンゴム(SBR)等の弾性を有する合成ゴムからなるOリングである。環状部材20は、装着部16cに形成された装着溝16eに弾性を持って装着され、外周部が装着部16cの外周より外方に突出するようになっている。これによって、環状部材20の外周面が装着凹部18cの内周面に弾性力をもって接触し、装着部16cと装着凹部18cとの間のがたつきが生じなくなる。
このようなスピニングリールの操作及び動作について説明する。
キャスティング時には、まず、ベールアーム44を糸開放姿勢に反転させる。これにより第1ベール支持部材40及び第2ベール支持部材42は揺動する。この状態で釣竿を握る手の人差し指で釣り糸を引っかけながら釣竿をキャスティングする。すると釣り糸は仕掛けの重さにより勢いよく放出される。この状態でハンドル1を糸巻取方向に回転させると、ロータ駆動機構5によりロータ3が糸巻取方向に回転し、ベールアーム44が図示しないベール反転機構により糸案内姿勢に復帰し釣り糸がスプール4に巻き付けられる。このとき、ロータ駆動機構5に連動するオシレーティング機構6によってスプール4が前後に移動され、釣り糸が均一に巻き取られる。具体的には、ロータ駆動機構5のピニオンギア12の回転が、オシレーティング機構6の図示しない減速機構を介して中間ギア18に伝達される。中間ギア18が回転すると、中間ギア18に回転不能に装着された螺軸16が回転し、スライダ17が前後方向に移動する。すると、スライダ17に固定されたスプール軸15が前後方向に移動し、スプール4が前後に移動する。
このスピニングリールでは、螺軸16の装着部16cと中間ギア18の装着凹部18cとの間に弾性体製の環状部材20が装着されているので、装着部16cを装着凹部18cに相対回転不能に装着したときに、装着部16cと装着凹部18cとの間にがたつきが生じなくなる。したがって、ハンドル1を回転させて中間ギア18を回転させたとき、特に、螺軸16の両端位置においてスライダ17が折り返す際に螺軸16の回転トルクが変化したときでも、弾性体製の環状部材20を装着することによって装着部16cと装着凹部18cとの間のがたつきがなくなるので、釣人は滑らかなハンドル操作を行うことができる。このため、釣人のハンドル操作に関するフィーリングが低下するのを抑えることができる。
なお、従来の構成では、螺軸16と中間ギア18とのがたつきを防止するのに、両者をかしめ固定したり、両者を接着固定したりすることがあったが、この場合には、特に、スピニングリールのオシレーティング機構6の場合には、組み立てが困難になる場合があった。また、特に、螺軸16と中間ギア18とをかしめ固定する場合には、その同芯度や直角度が精確でなくなる可能性があった。これに対して、本発明の構成では、螺軸16の装着部16cと中間ギア18の装着凹部18cとの間に弾性体製の環状部材20が装着されているので、両者をかしめ固定することがなくなり、このため、螺軸16と中間ギア18との組み立てが困難になったり、その同芯度や直角度が精確でなくなるといった不具合を解消することができる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、スピニングリールのオシレーティング機構を例にあげて説明したが、両軸受リールのレベルワインド機構にも本発明を適用できる。
本発明の他の実施形態が採用された両軸受リールは、図4に示すように、リール本体101と、リール本体101の側方に配置されたスプール回転用のハンドル102と、ハンドル102のリール本体101側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ103とを備えている。リール本体101内には、スプール104と、スプール104に均一に釣り糸を巻き付けるためのレベルワインド機構106とが配置されている。また、リール本体101の右側側部の収納空間には、ハンドル102からの回転力をスプール104及びレベルワインド機構106に伝達するためのギア部材118が配置されている。
レベルワインド機構106は、外周面に交差する螺旋状溝116aが形成された螺軸116と、螺軸116によりスプール軸方向に往復移動して釣り糸を案内する釣り糸案内部117とを有している。螺軸116は、両端がリール本体101の両側板により回転自在に支持されている。螺軸116の右端には、前述したギア部材118が装着されており、ハンドル102の回転が、ギア部材118を介して螺軸116に伝達される。螺軸16の装着部16cと中間ギア18の装着凹部18cとの間には、弾性体製の環状部材120が装着されている。なお、螺軸116、ギア部材118、環状部材120の具体的な構成は、前記実施形態の螺軸16、中間ギア18、環状部材20の構成と同一であるので省略する。
この両軸受リールでは、螺軸116の装着部116cとギア部材118の装着凹部118cとの間に弾性体製の環状部材120が装着されているので、装着部116cを装着凹部118cに相対回転不能に装着したときに、装着部116cと装着凹部118cとの間にがたつきが生じなくなる。したがって、ハンドル102を回転させてギア部材118を回転させたとき、特に、螺軸116の両端位置において釣り糸案内部117が折り返す際に螺軸116の回転トルクが変化したときでも、弾性体製の環状部材120を装着することによって装着部116cと装着凹部118cとの間のがたつきがなくなるので、釣人は滑らかなハンドル操作を行うことができる。このため、釣人のハンドル操作に関するフィーリングが低下するのを抑えることができる。
(b) 前記実施形態では、螺軸16には、環状部材20が装着される装着溝16eが形成されていたが、図5に示すように、装着溝16eを設けない構成にしてもよい。
(c) 前記実施形態では、中間ギア18には、軸方向断面形状が非円形の係合凹部18dが形成され、係合凹部18dに係合部16dを係合することにより中間ギア18と螺軸16とを回転不能にしていたが、図6に示すように、係合凹部18dを設けないで、中間ギア18と別体で設けられた回り止めワッシャ21によって中間ギア18と螺軸16とを回転不能にする構成にしてもよい。
本発明の一実施形態を採用したスピニングリールの左側面図。 前記スピニングリールの左側面断面図。 オシレーティング機構周辺の拡大一部断面図。 本発明の他の実施形態を採用した両軸受リールの平面断面図。 他の実施形態の図3に相当する図。 他の実施形態の図3に相当する図。
符号の説明
6 オシレーティング機構
12 ピニオンギア
15 スプール軸
16 螺軸
16a 螺旋状溝
16b 軸本体
16c 装着部
16d 係合部
16e 装着溝
17 スライダ
18 中間ギア
18a ギア本体
18b ギア歯部
18c 装着凹部
18d 係合凹部
19a、19b ガイド軸
20 環状部材
21 回り止めワッシャ

Claims (7)

  1. 釣り用リールの往復移動機構に用いられるギア部品装着構造であって、
    軸本体と、両端部が連結され前記軸本体の外周に交差するように形成された螺旋状溝と、前記軸本体の一端側端部に設けられた装着部とを有する螺軸と、
    ギア本体と、前記ギア本体の外周部の周方向に沿って形成されたギア歯部と、前記ギア本体の内周側に凹んで形成され前記装着部が相対回転不能に装着される装着凹部とを有するギア部品と、
    前記装着部と前記装着凹部との間に介装された弾性体製の環状部材と、
    を備えた釣り用リールのギア部品装着構造。
  2. 前記螺軸は、前記装着部の外周に沿って凹んで形成され、前記環状部材が装着される装着溝をさらに有している、請求項1に記載の釣り用リールのギア部品装着構造。
  3. 前記螺軸は、前記装着部の先端部が軸方向断面形状が非円形となるように形成された係合部をさらに有しており、
    前記ギア部品は、前記装着凹部の先端側に小径となるように連通して形成され、前記係合部が係合する係合凹部をさらに有している、請求項1又は2に記載の釣り用リールのギア部品装着構造。
  4. 前記装着部は、軸方向断面形状が円形になるように形成され、
    前記装着凹部は、前記装着部装着方向断面形状が、前記装着部よりやや大径の円形になるように形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の釣り用リールのギア部品装着構造。
  5. 前記環状部材は、Oリングである、請求項1から4のいずれか1項に記載の釣り用リールのギア部品装着構造。
  6. 前記釣り用リールの往復移動機構は、スプール軸を前後移動するためのスピニングリールのオシレーティング機構である、請求項1から5のいずれか1項に記載の釣り用リールのギア部品装着構造。
  7. 前記釣り用リールの往復移動機構は、スプールに釣り糸を均一に巻き取るための両軸受リールのレベルワインド機構である、請求項1から5のいずれか1項に記載の釣り用リールのギア部品装着構造。
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