JP2007185774A - ピーラー付きプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】切り替え操作等を必要とすることなく、ピーラーの設定状態に対応したラベル発
行モードを実行可能なピーラー付きプリンタを提案すること。
【解決手段】ピーラー付きプリンタ1では、ピーラー30の台紙押えローラ24がプラテ
ンローラ20に押し付け可能な台紙押え位置24Aから退避位置24Bに切り替えられる
と、これに連動して、ラベルガイド面22aの開口部22bから露出しているラベル検出
用のホトセンサ21の受発光面21aの受光面部分が遮蔽され、ホトセンサ出力がラベル
無しの状態に保持される。ホトセンサ21の出力状態に基づき、ピーラー30がラベル剥
離動作を行う動作状態および剥離動作を行わない退避状態のいずれにあるのかを識別でき
、これに基づき、ラベル発行モードを、ラベル剥離動作モードおよびラベル連続発行モー
ドのいずれに設定できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ラベルを長尺状の台紙から剥離するピーラーを備えたピーラー付きプリンタ
に関し、特に、ラベルを剥離して1枚ずつ発行する動作モードと、ラベルを台紙から剥離
せずに連続して発行する動作モードに切り替え可能なピーラー付きプリンタに関するもの
である。
ピーラー付きプリンタのピーラーとしては、ラベルが貼り付けられている長尺状の台紙
を、ピーラー軸などのピーラー部材を介して直角以上の角度に屈曲させながら案内する構
成のものが知られている。台紙が鋭角に屈曲した搬送経路に沿って搬送されると、台紙の
表面に貼り付いているラベルが、それ自身の腰の強さ(剛性)によって台紙から剥がれて
分離する。台紙から剥がされたラベルはラベル排出口から排出される。ラベル排出口から
排出されたラベルは、操作者によってそこから取り除かれる。
ラベル排出口から排出されるラベルが操作者によって取り除かれることなく残ったまま
の状態で、後続のラベルが排出されると、ラベル排出口においてラベル同士が貼り付いて
しまい、紙詰まり状態に陥るなどの弊害が発生する。そこで、ラベル排出口の部分には、
ラベル排出口にラベルが残っているか否かを検出するための光学式のラベルセンサが取り
付けられている。
ラベルを台紙から剥離して一枚ずつ発行するラベル剥離発行モードでは、光学式のラベ
ルセンサにより、排出されたラベルが取り除かれたことが検出されると、次のラベルの印
刷が開始される。これに対して、ラベルを台紙に貼り付いた状態のままで連続して発行す
るラベル連続発行モードでは、台紙を屈曲させる経路には通さずに、そのままラベル排出
口から引き出した状態でセットする。この場合には、ラベルセンサによって常にラベルあ
るいは台紙が検出された状態になるので、ラベルセンサの出力に基づきラベルの発行動作
を制御できない。
そこで、当該ラベルセンサの出力を無効とする制御処理を行うか、あるいは、ラベルセ
ンサの出力に基づくラベル発行動作の制御形態を変更するなどして、ラベル連続発行モー
ドを実行する必要がある。制御形態を切り替えるために、モード切り替えのための操作入
力が必要になる。
下記の特許文献1には、操作入力を必要とせずに、台紙のセット状態に応じてラベル発
行の動作モードを認識可能なラベルプリンタが開示されている。このラベルプリンタでは
、ラベル剥離発行モードにおいて台紙が通される台紙排出経路に台紙センサが配置されて
いる。台紙センサによって台紙が検出されると、ピーラーがラベル剥離発行モードの状態
に設定されていると認識する。
特開平08−295323号公報
従来のピーラー付きプリンタでは、ラベル剥離発行モードをラベル連続発行モードに切
り替えるためには、ラベル排出口に配置されているラベルセンサの出力を無効にする制御
形態、あるいは、ラベルセンサの出力に基づかない制御形態に切り替えるための切り替え
操作入力が必要である。操作者がモード切り替え操作入力を忘れると、ピーラーにおける
台紙セット状態と、プリンタ制御系の側が認識しているラベル発行モードとが一致せず、
不具合が発生する可能性がある。このような操作入力を不要にできれば、プリンタの操作
性を向上できる。
一方、台紙排出経路に台紙センサを配置して、ラベル動作モードの切り替えを認識する
方法では、ラベルセンサに加えて台紙センサを配置する必要があるので、その分、寸法お
よびおよびコストの増加を招く。また、台紙排出経路は一般にラベル排出口近傍に配置さ
れており、設置スペースに余裕が無いので、台紙センサの設置場所の確保が困難である。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、ラベル発行モードを切り替えるための操作入
力、あるいは、ラベル発行モードを検出するための台紙センサを必要とすることなく、ピ
ーラーの設定状態に対応したラベル発行モードを実行可能なピーラー付きプリンタを提案
することにある。
すなわち、本発明の課題は、ラベル排出口に配置されているラベルセンサの出力に基づ
き、ピーラーの設定状態を認識可能なピーラー付きプリンタを提案することにある。また
、ラベル連続発行モードにおいても、ラベル剥離発行モードの場合と同様に、ラベルセン
サの出力に基づく動作制御をそのまま採用可能なピーラー付きプリンタを提案することに
ある。
上記の課題を解決するために、本発明のピーラー付きプリンタは、ラベルを長尺状の台
紙から剥離可能な動作状態、またはラベルの剥離動作を行わない退避状態に切り替え可能
なピーラーと、剥離されたラベル、および台紙に付いたままのラベルを排出するためのラ
ベル排出口と、剥離後のラベルが前記ラベル排出口に残っているか否かを検出するための
ラベル検出手段とを有し、前記ピーラーが前記退避状態に切り替えられると、当該切り替
えに連動して、前記ラベル検出手段は、その検出出力が変化することなく、ラベル無しを
表す出力状態に保持され続けるため、ラベル検出不能状態に切り替わることを特徴として
いる。
本発明のピーラー付きプリンタでは、ピーラーが退避状態に切り替えられると、これに
連動して、ラベル検出手段がラベル検出不能状態に切り替わり、その検出出力が変化せず
に常にラベル無しの状態に保持され続ける。かかる検出出力の状態から、ピーラーが退避
状態に切り替わったこと、すなわち、ラベル発行モードがラベル連続発行モードに切り替
わったことを認識することができる。例えば、台紙を搬送してラベル排出口から排出して
も通常は変化する検出出力が変わらないので、これに基づき、ピーラーが退避状態に切り
替わったことを認識することができる。
また、ラベルセンサの検出出力は常にラベル排出口にラベルが無いことを表しているの
で、この検出出力に基づき、連続してラベルを発行するラベル連続発行モードを実行でき
る。よって、ラベル剥離発行モードおよびラベル連続発行モードを、特別なことをするこ
となく、ラベル検出手段の検出出力に基づく同一の動作制御形態によって実現できる。
次に、本発明において、前記ラベル検出手段は、ラベルにより反射あるいは遮断される
検出光に基づき、ラベルの有無を検出するホトセンサであり、前記ホトセンサの少なくと
も受光部を遮蔽して前記ラベル検出不能状態を形成可能な遮蔽部材を有していることを特
徴としている。
例えば、反射型のホトセンサを用いる場合には、その受光部を遮蔽して反射光が受光さ
れない状態にすると、ホトセンサ検出出力は常にラベル無しの出力状態に保持され続ける
。この出力状態に基づき、ピーラーが退避状態に切り替わったこと、即ち、ラベル発行モ
ードが連続ラベル発行モードに切り替わったことを認識することができる。
ここで、前記ピーラーが、ラベルが剥離された後の台紙を搬送可能な台紙押え位置およ
び当該台紙押え位置から退避した退避位置の間を移動可能な台紙押えローラを備えている
場合には、前記ピーラーの前記動作状態は前記台紙押えローラが前記台紙押え位置に保持
された状態であり、前記ピーラーの前記退避状態は前記台紙押えローラが前記退避位置に
切り替えられた状態である。この場合には、当該台紙押えローラの移動に連動させて前記
遮蔽部材を移動させる連動機構を配置すればよい。
また、この場合には、前記台紙押えローラを支持している旋回部材を配置し、当該旋回
部材を、第1の旋回位置および第2の旋回位置の間を旋回可能とし、前記第1の旋回位置
では前記台紙押えローラが前記台紙押え位置にあり、前記第2の旋回位置では前記台紙押
えローラが前記退避位置にあるようにすればよい。そして、前記連動機構として、前記旋
回部材の旋回運動を前記遮蔽部材の移動運動に変換するカム機構を用いることができる。
次に、本発明においては、前記ラベル検出手段は、前記ラベル排出口を跨ぐ状態に配置
された第1の位置に止まるように所定の付勢力で保持されるもので、排出されるラベルに
よって押されてラベル排出方向に旋回可能なラベル検出レバーと、当該ラベル検出レバー
が前記第1の位置にあるか否かを検出するレバー検出部とを備えており、前記ラベル検出
レバーは、前記ピーラーが前記ラベル剥離不能状態に切り替えられると、当該切り替えに
連動して、前記ラベル排出口から排出されるラベルに干渉しない第2の位置に移動し、当
該第2の位置においては、前記ラベル検出レバーの一部が常に前記レバー検出部の検出領
域内に保持されて前記ラベル検出不能状態が形成されることを特徴としている。
ピーラーが退避状態に切り替えられると、すなわち、ラベル発行モードがラベル連続発
行モードに切り替えられると、ラベル検出レバーは第2の位置に移動し、その一部が常に
レバー検出部の検出領域内に保持される。この結果、レバー検出部の検出出力は、検出レ
バーが第1の位置に止まっているラベル無しを表す状態に保持され続ける。この変化しな
い出力状態に基づき、ピーラーが退避状態に切り替えられたこと、すなわち、ラベル発行
モードがラベル連続発行モードに切り替えられたことを認識することができる。また、検
出出力は変化することなく常にラベル無しの状態であるので、特別なことをすることなく
、この検出出力に基づき、ラベル剥離発行モードの場合と同様な制御形態で連続ラベル発
行モードを実行することができる。
ここで、ラベル検出レバーが第2の位置に移動した場合においても、その一部をレバー
検出部の検出領域内に位置させておくためには、前記ラベル検出レバーを、前記レバー検
出部の検出領域内に位置している部位を中心として、前記第1の位置から前記第2の位置
に旋回可能としておけばよい。
また、前記ピーラーが、ラベルが剥離された後の台紙を搬送可能な台紙押え位置および
当該台紙押え位置から退避した退避位置の間を移動可能な台紙押えローラを備えている場
合には、前記ピーラーの前記動作状態は前記台紙押えローラが前記台紙押え位置に保持さ
れた状態であり、前記ピーラーの前記退避状態は前記台紙押えローラが前記退避位置に切
り替えられた状態である。
この場合には、前記台紙押えローラを支持している旋回部材を配置し、当該旋回部材を
、前記レバー検出部の検出領域内を通る旋回中心線を中心として、第1の旋回位置および
第2の旋回位置の間を旋回可能とし、前記第1の旋回位置では前記台紙押えローラを前記
台紙押え位置とし、前記第2の旋回位置では前記台紙押えローラを前記退避位置とすれば
よい。
また、前記ラベル検出レバーを前記旋回部材によって支持し、当該旋回部材が前記第1
の旋回位置において前記ラベル検出レバーが前記第1の位置にあり、当該旋回部材が前記
第2の旋回位置まで旋回すると、前記ラベル検出レバーが前記第2の位置に切り替わるよ
うにすればよい。
ここで、前記第1の旋回位置にある前記旋回部材に支持されている前記ラベル検出レバ
ーは、前記ラベル排出口と、ラベルが剥離された後の台紙を排出するための台紙排出経路
との間に配置されていることが望ましい。このようにすれば、ラベル検出レバーを、台紙
から剥離した後のラベルが再び台紙の側に向かわないようにガイドするガイド部材として
機能させることができる。
また、排出されるラベルが当接する前記ラベル検出レバーのラベル当接面には、段差な
どのような、ラベルをラベル排出方向にガイドするためのガイド部を形成しておくことが
望ましい。さらに、ラベル当接面は、ラベルをラベル排出口に向けて円滑に導くことがで
きるように、ラベル排出方向のラベル摺動抵抗が、反対方向のラベル摺動抵抗よりも小さ
くなるように設定されていることが望ましい。さらには、ラベル検出レバーのラベル当接
面にラベルが貼りつくことの無いように、当該ラベル当接面が点接触あるいは線接触状態
でラベルに当接するように、その表面形状を形成しておくことが望ましい。
次に、本発明のピーラー付きプリンタでは、印刷ヘッドおよび紙送り機構を駆動制御す
る駆動制御部が、前記紙送り機構による所定量の紙送り動作の後に、前記ラベル検出手段
の検出出力がラベル有りの状態に切り換わったときには前記ピーラーが前記動作状態であ
ると判断し、そうでないときには前記ピーラーが前記退避状態に切り替えられていると判
断することを特徴としている。
本発明のピーラー付きプリンタでは、ラベル検出手段の出力状態に基づき、ピーラーの
状態を認識できるので、これに基づき、ラベル動作モードをラベル剥離発行モードおよび
ラベル連続発行モードに切り替えることができる。したがって、台紙センサなどのような
動作モードの切り替わりを検出するためのセンサを取り付ける必要がない。
また、動作モードの切り替え入力操作、ラベル検出手段の検出出力を無効にする制御処
理などが不要であり、ラベル発行モードが変わっても特別なことをすることなく、動作制
御をラベル検出手段の出力に基づき同様に行うことができる。
さらに、ピーラーの状態をラベル検出手段によって直接に検出し、これに基づき動作モ
ードを切り替えている。よって、実際のピーラーの用紙セット状態と、指定されたラベル
発行動作モードに不一致が生ずるという弊害も起きない。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したピーラー付きプリンタの各実施の形態を説
明する。
[実施の形態1]
図1ないし図9には、本発明を適用した実施の形態1に係るピーラー付きプリンタを示
してある。
(全体構成)
図1は実施の形態1に係るピーラー付きプリンタの外観斜視図であり、図2は開閉蓋を
開けた状態を示す外観斜視図である。図3はその記録紙搬送経路の部分を示す概略断面図
であり、図4は開閉蓋を開けた状態での記録紙搬送経路の部分を示す概略断面図である。
これらの図を参照して、まず、ピーラー付きプリンタの全体構成を説明する。
図1に示すように、ピーラー付きプリンタ1は、全体として前後方向に長い扁平な直方
体形状をしている。当該ピーラー付きプリンタ1のプリンタ外装ケース2の上面の後半部
分には、開閉蓋4および開閉式のピーラーユニット10が配置されている。開閉蓋4とピ
ーラーユニット10の間には、プリンタ幅方向に延びる台紙排出口11が形成されている
。また、ピーラーユニット10にはプリンタ幅方向に延びるラベル排出口12が形成され
ている。
図2に示すように、開閉蓋4は、その後端部が、プリンタ幅方向に延びるプリンタ本体
側の支軸13を中心として旋回可能な状態で支持されている。開閉蓋4は、図1、3に示
す閉じ位置4Aから図2、4に示す開き位置4Bまでの間を旋回可能である。開閉蓋4を
開けると、プリンタ後側部分の内部に形成されているロール紙収納部15が開放状態にな
る。図4に示すように、ピーラーユニット10も、その前端部が、プリンタ幅方向に延び
るプリンタ本体側の支軸16を中心として旋回可能に支持されている。ピーラーユニット
10は、図1、3に示す閉じ位置10Aから図2、図4に示す開き位置10Bまでの間を
旋回可能である。
これらの開閉蓋4およびピーラーユニット10は不図示のロック機構によって閉じ位置
4A、10Aにロックされている。開閉蓋4の右側には蓋オープンボタン17が配置され
ており、これを操作することにより、ロック状態を解除してピーラーユニット10および
開閉蓋4をこの順序で開けることが可能となっている。
図3に示すように、プリンタ内部に形成されているロール紙収納部15にはロール紙1
4が収納される。ロール紙14は長尺状の用紙がロール状に巻き取られた構成のものであ
る。ラベルの発行を行う場合には、ロール紙14として、ラベルが一定間隔で貼り付けら
れている長尺状の台紙がロール状に巻き取られたものが用いられる。
図3に二点鎖線で示すように、プリンタ内部には、ロール紙収納部15に装填されたロ
ール紙14から繰り出される用紙14Aを、プリンタ上面中央部に形成されている台紙排
出口11およびラベル排出口12に導く搬送経路18が形成されている。この搬送経路1
8の途中位置にはサーマルヘッド19が配置されている。サーマルヘッド19の印刷面1
9aと、開閉蓋4の側に搭載されているプラテンローラ20は、用紙14Aを挟み、サー
マルヘッド19の後方側からの所定の力により、互いに押し付けられている。
用紙14Aが、後述の図5(b)、図6(c)および図8に示してあるように、長尺状
の台紙14bと、この表面に一定間隔で貼り付けられている一定の長さおよび幅のラベル
14cとを備えたものである場合には、用紙14Aはプラテンローラ20によって搬送さ
れながら、そのラベル14cの表面にサーマルヘッド19によって印刷が施される。印刷
後の用紙14Aは、ラベル排出口12に導かれるラベル排出経路18a、および台紙排出
口11に導かれる台紙排出経路18bのいずれかに沿って搬送されて、排出される。
ラベル排出経路18aには、ラベル排出口12にラベル14cが残っているか否かを検
出するためのラベル検出手段としての反射型のホトセンサ21が配置されている。本例で
は、ホトセンサ21がピーラーユニット10に取り付けられている。また、ラベル排出経
路18aにはカッター板22が配置されており、ラベル排出口12から排出される用紙1
4Aを手動で切断できるようになっている。このカッター板22もピーラーユニット10
に取り付けられている。これらの取付位置については後述する(図5ないし7参照)。
ラベル排出経路18aと台紙排出経路18bの分岐点には、プリンタ幅方向に延びるピ
ーラー軸23が配置されている。ピーラー軸23は、用紙14Aを直角以上に湾曲させて
プリンタ後方に案内する小径の軸であり、開閉蓋4の側に搭載されている。ピーラー軸2
3の後方下側に位置するプラテンローラ20には、上側から、ピーラーユニット10の側
に取り付けられている台紙押えローラ24が連れ回り可能な状態で押し付けられている。
ピーラー軸23によって用紙14Aが湾曲することにより、台紙14bの表面に貼りつ
いているラベル14cが、それ自身の腰の強さ(剛性)によって台紙14bから剥がれて
分離する。分離後、剥離したラベル14cはラベル排出口12に導かれるラベル排出経路
18aへ搬送される。一方、台紙14bはプラテンローラ20と台紙押えローラ24に挟
持されながら、台紙排出口11に導かれる台紙排出経路18bへ搬送される。このように
、本例では、プリンタ本体側に取り付けられているピーラーユニット10(台紙押えロー
ラ24)と、開閉蓋4の側に取り付けられているピーラー軸23によって、ピーラー30
が構成されている。
ここで、蓋オープンボタン17を押して不図示のロックを解除してピーラーユニット1
0を開くと、そこに搭載されている台紙押えローラ24がプラテンローラ20の外周面か
ら離れるので、台紙排出口11に繋がっている台紙排出経路18bが開放状態になる。ピ
ーラーユニット10を開けると、開閉蓋4を開けることが可能になる。開閉蓋4を開ける
と、そこに搭載されているプラテンローラ20がサーマルヘッド19から離れて、搬送経
路18が開放状態になる。ロール紙14の交換時には、この状態で新しいロール紙13を
入れ、そこから用紙14Aを引き出し、しかる後に、開閉蓋4およびピーラーユニット1
0の順で閉じる。この結果、用紙14Aがサーマルヘッド19とプラテンローラ20の間
を通り、ラベル排出口12あるいは台紙排出口11に引き出された用紙セット状態が形成
される。
(ピーラーの構成)
次に、図5および図6を参照してピーラー30の構成を詳細に説明する。図5(a)は
、ラベル剥離動作を行う動作状態に切り替えられているピーラーユニット10を示す斜視
図であり、図5(b)はその概略断面図である。また、図6(a)および図6(b)は、
剥離動作を行わない退避状態に設定されているピーラーユニットを示す斜視図および部分
斜視図であり、図6(c)はその概略断面図である。
まず、プリンタ本体側に取り付けられているピーラーユニット10は、プリンタ本体側
の支軸16を中心として上下に旋回可能なユニット枠31と、台紙押えローラ24を支持
している台紙押えローラ支持枠35(旋回部材)とを備えており、台紙押えローラ支持枠
35はユニット枠31によって上下に旋回可能な状態で支持されている。
台紙押えローラ支持枠35を図5A、5Bに示す上側の第1旋回位置35Aにセットし
た状態でピーラーユニット10を閉じると、台紙押えローラ24は用紙14Aを挟み、プ
ラテンローラ20の上側から押し付けられた台紙押え位置24Aにセットされる。この状
態は、ピーラー軸23を介して台紙14aを台紙排出口11に向けて搬送可能な状態であ
り、ラベル剥離動作を行うことができるピーラーの動作可能な状態である。
これに対して、台紙押えローラ支持枠35を図6(a)〜図6(c)に示す下側の第2
旋回位置35Bにセットした状態でピーラーユニット10を閉じると、台紙押えローラ2
4はプラテンローラ20には当たらずに、その前方側の位置に退避した退避位置24Bに
セットされる。この状態は、ピーラー軸23を介して台紙14aを台紙排出口11に向け
て排出できない状態であり、ラベル剥離動作が行われないピーラー30の退避状態である
従って、ピーラーユニット10を図2、4に示すように開けた状態において、その台紙
押えローラ支持枠35を第1旋回位置35Aから第2旋回位置35Bに旋回した状態にセ
ットし、この状態でピーラーユニット10を閉じると、ピーラー30を退避状態に切り替
えることができる。
次に、各部の構造を詳細に説明する。上下に旋回可能なユニット枠31は、プリンタ幅
方向に延びる連結部32と、この連結部32の両端部からプリンタ後方に直角に折れ曲が
って延びている左右の腕部33、34とを備えている。腕部33、34の前端には軸穴3
3a、34aが形成されており、ここに回転自在の状態でプリンタ本体側の支軸16が差
し通されており、当該支軸16を中心としてユニット枠31が上下に旋回可能である。ユ
ニット枠31は支軸16に取り付けたねじりバネ(図示せず)によって、常に上方(開き
方向)に付勢されている。
ユニット枠31の左右の腕部33、34の間には、台紙押えローラ支持枠35が上下方
向に旋回可能な状態で取り付けられている。台紙押えローラ支持枠35は、プリンタ幅方
向に延びる連結部36と、この両端部からプリンタ前方に直角に折れ曲がって延びる左右
の腕部37、38と備えている。連結部36の下側には台紙押えローラ24が回転自在の
状態で取り付けられている。左右の腕部37、38のプリンタ前端部にはプリンタ幅方向
の外側に円柱状の支軸39、40が突出しており、これらの支軸39、40は、ユニット
枠31の左右の腕部33、34に回転可能な状態で取り付けられている。
ユニット枠31のプリンタ幅方向に延びる連結部32の後面には、カッター板22が取
り付けられており、この表面がラベルガイド面22aとなっている。台紙押えローラ支持
枠35の連結部36の前面もラベルガイド面36aとなっている。台紙押えローラ支持枠
35が第1旋回位置35Aに有る状態では、これらのラベルガイド面22a、36aが一
定の間隔でプリンタ前後方向から対峙した状態となり、これらによってラベル排出経路1
8aおよびラベル排出口12が規定される。
ここで、支軸39には、図6(b)から分かるように捻りコイルばね42が取り付けら
れており、この捻りコイルばね42の一端によって台紙押えローラ支持枠35が上方(第
1旋回位置35A)に向けて付勢されている。捻りコイルばね42の他端は、腕部37の
下側の部位に上下に移動可能に取り付けたロック板43に連結され、当該ロック板43を
上方に付勢している。このようにロック板43は腕部37に対して上下に移動可能な状態
で取り付けられている。
台紙押えローラ支持枠35を第2旋回位置35Bに向けて旋回すると、そこに支持され
ている台紙押えローラ24のローラ軸24aの端部がロック板43のフック43aを押し
上げて、その後側でロックされる。この結果、押えローラ支持枠35が第2旋回位置35
Bにロックされた状態となり、したがって、そこに保持されている台紙押えローラ24が
退避位置24Bにセットされた状態が形成される。このロック状態において、ロック板4
3をばね力に逆らって押し上げると、ロック板43のフック43aから台紙押えローラ2
4のローラ軸24aの端部が外れる。この結果、台紙押えローラ支持枠35は捻りコイル
ばね42のばね力によって第1旋回位置35Aに戻る。このようにして、台紙押えローラ
支持枠35は、第1旋回位置35Aと第2旋回位置35Bの間で移動可能となる。
次に、ユニット枠31の連結部32に取り付けたカッター板22における右側の隅には
、矩形の開口部22bが形成されており、ここからは、ラベル検出用の反射型のホトセン
サ21の受発光面21aが露出している。カッター板22の背面側には、ほぼ長方形の遮
蔽板44がプリンタ幅方向にスライド自在の状態で取り付けられている。
図7(a)および図7(b)は、遮蔽板44をスライドさせるためのカム機構を示す説
明図である。これらの図も参照して説明すると、遮蔽板44の右端部からは、台紙押えロ
ーラ支持枠35における右側の腕部38の支軸40に向けて腕44aが延びており、この
腕44aの先端にはカムフォロワ44bが形成されている。支軸40の円形外周面には螺
旋状に延びるカム面40aが形成されており、このカム面40aにカムフォロワ44bが
ばね45による力によってスライド自在の状態で押し付けられている。かかるカム面40
aおよびカムフォロラ44bからなるカム機構によって、台紙押えローラ支持枠35が第
1旋回位置35Aから第2旋回位置35Bに旋回する動作に連動して、遮蔽板44が図7
(a)に示す遮蔽解除位置44Aから図7(b)の示す遮蔽位置44Bまでスライドする
ようになっている。
遮蔽解除位置44Aにある遮蔽板44は、ホトセンサ21の受発光面21aが露出して
いる開口部22bの側方に位置している。このとき、図5(a)に示すように、当該開口
部22bを介してホトセンサ21は検出用の反射光を受光可能である。遮蔽位置44Bに
遮蔽板44がスライドしながら移動すると、図6(a)に示すように、遮蔽板44によっ
て開口部22bの下半部分が遮蔽される。この結果、ホトセンサ21の受発光面21aに
おける下側の受光面部分が覆い隠された状態になる。この状態では、ホトセンサ44は検
出用の反射光の受光が不能となるので、常に、ラベル無しを表す検出出力状態に保持され
続ける。
なお、本例のホトセンサ21は、図5(b)および図6(c)から分かるように、その
受発光面21aが垂直面に対して下向きに傾斜した姿勢となるように、取り付けられてい
る。このようにホトセンサ21を取り付けておくと、ラベル排出口12などを介して外光
が受発光面21aに侵入し、ホトセンサ21が誤検出状態に陥ることを防止できる。
(駆動制御系)
図8はピーラー付きプリンタ1の駆動制御系の概略ブロック図である。駆動制御系は、
マイクロコンピュータ等からなる駆動制御部51を備えており、駆動制御部51には上位
の機器(情報処理端末)から、印刷指令、ラベル印刷情報などが供給される。駆動制御部
51は、印刷指令を受けると、まず、動作モードがラベル剥離発行モードおよびラベル連
続発行モードのいずれであるのかを、ホトセンサ21の検出出力から識別する。そして、
各動作モードに合わせ、モータドライバ52を介してプラテンローラ20の駆動モータ5
3(紙搬送機構)を駆動制御して用紙14Aの送り動作を行う。また、送り動作に同期し
て、ヘッドドライバ55を介してサーマルペッド19を駆動し、ラベルに所定の印刷を行
う。用紙14Aの送り動作においては、プラテンローラ20の下流側に配置されている用
紙検出用のセンサ54の検出出力に基づき、用紙14Aの有無やラベル14cの位置の認
識が行われる。
(ラベル発行動作)
図9は、ピーラー付きプリンタ1によるラベル発行動作を示す概略フローチャートであ
る。このフローチャートにしたがって、ラベル発行動作、および、ピーラー30の動作を
説明する。
ラベルの発行は、一枚ずつラベルを発行するラベル剥離発行モードと、ラベルを台紙か
ら剥離することなく連続して発行するラベル連続発行モードのいずれかの動作モードによ
り行われる。いずれの場合においても、ロール紙収納部15には、ロール紙14として、
長尺状の台紙14bに所定長さのラベル14cが所定間隔で貼り付けられている構成の用
紙14Aがロール状に巻かれたものが装填される。
ラベル14cを一枚ずつ発行するラベル剥離発行モードでは、ピーラーユニット10の
台紙押えローラ支持枠35が第1旋回位置35Aにセットされた状態で、当該ピーラーユ
ニット10を閉じる(図9のステップST1)。この結果、図5(a)および図5(b)
に示すように、用紙14Aは、ピーラー軸23の上側外周面部分から下方に屈曲されて、
台紙押えローラ24およびプラテンローラ20の間に挟まれ、その先端部分が台紙排出口
11から引き出された状態になる。
ラベル発行指令を受けると、用紙14Aの搬送が開始され、1枚目のラベルの印刷が行
われる(図9のステップST2)。台紙14cは台紙排出口11から排出されるが、ピー
ラー軸23において、台紙14bに貼り付けられている各ラベル14cは、その腰の強さ
(剛性)によって、台紙14bと共に湾曲されることなく、台紙表面から剥がれて上方の
ラベル排出経路18aを通ってラベル排出口12に向かう。
ラベル排出経路18aを規定しているプリンタ前側のラベルガイド22aにはラベル検
出用のホトセンサ21の受発光面21aが露出している。剥離後のラベル14cがラベル
排出口12に到ると、ホトセンサ21によって当該ラベル14cが検出される。
駆動制御部51は、ラベル発行動作の開始から所定量の搬送動作が行われた後に、ラベ
ル検出用のホトセンサ21の検出出力がラベル有りの状態に変化した場合には、ピーラー
30がラベル剥離動作を行う動作状態にセットされているものと認識することができる。
これに基づき、ラベル発行動作モードをラベル剥離発行モードに設定する(図9のステッ
プST3→ST4)。
この後は用紙14Aの搬送が停止し、ラベル14cが取り除かれる位置まで搬送された
後、待機する。ラベル14cが操作者によって取り除かれると、ホトセンサ21の検出出
力がラベル無しの状態に戻る。ラベル14cが取り除かれる位置まで搬送されたとき、次
のラベルの先端位置はサーマルヘッド19の印刷位置を、通過してしまっている。このた
め、一旦次のラベルの先端位置をサーマルヘッド19の印刷位置まで戻すため、用紙14
Aを逆方向に搬送する。この後、次のラベルの先端から印刷動作(ラベル発行動作)が再
開される(図9のステップST5、6)。このようにして、1枚ずつラベルが作成されて
発行される。上位の機器から次のラベルの印刷指令が来ない場合は、次の印刷を待つ状態
に戻る。
次に、連続してラベル14cを発行するラベル連続発行モードの動作を説明する。この
場合には、ピーラーユニット10を開けて、台紙押えローラ支持枠35を第2旋回位置3
5Bにセットする。この状態でピーラーユニット10を閉じると、図6(a)〜図6(c
)に示す状態が形成され、用紙14Aは、ピーラー軸23によって屈曲されることなく、
ラベルガイド面22aに沿って上方に引き出された状態にセットされる(図9のステップ
ST1)。
また、台紙押えローラ支持枠35を第2旋回位置35Bにセットすると、この動作に連
動して、ラベルガイド面32aの遮蔽板44が遮蔽解除位置44Aから遮蔽位置44Bま
でスライドして、ホトセンサ21の受発光面21aが露出している開口部22bの下半部
分を遮蔽した状態に切り換わる。よって、ホトセンサ21の受発光面21aにおける下側
の受光面部分が覆い隠され、用紙14Aからの検出用の反射光を受光できない状態になる
。この結果、ホトセンサ21は、常にラベル無しを表す検出出力状態に保持され続ける。
ラベル発行指令を受けると、用紙14Aの搬送が開始され、1枚目のラベルの印刷が行
われる(図9のステップST2)。ピーラー30は機能しないので、ラベル14cは台紙
14bに貼り付いたまま排出される。
この場合には、ラベル発行動作の開始から所定量の搬送動作が行われた後においても、
ラベル検出用のホトセンサ21の検出出力がラベル有りの状態に変化することがない。し
たがって、駆動制御部51は、ホトセンサ21の出力状態がラベル無しの状態に保持され
ていることから、ピーラー30が退避状態に切り替えられているものと認識することがで
きる。これに基づき、ラベルの発行動作をラベル連続発行モードにより行う(図9のステ
ップST3→ST7)。
この後は、用紙14Aの搬送が中断されることなく、上位の機器から供給された印刷指
令に基づき連続して台紙14b上のラベル14cに対する印刷動作が行わる。このように
して、台紙14bに貼り付けられたままの状態で、印刷されたラベル14cが連続して排
出される。印刷が終了すると(ステップST8)、次の印刷待ちの状態に戻る。
なお、ラベルでなく、一般的な長尺状の記録紙が巻かれているロール紙14に印刷を行
う場合にも、台紙押えローラ支持枠35が第2旋回位置35Bに切り替えられ、記録紙が
ラベルガイド面22aに沿って上方に引き出された状態にセットされる。この場合には、
連続してラベルを発行する場合と同様に、印刷された記録紙が連続して排出される。
このように、本例のピーラー付きプリンタ1では、ピーラー30を退避状態に切り替え
ると、これに連動して遮蔽板44が移動してラベル検出用の反射型ホトセンサ21の受光
面21aの受光面部分を遮蔽する。この状態でラベル14cの排出動作を行ってもホトセ
ンサ21の検出出力は常にラベル無しの状態に保持され続け、ラベル有りの出力状態に変
化することがない。
よって、動作モードの切り替わりを検出するための台紙センサなどのセンサを必要とす
ることなく、ラベル検出用のホトセンサ21を利用してピーラー30の状態を認識するこ
とができ、これに基づき動作モードを設定できる。このため、コストの増加、寸法の増加
を招くことなく動作モードの切り換わりを検出でき、また、動作モードの切り替え操作も
不要である。さらには、ピーラー30の実際の状態と設定された動作モードが常に一致す
るので、操作者がモード設定を誤り、ラベルがラベル排出口に詰まってしまうなどの弊害
も起きない。
なお、本例ではラベル検出手段として反射型のホトセンサ21を用いているが、発光素
子および受光素子が対向配置される透過型のホトセンサを用いることもできる。
また、本例では反射型のホトセンサ21の受発光面21aの受光面部分を遮蔽板42で
覆うようにしているが、受発光面21aの全体を覆うようにしてもよい。勿論、ホトセン
サ41の全体を覆い隠すような遮蔽部材を用いることもできる。
さらに、本例では遮蔽板をカム機構を介してスライドさせるようにしているが、カム機
構以外の連動機構を用いて遮蔽板を移動させてもよいことは勿論である。遮蔽板の移動形
態も、直線状のスライドに限定されずに、旋回、回転あるいはそれ以外の移動軌跡に沿っ
て遮蔽板を遮蔽位置および遮蔽解除位置の間で移動させるようにしてもよい。これに加え
て、カメラのシャッタ機構あるいは絞り機構のように開閉する遮蔽部材を用いることも可
能である。
[実施の形態2]
次に、図10ないし図15には、本発明を適用した実施の形態2に係るピーラー付きプ
リンタを示してある。
(全体構成)
図10は本実施の形態に係るピーラー付きプリンタの外観斜視図である。図11は開閉
蓋を開けた状態を示す外観斜視図であり、プリンタ外装ケースの下半部分を取り外した状
態を示してある。また、図12はその記録紙搬送経路を示す概略断面図である。まず、こ
れらの図を参照して、ピーラー付きプリンタの全体構成を説明する。
ピーラー付きプリンタ100の基本的な構成は実施の形態1に係るピーラー付きプリン
タ1と同様であり、図10に示すように、全体として前後方向に長い扁平な直方体形状を
している。当該ピーラー付きプリンタ100のプリンタ外装ケース102の上面後半部分
には、開閉蓋104および開閉式のピーラーユニット110が配置されている。開閉蓋1
04とピーラーユニット110の間には、プリンタ幅方向に延びる台紙排出口111が形
成されている。また、ピーラーユニット110にはプリンタ幅方向に延びるラベル排出口
112が形成されている。
開閉蓋104は、その後端部が、プリンタ幅方向に延びるプリンタ本体側の支軸113
を中心として旋回可能に支持されている。開閉蓋104は、図10に示す閉じ位置104
Aから図11に示す開き位置104Bまでの間を旋回可能である。開閉蓋104を開ける
と、プリンタ後側部分の内部に形成されているロール紙収納部114が開放状態になる。
ピーラーユニット110も、その前端部が、プリンタ幅方向に延びるプリンタ本体側の支
軸116を中心として旋回可能に支持されている。ピーラーユニット110は、図10に
示す閉じ位置110Aから図11に示す開き位置110Bまでの間を旋回可能である。
これらの開閉蓋104およびピーラーユニット110は不図示のロック機構によって閉
じ位置104A、110Aにロックされている。開閉蓋104の右側には蓋オープンボタ
ン117が配置されており、これを操作することにより、ロック状態を解除して開閉蓋1
04およびピーラーユニット110を開けることが可能となっている。
図12に示すように、プリンタ内部に形成されているロール紙収納部114にはロール
紙115が収納される。ロール紙115は長尺状の用紙がロール状に巻き取られた構成の
ものである。ラベルの発行を行う場合には、ロール紙115として、ラベルが一定間隔で
貼り付けられている長尺状の台紙がロール状に巻き取られたものが用いられる。
図12に二点鎖線で示すように、プリンタ内部には、ロール紙収納部114に装填され
たロール紙115から繰り出される用紙114Aを、プリンタ上面中央部に形成されてい
る台紙排出口111およびラベル排出口112に導く搬送経路118が形成されている。
この搬送経路118の途中位置にはサーマルヘッド119が配置されている。サーマルヘ
ッド119の印刷面119aと、開閉蓋104の側に搭載されているプラテンローラ12
0は、用紙114Aを挟み、サーマルヘッド119の後方側からの所定の力により、互い
に押し付けられている。
用紙114Aが、後述の図13〜15に示してあるように、長尺状の台紙114bと、
この表面に一定間隔で貼り付けられている一定の長さおよび幅のラベル114cとを備え
たものである場合には、用紙114Aはプラテンローラ120によって搬送されながら、
そのラベル114cの表面にサーマルヘッド119によって印刷が施される。印刷後の用
紙114Aは、ラベル排出口112に導かれるラベル排出経路118a、および台紙排出
口111に導かれる台紙排出経路118bのいずれかに沿って搬送されて、排出される。
ラベル排出経路118aには、後述のように、ラベルがラベル排出口112に残っている
か否かを検出するためのラベル検出レバー139およびホトカプラ140からなるラベル
検出手段が配置されている。本例では、ピーラーユニット110にラベル検出手段が取り
付けられている。
台紙排出口111に繋がっている台紙排出経路118bには、ラベル作成用紙114A
をほぼ直角以上に湾曲させてプリンタ後方に搬送するピーラーローラ121が配置されて
いる。このピーラーローラ121の後方にはプリンタ本体側に取り付けられている台紙搬
送ローラ122が配置されており、この台紙搬送ローラ122には、ピーラーユニット1
10の側に取り付けられている台紙押えローラ123が連れ回り可能な状態で押し付けら
れている。台紙搬送ローラ122はプラテンローラ120と同期回転するようになってい
る。
ピーラーユニット110(台紙押えローラ123)、ピーラーローラ121、および台
紙搬送ローラ122によりピーラー130が構成されている。ピーラーユニット110を
開くと、そこに搭載されている台紙押えローラ123が台紙搬送ローラ122から離れる
ので、台紙排出口111に繋がっている台紙排出経路118bが開放状態になる。同様に
、開閉蓋104を開くと、そこに搭載されているプラテンローラ120がサーマルヘッド
119から離れて、搬送経路118が開放状態になる。ロール紙115の交換時には、こ
の状態で新しいロール紙115を入れ、そこから用紙114Aを引き出し、しかる後に、
開閉蓋104およびピーラーユニット110の順で閉じる。この結果、用紙114Aがサ
ーマルヘッド119とプラテンローラ120の間を通り、ラベル排出口112あるいは台
紙排出口111に引き出された用紙セット状態が形成される。
(ピーラーの構成)
次に、図13ないし15を参照してピーラー130の構成を詳細に説明する。図13お
よび図14は、それぞれ、ラベル剥離動作を行う動作状態に設定されている場合における
ラベル発行前およびラベル発行時のピーラーを示す断面図であり、図15は、剥離動作を
行わない退避状態に設定されているピーラーを示す断面図である。
まず、プリンタ本体側に取り付けられているピーラーユニット110は、プリンタ本体
側の支軸116を中心として上下に旋回可能なユニット枠131と、台紙押えローラ12
3を支持している台紙押えローラ支持枠135(旋回部材)とを備えており、台紙押えロ
ーラ支持枠135はユニット枠131によって上下に旋回可能な状態で支持されている。
台紙押えローラ支持枠135を図13および図14に示す上側の第1旋回位置135A
にセットした状態でピーラーユニット110を閉じると、台紙押えローラ123は用紙1
14Aを挟み、台紙搬送ローラ122の上側から押し付けられた台紙押え位置123Aに
セットされる。この状態は、ピーラーローラ121を介して台紙114bを台紙排出口1
11に向けて搬送可能な状態であり、ラベル剥離動作を行うことができるピーラー130
の動作可能な状態である。
これに対して、台紙押えローラ支持枠135を図15に示す下側の第2旋回位置135
Bにセットした状態でピーラーユニット110を閉じると、台紙押えローラ123は台紙
搬送ローラ122には当たらずに、その前方側の位置に退避した退避位置123Bにセッ
トされる。この状態は、ピーラーローラ121を介して台紙114bを台紙排出口111
に向けて排出できない状態であり、ラベル剥離動作が行われないピーラー130の退避状
態である。
従って、ピーラーユニット110を図11に示すように開けた状態において、その台紙
押えローラ支持枠135を第1旋回位置135Aから第2旋回位置135Bに旋回した状
態にセットし、この状態でピーラーユニット110を閉じると、ピーラー130を退避状
態に切り替えることができる。
次に各部分の構造の詳細を説明する。まず、ピーラーユニット110のユニット枠13
1はプリンタ幅方向に延びる連結部132と、この連結部132の両端においてプリンタ
前後方向に延びている左右の腕部133、134とを備えている。腕部133、134の
前端には軸穴133a、134aが形成されており、ここに回転自在の状態でプリンタ本
体側の支軸116が差し通されており、当該支軸116を中心としてユニット枠131が
開閉可能である。
ユニット枠131に取り付けられている台紙押えローラ支持枠135は、プリンタ前後
方向に延びる左右の旋回腕136、137を備えている。これらのプリンタ後側の先端部
には、プリンタ幅方向に連結部138が架け渡されていると共に、当該連結部138の下
側に台紙押えローラ123が回転自在の状態で架け渡されている。また、旋回腕136、
137のプリンタ前側の端部は、ユニット枠131の左右の腕部133、134に対して
上下方向に旋回可能な状態で取り付けられている。
台紙押えローラ支持枠135には、台紙押えローラ123の回転軸123aを中心とし
て旋回可能なラベル検出レバー139が取り付けられている。ラベル検出レバー139は
、弱い付勢力によって、図13に示すように、ラベル排出口112をプリンタ前後方向に
跨ぐ状態に配置された第1の位置139Aに保持されている。このラベル検出レバー13
9は、ラベル排出口112に向けて排出されるラベル114cによって押し上げられ、図
14に示すように旋回可能となっている。
ここで、ユニット枠131の連結部132にはレバー検出部として機能するホトカプラ
140が取り付けられている。このホトカプラ140の検出領域140aは、台紙押えロ
ーラ支持枠135の旋回中心に位置している。ラベル検出レバー139の先端部139a
は当該検出領域140aに位置している。ラベル検出レバー139が排出されるラベル1
14cによって押されて旋回すると、その先端部139aがホトカプラ140の検出領域
140aから外れる。ラベル検出レバー139が検出されなくなると、当該ホトカプラ1
40からは、ラベル114cがラベル排出口112に残っている旨を表すラベル検出信号
が出力される。
(ラベル発行動作)
この構成のピーラー130の動作を説明する。ラベルを発行する動作モードとして、一
枚ずつラベルを発行するラベル剥離発行モードと、ラベルを剥離することなく連続して発
行するラベル連続発行モードとがある。いずれの場合においても、ロール紙収納部115
には、ロール紙114として、長尺状の台紙114bに所定長さのラベル114cが所定
間隔で貼り付けられている構成の用紙114Aがロール状に巻かれたものが装填される。
ラベル114cを一枚ずつ発行するラベル剥離発行モードでは、用紙114Aが、図1
3に示すように、ピーラーローラ121に掛け渡され、台紙搬送ローラ122および台紙
押えローラ123の間に通された後に台紙排出口111から引き出されるようにセットさ
れる。この状態で用紙114Aを搬送すると、台紙114bは台紙排出口111から排出
されるが、ピーラーローラ121において、台紙114bに貼り付けられている各ラベル
114cは、その腰の強さ(剛性)によって、ピーラーローラ121において台紙114
bと共に湾曲されることなく、台紙表面から剥がれて上方のラベル排出口112に向かう
ラベル114cは、図14に示すように、ラベル排出口112を跨ぐ状態の第1の位置
139Aに配置されているラベル検出レバー139を押し上げながら排出される。この結
果、ホトカプラ140の検出領域140aからラベル検出レバー139の先端部139a
が外れ、ホトカプラ140から、ラベル114cがラベル排出口に残っている旨を表すラ
ベル検出信号が出力される。これにより、ラベル排出口112から1枚のラベルが発行さ
れた状態となったことが検出される。この後は用紙114Aの搬送が停止し、ラベル11
4cが取り除かれるまで待機する。ラベル114cが操作者によって取り除かれると、ラ
ベル検出レバー139は再び図13の第1の位置139Aに戻り、ホトカプラ140の出
力が止まる。すなわち、ラベル114cが除去され、ラベル排出口112にラベルが残っ
ていないことが検出される。この後は、用紙114Aの搬送および印刷動作(ラベル発行
動作)が再開される。このようにして、1枚ずつラベルが作成されて発行される。
ここで、本例のラベル検出レバー139は、ラベル排出口112と台紙排出経路118
bの間に旋回中心が位置している。したがって、ピーラーローラ121において台紙11
4bから剥離した後のラベル114cが、台紙114bの側に倒れて再び台紙114bに
貼りついてしまうことがない。すなわち、台紙114bから剥離したラベル114cの先
端がラベル検出レバー139に当接した後は、当該ラベル検出レバー139がラベル排出
方向に旋回し、そのラベル当接面139bに沿ってラベル114cが摺動して、ラベル排
出方向にガイドされる。
特に、本例のラベル検出レバー139のラベル当接面139bには、ピーラーローラ1
21の真上の部位に段差139cが形成されている。台紙114bの側に倒れ込もうとす
るラベル114cの先端はこの段差139cに当り、台紙114bの側への倒れ込みが確
実に阻止され、ラベル検出レバー139の旋回に伴ってラベル排出口112の側にガイド
される。
なお、ラベル当接面139bに沿ってラベル114cが円滑に摺動するように、当該ラ
ベル当接面139bを、点接触あるいは線接触状態でラベル114cに当接するような表
面形状にすることが望ましい。また、ラベル当接面139bを摺動するラベル114cの
摺動抵抗が、ラベル排出方向には小さく、反対方向には大きくなるように設定しておけば
、ラベル114cをラベル当接面139bに沿ってラベル排出方向に速やかにガイドでき
るので、より望ましい。
次に、連続してラベル114cを発行する動作を説明する。この場合には、図15に示
すように、台紙押えローラ支持枠135を第1旋回135Aから第2旋回135Bに旋回
させ、用紙114Aをラベル排出口112から引き出すようにセットする。台紙押えロー
ラ支持枠135に支持されている台紙押えローラ123の回転軸123aにはラベル検出
レバー139が旋回可能な状態に取り付けられている。したがって、台紙押えローラ支持
枠135を第2位置135Bに旋回すると、ラベル検出レバー139も図15に示すよう
に、ラベル排出口112から排出されるラベル114cに干渉しない第2の位置139B
に退避した状態になる。
前述したように、ホトカプラ140によるラベル検出レバー139の検出領域140a
は、台紙押えローラ支持枠135の旋回中心に位置している。したがって、台紙押えロー
ラ支持枠135を第2旋回位置135Bに旋回させた状態においても、ホトカプラ140
の検出領域140aにはそのままラベル検出レバー139の先端部139aが位置したま
まの状態が形成される。よって、ホトカプラ140からラベル検出信号が出力されること
がなく、常に、ラベル排出口112にラベル114cが残っていない旨の出力状態が維持
される。換言すると、ラベル検出動作が不能状態になる。
したがって、用紙114Aの搬送が中断されることなく、連続して台紙114b上のラ
ベル114cに対する印刷動作が行われ、台紙114bに貼り付けられたままの状態で作
成後のラベル114cが連続してラベル排出口112から排出される。よって、連続して
ラベルを発行する場合の動作制御形態は、特別なことをすることなく、一枚ずつラベルを
発行する場合の動作制御形態と全く同一でよく、また、動作モードの切換操作なども不要
である。
以上説明したように、本実施の形態に係るピーラー付きプリンタでは、印字後のラベル
を長尺状の台紙から剥離するためのピーラーと、剥離されたラベルを排出するラベル排出
口と、前記ラベル排出口を跨ぐ状態に配置された第1の位置に止まるように所定の付勢力
で保持され、排出されるラベルによって押されてラベル排出方向に旋回可能となっている
ラベル検出レバーと、前記ラベル検出レバーが前記第1の位置にあることを検出するレバ
ー検出部とを有していることを特徴としている。
この構成では、ラベル排出口からラベルが排出されると、当該ラベルによってラベル検
出レバーが押されてラベル排出方向に旋回し、ラベル検出レバーが第1の位置から外れる
。ラベル排出口にラベルが残っている間は、ラベルによってラベル検出レバーが押されて
いるので、ラベル検出レバーはラベル排出口を跨ぐ状態の第1の位置に戻ることができな
い。このラベル検出レバーが第1の位置から外れていることがレバー検出部によって検出
されている間は、後続のラベルの発行動作が開始されない。
このように、ラベル排出口に残っているラベルとの機械的な係合により、ラベルがラベ
ル排出口に残っているか否かを検出している。また、ラベル検出レバーの位置を検出する
ためのレバー検出部はプリンタ内部に配置すればよいので、当該検出部としてホトカプラ
などの光学センサを用いた場合であっても外光の影響を受けることがない。よって、ラベ
ル排出口に配置された光学センサを用いる場合とは異なり、外光などに影響されて誤検出
が発生することがなく、ラベルがラベル排出口に残っているか否かを正確に検出できる。
また、ラベルの連続発行時に、ラベル検出レバーを排出されるラベルに当らない第2の
位置に退避させると、レバー検出部によって常にラベル検出レバーが検出された状態が形
成され、レバー検出部からはラベルがラベル排出口に残っていない旨の出力が、常時得ら
れる。よって、ラベルを一枚ずつ発行する場合と同様にレバー検出部の出力に基づく動作
制御によってラベルの連続発行動作を行うことができ、特別なことをすることなく、異な
る動作制御を行う必要がなく、また、動作モードの切換操作も不要である。
本発明の実施の形態1に係るピーラー付きプリンタの外観斜視図である。 図1のピーラー付きプリンタの開閉蓋を開けた状態を示す外観斜視図である。 図1のピーラー付きプリンタの記録紙搬送経路を示す概略断面図である。 図1のピーラー付きプリンタの開閉蓋を開けた状態での記録紙搬送経路を示す概略断面図である。 (a)および(b)は、図1のプリンタにおける動作状態にセットされたピーラーの斜視図および概略断面図である。 (a)〜(c)は、図1のピーラー付きプリンタにおける退避状態にセットされたピーラーの斜視図、部分斜視図および概略断面図である。 (a)および(b)は、図1のピーラーにおける遮蔽板を移動させるカム機構を示す説明図である。 図1のピーラー付きプリンタの制御系を示す概略ブロック図である。 図1のピーラー付きプリンタの概略動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るピーラー付きプリンタの外観斜視図である。 図10のプリンタの開閉蓋を開けた状態を示す外観斜視図である。 図10のプリンタの記録紙搬送経路を示す概略断面図である。 図10のピーラーを示す動作説明図である。 図10のピーラーのラベル検出レバーが押し上げられた状態の動作説明図である。 図10のピーラーのラベル検出レバーを退避させた状態の動作説明図である。
符号の説明
(実施の形態1)
1 ピーラー付きプリンタ、4 開閉蓋、4A 閉じ位置、4B 開き位置、10 ピー
ラーユニット、10A 閉じ位置、10B 開き位置、11 台紙排出口、12 ラベル
排出口、14 ロール紙、14A 用紙、14b 台紙、14c ラベル、15 ロール
紙収納部、16 支軸、18 搬送経路、18a ラベル排出経路、18b 台紙排出経
路、19 サーマルヘッド、20 プラテンローラ、21 ホトセンサ、21a 受発光
面、22 カッター板、23 ピーラー軸、24 台紙押えローラ、24A 台紙押え位
置、24B 退避位置、30 ピーラー、31 ユニット枠、35 台紙押えローラ支持
枠、35A 第1旋回位置、35B 第2旋回位置、40a カム面、44 遮蔽板、4
4b カムフォロワ、44A 遮蔽解除位置、44B 遮蔽位置
(実施の形態2)
100 ピーラー付きプリンタ、104 開閉蓋、110 ピーラーユニット、110
閉じ位置、110B 開き位置、111 台紙排出口、114 ロール紙収納部、115
ロール紙、114A 用紙、114b 台紙、114c ラベル、118 搬送経路、
118a ラベル排出経路、118b 台紙排出経路、119 サーマルヘッド、120
プラテンローラ、121 ピーラーローラ、122 台紙搬送ローラ、123 台紙押
えローラ、131 ユニット枠、135 台紙押えローラ支持枠、135A 第1旋回位
置、135B 第2旋回位置、139 ラベル検出レバー、139A 第1の位置、13
9B 第2の位置、139a 先端部、139b ラベル当接面、139c 段差、14
0 ホトカプラ、140a 検出領域

Claims (13)

  1. ラベルを長尺状の台紙から剥離可能な動作状態、またはラベルの剥離動作を行わない退
    避状態に切り替え可能なピーラーと、
    剥離されたラベル、および台紙に付いたままのラベルを排出するためのラベル排出口と

    剥離後のラベルが前記ラベル排出口に残っているか否かを検出するためのラベル検出手
    段とを有し、
    前記ピーラーが前記退避状態に切り替えられると、当該切り替えに連動して、前記ラベ
    ル検出手段は、ラベル無しを表す出力状態に保持されるラベル検出不能状態に切り替えら
    れることを特徴とするピーラー付きプリンタ。
  2. 請求項1において、
    前記ラベル検出手段は、ラベルにより反射あるいは遮断される検出光に基づき、ラベル
    の有無を検出するホトセンサであり、
    前記ホトセンサの少なくとも受光部を遮蔽して前記ラベル検出不能状態を設定可能な遮
    蔽部材を有していることを特徴とするピーラー付きプリンタ。
  3. 請求項2において、
    前記ピーラーは、ラベルが剥離された後の台紙を搬送可能な台紙押え位置および当該台
    紙押え位置から退避した退避位置の間を移動可能な台紙押えローラと、当該台紙押えロー
    ラの移動に連動させて前記遮蔽部材を移動させる連動機構とを備えており、
    前記ピーラーの前記動作状態は前記台紙押えローラが前記台紙押え位置に保持された状
    態であり、前記ピーラーの前記退避状態は前記台紙押えローラが前記退避位置に切り替え
    られた状態であることを特徴とするピーラー付きプリンタ。
  4. 請求項3において、
    前記ピーラーは、前記台紙押えローラを支持している旋回部材を備えており、
    当該旋回部材は第1の旋回位置および第2の旋回位置の間を旋回可能であり、前記第1
    の旋回位置では前記台紙押えローラが前記台紙押え位置にあり、前記第2の旋回位置では
    前記台紙搬送ローラが前記退避位置にあり、
    前記連動機構は、前記旋回部材の旋回運動を前記遮蔽部材の移動運動に変換するカム機
    構であることを特徴とするピーラー付きプリンタ。
  5. 請求項1において、
    前記ラベル検出手段は、前記ラベル排出口を跨ぐ状態に配置された第1の位置に止まる
    ように所定の付勢力で保持され、排出されるラベルによって押されてラベル排出方向に旋
    回可能なラベル検出レバーと、当該ラベル検出レバーが前記第1の位置にあるか否かを検
    出するレバー検出部とを備えており、
    前記ラベル検出レバーは、前記ピーラーが前記退避状態に切り替えられると、当該切り
    替えに連動して、前記ラベル排出口から排出されるラベルに干渉しない第2の位置に移動
    し、当該第2の位置においては、前記ラベル検出レバーの一部が常に前記レバー検出部の
    検出領域内に保持されて前記ラベル検出不能状態が形成されることを特徴とするピーラー
    付きプリンタ。
  6. 請求項5において、
    前記ラベル検出レバーは、前記レバー検出部の検出領域内に位置している部位を中心と
    して、前記第1の位置から前記第2の位置に旋回可能となっていることを特徴とするピー
    ラー付きプリンタ。
  7. 請求項6において、
    前記ピーラーは、ラベルが剥離された後の台紙を搬送可能な台紙押え位置および当該台
    紙押え位置から退避した退避位置の間を移動可能な台紙押えローラを備えており、
    前記ピーラーの前記動作状態は前記台紙押えローラが前記台紙押え位置に保持された状
    態であり、前記ピーラーの前記退避状態は前記台紙押えローラが前記退避位置に切り替え
    られた状態であることを特徴とするピーラー付きプリンタ。
  8. 請求項7において、
    前記ピーラーは、前記台紙押えローラを支持している旋回部材を備えており、
    当該旋回部材は、前記レバー検出部の検出領域内の点を中心として、第1の旋回位置お
    よび第2の旋回位置の間を旋回可能であり、前記第1の旋回位置では前記台紙押えローラ
    が前記台紙押え位置にあり、前記第2の旋回位置では前記台紙押えローラが前記退避位置
    にあり、
    前記ラベル検出レバーは前記旋回部材に支持されており、当該旋回部材が前記第1の旋
    回位置において前記ラベル検出レバーは前記第1の位置にあり、当該旋回部材が前記第2
    の旋回位置まで旋回すると、前記ラベル検出レバーは前記第2の位置に切り替わることを
    特徴とするピーラー付きプリンタ。
  9. 請求項8において、
    前記第1の旋回位置にある前記旋回部材に支持されている前記ラベル検出レバーは、前
    記ラベル排出口と、ラベルが剥離された後の台紙を排出するための台紙排出経路との間に
    位置していることを特徴とするピーラー付きプリンタ。
  10. 請求項9において、
    排出されるラベルが当接する前記ラベル検出レバーのラベル当接面には、ラベルをラベ
    ル排出方向にガイドするガイド部が形成されていることを特徴とするピーラー付きプリン
    タ。
  11. 請求項9において、
    排出されるラベルが当接する前記ラベル検出レバーのラベル当接面は、ラベル排出方向
    のラベル摺動抵抗が反対方向のラベル摺動抵抗よりも小さいことを特徴とするピーラー付
    きプリンタ。
  12. 請求項9において、
    排出されるラベルが当接する前記ラベル検出レバーのラベル当接面は、点接触あるいは
    線接触状態で前記ラベルに当接するように、その表面形状が形成されていることを特徴と
    するピーラー付きプリンタ。
  13. 請求項1ないし12のうちのいずれかの項において、
    印刷ヘッドと、
    紙送り機構と、
    前記印刷ヘッドおよび前記紙送り機構を駆動制御する駆動制御部とを有し、
    当該駆動制御部は、前記紙送り機構による所定量の紙送り動作の後に、前記ラベル検出
    手段の検出出力がラベル有りの状態に切り換わったときには前記ピーラーが前記動作状態
    であると判断し、そうでないときには前記ピーラーが前記退避状態に切り替えられている
    と判断することを特徴とするピーラー付きプリンタ。
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