JP2007184925A - パルス・スタティック・フリップフロップ - Google Patents

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Abstract

【課題】短いセットアップ時間、特に、発生するクロックエッジ対出力信号遅延を小さくする。
【解決手段】論理信号(/D1)の論理状態を記憶するためのパルス・スタティック・フリップフロップ(1)であって、前記フリップフロップは該論理信号(/D1)をパルス信号(PULSE)と論理的に合成し、セット信号(/SET)を出力する第1の論理回路(6)と、論理入力信号(/D)を相補パルス信号(/PULSE)と論理的に合成し、リセット信号(/RES)を出力する第2の論理回路(7)と、論理保持レベルを保持する記憶手段(17、18、19)を有するラッチ回路(14)とを有し、該保持レベルは該セット信号(/SET)によって制御される。該保持レベルは該論理信号(/D1)の記憶論理状態として取り出される。
【選択図】図4

Description

本発明は論理信号の論理状態を記憶するためのパルス・スタティック・フリップフロップに関する。
フリップフロップは、例えばマイクロプロセッサのパイプライン段階で論理状態を迅速に記憶するために使用される。このケースでは、重要な変数は、記憶される論理レベルがフリップフロップの透過性を定めるクロック信号に関して変更される時間間隔を示すセットアップ時間である。別の重要な変数は、フリップフロップの透過性を決定するクロック信号のエッジと、フリップフロップの出力時に記憶されている論理状態の存在の間の時間間隔を示す遅延時間tCLK−Qである。フリップフロップのホールドタイムとは、入力データ項目が、該データ項目がフリップフロップに確実に記憶されるように、透過性を開始するクロックエッジ後に、その信号レベルに留まらなければならない最小必須時間である。
図1は、従来の技術によるマスタラッチとスレーブラッチを有するクロックエッジ制御式フリップフロップを描いている。フリップフロップMSFFは、データ項目DIと、クロック入力CLKIと、データ出力QOとを有する。各々がデータ入力D11、D22、データ出力Q11、Q22、及びクロック入力C1、C2を有する2つのラッチLT1,LT2が設けられる。入力データ項目Dは第1のラッチLT1のデータ入力DI1に供給され、第1のラッチLT1からの出力データ項目QIは第2のラッチL2のデータ入力D22に供給される。出力データ項目Qは第2のラッチLT2の出力Q22から取り出すことができる。クロック信号CLKはクロック入力CLKIに供給され、前記クロック信号CLKは第1のインバータI1を介して反転及び遅延され、遅延及び反転されたクロック信号CLK´を形成する。反転クロック信号CLK´は第1のラッチLT1のクロック入力C1に供給される。遅延されたクロック信号CLK´も第2のインバータI2によって反転され、さらに遅延され、追加クロック信号CLK´´として第2のラッチLT2のクロック入力C2に供給される。クロック信号CLKの立上りクロックエッジ時に、第2のラッチLT2が透明となるように切り替えられ、第1のラッチLT1またはマスタラッチがロックされる。その結果として、データ項目Dは立上りクロックエッジ時にマスタ/スレーブフリップフロップMSFFの中に読み込まれ、この状態は1クロック期間中に出力QOで出力される。
図1に示すようにマスタ/スレーブ配列と比較してフリップフロップの速度を加速するために、いわゆるパルスフリップフロップが過去に提案された。例えば、低出力電子機器及び設計に関する国際シンポジウム2001(International Symposium on Lower−Power Electronics and Design 2001)、J.Tschanzら、「高性能マイクロプロセッサのための単一エッジトリガパルスフリップフロップと二重エッジトリガフリップフロップの比較遅延及びエネルギー」に説明されている。
図2は、パルスフリップフロップPFFの対応する回路配列を示す。パルストリガフリップフロップのケースでは、出力段としてラッチを駆動する内部パルス信号を生成するために外部クロック信号CLKを使用する入力段が設けられる。入力データ項目Dは、データ入力DIと伝送ゲートTGを介してここでは2つのフィードバック・インバータI6、I7で形成されたラッチLTに供給される。このようにしてバッファに記憶されるデータ項目は追加インバータ15を介して反転出力データ項目/Qの形で出力QOに出力される。伝送ゲートTGは互いに相補的であり、各々パルス形状を有する制御信号PULSE、/PULSEを使用して駆動される。クロック信号CLKはクロック信号入力CLKIに供給され、NANDゲートNAに入力される。3つのインバータI1、I2、I3を備える遅延経路では、クロック信号が遅延され、同様に遅延クロック信号CLK´の形でNANDゲートに供給される。したがって、このようにして発生し、NANDゲートNAの出力から取り出すことができるパルス信号PULSE、またはインバータI4によって生成される相補パルス信号/PULSEは、入力DIと出力QOの間の透過性フェーズを制御する。透過性ウィンドウは、例えば使用されるトランジスタが180nm_CMOS技術を使用して設計されるときに125psである。
このようなフリップフロップは、例えば図3に描かれているように特にマイクロプロセッサのパイプライン段で使用される。このケースではデータはフリップフロップの入力に供給され、追加論理回路がそれぞれのフリップフロップの出力に接続される。それぞれの論理回路の論理演算は次に、下流に接続されているフリップフロップに追加の入力項目を与える。フリップフロップと論理回路の連鎖がこのようにして概して形成される。各論理回路はキャパシタンスを有するため、それらはそれぞれのフリップフロップによって駆動されなければならない。必要信号伝搬時間は、tCLK−Q、tLOGIC、及びtSETUPの和から構成され、tCLK−Qはクロック信号のそれぞれのクロックエッジと出力データ項目の関連エッジの間の遅延時間であり、tLOGICはそれぞれの論理回路によって引き起こされる遅延であり、tSETUPはセットアップ時間である。特に、処理時間及び準備時間はマイクロプロセッサでは決定的に重要な意味を持つ。
したがって、改善されたパルスフリップフロップ、短いセットアップ時間、特に、発生するクロックエッジ対出力信号遅延を小さくすることが本発明の目的である。
上記目的は、請求項1の特長を有する論理信号の論理状態を記憶するためのパルス・スタティック・フリップフロップによって達成される。
論理信号の論理状態を記憶するための本発明のパルス・スタティック・フリップフロップは、論理信号をパルス信号と論理的に合成し、セット信号を出力する第1の論理回路と、論理入力信号を相補的なパルス信号と論理的に合成し、リセット信号を出力する第2の論理回路と、論理保持レベルを保持する記憶手段を有するラッチ回路であり、セット信号によって制御される第1のプッシュプル・トランジスタによって該保持レベルを第1のレベルに設定し、リセット信号によって制御される第2のプッシュプル・トランジスタによって該保持レベルを第2の論理レベルに設定するラッチ回路と、を有する。このケースでは保持レベルは論理信号の記憶されている論理状態として取り出すことができる。
ハイレベルからローレベルへの遷移は第2のプッシュプル・トランジスタを使用して達成されるが、本発明に従って、2つのプッシュプル・トランジスタが、例えばローレベルからハイレベルへ等、第1の論理レベルから第2の論理レベルへの迅速な信号変換を実現する。これは、プッシュプル・トランジスタを、それらが一致し、したがって変化する入力信号、すなわち論理信号のケースにおいて特に迅速なレベル遷移を実現するような寸法で作ることができるという優位点を有する。第1のプッシュプル・トランジスタは好ましくは第2のプッシュプル・トランジスタに相補的であるプッシュプル・トランジスタである。
ラッチ回路は、好ましくは、入力と出力を有するインバータと、保持トランジスタと、それぞれが制御可能経路と制御接続を有する相補保持トランジスタを有する。このケースでは、インバータの入力は、第1の電源電位接続と第2の電源電位接続の間で直列に接続されている保持トランジスタの制御可能経路間の電位ノードに接続されている。インバータの出力は保持トランジスタの制御接続に接続され、インバータの入力は、第2の電源電位接続でのリセット信号に基づいてプッシュプル・トランジスタを介して切り替えることができる。インバータの入力も、第1の電源電位接続でセット信号に基づいて相補プッシュプル・トランジスタを介して切り替えることができる。論理信号の記憶されている論理状態は次にインバータの入力から取り出すことができる。
従来の技術によるラッチ回路と比較すると、それぞれのレベル遷移は本発明の回路装置で別々に駆動される。これにより、フリップフロップの特に高速を達成できる。
プッシュプル・トランジスタは、好ましくはそれぞれ制御可能経路と制御接続を有し、制御可能経路は第1の電源電位接続と第2の電源電位接続の間で直列で接続されている。リセット信号は、次に相補プッシュプル・トランジスタの制御接続に供給され、セット信号はプッシュプル・トランジスタに供給される。このケースでは、インバータの入力はプッシュプル・トランジスタの制御可能経路間で追加電位ノードに接続される。
好ましい一実施形態は、制御可能経路と制御接続を有する追加トランジスタを提供し、該制御可能経路は保持トランジスタの制御接続の電位ノードと制御可能経路の間で接続される。セット信号は追加トランジスタの制御接続に供給される。
これには特に、例えばPMOSトランジスタで形成し得る相補プッシュプル・トランジスタにより電位ノードが、ハイレベルが制御接続にかけられるときに使用可能になるという優位点があり、電位ノードは相補プッシュプル・トランジスタの制御接続でのローレベルのケースでは第1の電源電圧電位のレベルに確実に引っ張られる。追加のトランジスタの結果として、相補プッシュプル・トランジスタはさらに小さくなるように構成できる。相補プッシュプル・トランジスタまたはPMOSトランジスタの寸法は、同じ技術を使用して設計されるNMOSトランジスタよりも通常弱いために、追加のトランジスタはフリップフロップの追加の信頼性を提供する。
本発明のフリップフロップの別の開発は、制御可能経路と制御接続を有する追加の相補トランジスタを提供し、該制御可能経路は相補保持トランジスタの該制御可能経路と電位ノードの間で接続されている。このケースでは、リセット信号は追加相補トランジスタの制御接続に供給される。追加の相補トランジスタは、例えばリセット信号がローレベルにあるときに、プッシュプル・トランジスタが第2の電源電圧電位に電位ノードを引っ張ることができないことを保証にする。中断できるそれぞれの保持ループのこのフィードバックは、セット信号とリセット信号に基づいて本発明のラッチ回路の確実な回路を実現する。
第1の論理回路は、好ましくはNANDゲートで形成される。NANDゲートで形成する設計では、あるいは論理Not−ANDゲートで形成される設計では、好ましくはそれぞれが制御可能経路と制御接続を有するという、第1の論理トランジスタと第2の論理トランジスタ及第1の相補論理トランジスタと第2の相補論理トランジスタが準備される。このケースでは、第1の相補論理トランジスタの制御可能経路と第2の論理トランジスタの制御可能経路は第1に電源電位接続と第2の電源電位接続の間で直列に接続されている。第2の相補論理トランジスタの制御可能経路は第1の電源電位接続とセット信号ノードの間で接続され、セット信号ノードは第1の相補論理トランジスタの制御可能経路と、第1の論理トランジスタの制御可能経路の間に存在する。この実施形態では、パルス信号は第1の論理トランジスタの、及び第2の相補論理トランジスタの制御接続に供給される。論理信号は第1の相補論理トランジスタの、及び第2の論理トランジスタの制御接続に供給される。このケースでは、セット信号はセット信号ノードから取り出すことができる。
好適実施形態では、2つの論理トランジスタと相補保持トランジスタは、特に、論理信号の、例えばフリップフロップ用の入力信号の、論理ハイレベルから論理ローレベルへの遷移の場合にはラッチ回路の記憶されている論理状態を制御する。
第2の論理回路は好ましくはNORゲートで形成される。NORゲート、またはNot−ORゲートで形成される設計では、第2の論理回路が、好ましくは各々制御可能経路と制御接続とを有する第1の論理トランジスタと第2の論理トランジスタ、及び第1の相補論理トランジスタと第2の相補論理トランジスタを有する。このケースでは、第1の相補論理トランジスタと第2の相補論理トランジスタの制御可能な経路、及び第1の論理トランジスタの制御可能な経路が、第1の電源電位接続と第2の電源電位接続の間で直列で接続されている。
第2の論理トランジスタの制御可能経路は、第2の相補論理トランジスタの制御可能経路と第1の論理トランジスタの制御可能経路の間にあるリセット信号ノードと、第2の電源電位接続の間で接続されている。論理信号は第1の相補論理トランジスタの、及び第1の論理トランジスタの制御接続に供給される。相補パルス信号は第2の相補論理トランジスタの、及び第2の論理トランジスタの制御接続に供給される。このケースでは、次にリセット信号をリセット信号ノードから取り出すことができる。NORゲートで形成される第2の論理回路の設計を用いて、2つの相補論理トランジスタと保持トランジスタが、本来、論理信号の論理状態のローからハイへの変化の場合にラッチ回路の状態を制御する。
一好適実施形態では、フリップフロップは非同期リセット機能を有するように設計される。次に、好ましくは、それぞれ制御可能経路と制御接続を有するリセットトランジスタと相補リセットトランジスタが設けられ、該リセットトランジスタの該制御可能経路が保持トランジスタの制御可能経路と第2の電源電位接続の間で接続される。次に相補リセットトランジスタの制御可能経路は第1の電源電位接続とインバータの入力の間で接続される。このケースでは、非同期リセット信号がリセットトランジスタの制御接続に供給される。
また、フリップフロップは、好ましくは非同期セット機能を有するように作られる。次にそれぞれ制御可能経路と制御接続を有する設定トランジスタと相補設定トランジスタが設けられ、設定トランジスタの制御可能経路は、インバータの入力と第2の電源電位接続の間で接続されている。相補設定トランジスタの制御可能経路は第1の電源電位接続と、相補保持トランジスタの制御可能経路の間で接続される。非同期セット信号は設定トランジスタの制御接続に供給される。
クロック信号の状態に関係なく、セット機能またはリセット機能は、記憶されている論理レベルを設定するためにラッチ回路を使用することを可能にする。
本発明のフリップフロップの1つの好ましい開発は、試験制御信号に基づき、論理信号として試験信号を、あるいは論理信号を第1の論理回路及び第2の論理回路に切り替える走査入力段を提供する。マイクロプロセッサの重大な経路で使用されるときに、フリップフロップと論理回路の多くの連鎖は並列となるように設計され、これらのフリップフロップのすべての操作の方法は試験できなければならないため、出力つまり保持レベルは、対応するマイクロプロセッサの試験モードでの走査入力段によって、並列分岐に設けられる類似するフリップフロップのための論理入力信号として使用される。試験信号のシーケンスをクロック式で切り替えることを可能にするシフトレジスタはこのようにして設計される。その結果、この試験モードでは、それぞれのシフトレジスタに提供されるフリップフロップのすべての操作方法がチェックできる。
別の好適実施形態は、走査出力段を提供する。後者はラッチ回路に接続され、論理信号の記憶されている論理状態から引き出される試験出力信号を試験出力に切り替える、あるいは試験制御信号に基づき試験出力を規定の論理レベルに切り替える。本発明のフリップフロップのこの出力段は、フリップフロップの意図される走査機能のおかげで電力消費を削減することを可能にする。
このケースでは、走査出力段は、好ましくは少なくとも1つの伝送ゲートを有する。
本発明のフリップフロップの別の好ましい実施形態は、クロック信号に基づいてパルス信号と、相補的なパルス信号を生成するパルス発生器を提供する。このケースでは、パルス信号発生器は、好ましくは、クロック信号の各立上り及び/または立下りクロックエッジでパルス信号と相補パルス信号を生成する。このケースでは、一好適実施形態はパルス発生器のために少なくとも1つの論理ゲート、特にNANDゲートを提供する。フリップフロップの一好適実施形態では、パルス発生器は少なくとも1つの遅延経路も有する。1つの特に好ましい実施形態ではこの遅延経路の遅延時間をプログラミングできる。特に、有利なことに本発明のフリップフロップの透過性フェーズを制御するためのパルスが各クロック信号エッジで生成されるときにいわゆる二重エッジトリガフリップフロップを設計できる。
遅延時間を適応させることにより、例えばクロック分散ツリーで、多数のフリップフロップが使用されるときにクロックエッジに達する回数が異なる場合に、本発明のフリップフロップの透過性フェーズを柔軟に適応させることが可能になる。
各トランジスタは好ましくはNMOSトランジスタで形成され、各相補トランジスタは好ましくはPMOSトランジスタで形成されている。該トランジスタは好ましくはCMOS技術を使用して設計される。
下位クレーム及び添付図面に関して後述されている例示的な実施形態は、本発明の追加の有利な改良点及び成果に関連する。本発明の例示的な好適実施形態は、図を参照してさらに詳しく後述される。
図中、他に特に規定がなければ同一のまたは機能上同一の要素には同じ符号を用いている。
問題点を概して説明するために、図3は例えばマイクロプロセッサシステムにおけるフリップフロップの典型的な使用を示す。例えば、それぞれデータ入力35、クロック入力36、及びデータ出力37を有するフリップフロップ100〜108を示す。論理ハイレベルまたは論理ローレベルを有するデータ信号Dは、例えば第1のフリップフロップ100のデータ入力35に供給される。フリップフロップ100の対応する出力信号Qは入力127と出力128を有する論理回路109に供給される。該対応するデータ信号DSは、同様にクロック信号CLKによってクロッキングされ、出力37で出力信号QSを提供する第2のフリップフロップ101のデータ入力35に供給される。
このケースでは、図3は、直列接続されたフリップフロップ100〜108と論理回路109〜117とを有する3つの例示的な分岐を描いている。このケースでは、データ信号D´は第2の分岐に供給され、データ信号D´´は第3の分岐に供給される。論理回路109〜117は、フリップフロップ100〜108の出力37のために駆動される負荷を表す。特に、論理回路109〜117は、例えば図3でコンデンサ118〜126で示すキャパシタンスを有する。
信号処理中、信号遅延はフリップフロップ100〜108の特性の結果と、論理回路109〜117及びクロック信号の分岐ツリーにおける信号処理の結果として発生する。
このケースでは、フリップフロップ遅延時間は、フリップフロップの透過性フェーズを開始するクロックエッジと、データ入力信号に対応するフリップフロップ100の出力37でのレベルの存在との間の信号伝搬時間すなわち遅延を示すtCLK−Qである。以下の例の中では、それぞれの立上りクロック信号エッジがフリップフロップのそれぞれの透過性フェーズの開始点を記すと想定する。
また、それぞれの論理回路109の処理時間tLOGICが信号伝搬時間に影響を及ぼす。使用されるフリップフロップのセットアップ時間tSETUPも役割を果たす。上記したように、セットアップ時間tSETUPは、クロック信号の立上りクロックエッジに関してデータ入力信号が印加される時間を示し、その結果、フリップフロップは入力信号レベルを検出することができ、出力時にそれを確実に提供する。
フリップフロップを特徴付ける別の時間は、論理レベルがフリップフロップで正しく検出及び記憶されるように、データ入力信号が立上りクロックエッジ時に存在する論理レベルに留まらなければならない時間の長さを示すホールドタイムtHOLDである。
特徴時間tCLK−Q、tSETUP及びtHOLDは、0から1へつまりローからハイへ、及び1から0へつまりハイからローへ変化する入力信号レベルのさまざまな値を有してよい。
さらに、立上りクロック信号エッジ間のオフセットが、クロック信号経路での遅延のためにフリップフロップ間で生じる。これは、時間オフセットtSKEWを引き起こす機能ブロック127によって図3に示されている。結果として生じるクロック信号CLKSは、クロック信号CLKと比較して遅延時間tSKEW分、遅延される。
最大の信号遅延は、通常、20〜25という論理深度(logic depth)を有するそれぞれの論理回路109〜117によって引き起こされる。このケースでは、40fFと80fFの間のキャパシタンス118〜126が典型的な値である。
個々の論理回路109〜117が特に短い信号伝搬時間を有する場合、下流のフリップフロップに供給されるデータ信号DSのレベル変化が、必要とされるセットアップまたはホールドタイムに対して早く起きすぎるため、ホールドタイムが妨害される可能性がある。信号分岐の中の論理回路109、110、111によって引き起こされるさまざまな遅延を処理するために、フリップフロップの透過性フェーズを可変となるように構成することが有利である。これは、本発明に従って、クロック信号エッジから引き出される信号パルスを変更することによって達成され、さらに詳細に後述される。
フリップフロップを有する回路装置の試験動作モードでは、第1の分岐のフリップフロップ100からの出力信号Qが、入力信号D´としていわゆる走査モードで第2の分岐のフリップフロップ103に供給され、第2の分岐のフリップフロップ103からの出力信号Q´が第3の分岐のフリップフロップ106のための入力信号D´´として使用される。フリップフロップ100、103、106を備えるシフトレジスタはこのようにして試験動作モードまたは走査モードで形成される。次に、シフトレジスタ・チェーンの最後のフリップフロップの出力37で読み取ることができる試験信号のシーケンスが第1のフリップフロップ100の入力35の中に注入される。対応する信号経路は鎖線SPで示されている。この走査モードは、フリップフロップの誤差を検出するために使用できる。
図4は本発明のパルス・スタティック・フリップフロップ1の基本形を示す。
フリップフロップ1はこの例示的な実施形態において/D1と示される論理信号のための入力2と、この例で/QIと示される出力信号のための出力3とを有する。パルス信号PULSEと相補パルス信号/PULSEを供給するためのパルス信号入力4、5も設けられている。
2つの入力8、9と出力12を有するNANDゲート6が設けられている。論理信号/D1とパルス信号PULSEは入力に供給される。NANDゲート6はセット信号/SETを出力12で提供する。論理信号/D1と相補パルス信号/PULSEはNORゲート7の入力10、11に供給される。リセット信号/RESは、NORゲートの出力13から取り出すことができる。セット信号とリセット信号/SET、/RESはラッチ回路14を駆動するために使用される。
ラッチ回路14は、各々が制御接続つまりゲート接続24、23と制御可能経路つまりソース−ドレイン経路とを有するNMOSプッシュプル・トランジスタ15とPMOSプッシュプル・トランジスタ16とを有する。インバータ19の入力21に接続された電位ノード20は、PMOSプッシュプル・トランジスタ16のドレイン接続28とNMOSプッシュプル・トランジスタ15のドレイン接続29との間に設けられる。内部データ信号つまり論理状態QIは、インバータ19の出力22から取り出すことができる。NMOS保持トランジスタ17とPMOS保持トランジスタ18が設けられている。PMOSプッシュプル・トランジスタ16のソース接続27は第1の電源電位接続VDDに接続され、NMOSプッシュプル・トランジスタ15のソース接続30は第2の電源電位接続VSSに接続されている。
保持トランジスタ17、18の各々は、制御可能経路つまりドレイン接続32,33及びソース接続31,34と、制御接続つまりゲート接続26、25とを有する。制御可能経路は第1の電源電位VDDと第2の電源電位VSSの間で直列に接続される。なお、「電源電位接続」と「電源電位」VDDまたはVSSとは同意語として使用される。PMOS保持トランジスタのドレイン接続33と、NMOS保持トランジスタのドレイン接続32は電位ノード20に接続される。インバータ19の出力22から取り出される信号レベルQIはPMOS保持トランジスタのゲート接続25及びNMOS保持トランジスタ17のゲート接続26に供給される。
例えば、パルス信号PULSEは立上りクロック信号エッジ(ここでは不図示)時に所定のパルス長を有する信号パルスを提供する。相補パルス信号/PULSEはパルス信号PULSEに対して相補的である、すなわち反転されている。論理信号/D1が、例えばパルス信号の信号パルスの間に論理ローレベルにある場合、セット信号/SETが論理ハイレベルを提供する。PMOSプッシュプル・トランジスタ16はこのようにしてオフになる。同時に、リセット信号/RESは相補パルス信号/PULSEのパルス幅の期間、論理ハイレベルにあり、したがってNMOSプッシュプル・トランジスタ15の制御可能経路をオンにする。電位ノード20はこのようにして第2の電源電位レベルVSSに引っ張られる。これは、例えば論理ローレベルに対応する。このようにして、インバータ19の出力22では、信号QIの論理レベルとして論理ハイレベルが存在する。ここではさらに詳細に説明されていない本発明のフリップフロップの一実施形態では、信号パルスは立上りクロック信号エッジと立下りクロック信号エッジの両方で生成され、本発明の特性を有する二重エッジトリガフリップフロップはこのようにして提供される。
ラッチ回路14は、電位ノード20を介したインバータ入力21に対して、インバータ出力22、ゲート接続26、及びオンにされた保持トランジスタ17の間のループを使用することにより、電位ノード20から保持レベル/QIとして取り出される信号/D1のレベルを記憶する。
図5は、本発明のパルス・スタティック・フリップフロップの1つの例示的な好適実施形態を描いている。
フリップフロップ100は、それぞれ論理データ入力信号D、クロック信号CLK及び論理データ出力信号Qのためのデータ入力35、クロック入力36及びデータ出力37を有する。フリップフロップは、クロック信号エッジに基づいて、パルス信号PULSEと相補パルス信号/PULSEを生成するパルス発生器38を有する。
データ入力35の下流に接続され、インバータとして形成されている、NMOSトランジスタ40とPMOSトランジスタ41とを有する入力ドライバ39が設けられている。入力ドライバは、データ入力信号Dに対して逆である内部データ信号/D1を提供する。
出力ドライバ42はラッチ回路45の下流で接続され、同様にインバータとして形成されている。出力ドライバ42は、NMOSトランジスタ43とPMOSトランジスタ44とを有する。出力ドライバ42は、データ出力37に供給されるデータ出力信号Qを提供する。出力ドライバ42は、ラッチ回路45から該ラッチ回路によって記憶されている論理状態/QIを受け取る。
NANDゲートで形成された第1の論理回路6は、各々がゲート接続50、51、52、53と負荷経路つまりソースドレイン経路とを有する、2つのNMOSトランジスタ47、46と2つのPMOSトランジスタ48、49とを有する。第1のPMOSトランジスタ48のソースドレイン経路、及びNMOSトランジスタ46、47のソースドレイン経路は、第1の電源電位接続VDDと第2の電源電位接続VSSとの間に直列に接続されている。このケースでは、内部データ信号/D1は第1のPMOSトランジスタ48のゲート接続52と第2のNMOSトランジスタ47のゲート接続50に供給される。第2のPMOSトランジスタ49の制御可能経路は、第1の電源電位接続VDDと電位ノード54との間に接続されている。電位ノード54は第1のPMOSトランジスタ48と第1のNMOSトランジスタ46の制御経路48、46の間にある。パルス信号は第1のNMOSトランジスタ46及び第2のPMOSトランジスタ49のゲート接続51、53に供給される。セット信号/SETはノード54から取り出される。
NORゲートで形成された第2の論理回路7は、各々が制御可能経路とゲート接続59、60、61、62とを有する、第1のPMOSトランジスタ55と第2のPMOSトランジスタ56と第1のNMOSトランジスタ57と第2のNMOSトランジスタ58とを有する。PMOSトランジスタ55、56の制御可能経路、及び第1のNMOSトランジスタ57の制御可能経路は、第1の電源電位VDDと第2の電源電位VSSとの間に直列に接続されている。内部データ信号/D1は、第1のPMOSトランジスタ55及び第1のNMOSトランジスタ57のゲート接続59と61に供給される。第2のNMOSトランジスタ58の制御可能経路は、電位ノード63と第2の電源電位VSSとの間に接続されている。電位ノード63は、第2のPMOSトランジスタ56の制御可能経路と第1のNMOSトランジスタ57の制御可能経路との間にある。相補パルス信号/PULSEは第2のPMOSトランジスタ56及び第2のNMOSトランジスタ58のゲート接続60、62に供給される。リセット信号/RESは電位ノード63から取り出される。
ラッチ回路45は、基本的には図4に示すように構成され、インバータ19はNMOSトランジスタ68とPMOSトランジスタ69から構成されている。ここでは、制御接続つまりゲート接続65と、例えばソース接続67とドレイン接続66との間の経路のような制御可能経路とを有する追加NMOSトランジスタ64がさらに設けられている。追加のNMOSトランジスタ64のドレイン接続66はPMOSプッシュプル・トランジスタ16のドレイン接続28に接続され、追加のNMOSトランジスタ64のソース接続67はNMOS保持トランジスタ17のドレイン接続32に接続されている。セット信号/SETは追加のNMOSトランジスタ64のゲート接続65に供給される。NMOSトランジスタ64は、セット信号/SETが論理ローレベルにあるときに、PMOSプッシュプル・トランジスタ16が、電位ノード20を第1の電源電位VDD、つまり論理ハイレベルに確実に引っ張ることを保証する。
本発明のフリップフロップ100は、入力35または出力37からの効果的なデカップリング(decoupling)が、入力ドライバ39と出力ドライバ42を使用して達成されるために、標準セルライブラリ内での使用に特にきわめて適している。
本発明のフリップフロップ100の1つの特定の優位点は、重要なトランジスタ経路で直列に接続されるトランジスタつまりは負荷経路が多くても2つという点でもある。これらは、論理ローレベルから論理ハイレベルへデータ入力信号Dの信号変化の場合のトランジスタ40、55、56、15及び44である。論理ハイレベルから論理ローレベルへのデータ入力信号Dのレベル変化の場合には、重要なトランジスタ経路はトランジスタ41、46、47、16及び43によって与えられる。信号出力37と電源電位接続VSS、VDDとの間にはそれぞれ2つの制御可能経路しかないため、本発明のフリップフロップは特に100nmより小さい構造を有する、低消費CMOS技術を使用する実装に極めて適している。
マスタ/スレーブラッチを有するフリップフロップと比較すると、さらに短い遅延時間を達成することが可能である。本発明に従って、クロック信号CLKの立上りクロックエッジは、パルス発生器38によって2つの反転パルスPULSE、/PULSEに分割される。パルス信号PULSEと相補パルス信号/PULSEは、論理回路6、7の中で、セット信号/SETとリセット信号/RESを生成するために、入力ドライバ39によって駆動されたまたは反転駆動されたデータ信号D、/D1と論理的に合成される。プッシュプル・トランジスタ15、16は、好ましくはパワードライバの形をとる。ラッチ回路45に記憶されている論理レベルが電位ノード20で変化すると、プッシュプル・トランジスタ15、16が、一方では、PMOSプッシュプル・トランジスタ16を使用して第1の電源電位VDDに電位ノード20を切り替え、または、他方では、NMOSプッシュプル・トランジスタ15を使用して第2の電源電位VSSに電位ノード20を切り替えることによって、記憶されているレベルを迅速に書き替えるために使用される。
出力ドライバ42は、通常、図3にコンデンサ118〜126によって示されているように40fF〜80fFというキャパシタンスを駆動しなければならない。尚、速度に関連しているそれぞれのトランジスタ(ローからハイへの入力レベル変化の場合にはトランジスタ40、55、56、15、44、及びハイからローへの入力レベル変化の場合にはトランジスタ41、46、47、16、43)の特定の寸法は、内部負荷と要求されるトランジスタドライバ強度との間の特に有利な割合を容易に達成することを可能にする。これにより、本発明のフリップフロップにおける特に迅速な信号遷移を生成することが可能になる。
図6は、本発明のフリップフロップ100で発生する信号の例示的な信号波形を示す。一番上の行はクロック期間tCLKを有する従来のクロック信号を描いている。図6は、一例として、パルス発生器38によって生成されるパルス信号PULSEと相補パルス信号/PULSEも示している。従来のパルス幅tは、例えば60psである。第1の立上りクロック信号の前において論理ハイレベルにあり、フリップフロップ100に十分なセットアップ時間tSETUPを可能にする例示的なデータ入力信号Dも描かれている。図5に関してここに示されている構成では、NORゲート7は内部データ信号/D1を相補パルス信号/PULSEと合成することによって、パルス信号PULSEに本来対応するリセット信号/RESを生成する。NANDゲート6は内部データ信号/D1または反転データ信号をパルス信号PULSEと合成することによって論理ハイレベルでセット信号/SETを生成する。NMOSトランジスタ64はオンになり、PMOSプッシュプル・トランジスタ16はセット信号の論理ハイレベルの結果としてオフになる。同時に、そのゲート接続24に適用される論理ハイレベルでリセット信号PULSEを有するNMOSプッシュプル・トランジスタ15は、電位ノード20を論理ローレベルつまり第2の電源電位VSSに引っ張る。記憶されている論理レベル/QIはこのようにしてラインノード20に存在する。結果的に、論理ハイレベルはインバータ出力22に存在し、データ出力信号Qは出力ドライバ42によって論理ハイレベルに設定される。
時間tでは、データ入力信号Dが論理ハイレベルから論理ローレベルに変化する。このケースでは、リセット信号/RESが論理ローレベルに留まり、その結果としてNMOSプッシュプル・トランジスタ15はオフにされたままとなる。同時に、セット信号/SETは、セットアップ時間またはNANDゲート6における論理信号処理によって引き起こされるわずかな時間オフセットの後に、パルス幅の期間の間、論理ローレベルに設定される。結果として、PMOSプッシュプル・トランジスタ16は電位ノード20を第1の電源電位つまり論理ハイレベルに切り替える。/QIはこのようにしてハイに設定される。その結果、信号QIは次にインバータ出力22から取り出され、論理ローレベルの信号Qは出力ドライバ42によってフリップフロップ出力37から取り出される。
図7は、負のセットアップ時間がある状況の場合の類似した信号波形を示す。すなわち、立上りクロックエッジの後、言い換えればパルス信号PULSEまたは相補パルス信号/PULSEのそれぞれの信号パルスの間に、入力レベル変化が起こる。
本発明のフリップフロップ100は、それにも関わらずフリップフロップ出力37で記憶されている信号レベルを確実に提供する。時間t、tでの入力信号レベルでは、パルス信号PULSEはすでに論理ハイレベルにあり、相補パルス信号/PULSEはパルス幅tの間、論理ローレベルにある。本発明に従って、さまざまなトランジスタが、ローからハイへ、及びハイからローへの、つまりプッシュプル・トランジスタ16と15の信号変化の場合に電位ノード20の論理状態を保証するという事実の結果として、入力信号レベルDは、負のセットアップ時間にも関わらず確実に記憶できる。
図8は、本発明のフリップフロップで使用するためのラッチ回路の1つの発展型を示す。ラッチ回路の構造70は、基本的には図5に描かれているラッチ回路45の要素を有する。ここでは、追加トランジスタが、フリップフロップの非同期セット機能と非同期リセット機能を形成するために提供される。
ラッチ回路70は、非同期セット信号SNのために非同期セット入力71を、及び非同期リセット信号RNのために非同期リセット入力72を有する。セット信号/SETとリセット信号/RESのための入力74、73も設けられている。出力ドライバ42によって駆動される論理出力信号Qは、ラッチ出力75から取り出される。
各々ゲート接続78、79及び制御可能経路を有する、NMOSリセットトランジスタ76と相補PMOSトランジスタ77が設けられている。NMOSリセットトランジスタ76の制御可能経路は、NMOS保持トランジスタ17のソース接続31と、第2の電源電位VSSとの間に接続されている。PMOSリセットトランジスタ77の制御可能経路は、第1の電源電位VDDと電位ノード20との間に接続されている。非同期リセット信号RNは、リセットトランジスタ76、77の制御接続つまりはゲート接続78、79に供給される。NMOSリセットトランジスタがその制御可能経路をオンにすると、PMOSリセットトランジスタは、非同期リセット信号RNの論理ハイレベルの結果としてハイインピーダンス負荷経路を有する。リセット信号RNが論理ローレベルに設定されると、NMOSリセットトランジスタ76はオフになり、PMOSリセットトランジスタ79は電位ノード20を論理ハイレベルに引っ張る。このように、非同期リセット信号が論理ローレベルにあるときには、フリップフロップつまりはラッチデバイスの出力75は、論理ローレベルにある。
非同期セット信号SNはまず第1に反転セット信号/SNを形成するためにインバータ回路162により反転される。各々制御可能経路とゲート接続82、83を有する、PMOS設定トランジスタ80とNMOS設定トランジスタ81は、非同期セット機能のために設けられている。非同期セット信号が論理ハイレベルである場合、PMOS設定トランジスタはその制御可能経路をオンにし、NMOS設定トランジスタ81は電位ノード20から第2の電源電位VSSを切り離す。非同期セット信号SNが論理ローレベルにされると、PMOS設定トランジスタ80はPMOS保持トランジスタ18を第1の電源電位VDDから切り離し、NMOS設定トランジスタ81は電位ノード20を第2の電源電位VSSつまり論理ローレベルに引っ張る。論理ハイレベルは、このようにして、セット信号が論理ローレベルにあるときに出力75に常に存在する。それ以外の場合、セット信号/SETとリセット信号/RES及びプッシュプル・トランジスタ15,16によって生成される論理状態が、フリップフロップの入力信号Dと、クロック信号CLKのエッジから引き出されるパルス信号PULSE、/PULSEとに基づいて出力信号Qとして出力される。
図9は、本発明のフリップフロップ200の1つの発展型を示す。このケースでは、パルス発生器38、NANDゲート6、NORゲート7、ラッチ回路84及び出力ドライバ42が提供されている。ラッチ回路45と比較すると、ラッチ回路84はNMOSリセットトランジスタ76とPMOSリセットトランジスタ77を使用して非同期でリセットするための延長部分(extension)を有する。
フリップフロップ200は、このようにして非同期リセット信号RNのための非同期リセット入力85も有する。フリップフロップ200は、試験信号TIのための試験信号入力86と、試験制御信号TE及び相補試験制御信号/TEのための試験制御入力87、88、89とを有する。走査入力段90及び走査出力段91も提供される。フリップフロップ200は試験出力92を有する。
走査入力段は、試験制御信号TEに基づいて反転データ入力信号/D1または試験入力信号TIのどちらか一方を論理ゲート6、7に与える。試験制御信号TEは反転試験制御信号/TEを生成するインバータ93に供給される。走査入力段90は、図9に示すように、各々が互いに接続されている制御可能経路とゲート接続130〜137とを有する、複数のNMOSスイッチングトランジスタと複数のPMOSスイッチングトランジスタ94〜99、128、129とを有する。走査入力段90は、論理ハイレベルの試験制御信号TEによって設定されるフリップフロップ200の試験モードにおいて、論理ゲート6、7に内部データ信号/D1として試験信号パターンTIを供給するためにマルチプレクサとして使用される。図3によってすでに説明されたように、複数の(本発明の)フリップフロップ200は、試験モードまたは走査モードでシフトレジスタを形成するためにともに接続される。
本発明のフリップフロップ200の図は、ラッチ回路84の中のインバータ19の出力22に接続され、試験出力信号TOとして内部論理レベルQIを通して試験出力92に切り替わる、あるいは試験出力92を試験制御信号TE、/TEに基づいて所定の論理レベルに切り替える走査出力段91も有する。この目的のため、試験制御信号と反転試験制御信号TE、/TEによって制御される伝送ゲート138が設けられている。試験制御信号TEが論理ハイレベルにある(したがって相補試験制御信号/TEが論理ローレベルにある)場合、伝送ゲート138はレベルTOIとして、インバータ19の出力22に印加されるレベルを通してインバータ139とインバータ140に切り替わり、その結果、レベルQIは試験出力92で試験出力信号として提供される。試験制御信号TEが論理ローレベルにある場合、伝送ゲート138はインバータ出力22を走査出力段91のインバータ139、140から切り離し、反転つまり相補試験制御信号/TEが供給される制御可能経路とゲート接続142を有するNMOSスイッチングトランジスタ141が信号TOIの論理レベルを第2の電源電位VSS、つまり論理ローレベルに引っ張る。試験出力92はこのようにして通常の動作モードでは、つまり試験制御信号TEがローレベルにあり、反転試験制御信号/TEがハイレベルにあるときには、論理ローレベルにある。図3に示すようにシフトレジスタ・チェーンの形で接続されているとき、試験出力信号TOは常に試験入力信号TIとして追加フリップフロップデバイスに供給される。したがって、固定電位レベル、つまり論理ローレベルの結果として、入力キャパシタンスの電荷を逆にすることによって引き起こされる追加の電力損失は、対応する走査入力段90では生じない。
図10は本発明のフリップフロップのためのパルス発生器の1つの好適実施形態を示す。パルス発生器143は、パルス信号PULSEと相補パルス信号/PULSEのためにクロック入力144と出力145、146を有する。ここに示されている例では、3つのインバータ147、148、149から構築され、クロック信号CLKを入力し、遅延クロック信号CLKDを出力する遅延経路が設けられている。
クロック信号CLKと遅延クロック信号CLKDは、図10に示すように、接続されている2つのNMOSトランジスタ154、155及び2つのPMOSトランジスタ153、156を有するNANDゲート150に供給される。NANDゲートからの対応する出力信号P1は相補パルス信号/PULSEに対応し、出力145に供給される。インバータ151は相補パルス信号/PULSEを反転し、出力146に供給されるパルス信号PULSEを形成する。
NMOSトランジスタ154、155は、立上りクロックエッジで、インバータ151の入力での迅速な切り替え、つまりハイレベルからローレベルへの遷移の迅速な生成を保証する。インバータ151のPMOSトランジスタは同様に、クロック信号CLKの立上りクロックエッジでローレベルからハイレベルへの迅速な遷移を保証する。
図11は、パルス発生器の1つの発展型を示す。発展型のパルス発生器157は、基本的には、遅延経路により引き起こされるクロック信号CLKの遅延時間を増加する帯電コンデンサ152を除いては、パルス発生器143と同じ要素を有する。コンデンサ152は、遅延経路の第2のインバータ148と第3のインバータ149との間に提供される。結果として、パルス信号PULSEのパルス幅、及び相補パルス信号/PULSEのパルス幅が拡大する。本発明のフリップフロップの透過性フェーズは、このようにしてパルス発生器143によって生成されるパルスと比較すると長くなる。この現象は、図3の符号109〜117を使用して示されているように、セットアップ時間が特に低速な論理回路により妨害されるときに生じ得る。
図12は、図11からのパルス発生器157と比較すると、プログラム可能に接続できるキャパシタンス159を有するパルス発生器158を示している。この目的のため、追加のコンデンサ159を遅延経路の第3のインバータ149の入力から切り離し、それを遅延経路の第3のインバータの入力に接続する伝送ゲート160が設けられている。伝送ゲート160は、プログラミング入力163に供給されるプログラミング信号S2を使用して制御される。反転プログラミング信号/S2を生成するためのインバータ161も提供される。
追加キャパシタンス159のプログラム可能設計、したがって遅延時間をプログラミングする能力は、パルス幅を拡張することによって、フリップフロップの動作中の透過性フェーズを設定することを可能にする。これは特に、フリップフロップ及び追加回路が半導体チップに形成された後、例えばクロック信号でオフセットを引き起こすプロセス変動が決定される場合に有利である。パルス発生器は、特に、例えば半導体基板上に、それらが隣接し、1つの共通クロック信号を受信するように形成される複数のフリップフロップに割り当てることもできる。
図13は、従来の技術によるマスタ/スレーブフリップフロップと比較して本発明のフリップフロップのためのセットアップ時間tSETUPに基づく遅延時間tCLK−Qを描く。
このケースでは、曲線X1とX2は、CMOS技術のための典型的な電源電圧での図9による本発明のフリップフロップ200のシミュレーション結果に相当し、(コンデンサ118〜126を使用して図3に描かれているように)60fFというフリップフロップの出力での容量性負荷を想定している。
曲線Y1とY2は図1によるマスタ/スレーブフリップフロップのシミュレーションに相当する。このケースでは、曲線X1とY1は論理ハイから論理ローへの入力信号レベル変化の場合の遅延時間を表す。曲線X2とY2は論理ローレベルから論理ハイレベルへの入力信号のレベル変化に対応する。図13は、一方では、本発明のフリップフロップが、例えば−40psと+60psの間等の幅広い範囲のセットアップ時間tSETUPに渡り本質的に一定の遅延時間tCLK−Qを有することを明らかにする。
また、遅延時間は、本来、0から1と1から0、つまりローからハイとハイからローへの入力信号レベル変化についても同じである。対照的に、さまざまな入力レベル変化のある場合の遅延時間は従来のマスタ/スレーブ装置において互いから大きく異なる。
加えて、遅延時間tCLK−Qはマスタ/スレーブフリップフロップのケースでははるかに長い。マスタ/スレーブ装置における0から1及び1から0のレベル変化の場合の異なる遅延時間は、本来、同じ制御可能スイッチまたは同じトランジスタがフリップフロップ内の信号変化を駆動するという事実のためである。このケースでは、このようなトランジスタのPMOS設計とNMOS設計の間の変動は回避することはできない。
対照的に、本発明のフリップフロップでは、それぞれのプッシュプル・トランジスタのPMOS設計またはNMOS設計は、迅速な切り替え時間またはプッシュプル時間を達成するために特殊な方法で整合できる。図13は、本発明のフリップフロップがセットアップ時間に対してはるかにより堅牢であることを明確に示している。このケースでは、負のセットアップ時間は信号変化、つまり立上りクロック信号エッジの後に一時的に発生する信号エッジを示している。
本発明はこのようにして、変動及びクロックオフセットを処理するために特に堅牢である迅速なパルス・スタティック・フリップフロップを提供する。本発明のフリップフロップは、低電力CMOS技術、特にCMOS技術を使用する実装に適している。本発明のフリップフロップは駆動される容量性負荷に容易に適応することができ、好ましくは標準的なセルライブラリでの実装に適している。
本発明を例示的な好適実施形態を参照して説明したが、上記実施形態に制限されるのではなく、むしろ多種多様に変形可能である。特に、使用されているPMOSトランジスタとNMOSトランジスタのサイズ及びドライバまたはスイッチング特性は、フリップフロップの使用のそれぞれの条件に適応できる。使用されているパルス発生器は複数のフリップフロップを制御してよい、あるいはフリップフロップごとに局所的に確保されてよい。更には、接続を示されている入力と出力に加えて、外部的に取り出すことのできる追加の信号は、それらが特定の用途に必要とされる場合にはフリップフロップから供給することができる。
従来の技術によるマスタ/スレーブフリップフロップを示す。 従来の技術によるパルスフリップフロップを示す。 マイクロプロセッサのパイプライン段におけるフリップフロップの使用を示する。 本発明のパルス・スタティック・フリップフロップの基本回路図を示す。 本発明のスタティック・フリップフロップの第1の実施形態を示す。 本発明のフリップフロップにおける信号波形を示す。 本発明のフリップフロップにおける信号波形を示す。 非同期セット機能とリセット機能を有する本発明のフリップフロップのラッチ回路の一好適実施形態を示す。 走査機能を有する本発明のフリップフロップの第2の実施形態を示す。 本発明のフリップフロップのためのパルス発生器の例示的な実施形態を示す。 本発明のフリップフロップのためのパルス発生器の例示的な実施形態を示す。 本発明のフリップフロップのためのパルス発生器の例示的な実施形態を示す。 従来の技術と比較して本発明のフリップフロップの遅延時間を示す。
符号の説明
C1、C2:クロック入力、CLK、CLK´、CLK2´:クロック信号、CLKI:クロック入力、CLKS:クロック信号、D:データ信号、D´、D2´:データ信号、D1:データ入力、/D1:内部データ信号、DI:データ出力、DS:データ入力信号、I1〜I7:インバータ、LT:ラッチ、LT1、LT2:ラッチ、MSFF:マスタ/スレーブ・フリップフロップ、NA:NANDゲート、PFF:パルス・フリップフロップ、PULSE:パルス信号、/PULSE:相補パルス信号、Q:出力データ信号、/Q:相補出力データ信号、Q´、Q´´:データ出力信号、Q0、Q:データ出力、Q11、Q22:データ出力、QI:内部的に記憶されるデータ項目、/QI:反転内部記憶データ項目、QS:データ出力信号、/RES:リセット信号、SP:走査信号経路、/SET:セット信号、tCLK−Q:フリップフロップ遅延時間、TE、/TE:試験制御信号、TG:伝送ゲート、TI、TI´:試験信号、tLOGIC:論理回路遅延時間、TO:試験出力信号、TOI:内部試験出力信号、tSETUP:セットアップ時間、tSKEW:クロックオフセット、1:パルススタティックフリップフロップ、2:データ入力、3:データ出力、4、5:パルス信号入力、6、7:論理回路、8〜11:入力、12、13:出力、14:ラッチ回路、15、16:プッシュプルトランジスタ、17、18:保持トランジスタ、19: インバータ、20:電位ノード、21:入力、22:出力、23〜26:制御接続、27、29、32、34:ドレイン接続、28、30、31、33:ソース接続、35:データ入力、36:クロック入力、37:データ出力、38:パルス発生器、39:入力ドライバ、40、41:MOSトランジスタ、42:出力ドライバ、43、44:MOSトランジスタ、45:ラッチ回路、46から49:MOSトランジスタ、50から53:制御接続、54:電位ノード、55から58:MOSトランジスタ、59から62:制御接続、63:電位ノード、64:MOSトランジスタ、65:制御接続、66:ドレイン接続、67:ソース接続、68、69:MOSトランジスタ、70:ラッチ回路、71:非同期セット入力、73:リセット入力、72:非同期リセット入力、74:セット入力、75:データ出力、76:リセットトランジスタ、77:設定トランジスタ、78、79:制御接続、80、81:MOSトランジスタ、82、83:制御接続、84:ラッチ回路、85:非同期リセット入力、86:試験入力、87、88、89:試験制御入力、90:走査入力段、91:走査出力段、92:試験出力、93:インバータ、94から99:トランジスタ、100から108:パルススタティックフリップフロップ、109から117:論理回路、118から126:容量性負荷、127:遅延要素、128、129:トランジスタ、130から137:制御接続、138:伝送ゲート、139、140:インバータ、141:トランジスタ、142:制御接続、143:パルス発生器、144:クロック入力、145、146 :パルス信号出力、147、148、149:インバータ、150:NANDゲート、151:インバータ、152:コンデンサ、153から156:トランジスタ、157:パルス発生器、158:パルス発生器、159:コンデンサ、160:伝送ゲート、161:インバータ、162:インバータ、163:制御入力、200:パルス・スタティック・フリップフロップ。

Claims (24)

  1. 論理信号(/D1)の論理状態を記憶するためのパルス・スタティック・フリップフロップ(1)であって、
    a)該論理信号(/D1)をパルス信号(PULSE)と論理的に合成し、セット信号(/SET)を出力する第1の論理回路(6)と、
    b)該論理入力信号(/D)を相補パルス信号(/PULSE)と論理的に合成し、リセット信号(/RES)を出力する第2の論理回路(7)と、
    c)論理保持レベルを保持する記憶手段(17、18、19)を有し、該セット信号(/SET)によって制御される第1のプッシュプル・トランジスタ(15)によって該保持レベルを第1の論理レベル(VDD)に設定し、該リセット信号(/RES)によって制御される第2のプッシュプル・トランジスタ(16)によって該保持レベルを第2の論理レベル(VSS)に設定し、該論理信号(/D1)の記憶論理状態として該保持レベルを取り出すラッチ回路(14)と
    を備えるフリップフロップ。
  2. 該第2のプッシュプル・トランジスタ(16)が、該第1のプッシュプル・トランジスタ(15)に対して相補的なプッシュプル・トランジスタである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のフリップフロップ(1)。
  3. 該ラッチ回路(14)が、入力(21)と出力(22)とを有するインバータと、保持トランジスタ(17)と、相補保持トランジスタ(18)とを有し、該保持トランジスタと該相補保持トランジスタの各々が制御可能経路と制御接続(26、25)とを有し、該インバータ(19)の入力(21)が、第1の電源電位接続(VDD)と第2の電源電位接続(VSS)との間に直列に接続された両保持トランジスタ(17、18)の制御可能経路間の電位ノード(20)に接続され、該インバータ(19)の出力(22)が両保持トランジスタ(17、18)の制御接続(25、26)に接続され、
    該インバータ(19)の入力(21)が、該第2の電源電位接続(VSS)で該リセット信号(/RES)に基づいて該プッシュプル・トランジスタ(15)を介して切り替えられるとともに、該第1の電源電位接続(VDD)で該セット信号(/SET)に基づいて該相補プッシュプル・トランジスタ(16)を介して切り替えられ、
    該論理信号(D1)の該記憶論理状態が、該インバータの入力(21)から取り出される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のフリップフロップ(1)。
  4. 該プッシュプル・トランジスタと該相補プッシュプル・トランジスタ(15、16)の各々が制御可能経路と制御接続(24、23)とを有し、両プッシュプル・トランジスタの制御可能経路が該第1の電源電位接続(VDD)と該第2の電源電位接続(VSS)との間に直列に接続され、該リセット信号(/RES)は該相補プッシュプル・トランジスタ(16)の制御接続(23)に供給され、該セット信号(/SET)は該プッシュプル・トランジスタ(15)の制御接続(24)に供給され、該インバータ(19)の入力(21)は該両プッシュプル・トランジスタ(15、16)の制御可能経路間の追加電位ノード(163)に接続されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のフリップフロップ(1)。
  5. 制御可能経路と制御接続(65)とを有する追加トランジスタ(64)が設けられ、該追加トランジスタの制御可能経路が該電位ノード(20)と該保持トランジスタ(17)の制御可能経路との間に接続され、該セット信号(/SET)が該追加トランジスタ(64)の制御接続(65)に供給されている、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のフリップフロップ(100)。
  6. 制御可能経路と制御接続とを有する追加相補トランジスタが設けられ、該追加相補トランジスタの制御可能経路が該相補保持トランジスタ(18)の制御可能経路と該電位ノード(20)との間に接続され、該リセット信号(/RES)が該追加相補トランジスタの制御接続に供給されている、
    ことを特徴とする請求項3乃至5の何れか一項に記載のフリップフロップ。
  7. 該第1の論理回路(6)がNANDゲートで形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のフリップフロップ(1)。
  8. 該第1の論理回路(6)が、各々制御可能経路と制御接続(50、51、52、53)とを有する、第1の論理トランジスタ(46)、第2の論理トランジスタ(47)、第1の相補論理トランジスタ(48)及び第2の相補論理トランジスタ(49)を有し、
    該第1の相補論理トランジスタ(48)の制御可能経路と該第1及び第2の論理トランジスタ(46,47)の制御可能経路とが、第1の電源電位接続(VDD)と第2の電源電位接続(VSS)との間に直列に接続され、
    該第2の相補論理トランジスタ(49)の制御可能経路が、該第1の電源電位接続(VDD)と、該第1の相補論理トランジスタ(48)の制御可能経路と該第1の論理トランジスタ(46)の制御可能経路との間に存在するセット信号ノード(54)との間に接続され、
    該パルス信号(PULSE)が、該第1の論理トランジスタ(46)の制御接続(51)と、該第2の相補論理トランジスタ(49)の制御接続(53)とに供給され、
    該論理信号(/D1)が、該第1の相補論理トランジスタの制御接続(52)と、該第2の論理トランジスタの制御接続(50)とに供給され、
    該セット信号(/SET)が該セット信号ノード(54)から取り出される、
    ことを特徴とする請求項7に記載のフリップフロップ(1)。
  9. 該第2の論理回路(7)がNORゲートで形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のフリップフロップ(1)。
  10. 該第2の論理回路(7)が、各々制御可能経路と制御接続(61、62、59、60)とを有する、第1の論理トランジスタ(57)、第2の論理トランジスタ(58)、第1の相補論理トランジスタ(55)及び第2の相補論理トランジスタ(56)を有し、
    該第1及び第2の相補論理トランジスタ(55、56)の制御可能経路と該第1の論理トランジスタ(57)の制御可能経路とが、第1の電源電位接続(VDD)と第2の電源電位接続(VSS)との間に直列に接続され、
    該第2の論理トランジスタ(58)の制御可能経路が、該第2の相補論理トランジスタ(56)の制御可能経路と該第1の論理トランジスタ(57)の制御可能経路との間に存在するリセット信号ノード(63)と、該第2の電源電位接続(VSS)との間に接続され、
    該論理信号(/D1)が、該第1の相補論理トランジスタ(55)の制御接続(59)と、該第1の論理トランジスタ(57)の制御接続(61)とに供給され、
    該相補パルス信号(/PULSE)が、該第2の相補論理トランジスタ(56)の制御接続(60)と、該第2の論理トランジスタ(58)の制御接続(62)とに供給され、
    該リセット信号(/RES)が該リセット信号ノード(63)から取り出される、
    ことを特徴とする請求項9に記載のフリップフロップ。
  11. 該フリップフロップが非同期リセット機能を有するように設計されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載のフリップフロップ(100)。
  12. 各々制御可能経路と制御接続(78、79)とを有するリセットトランジスタ(76)と相補リセットトランジスタとが設けられ、該リセットトランジスタの制御可能経路が、該保持トランジスタ(17)の制御可能経路と該第2の電源電位接続(VSS)との間に接続され、該相補リセットトランジスタ(77)の制御可能経路が、該第1の電源電位接続(VDD)と該インバータ(19)の入力(21)との間に接続され、非同期リセット信号(RN)が両リセットトランジスタ(76、77)の制御接続(78、79)に供給されている、
    ことを特徴とする請求項11に記載のフリップフロップ(100)。
  13. 該フリップフロップが非同期セット機能を有するように設計されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載のフリップフロップ(200)。
  14. 各々制御可能経路と制御接続とを有する設定トランジスタ(81)と相補設定トランジスタ(80)とが設けられ、該設定トランジスタ(81)の制御可能経路が、該インバータ(19)の入力(21)と該第2の電源電位接続(VSS)との間に接続され、該相補設定トランジスタ(80)の制御可能経路が、該第1の電源電位接続(VDD)と該相補保持トランジスタ(18)の制御可能経路との間に接続され、非同期信号(/SN)が両設定トランジスタ(80、81)の制御接続(82、83)に供給されている、
    ことを特徴とする請求項13に記載のフリップフロップ。
  15. 該第1及び第2の論理回路(6、7)への論理信号(/D1)を試験制御信号(TE)に基づいて試験信号(TI)か或いは該論理信号(D)に切り替える走査入力段(90)を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載のフリップフロップ(200)。
  16. 該ラッチ回路(84)に接続された走査出力段(91)であって、試験出力(92)に対して該論理信号(/D1、D)の記憶論理状態(QI)から引き出された試験出力信号(TO)を切り替えるか、あるいは試験制御信号(TE)に基づいて所定の論理レベル(VSS)に該試験出力(92)を切り替える走査出力段(91)を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至15の何れか一項に記載のフリップフロップ(200)。
  17. 該走査出力段(91)が少なくとも1つの伝送ゲート(138)を有する、
    ことを特徴とする請求項16に記載のフリップフロップ(200)。
  18. クロック信号(CLK)に基づいて該パルス信号(PULSE)と該相補パルス信号(/PULSE)を生成するパルス発生器(38)を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至17の何れか一項に記載のフリップフロップ(1)。
  19. 該パルス発生器(38)が、該クロック信号(CLK)の各立ち上がりクロックエッジ及び/又は各立ち下がりクロックエッジで、該パルス信号(PULSE)と該補正パルス信号(/PULSE)を生成する、
    ことを特徴とする請求項18に記載のフリップフロップ(1)。
  20. 該パルス発生器(143)が少なくとも1つの論理ゲート(150)、特にNANDゲートを有する、
    ことを特徴とする請求項18または19に記載のフリップフロップ。
  21. 該パルス発生器(143)が少なくとも1つの遅延経路(147、148、149)を有する、
    ことを特徴とする請求項18乃至20の何れか一項に記載のフリップフロップ。
  22. 該遅延経路の遅延時間はプログラミング可能である、
    ことを特徴とする請求項21に記載のフリップフロップ。
  23. 該各トランジスタがNMOSトランジスタで形成され、該各相補トランジスタがPMOSトランジスタで形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至22の何れか一項に記載のフリップフロップ。
  24. 該各トランジスタがCMOS技術を使用して設計されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至23の何れか一項に記載のフリップフロップ。
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