JP2007180830A - 二重化監視制御システム、及び同システムの冗長化切替え方法 - Google Patents

二重化監視制御システム、及び同システムの冗長化切替え方法 Download PDF

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    • G05B9/00Safety arrangements
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Abstract

【課題】 複数箇所で故障が発生した場合でも、リモート入出力装置とのアクセスが不可能になることが少なく、システムの信頼性を向上させた二重化監視制御システム、及びその冗長化切替え方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 一対の制御部1、1Bの夫々に複数の第1のループインタフェース部1a、1bと及び第2のループインタフェー部2a、2bと、複数の第1のループインタフェース部及び第2のループインタフェース部とを円環状に接続する通信ケーブル4a、4bとを有し、制御部1とリモート入出力部2とを複数のループネットワークで構成し、ネットワークでの受信データからループネットワークの異常が検出された場合には、第1のループインタフェース部及び第2のループインタフェース部を正常な受信が可能なものに自動選択するようにした二重化監視制御システム。
【選択図】 図1

Description

本発明は、二重化監視制御システムにおいて、システムを構成する複数の制御装置と複数のリモート入出力装置との間でデータ伝送するときに、この間の伝送経路を切り替える二重化監視制御システム、及び同システムのその切替え制御方法に関する。
従来のプラント等を制御する監視制御システムの構成図を図10に示す。この構成においては、制御部11とリモート入出力部21とは、例えば、IEC61158で定義された計測・制御用機器間の通信に用いられるデジタルネットワークのフィールドバス113を使用してカスケード接続し、プラントの監視制御を実行していた。
このネットワークの接続方式では、このフィールドバス113の断線やリモート入出力部21が故障すると、制御部11とリモート入出力部21とが分断され、故障箇所より下位のリモート入出力部21が全てアクセス不能となる問題があった。
また、図11に示すような制御部12とリモート入出力部22をスター状に1対多で接続する方式もあるが、この方式の場合には、故障により分断される問題以外に、制御部12のインタフェースバス114の数がリモート入出力部22の数だけ必要となり拡張性に乏しい問題がある。
このような問題を解決するために、図12に示すようなフィールドバス115及びループIF部23aをリング状に接続してなる監視制御システムがある。この接続方式では、リング上の一箇所の断線であれば全てのリモート入出力部23に対してアクセスが可能とし、また、ひとつのリモート入出力部23の故障であれば他のリモート入出力部23へは影響がなくアクセスが可能として、監視制御を継続可能となるようにしていた。
しかし、この接続方式においても、複数個所でのフィールドバス23のケーブル断線やリモート入出力部23の故障が発生すると、故障箇所を挟み制御部13から遠方の側に置かれるリモート入出力部23とのアクセスが不能となる。
また、機器故障に対応するための冗長化方式として、従来から図13に示すような二重化監視制御システムがある。
この方式では、制御部14A制御部14Bとリモート入出力部24とで構成される制御系等を二重化し、一方を運用系、他方を待機系として、運用系のリモート入出力部24に故障が発生した場合に、待機系に切替えることでアクセスが継続できるようにして、制御を継続できるシステムとしていた。
しかし、この二重化監視制御システムでは、リモート入出力部24の故障がどこか一箇所でも発生すると運用系から待機系への系の切替えが必ず発生し、制御が一次中断してしまうという問題点がある。
また、複数あるリモート入出力部24のIF部24aの片系故障と他のリモート入出力部24のIF部24bの片系故障であっても、異なる系が故障した場合は、どちらかのリモート入出力部24がアクセス不能となるという問題点があった。
一方、図14に示すような監視制御装置100においては、二重化された伝送路のプロセス入出力装置61の伝送路117、伝送路118の切替えをする場合、その故障箇所が複数のコントローラ41を接続するデータ伝送路の共通部でなくても、系単位で運用系と待機系の伝送路の切替えを行うようにしていた。
例えば、プロセス入出力装置61のコントローラ41から伝送路の幹線(共通部)に至るまでの、当該コントローラのみにかかわる伝送路部分a、bが断線しているような場合であっても、監視制御装置側ではこのような事情を把握することができず、運用系の伝送路117、118の全体が異常であるとみなしてデータ伝送路を待機系に切替える。
この場合には、他のコントローラ41にとっては運用系が故障していないにもかかわらず、伝送路117の切替えが行われることとなる。また、従来の伝送路の切替え方法では、どちらか一方の系のみを運用系としているため、共通部以外の1つコントローラ41のみの運用系の伝送路部分と、他のコントローラ41の待機系の伝送路部分とが同時故障した場合には、少なくとも一方の系のコントローラとの通信が不可能となる。
このため、何れか一方のコントローラ41からの入力データ抜けが生じるとともに、監視制御装置100は、このコントローラを故障しているものと扱うことになる。
このような問題点を解決するために、コントローラ41から二重化された伝送路117及び伝送路118に至るまでの個々のコントローラ41のみにかかわる箇所の故障に対し、プロセス入出力装置61が使用する伝送路の切替えを効率よく行って信頼性の高いシステムを構築可能とした、リモート型プロセス入出力装置のデータ伝送路の切替え方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
この方法では、稼動系と待機系の伝送路の切替えを、入出力を制御する制御手段単位でデータ伝送路を切替えるようにしている。
このような手段を設けたことにより、二重化されたデータ伝送路の故障に対し、プロセス入出力装置61が使用する伝送路の切替えを効率よく行って信頼性の高いシステムを構築するシステムが開示されている。
また、リモートプロセス入出力装置の制御自身を多重化して、マルチタスクのシリアルバスとすることで、プロセス制御システムの信頼性を高める方法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平11−119802号公報 特開2000−207373号公報
しかしながら、図13に示したような二重化監視制御システムにおいては、複数のリモート入出力部24の故障がどこか1つでも発生すると運用系から待機系への系の切替えが必ず発生し、制御が一次中断してしますという問題点がある。
また、複数あるリモート入出力部24のIF部24aの片系故障と他のリモート入出力部24のIF部24bの片系故障であっても、故障が発生した場合には、二重化監視制御システムとしての制御が不可能となる問題がある。
また、上述した特開平11−119802号公報に開示されたプロセス入出力装置による伝送路の切替え方法では、幹線となる伝送路のいずれかの箇所が故障した場合、幹線の伝送路から切り離された入出力装置からの信号は二重化されないし、また、二重化された幹線の伝送路のいずれもが故障した場合には、制御が不可能になる問題がある。
また、特開2000−207373号公報に開示された方法では、プロセス入出力装置の信頼性は向上するものの、制御装置とプロセス入出力装置を接続する幹線の伝送路の故障の問題は、考慮されていない。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、二重化監視制御システムにおいて、リモート入出力装置から制御装置に至る伝送路において、複数箇所で故障が発生した場合でも、リモート入出力装置とのアクセスが不可能になることが少なく、システムの信頼性を向上させた二重化監視制御システム、及びその冗長化切替え方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の二重化監視制御システムは、被制御対象から入力データを収集し、前記入力データに基づいて制御データを出力する一対の制御部と、前記被制御対象から前記入力データを収集して夫々の前記制御部に送信し、制御実行中の運用系の前記制御部からの前記制御データを前記被制御対象に出力する複数のリモート入出力部と、一対の前記制御部と複数の前記リモート入出力部とを円環状に接続する通信ケーブルと、一対の前記制御部の異常状態を相互に監視し、1対の前記制御部に対して制御を運用状態または待機状態とする制御権を設定する一対の二重化制御インタフェースとから成り、前記一対の制御部、複数の前記リモート入出力部、及び前記通信ケーブルからなるループネットワークにおいて、予め設定される通信手順で双方向に通信を行い、前記被制御対象を制御する二重化監視制御システムであって、一対の前記制御部の一方は、他方の前記制御部及び前記リモート入出力部と前記入力データ及び前記制御データを双方向で通信し、前記入力データが正常に受信できたか否かを判定する複数の第1のループインタフェース部と、前記第1のループインタフェース部の判定結果に基づいて、複数の前記第1のループインタフェース部の内、正常受信が可能ないずれか1つの前記第1のループインタフェース部を選択する第1の切替え制御部と、前記第1の切替え制御部で選択した前記第1のループインタフェース部から出力された前記入力データを受信し、前記制御データを複数の前記第1のループインタフェース部に分配する第1のデータ分配・選択部と、前記第1のデータ分配・選択部から出力された前記入力データを入力して演算処理し、その結果を前記制御データとして前記第1のデータ分配・選択部へ出力する制御演算部とを備え、複数の前記リモート入出力部の夫々は、一対の前記制御部と前記入力データ及び前記制御データを双方向で通信して、前記制御データが正常に受信できたか否かを判定する複数の第2のループインタフェース部と、前記第2のループインタフェース部の判定結果に基づいて、複数の第2のループインタフェース部の内、正常受信が可能な前記第2のループインタフェース部を選択する第2の切替え制御部と、前記第2の切替え制御部で選択された第2の前記ループインタフェース部からの前記制御データを出力するとともに、前記被制御対象から収集した前記入力データを複数の前記第2のループインタフェース部に分配する第2のデータ分配・選択部と、前記第2のデータ分配・選択部で分配された前記制御データに基づいて前記被制御対象に前記制御信号を送信し、前記被制御対象から収集した信号を前記入力データとして前記第2のデータ分配・選択部に送信するIO部とを備え、前記ループネットワークを複数備えて、前記第1のループインタフェース部及び前記第2のループインタフェース部において受信異常が検出されたとき、複数の前記第1のループインタフェース部及び複数の前記第2のループインタフェース部の内、正常通信が可能な前記第1のループインタフェース部及び前記第2のループインタフェース部を自動的に選択して、通信可能な方向で送信し、前記ループネットワーク上において一対の前記制御部から故障箇所までの区間が重複しない場合は、前記制御権を切替えることなく制御が継続できるようにしたことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の二重化監視制御システムは、前記二重化制御インタフェース部は、前記制御部と複数の前記リモート入出力部との通信が正常に行われている否かの受信情報を収集して、前記ループネットワークの接続状態を判定するループ状態判定手段と、前記ループ状態判定手段の出力と予め設定される前記リモート入出力部毎の優先度判定テーブルとに基づいて1対の前記制御部の夫々の前記制御権を設定する制御権設定手段とを備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の二重化監視制御システムの冗長化切替え方法は、被制御対象から入力データを収集し、前記入力データに基づいて制御データを出力する一対の制御部と、前記被制御対象から前記入力データを収集して夫々の前記制御部に送信し、制御実行中の運用系の前記制御部からの前記制御データを前記被制御対象に出力する複数のリモート入出力部と、一対の前記制御部と複数の前記リモート入出力部とを円環状に接続する通信ケーブルと、一対の前記制御部の異常状態を相互に監視し、1対の前記制御部に対して制御を運用状態または待機状態とする制御権を設定する一対の二重化制御インタフェースとから成り、前記一対の制御部、複数の前記リモート入出力部、及び前記通信ケーブルからなるループネットワークにおいて、予め設定される通信手順で双方向に通信を行い、前記被制御対象を制御する二重化監視制御システムの冗長化切替え方法であって、一対の前記制御部の夫々に複数の第1のループインタフェース部と、複数の前記リモート入出力部の夫々に複数の第2のループインタフェー部と、複数の第1のループインタフェース部と複数の第2のループインタフェース部とを接続する前記通信ケーブルとを有し、前記ループネットワークを複数備えて選択可能とし、前記ループネットワークにおける前記入力データ及び前記制御データの受信が、受信側で正常に受信できたか否かの受信情報を検出する受信情報検出ステップと、前記受信情報から、複数の第1のループインタフェース部と、複数の前記リモート入出力部の夫々に複数の第2のループインタフェース部とを選択し、受信可能な第1のループインタフェースブ及び第2のループインタフェース部とを選択するループインタフェース部選択ステップと、前記受信情報から前記ループネットワークの接続状態を判定するループネットワーク判定ステップと、前記ループネットワーク判定ステップに基づいて、一対の前記制御部の制御権を再設定する制御権設定ステップとからなり、前記ループネットワーク判定ステップにおいて、複数の前記ループネットワーク上において一対の前記制御部からの故障箇所までの区間が重複しないと判定した場合は、前記ループネットワークの前記制御権を切替えることなく制御を継続し、前記ループネットワーク上の複数箇所で故障が発生し、前記ループネットワーク上において一対の前記制御部からの故障箇所までの区間が重複したと判定した場合には、一対の前記制御部の前記制御権を再設定するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、一対の制御部の夫々に複数の第1のループインタフェース部と、複数の前記リモート入出力部の夫々に複数の第2のループインタフェー部と、複数の第1のループインタフェース部と複数の第2のループインタフェース部とを円環状に接続する通信ケーブルとを有し、制御部とリモート入出力部とを複数のループネットワークで構成し、このループネットワークでの受信データの異常が検出された場合には、正常な受信が可能な第1のループインタフェース部及び第2のループインタフェース部を自動的に選択するようにしたので、複数のループネットワーク上において、一対の前記制御部からの故障箇所までの区間が重複しない場合は、稼動中の制御部の制御権を切替えすることなく制御の継続が可能な二重化監視制御システムを提供できる。
また、上記目的を達成するために、本発明の二重化監視制御システムは、制御部と複数のリモート入出力部との通信が正常に行われている否かの受信情報を収集して、ループネットワークの接続状態を判定し、このループネットワークの接続状態と予め設定されるリモート入出力部毎の優先度判定テーブルとに基づいて1対の制御部の夫々の制御権を設定するようにしたので、複数のループネットワーク上において一対の前記制御部からの故障箇所までの区間が重複し、一対の制御部の夫々のループネットワークがセグメント化され、夫々のループネットワーク上でリモート入出力部に対するアクセス可能な範囲が異なる場合には、予め設定された優先度テーブルの情報に基づいて制御権の切替えを判定するようにしたので、複数箇所で故障が発生した場合に、制御権の切替えを極力避けて継続運転が可能な二重化監視制御システムを提供できる。
また、ループネットワークにおけるデータの受信が正常に受信できたか否かの受信情報を検出する受信情報検出ステップと、この受信情報から、受信可能な第1のループインタフェースブ及び第2のループインタフェース部とを選択するループインタフェース部選択ステップと、この受信情報から前記ループネットワークの接続状態を判定するループネットワーク判定ステップと、ループネットワーク判定ステップに基づいて、一対の制御部の制御権の切替えを判定する制御権設定ステップとを備えたので、ループネットワーク判定ステップにおいて、複数の前記ループネットワーク上において一対の前記制御部からの故障箇所までの区間が重複しないと判定した場合は、前記ループネットワークの前記制御権を切替えることなく制御を継続し、前記ループネットワーク上の複数箇所で故障が発生し、前記ループネットワーク上において一対の前記制御部からの故障箇所までの区間が重複したと判定し、一対の制御部の夫々のループネットワークがセグメント化され、複数のリモート入出力部に対するアクセスが可能な範囲が異なる場合には、予め設定された優先度テーブルの情報に基づいて、制御権の切替えを極力避けることが可能な二重化監視制御システムの冗長化切替え方法を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
以下に、本発明による実施例1に係る監視制御システムについて、図1乃至図7を参照して説明する。図1は、例えば、石油、化学などのプラントで使用されるか二重化監視制御システムの構成図である。
この、二重化監視制御システムは、一対の制御部1A、制御部1B(以後、制御部を総称する場合には制御部1と記載すると、制御部1で制御する被制御対象5―1乃至被制御対象5−n(以後、被制御対象を総称する場合には被制御対象5と記載する)からの計測信号を収集して、制御部1に入力し、制御部1で処理された制御出力を被制御対象5に出力する複数のリモート入出力部2−1乃至リモート入出力部2−n(以後、リモート入出力部を総称する場合は、リモート入出力部2と記載する)と、制御部1とリモート入出力部2との間を接続する通信ケーブルからなる伝送路4a及び伝送路4bとから成る。
さらに、1対の制御部1の夫々には、夫々の制御部1に対して稼動系または待機系の制御権を予め設定する二重化制御インタフェース部3とから成る。
制御部1とリモート入出力部2、伝送路4a、及び伝送路4bは、例えば、工場内の計測・制御機器間の通信に使用されるデジタルネットワークの1つであるフィールドバス(IEEE61158規格)を円環状に二重化して接続される。(以後、円環状に接続されたこのネットワークをループネットワークと称す。)。
このフィールドバスの通信アクセスは、このリングトポロジでのマスタースレーブ方式、トークン・パッシング方式、及びCSMA/CD(carrier sense multiple access with collision detection)方式のいずれでも良く、ループネットワークを双方向に通信可能な状態に設定しておく。
また、ループネットワーク上を伝送するデータは、実際の入力データ、制御データの他に送信元と宛先が判別できる識別子を付与するようにしておく。
次に、各部の構成について説明する。図2に示すように、制御部1は、伝送路4a及び伝送路4bと接続される二組の第1のループインタフェース部1a及び第1のループインタフェース部1b(以後、図中では、第1のループIF部と記載する)と、第1のループIF部1a及び第1のループIF部1bと接続され、ここで受信されるデータが正常に受信できたか否かの受信情報で二組の第1のループIF部1a及び第1のループIF部1bとを選択する選択信号を生成する第1の切替え制御部1cと、第1の切替え制御部1cと接続され、ここで選択された第1のループIF部1aから出力される入力データを取り込み、及び第1のループIF部1a及び第1のループIF部1bに制御データを出力する第1のデータ分配・選択部1dとからなる。
さらに、後述する制御権設定手段3aと接続され、制御権設定手段3aで設定された制御権を設定し、第1のデータ分配・選択部1dからの入力データに基づいて求めた制御データを第1のデータ分配・選択部へ出力する制御演算部1eとから成る。
詳細には、第1のデータ分配・選択部1dは、制御演算部1eからの同一の制御データを二系統の第1のループIF部1a及び第1のループIF部1bに出力する。また二系統の第1のループIF部1a及び第1のループIF部1bからの入力データは、切替え制御部1cで選択されたいずれか1系統からの入力データが選択され、制御演算部1eへ送られる。
また、第1の切替え制御部1cは、第1のループIF部1a及び第1のループIF部1bと接続され、ループネットワークでの受信状態を判定し、二重化制御インタフェース部3のループ状態判定手段3bに送信する。
次に、リモート入出力部2の構成について図3を参照して説明する。リモート入出力部2は、二系統の伝送路4a及び伝送路4bと双方向で通信可能に接続される第2のループIF部2a及び第2のループIF部2bと、第2のループIF部1a及び第2のループIF部1bと接続され、伝送路4a及び伝送路4bを介して第2のループIF部2a及び第2のループIF部2bで受信された受信データが正常に受信できたかの受信情報で第2のループIF部2aまたは第2のループIF部2bを選択する選択信号を生成する切替え制御部2cとからなる。
さらに、切替え制御部2cと接続され、一方を第2のループIF部2a、2bと、他方を後述する後述するIO部2eと接続される第2のデータ分配・選択部2dと、被制御対象5と接続され、被制御対象5から検出された入力データを第2のデータ分配・選択部2dに送り、第2のデータ分配・選択部2dから出力される制御データを被制御対象5に出力するIO部2eとからなる。
詳細には、第2のデータ分配・選択部2dは、第2の切替え選択部2cの選択信号で選択された第2のループIF部2aまたは、第2のループIF部2bからの制御データをIO部2eに送り、IO部2eで収集した入力データを二系統の第2のループIF部2a及び第2のループIF部2bに送る。
次に、再び図1を参照して、二重化制御インタフェース部3の構成について説明する。二重化制御インタフェース部3は、一対の二重化インタフェース3を相互に接続し、対応する一対の制御部1の自己診断による自制御部の故障の有無信号を相互に受信して、制御部1の制御権を切替える制御権設定手段3aと、制御部1とリモート入出力2との受信状態を、予め設定される所定の診断方法で調べ、その受信状態が正常であるか否かの受信情報を第1の切替え制御部1cを介して受信し、ループネットワークの受信状態を判定するループ状態判定手段3bとからなる。
待機状態に置かれた制御部1Bは、入力データを収集し制御演算を実行するが、その制御データはリモート入出力部2には出力されない。しかし、一対のループ状態判定手段3bは、自ループネットワークの夫々のリモート入出力部2が正常に動作していることを、相互に定期的に通信して監視するようにしておく。
ここで、ループネットワークについて図4を参照して説明する。ネットワークループには、破線で示すように伝送路4a接続されたループネットワークaと伝送路4bで接続されたループネットワークbの二系統がある。
例えば、ループネットワークaは、運用状態の制御部1Aの第1のループIF1aと、待機状態の制御部1Bの第1のループIF部1aと、リモート入出力部2−1乃至リモート入出力部2−nの夫々の第2のループIF部2aとを円環状(ループ状、リング状とも言う)に接続してなる。
同様に、ループネットワークbは、運用状態の制御部1Aの第1のループIF部1bと、待機状態の制御部1Bの第1のループIF部1bと、リモート入出力部2−1乃至リモート入出力部2−n夫々の第2のループIF部2bとを円ループ状に接続してなる。
制御部1A及び制御部1Bとは、ループネットワークa及びループネットワークb上は、必ずしも隣り合うように配置する必要はなく、ループネットワーク上のいずれの任意の位置におかれても良い。
次に、このループネットワークの通信プロトコルの設定について説明する。ネットワークループa及びネットワークループbの構成では、受信データが周回する恐れがあるが、制御権を有する制御部1Aが、マスターノードとなり片側の伝送路4a及び伝送路4bのどちらか一方をブロックするか、ネットワークループa及びネットワークループb内のどこか一箇所をブロックすることで周回を回避するようにしておく。
また、データは、ループの巡回方向を送信側で2方向から出力し、受信側でどちらか一方を選択しても良いし、送信側でどちらか片側に出力して異常時には逆方向から出力するように構成しても良い。
このループネットワークa及びループネットワークbの無限巡回の回避や障害復旧に関しては、本発明の範囲外であるのでその詳細を省略するが、例えば、スパニングツリープロトコルなどが使用できる。
また、フィールドバスは伝送帯域を全てのリモート入出力部が共有しているので、競合が発生する可能性があるが、バスの転送容量を大きくしたり、制御部1Aがマスターノードとなり、データの転送タイミングを調停することによりネットワークのリソースの公平な配分を持たせるようにしておく。
別な方法として、CSMA/CD方式やトークン・パッシング(トークン巡回)方式を用いて競合を回避するようにしても良い。
次に、図5を参照して、このネットワークループa及びネットワークループbを選択するための第1の切替え選択部1c及び第2の切替え選択部2cの選択動作について説明する。
図5において、縦覧は送信元となる制御部1及びリモート入出力部2を示し、横覧は、左から現在選択されているループIF部の受信状態、現在選択されていないもう一方のループIF部の受信状態、及び夫々のループIF部において受信状態が異常となった場合、第1の切替え選択部1c及び第2の切替え選択部2cの選択判定の動作を表にしたものである。
例えば、制御部1の欄に示すように、第1の切替え選択部1cは、現在選択の第1のループIF部1aの受信情報が正常で、現在選択されていないもう一つの第1のループIF部1bが正常でる場合、現在選択の第1のループIF部1aの受信情報が正常で、現在選択されていないもう一つの第1のループIF部1bが異常である場合、及び現在選択の第1のループIF部1aの受信情報が異常で、現在選択されていないもう一つの第1のループIF部1bも異常である場合は、その選択状態を維持する。
しかし、現在選択の第1のループIF部1aの受信情報が異常で、現在選択されていないもう一つの第1のループIF部1bが正常でる場合、現在選択されていないもう一つの第1のループIF部1bに切替える選択信号を出力する。
同様に、例えば、第2の切替え選択部2cは、現在選択の第2のループIF部2aの受信情報が正常で、現在選択されていないもう一つの第2のループIF部2bが正常でる場合、現在選択の第2のループIF部2aの受信情報が正常で、現在選択されていないもう一つの第2のループIF部2bが異常である場合、及び現在選択の第2のループIF部2aの受信情報が異常で、現在選択されていないもう一つの第1のループIF部2bも異常である場合は、その選択状態を維持する。
しかし、現在選択の第1のループIF部2aの受信情報が異常で、現在選択されていないもう一つの第1のループIF部2bが正常でる場合、現在選択されていないもう一つの第2のループIF部2bに切替える選択信号を出力する。
以上の様に構成された、監視制御システムの動作を図1及び図6を参照して説明する。
例えば、先ず、制御部1に制御権を初期設定する。この初期設定は、二重化制御インタフェース部3の制御権設定手段3aから1対の制御部1に対し、一方を運用状態に他方を待機状態として、制御部1の電源オン時、起動時及びリセット時において、先に立ち上がった方制御部1Aを稼動系、他方の制御部1Bを待機系として設定する(s1)。
そして、ループ状態判定手段3bの出力が正常である場合、ループネットワークaが選択されるようにしておく。
この状態で制御部1Aから図示しない指令釦を押して、制御運転開始を指令し、稼動系の制御部1Aによって制御運転処理を開始する。この詳細動作については後述する(s2)。
次に、受信情報検出処理(s4)では、第1のループIF部1a、第1のループIF部1b、第2のループIF部2a、及び第2のループIF部2bで、ループネットワークを介して、逐次、受信情報が正常であるか否かがチェックされる(s3)。
受信状態に異常が検出されるとその受信情報が第1の切替え制御部を介して,ループ状態判定手段3bに送信される。異常がなければ、制御運転をそのまま継続する(s4)。
この受信情報検出処理(s4)は、例えば、制御部1Aの第1のループIF部1a及び第1のループIF部1bにおいて、夫々のループネットワークに接続されているリモート入出力部2からの受信データが、正常であるか否かで判定する。この判定は、例えば、周期時間内の着信の有無、受信データの誤りの有無で判定する。
この異常検出処理によって、伝送路4a及び伝送路4bの通信ケーブルの断線や第1のループIF部1a及び第1のループIF部1b、第2のループIF部1a及び第2のループIF部1bの故障が判定される。
そして、ループ状態判定手段3bでは、ループネットワークの後述する受信状態テーブルを作成して、ループの故障箇所と接続状態を判定(s5)し、ネットワークループa及びループネットワークbの故障箇所から、一対の前記制御部からの故障箇所までの区間が重複していないかを判定する(s6)。この判定処理の詳細については、後述する。
そして、故障箇所までの区間が重複していると判定された場合には、通信が不可能であるリモート入出力部2が発生したと判定され、予め設定されたリモート入出力部2の優先度判定テーブルに基づいて、制御権の切替えの要否判定(再設定の要否)がされる(s7)。
次に、図6の各処理ステップの詳細について説明する。先ず、制御運転処理(s2)時の入力データ、制御データの処理動作について説明する。
再び図1において、例えば、リモート入出力部2−2のIO部2eで被制御対象5から収集した入力データは、データ分配・選択部2dから第2のループIF部2aと第2のループIF部2bとに同一情報を出力する。
そして、第2のループIF部2aと第2のループIF部2bとは、二方向の伝送路4aに向けて同一情報を送信する。
リモート入出力部2−2と隣接している両側のリモート入出力部2−1とリモート入出力部2−3とは、受信したデータを受信した方向と逆方向の伝送路4aに向けて転送する。以下、同様に、隣接しているリモート入出力部2―nは、同様にしてデータを転送する。
そして、待機系の制御部1Bにも、同様にデータを転送する。このようにして、リモート入出力部2−2のIO部2eで収集した入力データは、制御部1Aへ送信される。
その他のリモート入出力部2−1からリモート入出力部2−nも同様の動作をし、制御部1に入力データを送信する。
制御部1においては、各リモート入出力部2から収集した入力データを制御部1Aの制御演算部1eにおいて演算処理し、その結果を制御データとして各リモート入出力部2へ送るため、制御部1Aのデータ分配・選択部1dで第1のループIF部1aと第1のループIF部1bとに同一の制御データを出力する。
そして、第1のループIF部1aと第1のループIF部1bとは、2方向の伝送路2aに同一の制御データを出力する。
この制御データをリモート入出力部2の第2のループIF部2a、第2のループIF部2bは、それぞれ制御データを受信した方向とは逆方向の伝送路4a及び伝送路4bに向けてデータを転送するとともに、自リモート入出力部2宛のデータを受信した場合は、第2の切替え制御部2cへ受信情報を送信し、選択された第2のループIFからの受信データが第2のデータ分配・選択部2dを介してIO部2eへ送信される。
このようにして、稼動中の制御部1Aによって、被制御対象5の監視制御が実行される。
次に、このループネットワークのいずれかの箇所が伝送路4a、伝送路4bの通信ケーブルの断線やリモート入出力装置2に故障が発生した場合のループ状態判定処理(s5乃至s6)と制御権の再設定処理(s7)の詳細について、図7図乃至図9で説明する。
先ず、図7は、ループネットワークaにおいて、第2のループIF部2―1の第2のループIF部2aが故障、また、ループネットワークbにおいては伝送路4bのP1及びP2の2箇所で断線が発生した場合を示す。
この場合には、リモート入出力部2―2乃至リモート入出力部2−nは、破線に示すルートでアクセスが可能であり、モート入出力部2−1へは故障した第2のループIF部2aに変わって、切替えられた第2のループIF部2bを介して破線に示すルートで第1のループIF部1aからアクセスが可能である。
以上の様な、伝送路4a及び伝送路4bの通信ケーブルの断線、及び一箇所のリモート入出力部2の第2のループIF部2aまたは第2のループIF部2bの故障では、運用系の制御部1Atoと全てのリモート入出力部2とのアクセスが可能であり制御部1Aの制御権の切替えなしで制御が実行可能である。
即ち、単一のループネットワーク上の複数箇所での通信ケーブルの断線や複数のリモート入出力部2の第2のループIF部2a及び第2のループIF部2bの故障では、障害箇所を挟み制御部1Aから遠方のリモート入出力部2とのアクセスが不能となってしまうが、障害を挟む区間がループネットワークaとループネットワークbとで重ならない場合は、制御部1Aと全てのリモート入出力部2とのアクセスが可能であるので、制御部1Aの制御権の切り替えなしで、制御の継続実行が可能となる。
しかしながら、ループネットワークa及びループネットワークbの双方が異常である場合、各種の故障パターンが発生するが、この場合の二重化制御インタフェース3での制御権の設定処理について図8を参照して説明する。
図8(a)は、二重化された監視制御システムのループネットワークaにおいて、P1及びP2の2箇所で断線が、また、ループネットワークbのP3、P4の2箇所で断線が、発生した状態を示す。
図9(b)は、この時の制御部1Aの第1の切替え制御部1cで受信した受信情報をループ状態判定手段3bで受信して作成したループ状態判定テーブルの例である。同じく、図9(c)は、この時の制御部1Bの第1の切替え制御部1cで受信した受信情報をループ状態判定手段3bで受信して作成したループ状態判定テーブルの例である。
このループ状態判定テーブルの作成は、例えば、リモート入出力部2から予め設定される定周期でキープアライブメッセージを送信し、第1の切替え制御部1cで一定の時間以上着信がない場合に異常として判定する。
この他には、実際の入力データ及び制御データの送信データを使用して、制御運転中に、逐次作成するようにすることも可能である。
例えば、制御部1Aにおいては、送信元がリモート入出力部2の場合、ループネットワークaではP1、P2の2箇所に挟まれた故障であるので、時計方向Fの送信信号も反時計方向Rの送信信号のいずれも所定の時間内で受信できない(図中に×印で記載)が、ループネットワークbにおいては、いずれの方向からも正常受信できる(図中に○印を記載)。
この送信元ノード毎の正常受信情報を、送信方向とも対応付けてテーブル化することで、故障箇所を判定する。例えば、ループネットワークaのリモート入出力部2−1の受信状態は正常で、リモート入出力部2−2の受信状態は異常であり、且つ、リモート入出力部2−nは正常受信できているので、このループネットワークaは、リモート入出力部2−1から反時計方向にモート入出力部2−リモート入出力部2−n−1までがアクセスできない異常区間と判断され、P1及びP2の2箇所で断線があることが予測できる。
また、制御権の切り替えの要否は、例えば、予め制御権設定手段3aに記憶されるリモート入出力部2の優先度テーブルを参照して、このテーブルに有るリモート入出力部2が通信可能な状態となっている方の制御部1に制御権を切替える。
例えば、リモート入出力部2−2が優先度テーブルに記載されている場合、図9(a)は通信可能であるので、制御権は切替えない。
しかし、リモート入出力部2−3が優先度テーブルに予め設定されている場合には、制御部1Aは制御部1Bに制御権設定手段3aを介して制御権の切替えを通知する。この優先度テーブル以外に、制御権切替えの判定条件、例えばリモート入出力部2の通信可能な数が逆転する場合に制御権を切替えるなどの判定ロジックを設けるようにしても良い。
このようにして、故障パターンを判定して、制御権の切替えを極力避けた監視制御システムの運転が可能となる。
このような構成においても、制御権を切替えることが必要な故障パターンもいくつかは存在する。例えば、同一のリモート入出力部2の第2のループIF部2aと第2のループIF部2bとが同時に故障した場合は、このリモート入出力部2とのアクセスは不能である。
また、図9に示すように、制御部1Aと制御1Bにおけるアクセス範囲が異なる、即ち、制御部1Aからはリモート入出力部2nのみへアクセスが可能であるが、制御部1Bからは全てのリモート入出力部2へのアクセスが可能な故障パターンが発生する場合がある。
この故障パターンの場合においては、全てのリモート入出力部2へのアクセスが可能な制御部1Bを待機状態から運用状態に切替えることになる。
二重化制御インタフェース3の運用系の制御権設定手段3aでは、相手系(待機系)の制御部1Bの制御権設定手段3aに状態を問い合わせ、制御部1B自体が故障している場合は待機系故障と判断し、制御部1Aが運用系として単独運転を行う。
このような構成で制御権の切替えを判定することで、従来の二重化監視制御システムにおいては、運用系の制御部が故障し、待機系の制御部への切替えを行う場合、制御の継続性を保つため運用系で収集した入力データから演算処理したデータを、二重化制御インタフェースを介して運用系から待機系へ常時転送するようにしていた。
しかしながら、本発明によれば、わざわざ二重化制御インタフェースを介してデータの授受を行わずとも常に入力データは運用系と待機系で同一の入力データの情報を共有することができるので、二重化制御インタフェース部において膨大な量のデータ伝送を行わずに済む効果がある。さらに、二重化制御インタフェース部を介する遅延がなくなるので高速な切替え動作が可能となる効果もある。
本発明は、上述した実施例に何ら限定されるものではなく、ループネットワークやその伝送路は、無線通信路で構成すること、また、本説明では、ループネットワークを二重構成として説明したが、三重、四重構成のループネットワークとしてもよい。
さらに、送信側の第2のデータ分配・選択部2dにおいて、送信する入力データにシーケンス番号を付与し、受信側の第1ループIF部1a及び第1ループIF部1bでの正常受信情報の判定において、受信したシーケンス番号を比較して、一定時間内にこのシーケンス番号が更新されないときネットワークループが異常と判断する。そして、両方のネットワークループが正常の場合は最新のシーケンス番号の側を選択するようにして、送信されるデータの信頼性を上げるたりしてもよく、本主旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することが可能である。
本発明の監視制御システムの構成図。 本発明の制御部の構成図。 本発明のリモート入出力部の構成図。 本発明の監視制御システムのループネットワークを説明する図。 本発明の第1の切替え制御部及び第2の切替え制御部のループインタフェース部の選択動作を説明する表。 本発明の監視制御システムの制御動作のフロー図。 ループネットワークの複数箇所で故障が発生した場合の監視制御システムの動作を説明する図。 ループネットワークの複数箇所で故障が発生した場合の監視制御システムの動作を説明する図。 ループネットワークにアクセス不可能な箇所が発生した場合の制御動作を説明する図。 従来のフィールドバスによる監視制御システムの構成図。 従来の並列接続による監視制御システムの構成図。 従来のリング状接続による監視制御システム 従来の二重化監視制御システムの構成図。 従来のリモート入出力装置の伝送路の切り替えの構成図。
符号の説明
1 制御部
1A 稼動系の制御部
1B 待機系の制御部
1a、1b 第1のループIF(インタフェース)部
1c 切替え制御部
1d データ分配・選択部
1e 制御演算部
2、2、〜2n リモート入出力部
2a、2b 第2のループ(インタフェース)部
2c 切替え制御部
2d データ分配・選択部
2e IO部
3 二重化制御インタフェース部
3a 制御権設定手段
3b ループ状態判定手段
4a、4b 伝送路
5 被制御対象
10 監視制御システム
11、12、13、14 制御部
11a、12a、14a IF部
13a ループIF部
21、22、23、24 リモート入出力部
21a、22a、24a IF部
23a ループIF部
41 コントローラ
51 I/O
61 PIO
81 伝送路切替え部
91 ヘルスチェック受信部
100 監視制御装置
101a 状態テーブル
117,118 伝送路

Claims (7)

  1. 被制御対象から入力データを収集し、前記入力データに基づいて制御データを出力する一対の制御部と、前記被制御対象から前記入力データを収集して夫々の前記制御部に送信し、制御実行中の運用系の前記制御部からの前記制御データを前記被制御対象に出力する複数のリモート入出力部と、一対の前記制御部と複数の前記リモート入出力部とを円環状に接続する通信ケーブルと、一対の前記制御部の異常状態を相互に監視し、1対の前記制御部に対して制御を運用状態または待機状態とする制御権を設定する一対の二重化制御インタフェースとから成り、前記一対の制御部、複数の前記リモート入出力部、及び前記通信ケーブルからなるループネットワークにおいて、予め設定される通信手順で双方向に通信を行い、前記被制御対象を制御する二重化監視制御システムであって、
    一対の前記制御部の一方は、他方の前記制御部及び前記リモート入出力部と前記入力データ及び前記制御データを双方向で通信し、前記入力データが正常に受信できたか否かを判定する複数の第1のループインタフェース部と、前記第1のループインタフェース部の判定結果に基づいて、複数の前記第1のループインタフェース部の内、正常受信が可能ないずれか1つの前記第1のループインタフェース部を選択する第1の切替え制御部と、前記第1の切替え制御部で選択した前記第1のループインタフェース部から出力された前記入力データを受信し、前記制御データを複数の前記第1のループインタフェース部に分配する第1のデータ分配・選択部と、前記第1のデータ分配・選択部から出力された前記入力データを入力して演算処理し、その結果を前記制御データとして前記第1のデータ分配・選択部へ出力する制御演算部とを備え、
    複数の前記リモート入出力部の夫々は、一対の前記制御部と前記入力データ及び前記制御データを双方向で通信して、前記制御データが正常に受信できたか否かを判定する複数の第2のループインタフェース部と、前記第2のループインタフェース部の判定結果に基づいて、複数の第2のループインタフェース部の内、正常受信が可能な前記第2のループインタフェース部を選択する第2の切替え制御部と、前記第2の切替え制御部で選択された第2の前記ループインタフェース部からの前記制御データを出力するとともに、前記被制御対象から収集した前記入力データを複数の前記第2のループインタフェース部に分配する第2のデータ分配・選択部と、前記第2のデータ分配・選択部で分配された前記制御データに基づいて前記被制御対象に前記制御信号を送信し、前記被制御対象から収集した信号を前記入力データとして前記第2のデータ分配・選択部に送信するIO部とを備え、
    前記ループネットワークを複数備えて、前記第1のループインタフェース部及び前記第2のループインタフェース部において受信異常が検出されたとき、複数の前記第1のループインタフェース部及び複数の前記第2のループインタフェース部の内、正常通信が可能な前記第1のループインタフェース部及び前記第2のループインタフェース部を自動的に選択して、通信可能な方向で送信し、前記ループネットワーク上において一対の前記制御部から故障箇所までの区間が重複しない場合は、前記制御権を切替えることなく制御が継続できるようにしたことを特徴とする二重化監視制御システム。
  2. 前記二重化制御インタフェース部は、前記制御部と複数の前記リモート入出力部との通信が正常に行われている否かの受信情報を収集して、前記ループネットワークの接続状態を判定するループ状態判定手段と、
    前記ループ状態判定手段の出力と予め設定される前記リモート入出力部毎の優先度判定テーブルとに基づいて1対の前記制御部の夫々の前記制御権を設定する制御権設定手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の二重化監視制御システム。
  3. 一対の前記二重化制御インタフェースの前記制御権設定手段は、一対の前記制御部自身の異常状態の自己診断出力、及び前記ループ状態判定手段で生成される受信状態判定テーブルを相互にモニタし、前記制御権を設定するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の二重化監視制御システム。
  4. 前記リモート入出力部から前記制御部に対して、定周期で送信可能な巡回方向でメッセイジまたはデータを送信し、この応答状態を前記ループ状態判定手段で受信して、前記ループネットワークの通信が可能な接続状態をテーブル化して、通信が不可の箇所を判定するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の二重化監視制御システム。
  5. 前記制御権設定手段は、前記ループ状態判定手段が、複数の前記ループネットワーク上において一対の前記制御部からの故障箇所までの区間が重複しないと判定した場合は、前記制御権を切替えることなく制御運転を継続し、一対の前記制御部の夫々の前記ループネットワークがセグメント化され、前記リモート入出力部へのアクセスが可能な範囲が異なる接続状であると判定した場合には、予め設定された優先度テーブルの情報に基づいて、制御権を再設定するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の二重化監視制御システム。
  6. 前記第2の切替え制御部は、複数の前記第2のループインタフェース部の前記入力データに相違がある場合、夫々の前記入力データを比較して、予め設定される選択基準に基づいて前記第2のループインタフェース部を選択するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の二重化監視制御システム。
  7. 被制御対象から入力データを収集し、前記入力データに基づいて制御データを出力する一対の制御部と、前記被制御対象から前記入力データを収集して夫々の前記制御部に送信し、制御実行中の運用系の前記制御部からの前記制御データを前記被制御対象に出力する複数のリモート入出力部と、一対の前記制御部と複数の前記リモート入出力部とを円環状に接続する通信ケーブルと、一対の前記制御部の異常状態を相互に監視し、1対の前記制御部に対して制御を運用状態または待機状態とする制御権を設定する一対の二重化制御インタフェースとから成り、前記一対の制御部、複数の前記リモート入出力部、及び前記通信ケーブルからなるループネットワークにおいて、予め設定される通信手順で双方向に通信を行い、前記被制御対象を制御する二重化監視制御システムの冗長化切替え方法であって、
    一対の前記制御部の夫々に複数の第1のループインタフェース部と、複数の前記リモート入出力部の夫々に複数の第2のループインタフェース部と、複数の第1のループインタフェース部と複数の第2のループインタフェース部とを接続する前記通信ケーブルとを有し、前記ループネットワークを複数備えて選択可能とし、
    前記ループネットワークにおける前記入力データ及び前記制御データの受信が、受信側で正常に受信できたか否かの受信情報を検出する受信情報検出ステップと、
    前記受信情報から、複数の第1のループインタフェース部と、複数の前記リモート入出力部の夫々に複数の第2のループインタフェース部とを選択し、受信可能な第1のループインタフェース部及び第2のループインタフェース部とを選択するループインタフェース部選択ステップと、
    前記受信情報から前記ループネットワークの接続状態を判定するループネットワーク判定ステップと、
    前記ループネットワーク判定ステップに基づいて、一対の前記制御部の制御権を再設定する制御権設定ステップとからなり、
    前記ループネットワーク判定ステップにおいて、複数の前記ループネットワーク上において一対の前記制御部からの故障箇所までの区間が重複しないと判定した場合は、前記ループネットワークの前記制御権を切替えることなく制御を継続し、前記ループネットワーク上の複数箇所で故障が発生し、前記ループネットワーク上において一対の前記制御部からの故障箇所までの区間が重複したと判定した場合には、一対の前記制御部の前記制御権を再設定するようにしたことを特徴とする二重化監視制御システムの冗長化切替え方法。
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