JPH10308751A - 情報提供システムにおける通信端末,ネットワーク装置及び端末識別情報設定方法並びに情報提供システム並びに情報通信システムにおける固定長セル送受信装置 - Google Patents

情報提供システムにおける通信端末,ネットワーク装置及び端末識別情報設定方法並びに情報提供システム並びに情報通信システムにおける固定長セル送受信装置

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JPH10308751A
JPH10308751A JP9119968A JP11996897A JPH10308751A JP H10308751 A JPH10308751 A JP H10308751A JP 9119968 A JP9119968 A JP 9119968A JP 11996897 A JP11996897 A JP 11996897A JP H10308751 A JPH10308751 A JP H10308751A
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JP9119968A
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Masayuki Koga
正行 古賀
Shinichi Ishigaki
信一 石垣
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/0428Integrated services digital network, i.e. systems for transmission of different types of digitised signals, e.g. speech, data, telecentral, television signals
    • H04Q11/0478Provisions for broadband connections
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5629Admission control
    • H04L2012/563Signalling, e.g. protocols, reference model

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばマルチキャスト接続を提供しているA
TM網において用いて好適の情報提供システムにおける
通信端末において、マルチキャスト接続しているATM
仮想チャネルとは別のATM仮想チャネルの接続を利用
せずにサービス提供側にてサービス受信端末側を認識,
識別できるようにする。 【解決手段】 情報提供装置1と、回線を介して通信端
末3−1〜3−nを複数個収容し情報提供装置1から送
信された所望の情報を情報固有に設定された仮想パス及
び仮想チャネルを用いて当該通信端末に対して提供する
ネットワーク装置2とを有し、情報提供装置1側に対し
て送信すべきデータに、送信元の通信端末3−1〜3−
nを識別するための情報を端末識別情報として挿入する
識別情報挿入部3Aと、識別情報挿入部3Aにて端末識
別情報が挿入されたデータを、上記の仮想パス及び仮想
チャネルを用いて送信する送信部3Bとをそなえるよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次)発明の属する技術分野 従来の技術(図73) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図6) 発明の実施の形態 ・第1実施形態の説明(図7〜図21) ・第2実施形態の説明(図22〜図26) ・第3実施形態の説明(図27〜図35) ・第4実施形態の説明(図36〜図46) ・第5実施形態の説明(図47〜図54) ・第6実施形態の説明(図55〜図59) ・第7実施形態の説明(図60〜図67) ・第8実施形態の説明(図68〜図72) ・その他 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばATM(Asy
nchronous Transfer Mode:非同期転送モード)によるマ
ルチキャスト接続を提供するATM網において用いて好
適な情報提供システムにおける通信端末,ネットワーク
装置及び端末識別情報設定方法並びに情報提供システム
並びに情報通信システムにおける固定長セル送受信装置
に関する。
【0003】
【従来の技術】図73は放送形式によるマルチメディア
サービスの一例としての情報提供システムを示す図であ
り、この図73に示す情報提供システム100は、サー
ビス提供装置101,ATMネットワーク装置102及
びサービス受信端末としての複数の(この場合において
は2つの)リーフノード装置103−1,103−2を
そなえて構成されている。
【0004】ここで、サービス提供装置101は、サー
ビス提供チャネル104を介してATMネットワーク装
置102に接続され、このサービス提供チャネル104
を介して所望の情報を送信することにより、マルチメデ
ィア情報の付与というサービスを提供するものである。
また、ATMネットワーク装置102は、上述のサービ
ス提供装置101と各リーフノード装置103−1,1
03−2との間をサービスチャネル104で中継するも
のであり、サービス提供装置101とリーフノード装置
103−1,103−2との間の伝送路を制御するとと
もに、リーフノード装置103−1,103−2に対す
るサービス提供を管理するものである。
【0005】また、リーフノード装置103−1,10
3−2は、サービス提供装置101から例えばマルチキ
ャスト接続によって情報提供をサービスとして受けるサ
ービス受信端末として機能するものである。ところで、
サービス提供装置101は、詳細にはサービス提供処理
部101a,ATM制御部101b,伝送路制御部10
1c,サービス制御部101d及び記憶部101eをそ
なえて構成されている。
【0006】ここで、サービス提供処理部101aはサ
ービス提供用の各種情報(例えば画像,音声,データ等
のマルチメディア情報)を構成する信号を出力するもの
であり、ATM制御部101bは、サービス提供処理部
101aからの各種信号からATMセルへの変換及びチ
ャネルの多重処理を行なう一方、伝送路制御部101c
からのATMセルの各種信号への変換,抽出を行なうも
のである。
【0007】また、伝送路制御部101cはATM制御
部101bからのATMセルを伝送信号にマッピングす
る一方、リーフノード装置103−1,103−2側か
らの伝送信号からATMセルを抽出するものである。さ
らに、サービス制御部101dはリーフノード装置10
3−1,103−2へのサービスの提供を制御するもの
であり、記憶部101eは、サービス提供装置101e
の各種情報を登録管理するものであり、サービスを提供
するチャネル対応に上述の各種情報を登録,管理するサ
ービスチャネル対応データ記憶部101e−1をそなえ
ている。
【0008】また、ATMネットワーク装置102は、
詳細には2つの伝送路制御部102a,102bをそな
えるとともに、ATMスイッチ部102c,ATMスイ
ッチ制御部102d,リーフノード制御処理部102e
及び記憶部102fをそなえて構成されている。伝送路
制御部102aは、サービス提供装置101側の回線
(サービス提供チャネル104)とATMスイッチ部1
02cとの間の信号のインタフェース処理(例えば伝送
信号からATMセルの抽出,ATMセルの伝送信号への
マッピング等)を行なうものである。
【0009】同様に、伝送路制御部102bは、リーフ
ノード装置103−1,103−2側の回線(サービス
提供チャネル104)とATMスイッチ部102cとの
間の信号のインタフェース処理を行なうものである。A
TMスイッチ部102cは、上述の伝送路制御部102
a,102b間のATMセルをスイッチングさせるもの
であり、リーフノード制御処理部102dは、リーフノ
ード装置103−1,103−2から伝送路制御部10
2b及びATMスイッチ部102cを介して受信された
制御情報からリーフノード装置103−1,103−2
の管理を行なうとともに、リーフノード装置103−
1,103−2に送信すべき制御情報を作成するもので
ある。
【0010】また、ATMスイッチ制御部102dは、
リーフノード制御処理部102eの指示によりサービス
提供装置101から送られる各種サービスのチャネルを
リーフノード装置103−1,103−2へ接続するも
のである。さらに、記憶部102fは、ATMネットワ
ーク装置102の各種情報を登録,管理するものであ
り、各リーフノード装置103−1,103−2対応の
ユーザ制御情報を登録するリーフノード制御データ10
2f−1及びサービス提供チャネル104とリーフノー
ド装置103−1,103−2とを接続する処理を行な
うための制御情報を登録するATMスイッチ制御データ
102f−2をそなえて構成されている。
【0011】また、リーフノード制御処理部102e
は、リーフノード装置103−1,103−2から入力
されるサービス制御情報に基づいて、リーフノード制御
データ102f−1にて記憶されるユーザ制御情報を管
理するものである。ところで、リーフノード装置103
−1,103−2は、いずれも伝送路制御部103a,
ATM制御部103b,サービス制御部103c,サー
ビス指示部103d及び記憶装置103eをそなえて構
成されている。
【0012】ここで、伝送路制御部103aは、ATM
ネットワーク装置102からの伝送信号からATMセル
を抽出し、またATMネットワーク装置102側に送信
すべきATMセルを伝送信号にマッピングするものであ
る。さらに、ATM制御部103bは、伝送路制御部1
03aからのATMセルから各種信号への変換を行なう
とともに、ATMネットワーク装置102側に送信すべ
き各種信号のATMセルへの変換を行なうものである。
【0013】また、サービス制御部103cは、ATM
制御部103bからの受信マルチメディア情報を認識
し、信号種別に従ってユーザに対するマルチメディアサ
ービスを提供するものである。さらに、サービス指示部
103dは、ユーザが設定したマルチメディアサービス
に対する要求を、制御情報としてATMセル作成要求に
変換してATM制御部103bに出力するものである。
なお、この要求は伝送信号用の回線(サービス提供チャ
ネル104)のVPI/VCIとは別に独立して設けら
れた制御チャネル106−1,106−2を介してAT
Mネットワーク装置102のリーフノード制御処理部1
02eに送信される。
【0014】また、記憶部103eは、リーフノード装
置103−1,103−2の各種情報を登録、管理する
ものであり、各リーフノード装置103−1,103−
2が使用中のチャネル情報を登録するチャネルデータ記
憶部103e−1をそなえている。このような構成によ
り、上述の図73に示す情報提供システム100におい
ては、ATMネットワーク装置102により、サービス
提供装置101とリーフノード装置103−1,103
−2との間をマルチキャスト接続することにより、サー
ビス提供装置101から提供される同一の情報を2つの
リーフノード装置103−1,103−2にて同時に受
信することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ATMを用いたディジ
タルブロードキャストのような放送形式によるマルチメ
ディアサービスの成長によるサービスの提供を受けるリ
ーフノード装置103−1,103−2の数の増加に伴
い、サービス提供チャネル104を構成するATM仮想
チャネル(VPI/VCI;Virtual Path Identifier/
Virtual ChannelIdentifier) を多数用意する必要があ
り、ATM網への負荷が増大する。
【0016】そこで、サービス提供装置101がリーフ
ノード装置103−1,103−2に対して、互いに同
一の情報を提供する場合には、サービス提供装置101
とリーフノード装置103−1,103−2との間を、
互いに同一のVPI/VCIを使用して情報提供を行な
うことを提案する。リーフノード装置103−2は、情
報の提供の要求をATMネットワーク装置102を介し
てサービス提供装置101に送出する。サービス提供装
置101は、リーフノード装置103−2によって要求
された情報が、リーフノード装置103−1に提供中で
あった情報と同一の情報であることを認識すると、AT
Mネットワーク装置102内のATMスイッチ部102
cに対して、この情報に関するセルのコピーを指示す
る。これにより、リーフノード装置103−1,103
−2に対して同一のATM仮想チャネル(VPI/VC
I)で送信すべき同一の情報を生成することになる。
【0017】ディジタルブロードキャストのような放送
形式によるマルチメディアサービスにおいては、付加サ
ービスが多様化する傾向にあり、特にサービス受信端末
側からサービス提供側に対して情報を送信できるように
することが要求されてきている。しかしながら、サービ
ス提供装置101は、同一の情報の提供を受けているリ
ーフノード装置103−1,103−2と同一のATM
仮想チャネル(VPI/VCI)にて接続されているた
めに、一方のリーフノードにてATMセルを受信しても
送信元のリーフノードを識別することができず、ユーザ
管理を行なうことが不可能であり、上述のごとき双方向
通信を行なうことが困難であるという課題がある。
【0018】また、リーフノード装置103−1,10
3−2からサービス提供装置101に対して情報を送信
する際には、マルチキャスト用のATM仮想チャネル
(VPI/VCI)とは別の、ポイント・トゥ・ポイン
ト接続のためのATM仮想チャネル(VPI/VCI)
を使用することも可能だが、前述のようにリーフノード
装置の増加に伴い、ATM網の管理するATM仮想チャ
ネル(VPI/VCI)が増大してしまい、負荷が非常
に大きくなる。
【0019】なお、例えば互いに異なるLAN(Local A
rea Network)をATMネットワークを介して接続され、
LAN間の端末同士でマルチメディア情報等をやり取り
する際においても、網への負担を抑制しながら、相手側
の端末を互いに認識できるようにすることが望まれる。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、サ
ービス提供側と複数のサービス受信端末側との間を同一
のATM仮想チャネルを用いた双方向通信を行なうこと
により、マルチキャスト接続しているATM仮想チャネ
ル(VPI/VCI)とは別のATM仮想チャネル(V
PI/VCI)の接続を利用することなくサービス提供
側にてサービス受信端末側を認識,識別することができ
るようにした、情報提供システムにおける通信端末,ネ
ットワーク装置及び端末識別情報設定方法並びに情報提
供システムを提供することを目的とする。
【0020】また、本発明は、互いに異なるネットワー
クに収容される端末間で情報伝送を行なう情報通信シス
テムにおいて、同一のATM仮想チャネルを介して双方
向通信を行なうことにより、送信側端末及び受信側端末
同士で互いを認識,識別することができるようにした、
情報通信システムにおける固定長セル送受信装置を提供
することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】図1は第1の発明の原理
ブロック図であり、この図1において、1は情報提供シ
ステムであり、この情報提供システム10は、通信端末
提供用の各種情報を送信する情報提供装置1と、通信端
末3−1〜3−nを回線4−1〜4−nを介して複数個
収容し、情報提供装置1から送信された所望の情報を、
情報固有に設定された仮想パス及び仮想チャネルを用い
ることにより、当該通信端末3−1〜3−nに対して提
供するネットワーク装置とを有している。
【0022】ここで、各通信端末3−1〜3−nは、情
報提供装置1に対して送信すべきデータに送信元の通信
端末を識別するための情報を端末識別情報として挿入す
る識別情報挿入部3Aと、識別情報挿入部3Aにて上記
端末識別情報が挿入された上記データを上記の仮想パス
及び仮想チャネルを用いて送信する送信部3Bとをそな
えている(請求項1)。
【0023】また、上述の識別情報挿入部3Aを、上記
データを構成する固定長セルのデータ部に上記端末識別
情報を挿入するように構成することもできるほか(請求
項2)、上記データを構成する固定長セルのヘッダ部に
おける未使用領域に、上記端末識別情報を挿入するよう
に構成することもでき(請求項3)、さらに、識別情報
挿入部3Aを、システムの保守運用のための固定長セル
に上記端末識別情報を挿入するように構成することもで
きる(請求項4)。
【0024】また、上述の端末識別情報を、通信端末3
−1〜3−n毎に固有に設定された情報としたり(請求
項5)、複数の通信端末3−1〜3−nにより構成され
る通端末グループ毎に固有に設定された情報とすること
もできる(請求項6)。さらに、上述の端末識別情報と
しては、可変長なビットデータにより構成することがで
きるほか(請求項7)、情報提供装置1からの指示に基
づいて、変更しうるように構成することもできる(請求
項8)。
【0025】また、図2は第2の発明の原理ブロック図
であり、この図2において、10Aは情報提供システム
であり、この情報提供システム10Aは、通信端末提供
用の各種情報を送信する情報提供装置1と、通信端末3
−1〜3−nを回線を介して複数個収容し、情報提供装
置1から送信された所望の情報を、情報固有に設定され
た仮想パス及び仮想チャネルを用いることにより、当該
通信端末3−1〜3−nに対して提供するネットワーク
装置2とを有している。
【0026】さらに、ネットワーク装置2は以下に示す
回線接続ポート2−1,識別情報挿入部2−2及び送信
部2−3をそなえて構成されている。ここで、回線接続
ポート2−1は、複数の通信端末3−1〜3−nとの間
における回線4−1〜4−nに対応して設けられ、通信
端末3−1〜3−nから情報提供装置1に対して上記の
仮想パス及び仮想チャネルを用いて送信すべきデータを
入力するものである。
【0027】また、識別情報挿入部2−2は、複数の回
線接続ポート2−1の使用/不使用状態に応じて、上記
データの送信元の通信端末を識別するとともに、上記デ
ータに送信元の端末識別情報を挿入するものである。さ
らに、送信部2−3は、識別情報挿入部2−2にて上記
端末識別情報が付与された上記データを、上記の仮想パ
ス及び仮想チャネルを用いて送信するものである(請求
項9)。
【0028】また、識別情報挿入部2−2を、回線接続
ポート2−1のポート番号に対応して端末識別情報を記
憶する識別情報テーブルと、回線接続ポート2−1の使
用/不使用状態に関する情報を記憶するポート状態記憶
部と、使用状態にある回線接続ポート2−1に情報提供
装置1に対するデータが入力されると、ポート状態記憶
部から上記データが入力された回線接続ポート2−1の
ポート番号を抽出するポート番号抽出部と、識別情報テ
ーブルを参照することにより、ポート番号抽出部にて抽
出されたポート番号に対応した上記端末識別情報を抽出
する識別情報抽出部と、識別情報抽出部にて抽出された
上記端末識別情報を、上記データに挿入する挿入部とを
そなえて構成することもできる(請求項10)。
【0029】さらに、識別情報挿入部2−2を、上記デ
ータを構成する固定長セルのデータ部に上記端末識別情
報を挿入するように構成したり(請求項11)、上記デ
ータを構成する固定長セルのヘッダ部における未使用領
域に、上記端末識別情報を挿入するように構成したり
(請求項12)、システムの保守運用のための固定長セ
ルに上記端末識別情報を挿入するように構成することが
できる(請求項13)。
【0030】また、上述の端末識別情報を、通信端末毎
に固有に設定された情報としたり(請求項14)、自身
が収容する通信端末であることを示す情報としたり(請
求項15)、通信端末により構成される通信端末グルー
プ毎に固有に設定された情報とすることもできる(請求
項16)。さらに、上述の端末識別情報を、可変長なビ
ットデータにより構成することができるほか(請求項1
7)、本発明のネットワーク装置2を、情報提供装置1
からの指示に基づいて、上記端末識別情報の上記データ
への挿入態様を変更しうるように構成することもできる
(請求項18)。
【0031】また、図3は第3の発明の原理説明図であ
り、この図3に示す情報提供システムにおける端末識別
情報設定方法においては、情報提供システムの端末識別
情報設定を、以下に示すステップS1〜ステップS4に
より行なっているが、この情報提供システムは、各種情
報を通信端末に対して提供する情報提供装置と、通信端
末を複数個収容し、情報提供装置からの各種情報のうち
で各通信端末から要求された情報を、情報固有に設定さ
れた仮想パス及び仮想チャネルを用いることにより、当
該通信端末に対して提供するネットワーク装置とを有し
ている。
【0032】即ち、端末識別情報抽出ステップS1で
は、ネットワーク装置において、通信端末からのセット
アップ信号を受けると、所望の端末識別情報を抽出し、
応答信号作成ステップS2では、端末識別情報抽出ステ
ップS1にて抽出された上記端末識別情報を用いて、上
記セットアップ信号に対する応答信号を作成する。さら
に、応答信号送信ステップS3では、応答信号作成ステ
ップS2にて作成された上記応答信号を、上記セットア
ップ信号を送信した通信端末に対して送信し、情報通知
ステップS4では、上記セットアップ信号に含まれる情
報及び上記抽出された端末識別情報を、情報提供装置に
対して通知する(請求項19)。
【0033】また、図4は第4の発明の原理説明図であ
り、この図4に示す情報提供システムにおける端末識別
情報設定方法においては、情報提供システムの端末識別
情報を、以下に示すステップ(ステップS11〜S1
5)を経て設定しているが、この情報提供システムは、
各種情報を通信端末に対して提供する情報提供装置と、
通信端末を複数個収容し、情報提供装置からの各種情報
のうちで各通信端末から要求された情報を、情報固有に
設定された仮想パス及び仮想チャネルを用いることによ
り、当該通信端末に対して提供するネットワーク装置と
を有している。
【0034】即ち、セットアップ信号作成ステップS1
1では、通信端末1において、予め設定された端末識別
情報を含んでセットアップ信号を作成し、セットアップ
信号送信ステップS12では、セットアップ信号作成ス
テップS11にて作成された上記セットアップ信号をネ
ットワーク装置に対して送信する。さらに、登録ステッ
プS13では、セットアップ信号送信ステップS12に
て送信された上記セットアップ信号をネットワーク装置
にて受信すると、上記セットアップ信号に含まれる上記
端末識別情報を登録する。
【0035】また、応答信号送信ステップS14では、
登録ステップS13にて上記端末識別情報が登録される
と、上記セットアップ信号に対する応答信号を、上記セ
ットアップ信号を送信した通信端末に対して送信し、情
報通知ステップS15では、上記セットアップ信号に含
まれる情報を、情報提供装置に対して通知する。さら
に、図5は第5の発明の原理ブロック図であり、この図
5に示す情報提供システム10Bは、通信端末提供用の
各種情報を送信する情報提供装置1と、通信端末3−1
〜3−nを回線4−1〜4−nを介して複数個収容し、
情報提供装置1から送信された所望の情報を、情報固有
に設定された仮想パス及び仮想チャネルを用いることに
より、当該通信端末3−1〜3−nに対して提供するネ
ットワーク装置2とを有している。
【0036】ここで、本発明の情報提供システム10B
においては、上記の通信端末3−1〜3−n又はネット
ワーク装置2のうちのいずれかに、各通信端末3−1〜
3−n側から情報提供装置1側に対して上記仮想パス及
び仮想チャネルを用いて送信される固定長セルに送信元
の通信端末3−1〜3−nを識別するための情報を端末
識別情報として挿入する識別情報挿入部5をそなえてい
る。
【0037】さらに、情報提供装置1が、受信された上
記固定長セルに挿入された上記端末識別情報に基づい
て、送信元の通信端末3−1〜3−nを識別する送信端
末識別部6をそなえている(請求項21)。この場合に
おいては、ネットワーク装置2の上位に、複数のネット
ワーク装置2を収容しうる上位ネットワーク装置を少な
くとも一つそなえるとともに、各通信端末3−1〜3−
nから情報提供装置1に対するデータを、上記のネット
ワーク装置2及び上位ネットワーク装置を介して送信す
るように構成することができる(請求項22)。
【0038】さらに、この場合においては、上位ネット
ワーク装置が、ネットワーク装置からの上記データに含
まれる上記端末識別情報を、当該上位ネットワーク装置
で管理する識別情報に変換して送信するように構成する
ことができるほか(請求項23)、上記の上位ネットワ
ーク装置又はネットワーク装置を、任意の該通信端末に
より構成される通信端末グループ毎に固有に上記端末識
別情報を設定するように構成することもできる(請求項
24)。
【0039】また、図6は第6の発明の原理ブロック図
であり、この図6に示す情報通信システム11は、固定
長セル送受信装置8a,8bが、固定長セルネットワー
ク9を介して相互に接続されており、各固定長セル送受
信装置8a,8bはそれぞれ、任意の通信規約を有し、
少なくとも一つ以上の通信端末7a,7bが相互に接続
されてなる通信端末ネットワーク7A,7Bを収容する
ものである。
【0040】これにより、情報通信システム11におい
ては、対向する2つの固定長セル送受信装置8a,8b
に収容される通信端末7a,7b間で、上記通信規約に
従った第1端末識別情報を付して情報通信を行なうこと
ができるようになっている。ここで、各固定長セル送受
信装置8a,8bはそれぞれ同様の構成を有することが
できるので、ここでは固定長セル送受信装置8aの機能
に着目して以下説明する。
【0041】即ち、固定長セル送受信装置8aは、第1
端末識別情報出力部8a−1,第2端末識別情報抽出部
8a−2,セル変換部8a−3,第2端末識別情報挿入
部8a−4,第3端末識別情報取出部8a−5,第4端
末識別情報抽出部8a−6,セル変換部8a−7及び第
4端末識別情報挿入部8a−8をそなえて構成されてい
る。
【0042】ここで、第1端末識別情報出力部8a−1
は、通信端末7aから送信される情報を入力されて、上
記第1端末識別情報を出力するものであり、第2端末識
別情報抽出部8a−2は、第1端末識別情報出力部8a
−1からの上記第1端末識別情報に基づいて、固定長セ
ルネットワーク9に従った第2端末識別情報を抽出する
ものである。
【0043】さらに、セル変換部8a−3は、通信端末
3−1〜3−nから送信される情報を固定長セルに変換
するものであり、第2端末識別情報挿入部8a−4は、
第2端末識別情報抽出部8a−2にて抽出された上記第
2端末識別情報を、上記変換後の固定長セルに挿入する
ものである。なお、この第2端末識別情報が挿入された
固定長セルは、固定長セルネットワーク9を介して固定
長セル送受信装置8bに送信される。
【0044】また、第3端末識別情報取出部8a−5
は、対向通信端末8bからの固定長セルを入力されて、
第3端末識別情報を取り出すものであり、第4端末識別
情報抽出部8a−6は、第3端末識別情報取出部8a−
5からの上記第3端末識別情報に基づいて、上記通信規
約に従った第4端末識別情報を抽出するものである。さ
らに、セル変換部8a−7は、対向側の固定長セル送受
信装置8bに収容される通信端末7bから固定長セルネ
ットワーク9を介して受信された固定長セルを、上記通
信規約に従った情報に変換するものであり、第4端末識
別情報挿入部8a−8は、第4識別情報抽出部8a−6
にて抽出された上記第4端末識別情報を、上記変換後の
情報に挿入するものである。
【0045】なお、上記第4端末識別情報が挿入された
情報については、所望に通信端末7aにて受信すること
ができる(請求項25)。上述の本発明の情報通信シス
テムにおける固定長セル送受信装置8a(8b)におい
ては、上記の第1端末識別情報と第2端末識別情報との
対応関係又は上記の第3端末識別情報と第4端末識別情
報との対応関係に関する情報が記憶された識別情報テー
ブルをそなえて構成することもできる(請求項26)。
【0046】さらに、第2端末識別情報挿入部8a−4
を、上記データを構成する固定長セルのデータ部に上記
第2端末識別情報を挿入するように構成したり(請求項
27)、上記データを構成する固定長セルのヘッダ部に
おける未使用領域に、上記端末識別情報を挿入するよう
に構成することができる(請求項28)。また、上記第
2端末識別情報を、通信端末7a(7b)毎に固有に設
定された情報としたり(請求項29)、複数の通信端末
7a(7b)により構成される通信端末グループ毎に固
有に設定された情報としたり(請求項30)、可変長な
ビットデータにより構成することもできる(請求項3
1)。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照することによ
り、本発明の実施の形態について説明する。 (a)第1実施形態の説明 図7は本発明の第1実施形態にかかる情報提供システム
を示すブロック図であり、この図7に示す情報提供シス
テム20においても、上述の図73に示すもの(符号1
00参照)と同様、マルチキャスト接続により例えばマ
ルチメディア情報を提供することができるほか、サービ
ス提供側がサービス受信端末側とマルチキャスト接続を
行なっているVPI/VCIと同一のVPI/VCIを
用いて、サービス受信端末側からサービス提供側に対す
る情報の通信についても行なうことができるものであ
る。
【0048】即ち、第1実施形態にかかる情報提供シス
テム20は、マルチキャスト接続により放送形式による
情報提供を行なうとともに、マルチキャスト接続されて
いる回線を用いて双方向通信を行なうことができるもの
であり、サービス提供装置21,ATMネットワーク装
置22及びサービス受信端末としての複数の(この場合
においてはn個の)リーフノード(Leaf Node)装置23
−1〜23−nをそなえて構成されている。
【0049】ここで、サービス提供装置21は、サービ
ス提供チャネル24を介してATMネットワーク装置2
2に接続され〔例えばPVC(Permanent Virtual Chann
el)接続〕、このサービス提供チャネル24を介して所
望の情報を送信することにより、情報付与というサービ
スを提供するものである。換言すれば、サービス提供装
置21は、リーフノード23−1〜23−nへの提供用
の各種情報を送信する情報提供装置として機能するよう
になっている。
【0050】また、ATMネットワーク装置22は、上
述のサービス提供装置21との間をサービス提供チャネ
ル24を介して接続されるとともに、各リーフノード装
置23−1〜23−nとの間を回線25−1〜25−n
(サービス提供チャネル24)を介して接続されて、サ
ービス提供装置21とリーフノード装置23−1〜23
−nとの間の伝送路を制御するとともに、リーフノード
装置23−1〜23−nを管理するものである。
【0051】即ち、ATMネットワーク装置22は、複
数のリーフノード装置23−1〜23−nを回線25−
1〜25−nを介して複数個収容し、サービス提供装置
21から送信された所望の情報を、情報固有に設定され
たVPI/VCIを用いることにより、当該リーフノー
ド装置23−1〜23−nに対して提供するネットワー
ク装置として機能する。
【0052】また、通信端末としてのリーフノード装置
23−1〜23−nは、サービス提供装置21から例え
ばマルチキャスト接続によって情報提供をサービスとし
て受けるとともに、サービス提供装置21に対して情報
を通信しうるものである。例えば、サービス提供装置2
1がn個のリーフノード装置23−1〜23−nに対し
て、互いに同一の情報を提供する場合には、サービス提
供装置21とリーフノード装置23−1〜23−nとの
間を、互いに同一のATM仮想チャネル(VPI/VC
I)を使用することによりマルチキャスト接続を行な
い、情報を提供することができる。
【0053】なお、リーフノード装置23−1〜23−
nから送信される情報には、後述するように送信元の識
別情報が付されており、これにより、サービス提供装置
21とリーフノード装置23−1〜23−nとの間で同
一VPI/VCIが使用されている場合においても、受
信側のサービス提供装置21にて情報送信元のリーフノ
ード装置23−1〜23−nを識別することができるよ
うになっている。
【0054】例えば、第1実施形態における情報提供シ
ステム20においては、サービス提供装置21におい
て、アンケート実施に関する情報をリーフノード装置2
3−1〜23−nに対して同一VPI/VCIを用いる
ことにより放送形式で送信する場合に、このアンケート
実施に関する情報を送信中においても(リーフノード装
置23−1〜23−nにおいて番組を再生中において
も)、アンケート回答結果情報をリーフノード装置23
−1〜23−nから順次受信することができ、サービス
提供装置21側においてアンケート集計を即座に行なう
ことができる。
【0055】ところで、サービス提供装置21は、詳細
には前述の図73におけるものとほぼ同様のサービス提
供処理部21a,ATM制御部21b,伝送路制御部2
1c及びサービス制御部21dをそなえるとともに、記
憶部21eをそなえて構成されている。即ち、サービス
提供処理部21aはサービス提供用の各種情報(例えば
画像,音声,データ等のマルチメディア情報)を構成す
る信号を出力するものであり、ATM制御部21bは、
サービス提供処理部21aからの各種信号からATMセ
ルへの変換及びチャネルの多重処理を行なう一方、伝送
路制御部21cからのATMセルの各種信号への変換,
抽出を行なうものである。
【0056】また、伝送路制御部21cはATM制御部
21bからのATMセルを伝送信号にマッピングして、
サービス制御チャネル24を介して送信する一方、リー
フノード装置23−1〜23−n側からの伝送信号から
ATMセルを抽出するものである。例えば、サービス提
供装置21において、マルチメディア情報として画像デ
ータを送信する際には、ATM制御部21bでは図14
に示すようなATMセル201を生成するとともに、上
述の伝送路制御部21cにおいて伝送信号から抽出され
たATMセル202には、図15に示すようにリーフノ
ード識別子202Bが付されている。
【0057】即ち、この図14に示すATMセル201
には、5バイトのヘッダ領域202Aと、このヘッダ領
域202Aに続く48バイトのデータ領域201Bとを
そなえて構成される一方、図15に示すATMセル20
2には、5バイトのヘッダ領域202Aと、このヘッダ
領域202Aに続く1バイトのリーフノード識別子領域
202Bと、リーフノード識別子領域202Bに続く4
7バイトのデータ領域202Cとをそなえて構成されて
いる。
【0058】例えば、サービス提供装置21からアンケ
ート実施情報をサービス提供チャネル24を介して複数
のリーフノード装置23−1〜23−nに対して送信す
る際には、ATMセル201のデータ領域201Bは、
そのアンケート実施情報に関するデータ(画像データ又
は音声データ)により構成される。また、リーフノード
装置23−1〜23−nからサービス提供装置21に対
して送信されるATMセル202のデータ領域202C
は、リーフノード装置23−1〜23−nにおけるそれ
ぞれのユーザが入力したアンケート回答結果の内容によ
り構成される。
【0059】さらに、記憶部21eは、サービス提供装
置21の各種マルチメディア情報を登録管理するもので
あり、例えば図8に示すような識別子認識テーブル21
e−1及び図9に示すようなサービスチャネル制御テー
ブル21e−2をそなえている。ここで、識別子認識テ
ーブル21e−1は、リーフノード装置23−1〜23
−n毎に登録された識別子としてのリーフノード番号対
応に、リーフノード装置23−1〜23−nに関する情
報(例えばIP(Internet Protocol) アドレス,課金レ
ート及びアンケート回答結果に関する情報)を登録する
ものであり、サービスチャネル制御テーブル21e−2
は、サービスを提供するチャネル(提供を受けるサービ
スをユーザが選択するためのもの)対応に上述の各種マ
ルチメディア情報に関するVPI/VCI情報を登録,
管理するものである。
【0060】また、サービス制御部21cは、上述のサ
ービスチャネル制御テーブル21e−2を参照すること
により、チャネル番号(提供を受けるサービスをユーザ
が選択するための識別番号)に対応したVPI/VCI
を抽出し、このVPI/VCIを用いることにより、リ
ーフノード装置23−1〜23−nに対して所望の情報
提供を行なうことができるようになっている。
【0061】さらに、リーフノード認識処理部21f
は、リーフノード装置23−1〜23−nから送信され
る情報に付されたリーフノード装置23−1〜23−n
の識別情報に基づいてリーフノード装置23−1〜23
−nを識別,認識するとともに、認識,識別されたリー
フノード装置23−1〜23−nからの情報に基づいて
識別子認識テーブル21e−1の内容を登録又は更新す
るようになっている。
【0062】なお、リーフノード認識処理部21fにお
いては、上述のリーフノード番号でインデックスするこ
とにより、識別子認識テーブル21e−1にて保持され
ているリーフノード装置23−1〜23−n毎の情報を
抽出することができる。また、ATMネットワーク装置
22は、詳細には2つの伝送路制御部22a,22bを
そなえるとともに、ATMスイッチ部22c,ATMス
イッチ制御部22d,リーフノード制御処理部22e及
び記憶部22fをそなえて構成されている。
【0063】伝送路制御部22aは、サービス提供チャ
ネル24とATMスイッチ部22cとの間の信号のイン
タフェース処理(例えば伝送信号からATMセルの抽
出,ATMセルの伝送信号へのマッピング等)を行なう
ものであり、同様に、伝送路制御部22bは、回線25
−1〜25−nとATMスイッチ部22cとの間の信号
のインタフェース処理を行なうものである。
【0064】なお、伝送路制御部22bにおいては、上
述の回線25−1〜25−nとATMネットワーク装置
22とを物理的に接続する図示しない回線接続ポートを
そなえており、各回線25−1〜25−nが接続される
ポートにはそれぞれポート番号が付されている。換言す
れば、この回線接続ポートは、複数のリーフノード装置
23−1〜23−nとの間における回線25−1〜25
−nに対応して設けられ、リーフノード装置23−1〜
23−nからサービス提供装置21に対して、ATMネ
ットワーク装置22から各リーフノード装置23−1〜
23−nに対するものと同一のVPI/VCIを用いて
送信すべきデータを入力するものである。
【0065】さらに、ATMスイッチ部22cは、上述
の伝送路制御部22a,22b間のATMセルをスイッ
チングさせるものであり、リーフノード制御処理部22
dは、リーフノード装置23−1〜23−nから伝送路
制御部22b及びATMスイッチ部22cを介して受信
された制御情報からリーフノード装置23−1〜23−
nの管理を行なうとともに、リーフノード装置23−1
〜23−nに送信すべき制御情報を作成するものであ
る。
【0066】また、ATMスイッチ制御部22dは、リ
ーフノード制御処理部22eの指示により、ATMスイ
ッチ部22cを制御することにより、サービス提供装置
21から送られる各種サービスのチャネルをリーフノー
ド装置23−1〜23−nへ接続,切断を制御する一
方、ATMスイッチ制御テーブル22f−2の内容を更
新するようになっている。
【0067】さらに、サービス提供装置21とリーフノ
ード装置23−1〜23−nとの間でマルチキャスト接
続を行なう際には、ATMスイッチ制御部22dでは、
サービス提供装置21からサービス提供チャネル24を
介して入力される情報のコピーをATMスイッチ部22
cに対して指示することにより、リーフノード装置23
−1〜23−nに対して同一VPI/VCIで送信すべ
き同一の情報を生成するようになっている。
【0068】また、記憶部22fは、ATMネットワー
ク装置22の各種情報を登録、管理するものであり、例
えば図10に示すリーフノード制御データ22f−1及
び図11に示すATMスイッチ制御テーブル22f−2
をそなえている。ここで、この図10に示すリーフノー
ド制御データ22f−1は、ATMネットワーク装置2
2におけるリーフノード装置23−1〜23−nのチャ
ネル接続制御を行なうために使用するデータとして、現
在サービスの提供を受けているリーフノード装置23−
1〜23−nに接続される回線25−1〜25−nに対
応したポート番号毎のサービスチャネルVPI/VCI
及び制御チャネルVPI/VCIを記憶するものであ
る。
【0069】即ち、上述の回線25−1〜25−nに対
応したポート番号で上述のリーフノード制御データ22
f−1をインデックスすることにより、リーフノード装
置23−1〜23−n毎に、現在サービス提供を受けて
いるサービスチャネルのVPI,VCI及び制御チャネ
ルのVPI,VCIの値を抽出できるようになってい
る。
【0070】また、図11に示すATMスイッチ制御テ
ーブル22f−2は、ATMネットワーク装置22にお
けるスイッチング制御を行なうために使用する情報とし
て、サービス提供チャネル24のVPI/VCI毎のス
イッチング識別フラグ,スイッチング中ポート番号及び
ストッパー(FFh)を記録するものである。即ち、上
述のサービス提供チャネル24のVPI,VCIにてA
TMスイッチ制御テーブル22f−2をインデックスす
ることにより、対象サービスチャネル24とクロスコネ
クト中のポート番号を抽出することにより、サービス提
供チャネル24からの情報の提供を受けているリーフノ
ード装置23−1〜23−nを識別することができるよ
うになっている。
【0071】なお、上述のスイッチング識別フラグは、
対象VPI/VCIがリーフノード装置へ接続中か否か
を示すものであり、スイッチング中ポート番号は、自身
のネットワーク装置22のどの回線接続ポートと接続中
かを示すものである。また、リーフノード制御処理部2
2eは、リーフノード装置23−1〜23−nから入力
されるサービス制御情報に基づいて、記憶部22fのリ
ーフノード制御データ22f−1にて記憶されるユーザ
制御情報を管理するものである。
【0072】ところで、リーフノード装置23−1〜2
3−nは、いずれも伝送路制御部23a,ATM制御部
23b,サービス制御部23c,サービス指示部23
d,記憶部23e及び識別子設定処理部23fをそなえ
て構成されている。ここで、伝送路制御部23aは、A
TMネットワーク装置22からの伝送信号からATMセ
ルを抽出し、またATMネットワーク装置22側に送信
すべきATMセルを伝送信号にマッピングするものであ
る。
【0073】さらに、ATM制御部23bは、伝送路制
御部23aからのATMセルから各種信号への変換を行
なう一方、ATMネットワーク装置22側に送信すべき
各種信号のATMセルへの変換を行ない、伝送路制御部
23a及び回線25−1〜25−nを介して送信するも
のである。なお、ATM制御部23bは、ATMネット
ワーク装置22側に送信すべき各種信号のATMセルへ
の変換後にATMセルを送信するにあたって、変換され
たATMセルについて、送信元の端末識別情報としての
リーフノード識別子(リーフノード番号)が付されるよ
うに、後述の識別子設定処理部23fによるリーフノー
ド識別子の挿入処理が行なわれるようになっている。
【0074】また、サービス制御部23cは、ATM制
御部23bからの受信マルチメディアサービス情報を認
識し、信号種別に従ってユーザに対するマルチメディア
サービスを提供するものである。さらに、サービス指示
部23dは、ユーザが設定したマルチメディアサービス
に対する要求を、制御情報としてATMセル作成要求に
変換してATM制御部23bに出力するものである。
【0075】また、記憶部23eは、リーフノード装置
23−1〜23−nの各種情報を登録、管理するもので
あり、例えば図12に示すチャネルテーブル23e−1
及び図13に示す識別子データ23e−2をそなえて構
成されている。即ち、チャネルテーブル23e−1は、
各リーフノード装置23−1〜23−nにて現在サービ
スが提供可能なチャネルのVPI/VCI値を検索する
ためのものであり、チャネル番号に対応して、対象サー
ビスチャネル24のVPI/VCI値が記憶されるよう
になっている。
【0076】また、図13に示す識別子データ23e−
2は、各リーフノード装置23−1〜23−n固有に、
自身のリーフノード装置を識別するための情報及び現在
利用しているチャネル番号を記憶するものである。さら
に、識別子設定処理部23fは、各リーフノード装置2
3−1〜23−nにおいて、ATM制御部23bからの
ATMセル送信通知に従って、上述の識別子データ23
e−2を参照することにより、対象となるATMセルの
リーフノードの識別子領域にリーフノード装置23−1
〜23−n固有のリーフノード番号を端末識別情報とし
て設定するものである。
【0077】例えば、識別子設定処理部23fにて設定
されるリーフノード番号は、図15に示すように、サー
ビス提供装置21に対して送信されるATMセル202
におけるヘッダ部、即ち、ヘッダ領域202Aとデータ
領域202Cとの間のリーフノード識別子領域202B
に設定される。従って、上述の識別子設定処理部23f
及び記憶部23eにより、サービス提供装置21に対し
て送信すべきデータに送信元のリーフノード装置23−
1〜23−nを識別するための情報を端末識別情報とし
て挿入する識別情報挿入部として機能することになる。
【0078】なお、この識別子設定処理部23fにおい
てリーフノード番号が設定されると、ATM制御部23
bに対してATMセル202の送信要求が行なわれ、伝
送路制御部23aにて伝送信号にマッピングされて送信
される。即ち、上述のATM制御部23b及び伝送路制
御部23aは、識別子設定処理部23fにてリーフノー
ド番号が挿入されたデータ(ATMセル)を、サービス
提供チャネル24のVPI/VCIを用いて送信する送
信部として機能することになる。
【0079】なお、図15に示すATMセル202にお
けるリーフノード識別子領域202Bは、1バイトの情
報により構成されているが、可変長なビットデータとす
ることができる。即ち、端末識別情報としてのリーフノ
ード識別子の情報量を変更することができるのである。
例えば図16に示すように、ヘッダ領域202Aとデー
タ領域202C(46バイト)との間のリーフノード識
別子領域202Bを、1バイト以上の複数バイトの情報
(例えば2バイト)とすることができ、これにより、リ
ーフノード装置の個数に適したリーフノード識別子エリ
アサイズを確保できる。換言すれば、サービス提供装置
21配下のリーフノード装置23−1〜23−nの増加
に対応することができるのである。
【0080】この場合においては、例えば図17に示す
ように、上述の複数バイトのリーフノード識別子領域2
02Bにおける各バイトの最終ビット(左端のビット)
202B′−1に、当該バイト位置がリーフノード識別
子領域202Bを構成する最終位置であるか否かを示す
情報が付されている。即ち、リーフノード識別子領域2
02Bを構成する最終バイトの左端のビット202B′
−1には、その旨を示すビット情報「1」が付され、最
終バイトでない各バイトの左端のビットには、ビット情
報「0」が付されている。
【0081】さらに、上述のリーフノード装置23−1
〜23−nから送信されるATMセル202について
は、例えば図18に示すように、上記データを構成する
固定長セルのヘッダ部における未使用領域に、端末識別
情報としてのリーフノード番号を挿入することもでき
る。即ち、識別子設定処理部23fにおいては、VPI
を図18の符号202Dに示す領域(1バイト)に設定
する一方、VCIを符号202Eに示す領域(1バイ
ト)に設定し、領域202Dと領域202Eとの間の1
バイトの領域202Fをリーフノード識別子のエリアに
用いてリーフノード番号を挿入することを通じ、リーフ
ノード装置23−1〜23−nでは、送信用セルのペイ
ロード部分に影響を与えずに付加情報を送信することが
できる。
【0082】従って、図18に示すセルフォーマットを
用いれば、ペイロード部分に全て有用データが入ってい
ても、サービス提供装置21側において、受信ATMセ
ルの送信元のリーフノード装置23−1〜23−nを識
別することができる。特に、リーフノード装置23−1
〜23−nから帯域の大きなデータを送信する場合にお
いては、ATMセルのペイロード部の全エリアが有効と
しながら、ATMセルのヘッダ部の未使用エリアをリー
フノード識別子エリアとして使用することができるの
で、提供サービス対する影響を与えることなくサービス
提供装置21側でリーフノード装置23−1〜23−n
の識別を行なうことができる。
【0083】上述の構成により、本発明の第1実施形態
にかかる情報提供システム20においては、以下に示す
ように、各リーフノード装置23−1〜23−nが要求
するマルチメディアサービスを、サービス提供装置21
から受けるとともに、各リーフノード装置23−1〜2
3−nからは付加情報をサービス提供装置21に対して
送信することができる。
【0084】即ち、各リーフノード装置23−1〜23
−nにてサービス提供装置21からのマルチメディアサ
ービスの提供を受ける場合には、各リーフノード装置2
3−1〜23−nのユーザがサービス指示部23dを介
して設定したマルチメディアサービスに対する要求を、
チャネル情報を含む制御情報として変換されたATMセ
ルにより、ATM制御部23b及び伝送路制御部23a
を介してネットワーク装置22に対して送信する。
【0085】また、リーフノード装置23−1〜23−
nからの要求を受けたATMネットワーク装置22にお
いては、サービス提供装置21とリーフノード装置23
−1〜23−nとの間をマルチキャスト接続処理を行な
って、サービス提供装置21から提供される同一の情報
を複数のリーフノード装置23−1〜23−nにて同時
に受信できるようにしている。
【0086】例えば図19に示すように、同一チャネル
のアンケート採集用画像(A1)について、複数の(例
えば2つの)リーフノード装置23−p,23−q
(p,q=1〜nの整数,p≠q)が情報提供を要求し
ている場合には、ATMネットワーク装置22と上述の
リーフノード装置23−p,23−qとの間でマルチキ
ャスト接続を行なう。
【0087】これにより、サービス提供装置21からの
アンケート採集用画像(A1)をATMネットワーク装
置22を中継し同一チャネル(VPI/VCI,現提供
サービス用チャネル)を介して同時に受信することがで
きる(A2,A3)。また、リーフノード装置23−
p,23−qにおいては、サービス提供装置21からの
情報を受信しながら、同時にサービス提供装置21に対
して付加情報を送信することができる。換言すれば、情
報提供システム20においては、サービス提供装置21
と複数のリーフノード装置23−1〜23−nとの間で
やり取りされる信号の送信元の識別を行ないながら、双
方向通信を行なうことができるのである。
【0088】例えば、アンケート採集用画像用のATM
セルを受信したリーフノード装置23−p,23−qで
は、そのアンケート採集用画像用ATMセル201(図
14参照)を伝送路制御部23a及びATM制御部23
bを介してサービス制御部23cに出力される。その
後、このサービス制御部23cの制御に基づき、図示し
ないディスプレイ等にて上述のアンケート採集用画像を
構成する所望のマルチメディア情報に再生される。
【0089】サービス制御部23cを介して再生された
アンケート内容を検討したユーザは、このアンケートに
対する回答を設定したのちアンケート回答結果の送信指
示を行なう。これにより、サービス指示部23dでは、
アンケート回答結果の送信要求を、制御情報としてAT
Mセル作成要求に変換してATM制御部23bに出力す
る。
【0090】ATM制御部23bでは、図20に示すよ
うに、サービス指示部23dからのアンケート回答結果
の送信要求を受けて(ステップB1)、ATMセルを作
成するが、その際に、識別子設定処理部23fに対して
アンケート回答結果の送信要求を受けた旨を通知する。
続いて、識別子設定処理部23fでは、識別子データ2
3e−2を参照することにより、現利用チャネルから、
各リーフノード装置23−1〜23−n毎に予め設定さ
れたリーフノード番号を抽出し、このリーフノード番号
を上述のATMセルに挿入する(ステップB2,ステッ
プB3)。
【0091】これにより、リーフノード番号が挿入され
たATMセル(図15,図16又は図18の符号202
参照)については、ATM制御部23bに出力された
後、伝送路制御部23aからサービス提供装置21側に
送信される(ステップB4,図19のA4,A5参
照)。また、図21に示すように、サービス提供装置2
1のATM制御部21bでは、伝送路制御部21cを介
してリーフノード装置23−p,23−qからのアンケ
ート回答結果用セルを受信する(ステップC1)。
【0092】続いて、リーフノード認識処理部21fで
は、上述のアンケート回答結果用セルを構成する回答結
果とともにIPアドレス等を、リーフノード番号をアド
レス情報として、識別子認識テーブル21e−1に書き
込む(ステップC2)。その後、サービス提供装置21
においては、各リーフノード装置23−1〜23−nを
識別するリーフノード番号をアドレス情報として、識別
子認識テーブル21e−1に書き込まれたアンケート採
集結果を読み出して、複数のリーフノード装置23−1
〜23−nからのアンケート回答結果について必要な集
計を行なうことができる。
【0093】なお、上述のリーフノード装置23−p,
23−qから送信されたATMセルについては、ATM
ネットワーク装置22においても識別することができ
る。即ち、リーフノード制御処理部22eにおいて、入
力されたATMセルの回線接続ポートのポート番号に基
づいて、リーフノードテーブル22fを参照することに
より、送信元のリーフノード装置23−p,23−qを
識別しているのである。
【0094】このように、本発明の第1実施形態によれ
ば、通信端末としてのリーフノード装置23−1〜23
−nの識別子設定処理部23f及び記憶部23eにより
送信すべきデータにリーフノード番号を挿入し、ATM
制御部23b及び伝送路制御部23aにて送信すること
ができるので、サービス提供装置21にてリーフノード
装置23−1〜23−nを識別することが可能となり、
例えばアンケート実施情報に対するアンケート回答結果
送信等、マルチキャスト接続先のリーフノード装置23
−1〜23−nであっても、各リーフノード装置23−
1〜23−n側のユーザに個別に付加サービスを提供す
ることができ、ひいてはマルチメディアサービスのサー
ビス向上を図ることができる。
【0095】また、サービス提供装置21にてマルチキ
ャスト接続しているATM仮想チャネルとは別のATM
仮想チャネルの接続を利用することなく、サービス提供
装置21からリーフノード装置23−1〜23−nを認
識することを通じ、サービス提供装置21とリーフノー
ド装置23−1〜23−nとの間で、マルチキャスト接
続されているATM仮想チャネルと同一のATM仮想チ
ャネルを用いながら双方向通信を行なうことができるの
で、リーフノード装置23−1〜23−nの加入台数が
増大しても、ATM網に対する負荷を抑制しながら、ユ
ーザに対する個別の付加サービスを提供することができ
る利点もある。
【0096】さらに、識別子設定処理部23f及び記憶
部23eにより、送信すべきデータを構成するATMセ
ル202のヘッダ部202Aにおける未使用領域202
Fに、リーフノード番号を挿入することができるので、
ATMセル202のペイロード部分に全て有用データが
入っていても、サービス提供装置21側において、受信
ATMセルの送信元のリーフノード装置23−1〜23
−nを識別することができる。
【0097】即ち、リーフノード装置23−1〜23−
n側から送信するデータ帯域が増大しても、ATMセル
のペイロード部分を全て有効データとしてATMセルを
作成することができるので、送信データのセル化効率を
向上させながら、提供サービスに対する影響を与えるこ
となくサービス提供装置21側でリーフノード装置23
−1〜23−nの識別を行なうことができ、付加サービ
スの拡大ひいては本発明の情報提供システム20が適用
されるサービスを汎用化させることができる利点もあ
る。
【0098】また、通信端末としてのリーフノード装置
23−1〜23−nに、送信データにリーフノード番号
を挿入する機能部を設けることにより、ATMネットワ
ークに特別な機能を付加する必要がない。なお、上述の
第1実施形態においては、端末識別情報としてのリーフ
ノード識別子を、リーフノード装置23−1〜23−n
毎に固有に設定された情報としているが、これに限定さ
れず、複数のリーフノード装置23−1〜23−nによ
り構成されるリーフノード装置グループ毎に固有に設定
された情報とすることもできる。
【0099】さらに、本発明によれば、識別子設定処理
部23f及び記憶部23eにおいて、システムの保守運
用のためのOAMセルに端末識別情報を挿入するように
構成してもよく、このようにすれば、マルチキャスト接
続された仮想チャネルにおいても、情報提供装置では、
各通信端末との間のチャネル接続確認を行なうことがで
き、通信状態の確認等の保守管理及び運用管理を行なう
ことができる。
【0100】(b)第2実施形態の説明 図22は本発明の第2実施形態にかかる情報提供システ
ムを示すブロック図であり、この図22に示す情報提供
システム20Aは、前述の第1実施形態におけるものに
比して、リーフノード装置23A−1〜23A−nから
サービス提供装置21に対して送信されるATMセルに
付加する端末識別情報としてのリーフノード識別子を、
ATMネットワーク装置22Aにて挿入するようになっ
ている点が異なり、それ以外の構成についてはほぼ同様
である。なお、図22中、図7と同一の符号は、ほぼ同
様の部分を示している。
【0101】即ち、第1実施形態における情報処理シス
テム20においては、サービス提供装置21に対してリ
ーフノード番号を挿入すべく、各リーフノード装置23
A−1〜23A−nに識別子設定処理部23f及び識別
子データ23e−2をそなえているが、第2実施形態に
おいては、これらの機能部(符号22g,22f−3参
照)を各リーフノード装置23A−1〜23A−nの代
わりにATMネットワーク装置22Aにそなえている。
【0102】つまり、第2実施形態にかかるATMネッ
トワーク装置22Aは、前述の第1実施形態と同様の機
能部を有する他に、識別子設定処理部22gをそなえる
とともに、記憶部222fには、リーフノード制御デー
タ22f−1及びATMスイッチング制御テーブル22
f−2のほか、リーフノード識別子テーブル22f−3
をそなえて構成されている。
【0103】また、リーフノード装置23A−1〜23
A−2の記憶部231eは、上述の識別子データ23e
−2をそなえずに、前述の第1実施形態におけるものと
同様のチャネルテーブル23e−1をそなえて構成され
ている。なお、第2実施形態におけるATMネットワー
ク装置22Aの伝送路制御部22bにも、第1実施形態
の場合と同様の回線接続ポートをそなえている。
【0104】また、識別子設定処理部22gは、上述の
伝送路制御部22bにおける回線接続ポートの使用/不
使用状態に応じて、いずれかのリーフノード装置23A
−1〜23A−nから送信されるATMセルの送信元の
リーフノード装置23A−1〜23A−nを識別すると
ともに、当該ATMセルに送信元の端末識別情報として
のリーフノード番号を挿入するものである。
【0105】記憶部222fのリーフノード制御データ
22f−1は、前述の第1実施形態の場合と同様(図1
0参照)に、ATMネットワーク装置22Aにおけるリ
ーフノード装置23A−1〜23A−nのチャネル接続
制御を行なうために使用するデータとして、現在サービ
スの提供を受けているリーフノード装置23A−1〜2
3A−nにおける回線対応のポート番号毎に、サービス
チャネルVPI/VCI及び制御チャネルVPI/VC
Iを記憶するものであり、回線接続ポートの使用/不使
用状態に関する情報を記憶するポート状態記憶部として
機能する。
【0106】さらに、記憶部222fのリーフノード識
別子テーブル22f−3は、上述の回線接続ポートのポ
ート番号に対応して予め割り付けられたリーフノード装
置固有のリーフノード識別子(番号)を端末識別情報と
して記憶するものであり、識別情報テーブルとして機能
する。なお、このリーフノード識別子テーブル22f−
3としては、例えば、詳細には図23に示すような構成
のものを用いることができる。
【0107】即ち、識別子設定処理部22gにおいて
は、リーフノード識別子テーブル22f−3を参照する
ことにより、伝送路制御部22b及びATMスイッチ部
22cを介して入力されたATMセルの回線接続ポート
のポート番号から、リーフノード装置固有のリーフノー
ド番号をサーチする。これにより、識別子設定処理部2
2gにおいては、抽出されたリーフノード装置固有のリ
ーフノード番号を、ATMスイッチ部22cから入力さ
れるATMセルに挿入する。さらに、ATMスイッチ部
22c及び伝送路制御部22bを介してサービス提供装
置21側に送信される。
【0108】換言すれば、識別子設定処理部22gは、
使用状態にある回線接続ポートにサービス提供装置21
に対するATMセルが入力されると、リーフノード制御
データ22f−1から上記データが入力された回線接続
ポートのポート番号を抽出するポート番号抽出部として
の機能と、リーフノード識別子テーブル22f−3を参
照することにより抽出されたポート番号に対応した上記
端末識別情報を抽出する識別情報抽出部としての機能
と、抽出された上記端末識別情報を、上述のATMセル
に挿入する挿入部としての機能とを有している。
【0109】従って、上述の識別子設定処理部22g及
び記憶部222fにより、識別情報挿入部として機能す
ることになる。また、ATMスイッチ部22c及び伝送
路制御部22bにより、識別子設定処理部22gにて端
末識別情報としてのリーフノード番号が付与されたAT
Mセルを、提供されるマルチメディアサービスに対応す
るVPI/VCIと同一のVPI/VCIにて送信する
送信部として機能するようになっている。ところで、上
述の識別子設定処理部22gにて挿入するリーフノード
識別子としては、ATMスイッチ部22cからサービス
提供装置21側に送信すべきATMセルに対して前述の
図15,図16又は図18と同様にして挿入することが
できる。
【0110】即ち、識別子設定処理部22gを、データ
を構成するATMセルのデータ部(ペイロード部)に端
末識別情報としてのリーフノード識別子を挿入するよう
に構成したり、データを構成するATMセルのヘッダ部
における未使用領域に、端末識別情報としてのリーフノ
ード識別子を挿入するように構成することができるほ
か、端末識別情報としてのリーフノード識別子を可変長
なビットデータとすることができる。
【0111】上述の構成により、本発明の第2実施形態
にかかる情報提供システム20Aにおいては、以下に示
すように、各リーフノード装置23A−1〜23A−n
が要求するマルチメディアサービスを、サービス提供装
置21から受けるとともに、各リーフノード装置23A
−1〜23A−nからは付加情報をサービス提供装置2
1に対して送信することができる。
【0112】即ち、各リーフノード装置23A−1〜2
3A−nにてサービス提供装置21からのマルチメディ
アサービスの提供を受ける場合には、各リーフノード装
置23A−1〜23A−nのユーザがサービス指示部2
3dを介して設定したマルチメディアサービスに対する
要求を、チャネル情報を含む制御情報として変換された
ATMセルにより、ATM制御部23b及び伝送路制御
部23aを介してネットワーク装置22Aに対して送信
する。
【0113】また、リーフノード装置23A−1〜23
A−nからの要求を受けたATMネットワーク装置22
Aでは、サービス提供装置21とリーフノード装置23
A−1〜23A−nとの間をマルチキャスト接続するこ
とにより、サービス提供装置21から提供される同一の
情報を複数のリーフノード装置23A−1〜23A−n
にて同時に受信することができる。
【0114】例えば図24に示すように、同一チャネル
のアンケート採集用画像(D1)について、複数の(例
えば2つの)リーフノード装置23A−p,23A−q
(p,q=1〜nの整数,p≠q)が情報提供を要求し
ている場合には、ATMネットワーク装置22Aと上述
のリーフノード装置23A−p,23A−qとの間でマ
ルチキャスト接続を行なう。
【0115】これにより、サービス提供装置21からの
アンケート採集用画像(D1)をATMネットワーク装
置22Aを中継し同一チャネル(VPI/VCI,現提
供サービス用チャネル)を介して同時に受信することが
できる(D2,D3)。また、リーフノード装置23A
−p,23A−qにおいては、サービス提供装置21か
らの情報を受信しながら、同時にサービス提供装置21
に対して付加情報を送信することができる。換言すれ
ば、情報提供システム20Aにおいては、サービス提供
装置21と複数のリーフノード装置23A−1〜23A
−nとの間でやり取りされる信号の送信元の識別を行な
いながら、双方向通信を行なうことができるのである。
【0116】例えば、図25に示すように、アンケート
採集用画像用のATMセルを受信したリーフノード装置
23A−p,23A−qでは(ステップE1)、そのア
ンケート採集用画像用ATMセル201(図14参照)
を伝送路制御部23a及びATM制御部23bを介して
サービス制御部23cに出力し(ステップE2)、その
後、このサービス制御部23cの制御に基づき、図示し
ないディスプレイ等にて上述のアンケート採集用画像と
しての所望のマルチメディア情報が再生される。
【0117】サービス制御部23cを介して再生された
アンケート内容を検討したユーザは、このアンケートに
対する回答を設定したのち、サービス指示部23dを介
してアンケート回答結果の送信指示を行なう(ステップ
E3)。これにより、サービス指示部23dでは、アン
ケート回答結果の送信要求を制御情報としてATM制御
部23bに出力し、ATM制御部23b及び伝送路制御
部23aにおいて、サービス指示部23dからのアンケ
ート回答結果をATMセルに変換し(ステップE4)、
伝送路制御部23aにて伝送信号にマッピングした後に
(ステップE5)、ATMネットワーク装置22Aに送
信する(図24のD4,D5参照)。
【0118】ATMネットワーク装置22Aでは、図2
6に示すように、リーフノード装置23A−p,23A
−qからのアンケート回答結果を受信すると(ステップ
F1)、識別子設定処理部22gでは、リーフノード識
別子テーブル22f−3を参照することにより、伝送路
制御部22bにおける回線接続ポートのポート番号から
リーフノード番号を抽出する(ステップF2)。
【0119】さらに、抽出されたリーフノード番号を伝
送路制御部22a,ATMスイッチ部22cを介して入
力された上述のATMセルに挿入した後に、ATMスイ
ッチ部22cに送出し(ステップF3)、伝送路制御部
22aからサービス提供装置21側に送信される(図2
4のD6,D7参照)。その後、サービス提供装置21
では、前述の第1実施形態の場合と同様に、リーフノー
ド番号の付されたATMセルを受信すると、リーフノー
ド認識処理部21fにおいて、上述のアンケート回答結
果用セルを構成する回答結果とともにIPアドレス等
を、リーフノード番号をアドレス情報として、識別子認
識テーブル21e−1に書き込む。
【0120】これにより、サービス提供装置21におい
ては、各リーフノード装置23A−1〜23A−nを識
別するリーフノード番号をアドレス情報として、識別子
認識テーブル21e−1に書き込まれたアンケート採集
結果を読み出して、複数のリーフノード装置23A−1
〜23A−nからのアンケート回答結果について必要な
集計を行なうことができる。
【0121】このように、本発明の第2実施形態によれ
ば、ATMネットワーク装置22Aの識別子設定処理部
22g及び記憶部222fにより送信すべきデータにリ
ーフノード番号を挿入し、ATMスイッチ部22c及び
伝送路制御部22aにて送信することができるので、サ
ービス提供装置21にてリーフノード装置23A−1〜
23A−nを識別することが可能となり、前述の第1実
施形態の場合と同様に、例えばアンケート実施情報に対
するアンケート回答結果送信等、マルチキャスト接続先
のリーフノード装置23−1〜23−nであっても、各
リーフノード装置23A−1〜23A−n側のユーザに
個別に付加サービスを提供することができ、ひいては付
加サービスの拡大及びマルチメディアサービスのサービ
ス向上を図ることができる。
【0122】また、サービス提供装置21とリーフノー
ド装置23A−1〜23A−nとの間で、マルチキャス
ト接続されているATM仮想チャネルと同一のATM仮
想チャネルを用いながら双方向通信を行なうことができ
るので、リーフノード装置23A−1〜23A−nの加
入台数が増大しても、ATM網に対する負荷を抑制しな
がら、ユーザに対する個別の付加サービスを提供するこ
とができる利点もある。
【0123】さらに、識別子設定処理部22g及び記憶
部222fにより、送信すべきデータを構成するATM
セル202のヘッダ部202Aにおける未使用領域20
2Fに、リーフノード番号を挿入することができるの
で、ATMセル202のペイロード部分に全て有用デー
タが入っていても、サービス提供装置21側において、
受信ATMセルの送信元のリーフノード装置23A−1
〜23A−nを識別することができる。
【0124】即ち、リーフノード装置23A−1〜23
A−n側から送信するデータ帯域が増大しても、ATM
セルのペイロード部分を全て有効データとしてATMセ
ルを作成することができるので、送信データのセル化効
率を向上させながら、提供サービスに対する影響を与え
ることなくサービス提供装置21側でリーフノード装置
23A−1〜23A−nの識別を行なうことができ、本
発明の情報提供システム20Aを適用するサービスを汎
用化させることができる利点もある。
【0125】また、ATMネットワーク装置22Aに、
送信データにリーフノード番号を挿入する機能部を設け
たことにより、通信端末としてのリーフノード装置23
A−1〜23A−nに特別な機能を付加する必要がなく
なる。 (c)第3実施形態の説明 図27は本発明の第3実施形態にかかる情報提供システ
ムを示すブロック図であり、この図27に示す情報提供
システム20Bは、前述の第2実施形態におけるものに
比して、複数の(例えば2つの)ATMネットワーク装
置22B−1,22B−2に収容される各リーフノード
装置のそれぞれに独立な端末識別情報としてのリーフノ
ード識別子を割り付けずに、各ATMネットワーク装置
22B−1,22B−2に収容されるリーフノード装置
毎にグループ分けして(リーフノード装置23B−1,
23B−2のグループ及びリーフノード装置23B−
3,23B−4のグループ)、各グループ毎にリーフノ
ード識別子を割り付けるようになっている点が異なる。
【0126】換言すれば、第3実施形態においては、端
末識別情報を、自身が収容するリーフノード装置23B
−1,23B−2(23B−3,23B−4)であるこ
とを示す情報としているのである。このため、第3実施
形態にかかる情報提供システム20Bは、前述の第2実
施形態におけるものに比して、サービス提供装置21が
複数のATMネットワーク装置22B−1,22B−2
を収容するとともに、ATMネットワーク装置22Aの
記憶部223fの構成が異なるが、それ以外の構成につ
いては前述の第2実施形態におけるものとほぼ同様であ
る。
【0127】なお、図27中においては、情報提供シス
テム20Bを構成するサービス提供装置21,ATMネ
ットワーク装置22B−1,22B−2及びリーフノー
ド装置23B−1,23B−2,23B−3,23B−
4の記憶部223f以外の要部構成(符号21a〜21
f,22a〜22g,23a〜231e参照)について
は、図示を省略している。
【0128】ここで、ATMネットワーク装置22B−
1,22B−2の記憶部223fは、ともに図28に示
すように、前述の第2実施形態におけるもの(符号22
2f参照)と同様のリーフノード制御データ22f−
1,ATMスイッチ制御テーブル22f−2及びリーフ
ノード識別子テーブル22f−3をそなえるとともに、
グループIDデータ22f−4をそなえて構成されてい
る。
【0129】ここで、グループIDデータ22f−4
は、図29に示すように、各ATMネットワーク装置2
2B−1,22B−2毎に予め割り付けられたグループ
IDに関する情報を記憶するものである。即ち、各リー
フノード装置23B−1,23B−2,23B−3,2
3B−4を収容するATMネットワーク装置22B−
1,22B−2において、サービス提供装置21に対し
てATMセルを送信する際に、識別子設定処理部22g
においては、前述の第2実施形態の場合と同様に、リー
フノード装置固有のリーフノード番号を抽出するととも
に、グループIDデータ22f−4からグループIDを
抽出するようになっている。
【0130】これにより、識別子設定処理部22gで
は、上述のごとく抽出されたリーフノード装置固有のリ
ーフノード番号及びグループIDを、サービス提供装置
21に対して送信すべきATMセルに挿入することがで
きる。具体的には、図30に示すように、サービス提供
装置21に対して送信すべきATMセル202における
データ領域202Cの先頭2バイトの領域(5バイトの
ヘッダ領域202Aに続く2バイトの領域)202G
に、抽出されたリーフノード番号及びグループIDを挿
入して、ATMスイッチ部22c及び伝送路制御部22
aを介してサービス提供装置21に対して送信するよう
になっている。
【0131】この場合においては、2バイトの領域20
2G中の最初の1バイト202Gaを、グループID用
の領域とする一方、2バイトの領域202G中の最後の
1バイト202Gbを、リーフノード装置固有の識別情
報としてのリーフノード番号とすることができる。上述
の構成により、本発明の第3実施形態にかかる情報提供
システム20Bにおいても、前述の第1,第2実施形態
の場合と同様に、各リーフノード装置23B−1,23
B−2,23B−3,23B−4が要求するマルチメデ
ィアサービスを、サービス提供装置21から受けるとと
もに、各リーフノード装置23B−1,23B−2,2
3B−3,23B−4からは付加情報をサービス提供装
置21に対して送信することができる。
【0132】なお、以下の説明においては、特にATM
ネットワーク装置22B−1に収容されるリーフノード
装置23B−1,23B−2と、サービス提供装置21
との間の情報のやり取りに着目して説明するが、ATM
ネットワーク装置22B−1に収容されるリーフノード
装置23B−1,23B−2と、サービス提供装置21
との間の信号の送受信態様についても上述の場合と基本
的に同様である。
【0133】まず、リーフノード装置23B−1〜23
B−2にてサービス提供装置21からのマルチメディア
サービスの提供を受ける場合には、各リーフノード装置
23B−1〜23B−2のユーザがサービス指示部23
dを介してマルチメディアサービスに対する要求を設定
する。即ち、サービス指示部23dにおいて、ユーザか
らの要求をチャネル情報を含む制御情報としてATMセ
ルに変換した後、ATM制御部23b及び伝送路制御部
23aを介してネットワーク装置22B−1に対して送
信する。
【0134】また、リーフノード装置23B−1〜23
B−2からの要求を受けたATMネットワーク装置22
B−1では、サービス提供装置21とリーフノード装置
23B−1〜23B−2との間をマルチキャスト接続処
理を行なって、サービス提供装置21から提供される同
一の情報を複数のリーフノード装置23B−1〜23B
−2にて同時に受信できるようにしている。
【0135】例えば図31に示すように、同一チャネル
のアンケート採集用画像(G1)について、2つのリー
フノード装置23B−1,23B−2が情報提供を要求
している場合には、ATMネットワーク装置22B−1
と上述のリーフノード装置23B−1,23B−2との
間でマルチキャスト接続を行なうことにより、サービス
提供装置21からのアンケート採集用画像(G1)をA
TMネットワーク装置22B−1を中継し同一チャネル
(VPI/VCI,現提供サービス用チャネル)を介し
て同時に受信することができる(G2,G3)。
【0136】また、リーフノード装置23B−1,23
B−2においては、サービス提供装置21からの情報を
受信しながら、同時にサービス提供装置21に対して付
加情報を送信することができる。換言すれば、情報提供
システム20Bにおいては、サービス提供装置21と複
数のリーフノード装置23B−1〜23B−2との間で
やり取りされる信号の送信元の識別を行ないながら、双
方向通信を行なうことができるのである。
【0137】即ち、リーフノード装置23B−1,23
B−2においてアンケート採集用画像用のATMセルを
受信すると、前述の第2実施形態の場合と同様に、ユー
ザはサービス制御部23cを介して再生されたアンケー
ト内容を検討し、このアンケートに対する回答を設定す
る。設定されたアンケートに対する回答結果の情報は、
サービス指示部23dからの送信指示に基づいて、AT
M制御部23bにてATMセルに変換された後、伝送路
制御部23aを介してATMネットワーク装置22B−
1に送信される(G4,G5)。
【0138】ATMネットワーク装置22B−1では、
図32に示すように、リーフノード装置23B−1,2
3B−2からのアンケート回答結果を受信すると(ステ
ップH1)、識別子設定処理部22gでは、リーフノー
ド識別子テーブル22f−3を参照することにより、伝
送路制御部22bにおける回線接続ポートのポート番号
からリーフノード番号を抽出するとともに(ステップH
2)、グループIDデータ22f−4からATMネット
ワーク装置22B−1固有に設定されたグループIDデ
ータを抽出する(ステップH3)。
【0139】その後、伝送路制御部22a,ATMスイ
ッチ部22cを介して入力された上述のATMセルに、
抽出されたグループIDデータ及びリーフノード番号を
挿入した後に、ATMスイッチ部22cに送出する(ス
テップH4)。これにより、グループIDデータ及びリ
ーフノード番号が挿入されたATMセルは、伝送路制御
部22aにて伝送信号にマッピングされてサービス提供
装置21側に送信される(図31のG6,D7参照)。
【0140】その後、サービス提供装置21では、前述
の第1,第2実施形態の場合と同様に、グループID及
びリーフノード番号の付されたATMセルを受信する
と、リーフノード認識処理部21fにおいて、上述のア
ンケート回答結果用セルを構成する回答結果とともにI
Pアドレス等を、リーフノード番号をアドレス情報とし
て、識別子認識テーブル21e−1に書き込む。
【0141】これにより、サービス提供装置21におい
ては、各リーフノード装置23B−1,23B−2,2
3B−3,23B−4を識別するリーフノード番号をア
ドレス情報として、識別子認識テーブル21e−1に書
き込まれたアンケート採集結果を読み出して、複数のリ
ーフノード装置23B−1〜23B−4からのアンケー
ト回答結果について必要な集計を行なうことができるほ
か、グループ化されたリーフノード装置23B−1,2
3B−2(又はリーフノード装置23B−3,23B−
4)を単位としてアンケート結果を集計することもでき
る。
【0142】このように、本発明の第3実施形態によれ
ば、端末識別情報として自身が収容するリーフノード装
置23B−1〜23B−4であることを示す情報とする
ことができるので、前述の第2実施形態の場合とほぼ同
様の利点があるほか、サービス提供装置21及びATM
ネットワーク装置22B−1,22B−2におけるリー
フノード装置23B−1〜23B−4の管理,制御デー
タを少なくすることを通じて、各リーフノード装置23
B−1〜23B−4の管理又は制御を容易なものとする
ことができる利点がある。
【0143】なお、上述の第3実施形態にかかる情報提
供システム20BのATMネットワーク装置22B−
1,22B−2においては、リーフノード装置固有のリ
ーフノード番号及びグループIDを別々の記憶部(符号
22f−3,22f−4参照)から抽出するようになっ
ているが、これに限定されず、例えば図33に示すよう
に、記憶部223f′にリーフノード識別子テーブル2
2f−5をそなえたことにより、同時に抽出することが
できる。
【0144】即ち、リーフノード識別子テーブル22f
−5においては、例えば図34に示すように、リーフノ
ード番号及びグループIDを、接続される回線接続ポー
トのポートをアドレス情報として同一のエリアに登録す
るようになっており、これにより、グループID専用の
記憶部を持つことなく、ポート情報からリーフノード番
号及びグループIDを同時に抽出することができる。
【0145】さらに、上述のグループIDとしては、自
身が収容する通信端末であることを示す情報とせずに、
任意の通信端末により構成される通信端末グループ毎に
固有に設定された情報とすることもできる。また、図3
3に示す記憶部223f′は、前述の図28に示すもの
(符号223f参照)と同様のリーフノード制御データ
22f−1及びATMスイッチ制御テーブル22f−2
をそなえている。
【0146】これにより、図27に示すような情報提供
システム20Bにおいて、図33に示すような記憶部2
23f′を有するATMネットワーク装置22B−1,
22B−2を適用した場合には、例えばATMネットワ
ーク装置22B−1では図35に示すように動作する
(ATMネットワーク装置22B−2においても同様で
ある)。
【0147】即ち、リーフノード装置23B−1,23
B−2からのアンケート回答結果を受信すると(ステッ
プI1)、識別子設定処理部22gでは、リーフノード
識別子テーブル22f−5を参照することにより、伝送
路制御部22bにおける回線接続ポートのポート番号か
らリーフノード番号及びグループIDを同時に抽出する
(ステップI2)。
【0148】その後、伝送路制御部22b,ATMスイ
ッチ部22cを介して入力された上述のATMセルに、
識別子設定処理部22gにて同時に抽出されたグループ
IDデータ及びリーフノード番号を挿入して、ATMス
イッチ部22cに送出する(ステップI3)。これによ
り、グループIDデータ及びリーフノード番号が挿入さ
れたATMセルは、伝送路制御部22aにて伝送信号に
マッピングされてサービス提供装置21側に送信される
のである。
【0149】これにより、リーフノード識別子テーブル
22f−5により、グループIDをリーフノード番号と
ともに登録することができる。従って、このようにすれ
ば、端末識別情報を、任意のリーフノード装置23B−
1〜23B−4により構成される通信端末グループ毎に
固有に設定された情報とすることができるので、複数の
ATMネットワーク装置22B−1,22B−2に収容
されるリーフノード装置23B−1〜23B−4間にお
いて、収容されるATMネットワーク装置に制約されな
い任意のグループ分けを行なうことができるようにな
り、リーフノード装置23B−1〜23B−4の管理,
制御態様を任意に設定することができ、システム設計の
自由度を広げることができる利点がある。
【0150】ところで、上述の第3実施形態において
は、ATMネットワーク装置22B−1,22B−2に
おいてリーフノード識別子を挿入するものについて適用
したが、本発明によれば、例えば前述の第1実施形態の
場合のように、リーフノード装置23B−1〜23B−
4にてリーフノード識別子を挿入するような情報提供シ
ステムについても、上述の場合とほぼ同様に適用するこ
とができる。
【0151】(d)第4実施形態の説明 図36は本発明の第4実施形態にかかる情報提供システ
ムを示すブロック図であり、この図36に示す情報提供
システム20Cにおいては、前述の第2実施形態におけ
るものに比して、サービス提供装置21とリーフノード
装置23C−1〜23C−8との間のATMネットワー
ク装置22C−1〜22C−6が階層構造を有している
点が異なり、サービス提供装置21及びリーフノード装
置23C−1〜23C−8の構成は基本的に同様であ
る。
【0152】なお、図36中、上述のサービス提供装置
21及びリーフノード装置23C−1〜23C−8の詳
細な構成(符号21a〜21e,23a〜231e参
照)については、図示を省略している。ここで、ATM
ネットワーク装置22C−1はATMネットワーク装置
22C−3,22C−4を収容する上位装置(上位ネッ
トワーク装置)として機能し、ATMネットワーク装置
22C−2についてもATMネットワーク装置22C−
5,22C−6を収容する上位装置として機能するよう
になっている。
【0153】また、ATMネットワーク装置22C−3
は、リーフノード装置23C−1,23C−2を収容す
る下位装置として機能し、ATMネットワーク装置22
C−4については、リーフノード装置23C−3,23
C−4を収容する下位装置として機能するようになって
いる。同様に、ATMネットワーク装置22C−5につ
いても、リーフノード装置23C−5,23C−6を収
容する下位装置として機能し、ATMネットワーク装置
22C−6についても、リーフノード装置23C−7,
23C−8を収容する下位装置として機能するようにな
っている。
【0154】なお、下位装置としてのATMネットワー
ク装置22C−3〜22C−6は、収容するリーフノー
ド装置を2つとした場合の、前述の第2実施形態におけ
るもの22Aと同様のものであり、その詳細な説明及び
図36中の詳細な構成22a〜22gの図示については
省略する。また、上位装置としてのATMネットワーク
装置22C−1,22C−2については、上述の下位装
置としてのATMネットワーク装置22C−3〜22C
−6に比して、記憶部224fの構成のみが異なり、そ
れ以外の構成22a〜22e,22gについては前述の
第2実施形態におけるものと同様である。
【0155】即ち、ATMネットワーク装置22C−1
(又は22C−2)は、図示しない伝送路制御部を介し
てATMネットワーク装置22C−3,22C−4(又
は22C−5,22C−6)に接続され、各ATMネッ
トワーク装置22C−3,22C−4(又は22C−
5,22C−6)に接続される回線に対応してポート番
号の付された回線接続ポートが設けられている。
【0156】ここで、ATMネットワーク装置22C−
1(又は22C−2)の記憶部224fは、ともに図3
7に示すように、前述の第2実施形態におけるもの(符
号222f参照)と同様のリーフノード制御データ22
f−1及びATMスイッチ制御テーブル22f−2をそ
なえるとともに、ネットワーク装置識別テーブル22f
−6をそなえて構成されている。
【0157】また、ネットワーク装置識別テーブル22
f−6は、例えば図38に示すように、自身のATMネ
ットワーク装置22C−1(又は22C−2)に収容さ
れる下位装置としてのATMネットワーク装置22C−
3,22C−4(又は22C−5,22C−6)に割り
当てられたATMネットワーク装置識別番号を記憶する
ものである。
【0158】即ち、上位のATMネットワーク装置22
C−1(又は22C−2)において、サービス提供装置
21に対するATMセルを下位のATMネットワーク装
置22C−3,22C−4(又は22C−5,22C−
6)から入力された場合には、上位のATMネットワー
ク装置22C−1(又は22C−2)においては、以下
に示すようにリーフノード識別子領域(図15,図1
6,図18における符号202B参照)に設定されてい
るリーフノード番号をATMネットワーク装置識別番号
に設定しなおしてサービス提供装置21に送出するよう
になっている。
【0159】従って、ATMネットワーク装置22C−
3〜22C−6の上位に、複数のネットワーク装置22
C−3〜22C−6を収容しうる上位のATMネットワ
ーク装置22C−1,22C−2をそなえるとともに、
各リーフノード装置23C−1〜23C−8からサービ
ス提供装置21に対する送信セルデータが、ATMネッ
トワーク装置22C−3〜22C−6及び上位のATM
ネットワーク装置22C−1,22C−2を介して送信
されるようになっている。
【0160】また、上位のATMネットワーク装置22
C−1,22C−2が、ATMネットワーク装置22C
−3〜22C−6からの送信セルデータに含まれる端末
識別情報を、当該上位のATMネットワーク装置22C
−1,22C−2で管理する識別情報に変換して送信す
るようになっている。さらに、上述のATMネットワー
ク装置22C−1〜22C−6が、端末識別情報を、任
意のリーフノード装置23C−1〜23C−8により構
成される通信端末グループ毎に固有に設定するようにな
っている。
【0161】ところで、識別子設定処理部22gにおい
ては、ネットワーク装置識別テーブル22f−6を参照
することにより、伝送路制御部22b及びATMスイッ
チ部22cを介して入力されたATMセルの回線接続ポ
ートのポート番号から、ATMネットワーク装置識別番
号を抽出するようになっている。これにより、識別子設
定処理部22gにおいては、ネットワーク装置識別テー
ブル22f−6にて抽出されたATMネットワーク装置
識別番号を、ATMスイッチ部22cから入力されるA
TMセルに挿入するようになっており、ATMネットワ
ーク装置識別番号が挿入されたATMセルについては、
ATMスイッチ部22c及び伝送路制御部22aを介し
てサービス提供装置21側に送信されるようになってい
る。
【0162】換言すれば、ATMネットワーク装置22
C−1,22C−2の識別子設定処理部22gは、使用
状態にある回線接続ポートにサービス提供装置21に対
するATMセルが入力されると、リーフノード制御デー
タ22f−1から上記データが入力された回線接続ポー
トのポート番号を抽出するポート番号抽出部として機能
する。
【0163】さらに、この識別子設定処理部22gは、
リーフノード識別子テーブル22f−3を参照すること
により、抽出されたポート番号に対応した端末識別情報
としてのATMネットワーク装置識別番号を抽出する識
別情報抽出部として機能するとともに、抽出された端末
識別情報を、上述のATMセルに挿入する挿入部として
機能するようになっている。
【0164】ところで、第4実施形態にかかる情報提供
システム20Cにおいては、付加サービスとして、例え
ば各リーフノード装置23C−1〜23C−8における
視聴率調査を実施できるようになっている。即ち、サー
ビス提供装置21側において、リーフノード装置23C
−1〜23C−8におけるサービス利用状況に関するデ
ータを集計することができるようになっているのであ
る。
【0165】このため、第4実施形態にかかるサービス
提供装置21の識別子認識テーブル21e−3は、例え
ば図39に示すような構成を有している。即ち、この識
別子認識テーブル21e−3は、リーフノード認識処理
部21f(図7参照)の指示に基づき、上位のATMネ
ットワーク装置22C−1〜22C−2から入力された
ATMセル202(図15,図16又は図18参照)の
リーフノード識別子領域202Bの値をアドレス情報と
して、視聴率調査のために必要な情報(エリア内リーフ
ノード数,応答有りリーフノード数,前回視聴率調査結
果及び今回視聴率調査結果)を記憶するようになってい
る。
【0166】これにより、サービス提供装置21におい
ては、識別子認識テーブル21e−3を参照することに
より、リーフノード装置23C−1〜23C−8の識別
情報がグループ化された情報としてのネットワーク装置
識別番号に基づいて、所望の視聴率調査を行なうための
情報を得ることができるので、グループ化されたリーフ
ノード装置23C−1〜23C−8を単位として調査結
果を集計することもできる。
【0167】従って、上述のリーフノード認識処理部2
1f及び識別子認識テーブル21e−3は、受信された
ATMセルに挿入された端末識別情報に基づいて、送信
元の通信端末を識別する送信端末識別部としての機能を
有している。なお、第4実施形態においては、グループ
識別番号としてのネットワーク装置識別番号に基づいて
調査結果を集計するようになっており、視聴率調査の対
象となるリーフノード装置23C−1〜23C−8のグ
ループ構成としては、下位の各ATMネットワーク装置
22C−3〜22C−6毎で収容するリーフノード装置
組により、視聴率調査を行なうためのグループ構成とす
ることができる。
【0168】この場合においては、サービス提供装置2
1においては、例えば図40に示すようなフォーマット
を有するOAMセル203−1を回線が接続されている
各リーフノード装置23C−1〜23C−8に対して送
信することにより、視聴率調査を実施する旨をユーザに
対して通知するようになっている。この図40に示すO
AMセル203−1においては、情報提供システム20
Cにおける付加サービス用セルであることを示すOAM
セルタイプ(例えば“1011”)とともに、視聴率調
査要求セルであることを示すファンクションタイプ(例
えば“0010”)が、ヘッダ領域203Aに続く6バ
イト目の領域203Bに設定されるようになっている。
なお、203Dは未使用領域である。
【0169】また、上述の視聴率調査の実施の通知を受
けたユーザ側のリーフノード装置23C−1〜23C−
8においては、ユーザを介したサービス指示部23dか
らの指示に従って、視聴率調査のためのサービス提供装
置21に対する返送セルとして、例えば図41に示すフ
ォーマットのOAMセル203−2を任意に送信するよ
うになっている。
【0170】従って、ATMネットワーク装置22C−
1〜22C−6の識別子設定処理部22gにより、シス
テムの保守運用のためのATMセル(OAMセル)に端
末識別情報としてのリーフノード番号を挿入することも
できるのである。この図41に示すOAMセル203−
2においては、情報提供システム20Cにおける付加サ
ービス用セルであることを示すOAMセルタイプ(例え
ば“1011”)とともに、視聴率調査応答用セルであ
ることを示すファンクションタイプ(例えば“001
1”)が、ヘッダ領域203Aに続く6バイト目の領域
203Bに設定されるようになっている。
【0171】なお、続く7バイト目の領域203Cは、
リーフノード識別子としてのリーフノード番号(又はネ
ットワーク装置識別番号)をATMネットワーク装置2
2C−1〜22C−6にて挿入するための領域である。
また、203Dは未使用領域である。また、ATM22
C−1〜22C−6の識別子設定処理部22gでは、ル
ープバックやパフォーマンスモニタ等の通常のOAMセ
ルに対しても、上述の場合と同様にリーフノード番号を
挿入することができるようになっており、これにより、
マルチキャスト接続されたATM仮想チャネルにおいて
も、各リーフノード装置23C−1〜23C−8とサー
ビス提供装置21との間のチャネル接続確認を行なうこ
とができ、通信状態の確認等の保守管理及び運用管理を
行なうことができる。
【0172】上述の構成により、本発明の第4実施形態
にかかる情報提供システム20Cでは、以下に示すよう
に、各リーフノード装置23C−1〜23C−8が要求
するマルチメディアサービスを、サービス提供装置21
から受けている。即ち、各リーフノード装置23C−1
〜23C−8にてサービス提供装置21からのマルチメ
ディアサービスの提供を受ける場合には、各リーフノー
ド装置23C−1〜23C−8のユーザがサービス指示
部23dを介して設定したマルチメディアサービスに対
する要求を、チャネル情報を含む制御情報として変換さ
れたATMセルとして送出される。
【0173】マルチメディアサービスに対する要求を含
むATMセルを受信した下位のATMネットワーク装置
22C−3〜22C−6においては、サービス提供装置
21とリーフノード装置23C−1〜23C−8との間
をマルチキャスト接続することにより、サービス提供装
置21から提供される同一の情報を複数のリーフノード
装置23C−1〜23C−8にて同時に受信することが
できる。
【0174】なお、下位のATMネットワーク装置22
C−3〜22C−6において、要求のあったマルチメデ
ィアサービスに対するVPI/VCIが設定されていな
い場合には、自身が収容される上位のATMネットワー
ク装置22C−1,22C−2との間でマルチキャスト
接続によりVPI/VCIを設定することができる。と
ころで、サービス提供装置21において、例えば各リー
フノード装置23C−1〜23C−8を構成するグルー
プ毎の視聴率調査を付加サービスとして実施する場合に
おいては、その旨を示すOAMセル203−1を、現提
供サービスチャネル(マルチメディアサービスを提供し
ているチャネル)を通じ、ATMネットワーク装置22
C−1〜22C−6を介して送信する。
【0175】例えば、サービス提供装置21が、ATM
ネットワーク装置22C−1に(間接的に)収容される
リーフノード装置23C−1〜23C−4に対して視聴
率調査を実施する場合には、例えば図42に示すよう
に、視聴率調査要求セル203−1及び視聴率調査応答
セル203−2がやり取りされる。なお、ATMネット
ワーク装置22C−2に(間接的に)収容されるリーフ
ノード装置23C−5〜23C−8に対して視聴率調査
を実施する場合においても同様に視聴率調査要求セル2
03−1及び視聴率調査応答セル203−2がやり取り
される。
【0176】まず、現提供サービスチャネルを介してA
TMネットワーク装置22C−1に入力された視聴率調
査要求セル203−1は(J1)、マルチキャスト接続
されている下位のATMネットワーク装置22C−3,
22C−4に対して同時に転送される(J2,J3)。
各ATMネットワーク装置22C−3,22C−4にお
いては、上位のATMネットワーク装置22C−1から
の視聴率調査要求セル203−1を、それぞれが収容し
ているリーフノード装置23C−1〜23C−4に転送
する(J4〜J7)。
【0177】これにより、サービス提供装置21からの
視聴率調査要求セル203−1をATMネットワーク装
置22C−1,22C−3,22C−4を中継し同一チ
ャネル(VPI/VCI,現提供サービス用チャネル)
を介して同時に受信することができる。また、上述の視
聴率調査の実施の通知をサービス制御部23c等を介し
て受けた各ユーザ側のリーフノード装置23C−1〜2
3C−4においては、ユーザを介したサービス指示部2
3dからの指示に従って、視聴率調査のためのサービス
提供装置21に対する視聴率調査応答セル203−2を
返送する(J8〜J11)。
【0178】各リーフノード装置23C−1〜23C−
4からの視聴率調査応答セル203−2を受信したAT
Mネットワーク装置22C−3,22C−4では、識別
子設定処理部22gにおいて、その視聴率調査応答セル
203−2のリーフノード識別子領域203Cに、ポー
ト番号から抽出されたリーフノード番号を挿入して、上
位のATMネットワーク装置22C−1に転送する(J
12〜J15)。
【0179】また、図43に示すように、ATMネット
ワーク装置22C−3,22C−4からの視聴率調査応
答セル203−2を受信したATMネットワーク装置2
2C−1においては(ステップK1)、識別子設定処理
部22gにおいて、ポート番号からネットワーク装置識
別番号抽出する(ステップK2)。その後、上述の視聴
率調査応答セル203−2を、リーフノード識別子領域
203Cを抽出されたネットワーク装置識別番号に設定
しなおして、サービス提供装置21に転送する(ステッ
プK3,図42のJ16〜J19参照)。
【0180】その後、サービス提供装置21では、視聴
率調査応答セル203−2をATMネットワーク装置2
2C−1から受信すると、識別子認識テーブル21e−
3において、リーフノード識別子領域203Cに設定さ
れているデータをアドレス情報として、視聴率調査のた
めに必要な情報(エリア内リーフノード数,応答有りリ
ーフノード数,前回視聴率調査結果及び今回視聴率調査
結果)を記憶する。
【0181】これにより、サービス提供装置21におい
ては、グループ識別情報としてのネットワーク装置識別
番号をアドレス情報として、識別子認識テーブル21e
−3に書き込まれた視聴率調査用データを読み出して、
必要な集計を行なうことができる。このように、本発明
の第4実施形態によれば、ATMネットワーク装置22
C−3〜22C−6の上位に、複数のATMネットワー
ク装置22C−3,22C−4(22C−5,22C−
6)を収容しうる上位ATMネットワーク装置22C−
1(22C−2)を少なくとも一つそなえるとともに、
リーフノード装置23C−1〜23C−8からサービス
提供装置21に対するデータが、ATMネットワーク装
置22C−1〜22C−6を介して送信されるように構
成されたことにより、前述の第2実施形態にて得られる
利点があるほか、システムの拡張性を向上させることが
できる利点もある。
【0182】さらに、上位ATMネットワーク装置22
C−1(22C−2)が、ATMネットワーク装置22
C−3〜22C−6からのデータに含まれるリーフノー
ド識別子を、当該上位ネットワーク装置で管理する識別
情報に変換して送信するとともに、リーフノード装置2
3C−1〜23C−8の管理を、それぞれが収容される
ネットワーク装置22C−3〜22C−6を識別単位と
して行なうことができるので、各リーフノード装置23
C−1〜23C−8の管理又は制御を容易なものとする
ことができる利点がある。
【0183】また、ATMネットワーク装置22C−1
〜22C−6の識別子設定処理部22gにおいて、シス
テムの保守運用のためのOAMセルに端末識別情報とし
てのリーフノード識別子を挿入することができるので、
マルチキャスト接続されたATM仮想チャネルにおいて
も、サービス提供装置21では、各リーフノード装置2
3C−1〜23C−8との間のチャネル接続確認を行な
うことができ、通信状態の確認等の保守管理及び運用管
理を行なうことができる。
【0184】なお、上述の第4実施形態においては、サ
ービス提供装置21において視聴率調査を行なう際のデ
ータ集計単位を、下位のATMネットワーク装置22C
−3〜22C−6毎に収容されるリーフノード装置組と
しているが、これに限定されず、例えば図44に示すよ
うに、識別子変換テーブル22f−7を有する記憶部2
25fをそなえたことにより、任意のリーフノード装置
組を上述の視聴率調査を行なう際のデータ集計単位とす
ることができる。
【0185】ここで、この図44に示す記憶部225f
は、前述の第2実施形態におけるもの(符号222f参
照)と同様のリーフノード制御データ22f−1及びA
TMスイッチ制御テーブル22f−2をそなえるととも
に、識別子変換テーブル22f−7をそなえて構成され
ている。また、識別子変換テーブル22f−7は、例え
ば図45に示すように、変換先リーフノード番号を、下
位のATMネットワーク装置22C−3〜22C−6に
て視聴率調査応答セル203−2に挿入されたリーフノ
ード番号をアドレス情報として予め割り付けて記憶して
おくものである。
【0186】なお、上述の変換先のリーフノード番号と
しては、任意に設定されたものであり、これにより、視
聴率調査のためのグループ構成を、収容されるリーフノ
ード装置に制約されない任意のグループ構成とすること
ができる。即ち、例えば図46に示すように、上位のA
TMネットワーク装置22C−1,22C−2の識別子
設定処理部22gにおいて、サービス提供装置21に対
する視聴率調査応答セル203−2を受信すると(ステ
ップL1)、この視聴率調査応答セル203−2のリー
フノード識別子領域203Bに設定されている変換元の
リーフノード番号(下位のATMネットワーク装置22
C−3〜22C−6にて視聴率調査応答セル203−2
に挿入されたリーフノード番号)をアドレス情報として
サーチすることにより、変換先のリーフノード番号を抽
出できるようになっている(ステップL2)。
【0187】さらに、上述のごとく変換先のリーフノー
ド番号が抽出されると、識別子設定処理部22gでは、
リーフノード識別子領域203Bに設定されている変換
元のリーフノード番号について、抽出された変換先のリ
ーフノード番号に設定しなおした後に、サービス提供装
置21に送信するようになっている(ステップL3)。
【0188】なお、サービス提供装置21では、視聴率
調査応答セル203−2をATMネットワーク装置22
C−1から受信すると、識別子認識テーブル21e−3
において、リーフノード識別子領域203Cに設定され
ているデータをアドレス情報として、視聴率調査のため
に必要な情報(エリア内リーフノード数,応答有りリー
フノード数,前回視聴率調査結果及び今回視聴率調査結
果)を記憶する。
【0189】これにより、任意にグループ分けされたリ
ーフノード装置組毎に、視聴率調査のための必要なデー
タを識別子認識テーブル21e−3から抽出するととも
に、データの集計を行なうことができる。従って、この
ようにすれば、端末識別情報を、任意のリーフノード装
置23C−1〜23C−8により構成される通信端末グ
ループ毎に固有に設定された情報とすることができるの
で、複数のATMネットワーク装置22C−1,22C
−2に収容されるリーフノード装置23C−1〜23C
−8間において、収容されるATMネットワーク装置に
制約されない任意のグループ分けを行なうことができる
ようになり、リーフノード装置23C−1〜23C−8
の管理,制御態様を任意に設定することができ、システ
ム設計の自由度を広げることができる利点がある。
【0190】(e)第5実施形態の説明 図47は本発明の第5実施形態にかかる情報提供システ
ムを示すブロック図であり、この図47に示す情報提供
システム20Dは、前述の第3実施形態におけるもの
(符号20B)と同様に、サービス提供装置21Dと複
数の(例えば2つの)ATMネットワーク装置22D−
1,22D−2とがサービス提供チャネル24を介して
接続される一方、ATMネットワーク装置22D−1に
おいて2つのリーフノード装置23D−1,23D−2
を収容し、ATMネットワーク装置22D−2において
2つのリーフノード装置23D−3,23D−4を収容
するようになっている。
【0191】また、第5実施形態にかかる情報提供シス
テム20DのATMネットワーク装置22D−1,22
D−2は、前述の第2実施形態と同様に、リーフノード
装置23D−1〜23D−4からサービス提供装置21
へ送信されるATMセルについて、リーフノード番号を
挿入するようになっているが、サービス提供装置21か
らの指示に基づいて、端末識別情報のATMセルへの挿
入態様(例えば挿入されるATMセル上の位置又は領域
サイズ)を変更しうるように構成されている点が、前述
の各実施形態と異なる。
【0192】具体的には、サービス提供装置21では、
OAM(Operation And Maintenance)セルによるセグメ
ント通信を行なうことにより、リーフノード装置23D
−1〜23D−4からサービス提供装置21側に送信す
べきATMセルに挿入されるリーフノード識別子領域2
02Bの位置又は領域サイズを任意に設定することがで
きるようになっている。
【0193】このため、本発明の情報提供システム20
Dでは、サービス提供装置21Dに例えば図49に示す
ような記憶部211eをそなえるとともに、ATMネッ
トワーク装置22D−1,22D−2に例えば図48に
示すような記憶部226fをそなえている。なお、サー
ビス提供装置21D及びATMネットワーク装置22D
−1,22D−2における記憶部226f,211e以
外の構成については、基本的に前述の第2実施形態にお
けるもの(符号21a〜21d,21f,22a〜22
e,22g参照)と同様であり、その詳細な図示ととも
に説明は省略する。
【0194】また、ATMネットワーク装置22D−
1,22D−2の記憶部226fは、ともに図48に示
すように、前述の第2実施形態におけるもの(符号22
2f参照)と同様のリーフノード制御データ22f−
1,ATMスイッチ制御テーブル22f−2及びリーフ
ノード識別子テーブル22f−3をそなえるとともに、
識別子エリアデータ22f−8をそなえて構成されてい
る。
【0195】さらに、サービス提供装置21Dの記憶部
211eは、例えば図49に示すように、前述の第2実
施形態におけるものと同様の識別子認識テーブル21e
−1及びサービスチャネル制御テーブル21e−2をそ
なえるとともに、識別子エリアデータ21e−4をそな
えて構成されている。ここで、記憶部226fの識別子
エリアデータ22f−8及びサービス提供装置21Dの
識別子エリアデータ21e−4は、ともに例えば図50
に示すように、エリア位置情報21e−41,エリアサ
イズ21e−42及び有効ビット21e−43をそなえ
て構成されている。
【0196】ここで、エリア位置情報21e−41は、
ヘッダ部に続くペイロード先頭位置から何バイト目かを
識別するためのものであり、エリアサイズ21e−42
は、実際のリーフノード識別子エリアのバイト数を示す
ものであり、有効ビット21e−43は、リーフノード
装置23D−1〜23D−4を識別するための識別子対
象エリアのどのビットが識別番号として有効であるか否
かを指定するものであり、例えばビット情報が“0”で
あるビットは識別情報として無効であり、“1”である
ビットは識別情報として有効とすることができる。
【0197】ここで、リーフノード装置23D−1〜2
3D−4からサービス提供装置21に対して送信すべき
ATMセル202には、送信元のリーフノード装置を識
別するためのリーフノード番号を設定するリーフノード
識別子領域202Bが設けられているが、このリーフノ
ード識別子領域202Bの位置あるいは大きさを、サー
ビス提供装置21にて設定できるようになっている。
【0198】即ち、サービス提供装置21において、図
51に示すようなリーフノード識別子領域202Bの位
置あるいは大きさ変更するためのOAMセル204をA
TMネットワーク装置22D−1,22D−2に対して
送信することにより、サービス提供装置21に対するA
TMセル202Bに挿入すべきリーフノード番号の領域
202Bの設定を変更できるようになっている。
【0199】ここで、この図51に示すOAMセル20
4のヘッダ領域204Aに続くペイロード部の情報とし
ては、最初の1バイトの領域204Bに、OAMセルタ
イプとしてのシステム情報用セルであることを示す情報
(例えば“1111”)とファンクションタイプとして
のリーフノード位置を変更するためのセルであることを
示す情報(例えば“0001”)が設定されている。
【0200】また、領域204Bに続く1バイトの領域
204Cには、リーフノード識別子領域202Bをペイ
ロード部の先頭から何バイト目かを設定する情報(10
進数で「0」〜「47」)が設定され、領域204Cに
続く1バイトの領域204Dには、リーフノード識別子
領域202Bのサイズをバイト(10進数で「1」〜
「48」)で示した値が設定されるようになっている。
【0201】なお、領域204Dに続く領域204E
は、リーフノード識別子対象エリアの有効ビット数を示
すものであり、図51においては、リーフノード識別子
領域202Bが2バイトの場合を示している。上述の構
成により、本発明の第5実施形態にかかる情報提供シス
テム20Dでは、基本的に前述の第2実施形態の場合と
同様に、リーフノード装置23D−1〜23D−4が要
求するマルチメディアサービスを、ATMネットワーク
装置22D−1,22D−2を介することにより、サー
ビス提供装置21から受けている。
【0202】ここで、リーフノード装置23D−1〜2
3D−4からサービス提供装置21に対して送信すべき
ATMセル202には、送信元のリーフノード装置を識
別するためのリーフノード番号を設定するリーフノード
識別子領域202Bが設けられているが、このリーフノ
ード識別子領域202Bの位置あるいは大きさを、サー
ビス提供装置21にて設定することができる。
【0203】即ち、サービス提供装置21のサービス制
御部21dにおいて、リーフノード識別子領域変更通知
セル(リーフノード識別子エリア変更通知セル)204
を作成する一方(ステップN1)、変更内容に対応する
リーフノード識別子領域202Bの位置及び大きさの設
定を、識別子エリアデータ21e−4に記憶した後(ス
テップN2)、作成されたリーフノード識別子エリア変
更通知セル204の送信要求をATM制御部21bに通
知する。
【0204】これにより、図52に示すように、サービ
ス提供装置21では、現提供サービスチャネル24を通
じて、リーフノード識別子領域変更通知セル204(M
1,M2)をATMネットワーク装置22D−1,22
D−2に対して送信する。ATMネットワーク装置22
D−1,22D−2では、設定を変更することを通じ
て、ATMセル202に挿入されるリーフノード識別子
領域202Bの位置及びサイズを変更することができる
のである。
【0205】ここで、各ATMネットワーク装置22D
−1,22D−2のATMスイッチ部22cにおいて、
サービス提供装置21からのリーフノード識別子領域変
更通知セル204を受信すると(ステップO1,ステッ
プO2の「変更通知セル」ルート)、識別子設定処理部
22gでは、受信セル中のペイロード部から変更情報
(領域204C〜204Eに書き込まれている情報)を
抽出し、識別子エリアデータ22f−8に設定する(ス
テップO4)。
【0206】これにより、ATMネットワーク装置22
D−1,22D−2の識別子設定処理部22gでは、入
力されるサービス提供装置21へのATMセル202に
対して、ポート番号から抽出されたリーフノード番号
を、位置及びサイズの変更されたリーフノード識別子領
域202Bに挿入することができるのである。なお、A
TMネットワーク装置22D−1,22D−2に入力さ
れるATMセルが、リーフノード装置23D−1〜23
D−4からの付加情報を含むATMセル(サービス提供
装置21に対して送信すべきATMセル)である場合に
は、現在識別子エリアデータ22f−8に登録されてい
る設定で、前述の第2実施形態の場合と同様にリーフノ
ード番号を挿入する(ステップO3)。
【0207】このように、本発明の第5実施形態によれ
ば、サービス提供装置21からの指示に基づいて、リー
フノード番号の送信ATMセルへの挿入態様を変更しう
るように構成されているので、特に加入者が増大しリー
フノード識別子としての情報量を増やす必要が生じた場
合にも、容易に設定を変更することができるので、上述
の第2実施形態の場合と同様の利点があるほか、システ
ムの拡張性を向上させることができる利点がある。
【0208】なお、上述の第5実施形態においては、A
TMネットワーク装置22D−1,22D−2において
リーフノード識別子を挿入するものについて適用した
が、本発明によれば、リーフノード装置23D−1〜2
3D−4にてリーフノード識別子を挿入するような情報
提供システムについても、上述の場合とほぼ同様に適用
することができる。
【0209】(f)第6実施形態の説明 図55は本発明の第6実施形態にかかる情報通信システ
ムを示すブロック図であり、この情報通信システム30
は、対向する2つの固定長セル送受信装置としてのAT
Mネットワーク装置31,32が、固定長セルネットワ
ークとしての回線35を介して相互に接続され、LAN
33,34間を接続できるようになっている。
【0210】ここで、ATMネットワーク装置31は、
ATMの通信規約とは異なる通信規約を有するLAN
(Local Area Network) 33を構成する複数のリーフノ
ードとしての通信端末33−1〜33−n(nは2以上
の自然数)を収容するものであり、ATMネットワーク
装置32についても、ATMの通信規約とは異なるLA
N34を構成する複数のリーフノードとしての通信端末
34−1〜34−m(mは2以上の自然数)を収容する
ものである。
【0211】即ち、各通信端末33−1〜33−n,3
4−1〜34−m同士において、収容されるATMネッ
トワーク装置31,32に依存しないLANを構築する
ことができるようになっている。また、第6実施形態に
かかる情報通信システム30においては、ATM以外の
通信規約を有するLAN33,34間を、LAN間通信
用チャネルとしてのATMプロトコルに従うネットワー
クを介することにより、相互に情報通信を行ないなが
ら、送信元の通信端末(例えばATMネットワーク装置
31側の通信端末33−1〜33−n)を、受信側のA
TMネットワーク装置32において認識できるようにな
っている。
【0212】なお、上述のATMプロトコルに従うネッ
トワークとしては、2つのATMネットワーク装置3
1,32及びこれらのATMネットワーク装置31,3
2間を接続する回線35により構成されている。また、
上述したように、LAN33は、LANパケットにより
相互に情報通信を行ないうる例えばn個の通信端末33
−1〜33−nをそなえて構成され、各通信端末33−
1〜33−nには、ユニークな端末識別情報としての例
えばIP(Internet Protocol) アドレスが与えられてい
る。
【0213】同様に、LAN34は、LANパケットに
より相互に情報通信を行ないうる例えばm個の通信端末
34−1〜34−mをそなえて構成され、各通信端末3
4−1〜34−mには、ユニークな端末識別情報として
の例えばIPアドレスが与えられている。なお、ATM
ネットワーク装置31,32間の回線35には、例えば
単一のVPI/VCIが設定されるようになっている。
【0214】ここで、ATMネットワーク装置31は、
伝送路制御部31a,ATMスイッチ部31b,ATM
スイッチ制御部31c,リーフノード制御処理部31
d,記憶部31e及びLANパケット制御部31fをそ
なえて構成され、同様に、ATMネットワーク装置32
は、伝送路制御部32a,ATMスイッチ部32b,A
TMスイッチ制御部32c,リーフノード制御処理部3
2d,記憶部32e及びLANパケット制御部32fを
そなえて構成されている。
【0215】上述の各ATMネットワーク装置31,3
2の構成は基本的に同様であり、ATMネットワーク装
置31の構成要素(符号31a〜31f)はそれぞれA
TMネットワーク装置32の構成要素(符号32a〜3
2f)に対応するようになっている。なお、以下におい
てはATMネットワーク装置31の構成要素(符号31
a〜31f)に着目して説明している。
【0216】即ち、各ATMネットワーク装置31の伝
送路制御部31aは、ATMネットワーク装置内と回線
35との間のインタフェース処理を行なうものである。
具体的には、回線35からの伝送信号からATMセルを
抽出する一方、ATMスイッチ部31bからのATMセ
ルを伝送信号にマッピングして回線35へ送出するもの
である。
【0217】また、LANパケット制御部31fは、L
AN33の通信規約に従う通信端末33−1〜33−n
からのパケット信号を、ATMセルへ分割してATMス
イッチ部31bに出力するとともに、ATMスイッチ部
31bからのATMセルについてLAN33の通信規約
に従うパケット信号へ結合して、LAN33へ送出する
ものである。
【0218】従って、LANパケット制御部31fは、
通信端末33から送信される情報を入力されて、第1端
末識別情報としてのIPアドレスを出力する第1端末識
別情報出力部としての機能を有している。さらに、AT
Mスイッチ部31bは入力されるATMセルについてス
イッチングするものであり、ATMスイッチ制御部31
cは、リーフノード制御処理部31dからの指示に基づ
いて、VPI/VCIの接続を制御,管理するものであ
る。
【0219】また、ATMスイッチ制御部31cは、後
述のリーフノード制御処理部31dの指示を受けて、A
TMスイッチ31bを制御することにより、サービス提
供装置21から送られる各種サービスチャネルの接続,
切断を制御する一方、ATMスイッチ制御テーブル31
e−2の内容を更新するようになっている。リーフノー
ド制御処理部31dは、リーフノードとしての通信端末
33−1〜33−nからの制御情報に基づいて、通信端
末33−1〜33−nの管理を行なうものであって、通
信端末33−1〜33−nに送信する制御情報について
も作成するようになっている。
【0220】さらに、このリーフノード制御処理部31
dは、LAN33,34間で情報通信を行なっている場
合において、後述の記憶部31eの内容を参照すること
により、リーフノード識別子とIPアドレスとの間の変
換を行なうものである。換言すれば、リーフノード制御
処理部31dは、LANパケット制御部31fからのI
Pアドレスに基づいて、ATMネットワークとしての回
線35に従った第2端末識別情報としてのリーフノード
識別子を抽出する第2端末識別情報抽出部としての機能
を有するとともに、ATMスイッチ部31からの受信A
TMセルに含まれる第3端末識別情報としてのリーフノ
ード識別子に基づいて、LAN33の通信規約に従った
第4端末識別情報としてのIPアドレスを抽出する第4
端末識別情報抽出部としての機能を有している。
【0221】なお、上述のリーフノード制御処理部31
dにて第2端末識別情報としてのリーフノード識別子が
抽出されると、リーフノード制御処理部31dでは、こ
のリーフノード識別子を用いてATMセルを作成するよ
うに、ATMスイッチ制御部31cに対して指示を行な
うようになっている。従って、上述のATMスイッチ制
御部31cは、リーフノード制御処理部31dにて抽出
されたリーフノード識別子を、変換後のATMセルに挿
入する第2端末識別情報挿入部としての機能を有してい
る。
【0222】さらに、上述のリーフノード制御処理部3
1dにて第4端末識別情報としてのIPアドレスが抽出
されると、リーフノード制御処理部31dでは、このI
Pアドレスを用いて、変換後のLAN33の通信規約に
従った情報に挿入するように、LANパケット制御部3
1fに対して指示を行なうようになっている。従って、
上述のLANパケット制御部31fは、リーフノード制
御処理部31dにて抽出されたIPアドレスを、変換後
のLAN33の通信規約に従った情報に挿入する第4端
末識別情報挿入部としての機能を有している。
【0223】また、記憶部31eは、ATMネットワー
ク装置31の各種情報を登録,管理する記憶装置であ
り、IPアドレス変換テーブル31e−1及びATMス
イッチ制御テーブル31e−2をそなえて構成されてい
る。ここで、IPアドレス変換テーブル31e−1は、
例えば図56に示すように、IPアドレス,リーフノー
ド番号及びこのIPアドレス又はリーフノード番号毎に
割り当てられるVPI/VCIについて記憶するもので
あり、これにより、リーフノード制御処理部31dにお
いては、IPアドレスに基づいてリーフノード番号及び
割り当てVPI/VCIを抽出したり、リーフノード番
号に基づいてIPアドレス及び割り当てVPI/VCI
を抽出することができるようになっている。
【0224】換言すれば、上述のIPアドレス変換テー
ブル31e−1(32e−1)は、変換元の端末識別情
報としてのIPアドレスと変換結果としてのリーフノー
ド番号との対応関係とともに、変換元の端末識別情報と
してのリーフノード番号と変換結果としてのIPアドレ
スとの対応関係に関する情報が記憶された識別情報テー
ブルとしての機能を有している。
【0225】ATMスイッチ制御テーブル31e−2
は、前述の第2実施形態におけるものと同様、ATMネ
ットワーク装置31におけるスイッチング制御を行なう
ために使用する情報として、VPI/VCI毎のスイッ
チング識別フラグ,スイッチング中ポート番号及びスト
ッパー(FFh)を記録するものである。なお、上述の
ATMスイッチ制御部31cでは、ATMスイッチ部3
1bから対向ATMネットワーク装置32側に送信すべ
きATMセルに対し、前述の図15,図16又は図18
と同様にしてリーフノード識別子を挿入することができ
る。
【0226】即ち、前述の図15の場合と同様に、AT
Mスイッチ制御部31cが、送信セルデータを構成する
ATMセルのデータ部にリーフノード識別子を挿入した
り、図16に示すように、送信セルデータを構成するA
TMセルのヘッダ部における未使用領域に、リーフノー
ド識別子を挿入することができる。さらに、上述のリー
フノード識別子を、図18に示すように、可変長なビッ
トデータにより構成したり、LAN33(又はLAN3
4)を構成する通信端末33−1〜33−n(34−1
〜34−m)毎に固有に設定された情報としたり、複数
の通信端末33−1〜33−n(34−1〜34−m)
により構成される通信端末グループ毎に固有に設定され
た情報とすることができる。
【0227】上述の構成により、本発明の第6実施形態
にかかる情報通信システム30ではLAN33の通信端
末33−1〜33−nとLAN34の通信端末34−1
〜34−mとの間をLAN間接続する際には、図57に
示すようなパスの設定処理を行うことができる。即ち、
ATMネットワーク装置31において、LAN33側の
いずれかの通信端末33−1〜33−nとLAN34側
のいずれかの通信端末34−1〜34−nとの間におけ
るLAN間通信を行なう旨の要求を、通信端末33−1
〜33−nから受けると(P1)、相手先のLAN34
を収容するATMネットワーク装置32に対し、LAN
間通信用チャネルとしての回線35を介して接続要求を
行なう(P2)。なお、この接続要求としては、ATM
セルを情報伝送媒体としている。
【0228】即ち、図58のフローチャートに示すよう
に、ATMネットワーク装置31のLANパケット制御
部31fでは、通信端末33−1〜33−nのいずれか
から送信される情報としてのLANパケットを入力され
て(ステップQ1)、このLANパケットに含まれる第
1端末識別情報としての送信元の通信端末33−1〜3
3−nのIPアドレスを取り出すとともに、送信先の通
信端末34−1〜34−nのIPアドレスを取り出し
て、双方のIPアドレスについてリーフノード制御処理
部31dに対して出力する(ステップQ2)。
【0229】また、LANパケット制御部31fでは、
通信端末33−1〜33−nからの接続要求用LANパ
ケットを、ATMセル(以下、接続要求用ATMセルと
記載)に分解した後(ステップQ3)、ATMスイッチ
部31bに送信する(ステップQ4)。このとき、リー
フノード制御処理部31dでは、LANパケット制御部
31fからの2つのIPアドレスに基づいて、IPアド
レス変換テーブル32e−1を参照することにより、I
Pアドレスとは別の(ATMの通信規約に従った)第2
端末識別情報としての送信元のリーフノード番号及び送
信先のリーフノード番号とともに、割り当てられたVP
I/VCIを抽出し(ステップQ5)、さらに、ATM
スイッチ制御部32cに対して、スイッチングされてい
る接続要求用ATMセルに上述の送信元及び送信先のリ
ーフノード番号を挿入する旨の指示を行なう(ステップ
Q6)。
【0230】なお、ATMスイッチ制御部31cでは、
ATMスイッチ制御テーブル31e−2を参照すること
により、入力される接続要求用ATMセルが割り当てV
PI/VCIに基づいて所定のスイッチング処理が施さ
れるように、ATMスイッチ部32bの設定を制御して
いる。これにより、リーフノード番号が挿入された接続
要求用ATMセルは、ATMスイッチ部31bにおいて
割り当てVPI/VCIに基づく所望のスイッチングが
行なわれた後、伝送路制御部31a及び回線35を介し
てATMネットワーク装置32に出力されるのである。
【0231】また、上述の接続要求を受けたATMネッ
トワーク装置32においては、相手先の通信端末34−
1〜34−mに対して、上述のLAN間通信の要求が発
生した旨が通知される(P3)。即ち、ATMネットワ
ーク装置32の伝送路制御部32aでは、ATMネット
ワーク装置31からの伝送信号を回線35を介して受信
し、受信された伝送信号に基づいてATMセルを抽出
し、ATMスイッチ部32bに出力する(ステップR
1)。
【0232】なお、ATMスイッチ制御部32cによ
り、ATMスイッチ制御テーブル32e−2の内容に基
づいて、入力されるATMセルがVPI/VCI値に基
づいて所定のスイッチング処理が施されるように、AT
Mスイッチ部32bの設定を制御している。また、リー
フノード制御処理部32dでは、ATMスイッチ部32
bに入力されたATMセル中のペイロード部の情報が通
知され、このペイロード部から取り出される端末識別子
情報としての送信元及び送信先のリーフノード番号に基
づいて、LAN34の通信規約に従った端末識別情報と
しての、送信元及び送信先のIPアドレスを抽出する
(ステップR2)。
【0233】さらに、LANパケット制御部32fで
は、ATMスイッチ部32bにてスイッチングされたA
TMセルについて、LAN34の通信規約に従ったLA
Nパケット信号に変換するが(ステップR3)、このと
き、上述のリーフノード制御処理部32dにて変換され
たIPアドレスを含めてLANパケットを構成している
(ステップR4)。
【0234】これにより、上述の接続要求を構成するL
ANパケットを、送信元及び送信先のIPアドレスを含
んで、相手先の通信端末34−1〜34−mに送信され
て、LAN間通信の要求が発生した旨が通知されるので
ある。その後、ATMネットワーク装置32において
は、当該相手先の通信端末34−1〜34−mからAT
Mネットワーク装置32に対する応答が検出されると
(P4)、ATMネットワーク装置31に対して上述の
LAN間通信用チャネルとしての回線35を介して接続
応答を通知する(P5)。なお、この接続応答について
もATMセルを情報伝送媒体としている。
【0235】これにより、ATMネットワーク装置31
では、接続要求の発生した通信端末33−1〜33−n
に対して接続応答をLANパケットにより通知し、その
後、LAN33,34間でのパスが設定されて、通信が
可能な状態となる(P6)。これにより、ATMネット
ワーク装置31では、通信端末33−1〜33−nから
送信される接続要求情報をATMセルに変換して送信す
る一方、ATMネットワーク装置32では、対向側のA
TMネットワーク装置31に収容される通信端末33−
1〜33−nからATMネットワーク(回線35)を介
して接続要求用ATMセルを受信すると、このATMセ
ルに含まれるリーフノード番号から、送信元の通信端末
33−1〜33−nを識別することができる。
【0236】なお、受信先のLAN34の通信端末34
−1〜34−mにおいても、受信したLANパケットに
含まれるIPアドレスから送信元の通信端末を認識でき
ることはいうまでもない。また、LAN34を構成する
いずれかの通信端末34−1〜34−mから、LAN3
3を構成するいずれかの通信端末33−1〜33−nに
対して接続要求情報を伝送する際においても、上述の場
合と基本的に同様に情報通信を行なうとともに、受信側
のATMネットワーク装置31において、送信元の通信
端末34−1〜34−mを識別することができる。
【0237】このように、本発明の第6実施形態によれ
ば、ATMネットワーク装置31(32)が、伝送路制
御部31a(32a),ATMスイッチ部31b(32
b),ATMスイッチ制御部31c(32c),リーフ
ノード制御処理部31d(32d),記憶部31e(3
2e)及びLANパケット制御部31f(32f)をそ
なえたことにより、LAN33,34間を、LAN間通
信用チャネルとしてのATMプロトコルに従うネットワ
ークを介することにより、相互に情報通信を行ないなが
ら、受信側のATMネットワーク装置32(31)にお
いて、送信元の通信端末33−1〜33−n(34−1
〜34−m)を識別することができる、ATMネットワ
ークを介してLAN同士を接続された情報通信システム
において、ATMネットワーク装置31,32におい
て、各通信端末33−1〜33−n,34−1〜34−
mを容易に管理することができる利点がある。
【0238】(g)第7実施形態の説明 図60は本発明の第7実施形態にかかる情報提供システ
ム20Eを示すブロック図であり、この図60に示す情
報提供システム20Eは、SVC(Switched Virtual Ch
annel)機能を提供するものであって、ATMネットワー
ク装置22Eがリーフノード番号を管理制御するように
なっている。
【0239】第7実施形態にかかる情報提供システム2
0Eにおいても、前述の第2実施形態におけるものと同
様の構成を有するサービス提供装置21及びリーフノー
ド装置23−1,23−2をそなえるとともに、ATM
ネットワーク装置22Eをそなえている。即ち、サービ
ス提供装置21は、マルチメディア情報等の各種情報を
通信端末としてのリーフノード装置23E−1,23E
−2に対して提供する情報提供装置としての機能を有し
ている。
【0240】また、ATMネットワーク装置22Eは、
リーフノード装置23E−1,23E−2を複数個収容
し、サービス提供装置21からの各種情報のうちで各リ
ーフノード装置23E−1,23E−2から要求された
情報を、情報固有に設定されたVPI/VCIを用いる
ことにより、当該リーフノード装置23E−1,23E
−2に対して提供するものである。
【0241】なお、図60中、各装置21〜23E−
1,23E−2のその他の詳細な構成については、前述
の第2実施形態におけるもの(図22参照)と同様であ
り、図示を省略している。第7実施形態にかかるATM
ネットワーク装置22Eは、前述の第2実施形態におけ
るものと異なる記憶部227fをそなえている。ここ
で、記憶部227fは、前述の第2実施形態におけるも
のと同様のリーフノード制御データ22f−1及びAT
Mスイッチ制御テーブル22f−2をそなえるととも
に、リーフノード割付テーブル22f−9及びリーフノ
ード番号管理テーブル22f−10をそなえている。
【0242】さらに、リーフノード割付テーブル22f
−9は、各リーフノード装置23E−1,23E−2に
割り付けられたリーフノード番号をポート番号毎に登録
するものであり、詳細には図61に示すような構成を有
している。また、リーフノード番号管理テーブル22f
−10は、任意に設定されたリーフノード番号の割り当
て状態(使用/不使用状態)を登録するものであり、詳
細には例えば図62に示すような構成を有している。例
えば、リーフノード番号が未使用である場合には対応す
る領域に“0”を、使用中である場合には対応する領域
に“1”を登録するようになっている。
【0243】即ち、第7実施形態にかかる情報提供シス
テム20Eにおいては、ATMスイッチ制御部22dに
おいて、リーフノード番号管理テーブル22f−10を
参照することにより、任意の未使用のリーフノード番号
を、上述のセットアップ要求元のリーフノード装置23
E−1,23E−2のリーフノード番号として設定する
のである。
【0244】なお、設定されたリーフノード番号は、当
該リーフノード装置23E−1,23E−2が設定され
ている回線接続ポート(図示せず)のポート番号をアド
レス情報として、リーフノード割付テーブル22f−9
に登録されるようになっている。上述の構成により、S
VC機能が提供された情報提供システム20Eにおいて
は、リーフノード装置23E−1,23E−2の電源投
入時において、リーフノード装置23E−1,23E−
2とATMネットワーク装置22Eとの間で、図63
(a)に示すようなATMセル205により構成される
セットアップ信号〔図65の(S1)〕及び図63
(b)に示すようなATMセル206により構成される
ACK応答信号のやり取りが行なわれる〔図65の(S
2)〕。
【0245】まず、図66に示すように、リーフノード
装置23E−1,23E−2では、装置起動用の電源が
投入されると、ATM制御部23bにおいて、リクエス
トタイプ領域205Bの値にセットアップ要求用セルで
あることを示す“00000001”を設定するととも
に、続く4バイトの領域に自身のリーフノード装置にユ
ニークに設定されたIPアドレスを書き込むことによ
り、上述のATMセル205を作成する(ステップT
1)。
【0246】即ち、ATM制御部23bでは、図63
(a)に示すように、ヘッダ領域205A(5バイ
ト),リクエストタイプ領域205B(1バイト)をそ
なえるとともに、例えばリーフノード装置にユニークに
設定されたIPアドレスを書き込むIPアドレス領域2
05C(4バイト)及び未使用領域205D(43バイ
ト)をそなえて構成されたATMセル205をセットア
ップ要求用セルとして作成するのである。
【0247】その後、作成されたATMセル205を用
いて、セットアップ信号としてATMネットワーク装置
22Eに対して送信する(ステップT2)。さらに、図
67に示すように、ATMネットワーク装置22EのA
TMスイッチ部22cにおいて、リーフノード装置23
E−1,23E−2からのセットアップ要求用セル20
5を受信する(ステップU1)。
【0248】すると、ATMスイッチ制御部22dで
は、リーフノード番号管理テーブル22f−10を参照
することにより、任意の未使用リーフノード番号をセッ
トアップ要求元のリーフノード番号として抽出する(ス
テップU2)。換言すれば、ATMネットワーク装置2
2のATMスイッチ制御部22dにおいて、リーフノー
ド装置23E−1,23E−2からのセットアップ信号
を受けると、所望の端末識別情報としての未使用リーフ
ノード番号を抽出する(端末識別情報抽出ステップ)。
【0249】また、抽出されたリーフノード番号につい
ては、当該リーフノード装置23E−1,23E−2が
設定されている回線接続ポート(図示せず)のポート番
号をアドレス情報として、リーフノード割付テーブル2
2f−9に登録される(ステップU3)。これにより、
ATMスイッチ制御部22dにおいては、ATMスイッ
チ部22cに対してACK応答セルの送信要求を行なう
(ステップU4)。
【0250】即ち、ATMスイッチ制御部22dにおい
て抽出されたリーフノード番号を用いて、セットアップ
信号〔図65の(S1)参照〕に対する応答信号として
のACK応答信号〔図65の(S2)参照〕を作成し
(応答信号作成ステップ)、作成されたACK応答信号
を、上述のセットアップ信号を送信したリーフノード装
置23E−1,23E−2に対して送信する(応答信号
送信ステップ)。
【0251】なお、上述のセットアップ応答信号を構成
するATMセル(ACK応答セル)206は、図63
(b)に示すように、セットアップ要求用セル205と
同様のヘッダ領域205A(5バイト)及びリクエスト
タイプ領域205B(1バイト)をそなえるとともに、
設定されたリーフノード番号を通知するための領域20
6C及び未使用領域206D(47バイト)をそなえて
構成されている(ヘッダ領域については図示を省略して
いる)。
【0252】また、上述のATMスイッチ制御部22d
にて設定されるリクエストタイプ領域206Bの値とし
ては、セットアップ応答用セルであることを示す“00
000010”を設定する。さらに、ATMスイッチ部
22cでは、上述のACK応答セル206が送信される
のに続いて、例えば図64に示すようなリーフノード情
報通知用セル207をサービス提供装置21に対して送
信する〔ステップU5,図65の(S3)参照〕。
【0253】換言すれば、ATMスイッチ部22cで
は、セットアップ信号〔図65の(S1)参照〕に含ま
れる情報及び上述のごとく抽出された端末識別情報とし
てのリーフノード番号を、サービス提供装置21に対し
て通知する(情報通知ステップ)。なお、この図64に
おけるリーフノード情報通知用セル207は、ヘッダ領
域207A,リクエストタイプ領域207B(1バイ
ト),割当リーフノード番号領域207C、IPアドレ
ス領域207D及び未使用領域207E(43バイト)
をそなえて構成されている。
【0254】なお、上述のリクエストタイプ領域207
Bは、割当結果を通知するためのATMセルであること
を通知するための情報として、例えば“1000000
1”が記憶されるようになっている。これにより、サー
ビス提供装置21とリーフノード装置23E−1,23
E−2との間でVPI/VCIが設定されるとともに、
ATMネットワーク装置22Eからセットアップ信号送
信元のリーフノード装置23E−1,23E−2に対す
るリーフノード番号を設定し通知するようになってい
る。
【0255】その後は、各リーフノード装置23E−
1,23E−2においては、サービス提供装置21から
所望のサービスを提供することができる〔図65の(S
4)参照〕。このように、本発明の第7実施形態によれ
ば、SVCを採用する情報提供システム20Eにおい
て、セットアップ信号作成ステップと、セットアップ信
号送信ステップと、登録ステップと、情報通知ステップ
と、応答信号送信ステップとにより端末識別情報を設定
することにより、セットアップ信号及びその応答信号の
やり取りを通じて端末識別情報としてのリーフノード番
号を簡易に設定することができるので、VPI/VCI
が設定された後にやり取りされるデータに、前述の第2
実施形態の場合と同様に、設定された端末識別情報とし
てのリーフノード番号を挿入すれば、サービス提供装置
21にてリーフノード装置23E−1〜23E−2を識
別することができ、前述の第2実施形態の場合とほぼ同
様の利点を得ることができる。
【0256】(h)第8実施形態の説明 図68は本発明の第8実施形態にかかる情報提供システ
ム20Fを示すブロック図であり、この図68に示す情
報提供システム20Fにおいても、前述の第7実施形態
の場合と同様に、SVC(Switched Virtual Channel)機
能を提供するものであり、サービス提供装置21,AT
Mネットワーク装置22F及びリーフノード装置23F
−1,23F−2をそなえて構成されている。
【0257】即ち、サービス提供装置21は、前述の第
7実施形態の場合と同様に、マルチメディア情報等の各
種情報を通信端末としてのリーフノード装置23F−
1,23F−2に対して提供する情報提供装置としての
機能を有している。また、ATMネットワーク装置22
Fは、リーフノード装置23F−1,23F−2を複数
個収容し、サービス提供装置21からの各種情報のうち
で各リーフノード装置23F−1,23F−2から要求
された情報を、情報固有に設定されたVPI/VCIを
用いることにより、当該リーフノード装置23F−1,
23F−2に対して提供するものである。
【0258】第8実施形態にかかる情報提供システム2
0Fは、前述の第7実施形態にかかる情報提供システム
20Eに比して、ATMネットワーク装置22Fにてリ
ーフノード番号を管理せずに、各リーフノード装置23
F−1,23F−2において自身のリーフノード番号を
管理するようになっている点が基本的に異なり、その他
についてはほぼ同様である。
【0259】このため、第8実施形態にかかるATMネ
ットワーク装置22Fは、前述の第7実施形態における
もの(符号22E)と異なる記憶部228fをそなえる
とともに、リーフノード装置23F−1,23F−2に
ついても、前述の第7実施形態におけるもの(符号23
E−1,23E−2)と異なる記憶部232eをそなえ
て構成されている。
【0260】なお、ATMネットワーク装置22F,リ
ーフノード装置23F−1,23F−2の記憶部228
f,232e以外の構成については、前述の第2実施形
態におけるもの(図22参照)と基本的に同様であり、
図示を省略している。ここで、ATMネットワーク装置
22Fの記憶部228fは、前述の第7実施形態におけ
るものと同様のリーフノード制御データ22f−1及び
ATMスイッチ制御テーブル22f−2及びリーフノー
ド割付テーブル22f−9をそなえている。
【0261】さらに、リーフノード装置23F−1,2
3F−2の記憶部232eは、前述の第7実施形態にお
けるもの(符号231e参照)と同様のチャネルテーブ
ル23e−1をそなえるとともに、リーフノード番号管
理データ23e−3をそなえて構成されている。ここ
で、リーフノード番号管理データ23e−3は、各リー
フノード装置23F−1,23F−2に割り付けられた
リーフノード番号を予め記憶しておくものである。
【0262】ところで、上述のリーフノード装置23F
−1〜23F−2のATM制御部23bにおいては、装
置起動用の電源を投入した時に、ATMネットワーク装
置22Fに対してセットアップ信号を送出することによ
り、サービス提供を受けるためのVPI/VCIを設定
するようになっているが、このセットアップ信号を構成
するATMセルに、リーフノード番号管理データ23e
−3に記憶されている割付リーフノード番号が挿入され
るようになっている。
【0263】なお、このセットアップ信号を構成するA
TMセル208としては、例えば図69(a)に示すよ
うに、ヘッダ領域208A(5バイト)及びリクエスト
タイプ領域208B(1バイト)に続く1バイトの領域
208Cに、リーフノード番号管理データ23e−3に
記憶されている割付リーフノード番号が挿入されるよう
になっている。
【0264】なお、上述の領域208Cに続く4バイト
の領域208Dは、例えばリーフノード装置にユニーク
に設定されたIPアドレスを書き込むIPアドレス領域
であり、208Eは未使用領域である。また、ATMネ
ットワーク装置22Fにおいて、上述のごときセットア
ップ信号を受信すると、ATMスイッチ制御部22dに
より、図69(b)に示すような、割付が確定したリー
フノード番号領域209Aを含んで構成されるATMセ
ル209を、ACK応答信号として生成するようになっ
ている。
【0265】上述の構成により、SVC機能が提供され
た情報提供システム20Fにおいては、リーフノード装
置23F−1,23F−2の電源投入時において、リー
フノード装置23F−1,23F−2とATMネットワ
ーク装置22Fとの間で、図69(a)に示すようなA
TMセル208により構成されるセットアップ信号〔図
70の(V1)〕及び図69(b)に示すようなATM
セル209により構成されるACK応答信号のやり取り
が行なわれる〔図70の(V3)〕。
【0266】まず、図71に示すように、リーフノード
装置23F−1,23F−2では、装置起動用の電源が
投入されると、ATM制御部23bにおいて、リーフノ
ード番号管理データ23e−3を参照することにより、
自身のリーフノード装置23F−1,23F−2に割り
付けられたリーフノード番号を抽出する(ステップW
1)。
【0267】これにより、ATM制御部23bでは、リ
クエストタイプ領域208Bにはセットアップ信号を示
す“00000001”を設定し、領域208Cには抽
出されたリーフノード番号を挿入し、続く4バイトの領
域208Dにはに自身のリーフノード装置にユニークに
設定されたIPアドレスを書き込むことにより、上述の
ATMセル208を作成する(ステップW2)。
【0268】即ち、リーフノード装置23F−1,23
F−2において、予め設定された端末識別情報としての
リーフノード番号を含んでセットアップ信号を作成する
(セットアップ信号作成ステップ)。その後、作成され
たATMセル208を用いて、セットアップ信号として
ATMネットワーク装置22Fに対して送信する(セッ
トアップ信号送信ステップ,ステップW3)。
【0269】ATMネットワーク装置22FのATMス
イッチ部22cにおいては、図72に示すように、リー
フノード装置23F−1,23F−2からのセットアッ
プ要求用セル208を受信すると(ステップX1)、A
TMスイッチ制御部22dでは、当該リーフノード装置
23F−1,23F−2が設定されている回線接続ポー
ト(図示せず)のポート番号をアドレス情報として、リ
ーフノード割付テーブル22f−9に登録する(ステッ
プX2)。
【0270】即ち、セットアップ信号送信ステップにて
送信されたセットアップ信号〔図70の(V1)〕をA
TMネットワーク装置22Fにて受信すると、ATMス
イッチ制御部22dにおいて、セットアップ信号に含ま
れる端末識別情報としてのリーフノード番号をリーフノ
ード割付テーブル22f−9に登録する(登録ステッ
プ)。
【0271】これにより、セットアップ信号送信元のリ
ーフノード装置23F−1,23F−2のリーフノード
番号が確定するので、リーフノード装置23F−1,2
3F−2に対するACK応答セルの送信に先行して、前
述の図64に示すようなリーフノード情報通知用セル2
07をサービス提供装置21に対して送信する〔ステッ
プX3,図70のステップ(V2)参照〕。
【0272】換言すれば、登録ステップにてリーフノー
ド番号がリーフノード割付テーブル22f−9に登録さ
れると、セットアップ信号に対する応答信号を、セット
アップ信号を送信したリーフノード装置23F−1,2
3F−2に対して送信する(応答信号送信ステップ)。
その後、ATMスイッチ制御部22dにおいては、AT
Mスイッチ部22cに対してACK応答セル209〔図
69(b)参照〕の送信要求を行なう(図70のステッ
プV3)。
【0273】即ち、ATMスイッチ制御部22dにおい
て、セットアップ信号に対する応答信号を、セットアッ
プ信号を送信したリーフノード装置23F−1,23F
−2に対して送信する(応答信号送信ステップ)。これ
により、サービス提供装置21とリーフノード装置23
F−1,23F−2との間でVPI/VCIが設定され
るとともに、ATMネットワーク装置22Fからセット
アップ信号送信元のリーフノード装置23F−1,23
F−2に対するリーフノード番号を設定し通知するよう
になっている。
【0274】なお、その後は、各リーフノード装置23
F−1,23F−2においては、サービス提供装置21
から所望のサービスを提供することができるようになっ
ている〔図70の(V4)参照〕。このように、本発明
の第8実施形態によれば、SVCを採用する情報提供シ
ステム20Fにおいて、セットアップ信号作成ステップ
と、セットアップ信号送信ステップと、登録ステップ
と、情報通知ステップと、応答信号送信ステップとによ
り端末識別情報を設定することにより、セットアップ信
号及びその応答信号のやり取りを通じて端末識別情報と
してのリーフノード番号を簡易に設定することができる
ので、VPI/VCIが設定された後にやり取りされる
データに、前述の第1実施形態の場合と同様に、端末識
別情報としてのリーフノード番号を挿入すれば、サービ
ス提供装置21にてリーフノード装置23F−1〜23
F−2を識別することができ、前述の第1実施形態の場
合とほぼ同様の利点を得ることができる。
【0275】(i)その他 上述の第1〜第5,第7,第8実施形態にかかる情報提
供システム20,20A〜20Fにおいては、適用され
る付加サービスとして、アンケート採集や視聴率調査を
行なう場合の例を詳述したが、本発明によれば、この他
に、テレビショッピング放送に対するユーザからの購入
申込み手続き又は課金処理等、サービス提供側とユーザ
との間において想定される様々な付加サービスを適用す
ることができる。
【0276】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜8,2
1記載の本発明によれば、識別情報挿入部により、送信
すべきデータに端末識別情報を挿入し、送信部にて送信
することができるので、情報提供装置にて通信端末を識
別することが可能となり、各通信端末側のユーザに個別
に付加サービスを提供することができ、ひいては付加サ
ービスの拡大及びマルチメディアサービスのサービス向
上を図ることができるほか、固定長ネットワークに特別
な機能を付加する必要がなくなる。
【0277】さらに、請求項1〜18,21記載の本発
明によれば、情報提供装置にてマルチキャスト接続して
いる仮想チャネルとは別の仮想チャネルの接続を利用す
ることなく、情報提供装置から通信端末を認識すること
を通じ、情報提供装置と通信端末との間で、マルチキャ
スト接続されている仮想チャネルと同一の仮想チャネル
を用いながら双方向通信を行なうことができるので、通
信端末の加入台数が増大しても、網に対する負荷を抑制
しながら、ユーザに対する個別の付加サービスを提供す
ることができる利点もある。
【0278】また、請求項3記載の本発明によれば、識
別情報挿入部により、送信すべきデータを構成する固定
長セルのヘッダ部における未使用領域に、端末識別情報
を挿入することができるので、固定長セルのペイロード
部分に全て有用データが入っていても、情報提供装置側
において、受信固定長セルの送信元の通信端末を識別す
ることができる。即ち、通信端末側から送信するデータ
帯域が増大しても、固定長セルのペイロード部分を全て
有効データとして固定長セルを作成することができるの
で、送信データのセル化効率を向上させながら、提供サ
ービスに対する影響を与えることなく情報提供装置側で
通信端末の識別を行なうことができ、本発明の情報提供
システムを適用するサービスを汎用化させることができ
る利点もある。
【0279】さらに、請求項4,13記載の本発明によ
れば、システムの保守運用のための固定長セルに端末識
別情報を挿入することができるので、マルチキャスト接
続された仮想チャネルにおいても、情報提供装置では、
各通信端末との間のチャネル接続確認を行なうことがで
き、通信状態の確認等の保守管理及び運用管理を行なう
ことができる。
【0280】また、請求項6,16記載の本発明によれ
ば、任意の通信端末により構成される通信端末グループ
毎に固有に設定された情報とすることができるので、複
数のネットワーク装置に収容される通信端末間におい
て、収容されるATMネットワーク装置に制約されない
任意のグループ分けを行なうことができるようになり、
通信端末の管理,制御態様を任意に設定することがで
き、システム設計の自由度を広げることができる利点が
ある。
【0281】さらに、請求項8,18記載の本発明によ
れば、情報提供装置からの指示に基づいて、端末識別情
報のデータへの挿入態様を変更しうるように構成されて
いるので、特に加入者が増大し端末識別情報の情報量を
増やす必要が生じた場合にも、容易に設定を変更するこ
とができるので、システムの拡張性を向上させることが
できる利点がある。
【0282】また、請求項9〜18記載の本発明の情報
提供システムにおけるネットワーク装置によれば、ネッ
トワーク装置の識別情報挿入部により送信すべきデータ
に端末識別情報を挿入し、送信部にて送信することがで
きるので、情報提供装置にて通信端末を識別することが
可能となり、前述の場合と同様に、各通信端末側のユー
ザに個別に付加サービスを提供することができ、ひいて
は付加サービスの拡大及びマルチメディアサービスのサ
ービス向上を図ることができるほか、通信端末に特別な
機能を付加する必要がなくなる。
【0283】さらに、請求項12記載の本発明によれ
ば、識別情報挿入部により、送信すべきデータを構成す
る固定長セルのヘッダ部における未使用領域に、端末識
別情報を挿入することができるので、固定長セルのペイ
ロード部分に全て有用データが入っていても、情報提供
装置側において、受信固定長セルの送信元の通信端末を
識別することができる。即ち、通信端末側から送信する
データ帯域が増大しても、固定長セルのペイロード部分
を全て有効データとして固定長セルを作成することがで
きるので、送信データのセル化効率を向上させながら、
提供サービスに対する影響を与えることなく情報提供装
置側で通信端末の識別を行なうことができ、本発明の情
報提供システムを適用するサービスを汎用化させること
ができる利点もある。
【0284】また、請求項15記載の本発明によれば、
端末識別情報として、自身のネットワーク装置が収容す
る通信端末であることを示す情報とすることができるの
で、情報提供装置及びネットワーク装置における通信端
末の管理,制御データを少なくすることを通じて、各通
信端末の管理又は制御を容易なものとすることができる
利点がある。
【0285】さらに、請求項19記載の本発明によれ
ば、セットアップ信号作成ステップと、セットアップ信
号送信ステップと、登録ステップと、情報通知ステップ
と、応答信号送信ステップとによって端末識別情報を設
定することにより、セットアップ信号及びその応答信号
のやり取りを通じて端末識別情報を簡易に設定すること
ができる利点がある。
【0286】また、請求項20記載の本発明によれば、
セットアップ信号作成ステップと、セットアップ信号送
信ステップと、登録ステップと、情報通知ステップと、
応答信号送信ステップとによって端末識別情報を設定す
ることにより、セットアップ信号及びその応答信号のや
り取りを通じて端末識別情報を簡易に設定することがで
きる利点がある。
【0287】さらに、請求項22記載の本発明によれ
ば、ネットワーク装置の上位に、複数のネットワーク装
置を収容しうる上位ネットワーク装置を少なくとも一つ
そなえるとともに、通信端末から情報提供装置に対する
データが、上記のネットワーク装置を介して送信される
ように構成されたことにより、システムの拡張性を向上
させることができる利点もある。
【0288】また、請求項23,24記載の本発明によ
れば、上位ネットワーク装置が、ネットワーク装置から
のデータに含まれる端末識別情報を、当該上位ネットワ
ーク装置で管理する識別情報に変換して送信することが
できるので、情報提供装置側においては任意の通信端末
をまとめた通信端末グループを制御単位とすることがで
き、各通信端末の管理又は制御を容易なものとすること
ができる利点がある。
【0289】さらに、請求項25〜31記載の本発明に
よれば、固定長セル送受信装置が、第1端末識別情報出
力部,第2端末識別情報抽出部,第2端末識別情報挿入
部,第3端末識別情報取出部,第4端末識別情報抽出部
及び第4端末識別情報挿入部をそなえて構成されたこと
により、対向する2つの固定長セル送受信装置に収容さ
れる通信端末間で、情報を固定長セルに変換して相互に
通信を行ないながら、送信元の通信端末を識別すること
ができるので、各通信端末間の通信を容易に管理するこ
とができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の原理ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理ブロック図である。
【図3】第3の発明の原理説明図である。
【図4】第4の発明の原理説明図である。
【図5】第5の発明の原理ブロック図である。
【図6】第6の発明の原理ブロック図である。
【図7】本発明の第1実施形態にかかる情報提供システ
ムを示すブロック図である。
【図8】本発明の第1実施形態におけるサービス提供装
置の要部構成を示す図である。
【図9】本発明の第1実施形態におけるサービス提供装
置の要部構成を示す図である。
【図10】本発明の第1実施形態におけるATMネット
ワーク装置の要部構成を示す図である。
【図11】本発明の第1実施形態におけるATMネット
ワーク装置の要部構成を示す図である。
【図12】本発明の第1実施形態におけるリーフノード
装置の要部構成を示す図である。
【図13】本発明の第1実施形態におけるリーフノード
装置の要部構成を示す図である。
【図14】本発明の第1実施形態にかかる情報提供シス
テムにおいてやり取りされるATMセルのセルフォーマ
ットを示す図である。
【図15】本発明の第1実施形態にかかる情報提供シス
テムにおいてやり取りされるATMセルのセルフォーマ
ットを示す図である。
【図16】本発明の第1実施形態にかかる情報提供シス
テムにおいてやり取りされるATMセルのセルフォーマ
ットを示す図である。
【図17】本発明の第1実施形態にかかる情報提供シス
テムにおいてやり取りされるATMセルのセルフォーマ
ットを示す図である。
【図18】本発明の第1実施形態にかかる情報提供シス
テムにおいてやり取りされるATMセルのセルフォーマ
ットを示す図である。
【図19】本発明の第1実施形態の動作を説明するため
の信号シーケンス図である。
【図20】本発明の第1実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図21】本発明の第1実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図22】本発明の第2実施形態にかかる情報提供シス
テムを示すブロック図である。
【図23】本発明の第2実施形態におけるATMネット
ワーク装置の要部構成を示す図である。
【図24】本発明の第2実施形態の動作を説明するため
の信号シーケンス図である。
【図25】本発明の第2実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図26】本発明の第2実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図27】本発明の第3実施形態にかかる情報提供シス
テムを示すブロック図である。
【図28】本発明の第3実施形態におけるATMネット
ワーク装置の要部構成を示す図である。
【図29】本発明の第3実施形態におけるATMネット
ワーク装置の要部構成を示す図である。
【図30】本発明の第3実施形態においてやり取りされ
るATMセルのセルフォーマットを示す図である。
【図31】本発明の第3実施形態の動作を説明するため
の信号シーケンス図である。
【図32】本発明の第3実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図33】本発明の第3実施形態の変形例を示す図であ
る。
【図34】本発明の第3実施形態の変形例を示す図であ
る。
【図35】本発明の第3実施形態の変形例にかかる情報
提供システムの動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図36】本発明の第4実施形態にかかる情報提供シス
テムを示すブロック図である。
【図37】本発明の第4実施形態におけるATMネット
ワーク装置の要部構成を示す図である。
【図38】本発明の第4実施形態におけるATMネット
ワーク装置の要部構成を示す図である。
【図39】本発明の第4実施形態におけるサービス提供
装置の要部構成を示す図である。
【図40】本発明の第4実施形態にかかる情報提供シス
テムにてやり取りされるATMセルのセルフォーマット
を示す図である。
【図41】本発明の第4実施形態にかかる情報提供シス
テムにてやり取りされるATMセルのセルフォーマット
を示す図である。
【図42】本発明の第4実施形態にかかる情報提供シス
テムの動作を説明するための信号シーケンス図である。
【図43】本発明の第4実施形態にかかる情報提供シス
テムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図44】本発明の第4実施形態の変形例を示す図であ
る。
【図45】本発明の第4実施形態の変形例を示す図であ
る。
【図46】本発明の第4実施形態の変形例にかかる情報
提供システムの動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図47】本発明の第5実施形態にかかる情報提供シス
テムを示すブロック図である。
【図48】本発明の第5実施形態におけるATMネット
ワーク装置の要部構成を示すブロック図である。
【図49】本発明の第5実施形態におけるサービス提供
装置の要部構成を示すブロック図である。
【図50】本発明の第5実施形態におけるサービス提供
装置及び/又はATMネットワーク装置の要部構成を示
す図である。
【図51】本発明の第5実施形態にてやり取りされるA
TMセルのセルフォーマットを示す図である。
【図52】本発明の第5実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図53】本発明の第5実施形態の動作を説明するため
の信号シーケンス図である。
【図54】本発明の第5実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図55】本発明の第6実施形態にかかる情報通信シス
テムを示すブロック図である。
【図56】本発明の第6実施形態におけるATMネット
ワーク装置の要部構成を示すブロック図である。
【図57】本発明の第6実施形態の動作を説明するため
の信号シーケンス図である。
【図58】本発明の第6実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図59】本発明の第6実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図60】本発明の第7実施形態にかかる情報提供シス
テムを示すブロック図である。
【図61】本発明の第7実施形態におけるATMネット
ワーク装置の要部構成を示すブロック図である。
【図62】本発明の第7実施形態におけるATMネット
ワーク装置の要部構成を示すブロック図である。
【図63】(a),(b)はともに本発明の第7実施形
態にてやり取りされるATMセルのセルフォーマットを
示す図である。
【図64】本発明の第7実施形態にてやり取りされるA
TMセルのセルフォーマットを示す図である。
【図65】本発明の第7実施形態の動作を説明するため
の信号シーケンス図である。
【図66】本発明の第7実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図67】本発明の第7実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図68】本発明の第8実施形態にかかる情報提供シス
テムを示すブロック図である。
【図69】(a),(b)はともに本発明の第8実施形
態にてやり取りされるATMセルのセルフォーマットを
示す図である。
【図70】本発明の第8実施形態の動作を説明するため
の信号シーケンス図である。
【図71】本発明の第8実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図72】本発明の第8実施形態の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図73】放送形式によるマルチメディアサービスの一
例としての情報提供システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 情報提供装置 2 ネットワーク装置 2−1 回線接続ポート 2−2 識別情報挿入部 2−3 送信部 3−1〜3−n 通信端末 3A 識別情報挿入部 3B 送信部 4−1〜4−n 回線 5 識別情報挿入部 6 送信端末識別部 7a,7b 通信端末 7A,7B 通信端末ネットワーク 8a,8b 固定長セル送受信装置 8a−1 第1端末識別情報出力部 8a−2 第2端末識別情報抽出部 8a−3 セル変換部 8a−4 第2端末識別情報挿入部 8a−5 第3端末識別情報取出部 8a−6 第4端末識別情報抽出部 8a−7 セル変換部 8a−8 第4端末識別情報挿入部 9 固定長セルネットワーク 10,10A,10B 情報提供システム 11 情報通信システム 20,20A〜20F 情報提供システム 21 サービス提供装置 21a サービス提供処理部 21b ATM制御部 21c 伝送路制御部 21d サービス制御部 21e 記憶部 21e−1 識別子認識テーブル 21e−2 サービスチャネル制御テーブル 21e−3 識別子認識テーブル 21e−4 識別子エリアデータ 21f リーフノード認識処理部 22,22A〜22F ATMネットワーク装置 22a,22b 伝送路制御部 22c ATMスイッチ部 22d ATMスイッチ制御部 22e リーフノード制御処理部 22f 記憶部 22f−1 リーフノード制御データ 22f−2 ATMスイッチ制御テーブル 22f−3 リーフノード識別子テーブル 22f−4 グループIDデータ 22f−5 リーフノード識別子テーブル 22f−6 ネットワーク装置識別テーブル 22f−7 識別子変換テーブル 22f−8 識別子エリアデータ 22f−9 リーフノード割付テーブル 22f−10 リーフノード番号管理テーブル 23−1〜23−n,23A−1〜23F−2 リーフ
ノード装置 23a 伝送路制御部 23b ATM制御部 23c サービス制御部 23d サービス指示部 23e 記憶部 23e−1 チャネルテーブル 23e−2 識別子データ 23e−3 リーフノード番号データ 23f 識別子設定処理部 24 サービス提供チャネル 25−1〜25−n 回線 30 情報通信システム 31,32 ATMネットワーク装置 31a,32a 伝送路制御部 31b,32b ATMスイッチ部 31c,32c ATMスイッチ制御部 31d,32d リーフノード制御処理部 31e,32e 記憶部 31e−1,31e−2 IPアドレス変換テーブル 31e−2,32e−2 ATMスイッチ制御テーブル 31f,32f LANパケット制御部 33,34 LAN 33−1〜33−n,34−1〜34−m 通信端末 35 回線 100 情報提供システム 101 サービス提供装置 101a サービス提供処理部 101b ATM制御部 101c 伝送路制御部 101d サービス制御部 101e 記憶部 101e−1 サービスチャネル対応データ 102 ATMネットワーク装置 102a,102b 伝送路制御部 102c ATMスイッチ部 102d ATMスイッチ制御部 102e リーフノード制御処理部 102f 記憶部 102f−1 リーフノード制御データ 102f−2 ATMスイッチ制御データ 103−1,103−2 リーフノード装置 103a 伝送路制御部 103b ATM制御部 103c サービス制御部 103d サービス指示部 103e 記憶部 103e−1 チャネルデータ記憶部 201〜209 ATMセル 201A〜205A,207A ヘッダ領域 201B データ領域 202B リーフノード識別子領域 202B′−1 最終ビット 202C データ領域 202D〜202F,204C〜204E 領域 203B,204B OAMセルタイプ領域 203C リーフノード識別子領域 205B リクエストタイプ領域 205C,205D,206D 領域 206C リーフノード識別子領域 211e 記憶部 222f−2,223f〜228f 記憶部 231e,232e 記憶部

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信端末提供用の各種情報を送信する情
    報提供装置と、該通信端末を回線を介して複数個収容
    し、該情報提供装置から送信された所望の情報を、該情
    報固有に設定された仮想パス及び仮想チャネルを用いる
    ことにより、当該通信端末に対して提供するネットワー
    ク装置とを有する情報提供システムにおける通信端末で
    あって、 該情報提供装置側に対して送信すべきデータに、送信元
    の通信端末を識別するための情報を端末識別情報として
    挿入する識別情報挿入部と、 該識別情報挿入部にて上記端末識別情報が挿入された上
    記データを、上記の仮想パス及び仮想チャネルを用いて
    送信する送信部とをそなえて構成されたことを特徴とす
    る、情報提供システムにおける通信端末。
  2. 【請求項2】 該識別情報挿入部が、上記データを構成
    する固定長セルのデータ部に上記端末識別情報を挿入す
    るように構成されたことを特徴とする、請求項1記載の
    情報提供システムにおける通信端末。
  3. 【請求項3】 該識別情報挿入部が、上記データを構成
    する固定長セルのヘッダ部における未使用領域に、上記
    端末識別情報を挿入するように構成されたことを特徴と
    する、請求項1記載の情報提供システムにおける通信端
    末。
  4. 【請求項4】 該識別情報挿入部が、システムの保守運
    用のための固定長セルに上記端末識別情報を挿入するよ
    うに構成されたことを特徴とする、請求項1記載の情報
    提供システムにおける通信端末。
  5. 【請求項5】 上記端末識別情報を、該通信端末毎に固
    有に設定された情報としたことを特徴とする、請求項1
    記載の情報提供システムにおける通信端末。
  6. 【請求項6】 上記端末識別情報を、複数の該通信端末
    により構成される通信端末グループ毎に固有に設定され
    た情報としたことを特徴とする、請求項1記載の情報提
    供システムにおける通信端末。
  7. 【請求項7】 上記端末識別情報が、可変長なビットデ
    ータにより構成されたことを特徴とする、請求項1記載
    の情報提供システムにおける通信端末。
  8. 【請求項8】 該情報提供装置からの指示に基づいて、
    上記端末識別情報を変更しうるように構成されたことを
    特徴とする、請求項1記載の情報提供システムにおける
    通信端末。
  9. 【請求項9】 通信端末提供用の各種情報を送信する情
    報提供装置と、該通信端末を回線を介して複数個収容
    し、該情報提供装置から送信された所望の情報を、該情
    報固有に設定された仮想パス及び仮想チャネルを用いる
    ことにより、当該通信端末に対して提供するネットワー
    ク装置とを有する情報提供システムにおけるネットワー
    ク装置であって、 該複数の通信端末との間における回線に対応して設けら
    れ、該通信端末から該情報提供装置に対して上記の仮想
    パス及び仮想チャネルを用いて送信すべきデータを入力
    する複数の回線接続ポートと、 該複数の回線接続ポートの使用/不使用状態に応じて、
    上記データの送信元の通信端末を識別するとともに、上
    記データに送信元の端末識別情報を挿入する識別情報挿
    入部と、 該識別情報挿入部にて上記端末識別情報が付与された上
    記データを、上記の仮想パス及び仮想チャネルを用いて
    送信する送信部とをそなえて構成されたことを特徴とす
    る、情報提供システムにおけるネットワーク装置。
  10. 【請求項10】 該識別情報挿入部が、 該回線接続ポートのポート番号に対応して端末識別情報
    を記憶する識別情報テーブルと、 該回線接続ポートの使用/不使用状態に関する情報を記
    憶するポート状態記憶部と、 使用状態にある該回線接続ポートに該情報提供装置に対
    するデータが入力されると、該ポート状態記憶部から上
    記データが入力された該回線接続ポートのポート番号を
    抽出するポート番号抽出部と、 該識別情報テーブルを参照することにより、該ポート番
    号抽出部にて抽出されたポート番号に対応した上記端末
    識別情報を抽出する識別情報抽出部と、 該識別情報抽出部にて抽出された上記端末識別情報を、
    上記データに挿入する挿入部とをそなえて構成されたこ
    とを特徴とする、請求項9記載の情報提供システムにお
    けるネットワーク装置。
  11. 【請求項11】 該識別情報挿入部が、上記データを構
    成する固定長セルのデータ部に上記端末識別情報を挿入
    するように構成されたことを特徴とする、請求項9記載
    の情報提供システムにおけるネットワーク装置。
  12. 【請求項12】 該識別情報挿入部が、上記データを構
    成する固定長セルのヘッダ部における未使用領域に、上
    記端末識別情報を挿入するように構成されたことを特徴
    とする、請求項9記載の情報提供システムにおけるネッ
    トワーク装置。
  13. 【請求項13】 該識別情報挿入部が、システムの保守
    運用のための固定長セルに上記端末識別情報を挿入する
    ように構成されたことを特徴とする、請求項9記載の情
    報提供システムにおけるネットワーク装置。
  14. 【請求項14】 上記端末識別情報を、該通信端末毎に
    固有に設定された情報としたことを特徴とする、請求項
    9記載の情報提供システムにおけるネットワーク装置。
  15. 【請求項15】 上記端末識別情報を、自身が収容する
    通信端末であることを示す情報としたことを特徴とす
    る、請求項9記載の情報提供システムにおけるネットワ
    ーク装置。
  16. 【請求項16】 上記端末識別情報を、該通信端末によ
    り構成される通信端末グループ毎に固有に設定された情
    報としたことを特徴とする、請求項9記載の情報提供シ
    ステムにおけるネットワーク装置。
  17. 【請求項17】 上記端末識別情報が、可変長なビット
    データにより構成されたことを特徴とする、請求項9記
    載の情報提供システムにおけるネットワーク装置。
  18. 【請求項18】 該情報提供装置からの指示に基づい
    て、上記端末識別情報の上記データへの挿入態様を変更
    しうるように構成されたことを特徴とする、請求項9記
    載の情報提供システムにおけるネットワーク装置。
  19. 【請求項19】 各種情報を通信端末に対して提供する
    情報提供装置と、該通信端末を複数個収容し、該情報提
    供装置からの該各種情報のうちで各通信端末から要求さ
    れた情報を、該情報固有に設定された仮想パス及び仮想
    チャネルを用いることにより、当該通信端末に対して提
    供するネットワーク装置とを有する情報提供システムの
    端末識別情報を設定するにあたり、 該ネットワーク装置において、該通信端末からのセット
    アップ信号を受けると、所望の端末識別情報を抽出する
    端末識別情報抽出ステップと、 該端末識別情報抽出ステップにて抽出された上記端末識
    別情報を用いて、上記セットアップ信号に対する応答信
    号を作成する応答信号作成ステップと、 該応答信号作成ステップにて作成された上記応答信号
    を、上記セットアップ信号を送信した通信端末に対して
    送信する応答信号送信ステップと、 上記セットアップ信号に含まれる情報及び上記抽出され
    た端末識別情報を、該情報提供装置に対して通知する情
    報通知ステップとをそなえて構成されたことを特徴とす
    る、情報提供システムにおける端末識別情報設定方法。
  20. 【請求項20】 各種情報を通信端末に対して提供する
    情報提供装置と、該通信端末を複数個収容し、該情報提
    供装置からの該各種情報のうちで各通信端末から要求さ
    れた情報を、該情報固有に設定された仮想パス及び仮想
    チャネルを用いることにより、当該通信端末に対して提
    供するネットワーク装置とを有する情報提供システムの
    端末識別情報を設定するにあたり、 該通信端末において、予め設定された端末識別情報を含
    んでセットアップ信号を作成するセットアップ信号作成
    ステップと、 該セットアップ信号作成ステップにて作成された上記セ
    ットアップ信号を該ネットワーク装置に対して送信する
    セットアップ信号送信ステップと、 該セットアップ信号送信ステップにて送信された上記セ
    ットアップ信号を該ネットワーク装置にて受信すると、
    上記セットアップ信号に含まれる上記端末識別情報を登
    録する登録ステップと、 該登録ステップにて上記端末識別情報が登録されると、
    上記セットアップ信号に含まれる情報を、該情報提供装
    置に対して通知する情報通知ステップと、 上記セットアップ信号に対する応答信号を、上記セット
    アップ信号を送信した通信端末に対して送信する応答信
    号送信ステップとをそなえて構成されたことを特徴とす
    る、情報提供システムにおける端末識別情報設定方法。
  21. 【請求項21】 通信端末提供用の各種情報を送信する
    情報提供装置と、該通信端末を回線を介して複数個収容
    し、該情報提供装置から送信された所望の情報を、該情
    報固有に設定された仮想パス及び仮想チャネルを用いる
    ことにより、当該通信端末に対して提供するネットワー
    ク装置とを有する情報提供システムであって、 上記の通信端末又はネットワーク装置のうちのいずれか
    に、該各通信端末側から該情報提供装置側に対して上記
    仮想パス及び仮想チャネルを用いて送信される固定長セ
    ルに送信元の通信端末を識別するための情報を端末識別
    情報として挿入する識別情報挿入部をそなえるととも
    に、 該情報提供装置が、受信された上記固定長セルに挿入さ
    れた上記端末識別情報に基づいて、送信元の通信端末を
    識別する送信端末識別部をそなえて構成されたことを特
    徴とする、情報提供システム。
  22. 【請求項22】 該ネットワーク装置の上位に、複数の
    該ネットワーク装置を収容しうる上位ネットワーク装置
    を少なくとも一つそなえるとともに、該各通信端末から
    該情報提供装置に対するデータが、上記のネットワーク
    装置及び上位ネットワーク装置を介して送信されるよう
    に構成されたことを特徴とする、請求項21記載の情報
    提供システム。
  23. 【請求項23】 該上位ネットワーク装置が、該ネット
    ワーク装置からの上記データに含まれる上記端末識別情
    報を、当該上位ネットワーク装置で管理する識別情報に
    変換して送信するように構成されたことを特徴とする、
    請求項22記載の情報提供システム。
  24. 【請求項24】 上記の上位ネットワーク装置又はネッ
    トワーク装置が、上記端末識別情報を、任意の該通信端
    末により構成される通信端末グループ毎に固有に設定す
    るように構成されたことを特徴とする、請求項22記載
    の情報提供システム。
  25. 【請求項25】 任意の通信規約を有し、少なくとも一
    つ以上の通信端末が相互に接続されてなる通信端末ネッ
    トワークを収容する固定長セル送受信装置が、固定長セ
    ルネットワークを介して相互に接続され、対向する2つ
    の固定長セル送受信装置に収容される該通信端末間で、
    上記通信規約に従った第1端末識別情報を付して情報通
    信を行なう情報通信システムにおける固定長セル送受信
    装置であって、 該通信端末から送信される情報を固定長セルに変換して
    送信すべく、 該通信端末から送信される情報を入力されて、上記第1
    端末識別情報を出力する第1端末識別情報出力部と、該
    第1端末識別情報出力部からの上記第1端末識別情報に
    基づいて、上記固定長セルネットワークに従った第2端
    末識別情報を抽出する第2端末識別情報抽出部と、該第
    2端末識別情報抽出部にて抽出された上記第2端末識別
    情報を、上記変換後の固定長セルに挿入する第2端末識
    別情報挿入部とをそなえるとともに、 対向側の固定長セル送受信装置に収容される通信端末か
    ら上記固定長セルネットワークを介して受信された固定
    長セルを、上記通信規約に従った情報に変換した後に所
    望の通信端末にて受信させるべく、 該対向通信端末からの固定長セルを入力されて、該固定
    長セルに含まれる上記固定長セルネットワークに従った
    第3端末識別情報を取り出す第3端末識別情報取出部
    と、該第3端末識別情報取出部からの上記第3端末識別
    情報に基づいて、上記通信規約に従った第4端末識別情
    報を抽出する第4端末識別情報抽出部と、該第4識別情
    報抽出部にて抽出された上記第4端末識別情報を、上記
    変換後の情報に挿入する第4端末識別情報挿入部とをそ
    なえて構成されたことを特徴とする、情報通信システム
    における固定長セル送受信装置。
  26. 【請求項26】 上記の第1端末識別情報と第2端末識
    別情報との対応関係又は上記の第3端末識別情報と第4
    端末識別情報との対応関係に関する情報が記憶された識
    別情報テーブルをそなえて構成されたことを特徴とす
    る、請求項25記載の情報通信システムにおける固定長
    セル送受信装置。
  27. 【請求項27】 該第2端末識別情報挿入部が、上記デ
    ータを構成する固定長セルのデータ部に上記第2端末識
    別情報を挿入するように構成されたことを特徴とする、
    請求項25記載の情報通信システムにおける固定長セル
    送受信装置。
  28. 【請求項28】 該第2端末識別情報挿入部が、上記デ
    ータを構成する固定長セルのヘッダ部における未使用領
    域に、上記第2端末識別情報を挿入するように構成され
    たことを特徴とする、請求項25記載の情報通信システ
    ムにおける固定長セル送受信装置。
  29. 【請求項29】 上記第2端末識別情報を、該通信端末
    毎に固有に設定された情報としたことを特徴とする、請
    求項25記載の情報通信システムにおける固定長セル送
    受信装置。
  30. 【請求項30】 上記第2端末識別情報を、複数の該通
    信端末により構成される通信端末グループ毎に固有に設
    定された情報としたことを特徴とする、請求項25記載
    の情報通信システムにおける固定長セル送受信装置。
  31. 【請求項31】 上記第2端末識別情報が、可変長なビ
    ットデータにより構成されたことを特徴とする、請求項
    25記載の情報通信システムにおける固定長セル送受信
    装置。
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