JP2007177607A - 可倒式標示柱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポールとベースを組み立てる際の作業性を向上させることができる可倒式標示柱を提供する。
【解決手段】 車両の衝突時に曲がり変形する円筒状のポール1と、該ポール1の下端部が差し込まれる環状の溝22を有してポール1を支持すべく路面100に設置されるベース2とを備え、ポール1の下端部には径方向外方に突出する突部10が設けられ、ベース2にはポール1の突部10が係合する第一凹部23と該第一凹部23から周方向に伸びる第二凹部24とが環状の溝22に連通して形成されている。
【選択図】 図8

Description

本発明は、例えば、車線のセンターライン標示や、車線誘導標示、交通規制誘導標示、あるいは、駐車場における車両停止位置標示等を目的として、道路や駐車場等の路面に設置される可倒式標示柱に関するものである。
センターライン等に設置されるこの種の標示柱は、車両が衝突した際にポール部が弾性変形して傾倒し、その後復元することが求められ、しかも、相当な回数の踏みつけにも耐えて復元することも求められる。そのため、従来においては柔軟な材質のものを使用すると共に、ポール部とベース部とを射出成形によって一体成形したものが使用されていた。
これに対して、ポール部とベース部とをそれぞれ別体にて形成しそれらを組み立てる構成のものも提案されている(下記特許文献1)。該公報所載の可倒式標示柱は、ポールをベースの溝に嵌合させたうえでリベットにより両者を締結するというものである。
特許第2919789号公報
しかしながら、上記従来の組み立て式の標示柱は、ポールをベースの溝に嵌合させた際にポールの下端部に形成されたリベット孔とベースに形成されたリベット孔とが一致するように、ポールを回転させながらベースに対する周方向の位置合わせを行う必要があり、組立の作業性の点で改善の余地があった。
それゆえに本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ、ポールとベースを組み立てる際の作業性を向上させることができる可倒式標示柱を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、本発明に係る可倒式標示柱は、車両の衝突時に曲がり変形する円筒状のポールと、該ポールが上方から装着されて該ポールを立設支持すべく路面に設置されるベースとを備え、ポールの下端部には径方向外方に突出する突部が設けられ、ベースはポールの下端部の外周面を支持する支持面を有し、該支持面にはポールの突部が上方から挿入される第一凹部と該第一凹部から周方向に伸びて突部が進入可能な第二凹部とが形成されていることを特徴とする。
該構成の可倒式標示柱にあっては、ポールをベースに上方から装着して組み立てるのであるが、ポールには突部が設けられているので、ポールを上方から装着する際にその突部をベースの第一凹部に挿入させる。そして、ベースに装着したポールをその軸線周りに所定角度回転させてポールの突部を第二凹部に進入させる。ポールの突部が第二凹部に位置することにより突部がベースに係止されるのでポールの上方への移動が阻止される。このようにポールを上方からベースに装着するという作業とポールを所定角度回転させるという作業によってポールの上方への移動が規制される。
また、ベースにはポールの下端部が差し込まれる環状の溝が形成され、該環状の溝の外側の側壁面に前記第一凹部と第二凹部とが形成されていることが好ましい。環状の溝に差し込まれたポールの下端部はその外周面と内周面の両方が環状の溝の外側の側壁面と内側の側壁面とによって外側及び内側の双方から支持される。即ち、環状の溝の外側の側壁面と内側の側壁面は共に前記支持面となり、内外両側から支持されるので確実に立設支持される。そして、内外両側から支持されるので、外側の側壁面に形成された第一凹部にも容易に突部を挿入させることができると共にそこから第二凹部へもスムーズに突部を進入させることができる。
また、ポールの突部は、ポールに形成された横孔にピンを圧入することにより形成されていたり、ポールに螺入したネジの頭部により形成されていたりすることが好ましい。
また、ベースには環状の溝の内側に上方開口の凹部が形成され、ベースの下面には周縁部まで径方向に伸びる排出溝が形成され、該排出溝は、凹部の底面に開口してベースの下面に至る排出孔により凹部と連通していることが好ましい。凹部内に侵入した雨水等は、排出孔に入ってベースの下面に至り、そこから排出溝を通ることでベースと路面との間を通過しベースの周縁部から外方に排出される。
また、本発明に係る可倒式標示柱は、車両の衝突時に曲がり変形する円筒状のポールと、該ポールが上方から装着されて該ポールを立設支持すべく路面に設置されるベースとを備え、ポールの下端部には径方向内方に突出する突部が設けられ、ベースはポールの下端部の内周面を支持する支持面を有し、該支持面にはポールの突部が上方から挿入される第一凹部と該第一凹部から周方向に伸びて突部が進入可能な第二凹部とが形成されていることを特徴とする。
尚、上述したベースの支持面がポールの外周面のみを支持する構成においては、ポールの下端部の内側にポールよりも硬い材質からなる補強用部材を装着することが好ましい。ポールは車両が衝突等した際に曲がり変形するものであることから柔軟な材質から構成されている。従って、ベースによって支えられる下端部を補強用部材によって補強することによって通常時におけるポール下端部の不要な変形を抑制できてその起立状態を確実なものにすることができる。更には、組み立て時にポールを所定角度回転させる際においても、ポールの下端部が補強用部材によって補強されてその剛性が高められているので容易にポールを回転させてその突部を第二凹部へと進入させることができるのである。そして組立後においては、ポールの下端部がベースの支持面によって外側から支持されると共に補強用部材によって内側からも支持される結果、ポールの立設状態が確実なものとなる。
特に、補強用部材は筒状であってポールの下端部の内側に重ね合わせられるように装着されていることが好ましく、ポールの下端部が全周に亘って補強されるため組立時の回転作業が確実なものとなる。
更には、補強用部材の下端部外周面に鍔部が突設されていることが好ましい。筒状の補強用部材をポールに下方から差し込む際に補強用部材の鍔部がポールの下面等に当接して自動的にそれ以上の挿入が阻止されるため、ポールへの補強用部材の装着作業が楽なものとなる。
一方、補強用部材をポールの外側からネジにより取り付け、該ネジの頭部により前記突部を形成する構成とすることが好ましい。ネジの頭部で突部を形成することによって別途の突部の形成が不要となり、且つ、そのネジによって同時に補強用部材の装着もできる。
その場合特に、補強用部材には部分的に肉厚となった厚肉部が設けられ、該厚肉部において補強用部材はポールにネジにより取り付けられることが好ましく、補強用部材の全体としての体積を抑制しつつも大きな取付強度を確保することができる。
更に、補強用部材は、筒状であってポールの下端部の内側に重ね合わせられるように装着されその下端部外周面に鍔部が突設され、該鍔部にポールの下面が当接した際にネジの取付位置の内側に厚肉部が位置するように構成することが好ましく、鍔部によって補強用部材のそれ以上の挿入が阻止されるうえに、その位置でネジの取付位置の内側に自動的に厚肉部が位置するので、補強用部材の挿入作業からネジの螺着作業に至る一連の作業をより一層スムーズに行うことができる。
一方、ベースには、ポールの突部が第二凹部に進入した際においてポールの所定箇所を上下に挟持する挟持部が設けられていることが好ましい。ポールを回転させてその突部が第二凹部に進入した際にベースの挟持部がポールの所定箇所を上下に挟持するので、ポールを所定角度回転させた状態が挟持部による上下の押圧力によって維持されやすくなるという利点がある。
特に、ベースの支持面によってポールの外周面のみが支持される場合においては、ポールの下端部の内側にポールよりも硬い材質からなる補強用部材が装着され、挟持部は、ポールの突部を下方に押す上部押圧部と、補強用部材の所定箇所を上方に押す下部押圧部とを備えることが好ましい。上述したように、ポールは柔軟な材質から構成されているのでポールの下面を上方に押すのではなく補強用部材を上方に押圧することによって確実に上方に押圧することができる。そして、下方への押圧はポールの外周面から外方に突出する突部を利用してそれを下方に押圧することにより、ポールは突部と補強用部材の所定箇所との間で上下に挟持されて安定することとなる。尚、補強用部材をポールから下方に突出させ、その突出部分を下部押圧部が上方に押圧することが好ましい。
以上のように本発明に係る可倒式表示柱にあっては、ポールをベースに上方から装着して所定角度回転させることによってポールの突部が第一凹部から第二凹部に入り、それによってポールの上方への移動が阻止されるので、簡単な作業でポールをベースに取り付けることができ、取り付け作業やポール交換作業の作業性が向上する。
以下、本発明に係る可倒式標示柱の一実施形態について図1乃至図8を参酌しつつ説明する。
本実施形態における可倒式標示柱は、図8に示すように、車両の衝突時に曲がり変形するポール1と、該ポール1を立設支持するために路面100に設置されるベース2とを備える。
ポール1は、上端下端共に開口するストレートの円筒状であって、その上端開口には図示しないキャップが装着され、その外周面には例えば再帰反射性を有する反射シートが装着される。該ポール1は、車両衝突時に曲がり変形してその衝撃を吸収することが必要であって、衝突後に元の起立状態に弾性復元することも必要である。従って、材質は柔軟なものであることが必要であり、例えば、熱可塑性ポリウレタン等の柔軟な合成樹脂から中空押し出し成形や射出成形により形成される。
また、ポール1の下端部には、図7及び図8のように、その外周面1aから径方向外方に所定量突出するように突部10が設けられている。該突部10は、周方向に間隔をおいて複数設けられており、具体的には、それぞれの突部10はポール1の軸線方向の位置が同一であって、互いに周方向に90°の間隔をおいて合計四つ設けられている。
この突部10は、例えば、ポール1の下端部に90°間隔で合計四箇所横孔を形成し、各横孔にピンを圧入することによって形成することができる。また、予めポール1に横孔を形成することなく、ネジ(タッピングビス)をポール1に螺入することでそのネジの頭部によって突部10を形成することもできる。
一方、ベース2は、図1に示すように平面視円形であって、図2に示すように上方ほど小径に形成されている。そして、その上面にはポール1が差し込まれる環状の溝22と、該環状の溝22の内側に位置する円形の凹部21とが形成されている。従って、環状の溝22と凹部21との間には全周に亘って支持壁31が形成される。また、凹部21と環状の溝22は同軸状に形成されている。従って、支持壁31も肉厚一定の環状となっている。図1及び図6に示すように、環状の溝22の外側にはそれと連通するようにしてその底面まで上下方向に伸びる第一凹部23が形成されている。即ち、環状の溝22の外側の側壁面22aに第一凹部23が形成されている。該第一凹部23には前記ポール1の突部10が上方から挿入し係合するので、突部10の個数、配置態様に合わせて、90°間隔で合計四つ形成されている。そして、図5に示すように、各第一凹部23の下端側には、そこから周方向に伸びる第二凹部24が形成されている。該第二凹部24は何れも第一凹部23から同一の方向に向けて伸びており、その周方向の長さは何れも15°である。尚、図3にも示すように、該第二凹部24は下面から上方に伸びる切欠25と連通している。これはベース2を成形により形成する際に下型によって第二凹部24を形成したためである。尚、環状の溝22及び第一凹部23は上型により形成される。尚、各第二凹部24は図1及び図5に示すようにベース2の側方に開口する横孔26と連通している。尚、第一凹部23や第二凹部24を溝状ではなくベース2の側方に貫通する構成、即ち、スリット状若しくは孔状としてもよい。
また、図1、図2、図4に示すように、ベース2には側方に開口するネジ止め用孔27が形成されている。該ネジ止め用孔27は180°対向して二箇所形成されている。尚、図1に示すように、このネジ止め用孔27を0°、180°位置としたとき、前記第二凹部24の終端はそれぞれ45°、135°、225°、315°位置となる。
更に、ベース2の凹部21の底面には、その中央部において下面にまで貫通した貫通孔28が形成されている。該貫通孔28はアンカーボルトを使用してベース2を路面に固定するためのものである。また、凹部21の底面の外周側には下面にまで達する排出孔29が形成されている。該排出孔29は、90°間隔で合計四箇所されている。そして、各排出孔29の下端部から径方向外方に向けて排出溝30が伸びている。該排出溝30はベース2の下面に形成されており、図3のように何れもベース2の周縁部まで直線状に達している。
このようなベース2は、例えば射出成形により形成され、その材質としてはポール1よりも硬質の合成樹脂、例えば、ABS樹脂、AAS樹脂、ポリカーボネート樹脂が採用できる。
以上のように構成された可倒式標示柱は、路面100に種々の公知の手法によってベース2を固定し、その後、環状の溝22にポール1の下端部を上方から差し込むのであるが、その際、ポール1の突部10が第一凹部23に挿入するようにする。そして、そのポール1を図1において時計回りに15°回転させると突部10が第一凹部23から第二凹部24へと進入し(図8参照)、それによってポール1が上方に抜けることがなくなる。この状態で支持壁31によってポール1の下端部が内側からも支持される。しかる後、二箇所のネジ止め用孔27を利用してポール1をベース2にネジ止めして組立が完了する。また、ポール1が破損するなどしてその交換が必要となった場合には、二箇所のネジを外し、ポール1を反時計回りに回転させて突部10を第二凹部24から第一凹部23に移行させればポール1を環状の溝22から上方に抜くことができる。
このように、ポール1の上方からの差し込み作業と回転作業という簡単な作業でポール1をベース2に取り付けることができてポール1の上方への抜けが防止できるので、現場で容易に組み立てることができる。しかも、ポール1をベース2に取り付けたうえで更にネジ止め用孔27を使用してネジ止めすることによって確実にポール1をベース2に固定することができる。更にポール交換の際には、ネジを外してポール1を逆側に回転させて上方に抜くことで容易に交換することができる。
また、ポール1の内部に水等が侵入しても、凹部21から排出孔29と排出溝30を介してベース2の外方に容易に排水することができる。
また、突部10をポール1に一体に形成してもよいが、上述したようにピンやネジ等によって別体に構成することにより、既存のポールの製造設備がそのまま利用でき、後加工によって突部10をポール1に形成することができる。
尚、上記実施形態では、ポール1に径方向外方に突出する突部10を設けると共に環状の溝22の外側の側壁面22aを支持面としてその側壁面22aに第一凹部23と第二凹部24を形成したがこれには限定されない。即ち、環状の溝22の内側の側壁面22bを支持面としてその側壁面22bに第一凹部と第二凹部を形成すると共にポール1に径方向内方に突出する突部を設けてもよい。また、ポール1に径方向外方に突出する突部と径方向内方に突出する突部とを設け、環状の溝22の外側の側壁面22aと内側の側壁面22bの双方を支持面としてそれぞれに第一凹部と第二凹部を形成してもよい。また、環状の溝22を設けることなくポール1の下端部の外周面1aあるいは内周面1bを支持する支持面をベース2に設ける構成としてもよい。
例えば、図9、図13、図14に示すように、ベース2に、その側壁面50aがポール1の外周面1aを支持する支持面となるように円形のポール差し込み用の凹部50を形成し、支持面としての側壁面50aに第一凹部23と第二凹部24とを形成してもよい。即ち、ベース2によってポール1の外周面1aのみが支持される構成である。このように環状の溝22に代えて円形のポール差し込み用の凹部50を形成することによってベース2の成形工程が容易となるうえに体積減少に伴って材料コストも低減されるというメリットがある。尚、本実施形態ではポール差し込み用の凹部50をベース2の平面視略中央に形成している。
このようにポール1の外周面1aのみベース2の支持面で支持される構成の場合には、図12のようにポール1の下端部の内側に補強用部材70を装着することが好ましい。具体的には、補強用部材70は筒状に形成されてポール1の下端部に重なり合うように即ち嵌合状態で装着される。該補強用部材70は、ポール1よりも硬い材質から構成されており、例えば、射出成形可能な合成樹脂やアルミダイカストなどが使用でき、合成樹脂製とする場合、HDPE、ABS、PP、PS、PC、PET、硬質PVC等を使用することができる。何れにしても、補強用部材70によって柔軟なポール1が補強されて通常時における不要な変形を抑制できる。即ち、補強用部材70が図1におけるベース2の支持壁31と同様の機能を発揮する。
該補強用部材70は、肉厚一定とすることもできるが、本実施形態のように部分的に肉厚な部分(厚肉部71)を設けることが好ましい。この厚肉部71においてネジ80(タッピングビス)をポール1の外側からねじ込んで補強用部材70を取り付けることができる。該厚肉部71も環状に形成することが好ましく、補強用部材70をポール1に差し込む際にその軸線まわりの回転を気にせずに差し込むことができる。また、取り付けに使用したネジ80の頭部をポール1の突部10として利用することができる。尚、該ネジ80の頭部は半球状となっている。
また、補強用部材70の上端部70aは曲面状に面取りされており、これによって柔軟なポール1への挿入作業が容易となる。更には、図12(b)に示すように、補強用部材70は装着状態においてポール1から下方に突出する構成となっており、補強用部材70の下端部の外周面に形成された鍔部72がストッパ部となってポール1の下面1cに当接することによってそれ以上の補強用部材70の挿入が阻止され、自動的に補強用部材70の取付位置が決定され、ネジ80の取付位置の内側には厚肉部71が位置してその位置で容易にネジ止めすることができる。尚、鍔部72は全周に形成しているが、周方向に間隔をおいて複数箇所に形成してもよい。また、ポール1から下方に突出した補強用部材70の突出部分は、外周面、内周面共に先細りのテーパ面73,74となっている。これは、図13及び図14に示すように、ポール差し込み用の凹部50の底面50bには環状の溝51が形成され、補強用部材70の突出部分が環状の溝51に嵌め込まれる際にスムーズに嵌め込まれ且つ所定角度のポール1の回転も容易にするためである。環状の溝51に補強用部材70の下端部を嵌め込むことにより補強用部材70によるポール1の内側からの支持がより一層安定化する。尚、図13および図14において、補強用部材70の下面70bは環状の溝51の底面に当接しているが、隙間が空いてもよい。同様に、ポール1の下面1cもポール差し込み用の凹部50の底面50bに当接しているが、隙間が空いてもよい。また、補強用部材70をポール1に装着した状態において、補強用部材70の上面は図13および図14のようにベース2の上面と略同一高さとなる。従って、ベース2と補強用部材70によってポール1の下端部が内外から支持されて確実な立設状態が得られる。
また、図9のように、ベース2には四箇所の第一凹部23及び第二凹部24が形成されており、図10、図11、図13に示すように、第二凹部24はベース2の下方から型抜きされてベース2の下面まで達するように形成されている。そして、図11に示すように、ポール1の突部10が上方から第一凹部23に進入するのであるが(矢印200)、補強用部材70の突出部分がベース2の環状の溝51に嵌り込んでいるのでそれ以上ポール1は下方へは移動しない。そして、その後の回転操作によって第一凹部23から第二凹部24へと進入するのであるが(矢印201)、その際、第二凹部24の上壁面24aには下方へ向かうテーパ面24bが設けられているので、そのテーパ面24bによって突部10が下方に向けて押圧される。同時に、環状の溝51(その底面や側壁面)が補強用部材70の突出部分を上方に押圧するので、結果として、ポール1は第二凹部24の上壁面24aのテーパ面24bと環状の溝51とによって上下に挟持されることとなるのである。即ち、本実施形態において第二凹部24の上壁面24aに形成されたテーパ面24bが上部押圧部として構成され、環状の溝51が下部押圧部として構成され、上部押圧部と下部押圧部から挟持部が構成されている。尚、第二凹部24の上壁面24aのテーパ面24bは、上壁面24aのうちの第一凹部23とは反対側の端部領域に形成されているが、中途部分に形成したり、第一凹部23側の端部領域に形成したり、あるいは、上壁面24aの全領域に形成したりしてもよい。また、第二凹部24に別途の部材を取り付けるなどすることによって第二凹部24を周方向に伸びる溝状に形成し、その第二凹部24の上壁面と下壁面にそれぞれテーパ面を設けたり、上壁面と下壁面のうちの一方のみにテーパ面を設けたりして、上壁面と下壁面をそれぞれ上部押圧部と下部押圧部として突部10を上下に挟持する構成としてもよい。何れにしても、ベース2に挟持部を設けてポール1を上下に挟持することによってベース2の組立状態を容易に維持できる。特に、組立後において、ネジ止め用孔27を利用してポール1をベース2にネジ止めする場合には、そのネジ止め作業までの間組立状態が確実に維持されるのでネジ止め作業が容易に行えるという利点がある。
尚、ベース2のポール差し込み用の凹部50の中央部には上述したのと同様の貫通孔28を設けてもよいが、図10のように凹部55のみ形成してその底面部分のみ貫通させずに僅かに残しておいて、底面部分に例えばミシン目等の切離線56を形成するなどしてアンカーボルト使用時にその凹部55の底面部分を打ち抜き可能に構成してもよい。
尚、この実施形態においても同様に、仮にポール1の内部に水等が侵入しても、ポール1の内部と連通するポール差し込み用の凹部50から排出孔29と排出溝30を通ってベース2の外方に排水される。
また、図9のように、ベース2に回転の向きを示す表示部60を刻印や成形等によって形成してもよい。
本発明の一実施形態に係る可倒式標示柱を構成するベースを示す平面図。 同ベースの正面図。 同ベースの底面図。 図2のA−A線断面図。 図2のB−B線断面図。 図2のC−C線断面図。 本発明の一実施形態に係る可倒式標示柱を構成するポールを示す正面図。 本発明の一実施形態に係る可倒式標示柱の要部を示す断面図。 本発明の他の実施形態に係る可倒式標示柱を構成するベースを示す平面図。 同ベースの底面図。 図9のF矢視図。 (a)は同実施形態に係る可倒式標示柱を構成するポールを示す断面図、(b)はQ部拡大図。 同実施形態に係る可倒式標示柱の要部を示す断面図であって図9におけるD−D断面に相当する断面図。 同実施形態に係る可倒式標示柱の要部を示す断面図であって図9におけるE−E断面に相当する断面図。
符号の説明
1…ポール、1a…外周面、1b…内周面、2…ベース、10…突部、21…凹部、22…環状の溝、22a…外側の側壁面、22b…内側の側壁面、23…第一凹部、24…第二凹部、24a…上壁面、24b…テーパ面(上部押圧部)、25…切欠、26…横孔、27…ネジ止め用孔、28…貫通孔、29…排出孔、30…排出溝、31…支持壁、50…ポール差し込み用の凹部、50a…側壁面(支持面)、51…環状の溝(下部押圧部)、70…補強用部材、71…厚肉部、72…鍔部、80…ネジ、100…路面

Claims (15)

  1. 車両の衝突時に曲がり変形する円筒状のポールと、該ポールが上方から装着されて該ポールを立設支持すべく路面に設置されるベースとを備え、ポールの下端部には径方向外方に突出する突部が設けられ、ベースはポールの下端部の外周面を支持する支持面を有し、該支持面にはポールの突部が上方から挿入される第一凹部と該第一凹部から周方向に伸びて突部が進入可能な第二凹部とが形成されていることを特徴とする可倒式標示柱。
  2. ベースにはポールの下端部が差し込まれる環状の溝が形成され、該環状の溝の外側の側壁面に前記第一凹部と第二凹部とが形成されている請求項1記載の可倒式標示柱。
  3. ポールの突部は、ポールに形成された横孔にピンを圧入することにより形成されている請求項1記載の可倒式標示柱。
  4. ポールの突部は、ポールに螺入したネジの頭部により形成されている請求項1記載の可倒式標示柱。
  5. ベースには環状の溝の内側に上方開口の凹部が形成され、ベースの下面には周縁部まで径方向に伸びる排出溝が形成され、該排出溝は、凹部の底面に開口してベースの下面に至る排出孔により凹部と連通している請求項2乃至4の何れに記載の可倒式標示柱。
  6. 車両の衝突時に曲がり変形する円筒状のポールと、該ポールが上方から装着されて該ポールを立設支持すべく路面に設置されるベースとを備え、ポールの下端部には径方向内方に突出する突部が設けられ、ベースはポールの下端部の内周面を支持する支持面を有し、該支持面にはポールの突部が上方から挿入される第一凹部と該第一凹部から周方向に伸びて突部が進入可能な第二凹部とが形成されていることを特徴とする可倒式標示柱。
  7. ベースには装着されたポールの内部と連通するように上方開口の凹部が形成され、ベースの下面には周縁部まで径方向に伸びる排出溝が形成され、該排出溝は、凹部の底面に開口してベースの下面に至る排出孔により凹部と連通している請求項1又は6に記載の可倒式標示柱。
  8. ベースはその支持面によってポールの外周面のみを支持する構成であって、ポールの下端部の内側にはポールよりも硬い材質からなる補強用部材が装着されている請求項1記載の可倒式標示柱。
  9. 補強用部材は筒状であってポールの下端部の内側に重ね合わせられるように装着されている請求項8記載の可倒式標示柱。
  10. 補強用部材の下端部外周面に鍔部が突設されている請求項9記載の可倒式標示柱。
  11. 補強用部材はポールの外側からネジにより取り付けられ、該ネジの頭部により前記突部が形成される請求項8記載の可倒式標示柱。
  12. 補強用部材には部分的に肉厚となった厚肉部が設けられ、該厚肉部において補強用部材はポールにネジにより取り付けられる請求項11記載の可倒式標示柱。
  13. 補強用部材は、筒状であってポールの下端部の内側に重ね合わせられるように装着されその下端部外周面に鍔部が突設され、該鍔部にポールの下面が当接した際にネジの取付位置の内側に厚肉部が位置する請求項12記載の可倒式標示柱。
  14. ベースには、ポールの突部が第二凹部に進入した際においてポールの所定箇所を上下に挟持する挟持部が設けられている請求項1又は6に記載の可倒式標示柱。
  15. ベースはその支持面によってポールの外周面のみを支持する構成であって、ポールの下端部の内側にはポールよりも硬い材質からなる補強用部材が装着され、挟持部は、ポールの突部を下方に押す上部押圧部と、補強用部材の所定箇所を上方に押す下部押圧部とを備える請求項14記載の可倒式標示柱。
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