JP2007176938A - 油混合柿エキスの抽出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】大量の柿の実や柿の葉を安価に処理することができ、また、β−クリプトキサンチンやアストラガリン等の生理活性物質を抽出でき、しかも、同生理活性物質の抽出残渣が有効利用可能となる油混合柿エキスの抽出方法を提供する。
【解決手段】粗砕した柿の実や柿の葉を予備処理タンクに投入し、同タンクに収納した植物油と混合して柿の実や柿の葉に植物油を含浸させた後に、あらかじめ植物油を収納したクッカー中に送給して植物油を加熱しながら減圧し、油中に浸漬した柿の実や柿の葉の脱水を行うことにより、油中に混入した柿のエキスを含む植物油と、脱水された柿との固液分離を行うことで、大量の柿を処理することができる。しかも、柿のエキス中の生理活性物質を豊富に含む植物油は美容用途に供し、抽出残渣として得られる脱水した柿の実や柿の葉は粉砕して成形しサプリメント様の機能性食品として利用する。
【選択図】なし

Description

本発明は油混合柿エキスの抽出方法に関し、特に、傷が入る等して果物としての商品価値を失った柿の実や、柿の実の生産に伴って発生する柿の葉を有効利用することができる油混合柿エキスの抽出方法に関する。
従来より、秋の味覚として食されている柿の実は、日本国内の各所で生産されており、たとえば、平成8年度の全国生産量は24万トンにも上ることが知られている。
ところが、大量の柿の実が市場に出回る背景には、生産農場などにおいて収穫前に木から落下して表面に傷が入った柿の実が大量に存在している。
このような表面に傷を有する柿の実は、果物としての商品価値を失っており、ジュースにする等して活用を図っているが、未だ大量の柿の実が廃棄処分されているのが現状であった。
そのために、この廃棄していた大量の柿の実を有効利用でき、しかも、安価に処理できる技術が望まれている。
また、柿の実の生産量に応じて柿の葉も大量に生ずることとなるが、一部が寿司の包材として利用される程度であり、大量の柿の葉を有効利用でき、しかも、安価に処理できる技術が望まれている。
一方、昨今の健康志向の高まりにより、柿の実に含まれる生理活性物質が注目されるようなりつつある。
特に、柿の実に含まれるβ−クリプトキサンチンは、人体内に生じた活性酸素を消去したり、ガンの発生を抑制する効果が知られており、このβ−クリプトキサンチンを抽出して食品や飲料等に添加したり、石けんや化粧料等に添加することで、健康や美容をより増進することができるものと考えられる。
そこで、柿の実からエタノール等の有機溶媒を用いてβ−クリプトキサンチンを抽出する方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
この有機溶媒を用いる抽出方法によれば、柿の実からβ−クリプトキサンチンを抽出することができる。
また、柿の葉には、ポリフェノール類の一種であるアストラガリンが含まれており、アレルギー体質の改善効果が注目されている。
そこで、柿の葉は、乾燥させた後に湯で煮出し、柿の葉からアストラガリンを抽出するようにしている。
特開2004-331528号公報
しかしながら、有機溶媒を用いて柿の実からβ−クリプトキサンチンを抽出する方法は、少量の柿の実からβ−クリプトキサンチンを抽出するには適しているものの、柿の実の生産現場等で廃棄処分されている大量の柿の実を処理する方法としては適しているとは言い難いものであった。
すなわち、処理の対象である柿の実が大量な場合、大量の有機溶媒に柿の実を浸漬することとなるので、有機溶媒にかかるコストが増大し、安価に処理するのが困難となるからである。
しかも、この従来のβ−クリプトキサンチン抽出方法では、アルコール類、エーテル類、ケトン類等の引火性の高い揮発性有機溶媒を使用しており、大量の有機溶媒を取り扱う際には、吸入による中毒や爆発などの危険が作業者に及ぶおそれもあった。
また、β−クリプトキサンチンを抽出した後には、抽出残渣が発生するので、この抽出残渣の活用についても別途検討する余地が残されていた。
併せて、柿の葉については、湯で煮出すことによりアストラガリンを抽出することができるが、抽出効率が悪く、また、煮出した後に残る柿の葉の残渣の活用についても別途検討する余地が残されていた。
しかも、柿の実と柿の葉を同時に乾燥させ、かつ、混合状態で得られた乾燥物や抽出物を有効利用する技術は知られていなかった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、大量の柿の実や柿の葉やこれらの混合物を安価に処理することができ、また、柿の実や柿の葉やこれらの混合物に含まれる柿エキス分を効率良く抽出でき、しかも、柿エキスを抽出した後の残渣が有効利用可能となる油混合柿エキスの抽出方法を提供する。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の本発明では、柿の実と柿の葉との少なくともいずれか1つを粗砕した粗砕物を予備処理タンクに投入し、同タンクに収納した植物油と混合して粗砕物に植物油を含浸させた後に、あらかじめ植物油を収納したクッカー中に送給して植物油を加熱しながら減圧し、油中に浸漬した粗砕物の脱水を行い、同時に粗砕物の脱水に伴い油中に柿のエキスを溶出し、次いで柿のエキスの溶出した植物油と、脱水された柿の実及び/または柿の葉との固液分離を行うこととした。
また、以下の点にも特徴を有するものである。
(1)クッカーでの減圧脱水を、一次減圧段階と、二次減圧段階と、三次減圧段階の三段階で行うこと。
(2)前記一次減圧段階では、常圧から50〜100mmHgの減圧を行い、前記二次減圧段階では、常圧から400〜700mmHgの減圧を行い、前記三次減圧段階では、常圧から700〜750mmHgの減圧を行うこと。
(3)前記柿のエキスを含む植物油は、けん化してβ−クリプトキサンチンを含む石けんとすること。
(4)前記脱水した柿は、果糖を含む食品とすること。
(5)前記脱水した柿の葉は、アストラガリンを含む食品とすること。
請求項1に記載の本発明では、柿の実と柿の葉との少なくともいずれか1つを粗砕した粗砕物を予備処理タンクに投入し、同タンクに収納した植物油と混合して粗砕物に植物油を含浸させた後に、あらかじめ植物油を収納したクッカー中に送給して植物油を加熱しながら減圧し、油中に浸漬した粗砕物の脱水を行い、同時に粗砕物の脱水に伴い油中に柿のエキスを溶出し、次いで柿のエキスの溶出した植物油と、脱水された柿の実及び/または柿の葉との固液分離を行うことで、柿エキスを含んだ植物油を得ることができ、β−クリプトキサンチン及び/またはアストラガリンを豊富に含んだ機能性を有する油として有効利用することができると共に、脱水された柿の実や柿の葉もまた、水分活性が低下しているので、腐敗の可能性を低くして衛生的に保管することができ、たとえば食品として使用することができる。しかも、柿の実と柿の葉の混合物であっても、同時に油温脱水処理を行うことができる。
また、請求項2に記載の本発明では、クッカーでの減圧脱水を、一次減圧段階と、二次減圧段階と、三次減圧段階の三段階で行うことで、柿の実や柿の葉に含まれる水分を迅速に蒸発させることができると共に、油中へβ−クリプトキサンチンを効率良く抽出でき、しかも、柿の実には果糖(フルクトース:Fructose)を残存させることができるので、脱水された柿を飼料や食品として有効に利用することができる。また、柿の葉に含まれるアストラガリンを適度に油中に滲出させることができると共に、柿の葉にもアストラガリンを残存させることができる。
また、請求項3に記載の本発明では、一次減圧段階では、常圧から50〜100mmHgの減圧を行い、二次減圧段階では、常圧から400〜700mmHgの減圧を行い、三次減圧段階では、常圧から700〜750mmHgの減圧を行うことで、短時間で柿の実や柿の葉の脱水処理を行うことができる。
また、請求項4に記載の本発明では、柿のエキスを含む植物油は、けん化してβ−クリプトキサンチンを含む石けんとしているので、この石けんで皮膚を洗浄すると同時に、β−クリプトキサンチンが有する効能を享受することができる。
また、請求項5に記載の本発明では、脱水した柿は、果糖を含む食品としているので、β−クリプトキサンチンの抽出残渣である脱水後の柿を有効利用できると共に、この脱水後の柿に含まれる果糖の生理活性を生かした機能性食品を製造することができる。
さらに請求項6に記載の本発明では、脱水した柿の葉は、アストラガリンを含む食品としているので、アレルギー疾患を改善する機能性食品を製造することができる。
本発明に係る油混合柿エキスの抽出方法では、柿の実と柿の葉との少なくともいずれか1つを粗砕した粗砕物を予備処理タンクに投入し、同タンクに収納した植物油と混合して粗砕物に植物油を含浸させた後に、あらかじめ植物油を収納したクッカー中に送給して植物油を加熱しながら減圧し、油中に浸漬した粗砕物の脱水を行い、同時に粗砕物の脱水に伴い油中に柿のエキスを溶出して混在させ、次いで柿のエキスの混入した植物油、すなわち油混合柿エキスと、脱水された柿の実及び/または柿の葉との固液分離を行うようにしている。
ここで、柿エキスとは、柿の実から得られるエキス分のみならず、柿の葉から得られるエキス分や、柿の実と柿の葉の混合エキスをも包含するものである。
本発明は、柿の実を植物油中で脱水しながら処理することで、柿の実に含まれる脂溶性のβ−クリプトキサンチンを、同柿中に含まれる水分に抽出を阻害されることなく、効率良く抽出可能としているものである。
したがって、引火性の高い揮発性の有機溶媒等を用いる必要がないので、β−クリプトキサンチンの抽出作業の危険性を低減することができる。
また、本発明は、柿の葉に含まれるアストラガリンを柿の葉内に適度に残存させながら、油中にも滲出可能とするものである。より具体的には、柿の葉を油中に浸漬して油温脱水することにより、粗砕した柿の葉に含まれる低分子量のアストラガリンは油中に滲出させ、高分子量のアストラガリンは柿の葉内に残存させるようにしている。
したがって、柿の葉を油温脱水に供した際には、油中と抽出残渣(柿の葉)との両方に適度にアストラガリンが分配されて存在することとなる。
また、本発明に係る油混合柿エキスの抽出方法では、柿の実や柿の葉に含まれる水分によって柿エキスの抽出が阻害されることがないように、一次減圧段階と、二次減圧段階と、三次減圧段階の三段階で行うようにしている。すなわち、前記一次減圧段階では、常圧から50〜100mmHgの減圧を行い、前記二次減圧段階では、常圧から400〜700mmHgの減圧を行い、前記三次減圧段階では、常圧から700〜750mmHgの減圧を行うことことで、植物油中に適宜β−クリプトキサンチンやアストラガリンを溶出させながら、水分を徐々に蒸発させて円滑に柿エキスの抽出をおこない、しかも、油の熱によって柿の実や柿の葉が受ける焦げなどの熱損傷を最小限にとどめるようにしている。
このように処理することで得られた油混合柿エキスは、美容用途に供することができ、具体的には、けん化して柿エキスを含む石けんとしたり、油混合柿エキスに着香することで、肌の調子を整える化粧品等として利用することができる。
たとえば、この柿エキスを含む石けんは、柿の実だけを油温脱水に供した場合は、柿エキスに含まれるβ−クリプトキサンチンが抗酸化作用を有することから、この石けんで肌を洗浄することにより、肌の状態を良好に保つことができる。
また、着香した油混合柿エキスは、肌に塗布することにより、肌に生じたシミなどの改善に役立つ美容オイルとすることができる。
さらに、柿の葉だけを油温脱水に供した場合は、皮膚に発症するアレルギー疾患の改善作用を呈する石けんや美容オイルとすることができる。
この際、本発明に係る油混合柿エキスの抽出方法で油中に抽出したアストラガリンは、柿の葉に含まれる低分子量のアストラガリンが抽出されることとなるため、皮膚になじみやすく、より効果的にアレルギー疾患改善作用を呈することができる。
併せて、柿の実と柿の葉との両方を油温脱水に供した場合は、アレルギー疾患の改善作用を呈すると同時に、美容効果をも有する石けんや美容オイルとすることができる。
ところで、本発明に係る油混合柿エキスの抽出方法では、減圧状態で柿の実や柿の葉の水分の蒸発と、β−クリプトキサンチンやアストラガリンの抽出とを同時に行っている。したがって、常圧状態において水分を蒸発させるのに要する熱量に比して、柿の実や柿の葉に加える熱量が少なくて済むので、減圧下の植物油で水分を蒸発させてβ−クリプトキサンチンを抽出した後の抽出残渣は、加熱による損傷が少なく、炭化があまり見られないことから、食品として利用価値があり、官能的にも良好である。
さらに、この油混合柿エキスの抽出方法では植物油で水分の蒸発や柿エキスの抽出を行っているので、柿エキスを抽出した後の脱水された柿の実には、油に溶出しにくいフルクトースを多く残存させることができ、しかも、水分の蒸発に伴ってフルクトースが濃縮された状態とすることができる。
この脱水した柿の実に残存したフルクトースは、特にアルコールの分解を助けることで二日酔いの改善に効果があると言われており、この抽出残渣を成形したり加工することにより、所定用途のサプリメントとして利用することもできる。
しかも、植物油を使用して柿の実の水分の蒸発を行っているので、動物油のように獣臭が乾燥物に付着することがなく、乾燥した柿の官能を良好に保つことができると共に、脱水処理後に温度が低下しても油分が固化しないので、固液分離を十分に行うことができる。
このように、柿の実を、本発明に係る柿エキスの抽出方法に供することにより、油中に抽出した柿エキスを石けんや美容オイルなどの化粧品組成物とすることができると共に、油温脱水された柿の実の乾燥物を食品として利用することができ、抽出物と乾燥物とを同時に有効利用することができる。
同様に、この油混合柿エキスの抽出方法では植物油で水分の蒸発や柿エキスの抽出を行っているので、柿エキスを抽出した後の脱水された柿の葉には、油に溶出しなかった高分子量のアストラガリンを残存させることができ、しかも、水分の蒸発に伴ってアストラガリンが濃縮された状態とすることができる。
この脱水した柿の葉に残存したアストラガリンは、アレルギー体質の改善作用があると言われており、この抽出残渣を成形したり加工することにより、所定用途のサプリメントとして利用することもできる。
このように、柿の葉を、本発明に係る油混合柿エキスの抽出方法に供することにより、油中に抽出した柿エキスを石けんや美容オイルなどの化粧品組成物とすることができると共に、油温脱水された柿の葉の乾燥物を食品として利用することができ、抽出物と乾燥物とを同時に有効利用することができる。
併せて、柿の実と柿の葉との混合物を、本発明に係る柿エキスの抽出方法に供することにより、油中に抽出した柿エキスを石けんや美容オイルなどの化粧品組成物とすることができると共に、油温脱水された柿の実と柿の葉との混合乾燥物を食品として利用することができ、抽出物と乾燥物とを同時に有効利用することができる。
特に、柿の実と柿の葉との混合物から得られる油混合柿エキスを石けんとした場合には、この石けんを皮膚の洗浄に使用することで、柿の実に含まれるβ−クリプトキサンチンによる美容効果と、柿の葉に含まれる低分子量のアストラガリンのアレルギー改善効果とが相乗的に作用して肌質の改善を飛躍的に行うことができる。
以下、本発明に係る油混合柿エキスの抽出方法について、処理手順を追いながら順に詳説する。
まず、得られた柿の実及び柿の葉の粗砕を行う。柿の実は、柿を大量に栽培している柿畑等で落下したものであっても良く、また、柿の木に結実している状態のものであっても良い。
また、粗砕する柿は皮を剥いたものであっても良いが、皮を剥いていない柿であるほうが、柿エキスに含まれるβ−クリプトキサンチンをより多く抽出することができるので好ましい。これは、柿の皮の部分に、より多くのβ−クリプトキサンチンが含まれているためである。
併せて、粗砕する柿は甘柿であっても良く、渋柿であっても良い。
柿の葉の採取の時期は特に限定されるものではないが、枯葉を伴わない青葉であることが望ましい。
粗砕は、包丁やナイフなどを用いて2〜3cm角程度に切断しても良いが、擂潰機やミートチョッパー等の機械を用いることでさらに細かく切断しても良い。柿の実を細かく切断することで、β−クリプトキサンチンの抽出効率を向上することができると共に、柿の表面積が増加して植物油が柿の組織に容易に浸透することとなり、植物油と水分との置換が円滑に行われることとなるので、水分の蒸発を助長することができる。
また、柿は粗砕されていることによって万遍なく植物油と接触し、柿に含まれるβ−クリプトキサンチンを効率良く植物油中に溶出することができる。
併せて、柿の葉は、粗砕したり細断することにより、アストラガリンの抽出効率を向上させることができるが、減圧油ちょうした柿の葉をそのまま食品とする場合は、2〜3cm角程度の大きさとすることにより、見た目も良く食べやすくなる。
次に、粗砕した所定量の柿の実や柿の葉等の被処理物を予備処理タンクに投入する。予備処理タンクには、植物油をあらかじめ投入しておき、この植物油と被処理物とを混合することにより、柿の実や柿の葉の細胞組織に植物油を浸透させておくことができ、かつ、クッカーへの送給を円滑に行うことができるようにしている。
ここで、植物油はコーン油、大豆油、綿実油など一般に利用されている植物油を利用することができ、その油種は限定されるものではないが、食用の植物油であることが好ましい。
そして、粗砕した被処理物が混合された植物油を加熱し、植物油中でエマルジョン状態となっている水分をあらかじめ蒸散脱水し、クッカーにおいてスムーズに減圧することができるようにしている。
すなわち、予備処理タンクに所定量の粗砕した柿の実や柿の葉を投入した後、十分に撹拌しながら予備処理タンクの植物油を80℃〜110℃程度に加熱する。
この植物油は、あらかじめ加熱しておいても良いが、粗砕した被処理物が熱によって炭化したり変性することを防ぐためには、被処理物を投入した植物油の温度を80℃程度から徐々に昇温させて加熱撹拌するのが望ましい。
そして、予備処理タンクにおいて被処理物と混合した植物油を95℃〜110℃程度に加熱し、水分の蒸散が終了した被処理物と植物油の混合液体をクッカー内に圧送あるいは吸引し、同クッカー内を減圧しながら加熱撹拌を行う。
ここで、クッカー内での減圧は三段階に分けて行う。
一次減圧段階のクッカー内の圧力は、常圧から50〜100mmHg程度低くする。また、処理時間は10〜20分間程度である。クッカー内の処理の最初のステップである一次減圧段階で、このような圧力に減圧することで、急激な水分の蒸発によるクッカーへの負荷を防止しつつ、効率良く水分を蒸発させることができる。
その際、クッカー内の植物油の温度は、80〜110℃のうちのいずれかの温度に維持する。特に減圧の第1段階では、クッカー内の気圧が常圧よりもやや低い程度であり、水の沸点が低下していないことから、植物油の温度を低くしすぎると、水の蒸発効率が落ちることとなる。また、水の蒸発を促すために、植物油の温度を高くしすぎると、植物油と混合した被処理物の一部が炭化するなどして変質してしまうおそれがあるので、クッカー内の植物油の温度は80〜110℃の範囲内とするのが好ましい。
次いで、二次減圧段階として、クッカー内の圧力を常圧から400〜700mmHg程度減圧する。処理時間は25〜40分間程度である。
二次減圧段階では、柿の実や柿の葉の組織内部に含まれる水分を植物油と置換することにより、より強力に蒸発させるようにしている。そして、柿の実や柿の葉の組織内部では、水分と植物油との置換によって、柿の組織内部に含まれる柿エキス、特にβ−クリプトキサンチンや、アストラガリンを溶出している。
この際、クッカー内の植物油の温度は、60〜80℃のうちのいずれかの温度に維持している。植物油を80℃を超える温度とすると、柿の実や柿の葉の組織にダメージを与えてしまうおそれがあり、食品として利用する脱水後の柿の実や柿の葉の官能を損なうおそれがある。一方、植物油の温度を60℃を下回る温度とすると、植物油が柿の実や柿の葉の組織内部に浸透しにくくなるので、β−クリプトキサンチンやアストラガリンの抽出効率が落ちることとなる。
次いで、三次減圧段階として、クッカー内の圧力を常圧から700〜750mmHg程度減圧する。処理時間は10〜20分間である。
三次減圧段階では、二次減圧段階を経た柿の実や柿の葉の組織内部に残っている水分をほぼ完全に脱水できるようにしている。
特に、脱水後の柿の実や柿の葉を食品として使用する場合には、水分をできるだけ脱水することで、長期保管時の品質を安定させることができると共に、柿の実の組織中に含まれるフルクトースや、柿の葉の組織中に含まれるアストラガリンをより濃縮することができる。
この際、クッカー内の植物油の温度は、70〜80℃のうちのいずれかの温度に維持している。この植物油の温度は、二次減圧段階の植物油の温度と同じ温度であっても良いが、二次減圧段階の植物油の温度よりも若干高めにするのが良い。
このようにすることで、二次減圧段階でも蒸散しきれなかった柿の実や柿の葉中の水分を確実に蒸発させることができると共に、柿の実中の水分で溶出が阻まれていたβ−クリプトキサンチンを効率良く植物油中に溶出することができる。また、柿の葉中に存在するアストラガリンを、同柿の葉の脱水とともに溶出させることができる。
このようにして柿の実や柿の葉の脱水を行った後の植物油を、油混合柿エキスとすることができる。
また、上記のようにしてクッカーで油温脱水処理した柿の実や柿の葉の粗砕物は、乾燥した破片状となっており、この柿の実や柿の葉の粗砕物を圧搾機もしくは遠心分離器にかけて含油率6%前後まで脱油し、柿エキスを含む植物油と、脱水した柿の実や柿の葉とに固液分離する。圧搾機はたとえばフィルタープレスを用いることで、圧搾と濾過を同時に行って、清澄な油混合柿エキスを得ることができる。
この脱油によって得られた油にも柿エキスが豊富に含まれているので、クッカー内の植物油と合わせて油混合柿エキスとすることができる。
この油混合柿エキスは特に美容用途や衛生用品として利用価値が高く、例えば、そのまま肌に塗布する美容オイル(美容油)として使用しても良く、また、石けんを製造する原料油とすることができる。併せて、唐揚げや天ぷら等の揚げ物製造に供するための、抗酸化性を有する食用油として利用することもできる。
特に、油混合柿エキスを着香するなどして美容オイルとして肌に塗布することにより、太陽光などの紫外線の照射により肌に発生したシミやそばかすなどを改善することができると共に、油分による保湿効果も享受することができる。
しかも、油混合柿エキスの大部分は油分であるので、たとえば、界面活性剤等と混合してエマルジョンを形成し乳液状としたり、また、クリーム状や軟膏状とすることで更に使用上の利便性をはかることができる。
また、油混合柿エキスを石けんの製造原料とすることで、例えば手や体の洗浄をおこないながら、油混合柿エキスに含まれるβ−クリプトキサンチンの抗酸化作用による肌状態の改善効果を享受することもできる。
この石けんの製造方法は、通常の石けんを製造する方法を適用することができる。一般的には、油混合柿エキスにアルカリ剤等を添加することによりけん化して石けんを製造することとなる。
また、柿の葉のみ、または、柿の実と柿の葉の混合物をクッカーで処理して得られた油混合柿エキスを用いて美容オイルや石けんを調製した場合には、アレルギー改善効果も享受することができる。
特に、柿の実と柿の葉との混合物から得られる油混合柿エキスを用いて石けんを調製した場合には、柿の実由来のβ−クリプトキサンチンと、柿の葉由来のアストラガリンが相乗的に作用して、アレルギーによる肌の炎症をおさえながら、更に美肌効果を促進させることができる。
なお、植物油中のβ−クリプトキサンチン含量は、クッカーに投入する柿の粗砕物の量によって適宜調整することができる。所望する抽出量によって異なるが、例えば粗砕した柿の実や柿の葉の重量と油の重量とが1:1となるようにしてクッカーで処理することにより、柿の実や柿の葉からエキスを十分に抽出しながら脱水を行うことができる。
また、ここでは、油混合柿エキスを美容油や石けんの製造原料として用いているが、この油混合柿エキスからβ−クリプトキサンチンやアストラガリンのみを取り出して精製するようにしても良いことはいうまでもない。
脱油した脱水後の柿の実は、ほぼ完全に水分が蒸発し、柿の実の重量あたりのフルクトースの含量が高められた状態となっており、この脱水後の柿の実を適宜加工処理することにより、二日酔いの改善を促す食品として利用することができる。
たとえば、この脱水後の柿を更に粉砕して粉末状とし、この粉末を造粒したり打錠することにより、サプリメント様の食品としてもよい。
また、脱油した脱水後の柿の葉も同様に、ほぼ完全に水分が蒸発し、柿の葉の重量あたりのアストラガリン含量が高められた状態となっており、この脱水後の柿の葉を適宜加工処理することにより、アレルギー改善作用を有する食品として利用することができる。
次に、本発明に係る油混合柿エキスの抽出方法により柿の実を処理した例を示す。
柿畑で地面に落下した柿の実5トンを粗砕機で約2〜3cm角に粗砕し、予備処理タンクで約90℃の油と混合しながら油温が約80℃となるまで撹拌し、5トンの大豆油を収納した容量10m3のクッカーに送給した。
クッカーの一次減圧段階では、大豆油を約90℃に調節しながら、常圧から50〜100mmHgの減圧を行い、二次減圧段階では、大豆油を約80℃に調節しながら、常圧から400〜700mmHgの減圧を行い、三次減圧段階では、大豆油を約80℃に調節しながら、常圧から700〜750mmHgの減圧を行った。
このようにして処理した柿の実と大豆油をフィルタープレスを用いて、単位面積あたり5000ポンドの圧力をかけながら圧搾・濾過し、油混合柿エキスと脱水した柿の実とを得た。
得られた油混合柿エキスには、油溶性の香料で着香し、美容油を調製して化粧用に供した。
一方、脱水した柿の実は、粉砕器にて平均粒径10〜100μmの粉状とし、結合材などの錠剤成形原料と混合して打錠することにより、錠剤状の酔い覚ましサプリメントとした。
なお、上述した油混合柿エキスの用途は一例であり、その使用方法は特に限定されるものではなく、たとえば、食用油として使用しても良い。この油混合柿エキスには強力な抗酸化作用を有するβ−クリプトキサンチンが豊富に含まれているので、油の酸化の進行を抑制することができ、油の状態をできるだけ新鮮に保つことができる。特に、β−クリプトキサンチンは食品由来の植物性抗酸化物質であるので、油を摂取する消費者としても安心して食用に供することができる。
また、油混合柿エキスは、生体内に摂取されることで、体内に生じた活性酸素種を消去する役割を助けることができるので、肌の衰えを防止したり、活性酸素が要因のひとつとなっている疾病(たとえば、癌や虚血性心疾患など)の予防にも効果を示すことが期待される。
次に、本発明に係る油混合柿エキスの抽出方法により柿の実と柿の葉との混合物を処理した例を示す。
柿畑で地面に落下した柿の実2トンと柿の葉1トンとを粗砕機で約2〜3cm角に粗砕し、予備処理タンクで約90℃の油と混合しながら油温が約80℃となるまで撹拌し、5トンの大豆油を収納した容量10m3のクッカーに送給した。
クッカーの一次減圧段階では、大豆油を約85℃に調節しながら、常圧から50〜100mmHgの減圧を行い、二次減圧段階では、大豆油を約70℃に調節しながら、常圧から400〜700mmHgの減圧を行い、三次減圧段階では、大豆油を約75℃に調節しながら、常圧から700〜750mmHgの減圧を行った。
このようにして処理した柿と大豆油をフィルタープレスを用いて、単位面積あたり5000ポンドの圧力をかけながら圧搾・濾過し、油混合柿エキスと、脱水した柿の実と柿の葉との混合物とを得た。
得られた油混合柿エキスは、アルカリ剤を添加して、美肌効果とアレルギー改善作用を有する石けんを調製した。
一方、脱水した柿は、粉砕器にて平均粒径10〜100μmの粉状とし、結合材などの錠剤成形原料と混合して打錠することにより、酔い覚まし効果とアレルギー改善作用を有する錠剤状のサプリメントとした。
なお、上述した油混合柿エキスの用途は一例であり、その使用方法は特に限定されるものではなく、たとえば、食用油として使用しても良い。柿の実を用いて得られる油混合柿エキスには強力な抗酸化作用を有するβ−クリプトキサンチンが豊富に含まれているので、油の酸化の進行を抑制することができ、油の状態をできるだけ新鮮に保つことができる。特に、β−クリプトキサンチンは食品由来の植物性抗酸化物質であるので、油を摂取する消費者としても安心して食用に供することができる。
また、柿の実及び/または柿の葉のみに限定されるものではなく、蜜柑やオレンジなどの柑橘類や、ブドウ、林檎、梨、バナナ、セロリ、パセリ、ハーブ類など適宜その他の果実や野菜を混入させて油混合柿エキスを生成するようにしても良い。
これらの果実や野菜から成分を抽出することにより、油混合柿エキスに更なる機能性や芳香を付与することができる。
たとえば、柿の実及び/または柿の葉に加えてウンシュウミカンの皮等を用いて油混合柿エキスを得た場合には、ウンシュウミカン由来のβ−クリプトキサンチンを油混合柿エキスに混入させることができるとともに、ウンシュウミカン由来のリモネンなどによって、油混合柿エキスに柑橘系芳香を付与することができる。特に、油混合柿エキスを美容オイルとして使用する場合には、該美容オイルの使用者が心地よい香りを楽しむことができるため好適である。
なお、上述の果実や野菜、ハーブ類は例示であってこれらに限定されるものではない。また、これらの果実や野菜、ハーブ類を混入させて生成した油混合柿エキスの用途は、美容オイルのみならず、石けんや食用油として使用可能であることは勿論である。併せて、柿の実及び/または柿の葉の油温脱水物(乾燥物)と前述の果実や野菜、ハーブ類の油温脱水物とが混合された混合物を食品として利用するようにしても良い。
また、柿の実を用いて得られる油混合柿エキスは、生体内に摂取されることで、体内に生じた活性酸素種を消去する役割を助けることができるので、肌の衰えを防止したり、活性酸素が要因のひとつとなっている疾病(たとえば、癌や虚血性心疾患など)の予防にも効果を示すことが期待される。
併せて、柿の葉を用いて得られる油混合柿エキスは、アレルギー症状を改善する作用を有しているため、油混合柿エキスを唐揚げや天ぷら等の揚げ物油や食用油として利用することにより、日々の食生活のなかでアレルギー改善作用を生起させることができる。
上述してきたように、現在に至るまで大量に廃棄処理されてきた柿の実や柿の葉に、本発明に係る油混合柿エキスの抽出方法を適用して処理を行うことで、柿の実の廃棄量を削減することや、柿の葉の有効利用ができるのはもちろんのこと、昨今の健康志向に伴って注目されている生理活性物質を柿から効率良く取り出すことができ、しかも、抽出後の残渣は高品質で機能性を有する食品として利用することができる。

Claims (6)

  1. 柿の実と柿の葉との少なくともいずれか1つを粗砕した粗砕物を予備処理タンクに投入し、同タンクに収納した植物油と混合して粗砕物に植物油を含浸させた後に、あらかじめ植物油を収納したクッカー中に送給して植物油を加熱しながら減圧し、油中に浸漬した粗砕物の脱水を行い、同時に粗砕物の脱水に伴い油中に柿のエキスを溶出し、次いで柿のエキスの溶出した植物油と、脱水された柿の実及び/または柿の葉との固液分離を行うことを特徴とする油混合柿エキスの抽出方法。
  2. クッカーでの減圧脱水を、一次減圧段階と、二次減圧段階と、三次減圧段階の三段階で行うことを特徴とする請求項1に記載の油混合柿エキスの抽出方法。
  3. 前記一次減圧段階では、常圧から50〜100mmHgの減圧を行い、
    前記二次減圧段階では、常圧から400〜700mmHgの減圧を行い、
    前記三次減圧段階では、常圧から700〜750mmHgの減圧を行うことを特徴とする請求項2に記載の油混合柿エキスの抽出方法。
  4. 前記柿エキスを含む植物油は、けん化してβ−クリプトキサンチン及び/またはアストラガリンを含む石けんとすることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の油混合柿エキスの抽出方法。
  5. 前記脱水した柿の実は、果糖を含む食品とすることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の油混合柿エキスの抽出方法。
  6. 前記脱水した柿の葉は、アストラガリンを含む食品とすることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の柿エキスの抽出方法。
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