JP2007166458A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作負担を増大させることなく、ユーザが送信原稿の確認をすることができるファクシミリ装置を提供する。
【解決手段】画像を入力する入力手段と、前記画像から送信データを生成しファクシミリ送信する送信手段と、前記送信データの送信前又は送信中に、前記画像におけるズーム表示対象領域を自動更新し前記ズーム表示対象領域をディスプレイに表示させることにより、ユーザに送信画像確認を案内する案内手段と、を備えるファクシミリ装置。
【選択図】図1

Description

本発明はファクシミリ装置に関する。
従来、ファクシミリ受信データを用紙に打ち出さなくても、メモリに格納されているイメージデータを表示パネルに表示させて確認することができるファクシミリ装置が知られている。このようなファクシミリ装置では、ユーザはイメージデータを表示パネルの画面上で回転させたり、拡大/縮小表示させたりして確認することができる。特許文献1には、このようなファクシミリ装置において、イメージデータを回転や拡大/縮小表示させる際に、ユーザが注目していた表示部分を中心としつつ、できる限りイメージデータが存在しない不要部分を排除して、回転表示や拡大/縮小表示させることによって、ユーザの使い勝手を向上させた画像処理装置が記載されている。
ところで、原稿を送信する際の送信走査線密度には、例えばG3規格であれば標準モード、ファインモード及びスーパーファインモードがある。走査線密度が大きい程高精細に読み取ることができるため、受信側でもより鮮明に原稿を再現できるが、データ量が多くなるため伝送時間もそれに比例して長くなる。したがって送信原稿に応じて(例えば原稿中の文字の大きさ、写真の有無等に応じて)上記モードは使い分けられるが、読み取られた原稿が必要十分な解像度を有しているか送信時にユーザが確認できることが望ましい。特許文献1に記載されている構成では、ユーザはボタンを操作することによって拡大/縮小、スクロール等をさせて原稿を確認することができるが、例えば原稿が複数枚ある場合、手動で送信原稿の確認をしている間は次の原稿をセットするのは困難である。
特開2002−258831号公報
本発明は、操作負担を増大させることなく、ユーザが送信原稿の確認をすることができるファクシミリ装置を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するためのファクシミリ装置は、画像を入力する入力手段と、前記画像から送信データを生成しファクシミリ送信する送信手段と、前記送信データの送信前又は送信中に、前記画像におけるズーム表示対象領域を自動更新し前記ズーム表示対象領域をディスプレイに表示することにより、ユーザに送信画像確認を案内する案内手段と、を備える。
読み取った原稿の送信前又は送信中に、原稿に対応する画像の部分領域をズーム表示し、ズーム表示対象領域を自動的に切り換えて更新していくことにより、ユーザは確認したい部分領域を表示させるために何度もカーソルボタン等を操作してディスプレイ上で画像をスクロールさせたりする必要がなくなるため、ユーザの送信画像確認のための操作を軽減することができる。
(2)前記ズーム表示対象領域の変更指示を受け付ける変更指示手段をさらに備えてもよい。前記案内手段は、前記変更指示に応じて前記ズーム表示対象領域を変更してもよい。
ズーム表示対象領域の変更指示に応じてズーム表示対象領域を変更する構成であるため、ユーザはより注目したい領域を表示させることができるので、ユーザビリティが向上する。
(3)前記画像に対する送信実行指示又は送信キャンセル指示を受け付ける送信実行指示手段又は送信キャンセル指示手段をさらに備えてもよい。前記送信手段は、前記送信実行指示又は前記送信キャンセル指示に応じて、前記画像に対して送信実行又は送信キャンセルしてもよい。
送信実行指示又は送信キャンセル指示に応じて、送信実行又は送信キャンセルする構成であるので、ユーザは送信画像の画質等を確認した後、送信実行か又は送信キャンセルを選択することができる。そのため、例えば読み取らせる原稿が間違っている場合や画質が適切でないために再送信する必要がある場合等に発生する時間と通信費用と用紙の無駄を未然に防ぐことができる。
(4)前記送信実行指示手段は、前記送信画像確認の案内中に送信実行指示を受け付けると、前記画像のうち前記送信実行指示を受け付けた時点に前記ディスプレイに表示されている領域に対応する部分を送信対象として前記送信手段に送信させてもよい。
画像のうち、ディスプレイに表示されている領域に対応する部分を送信対象として送信する構成であるので、原稿領域内の送信対象でない領域を、例えば原稿の読み取り前に事前にユーザがハサミで切り取ったり、修正液で塗りつぶしたりする手間が省けるため、ユーザビリティが向上する。
(5)前記画像の再入力指示を受け付ける画像再入力指示手段をさらに備えてもよい。前記入力手段は、前記再入力指示に応じて前記画像を再入力してもよい。
画像の再入力指示に応じて、画像を再入力する構成であるので、ユーザは送信画像の画質等を確認して、必要があれば送信が実行される前に画像を再入力させることができる。例えば読み取らせる原稿が間違っている場合や画質が適切でない場合に、送信前に画像を再入力することができるため、送信後に画像を再入力して再度送信を実行する場合と比較して、時間、通信費用及び用紙の無駄の発生を未然に防ぐことができる。
(6)前記ズーム表示対象領域の自動更新は、分割された前記画像の各領域に対する、前記ズーム表示対象領域の切り換えであってもよい。
分割された画像の各領域に対してズーム表示対象領域を切り換えることにより、ズーム表示対象領域を自動更新する構成では、自動スクロール表示と比較して、ある部分領域が静止して表示される期間が長いため、ユーザが画質等を確認しやすい。
(7)前記ズーム表示対象領域の自動更新の経路又は前記ズーム表示対象領域の範囲の登録を受け付ける登録手段をさらに備えてもよい。前記案内手段は、登録された経路又は範囲で前記ズーム表示対象領域を自動更新してもよい。
ズーム表示対象領域の自動更新の経路又はズーム表示対象領域の範囲をユーザが任意に登録し、任意に登録された経路又は範囲でズーム表示対象領域を自動更新する構成では、送信原稿の種類やユーザの好みに応じた自動送信画像確認ができるので、ユーザビリティが向上する。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。また、本発明は装置の発明として特定できるだけでなく、プログラムの発明としても、そのプログラムを記録した記録媒体の発明としても、方法の発明としても特定することができる。
以下、本発明の実施の形態を次の順に説明する。
1.ファクシミリ装置の構成
2.原稿送信時の作動
2−1.メモリ送信
2−2.ダイレクト送信
3.表示ルート登録
1.ファクシミリ装置の構成
図2は、本発明の一実施例に係るファクシミリ装置としての複合機1の外観を示す斜視図である。図3は、複合機1のハードウェア構成を示すブロック図である。複合機1は、原稿を読み取ってディジタル画像を生成し、生成したディジタル画像を印刷ユニット30、ファクシミリ送受信部50、リムーバブルメモリ11、あるいは図示しないPC(Personal Computer)に出力するスキャンユニット20と、スキャンユニット20、ファクシミリ送受信部50、リムーバブルメモリ11、あるいはPCから入力されるディジタル画像を印刷する印刷ユニット30とを有している。
入力手段としてのスキャンユニット20は、主に上部ケース21に収容され、照明部22、イメージセンサ23、AFE(Analog Front End)部24、センサ駆動部25、センサキャリッジ駆動部26などを備える。照明部22は、主走査方向に長い蛍光管ランプ等で構成される。センサ駆動部25に駆動されるイメージセンサ23は、RGBの3チャネルの光電素子群を備えるカラーCCDリニアイメージセンサ等のリニアイメージセンサである。イメージセンサ23は、透明な原稿台27と平行に移動する図示しないセンサキャリッジに搭載されている。イメージセンサ23は、図示しないレンズ及びミラーにより受光面に結像される原稿の光学像の濃淡に相関する電気信号を出力する。センサキャリッジ駆動部26は、図示しないモータ、駆動ベルト、駆動回路等を備える。センサキャリッジ駆動部26は、主走査方向に垂直に架設された図示しないガイドロッドに沿ってセンサキャリッジを往復移動させる。イメージセンサ23が主走査方向と垂直な方向に移動することにより二次元画像を読み取り可能となる。AFE部24は、増幅、ノイズ除去等のアナログ信号処理回路、A/D変換器等を備える。
印刷ユニット30は、主に下部ケース31に収容され、インクジェット方式で紙等の印刷媒体に画像を形成する印字ヘッド32、ヘッドキャリッジ駆動部33、送紙部34、これらを制御する印刷ユニット制御部35などを備える。尚、印刷ユニット30はレーザ方式等の他の印刷方式に対応する構成でもよい。印字ヘッド32は、インクカートリッジが搭載される図示しないヘッドキャリッジに設けられ、ノズル、ピエゾ素子、ピエゾ素子に印加する駆動信号を出力するピエゾ駆動回路等を備える。ピエゾ駆動回路は、印刷ユニット制御部35から出力される制御信号に応じて所定の波形の駆動信号をピエゾ素子に印加する。ヘッドキャリッジ駆動部33は、図示しないモータ、駆動ベルト、モータ駆動回路等を備える。ヘッドキャリッジ駆動部33は、用紙の搬送方向と垂直に印字ヘッド32を往復移動させる。送紙部34は、図示しない用紙搬送ローラ、モータ、モータ駆動回路等を備える。送紙部34は、用紙搬送ローラを回転させることにより用紙を印字ヘッド32の移動方向軸線と垂直な方向に搬送する。印刷ユニット制御部35は、RAM66から順次印字データが転送されるバッファメモリと、バッファメモリに格納された印字データを印字ヘッド32に出力するタイミングをヘッドキャリッジの位置に応じて制御する機能と、ヘッドキャリッジ駆動部33を制御する機能と、送紙部34を制御する機能とを備えるASICである。
ディジタル画像処理部46は、AFE部24から出力された画像データに対し、ガンマ補正、シェーディング補正、JPEG形式のエンコード等の画像処理を施してディジタル画像を生成する処理や、JPEG形式のディジタル画像のデコード、解像度変換、アンシャープ処理、階調補正、ハーフトーン処理、分版処理等の画像処理をCPU68と協働して実行するDSP等の専用回路である。
送信手段としてのファクシミリ送受信部50は、公衆電話網と接続するためのNCU(Network Control Unit)、送受信データの変復調を行うモデム、ITU−T勧告に従ってプロトコル制御を行うプロトコル制御部、送受信データを符号化および復号化する符号化・復号化部などを有し、カラー画像を送受信可能に構成されている。符号化・復号化部はカラー画像の送受信時にはカラー画像をJPEG方式によって符号化および復号化し、モノクロ画像の送受信時にはモノクロ画像をMH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)などの方式によって符号化および復号化する。JPEG方式又は、MH、MR、MMRなどの方式によって符号化されたデータは請求項に記載の「送信データ」に相当する。
計時部45は、一定周期で振動する水晶発振器とカウンタ回路とを備え、水晶発振器の発するパルスを基に時刻データを更新していくことで初期値が設定されたときから経過した時間に応じた時刻データを保持する。この時刻データには年月日、曜日、時間などが含まれている。
外部メモリコントローラ41は、カードスロット47から挿入されたリムーバブルメモリ11に接続される。リムーバブルメモリ11に格納されたデータは外部メモリコントローラ41によって読み出され、RAM66に転送される。リムーバブルメモリ11は電源が供給されなくても記憶内容が保持されるフラッシュメモリ67などの脱着可能な不揮発性の記憶媒体である。リムーバブルメモリ11から画像が入力されるとき、外部メモリコントローラ41は入力手段として機能する。
案内手段としての表示部42は、LCD等のFPD(Flat Panel Display)70、図示しないグラフィックコントローラなどを備える。FPD70に文字や画像を表示するために必要なフレームメモリ領域は表示部42の専用メモリに確保してもよいし、RAM66の一部領域に割り当ててもよい。フレームメモリ領域に書き込まれたデータがグラフィックコントローラによって定期的に読み出されることにより、FPD70に表示される文字や画像が更新される。FPD70には、ディジタル画像や各種のメニューなどが表示される。
変更指示手段、送信実行指示手段、送信キャンセル指示手段、再入力指示手段、登録手段、としての操作部43は、FPD70に表示されたメニューを操作するための各種の操作ボタン、印刷や読み取りの開始を指示する指示ボタンなどの各種の操作ボタンを備える。また、操作部43はファクシミリ番号を入力するための複数のダイヤルボタン412(図1参照)なども備えている。
通信部44は、制御部65がPC等の外部のシステムと通信するための通信インタフェースである。通信部44は、LAN、インターネット、USB等を通じて外部のシステムと通信する。パーソナルコンピュータ、ハンディスキャナ等の外部のシステムから画像が入力されるとき、通信部44は入力手段として機能する。
制御部65は、RAM66、フラッシュメモリ67及びCPU68を備える。CPU68はフラッシュメモリ67に格納されている制御プログラムを実行して複合機1の各部を制御する。また、制御部65は制御プログラムを実行することにより、入力手段、送信手段、案内手段、変更指示手段、送信実行指示手段、送信キャンセル指示手段、再入力指示手段、登録手段、としても機能する。脱着不可能な記憶媒体としてのフラッシュメモリ67は電力供給が遮断されても記憶内容が失われない不揮発性メモリである。フラッシュメモリ67には制御プログラム、後述するプレビュー表示経路(以降、「経路」を「ルート」と表記する)を規定するデータなどが記憶される。制御プログラムは遠隔地のサーバからネットワークを経由してフラッシュメモリ67に格納してもよいし、リムーバブルメモリ11などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を経由してフラッシュメモリ67に格納してもよい。RAM66は、制御プログラム、ファクシミリ送受信部50で受信したデータ、スキャンユニット20で生成されたディジタル画像などの各種のデータが一時的に格納される揮発性メモリである。
2.原稿送信時の作動
ファクシミリ送信には、メモリ送信及びダイレクト送信の2つの方法がある。メモリ送信は、相手先のファクシミリ装置と接続する前に原稿の読み取りを開始し、読み取られた画像をRAM66に一旦記憶させた後、相手先のファクシミリ装置との回線接続を確立し、RAM66に格納されている画像を相手先のファクシミリ装置に送信する方法である。ダイレクト送信は、相手先のファクシミリ装置との接続が確立した段階で、原稿の読み取りを開始し、読み取られた画像を相手先のファクシミリ装置に送信する方法である。ダイレクト送信は、例えばカラー画像を送信する場合に、原稿を読み取る前に相手先のファクシミリ装置と回線接続して相手先の通信速度や符号化方式などを確認することで、相手先がカラー画像の受信に対応していない場合はその旨を送信元のファクシミリ装置を操作するユーザに案内したり、カラー画像をモノクロ画像に変換して送信したりすることもできる。
2−1.メモリ送信
図4は、メモリ送信処理の流れを示すフローチャートである。図4に示す処理は、ユーザがFPD70に表示されるメニュー等に従って操作部43の所定のボタンを操作し、送信方法として「メモリ送信」を選択した場合に制御部65によって実行される処理である。
はじめに、ユーザが原稿台27に送信原稿をセットし、ダイヤルボタン412を操作することにより、相手先FAX番号の入力が制御部65によって受け付けられる(ステップS100)。
ステップS102では、スタートボタンの入力が受け付けられる。スタートボタンの入力が受け付けられると、スキャンユニット20によって原稿を読み取る準備が開始される。
ステップS104では、原稿が読み取られる。制御部65は、スキャンユニット20を制御して原稿台27に載置されている原稿を読み取り、スキャンユニット20によって生成された画像をRAM66に格納する。カラーで読み取られた場合は、RGB3チャンネルを有する画像が生成され、モノクロで読み取られた場合は、2値画像が生成される。
ステップS106では、プレビュー設定がオフであるか判定される。送信原稿のプレビュー設定は、「プレビューオン」、「プレビューオフ」又は「原稿ごとにプレビューオン/オフを選択」のいずれかが選択される設定項目であって、複合機1のセットアップモードでユーザによって予め設定されている。「プレビューオフ」が選択されている場合は、プレビュー処理が実行されずにステップS110の処理が実行される。
ステップS108では、プレビュー処理が実行される。
図1、図6及び図7は、複合機1の画面遷移の一例を示す図である。プレビュー処理に関して、これらの画面遷移図に沿って説明していく。プレビュー設定で「原稿ごとにプレビューオン/オフを選択」が選択されている場合は、制御部65は、画面100(図8参照)をFPD70に表示して、ユーザにプレビューするか否かを選択させる。「1:はい」が選択されると、制御部65はプレビュー表示方法の選択画面101(図1参照)をFPD70に表示させる。画面100が表示されている状態で「2:いいえ」が選択されると、プレビュー処理を実行することなく、ステップS110の処理に移行する。プレビュー設定で「プレビューオン」が選択されている場合は、制御部65は、画面100を表示してユーザにプレビューするか否かを選択させることなく、プレビュー表示方法の選択画面101をFPD70に表示させる。
画面101は、プレビュー表示方法の選択を案内する画面である。画面101がFPD70に表示されている状態で、「1:自動表示」が選択されると、制御部65は表示を画面102に遷移させる。「2:手動表示」が選択された場合については後述する。
画面102は、表示ルート選択を案内する画面である。画面102が表示されている状態で「1:上から下へ」が選択されると、制御部65はFPD70の表示を画面104に遷移させる。
図5は、スキャンユニット20によって読み取られた送信原稿に対応する画像を示す模式図である。画像はRAM66に格納されている。送信原稿は、例えばA4サイズで文字や写真を含む文書である。図5(A)に示す点線で分割された複数の領域(a〜z、A〜B)は、請求項に記載の「ズーム表示対象領域」に相当する。画面102で「1:上から下へ」が選択されると制御部65は、図5(B)の矢印304が示すようなルートで、つまり領域a、領域b、領域cの順に領域gまでを、一定時間経過ごとに順に切り換えてFPD70に表示する。具体的には制御部65は、RAM66に格納されている送信原稿に対応する画像のうち、ズーム表示対象領域とする矩形領域を規定するアドレスを一定時間経過ごとに更新し、更新されたアドレスが示す矩形領域をFPD70のプレビュー表示領域の解像度に変換してフレームメモリ領域に転送する。画面104、106、108(図6参照)及び太線の矢印は、ユーザの操作の介在なしに自動的に送信原稿のズーム表示対象領域が切り換わることを示している。領域gまで表示されると再び領域aから順に表示することが、後述する所定のボタンの入力が受け付けられるまで繰り返される。ユーザが所定のボタンを押さない期間が長時間続いた場合は、予め決められた所定のタイムアウト時間経過後に、ステップS110の処理に移行されるようにしてもよい。
画面102(図1参照)がFPD70に表示されている状態で、「2:渦巻き状に表示」が選択されると、図5(B)の矢印306が示すように、画像の左上を開始点として外周をなぞりながら中心に向かってズーム対象領域が一定時間経過ごとに切り換えられる。画面102で「3:ジグザグに表示」が選択されると、制御部65は、矢印308が示すように、画像の左上を開始点として左から右に向かう順にズーム対象領域を更新し、端まで進むと一段下に下がって右から左に向かう順にズーム対象領域を更新すること、を繰り返すことによってズーム対象領域を一定時間経過ごとに切り換えてFPD70に表示させる。画面102が表示されている状態で、「4:登録ルート1」又は「5:登録ルート2」が選択されると、制御部65はユーザによって登録されたルート(詳細は後述)で、順にズーム表示対象領域を切り換えてFPD70に表示させる。
以上の説明では、図5(A)に示すように分割された画像の各領域に対してズーム表示対象領域を切り換えることにより、ズーム表示対象領域を自動更新する構成を説明したが、例えばズーム表示対象領域を1画素ずつ一定時間経過毎にずらしていくことにより滑らかに表示を更新する、謂わば自動スクロール表示する構成であってももちろんよい。分割された画像の各領域に対してズーム表示対象領域を切り換えることによりズーム表示対象領域を自動更新する本実施形態の構成は、自動スクロール表示する構成と比較して、ある部分領域が静止して表示される期間が長いため、ユーザが画質等を確認しやすい。
画面104、106及び108に示すようなプレビューの自動表示中に、「左」ボタン408がユーザによって押されると、その時点でFPD70に表示されているズーム表示対象領域の一つ前に表示されていたズーム表示対象領域が表示され、「右」ボタン404が押されると、選択されている自動表示のルート順で次に表示されるズーム表示対象領域が表示される。また、プレビューの自動表示中に図示しない「+」ボタン又は「−」ボタンがユーザによって押されるとズーム表示対象領域が拡大又は縮小される。具体的には例えば、図5(A)の領域aがFPD70に表示されている状態でユーザによって「+」ボタンが押されると、領域302がFPD70のプレビュー表示領域に対応する解像度に変換されてフレームメモリ領域に転送される。領域aが表示されている状態でユーザによって「−」ボタンが押されると、領域300が同様に解像度変換されてフレームメモリ領域に転送される。
一般的にファクシミリ装置に備えられているディスプレイは、パーソナルコンピュータ等のディスプレイと比較すると小さい。本実施例によれば、FPD70が送信原稿全体を例えば実寸の当倍の大きさで表示することができなくても、原稿を実寸大に拡大ズーム表示してユーザに案内することにより、ユーザは画質等を確認することができる。また、原稿送信前に、原稿に対応する画像の部分領域をズーム表示し、ズーム表示対象領域を自動的に更新して表示していくことにより、ユーザは確認したい部分領域を表示させるために何度もカーソルボタン等を操作して画像をスクロールさせたりする必要がなくなるため、ユーザの送信画像確認のための操作を軽減することができる。例えば、複合機1がADF(Auto Document Feeder)を備えていない場合で、送信原稿が複数枚ある場合は、読み取らせた原稿のプレビューを確認しながら、ユーザは次の送信原稿をスキャンユニット20に読み取らせる準備をすることができる。
画面108に示すようなプレビューの自動表示中に「OK」ボタン400がユーザによって押されると、FPD70には画面110が表示される。
画面110は、送信又は送信キャンセル等の選択を案内する画面である。画面110がFPD70に表示されている状態で、「1:現在の表示範囲を送信」が選択されると、「OK」ボタン400が押された時点で表示されていたズーム表示対象領域が送信対象として設定される。このとき、スキャンユニット20から入力されRAM66に格納されていた画像全体に代わって、ズーム表示対象領域の画像がRAM66に格納される。このように、FPD70に表示されている領域に対応する部分を送信対象とすることもできる構成であるので、原稿領域内の送信対象でない領域を例えば原稿を読み取らせる前に事前にユーザがハサミで切り取ったり、修正液で塗りつぶしたりする手間が省けるため、ユーザビリティが向上する。
画面110がFPD70に表示されている状態で、「2:全体画像を送信」が選択されると、ステップS104でスキャンユニット20によって読み取られた原稿に対応する画像の全体が送信対象として設定される。「3:再スキャン」が設定されると、例えば、標準モードやファインモード等の送信走査線密度やカラー/モノクロ等の読み取り条件の設定を案内する画面を制御部65はFPD70に表示させ、ユーザによる読み取り条件の再設定やスタートボタンの入力を受け付ける状態に複合機1を遷移させる。「4:送信キャンセル」が選択されると、画面114が表示される。
画面108に示すようなプレビューの自動表示中にモードボタン410がユーザによって押されると、FPD70には画面112が表示される。
画面112は、プレビューの手動表示又は自動表示、倍率指定等の選択を案内する画面である。画面112がFPD70に表示されている状態で、ユーザが「1:手動表示に切り換える」を選択すると、図7の画面116、117、118、119に示すように、ユーザはカーソルボタン(「上」ボタン402、「下」ボタン406、「左」ボタン408、「右」ボタン404)を操作して任意の領域をFPD70に表示させ、確認することができる。また、図示しない「+」ボタン又は「−」ボタンがユーザによって押されるとその時点でFPD70に表示されている領域の拡大又は縮小された領域がFPD70に表示される。尚、このときユーザがカーソルボタンや図示しない「+」ボタン又は「−」ボタンを操作した経路や倍率を制御部65が記憶しておき、図1の画面102で案内する登録ルートとしてもよい。
「2:自動表示に切り換える」が選択された場合は、制御部65はFPD70に画面102を表示させる。「3:倍率指定」が選択された場合は、制御部65はFPD70に画面120(図8参照)を表示させ、テンキーによる拡大/縮小倍率の数値入力を受け付ける。倍率が入力された後「OK」ボタン400が押されると、指定された倍率に対応する領域を表示対象領域として、制御部65はFPD70に表示させる。
このように、ユーザによる送信実行指示、送信キャンセル指示及び再入力指示に応じて、送信実行又は送信キャンセル、送信原稿を再スキャンする構成であるので、ユーザは送信したい画像の画質等を確認した後に、送信実行、送信キャンセル、読み取り条件等を変更して再スキャンをすること等を選択することができる。そのため、例えばスキャンユニット20に読み取らせる原稿が間違っている場合や、画質が適切でないために再送信する必要がある場合等に発生する時間や通信費用、用紙の無駄を未然に防ぐことができる。例えば分厚い本のあるページをファクシミリで送信したい場合、本の中央付近が原稿台27に密着しないことによって、スキャンユニット20によって生成される画像の対応する部分が影となって読みにくいことがあるが、そのような現象が発生していないか、原稿送信前にユーザは確認することができる。
また、自動的に更新され表示されるズーム表示対象領域の範囲や表示ルートをユーザの変更指示に応じて変更する構成であるため、ユーザはより注目したい領域を表示させることができるので、ユーザビリティが向上する。
以上、プレビュー処理について説明した。図4のメモリ送信処理の説明に戻る。
ステップS110では、次の原稿があるか判定される。具体的には例えば、同じ送信先に送信したい原稿が続けてあるか否かの選択をユーザに案内する図示しない画面を制御部65はFPD70に表示させる。ユーザによって続けて送信したい原稿があると選択された場合は、ステップS104の処理に戻り、ステップS110までの処理が繰り返される。
ステップS112では、回線が接続される。具体的にはITU−T勧告に定められた手順に従って相手先との回線が確立される。
ステップS114では、ネゴシエーションが行われる。具体的には例えば、相手先の通信速度や符号化方式、同期状態の確認などが行われる。
ステップS116では、蓄積されたデータが送信される。具体的には、制御部65はRAM66に格納されている送信対象の画像をファクシミリ送受信部50に転送し、ファクシミリ送受信部50が画像を符号化して相手先に送信する。
ステップS118では、回線が切断される。具体的には、回線を切り通信を終了することが、相手先に通知される。
以上、メモリ送信処理について説明した。
2−2.ダイレクト送信
次に、ダイレクト送信処理について説明する。図9はダイレクト送信処理の流れを示すフローチャートである。図9に示す処理は、ユーザがFPD70に表示されるメニュー等に従って操作部43の所定のボタンを操作し、送信方法として「ダイレクト送信」を選択した場合に制御部65によって実行される処理である。
はじめに、ユーザが原稿台27に送信原稿をセットし、ダイヤルボタン412を操作することにより、相手先FAX番号の入力が制御部65によって受け付けられる(ステップS200)。
ステップS202では、スタートボタンの入力が受け付けられる。スキャンユニット20によって原稿を読み取る準備が開始される。
ステップS204では、回線が接続される。具体的にはITU−T勧告に定められた手順に従って相手先との回線が確立される。
ステップS206では、ネゴシエーションが行われる。具体的には例えば、相手先の通信速度や符号化方式、同期状態の確認などが行われる。
ステップS208では、原稿の読み取りが開始される。制御部65は、スキャンユニット20を制御して原稿台27に載置されている原稿の読み取りを開始し、読み取られた原稿に対応する画像をRAM66に格納する。
ステップS210では、読み取られた原稿に対応する画像の送信が開始される。具体的には、制御部65は読み取られた原稿に対応する画像をファクシミリ送受信部50に転送し、ファクシミリ送受信部50に画像の符号化及び相手先への送信処理が開始させる。
ステップS212では、プレビュー設定がオフであるか判定される。「プレビューオフ」が選択されている場合は、プレビュー処理が実行されずにステップ216の処理が実行される。
ステップS214では、プレビュー処理が実行される。ダイレクト送信では、ファクシミリ送受信部50に送信処理を実行させるのと並行して、上述と同様にプレビュー処理を実行する。但し、ダイレクト送信では、プレビュー処理と並行してファクシミリ送受信部50によって送信処理が実行されるため、FPD70に表示されている領域のみを送信対象とする「切り取り送信」は実施されない。したがってダイレクト送信時のプレビュー処理中に「OK」ボタン400が押された場合、既に説明した図6の画面110において、制御部65は「4:送信キャンセル」及び「5:前に戻る」のみの選択をユーザに案内する。具体的には例えば、「1:現在の表示範囲を送信」、「2:全体画像を送信」、「3:再スキャン」の3つの項目はグレーアウトさせ選択できないようにする。また、ユーザが原稿をカラー送信するつもりで原稿をカラーで読み取らせた場合であっても、ネゴシエーションの結果、相手先のファクシミリ装置がカラー画像に対応していないと判定された場合、制御部65はスキャンユニット20によって生成されたRGB3チャンネルを有するカラー画像をモノクロの2値画像に変換して送信してもよい。その場合、制御部65は、カラーではなくモノクロでプレビュー表示することにより、ユーザにモノクロで原稿が送信されることを認知させることができる。尚、本実施形態ではダイレクト送信時は送信中にプレビューする形態を説明したが、送信後に送信結果ビューとして送信された画像を表示してもよい。その場合、送信結果の自動表示中に、「OK」ボタン400がユーザによって押された場合、制御部65は画面110を表示させずに送信結果ビューを終了する。
ステップS216では、次の原稿があるか判定される。具体的には例えば、1枚目の原稿の読み取り終了後に、同じ送信先に送信したい原稿が続けてあるか否かの選択をユーザに案内する図示しない画面を制御部65はFPD70に表示させる。ユーザが2枚目の原稿を送信する場合は、1枚目の原稿を送信中に2枚目の原稿をセットし、スタートボタンを押す。ユーザがスタートボタンを押したことを制御部65は記憶しておき、ステップS216の判定条件とする。制御部65はステップS216及びステップS217にて、スタートボタンが押されるか、送信中の原稿の送信が終了するかを監視する。スタートボタンが押された場合は、ステップS208の処理に戻り、ステップS217までの処理が繰り返される。
すなわち、現在送信中の原稿の送信が終了する前に次の原稿がセットされスタートボタンが押されると、現在送信中の原稿の送信終了後に次の原稿が送信される。
全ての原稿の送信が終了すると、回線が切断される(ステップS218)。具体的には、回線を切り通信を終了することが、相手先に通知される。
読み取った原稿の送信中に、原稿に対応する画像の部分領域をズーム表示し、ズーム表示対象領域を自動的に切り換えて更新していくことにより、ユーザは確認したい部分領域を表示させるために何度もカーソルボタン等を操作してディスプレイ上で画像をスクロールさせたりする必要がなくなるため、ユーザの送信画像確認のための操作を軽減することができる。
以上、ダイレクト送信処理について説明した。
3.表示ルート登録
図10は、表示ルート登録をユーザに案内する際の画面遷移の一例を示す図である。ユーザは、任意のプレビューの自動表示ルートを登録することができる。ユーザが所定の操作をして複合機1を表示ルート登録モード状態にすると、制御部65はFPD70に画面200を表示させる。画面200、202、204及び206は表示ルート登録画面の一例を示す図である。図5(A)に示すように、制御部65は、例えば送信原稿のサイズに応じてズーム表示対象領域とする領域に分割し、分割された各領域とその領域の上下左右の選択可能領域の有無を示すためのカーソルボタンアイコンとを画面200に示すように表示する。例えば領域aは左上端の領域であるので、カーソルボタンアイコンは左と上の領域は選択不可であることを示している。尚、ユーザが選択している領域が送信原稿領域のどの辺りの位置であるかをユーザが容易に判別できるように、図5(A)のような画像を表示ルート登録画面に表示し選択されている領域を強調表示するようにしてもよい。ユーザがカーソルボタンを操作しプレビュー時に確認したい領域を選択して「OK」ボタン400を押すことが繰り返されることにより、表示ルートを規定する情報が順にRAM66に記憶される。ユーザによって「1:登録して終了」が選択されると、RAM66に記憶された表示ルートを規定する情報が「登録ルート」としてフラッシュメモリ67に記憶される。
このようにしてユーザによって登録された任意の表示ルートは、表示ルート選択画面102においてユーザに案内される。ズーム表示対象領域の自動更新のルート又はズーム表示対象領域の範囲をユーザが任意に登録し、任意に登録されたルート又は範囲でズーム表示対象領域を自動的に更新する構成では、送信原稿の種類やユーザの好みに応じた自動送信画像確認ができるので、ユーザビリティが向上する。
以上の説明では、ファクシミリ送信するための画像のプレビューについて説明したが、本発明は、例えばスキャンユニット20によって読み取られた画像をリムーバブルメモリ11に保存する場合等にも適用することができる。読み取られた画像がリムーバブルメモリ11に保存される前にFPD70にプレビュー表示されることにより、ユーザは画質の確認等をすることができるし、適切に読み取られていない場合は再び画像を読み取らせたりすることができる。
本発明の一実施例に係る複合機の画面遷移図。 本発明の一実施例に係る複合機の外観図。 本発明の一実施例に係る複合機のブロック図。 本発明の一実施例に係るフローチャート。 本発明の一実施例に係る模式図。 本発明の一実施例に係る複合機の画面遷移図。 本発明の一実施例に係る複合機の画面遷移図。 本発明の一実施例に係る複合機の画面遷移図。 本発明の一実施例に係るフローチャート。 本発明の一実施例に係る複合機の画面遷移図。
符号の説明
1:複合機(ファクシミリ装置)、11:リムーバブルメモリ、20:スキャンユニット、27:原稿台、30:印刷ユニット、41:外部メモリコントローラ(入力手段)、42:表示部(案内手段)、43:操作部(変更指示手段、送信実行指示手段、送信キャンセル指示手段、再入力指示手段、登録手段)、44:通信部(入力手段)、50:ファクシミリ送受信部(送信手段)、65:制御部(入力手段、案内手段、変更指示手段、送信実行指示手段、送信キャンセル指示手段、再入力指示手段、登録手段、送信手段)

Claims (7)

  1. 画像を入力する入力手段と、
    前記画像から送信データを生成しファクシミリ送信する送信手段と、
    前記送信データの送信前又は送信中に、前記画像におけるズーム表示対象領域を自動更新し前記ズーム表示対象領域をディスプレイに表示させることにより、ユーザに送信画像確認を案内する案内手段と、
    を備えるファクシミリ装置。
  2. 前記ズーム表示対象領域の変更指示を受け付ける変更指示手段をさらに備え、
    前記案内手段は、前記変更指示に応じて前記ズーム表示対象領域を変更する、
    請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記画像に対する送信実行指示又は送信キャンセル指示を受け付ける送信実行指示手段又は送信キャンセル指示手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記送信実行指示又は前記送信キャンセル指示に応じて、前記画像に対して送信実行又は送信キャンセルする、
    請求項1又は2に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記送信実行指示手段は、前記送信画像確認の案内中に送信実行指示を受け付けると、前記画像のうち前記送信実行指示を受け付けた時点に前記ディスプレイに表示されている領域に対応する部分を送信対象として前記送信手段に送信させる、
    請求項3に記載のファクシミリ装置。
  5. 前記画像の再入力指示を受け付ける画像再入力指示手段をさらに備え、
    前記入力手段は、前記再入力指示に応じて前記画像を再入力する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のファクシミリ装置。
  6. 前記ズーム表示対象領域の自動更新は、分割された前記画像の各領域に対する、前記ズーム表示対象領域の切り換えである、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のファクシミリ装置。
  7. 前記ズーム表示対象領域の自動更新の経路又は前記ズーム表示対象領域の範囲の登録を受け付ける登録手段をさらに備え、
    前記案内手段は、登録された経路又は範囲で前記ズーム表示対象領域を自動更新する、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のファクシミリ装置。



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