JP2007174219A - 画像入出力装置 - Google Patents

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正幸 松本
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Abstract

【課題】ファクシミリ受信印刷をユーザの意図通りの用紙に対して実行することができる画像入出力装置を提供する。
【解決手段】データをファクシミリ受信する受信手段と、ファクシミリ受信された前記データを記憶する記憶手段と、用紙に画像を印刷する印刷手段と、前記データに対する印刷指示を受け付ける印刷指示受付手段と、前記データがファクシミリモード以外でファクシミリ受信された場合、前記印刷指示が受け付けられるまで前記データを前記記憶手段に記憶させ、前記印刷指示の入力が受け付けられると前記データに基づいて生成された画像を前記印刷手段に印刷させる制御手段と、を備える画像入出力装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷機能とファクシミリ受信機能とを備える画像入出力装置に関する。
従来、ファクシミリ機能とプリンタ機能等とが一体化した所謂複合機が知られている(例えば特許文献1)。このような複合機では、ファクシミリモードやプリンタモード等のようなモードに応じてファクシミリ機能やプリンタ機能が提供される。複合機がカラー印刷とモノクロ印刷の両方に対応している場合、ユーザは複合機のモードや印刷対象に応じた種類の用紙を用紙トレイにセットして印刷する。例えば写真等のカラー画像を印刷するときは光沢紙などのカラー画像の印刷に適している用紙が、文書などのモノクロ画像を印刷するときは普通紙が用紙トレイにセットされる。
特許文献1には、ファクシミリ機能とプリンタ機能を有する機器において、ファクシミリモードとプリンタモードとを自動的に切り換える画像記録装置が記載されている。このような構成では、プリンタとしての印刷要求の検出とファクシミリ受信の検出とに応じて自動的にモードが切り換えられるため、ユーザはモード切り換えのための操作を行う必要がない。しかしながら、特許文献1に記載の画像記録装置によると、例えばユーザが写真等のカラー画像を印刷しようとして用紙トレイに光沢紙をセットした後に、モノクロ画像である文書がファクシミリ受信された場合、モードがファクシミリモードに自動的に切り換えられ、ファクシミリ受信されたモノクロ画像が光沢紙に印刷され、高価な光沢紙を無駄遣いしてしまうという問題がある。
特開平7−87273号公報
本発明は、上述の問題を解決するために創作されたものであって、ファクシミリ受信印刷をユーザの意図通りの用紙に対して実行することができる画像入出力装置を提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するための画像入出力装置は、データをファクシミリ受信する受信手段と、ファクシミリ受信された前記データを記憶する記憶手段と、用紙に画像を印刷する印刷手段と、前記データに対する印刷指示を受け付ける印刷指示受付手段と、前記データがファクシミリモード以外でファクシミリ受信された場合、前記印刷指示が受け付けられるまで前記データを前記記憶手段に記憶させ、前記印刷指示の入力が受け付けられると前記データに基づいて生成された画像を前記印刷手段に印刷させる制御手段と、を備える。
本発明によると、ファクシミリモード以外でファクシミリ受信した場合は、印刷指示の入力を受け付けるまでファクシミリ受信したデータに基づいて生成される画像を用紙に印刷しないため、ファクシミリモード以外で使用するために用紙トレイにセットされているファクシミリ受信印刷用でない用紙(例えば光沢紙等)に対して、ファクシミリ受信データに対する印刷がユーザの意図に反して実行されることを防ぐことができる。
(2)上記目的を達成するための画像入出力装置は、ユーザに各種の情報を案内する案内手段と、モード設定指示を受け付け、前記モード設定指示に応じたモードを設定するモード設定手段と、をさらに備えてもよい。前記制御手段は、前記ファクシミリモード以外の前記モードが設定されている状態で前記モード設定手段によって前記ファクシミリモードが設定されると、前記印刷指示の入力を前記案内手段に案内させてもよい。
本発明によると、ファクシミリモード以外からファクシミリモードへ画像入出力装置のモードが切り換えられると、ユーザに印刷指示の入力を案内する構成であるため、ファクシミリモード以外からファクシミリモードにモードが切り換えられただけでは、ファクシミリ受信データに対する印刷は実行されない。従って、例えば誤ってファクシミリモードにモードが切り換えられた場合や、ファクシミリ受信印刷用の用紙がファクシミリモードに切り換えられた段階でまだ用紙トレイにセットされていないような場合に、ユーザの意図に反してファクシミリ受信印刷用でない用紙に印刷が実行されることを防ぐことができる。
(3)前記制御手段は、予め決められた所定の条件が満たされるとスクリーンセーバを起動し、前記データが前記記憶手段に記憶されている場合は、前記データが記憶されていることを前記スクリーンセーバの画面構成要素として前記案内手段に案内させ、前記スクリーンセーバを終了する際に前記モードを前記ファクシミリモードに設定してもよい。
スクリーンセーバが動作している状態でいずれかのボタンが操作されると、一般的にはそのボタン操作はスクリーンセーバからの復帰のトリガとなる。このとき、例えばスクリーンセーバ起動前の状態においてそのボタンが押下されることによって本来実行される処理は、実行されない。本発明によると、ファクシミリモード以外で、印刷されずに記憶されているファクシミリ受信データが存在する場合に、例えば一定時間ボタン操作が受け付けられないとスクリーンセーバを起動する。ファクシミリ受信データが印刷されずに記憶されていることをスクリーンセーバの画面構成要素としてユーザに案内する本発明の構成は、例えばLED等の表示器の点灯等によってユーザに案内する構成よりも、ユーザの注意を喚起させやすい。また、本発明によると、スクリーンセーバが動作している状態でいずれかのボタンが操作されると、それまでの画像入出力装置のモードがファクシミリモード以外であってもファクシミリモードに切り換えて設定する構成であるので、スクリーンセーバから復帰した直後に、印刷されずに記憶されているファクシミリ受信データに対する印刷指示の入力をユーザに案内することができる。すなわち、ユーザは画像入出力装置をスクリーンセーバから復帰させるためにいずれかのボタンを操作した後、モードをファクシミリモードに切り換える操作が省略されるため、操作性が向上する。
(4)前記制御手段は、前記データに基づいて生成された画像が印刷される前に、前記案内手段に前記用紙の確認を案内させてもよい。
記憶されているファクシミリ受信データを印刷する前に、印刷される用紙を確認することをユーザに案内することにより、ファクシミリ受信印刷用でない用紙(例えば光沢紙等)に、ファクシミリ受信データに対する印刷がユーザの意図に反して実行されることをさらに防ぐことができる。
尚、本発明に備わる複数の手段の各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数の手段の各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。また、本発明は装置の発明として特定できるだけでなく、プログラムの発明としても、そのプログラムを記録した記録媒体の発明としても、方法の発明としても特定することができる。
以下、本発明の実施の形態を次の順に説明する。
1.複合機の構成
2.複合機の各機能を提供するモード
3.ファクシミリ受信時の作動
4.モード切換時の作動
4−1.スクリーンセーバからの復帰
1.複合機の構成
図2は、本発明の一実施形態に係る画像入出力装置としての複合機1の外観を示す斜視図である。図3は、複合機1のハードウェア構成を示すブロック図である。複合機1は、原稿を読み取ってディジタル画像を生成し、生成したディジタル画像を印刷ユニット30、ファクシミリ送受信部50、リムーバブルメモリ11、あるいは図示しないPC(Personal Computer)に出力するスキャンユニット20と、スキャンユニット20、ファクシミリ送受信部50、リムーバブルメモリ11、あるいはPCから入力されるディジタル画像を印刷する印刷ユニット30とを有している。
スキャンユニット20は、主に上部ケース21に収容され、照明部22、イメージセンサ23、AFE(Analog Front End)部24、センサ駆動部25、センサキャリッジ駆動部26などを備える。照明部22は、主走査方向に長い蛍光管ランプ等で構成される。センサ駆動部25に駆動されるイメージセンサ23は、RGBの3チャネルの光電素子群を備えるカラーCCDリニアイメージセンサ等のリニアイメージセンサである。イメージセンサ23は、透明な原稿台27と平行に移動する図示しないセンサキャリッジに搭載されている。イメージセンサ23は、図示しないレンズ及びミラーにより受光面に結像される原稿の光学像の濃淡に相関する電気信号を出力する。センサキャリッジ駆動部26は、図示しないモータ、駆動ベルト、駆動回路等を備える。センサキャリッジ駆動部26は、主走査方向に垂直に架設された図示しないガイドロッドに沿ってセンサキャリッジを往復移動させる。イメージセンサ23が主走査方向と垂直な方向に移動することにより二次元画像を読み取り可能となる。AFE部24は、増幅、ノイズ除去等のアナログ信号処理回路、A/D変換器等を備える。
印刷手段としての印刷ユニット30は、主に下部ケース31に収容され、インクジェット方式で紙等の印刷媒体に画像を形成する印字ヘッド32、ヘッドキャリッジ駆動部33、送紙部34、これらを制御する印刷ユニット制御部35などを備える。尚、印刷ユニット30はレーザ方式等の他の印刷方式に対応する構成でもよい。印字ヘッド32は、インクカートリッジが搭載される図示しないヘッドキャリッジに設けられ、ノズル、ピエゾ素子、ピエゾ素子に印加する駆動信号を出力するピエゾ駆動回路等を備える。ピエゾ駆動回路は、印刷ユニット制御部35から出力される制御信号に応じて所定の波形の駆動信号をピエゾ素子に印加する。ヘッドキャリッジ駆動部33は、図示しないモータ、駆動ベルト、モータ駆動回路等を備える。ヘッドキャリッジ駆動部33は、用紙37の搬送方向と垂直に印字ヘッド32を往復移動させる。送紙部34は、図示しない用紙搬送ローラ、モータ、モータ駆動回路等を備える。送紙部34は、用紙搬送ローラを回転させることにより用紙37を印字ヘッド32の移動方向軸線と垂直な方向に搬送する。印刷ユニット制御部35は、RAM66から順次印字データが転送されるバッファメモリと、バッファメモリに格納された印字データを印字ヘッド32に出力するタイミングをヘッドキャリッジの位置に応じて制御する機能と、ヘッドキャリッジ駆動部33を制御する機能と、送紙部34を制御する機能とを備えるASICである。
用紙トレイ36には印刷対象のデータに応じた種類の用紙37がユーザによって適宜載置される。例えばディジタルカメラで撮像して生成されたディジタル画像をカラー印刷する場合はL判の光沢紙が載置され、文書などの文字データをモノクロで印刷する場合はA4普通紙が載置される。
印刷手段としてのディジタル画像処理部46は、AFE部24から出力された画像データに対し、ガンマ補正、シェーディング補正、JPEG形式のエンコード等の画像処理を施してディジタル画像を生成する処理や、JPEG形式のディジタル画像のデコード、解像度変換、アンシャープ処理、階調補正、ハーフトーン処理、分版処理等の画像処理をCPU68と協働して実行するDSP等の専用回路である。
受信手段としてのファクシミリ送受信部50は、公衆電話網と接続するためのNCU(Network Control Unit)、送受信データの変復調を行うモデム、ITU−T勧告に従ってプロトコル制御を行うプロトコル制御部、送受信データを符号化および復号化する符号化・復号化部などを有し、カラー画像を送受信可能に構成されている。符号化・復号化部はカラー画像の送受信時にはカラー画像をJPEG方式によって符号化および復号化し、モノクロ画像の送受信時にはモノクロ画像をMH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)などの方式によって符号化および復号化する。
計時部45は、一定周期で振動する水晶発振器とカウンタ回路とを備え、水晶発振器の発するパルスを基に時刻データを更新していくことで初期値が設定されたときから経過した時間に応じた時刻データを保持する。この時刻データには年月日、曜日、時間などが含まれている。
外部メモリコントローラ41は、カードスロット47から挿入されたリムーバブルメモリ11に接続される。リムーバブルメモリ11に格納されたデータは外部メモリコントローラ41によって読み出され、RAM66に転送される。リムーバブルメモリ11は電源が供給されなくても記憶内容が保持されるフラッシュメモリ67などの脱着可能な不揮発性の記憶媒体である。
案内手段としての表示部42は、LCD等のFPD(Flat Panel Display)70、図示しないグラフィックコントローラなどを備える。FPD70に文字や画像を表示するために必要なフレームメモリ領域は表示部42の専用メモリに確保してもよいし、RAM66の一部領域に割り当ててもよい。フレームメモリ領域に書き込まれたデータがグラフィックコントローラによって定期的に読み出されることにより、FPD70に表示される文字や画像が更新される。FPD70には、ディジタル画像や各種のメニューなどが表示される。
印刷指示受付手段及びモード設定手段としての操作部43は、FPD70に表示されたメニューを操作するための各種の操作ボタン、印刷や読み取りの開始を指示する指示ボタンなどの各種の操作ボタンを備える。また、操作部43はファクシミリ番号を入力するための複数のダイヤルボタンなども備えている。
通信部44は、制御部65がPC等の外部のシステムと通信するための通信インタフェースである。通信部44は、LAN、インターネット、USB等を通じて外部のシステムと通信する。
制御部65は、CPU68、RAM66及びフラッシュメモリ67を備える。CPU68はフラッシュメモリ67に格納されている制御プログラムを実行して複合機1の各部を制御する。また、制御部65は制御プログラムを実行することにより、受信手段、記憶手段、印刷指示受付手段、制御手段、案内手段、モード設定手段としても機能する。脱着不可能な記憶媒体としてのフラッシュメモリ67は電力供給が遮断されても記憶内容が失われない不揮発性メモリである。フラッシュメモリ67には制御プログラムや各種のデータが記憶される。制御プログラムは遠隔地のサーバからネットワークを経由してフラッシュメモリ67に格納してもよいし、リムーバブルメモリ11などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を経由してフラッシュメモリ67に格納してもよい。RAM66は、制御プログラム、ファクシミリ送受信部50で受信したデータ、スキャンユニット20で生成されたディジタル画像などの各種のデータが一時的に格納される揮発性メモリである。尚、ファクシミリ送受信部50で受信されたデータはフラッシュメモリ67に格納されてもよい。
2.複合機の各機能を提供するモード
複合機1は、図示しない電源ボタンが押されると起動し、コピーモード、メモリカードモード、フィルムモード、ファンプリントモード、スキャンモード、ファクシミリモードのいずれかのモードで作動する。
コピーモードは、原稿台27に載置された原稿をスキャンユニット20によって読み取り、読み取った画像を印刷ユニット30で印刷する機能を複合機1が提供するモードである。コピーモードボタン414(図4参照)がユーザによって押されると複合機1のモードはコピーモードとなる。コピーモードで複合機1が使用されるとき、用紙トレイ36には、ユーザが指定する用紙サイズ(例えばA4、B5等)と種類(例えば普通紙、光沢紙等)の用紙37がセットされる。
メモリカードモードはカードスロット47に挿入され接続されているリムーバブルメモリ11に格納されているディジタルカメラで撮影した写真等の画像を印刷ユニット30で印刷する機能を複合機1が提供するモードである。メモリカードモードボタン412がユーザによって押されると複合機1のモードはメモリカードモードとなる。
フィルムモードは原稿台27に載置されたネガフィルムやポジフィルムをスキャンユニット20によって読み取り、読み取った画像を印刷ユニット30で印刷する機能を複合機1が提供するモードである。フィルムモードボタン416がユーザによって押されると複合機1のモードはフィルムモードとなる。メモリカードモードやフィルムモードで複合機1が使用されるとき、用紙トレイ36には例えば、写真印刷用のL判光沢紙がセットされる。
ファンプリントモードは例えばリムーバブルメモリ11に格納されている画像と手書き文字や飾り縁等とを合成して印刷ユニット30で印刷する機能を複合機1が提供するモードである。ファンプリントモードボタン420がユーザによって押されると複合機1のモードはファンプリントモードとなる。ファンプリントモードで複合機1が使用されるとき、用紙トレイ36には、例えばはがき等がセットされる。
スキャンモードは原稿台27に載置された原稿をスキャンユニット20によって読み取り、読み取った画像をリムーバブルメモリ11や通信部44によって通信可能に接続されている外部のシステムに保存する機能を複合機1が提供するモードである。スキャンモードボタン418がユーザによって押されると複合機1のモードはスキャンモードとなる。
ファクシミリモードは原稿台27に載置された原稿をスキャンユニット20によって読み取り、読み取った画像をファクシミリ送受信部50によって送信する機能や、ファクシミリ送受信部50によって受信した画像を印刷ユニット30で印刷機能を複合機1が提供するモードである。ファクシミリモードボタン410がユーザによって押されると複合機1のモードはファクシミリモードとなる。
尚、複合機1の機能を提供するモードはこれらに限らず、さらに複数のモードに対応していてもよいし、ファクシミリモードを少なくとも含んだ上記モードとの組み合わせであってもよい。複合機1のモードは、各モードと対応付けて予め決められた値を格納する変数として制御部65に管理される。複合機1のモードを示す変数は、上記のようなユーザによるモード設定指示等に応じて制御部65によって変更されたり参照されたりする。
3.ファクシミリ受信時の作動
図1は、複合機1のファクシミリ受信処理の流れを示すフローチャートである。ファクシミリ受信処理は、ファクシミリ送受信部50が着呼を検出すると開始され、制御部65が制御プログラムを実行することによって進行する。
図4は複合機1がファクシミリモードであるときにファクシミリ受信した場合にFPD70に表示される画面の画面遷移の一例を示す図である。図5は、複合機1がメモリカードモードであるときにファクシミリ受信した場合にFPD70に表示される画面の画面遷移の一例を示す図である。画面100及び画面110は、それぞれのモードでファクシミリ受信前に表示されている画面を表している。アイコン500はインクの残量を示す図形で各モードのメイン画面において表示される。
ステップS100では、ファクシミリ送受信部50は着呼に応答して回線接続を行う。
ステップS102では、送信元のファクシミリ装置とのネゴシエーションが行われる。このネゴシエーションにおいて、ファクシミリ送受信部50は送信元のファクシミリ装置に、送受信のための同期状態や対応可能な通信速度や符号化方式等の情報を通知する。
ステップS104では、ファクシミリ送受信部50は、データをファクシミリ受信する。このとき、送信元のファクシミリ装置はネゴシエーションで通知された情報に応じた通信種別でデータを送信する。制御部65は、例えばファクシミリ受信データのサイズに応じたメモリ領域をRAM66に確保し、確保されたメモリ領域にファクシミリ受信データが格納される。制御部65は、個々のファクシミリ受信データに対応するメモリ領域の識別情報(例えば、識別番号、領域の先頭アドレス、サイズ等)を記憶する。
画面102及び画面112は、ファクシミリ受信中にFPD70に表示される画面を示している。複合機1がファクシミリモードでないとき、アイコン502を表示することによって、ファクシミリ受信中であることをユーザに通知する。アイコン502は点滅表示させてもよい。また、図示しないLEDインジケータ等を点灯または点滅させることにより、ファクシミリ受信中であることを通知する構成であってもよい。
ステップS106では、回線が切断される。
ステップS108では、複合機1のモードがファクシミリモードであるか判定される。具体的には、複合機1のモードを示す変数の値を制御部65が参照し、ファクシミリモードであるか判定される。
ステップS110では、複合機1のモードがファクシミリモードである場合、ファクシミリ受信データに基づいて生成された画像が印刷される。具体的には制御部65は、RAM66の上述の識別情報によって特定されるメモリ領域に格納されているファクシミリ受信データをファクシミリ送受信部50に復号化させてRAM66に画像を生成する。制御部65は、生成された画像をディジタル画像処理部46及び印刷ユニット30を制御して用紙トレイ36にセットされている用紙37に印刷する。画面104は、このときFPD70に表示される画面である。印刷終了後、制御部65はファクシミリ受信データと、ファクシミリ受信データから生成された画像と、ファクシミリ受信データに対応する識別情報とを破棄する。画面106は、印刷終了後にFPD70に表示される画面で、ファクシミリモードのメイン画面である。
ステップS112では、複合機1のモードがファクシミリモードでない場合、ファクシミリ受信データが記憶される。具体的には例えば、制御部65はRAM66の上述の識別情報によって特定されるメモリ領域に格納されているファクシミリ受信データを破棄せずに、つまりメモリ領域を解放せずに、RAM66に蓄積する。対応する識別情報も破棄されない。画面114は、ファクシミリ受信終了後にFPD70に表示される画面である。アイコン504は、記憶されているファクシミリ受信データが存在することを示すアイコンである。複合機1がファクシミリモード以外であって記憶されているファクシミリ受信データが存在する場合に、アイコン504を表示することにより、ユーザに印刷されずに記憶されているファクシミリ受信データが存在することを通知する。
このように、ファクシミリモード以外でファクシミリ受信した場合は、ファクシミリ受信データに基づいて生成される画像を用紙に印刷しないため、ファクシミリモード以外で複合機1を使用するために用紙トレイ36にセットされているファクシミリ受信印刷用でない用紙に、ファクシミリ受信印刷が実行されることを防ぐことができる。
4.モード切換時の作動
次に、モード切換時の作動について説明する。
図6は、ファクシミリモードボタン410が押されると起動される処理である。制御部65が制御プログラムを実行することによって進行する。
以下、複合機1のモードがメモリカードモードである場合を例にして説明する。
ステップS200では、複合機1のモードがファクシミリモードに設定される。具体的には、FPD70に画面114(図5参照)が表示されている状態で、ファクシミリモードボタン410が押されると、制御部65は複合機1のモードを示す変数に、ファクシミリモードに対応する値を設定する。
ステップS202では、記憶されているファクシミリ受信データが存在するか判定される。具体的には例えば、制御部65は上述の識別情報を参照してRAM66に印刷されずに記憶されているファクシミリ受信データが存在するか判定する。
ステップS204では、記憶されているファクシミリ受信データが存在する場合、印刷指示が入力されたか判定される。具体的には制御部65は、図7の画面120に示すような画面をFPD70に表示させ、ユーザに印刷指示又は印刷キャンセルの入力を案内する。印刷指示の入力を案内する画面は、例えば図8(A)の画面130ように、用紙トレイ36にセットされている用紙37の確認を促してもよい。記憶されているファクシミリ受信データを印刷する前に、用紙の確認をユーザに促すことにより、ファクシミリ受信印刷用でない用紙(例えば光沢紙等)に、ファクシミリ受信データに対する印刷が実行されることを防ぐことができる。また、蓄積されているファクシミリ受信データが複数ある場合は、図8(B)の画面132のように個々のファクシミリ受信データを印刷対象として選択可能に案内し、ユーザが上ボタン402や下ボタン406又は図示しないダイヤルボタン等で印刷対象とするファクシミリ受信データを選択し「OK」ボタン400を押すことによって、印刷指示を受け付けるようにしてもよい。
ステップS206では、印刷指示の入力が受け付けられた場合、記憶されているファクシミリ受信データに基づいて生成された画像が印刷される。具体的には、上述の識別情報に基づいて、RAM66に格納されているファクシミリ受信データをファクシミリ送受信部50に復号化させて画像を生成し、ディジタル画像処理部46及び印刷ユニット30を制御して画像を印刷する。制御部65は、FPD70に画面104(図4参照)を表示させる。
ステップS204において印刷キャンセルの入力が受け付けられた場合(図7の画面120が表示されている状態で「戻る」ボタン409が押された場合)、制御部65は、FPD70に画面122を表示させる。アイコン504は、記憶されているファクシミリ受信データが存在することを示すアイコンである。記憶されているファクシミリ受信データが存在する場合に、アイコン504を表示することにより、ユーザに印刷されずに記憶されているファクシミリ受信データが存在することを通知する。画面122が表示されている状態で、ファクシミリモードボタン410が押されると、制御部65は画面120をFPD70に表示させ、再び印刷指示の入力を案内する。再び印刷指示の入力を案内するために操作されるボタンは、図示しないセットアップボタン等であってもよい。ステップS206の印刷処理が終了した後は、ファクシミリモードでファクシミリ受信した場合と同様に、制御部65はFPD70に画面106(図4参照)を表示させる。
以上説明したように、本実施形態ではファクシミリモード以外からファクシミリモードへ複合機1のモードが切り換えられると、ユーザに印刷指示の入力を案内する構成であるため、ファクシミリモード以外からファクシミリモードにモードが切り換えられただけでは、ファクシミリ受信データに対する印刷は実行されない。従って、例えばユーザが誤ってファクシミリモードボタン410を押した場合や、ファクシミリ受信印刷用の用紙がファクシミリモードに切り換えられた段階でまだ用紙トレイ36にセットされていないような場合に、ファクシミリ受信印刷用でない用紙にユーザの意図に反して印刷が実行されることを防ぐことができる。
4−1.スクリーンセーバからの復帰
ユーザにボタン操作されず、印刷ユニット30やスキャンユニット20が休止している状態が一定時間継続する等の所定の条件が成立したとき、制御部65はスクリーンセーバを起動する。スクリーンセーバは、FPD70の焼き付きによる残像を防止するために画面を黒くしたり簡単なアニメーションをFPD70に表示させるプログラムである。以下、複合機1のモードがメモリカードモードであるときにファクシミリ受信し、ファクシミリ受信データがRAM66に記憶されている場合を例にして説明する。図5の画面114がFPD70に表示されている状態で、スクリーンセーバを起動する所定の条件が成立すると、制御部65はスクリーンセーバを起動する。
図9は、スクリーンセーバが実行されている状態のFPD70の画面遷移の一例を示す図である。例えば制御部65は、画面140、142及び144に示すように、印刷されずに記憶されているファクシミリ受信データが存在することを、スクリーンセーバの画面構成要素としてFPD70に表示する。画面構成要素としては、文字に限らず図形であってもそれらを組み合わせたアニメーションであってもよい。本実施形態ではファクシミリ受信データが印刷されずに記憶されていることをスクリーンセーバの画面構成要素としてユーザに案内する構成であるので、例えばLED等の表示器の点灯等によってユーザに案内する構成よりも、ユーザの注意を喚起させやすい。
スクリーンセーバが動作している状態でいずれかのボタンが操作されると、一般的にはそのボタン操作はスクリーンセーバからの復帰のトリガとなるだけで、例えばスクリーンセーバ起動前の状態においてそのボタンが押下されることによって本来実行される処理は、実行されない。本実施形態では、記憶されているファクシミリ受信データが存在する場合で、いずれかのボタンが操作されてスクリーンセーバ表示状態から復帰する場合は、制御部65は既に説明した図6に示すファクシミリモードボタン410が押下された場合の処理を実行する。つまり、ユーザはスクリーンセーバを解除するためにいずれかのボタンを操作すると、FPD70にはメモリカードモードの画面114ではなく、ファクシミリモードの画面120が表示される。すなわち、スクリーンセーバからの復帰のためのいずれかのボタン操作と、ファクシミリモード設定操作とが兼用される。尚、図6に示す処理は、スクリーンセーバ起動のタイミングで実行されてもよい。また、画面120がFPD70に表示されている状態で、制御部65は印刷キャンセルの入力を受け付けると、スクリーンセーバが起動される直前のモード(例えばメモリカードモード)に戻るようにしてもよい。
このように、スクリーンセーバが起動される直前の複合機1のモードがファクシミリモード以外であっても、制御部65が複合機1のモードをファクシミリモードに設定し、スクリーンセーバからの復帰直後に、印刷されずに記憶されているファクシミリ受信データに対する印刷指示の入力をユーザに案内することができる。すなわち、ユーザは複合機1をスクリーンセーバから復帰させるためにいずれかのボタンを操作した後、モードをファクシミリモードに切り換える操作をする必要がない。したがって本実施形態によると、複合機1の操作性を向上させるとともに、ファクシミリ受信印刷用でない用紙に対して、ファクシミリ受信印刷がユーザの意図に反して実行されることを防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る複合機のフローチャート。 本発明の一実施形態に係る複合機の外観図。 本発明の一実施形態に係る複合機のブロック図。 本発明の一実施形態に係る複合機の画面遷移図。 本発明の一実施形態に係る複合機の画面遷移図。 本発明の一実施形態に係るフローチャート。 本発明の一実施形態に係る複合機の画面遷移図。 本発明の一実施形態に係る模式図。 本発明の一実施形態に係る複合機の画面遷移図。
符号の説明
1:複合機(画像入出力装置)、11:リムーバブルメモリ、20:スキャンユニット、27:原稿台、30:印刷ユニット(印刷手段)、36:用紙トレイ、41:外部メモリコントローラ、42:表示部(案内手段)、43:操作部(印刷指示受付手段、モード設定手段)、44:通信部、46:ディジタル画像処理部(印刷手段)、50:ファクシミリ送受信部(受信手段)、65:制御部(受信手段、記憶手段、印刷指示受付手段、制御手段、案内手段、モード設定手段)

Claims (4)

  1. データをファクシミリ受信する受信手段と、
    ファクシミリ受信された前記データを記憶する記憶手段と、
    用紙に画像を印刷する印刷手段と、
    前記データに対する印刷指示を受け付ける印刷指示受付手段と、
    前記データがファクシミリモード以外でファクシミリ受信された場合、前記印刷指示が受け付けられるまで前記データを前記記憶手段に記憶させ、前記印刷指示の入力が受け付けられると前記データに基づいて生成された画像を前記印刷手段に印刷させる制御手段と、
    を備える画像入出力装置。
  2. ユーザに各種の情報を案内する案内手段と、
    モード設定指示を受け付け、前記モード設定指示に応じたモードを設定するモード設定手段と、をさらに備え、
    前記制御手段は、前記ファクシミリモード以外の前記モードが設定されている状態で前記モード設定手段によって前記ファクシミリモードが設定されると、前記印刷指示の入力を前記案内手段に案内させる、
    請求項1に記載の画像入出力装置。
  3. 前記制御手段は、予め決められた所定の条件が満たされるとスクリーンセーバを起動し、前記データが前記記憶手段に記憶されている場合は、前記データが記憶されていることを前記スクリーンセーバの画面構成要素として前記案内手段に案内させ、前記スクリーンセーバを終了する際に前記モードを前記ファクシミリモードに設定する、
    請求項2に記載の画像入出力装置。
  4. 前記制御手段は、前記データに基づいて生成された画像が印刷される前に、前記案内手段に前記用紙の確認を案内させる、
    請求項2又は3に記載の画像入出力装置。




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