JP4972890B2 - 操作パネル及びマルチファンクションプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は操作パネル及びそれを備えたマルチファンクションプリンタに関し、特に複数のモードで動作する電子デバイスのユーザインタフェースに関する。
複数の機能を備えた電子デバイスは、複数のモードのそれぞれで異なる機能を提供する。例えば、画像の印刷、コピー及びスキャンの機能を備えたマルチファンクションプリンタでは、プリントモード、コピーモード、スキャンモードのそれぞれで印刷機能、コピー機能、スキャン機能を提供している。また近年、マルチファンクションプリンタでは、リムーバブルメモリに格納されている画像を全て印刷するモード、リムーバブルメモリに格納されている画像を操作パネルで選択して印刷するモード、リムーバブルメモリに格納されている画像を選択するためのマークシートを印刷するモード、マークシートを読み取って選択された画像を印刷するモード、写真フィルムを読み取って印刷するモードなど、新しいモードが次々に追加される傾向にある。
モード数が増加するほど、選択対象項目が増加するため、多数の選択対象項目から所望の項目を容易に選択することのできるユーザインタフェースの重要性が高まる。項目の選択要求と選択確定要求とが個別に入力される対話型メニューを用いたユーザインタフェースでは、操作ボタンの数を減らすことができるものの、機能が多くなるほど項目間の関連性をユーザに認識させるためにメニューの階層が深くなる傾向にあるため、メニューの階層が深くなったりボタンの操作回数が多くなって扱いにくくなるという問題がある。一方、項目毎にボタンを割り当てると、項目の増加に伴ってボタンの数が多くなり、レイアウトやコストの制約を受けたり、選択しようとする項目に対応するボタンをすばやく見つけることが困難になるという問題がある。また、複数の項目を巡回選択するためのボタンと、選択されている項目を示すためのインジケータとを組み合わせたユーザインタフェースでは、複数の項目が選択順序で関連付けされるところ、選択順序だけでは、機能が近似した項目や項目間の従属関係をユーザに認識させることが難しい。
本発明は、上述した問題を解決するために創作されたものであって、複数のモードで動作する電子デバイスの操作性を向上させる操作パネル及びそれを用いたマルチファンクションプリンタを提供することを目的とする。
(1)前記目的を達成するための操作パネルは、第一グループに属する複数のモードを巡回選択するための第一グループ選択ボタンと、第二グループに属するモードを選択するための第二グループ選択ボタンと、選択されているモードに応じた要求を入力するための少なくとも1つの要求ボタンと、を備える。
択一選択されるモードを複数のグループに分け、モードを選択するためのボタンをグループ毎に割り当てることにより、モード間の類似関係や従属関係を操作パネルのボタンの違いによってユーザに認識させることができる。選択対象の項目間の類似関係や従属関係といった関連性をユーザに認識させることによって操作性が向上するため、操作パネルの各ボタンをモードのグループ毎に割り当てることにより、電子デバイスの操作性が向上する。また、同一グループに属する複数のモードが同一ボタンによって巡回選択される操作パネルでは、モードを選択するためのボタンの数が、モード毎にボタンが割り当てられている操作パネルに比べて少なくすることができる。
(2)前記操作パネルは、前記第一グループ選択ボタンに対応付けて配置され、前記第一グループに属する対応するモードが選択されているとき点灯又は点滅するモード表示電灯と、前記モード表示電灯に対応付けて配置され、対応する前記モード表示電灯に対応付けられているモードを表すモード記号と、をさらに備えてもよい。
複数のモードを巡回選択するボタンによって選択されるモードが、そのボタンに対応付けて配置された電灯の点灯又は点滅と、その電灯に対応付けられた文字や図形といった記号によって認識できる操作パネルでは、ユーザにとって、選択しようとするモードに対応するボタンを認識することが容易になり、また選択したモードを認識することが容易になる。
(3)複数の前記モード表示電灯の少なくともいずれか1つは、前記第一グループに属する2つのモードに対応し、対応する2つのモードの一方が選択されているとき点灯し、対応する2つのモードの他方が選択されているとき点滅してもよい。
モードに応じた複数の電灯が備えられ、電灯の点灯と点滅にそれぞれ別のモードが対応している操作パネルでは、同一の電灯の点灯と点滅に対応している2つのモード同士の関連性が、他の電灯に対応しているモードとの関連性よりも高いとユーザに認識される。したがって、このような操作パネルでは、モード間の類似関係や従属関係が絡み合った複雑な関連性をユーザに認識させることも可能になる。
(4)前記操作パネルは、選択されているモードに応じた設定と、前記設定の互いに異なる項目に対する変更要求を入力するための複数の前記要求ボタンを表す複数のボタン記号とを表示するディスプレイをさらに備えてもよい。
設定を変更するためのボタンが設定項目毎に備えた操作パネルでは、設定項目の選択要求と選択確定とを同時に入力できるため、通常のメニュー操作型の操作パネルに比べ、少ない操作で目的の設定項目を変更することができる。対応する設定項目の変更要求を入力するためのボタンを表す記号が表示されるディスプレイを備えた操作パネルでは、あるモードである要求を入力するためのボタンがどのボタンであるかをユーザに認識させることができるため、異なる要求を入力するためのボタンを共通にすることによってボタンの数を少なくすることができる。
(5)前記目的を達成するためのマルチファンクションプリンタは、前記操作パネルと、画像を読み取るスキャンユニットと、外部記憶媒体に格納されている画像にアクセスするアクセスユニットと、画像を印刷するプリントユニットと、開始ボタンと、を備え、複数のモードのいずれかであるコピーモードが選択されると、印刷部数の前記変更要求を入力するための前記要求ボタンを表す前記ボタン記号を前記ディスプレイが表示し、この状態で前記開始ボタンが押されると、前記スキャンユニットによって画像を読み取り、前記スキャンユニットによって読み取られた画像を前記プリントユニットが変更された印刷部数印刷し、複数のモードのいずれかであるプリントモードが選択されると、画像の選択要求である前記変更要求を入力するための前記要求ボタンを表す前記ボタン記号と印刷部数の前記変更要求を入力するための前記要求ボタンを表す前記ボタン記号とを前記ディスプレイが一画面に表示し、この状態で前記開始ボタンが押されると、前記アクセスユニットが選択された画像にアクセスし、前記アクセスユニットによってアクセスされた画像を前記プリントユニットが変更された印刷部数印刷する。
このマルチファンクションプリンタによると、コピーモードの選択要求と、印刷部数の変更要求と、印刷開始の要求とを対話型のメニューを操作することなく入力することができるため、コピー機能を利用するために必要なボタン操作回数が少ない。またこのマルチファンクションプリンタによると、プリントモードの選択要求と、画像の選択要求と、印刷部数の変更要求と、印刷開始の要求とを対話型のメニューを操作することなく入力することができるため、外部記憶媒体に格納されている画像を選択して印刷する機能を利用するために必要なボタン操作回数が少ない。
(6)前記マルチファンクションプリンタは、紙質を巡回選択するための紙質選択ボタンと、対応する前記紙質が選択されているとき点灯又は点滅する紙質表示電灯と、前記紙質表示電灯に対応付けて配置され、対応付けられている前記紙質表示電灯に対応付けられている前記紙質を表す紙質記号と、紙サイズを巡回選択するための紙サイズ選択ボタンと、対応する前記紙サイズが選択されているとき点灯又は点滅する紙サイズ表示電灯と、前記紙サイズ表示電灯に対応付けて配置され、対応付けられている前記紙サイズ表示電灯に対応付けられている前記紙サイズを表す紙サイズ記号と、をさらに備え、前記コピーモード及び前記プリントモードでは、前記開始ボタンが押されると、選択されている前記紙質及び前記紙サイズの用紙に応じて前記プリントユニットが印刷する。
このマルチファンクションプリンタによると、紙質の選択要求と、紙サイズの選択要求とを対話型のメニューを操作することなく入力することができるため、様々な紙に画像を印刷する機能を利用するために必要なボタン操作回数が少ない。
尚、本発明に備わる複数のユニットの各機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら複数のユニットの各機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
以下、実施例に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
1.マルチファンクションプリンタの構成
図2は、本発明の一実施例としてのマルチファンクションプリンタ(MFP)1の外観を示す平面図である。図3は、MFP1の機械的構造を示す模式図である。図4は、MFP1の電気的構成を示すブロック図である。MFP1は、リムーバブルメモリ96から画像を入力して印刷する機能、画像を読み取って印刷する機能などを備えている。
スキャンユニット50は、プラテンガラス12、プラテンガラス12を保持しているプラテンフレーム10、CIS(Contact Image Sensor)ユニット16、光源電灯14、CISユニット16及び光源電灯14を搭載しているキャリッジ20、キャリッジ20に係止されたベルト22、ベルト22が掛けられているプーリ24、26、プーリ24、26を回転させるセンサモータ28、光源駆動部52、センサ駆動部54、センサモータ駆動部60等で構成されている。
CISユニット16は図示しない屈折率分布型レンズとイメージセンサ56で構成されている。プラテンガラス12に載置された状態で光源電灯14に照明された原稿は、屈折率分布型レンズによってイメージセンサ56の受光面に結像される。多数のフォトダイオードが直線的に配列されているイメージセンサ56は、センサ駆動部54によって駆動される。イメージセンサ56からは原稿の光学像の濃淡に相関したアナログ信号が出力される。イメージセンサ56から出力されたアナログ信号はAFE(Analog Front End)部58によってディジタル信号に変換される。センサモータ28は、センサモータ駆動部60によって駆動され、プーリ24、26を回転させることによってキャリッジ20をイメージセンサ56のフォトダイオードの配列方向(主走査方向)と垂直な方向(副走査方向)に往復移動させる。尚、スキャンユニット50は、原稿密着型であってもよいし、縮小光学型であってもよい。
プリントユニット70は、インクジェット方式で用紙に画像を印刷するための印字ヘッド34、印字ヘッド34に係止されたベルト32、ベルト32が掛けられているプーリ30、38、プーリ30、38を回転させるヘッドモータ40、送紙ローラ42、44、送紙ローラ42、44を回転させるための送紙モータ46、ヘッドモータ駆動部62、送紙モータ駆動部64、ヘッド駆動部69、印刷制御部66等で構成されている。印字ヘッド34は、ヘッド駆動部69によって駆動される圧電素子67、ノズル等で構成され、インクカートリッジ36から供給されるインクをノズルから噴射する。ヘッドモータ40は、ヘッドモータ駆動部62によって駆動され、プーリ30、38を回転させることによって印字ヘッド34を往復移動させる。送紙モータ46は、送紙モータ駆動部64によって駆動され、送紙ローラ42、44を回転させることによって印字ヘッド34の移動方向と垂直な方向に用紙を搬送する。印刷制御部66は、RAM74から順次印字データが転送されるバッファメモリと、バッファメモリに格納された印字データをヘッド駆動部69に出力するタイミングを印字ヘッド34の位置に応じて制御する機能と、ヘッドモータ駆動部62及び送紙モータ駆動部64を制御する機能とを備えるASICである。尚、プリントユニット70は、レーザ方式でもよいし、サーマル方式でも良い。
アクセスユニットとして機能する外部メモリコントローラ94は、図示しないカードスロットから挿入されたリムーバブルメモリ96に接続される。リムーバブルメモリ96に格納されたデータは外部メモリコントローラ94によって読み出され、RAM74に転送される。
アクセスユニットとして機能する通信部92は、制御部72がPC等の外部のシステムと通信するための通信インタフェースである。通信部92は、LAN、インターネット、USB等を通じて外部のシステムと通信する。
ディジタル画像処理部80は、ガンマ補正、シェーディング補正、カラーバランス補正、JPEG画像のデコード、解像度変換、アンシャープ処理、階調補正、二値化、分版処理等の画像処理をCPU78と協働して実行するDSP等の専用回路である。ディジタル画像処理部80は、スキャンユニット50から出力される画像や外部メモリコントローラ94によって読み出された画像のフォーマットを印刷に適したフォーマットに変換する。
制御部72は、RAM74、ROM76及びCPU78を備える。CPU78はROM76に格納されている制御プログラムを実行してMFP1の各部を制御する。ROM76は、制御プログラムを格納している不揮発性メモリである。RAM74は、制御プログラムやスキャンユニット50に読み取られた画像等の各種のデータが一時的に格納される揮発性メモリである。制御プログラムは遠隔地のサーバからネットワークを経由してROM76に格納してもよいし、リムーバブルメモリ96等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を経由してROM76に格納してもよい。
操作パネル68は、モードに応じた設定やステータスを表示するためのFPD(Flat Panel Display)88、FPD88を駆動するディスプレイ駆動部(DSPD)86、モードや設定を変更するための押しボタン群82、モードや設定を表示するためのモード表示電灯としてのLED群84、LED群84を駆動するLED駆動部(LEDD)90これらを保持しているハウジング129等で構成されている。ハウジング129にはLEDやボタンを説明するための文字及び図形からなる複数の記号が印刷されている。FPD88の画面は、制御部72によって生成されRAM74のフレームメモリ領域に格納される画像に基づいてDSPD86がFPD88を駆動することによって表示される。LED群84の点灯、点滅及び消灯は制御部72の制御下で動作するLEDD90で制御してもよいし、操作パネル68内で閉じた順序回路で制御しても良い。
2.マルチファンクションプリンタの機能
MFP1は、電源ボタン180が押されると起動し、ボタン178、164、166の操作に応じた、オールプリントモード、セレクトプリントモード、オーダシートプリントモード、オーダプリントモード、手書き合成シートプリントモード、手書き合成プリントモード、写真プリントモード、等倍コピーモード、変倍コピーモードのいずれかのモードで作動する。
オールプリントモードとは、外部記憶媒体としてのリムーバブルメモリ96に格納されている所定フォーマットの全ての画像をプリントユニット70で印刷する機能をMFP1が提供するモードである。
セレクトプリントモードとは、リムーバブルメモリ96に格納されている画像をユーザに選択させ、ユーザが選択した画像をプリントユニット70で印刷する機能をMFP1が提供するモードである。
オーダシートプリントモードとは、図5に示すオーダシート210をプリントユニット70で印刷する機能をMFP1が提供するモードである。オーダシート210は、リムーバブルメモリ96に格納されている所定フォーマットの全ての画像200の一覧と、画像200を選択するためのマークを記入する位置を示すマーク202と、各種の印刷設定を入力するためのマークを記入する位置を示すマーク201と、プラテンガラス12に載置されている原稿がオーダシート210であることを制御部72が認識するためのマーク204、マーク202、204、201の位置を制御部72が検出するための基準マーク206、208とが印刷された用紙である。
オーダプリントモードとは、図6に示すように画像200を選択するためのマークと印刷設定を入力するためのマークがユーザによって記入されたオーダシート210をスキャンユニット50で読み取り、ユーザによって選択された画像をOMR(Optical Mark Recognition)によって特定し、ユーザによって選択された画像を外部メモリコントローラ94がアクセスし、その画像をプリントユニット70で印刷する機能をMFP1が提供するモードである。
手書き合成シートプリントモードとは、図7に示す手書き合成シート232をプリントユニット70で印刷する機能をMFP1が提供するモードである。手書き合成シート232は、手書き文字を記入する領域を示す枠238と、ユーザによって選択された画像を淡色化した画像236と、画像236の色域と同じ色域を持つサンプルマーク230と、合成処理の設定要求を入力するためのマークを記入する位置を示すマーク222と、印刷部数を入力するためのマークを記入する位置を示すマーク226と、プラテンガラス12に載置されている原稿が手書き合成シート232であることを制御部72が認識するためのマーク224と、これらの位置を制御部72が検出するための基準マーク220、234、228が印刷された用紙である。
手書き合成プリントモードとは、図8に示すように、枠238内に画像236に重ねて手書き文字が記入され、印刷部数の設定要求などを入力するためのマークが所定位置に記入された手書き合成シート232をスキャンユニット50で読み取り、制御部72が手書き文字を画像236から分割し、ユーザが選択した画像と手書き文字とを合成し、合成された画像をプリントユニット70で印刷する機能をMFP1が提供するモードである。
写真プリントモードとは、プラテンガラス12に載置された写真フィルム又は紙焼き写真をスキャンユニット50によって読み取り、カラーバランス補正等の画像処理が施された写真フィルム又は紙焼き写真の画像をプリントユニット70で印刷する機能をMFP1が提供するモードである。
等倍コピーモードとは、プラテンガラス12に載置された原稿をスキャンユニット50によって読み取り、読み取った画像を原稿と等倍でプリントユニット70で印刷する機能をMFP1が提供するモードである。
変倍コピーモードとは、プラテンガラス12に載置された原稿をスキャンユニット50によって読み取り、読み取った画像を紙サイズに応じて拡大又は縮小してプリントユニット70で印刷する機能をMFP1が提供するモードである。
3.マルチファンクションプリンタの作動
図1、図9〜17はボタン群82の操作にともなう操作パネル68の状態遷移を説明するための平面図である。
(オールプリントモード)
図1は電源ボタン180が押されてMFP1がオールプリントモードで起動した状態の操作パネル68を示している。MFP1は、オールプリントモードで起動し、手書き合成プリントモード、写真プリントモード、等倍コピーモード及び変倍コピーモードでボタン178が押されると、オールプリントモードに遷移する。オールプリントモードでは、LED182、186、120、138が点灯し、FPD88には印刷部数の初期設定を表す数字300とボタン記号302、304が表示される。
点灯しているLED186の近傍にLED186と対応付けて「全て印刷/ダイレクト」というモード記号184が配置されているため、ユーザはMFP1がオールプリントモードで作動していることを認識できる。ボタン178の近傍にボタン178と対応付けて配置されているLED186、190、102、104のそれぞれの近傍にそれぞれと対応付けてモード記号184(全て印刷/ダイレクト)、モード記号188(選んで印刷)、モード記号106(オーダシート(◎印刷/○使ってプリント))、モード記号110(手書き合成シート(◎印刷/○合成プリント))が配置されているため、第一グループ選択ボタンに相当するボタン178を押すことによって、オールプリントモード、セレクトプリントモード、オーダシートプリントモード、オーダプリントモード、手書き合成シートプリントモード、手書き合成プリントモードのいずれかを巡回的に選択できることをユーザは認識できる。またこれら6つのモードが他のモード(写真プリントモード、等倍コピーモード、変倍コピーモード)が対応付けられているボタン164、166(第二グループ選択ボタンに相当する。)とは別のボタン178に対応付けられているため、ユーザはこれら6つのモードで提供される機能に何らかの関連性があることを認識できる。さらに「メモリカード」というモードグループ記号100がボタン178と対応付けて配置されているため、オールプリントモード、セレクトプリントモード、オーダシートプリントモード、オーダプリントモード、手書き合成シートプリントモード及び手書き合成プリントモードがリムーバブルメモリ96に格納されている画像を印刷するという共通の機能を提供するモードであることをユーザは認識できる。ボタン178、164、166が環状に配列され、LED186、190、102、104、162、168、172も環状に配列されているため、ボタン178を押すことにより、オールプリントモード→セレクトプリントモード→オーダシートプリントモード→オーダプリントモード→手書き合成シートプリントモード→手書き合成プリントモード→オールプリントモード→・・・の順でモードを巡回選択でき、ボタン166を押すことにより等倍コピーモード→変倍コピーモード→等倍コピーモード→・・・の順でモードを巡回選択できることをユーザは認識できる。
点灯しているLED120の近傍にLED120と対応付けて「写真用紙」という紙質記号114が配置されているため、ユーザは印刷用紙の品質として写真用紙が設定されていることを認識できる。LED120は紙質表示電灯に相当する。ボタン124の近傍にボタン124と対応付けて配置されているLED118、120、122のそれぞれの近傍にそれぞれと対応付けて紙質記号112(普通紙)、紙質記号114(写真用紙)、紙質記号116(インクジェットハガキ/マット紙)が配置されているため、ボタン124を押すことによって、普通紙、或いは、写真用紙、或いは、インクジェットハガキ及びマット紙に紙質の印刷設定を変更する要求を入力できることをユーザは認識できる。ボタン124が押されるたびに、制御部72は紙質の印刷設定を普通紙→写真用紙→インクジェット及びマット紙→普通紙→・・・の順で巡回的に変更し、設定に応じたLED118、120、122を点灯させる。
点灯しているLED138の近傍にLED138と対応付けて「L判」という紙サイズ記号140が配置されているため、ユーザは印刷用紙のサイズとしてL判が設定されていることを認識できる。LED138は紙サイズ表示電灯に相当する。ボタン136の近傍にボタン136と対応付けて配置されているLED142、138、134のそれぞれの近傍にそれぞれと対応付けて紙サイズ記号144(A4)、紙サイズ記号140(L判)、紙サイズ記号133(ハガキ)が配置されているため、ボタン136を押すことによって、A4、L判又はハガキに紙サイズの印刷設定を変更する要求を入力できることをユーザは認識できる。ボタン136が押されるたびに、制御部72は紙サイズの印刷設定をA4→L判→ハガキ→A4・・・の順で巡回的に変更し、設定に応じたLED142、138、134を点灯させる。
FPD88には「部数」という文字と数字300とボタン記号302とボタン記号304が表示され、FPD88の近傍に配置されているボタン146とボタン150の形態がそれぞれボタン記号302、ボタン記号304に対応しているため、ボタン146、150を押すことによって印刷部数の印刷設定を変更する要求を入力できることをユーザは認識できる。尚、本実施例では全て図形で構成されたボタン記号を例示しているが、ボタン記号の形態は文字でも良い。ボタン146、150が押されるたびに、制御部72は印刷部数の印刷設定を増減させ、設定されている印刷部数を表す数字300を更新する。
ボタン128が押されると、制御部72は設定を初期値に変更するとともに、FPD88に設定の初期値を表示する。この処理は、全てのモードで共通である。
ボタン160が押されるたびに、インク残量のステータス表示処理、印字ヘッド34のクリーニング処理、印字ヘッド34のノズル詰まりを検出するためのテストパターンの印刷処理、用紙と印字ヘッド34との間隔調整処理、インクカートリッジの交換処理、画質調整の設定処理、フチ無し印刷の余白幅調整処理、コピー品質の設定処理などを起動する画面を制御部72はFPD88に表示する。
オールプリントモードで開始ボタン130が押されると、リムーバブルメモリ96に格納されている全ての画像に外部メモリコントローラ94が順にアクセスし、外部メモリコントローラ94によって入力された画像に対してデコード、解像度変換、アンシャープ処理、階調補正、二値化、分版処理等の画像処理をディジタル画像処理部80が施すことにより印刷データを生成し、プリントユニット70が印刷データに基づいて、設定されている印刷部数の用紙に画像を印刷する。またディジタル画像処理部80は設定されている印刷用紙の品質に応じた画像処理を実行して印刷データを生成する。
(セレクトプリントモード)
オールプリントモードでボタン178が押されると、MFP1はセレクトプリントモードに遷移する。図9はMFP1がセレクトプリントモードに遷移した直後の操作パネル68を示している。セレクトプリントモードでは、LED182、190、120、138が点灯し、FPD88には初期設定によって選択された画像306とボタン記号302、304と印刷部数を示す数字300と選択されている画像の識別子である数字308と、リムーバブルメモリ96に格納されている選択対象の画像の数である数字310とが表示される。
モード記号188(選んで印刷)の近傍にモード記号188に対応付けて配置されているLED190の点灯により、ユーザはMFP1がセレクトプリントモードで作動していることを認識できる。
セレクトプリントモードで要求ボタンに相当するボタン156、152が押されると、画像の選択要求が入力され、制御部72は印刷対象として設定する画像を順次変更し、FPD88に表示されている画像306とその識別子308とを更新する。ボタン156、152の間にボタン記号154(画像選択)が印刷されているため、これらのボタンに対応するボタン記号がFPD88に表示されていなくても、ユーザはこれらのボタンが印刷対象の画像の変更要求を入力するためのボタンであることを認識できる。尚、制御部72はFPD88にボタン156、152に対応するボタン記号を表示しても良い。制御部72が印刷対象として画像を設定する順序は、画像の生成日順、画像が格納されているファイル名のコード順などである。制御部72はこれらの順序に応じて各画像に識別子を付し、識別子と画像ファイルのアドレスとを関連付けて管理する。
セレクトプリントモードでの用紙品質及び用紙サイズの設定処理は、前述したオールプリントモードでの用紙品質及び用紙サイズの設定処理と同一である。
セレクトプリントモードで開始ボタン130が押されると、設定されている印刷対象の画像に外部メモリコントローラ94がアクセスし、外部メモリコントローラ94によって入力された画像に対してデコード、解像度変換、アンシャープ処理、階調補正、二値化、分版処理等の画像処理をディジタル画像処理部80が施すことにより印刷データを生成し、プリントユニット70が印刷データに基づいて、設定されている印刷部数の用紙に画像を印刷する。またディジタル画像処理部80は設定されている印刷用紙の品質に応じた画像処理を実行して印刷データを生成する。
(オーダシートプリントモード)
セレクトプリントモードでボタン178が押されると、MFP1はオーダシートプリントモードに遷移する。図10はMFP1がオーダシートプリントモードに遷移した直後の操作パネル68を示している。オーダシートプリントモードでは、LED102が点滅し、LED118、142が点灯し、FPD88にはオーダシート210(図5参照)を模式的に表した図形312と「オーダシートを印刷」という文字314が表示される。
モード記号106(オーダシート(◎印刷/○使ってプリント))の近傍にモード記号106に対応付けて配置されているLED102の点滅により、ユーザはMFP1がオーダシートプリントモードで作動していることを認識できる。
紙質記号112(普通紙)と対応付けて配置されているLED118が点灯することにより、ユーザは紙品質の印刷設定が普通紙であることを認識できる。紙サイズ記号144(A4)と対応付けて配置されているLED142が点灯することにより、ユーザは紙サイズの印刷設定がA4であることを認識できる。セレクトプリントモードでは、紙サイズ及び紙品質の設定を変更する必要がないため、ボタン124又はボタン136の操作が無効になるように、制御部72はこれらのボタンを監視しない。
セレクトプリントモードで開始ボタン130が押されると、リムーバブルメモリ96に格納されている全ての画像に外部メモリコントローラ94が順にアクセスし、外部メモリコントローラ94によって入力された画像をディジタル画像処理部80がデコードし、制御部72がROM76に格納されているテンプレートにデコードされた画像を割り付けてオーダシート画像を生成し、ディジタル画像処理部80がオーダシート画像に対して二値化、分版処理等の画像処理を施すことにより印刷データを生成し、プリントユニット70が印刷データに基づいてオーダシート210を印刷する。その後MFP1はオーダプリントモードに遷移する。尚、制御部72は開始ボタン130がこれらの処理の実行要求を入力するボタンであることを表すボタン記号をFPD88に表示しても良い。
(オーダプリントモード)
オーダシートプリントモードでボタン178又は開始ボタン130が押されると、MFP1はオーダプリントモードに遷移する。図11はMFP1がオーダプリントモードに遷移した直後の操作パネル68を示している。オーダプリントモードでは、LED102が点灯し、FPD88にはオーダシート210をプラテンガラス12に載置する動作を模式的に表した図形316と「オーダシートから写真プリント」という文字317と開始ボタン130を模式的に表したボタン記号318とが表示される。
モード記号106(オーダシート(◎印刷/○使ってプリント))の近傍にモード記号106に対応付けて配置されているLED102の点灯により、ユーザはMFP1がオーダプリントモードで作動していることを認識できる。また、オーダシートプリントモードでは点滅していたLED102がオーダプリントモードでは点灯し続けるため、オーダシートプリントモードとオーダプリントモードに強い関連性があることをユーザは認識できる。すなわち制御部72がこれら2つのモードを1つのLED102の点灯と点滅で表示することによって、オーダプリントモードではオーダシートプリントモードで印刷されたオーダシート210が必要になるということをユーザが認識することが容易になる。
オーダプリントモードでは紙品質及び紙サイズの印刷設定がオーダシート210に記入されるマークの認識によって入力されるため、紙品質に対応しているLED118、120、122、紙サイズに対応しているLED134、138、142のいずれも点灯しない。
オーダプリントモードで開始ボタン130が押されると、プラテンガラス12に載置されているオーダシート210をスキャンユニット50が読み取り、スキャンユニット50が読み取った画像を制御部72が解析してユーザに選択された印刷対象の画像、紙品質及び紙サイズを認識し、認識した印刷対象の画像、紙品質及び紙サイズを設定する。次に、リムーバブルメモリ96に格納されている印刷対象の画像に外部メモリコントローラ94が順にアクセスし、外部メモリコントローラ94によって入力された画像に対してデコード、解像度変換、アンシャープ処理、階調補正、二値化、分版処理等の画像処理をディジタル画像処理部80が実行することにより印刷データを生成し、プリントユニット70が印刷データに基づいて、設定されている印刷部数の用紙に画像を印刷する。またディジタル画像処理部80は設定されている印刷用紙の品質に応じた画像処理を実行して印刷データを生成する。オーダプリントモードでは開始ボタン130を模した図形318がFPD88に表示されているため、ユーザは開始ボタン130を押すことによりこれらの処理の実行要求が入力されることを認識できる。
(手書き合成シートプリントモード)
オーダプリントモードでボタン178が押されると、MFP1は手書き合成シートプリントモードに遷移する。図12はMFP1手書き合成シートプリントモードに遷移した直後の操作パネル68を示している。手書き合成シートプリントモードでは、LED104が点滅し、LED118、142が点灯し、FPD88には「レイアウト選択」という文字322、「ハガキ」という文字326、手書き文字とユーザが選択した画像のレイアウトを模式的に表す図形324と、ボタン156を模式的に表すボタン記号328と、ボタン152を模式的に表すボタン記号330と、開始ボタン130を模式的に表すボタン記号320とが表示される。
モード記号104(手書き合成シート(◎印刷/○合成プリント)の近傍にモード記号104と対応付けて配置されたLED104の点滅により、ユーザはMFP1がセレクトプリントモードで作動していることを認識できる。
手書き合成シートプリントモードで操作パネル68が図12に示す状態にあるときに要求ボタンに相当するボタン156、152が押されると、制御部72は手書き文字とユーザが選択する画像とのレイアウト設定を変更し、FPD88のレイアウト設定を示す図形324及び文字326を更新する。手書き合成シートプリントモードではボタン156、152を模したボタン記号328、330がレイアウト設定を示す図形324及び文字326とともにFPD88に表示されるため、ボタン156、152を押すことによりレイアウト設定の変更要求が入力されることをユーザは認識できる。
手書き合成シートプリントモードにおける紙質及び紙サイズの印刷設定に関する処理は、オーダシートプリントモードにおける紙質及び紙サイズの印刷設定に関する処理と同一である。
手書き合成シートプリントモードで操作パネル68が図12に示す状態にあるときに開始ボタン130が押されると、制御部72はFPD88の画面を図13に示す画面に更新する。このとき、FPD88には、初期設定によって選択された画像332と選択されている画像の識別子である数字334と、リムーバブルメモリ96に格納されている選択対象の画像の数である数字336とが表示される。
手書き合成シートプリントモードで操作パネル68が図13に示す状態にあるときに要求ボタンに相当するボタン156、152が押されると、制御部72は手書き文字と合成して印刷する対象として設定する画像を順次変更し、FPD88に表示されている画像332とその識別子334とを更新する。ボタン156、152の間にボタン記号154(画像選択)が印刷されているため、これらのボタンに対応するボタン記号がFPD88に表示されていなくても、ユーザはこれらのボタンが印刷対象の画像の変更要求を入力するためのボタンであることを認識できる。尚、制御部72はFPD88にボタン156、152に対応するボタン記号を表示しても良い。
手書き合成シートプリントモードで操作パネル68が図13に示す状態にあるときに開始ボタン130が押されると、リムーバブルメモリ96に格納されている印刷対象画像に外部メモリコントローラ94がアクセスし、外部メモリコントローラ94によって入力された画像をディジタル画像処理部80がデコードし、制御部72がROM76に格納されているテンプレートにデコードされた画像を淡色化して割り付けて手書き合成シート画像を生成し、ディジタル画像処理部80が手書き合成シート画像に対して二値化、分版処理等の画像処理を施すことにより印刷データを生成し、プリントユニット70が印刷データに基づいて手書き合成シート232を印刷する。その後、MFP1は手書き合成プリントモードに遷移する。尚、制御部72は開始ボタン130がこれらの処理の実行要求を入力するボタンであることを表すボタン記号をFPD88に表示しても良い。
(手書き合成プリントモード)
手書き合成シートプリントモードでボタン178が押されるか、操作パネル68が図12に示す状態にあるときに開始ボタン130が押されると、MFP1は手書き合成プリントモードに遷移する。図14はMFP1が手書き合成プリントモードに遷移した直後の操作パネル68を示している。手書き合成プリントモードでは、LED104が点灯し、FPD88には手書き合成シート232をプラテンガラス12に載置する動作を模式的に表した図形338と「合成して写真プリント」という文字342と開始ボタン130を模式的に表したボタン記号340とが表示される。
モード記号110(手書き合成シート(◎印刷/○合成プリント))の近傍にモード記号110に対応付けて配置されているLED104の点灯により、ユーザはMFP1が手書き合成プリントモードで作動していることを認識できる。また、手書き合成シートプリントモードでは点滅していたLED104が手書き合成プリントモードでは点灯し続けるため、手書き合成シートプリントモードと手書き合成プリントモードに強い関連性があることをユーザは認識できる。すなわち制御部72がこれら2つのモードを1つのLED104の点灯と点滅で表示することによって、手書き合成プリントモードでは手書き合成シートプリントモードで印刷された手書き合成シート232が必要になるということをユーザが認識することが容易になる。
手書き合成シートプリントモードで紙品質及び紙サイズの印刷設定が入力されているため、手書き合成プリントモードでは、紙品質に対応しているLED118、120、122、紙サイズに対応しているLED134、138、142のいずれも点灯しない。尚、これらの設定をユーザに認識させるためにLED118、120、122の1つと、LED134、138、142の1つとを点灯させ、ボタン124、136の操作を無効にしても良い。
手書き合成プリントモードで開始ボタン130が押されると、プラテンガラス12に載置されている手書き合成シート232をスキャンユニット50が読み取り、スキャンユニット50が読み取った画像を制御部72が解析して印刷部数等を認識し、認識した印刷部数等を設定する。次に制御部72が手書き文字を画像236から分割し、ユーザが手書き合成シートプリントモードで選択した画像と手書き文字とを合成した画像を生成する。次に、合成された画像に対して解像度変換、アンシャープ処理、階調補正、二値化、分版処理等の画像処理をディジタル画像処理部80が施すことにより印刷データを生成し、プリントユニット70が印刷データに基づいて、設定されている印刷部数の用紙に画像を印刷する。手書き合成プリントモードでは開始ボタン130を模した図形340がFPD88に表示されているため、ユーザは開始ボタン130を押すことによりこれらの処理の実行要求が入力されることを認識できる。
以上説明したオールプリントモード、セレクトプリントモード、オーダシートプリントモード、オーダプリントモード、手書き合成シートプリントモード、手書き合成プリントモードは、1つのボタン178に対応付けられており、ユーザはボタン178を押すことによって巡回的に選択することができる。これらのモードは、全てリムーバブルメモリ96から画像を入力して印刷する機能を提供するモードであるため、互いの機能の類似度が高い。互いに類似度が高い機能を提供するモードを、それらのモードとは類似度が低い機能を提供するボタンとは異なる1つのボタンで選択できるため、操作パネル68によるMFP1の操作性は良好である。
(写真プリントモード)
ボタン164が押されると、MFP1は写真プリントモードに遷移する。図15は、写真プリントモードに遷移した直後の操作パネル68を示している。各写真プリントモードでは、MFP1は以下の機能を提供する。
1.紙焼き写真を読み取り、読み取った画像を印刷する機能
2.紙焼き写真を読み取り、読み取った画像を退色復元して印刷する機能
3.カラーネガフィルムを読み取り、読み取った画像を反転処理して印刷する機能
4.カラーネガフィルムを読み取り、読み取った画像を反転処理し退色復元して印刷する機能
5.カラーポジフィルムを読み取り、読み取った画像を印刷する機能
6.カラーポジフィルムを読み取り、読み取った画像を退色復元して印刷する機能
7.マウントフィルムを読み取り、読み取った画像を印刷する機能
8.マウントフィルムを読み取り、読み取った画像を退色復元して印刷する機能
9.モノクロネガフィルムを読み取り、読み取った画像を印刷する機能
10.モノクロネガフィルムを読み取り、読み取った画像を退色復元して印刷する機能
尚、説明の都合上、これらの機能は異なるモードとして説明するが、これらは1つのモードの異なる設定で提供される機能であるととらえることもできる。
上記1〜10のいずれの機能を提供する写真プリントモードでも、LED162、120、138が点灯し、FDP88にはボタン156、152を模式的に表したボタン記号344、348とが表示される。また各写真プリントモードでは、紙焼き写真、写真フィルム等の各モードで読み取る原稿を模式的に表した図形346がFPD88に表示される。
モード記号158(フィルム/写真)の近傍にモード記号158と対応付けて配置されたLED162の点灯により、ユーザはMFP1が写真プリントモードグループに属するいずれかの写真プリントモードで作動していることを認識できる。
ある写真プリントモードで操作パネル68が図15の状態にあるときに要求ボタンであるボタン156、152が押されると、MFP1は他の写真プリントモードに遷移する。尚、写真プリントモード間の遷移に伴う表示を、オールプリントモード、セレクトプリントモード、オーダシートプリントモード、オーダプリントモード、手書き合成シートプリントモード、手書き合成プリントモード間の遷移に伴う前述した表示を適用しても良い。例えば原稿種が同じモード間で遷移すると同じLEDの点滅と点灯が切り替わり、原稿種が違うモード毎に点灯するLEDが変わってもよい。
写真プリントモードで操作パネル68が図15の状態にあるときに開始ボタン130が押されると、スキャンユニット50はプラテンガラス12に載置されている紙焼き写真、カラーネガフィルム、カラーポジフィルム、マウントフィルム又はモノクロネガフィルムを読み取り、読み取られた画像に対してディジタル画像処理部80が原稿種に応じた画像処理を施し、操作パネル68は図9に示す状態になる。このとき、FPD88にはスキャンユニット50によって読み取られた画像306が表示される。この状態での印刷対象画像と印刷部数の設定処理は、セレクトプリントモードと同一である。
写真プリントモードで操作パネル68が図9の状態にあるときに開始ボタン130が押されると、ディジタル画像処理部80が印刷対象画像に対して解像度変換、アンシャープ処理、階調補正、二値化、分版処理等の画像処理を施すことにより印刷データを生成し、プリントユニット70が印刷データに基づいて、設定されている印刷部数の用紙に画像を印刷する。
(等倍コピーモード)
オールプリントモード、セレクトプリントモード、オーダシートプリントモード、オーダプリントモード、手書き合成シートプリントモード、手書き合成プリントモード、写真プリントモード、変倍コピーモードのいずれかでボタン166が押されると、MFP1は等倍コピーモードに遷移する。図16は変倍コピーモードに遷移した直後の操作パネル68を示している。
等倍コピーモードでは、LED168、118、142が点灯し、FPD88には印刷部数を示す数字350、ボタン146を模式的に表したボタン記号352、ボタン150を模式的に表したボタン記号354、ボタン156を模式的に表したボタン記号356、ボタン152を模式的に表したボタン記号362、文字358(カラー)、文字360(モノクロ)が表示される。
モード記号170(等倍)の近傍にモード記号170と対応付けて配置されているLED168の点灯により、ユーザはMFP1が等倍コピーモードで作動していることを認識できる。
等倍コピーモードにおける紙品質及び紙サイズの設定処理は、前述したオールプリントモードでの用紙品質及び用紙サイズの設定処理と同一である。
等倍コピーモードでボタン156、152が押されるたびに、制御部72はカラーコピーとモノクロコピーの設定を切り換え、その設定に応じた文字358(カラー)、文字360(モノクロ)の一方が反転表示される。尚、カラーコピーとモノクロコピーの機能をモードの選択によって選択させてもよい。例えば、LED168の点滅により等倍カラーコピーモードを表示し、同じLED168の点灯により等倍モノクロコピーモードを表示しても良い。
等倍コピーモードで開始ボタン130が押されると、スキャンユニット50はプラテンガラス12に載置されている原稿を読み取り、スキャンユニット50が読み取った画像に対してディジタル画像処理部80が解像度変換、アンシャープ処理、階調補正、二値化、分版処理等の画像処理を施すことにより印刷データを生成し、プリントユニット70が印刷データに基づいて、設定されている印刷部数の用紙に原稿と等倍で画像を印刷する。またディジタル画像処理部80は設定されている印刷用紙の品質やカラーコピー/モノクロコピーの設定に応じた画像処理を実行して印刷データを生成する。
(変倍コピーモード)
等倍コピーモードでボタン166が押されると、MFP1は変倍コピーモードに遷移する。図17は変倍コピーモードに遷移した直後の操作パネル68を示している。変倍コピーモードでは、LED168ではなくLED172が点灯し、FPD88に変倍を模式的に表す図形364が表示される点を除いて操作パネル68の状態及びその遷移は等倍コピーモードと同一である。
等倍コピーモードで開始ボタン130が押されると、スキャンユニット50はプラテンガラス12に載置されている原稿を読み取り、スキャンユニット50が読み取った画像に対してディジタル画像処理部80が解像度変換、アンシャープ処理、階調補正、二値化、分版処理等の画像処理を施すことにより印刷データを生成し、プリントユニット70が印刷データに基づいて、設定されている印刷部数の用紙に設定されている紙サイズに応じた大きさで画像を印刷する。またディジタル画像処理部80は設定されている印刷用紙の品質やカラーコピー/モノクロコピーの設定に応じた画像処理を実行して印刷データを生成する。
本発明の一実施例に係る平面図。 本発明の一実施例に係る平面図。 本発明の一実施例に係る模式図。 本発明の一実施例に係るブロック図。 本発明の一実施例に係る平面図。 本発明の一実施例に係る平面図。 本発明の一実施例に係る平面図。 本発明の一実施例に係る平面図。 本発明の一実施例に係る平面図。 本発明の一実施例に係る平面図。 本発明の一実施例に係る平面図。 本発明の一実施例に係る平面図。 本発明の一実施例に係る平面図。 本発明の一実施例に係る平面図。 本発明の一実施例に係る平面図。 本発明の一実施例に係る平面図。 本発明の一実施例に係る平面図。
符号の説明
1:マルチファンクションプリンタ、50:スキャンユニット、70:プリントユニット、106、110、158、170、174、184、188:モード記号、112、114、116:紙質記号、124:ボタン(紙質選択ボタン)、130:開始ボタン、133、140、144:紙サイズ記号、136:ボタン(紙サイズ選択ボタン)、146:ボタン(要求ボタン)、150:ボタン(要求ボタン)、154、318、320、328、330、340、344、352、356、362:ボタン記号、152:ボタン(要求ボタン)、156:ボタン(要求ボタン)、166、178:ボタン(第一グループ選択ボタン)、166:ボタン(第二グループ選択ボタン)

Claims (5)

  1. 第一グループに属する複数のモードを巡回選択するための第一グループ選択ボタンと、
    第二グループに属するモードを選択するための第二グループ選択ボタンと、
    前記複数のモードから選択されたモードにおける設定の変更要求を入力するための少なくとも1つの要求ボタンと、
    前記複数のモードから選択されたモードにおける前記設定の実行に使用する前記少なくとも1つの要求ボタンを表す少なくとも1つのボタン記号と、前記少なくとも1つの要求ボタンによる動作を説明する文字と、を表示するディスプレイと、を備える操作パネルと、
    画像を読み取るスキャンユニットと、
    外部記憶媒体に格納されている画像にアクセスするアクセスユニットと、
    画像を印刷するプリントユニットと、
    開始ボタンと、
    を備え、
    複数のモードのいずれかであるコピーモードが選択されると、印刷部数の前記変更要求を入力するための前記要求ボタンを表す前記ボタン記号を前記ディスプレイが表示し、この状態で前記開始ボタンが押されると、前記スキャンユニットによって画像を読み取り、前記スキャンユニットによって読み取られた画像を前記プリントユニットが変更された印刷部数印刷し、
    複数のモードのいずれかであるプリントモードが選択されると、画像の選択要求である前記変更要求を入力するための前記要求ボタンを表す前記ボタン記号と印刷部数の前記変更要求を入力するための前記要求ボタンを表す前記ボタン記号とを前記ディスプレイが一画面に表示し、この状態で前記開始ボタンが押されると、前記アクセスユニットが選択された画像にアクセスし、前記アクセスユニットによってアクセスされた画像を前記プリントユニットが変更された印刷部数印刷する、
    マルチファンクションプリンタ。
  2. 前記第一グループ選択ボタンに対応付けて配置され、前記第一グループに属する対応するモードが選択されているとき点灯又は点滅するモード表示電灯と、
    前記モード表示電灯に対応付けて配置され、対応する前記モード表示電灯に対応付けられているモードを表すモードの表記と、をさらに備える、
    請求項1に記載のマルチファンクションプリンタ
  3. 複数の前記モード表示電灯の少なくともいずれか1つは、前記第一グループに属する2つのモードに対応し、対応する2つのモードの一方が選択されているとき点灯し、対応する2つのモードの他方が選択されているとき点滅する、
    請求項2に記載のマルチファンクションプリンタ
  4. 前記少なくとも1つの要求ボタンの近傍には、当該要求ボタンの第1の動作を説明する表記があり、前記少なくとも1つのボタン記号の近傍には、前記要求ボタンの前記第1の動作とは異なる第2の動作を説明する文字が表示される
    請求項2または3に記載のマルチファンクションプリンタ
  5. 紙質を巡回選択するための紙質選択ボタンと、
    対応する前記紙質が選択されているとき点灯又は点滅する紙質表示電灯と、
    前記紙質表示電灯に対応付けて配置され、対応付けられている前記紙質表示電灯に対応付けられている前記紙質を表す紙質記号と、
    紙サイズを巡回選択するための紙サイズ選択ボタンと、
    対応する前記紙サイズが選択されているとき点灯又は点滅する紙サイズ表示電灯と、
    前記紙サイズ表示電灯に対応付けて配置され、対応付けられている前記紙サイズ表示電灯に対応付けられている前記紙サイズを表す紙サイズ記号と、
    をさらに備え、
    前記コピーモード及び前記プリントモードでは、前記開始ボタンが押されると、選択されている前記紙質及び前記紙サイズの用紙に応じて前記プリントユニットが印刷する、
    請求項1〜4のいずれか一項1に記載のマルチファンクションプリンタ。
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