JP2010018000A - マルチファンクションプリンター及び画像処理制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 読取解像度に応じて印字速度を変更することで、制御や装置を複雑にすることなしに読取画像にも影響を与えることなくユーザーにとって使い勝手のよい安価な画像処理装置および制御方法を提供する。
【解決手段】 本発明の画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、インクジェット等のシリアル式のマルチファンクションプリンターにおいて、原稿読取解像度を検知する手段と、印刷処理速度を検知する手段と、印刷処理速度変更手段と、原稿読み取り状態を検出する手段と、印刷処理状態を検出する手段とを有し、印刷処理が開始された際にすでに原稿読み取り処理中であることが検出された場合に、読み取り解像度に応じて印刷処理速度を変更することを特徴とする画像処理装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、インクジェット等のシリアル式のマルチファンクションプリンターにおいて、原稿読取解像度を検知する手段と、印刷処理速度を検知する手段と、印刷処理速度変更手段と、原稿読み取り状態を検出する手段と、印刷処理状態を検出する手段とを有し、印刷処理が開始された際にすでに原稿読み取り処理中であることが検出された場合に、読み取り解像度に応じて印刷処理速度を変更することを特徴とする画像処理装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像の印字および読取り可能なマルチファンクションプリンターなどの画像処理装置及び画像処理制御方法に関するものである。
近年、デジタルカメラやイメージスキャナ等のデジタル入力機器の普及やインクジェットプリンタ等のデジタル出力機器の普及によりパーソナルコンピュータ(以下PC)を用いた画像の入出力処理が一般ユーザーでも行えるようになってきた。
また、最近はスキャナやプリンタが一体となったマルチファンクションプリンタ(以下MFP)も普及し始め、PC等を使用しなくても写真のコピーなどの画像処理も簡単に行えるようになってきた。
特に、家庭向けのMFPにも2400dpiや3200dpi等の高解像度のスキャナが搭載されるようになったり、写真を高速に印刷するために多くのインクタンクを載せて高速に動作するプリンタも実装されるようになってきた。
また、こうしたMFPの中には特開平08−223403号に示すように、解像度の異なるスキャナとプリンタを備えた画像形成装置において、高画質モード時にスキャナの読み込み速度をプリンタの印字速度と同等にする構成をしているものがある。(例えば、特許文献1参照。)。
特開平08−223403号公報
上記従来の技術によるシリアル方式のMFP装置においては、高速印字すると本体が振動する問題があった。
特に、読み取り解像度が高解像度になるにつれて本体装置のわずかな振動でも読み取り画像に影響するため、印刷中には読み取りができないように、あるいは読み取り中には印字ができないように排他する必要があった。
また、前記先行技術ではPCスキャン中にカードダイレクトプリント等の複数ジョブの同時動作に対しては考慮されておらず、ユーザーの使い勝手が良くないという問題があった。
そのため、複数の機能があるにもかかわらず一度に1つの動作しかできず、ユーザーにとって非常に使い勝手が良くないという問題があった。
また、上記振動をシリアル式MFP装置のメカ機構で防振させると非常に高価になるという問題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、読取解像度に応じて印字速度を変更することで、制御や装置を複雑にすることなしに読取画像にも影響を与えることなくユーザーにとって使い勝手のよい画像処理装置および制御方法を安価に提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、インクジェット等のシリアル式のマルチファンクションプリンターにおいて、原稿読取解像度を検知する手段と、印刷処理速度を検知する手段と、印刷処理速度変更手段と、原稿読み取り状態を検出する手段と、印刷処理状態を検出する手段とを有し、印刷処理が開始された際にすでに原稿読み取り処理中であることが検出された場合に、読み取り解像度に応じて印刷処理速度を変更することを特徴とするマルチファンクションプリンター。
また上記構成において、原稿読み取り処理が開始された際にすでに印刷処理中であることが検出された場合に、読み取り解像度に応じて印刷処理速度を変更することを特徴とするマルチファンクションプリンター。
また上記構成において、印刷処理速度が変更された後、読み取り処理が終了した場合に、印刷処理速度を通常の印刷処理速度へ戻すことを特徴とするマルチファンクションプリンター。
また、上記構成において、読み取り解像度が高解像度である場合に印刷処理速度を読み取り画像へ影響が出ない速度へ低下させることを特徴とするマルチファンクションプリンター。
また、上記目的を達成するために本発明の制御方法は以下のような工程を備える。即ち、
インクジェット等のシリアル式のマルチファンクションプリンターにおいて、原稿読取解像度を検知する工程と、印刷処理速度を検知する工程と、印刷処理速度を変更する工程と、原稿読み取り状態を検出する工程と、印刷処理状態を検出する工程とを有し、印刷処理が開始された際にすでに原稿読み取り処理中であることが検出された場合に、読み取り解像度に応じて印刷処理速度を変更することを特徴とする画像処理制御方法。
インクジェット等のシリアル式のマルチファンクションプリンターにおいて、原稿読取解像度を検知する工程と、印刷処理速度を検知する工程と、印刷処理速度を変更する工程と、原稿読み取り状態を検出する工程と、印刷処理状態を検出する工程とを有し、印刷処理が開始された際にすでに原稿読み取り処理中であることが検出された場合に、読み取り解像度に応じて印刷処理速度を変更することを特徴とする画像処理制御方法。
また上記構成において、原稿読み取り処理が開始された際にすでに印刷処理中であることが検出された場合に、読み取り解像度に応じて印刷処理速度を変更することを特徴とする画像処理制御方法。
また上記構成において、印刷処理速度が変更された後、読み取り処理が終了した場合に、印刷処理速度を通常の印刷処理速度へ戻す工程と、を有することを特徴とする画像処理制御方法。
また、上記構成において、読み取り解像度が高解像度である場合に印刷処理速度を読み取り画像へ影響が出ない速度へ低下させる工程と、を有することを特徴とする画像処理制御方法。
本発明によれば、読取解像度に応じて印字速度を変更することで、制御や装置を複雑にすることなしに読取画像にも影響を与えることなくユーザーにとって使い勝手のよい安価なマルチファンクションプリンターなどの画像処理装置および制御方法を提供することができる。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したMFP装置の概略構成を示すブロック図である。
MFP装置100において、CPU101は、システム制御部であり、MFP装置100の全体を制御する。
ROM102は、CPU101が実行する制御プログラムや組み込みオペレーティングシステム(OS)プログラム等を格納する。
上記実施例では、ROM102に格納されている各制御プログラムは、ROM102に格納されている組み込みOSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウエア制御を行う。
RAM103は、SRAM(static RAM)等で構成され、プログラム制御変数等を格納し、また、オペレータが登録した設定値やMFP装置100の管理データ等を格納し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。
画像メモリ104は、DRAM(dynamic RAM)等で構成され、画像データを蓄積する。
データ変換部105は、ページ記述言語(PDL)等の解析や、キャラクタデータのCG(computer graphics)展開等、画像データの変換を行う。
読取制御部106は、読取部107が、CCDやCISなどによって構成され、原稿を光学的に読み取り、電気的な画像データに変換する。
その画像データに変換した画像信号を、図示しない画像処理制御部を介して、2値化処理や中間調処理等の各種画像処理を施し、高精細な画像データを出力する。
なお、上記実施例では、読取制御部106は、原稿台にある原稿をスキャンするブック読取制御方式に対応している。
操作パネル制御部108は、オペレータによる各種入力操作の表示や、MFP装置100の動作状況、エラー等のステータス状況の表示や、画像メモリ104に蓄積された画像データの表示等を行ったり、画像送信相手先データの決定や設定データの登録動作を行う。
操作パネル部109は、数値入力キー、文字入力キー、ワンタッチ電話番号キー、モード設定キー、決定キー、取り消しキー等を備え、LED(発光ダイオード)とLCD(液晶ディスプレイ)等によって構成される。
通信制御部110は、MODEM(変復調装置)や、NCU(網制御装置)等によって構成されている。上記実施例では、通信制御部110は、アナログの通信回線(PSTN)131に接続され、T30プロトコルでの通信制御、通信回線に対する発呼と着呼等の回線制御を行っている。
解像度変換処理部111は、画像データのミリ−インチ解像度変換等の解像度変換制御を行う。なお、解像度変換部111において、画像データの拡大縮小処理も可能である。
符号復号化処理部112は、MFP装置100で扱う画像データ(MH、MR、MMR、JBIG、JPEG等)を符号復号化処理したり、拡大縮小処理を行う。
記録制御部113は、印刷される画像データに対し、図示しない画像処理制御部を介して、スムージング処理や記録濃度補正処理、色補正等の各種画像処理を施し、印刷用の画像データに変換し、画像メモリ104に蓄積する。
また、定期的に記録部114の状態情報データを取得する役割も果たす。
記録部114は、インクジェットプリンタ等からなる印刷装置であり、記録制御部113で変換され画像メモリ104に蓄積された印刷用の画像データを取り出し、カラー画像データ、またはモノクロ画像データを記録紙に印刷する。
USBファンクション制御部115は、USBインタフェースの通信制御を行うものであり、USB通信規格に従って、プロトコル制御を行っている。
具体的には、CPU101が実行するUSB制御タスクからのデータを、パケットに変換し、外部の情報処理端末にUSBパケット送信したり、逆に外部からのUSBパケットをデータに変換してCPU101に対し送信している。
本実施例ではパーソナルコンピュータ(以下PC)132に接続されており、PC上からメモリカードへのアクセスを行ったり、PC上の画像データを印刷したり、原稿画像の読取りを指示したりできる。
USBホスト制御部116は、USB通信規格で定められたプロトコルで通信を行う為の制御部である。
USB通信規格は、双方向のデータ通信を高速に行うことが出来る規格であり、1台のホスト(マスター)に対し、複数のハブまたはファンクション(スレーブ)を接続することが出来る。USBホスト制御部116は、USB通信におけるホストの機能を有する。
メモリカードスロット117は、USBインタフェースを介してUSBホスト制御部116に接続されており、着脱可能なメモリカードが装着される。
メモリカード制御部118は、メモリカードスロット117に装着されたメモリカードに格納されているデータファイルにアクセスし読み出すことが可能である。
上記構成要素101〜106、108、110〜113、115,116,118は、CPU101が管理するCPUバス121を介して、相互に接続されている。
以下に、上記のように構成されたMFP装置において、本発明の第一の実施形態に係る原稿読み取り中のカード画像印刷実行シーケンスについて図2及び図6を参照して説明する。
図2は、本発明の第一の実施形態に係るMFP装置における読み取り中の印刷実行シーケンスを説明するためのフローチャートである。
図6は、本実施の形態に係る各情報記録エリアを示す模式図である。
まず初めに、不図示のAC電源が投入されるとCPU101がROM102のプログラムに従いRAM103等に各種初期設定を行う。
次に、操作者が操作パネル部109から電源オンを指示すると、各種メカ機構等の初期化動作を行ない、初期化動作が終了すると操作パネル部109上のLEDが点灯し読み取り及び印字動作が可能になる。
まず、ステップS201で操作者はPC132からMFP装置100の読取部107へセットされた原稿を読取る指示を行う。
次にステップS202でPC132から指示された読み取り解像度602をRAM103に記憶する。
MFP装置100は、読み取り実行中をRAM103の読み取り状態604に記憶し、ステップS203で原稿の読取りを実行する。
次にステップS204で操作者は画像データが入ったメモリカードをカードスロット117へ挿入し、操作パネル部109からカード印刷を指示する。
ここでMFP装置100はステップS205で、カード印刷指示の内容から記録紙種別と印刷モードの組み合わせを判断し、印刷速度601をRAM103に記憶する。
次に、ステップS206でRAM103に記憶した読取り解像度602と印刷速度601を比較して、読取り画像に影響する速度かどうか判断する。
もし、読取り画像に影響を与えなければステップS208へ進み、影響すると判断した場合はステップS207で読み取り画像に影響しない印字速度へ変更してステップS208へ進む。
ステップS208では、印刷実行中をRAM103の印刷状態605に記憶し、ステップS204で指定された印字速度またはステップS207で変更された印字速度で印刷が実行される。
次にステップS209で読み取り処理が終了する。
そして、ステップS210で印刷処理速度が変更されたか判断して、もし変更がなければステップS212へ進み、変更した場合はステップS211へ進む。
ステップS211ではステップS204で指示された元の印字処理速度へ戻す。
このステップS211を実施することにより印刷処理時間を短縮しユーザーの利便性を向上させる効果がある。
次にステップS212で印字が終了するまで印字動作を続ける。
以上のシーケンスにより、画像データ読取り中に印字動作が可能となり、ユーザーの利便性を損なうことなく、更に読み取り画像も印字動作の影響を受けずにユーザーが意図した画像データをPCに取り込むことが出来る。
次に、本発明の第一の実施形態と同様に構成されたMFP装置において、本発明の第二の実施形態について図3を参照して説明する。
図3は、本発明の第二の実施形態に係るMFP装置におけるカード画像印刷実行中の原稿読取シーケンスを説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS301で操作者は画像データが入ったメモリカードをメモリカードスロット117へ挿入し、操作パネル部109からカード印刷を指示する。
MFP装置100はステップS302で、カード印刷指示の内容から記録紙種別と印刷モードの組み合わせを判断し、印刷速度601をRAM103に記憶する。
そして、ステップS303で印刷実行中をRAM103の印刷状態605に記憶し、記録制御部113を介して記録部114でメモリカード画像の印刷を実行する。
次に、ステップS304で操作者はPC132からMFP装置100の読取部107へセットされた原稿の読取り指示を行う。
MFP装置100はステップS305でPC132から指示された読み取り解像度602をRAM103に記憶する。
次に、ステップS306でRAM103に記憶した読取り解像度602と印刷速度601を比較して、読取り画像に影響する速度かどうか判断する。
もし、読取り画像に影響を与えなければステップS308へ進み、影響すると判断した場合はステップS307で読み取り画像に影響しない印字速度へ変更してステップS308へ進む。
ステップS308で、読み取り実行中をRAM103の読み取り状態604に記憶し、ステップS304で指定された読取りモードに従い、読取り制御部106を介して読取部107で原稿画像の読取りが実行される。
次にステップS309で読み取り処理が終了する。
そして、ステップS310で印刷処理速度が変更されたか判断して、もし変更がなければステップS312へ進み、変更した場合はステップS311へ進む。
ステップS311ではステップS301で指示された元の印字処理速度へ戻す。
このステップS311を実施することにより印刷処理時間を短縮しユーザーの利便性を向上させる効果がある。
このステップS311を実施することにより印刷処理時間を短縮しユーザーの利便性を向上させる効果がある。
次にステップS312で印字が終了するまで印字動作を続ける。
以上のシーケンスにより、印字動作中に読取動作が可能となり、ユーザーの利便性を損なうことなく、更に読み取り画像も印字動作の影響を受けずにユーザーが意図した画像データをPCに取り込むことが出来る。
次に、本発明の第一の実施形態と同様に構成されたMFP装置において、本発明の第三の実施形態について図4を参照して説明する。
図4は、本発明の第三の実施形態に係るMFP装置における写真画像印刷実行中の原稿読取要求シーケンスを説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS401で操作者は画像データが入ったメモリカードをメモリカードスロット117へ挿入し、操作パネル部109からカード印刷を指示する。
MFP装置100はステップS402で、カード印刷指示の内容から記録紙種別と印刷モードの組み合わせを判断し、写真印刷か否かの情報603をRAM103に記憶する。
そして、ステップS403で記録制御部113を介して記録部114でメモリカード画像の印刷を実行する。
次に、ステップS404で操作者はPC132からMFP装置100の読取部107へセットされた原稿の読取り指示を行う。
ここでMFP装置100は、ステップS405でRAM103に記憶した写真印刷情報603を判断し、写真印刷であればステップS406へ進む。
もし写真印刷情報603が写真印刷でなければステップS407で前述した実施例と同様に読取処理を実行し終了させ、ステップS408へ進む。
次にステップS406では写真印刷の画像品位を低下させないように、原稿読取要求に対し実施できない旨を操作パネル部109へ表示し、操作者へ通知する。
次にステップS408で印字が終了するまで印字動作を続ける。
以上のシーケンスにより、写真画像印刷中に原稿画像の読取りが指示されても、印刷速度が変更されないため写真画像の劣化を防ぐことが出来る。
次に、本発明の第一の実施形態と同様に構成されたMFP装置において、本発明の第四の実施形態について図5を参照して説明する。
図5は、本発明の第四の実施形態に係るMFP装置における写真画像印刷実行中の原稿読取シーケンスを説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS501で操作者は画像データが入ったメモリカードをメモリカードスロット117へ挿入し、操作パネル部109からカード印刷を指示する。
MFP装置100はステップS502で、カード印刷指示の内容から記録紙種別と印刷モードの組み合わせを判断し、写真印刷か否かの情報603をRAM103に記憶する。
そして、ステップS503で記録制御部113を介して記録部114でメモリカード画像の印刷を実行する。
次に、ステップS504で操作者はPC132からMFP装置100の読取部107へセットされた原稿の読取り指示を行う。
ここでMFP装置100は、ステップS505でRAM103に記憶した写真情報603を判断し、写真印刷であればステップS506へ進み、もし、写真印刷でないと判断した場合は、ステップS507へ進む。
ステップS506では写真印刷の画像品位を低下させないように、原稿読取要求に対し実施できない旨を操作パネル部109へ表示し、操作者へ通知し、ステップS511へ進む。
ステップS507では印刷速度を変更して原稿読取を実行するかどうかを操作パネル部109へ表示し、操作者に選択させる。
もし、操作者が印刷速度を変更しない場合はステップS506へ進み、印刷速度を変更して原稿読取処理を実行する場合はステップS508へ進む。
ステップS508では、読み取り画像に影響しない印字速度へ変更し印刷を継続する。
次にステップS509で、ステップS504で指示された原稿読取要求に従って原稿の読み取りを実行し、ステップS510で読み取り処理が終了する。
最後にステップS511で印字が終了するまで印字動作を続ける。
以上のシーケンスにより、例えば、写真画像の試し印刷をしている場合に急な原稿読取が必要になった場合でも、読取処理をキャンセルすることなく印刷を実行することが出来る。
以上説明したように本実施の形態によれば、読み取り解像度に応じて印字速度を変更するだけで、複雑な制御や高価な装置構成にすることなくユーザーの利便性を向上させることができる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、その供給されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに加えて、本発明であるMFP等の画像処理装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器と単機能の読取装置と単機能のインクジェット式画像記録装置とを組合せた複写装置の形態を採るもの等であってもよい。
Claims (8)
- シリアル式のマルチファンクションプリンターにおいて、原稿読取解像度を検知する手段と、印刷処理速度を検知する手段と、印刷処理速度変更手段と、原稿読み取り状態を検知する手段と、印刷処理状態を検知する手段とを有し、印刷処理が開始された際にすでに原稿読み取り処理中であることが検知された場合に、読み取り解像度に応じて印刷処理速度を変更することを特徴とするマルチファンクションプリンター。
- 原稿読み取り処理が開始された際にすでに印刷処理中であることが検出された場合に、読み取り解像度に応じて印刷処理速度を変更することを特徴とする請求項1に記載のマルチファンクションプリンター。
- 印刷処理速度が変更された後、読み取り処理が終了した場合に、印刷処理速度を通常の印刷処理速度へ戻すことを特徴とする請求項1に記載のマルチファンクションプリンター。
- 読み取り解像度が高解像度である場合に印刷処理速度を読み取り画像へ影響が出ない速度へ低下させることを特徴とする請求項1に記載のマルチファンクションプリンター。
- シリアル式のマルチファンクションプリンターの画像処理制御方法において、原稿読取解像度を検知する工程と、印刷処理速度を検知する工程と、印刷処理速度を変更する工程と、原稿読み取り状態を検出する工程と、印刷処理状態を検出する工程とを有し、印刷処理が開始された際にすでに原稿読み取り処理中であることが検出された場合に、読み取り解像度に応じて印刷処理速度を変更することを特徴とする画像処理制御方法。
- 原稿読み取り処理が開始された際にすでに印刷処理中であることが検出された場合に、読み取り解像度に応じて印刷処理速度を変更することを特徴とする請求項5に記載の画像処理制御方法。
- 印刷処理速度が変更された後、読み取り処理が終了した場合に、印刷処理速度を通常の印刷処理速度へ戻す工程と、を有することを特徴とする請求項5に記載の画像処理制御方法。
- 読み取り解像度が高解像度である場合に印刷処理速度を読み取り画像へ影響が出ない速度へ低下させる工程と、を有することを特徴とする請求項5に記載の画像処理制御方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008182744A JP2010018000A (ja) | 2008-07-14 | 2008-07-14 | マルチファンクションプリンター及び画像処理制御方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103507446A (zh) * | 2012-06-26 | 2014-01-15 | 株式会社宫腰 | 一种使用喷墨记录装置的记录方法 |
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2008
- 2008-07-14 JP JP2008182744A patent/JP2010018000A/ja active Pending
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