JP2007165643A - 基板の処理装置 - Google Patents

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治道 廣瀬
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Abstract

【課題】チャンバ内で基板を搬送する搬送軸を、炭素繊維を用いて形成した場合、搬送軸のコスト上昇を抑制できるようにした基板の処理装置を提供することにある。
【解決手段】チャンバ1と、チャンバ内に供給された基板を所定方向に搬送する搬送機構2を具備し、
搬送機構は、チャンバ内に設けられ炭素繊維を用いて形成されるとともに、軸線方向の長さがチャンバ内の上記基板の搬送方向と交差する方向の寸法に比べて短く形成され基板を支持して搬送する搬送軸3と、回転駆動される第1の連結軸16を有し、第1の連結軸をチャンバの内部に突出させてチャンバの外部に設けられ第1の連結軸のチャンバ内に突出させた端部が搬送軸の一端に連結される駆動ユニット11と、搬送軸の他端を回転可能に支持した支持ユニット12とによって構成されている。
【選択図】 図1

Description

この発明はたとえば大型サイズの液晶表示パネルなどの基板を搬送しながら処理液で処理する基板の処理装置に関する。
液晶表示パネルに用いられるガラス製の基板には回路パターンが形成される。基板に回路パターンを形成するにはリソグラフィープロセスが採用される。リソグラフィープロセスは周知のように上記基板にレジストを塗布し、このレジストに回路パターンが形成されたマスクを介して光を照射する。
つぎに、レジストの光が照射されない部分或いは光が照射された部分を除去し、レジストが除去された部分をエッチングする。そして、エッチング後に基板からレジストを除去するという一連の工程を複数回繰り返すことで、上記基板に回路パターンを形成する。
このようなリソグラフィープロセスにおいては、上記基板に現像液、エッチング液或いはエッチング後にレジストを除去する剥離液などの処理液によって基板を処理する工程、さらに処理液による処理後に洗浄液によって洗浄する工程が必要となる。
ところで、最近では液晶表示パネルが大型化する傾向にあり、それに伴い基板及び基板を処理する処理装置が大型化してきている。たとえば、基板としては2m角或いはそれ以上の大きさのものが採用されており、そのような大型の基板を処理するためには処理装置のチャンバも大型化するから、基板を搬送するためにチャンバに組み込まれる搬送軸の長さも2m以上となってしまう。
長さが2m程度の搬送軸をステンレス鋼によって形成すると、その自重とヤング率との関係から上記搬送軸の撓み量が大きくなる。そのため、搬送軸によって搬送される基板が搬送軸とともに撓むから、基板の搬送を円滑かつ確実に行うことができなくなるということがあるばかりか、基板に供給される処理液の分布が不均一になり、処理液による基板の処理が均一に行なえなくなるということがある。
長尺化した上記搬送軸に撓みが生じるのを防止するため、チャンバ内にサポートを設け、そのサポートに設けられた軸受よって搬送軸の中央部を回転可能に支持するということが行われている。しかしながら、搬送シャフトをベアリングによって支持すると、回転するベアリングから塵埃が発生する。そのため、その塵埃が基板の汚れの原因になるということがあり、好ましくない。
そこで、上記搬送軸の剛性を低下させず、搬送軸の軽量化を図るため、炭素繊維を用いて搬送軸を形成するということが考えられている。
炭素繊維はステンレス鋼に比べてヤング率が高く、しかも十分に軽量である。そのため、炭素繊維を用いて搬送軸を形成すれば、この搬送軸を基板の大型化に伴い長尺化させても、ほとんど撓みが生じることなく、基板を支持して搬送することが可能となる。
ところで、炭素繊維は非常に高価である。そのため、搬送軸を基板の大きさに応じて長尺化すると、その長さに応じて炭素繊維の使用量が増大するから、上記搬送軸が非常に高価になり、処理装置の大幅なコストアップを招くということがある。
しかしながら、従来は上記搬送軸をチャンバの幅寸法よりも長尺に形成し、その両端部をチャンバの幅方向両側から外部に突出させている。そして、搬送軸の一端部はこの搬送軸を回転駆動する駆動機構に連結し、他端部は搬送軸を回転可能に支持する支持機構によって支持するようにしている。そのため、駆動軸はチャンバの幅寸法に比べて大幅に長尺化することが避けられないから、そのことによって炭素繊維の使用量が大幅に増大し、処理装置の大幅なコストアップを招いていた。
この発明は、炭素繊維を用いて搬送軸を形成する場合、基板が大型化しても、炭素繊維の使用量を増大させずに搬送軸を形成することができるようにした基板の処理装置を提供することにある。
この発明は、基板を搬送しながら処理液によって処理する基板の処理装置であって、
チャンバと、
このチャンバ内に供給された上記基板を搬送する搬送機構を具備し、
上記搬送機構は、
上記チャンバ内に設けられ炭素繊維を用いて形成されるとともに、軸線方向の長さが上記チャンバ内の上記基板の搬送方向と交差する方向の寸法に比べて短く形成され上記基板を支持して搬送する搬送軸と、
回転駆動される第1の連結軸を有し、上記第1の連結軸を上記チャンバの内部に突出させて上記チャンバの外部に設けられ上記第1の連結軸の上記チャンバ内に突出させた端部が上記搬送軸の一端に連結される駆動ユニットと、
上記搬送軸の他端を回転可能に支持した支持ユニットと
によって構成されていることを特徴とする基板の処理装置にある。
上記支持ユニットは、回転可能に設けられた第2の連結軸を有し、この第2の連結軸を上記チャンバの内部に突出させて上記チャンバの外部に設けられ上記第2の連結軸の上記チャンバ内に突出させた端部が上記搬送軸の他端に連結されることが好ましい。
上記第1の連結軸と上記第2の連結軸は、上記搬送軸の一端と他端とに、それぞれ継ぎ手によって分解可能に連結されることが好ましい。
上記第1の連結軸と第2の連結軸との上記チャンバ内に突出した端部には、各連結軸を伝わって上記処理液が上記チャンバの外部に流れるのを防止する遮蔽部材が設けられていることが好ましい。
上記基板は上記チャンバ内を所定の傾斜角度で起立して搬送されるようになっていて、
上記搬送軸は軸線を上記チャンバの高さ方向に沿わせて設けられ、この搬送軸の上方に位置する一端が上記チャンバの外部上面に設けられた上記駆動ユニットの上記第1の連結軸に連結され、下方に位置する他端は上記チャンバの内部に設けられた上記支持ユニットによって回転可能に支持されていることが好ましい。
この発明によれば、搬送軸をチャンバの幅寸法よりも短い長さ寸法にし、この搬送軸の一端をチャンバの外部に設けられた駆動ユニットの第1の連結軸に連結したから、炭素繊維を用いて形成される搬送軸の長さを、その両端部をチャンバの両側から外部に突出させる場合に比べて短くすることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図6はこの発明の第1の実施の形態を示す。図1は処理装置の縦断面図であって、この処理装置はチャンバ1を有する。このチャンバ1内には液晶表示パネルに用いられるガラス製の基板Wを搬送する搬送機構2が設けられている。チャンバ1の長手方向一端面には上記基板Wの搬入口1a(鎖線で示す)が形成され、他端面には搬出口(図示せず)が形成されている。そして、1aからチャンバ1内に供給された基板Wは上記搬送機構2によって搬出口に向かって搬送されるようになっている。
上記搬送機構2は、軸線を上記チャンバ1の幅方向に沿わせるとともに、その幅方向と交差する方向に所定間隔で配置された複数の搬送軸3(1本のみ図示)を有する。搬送軸3は後述するように炭素繊維を用いて形成されている。
上記搬送軸3は図4に示すように円筒状の芯材4及びこの芯材4の外周面を厚さ1〜2mmで被覆した外皮材5によって形成されている。上記搬送軸3は、長さ寸法が上記チャンバ1の幅寸法よりも短く、両端部は円錐状の支持部6に形成されている。つまり、搬送軸3は、軸線方向の長さが上記チャンバ1内の上記基板Wの搬送方向と交差する方向の幅寸法に比べて短く形成されている。
上記芯材4は高強度弾性炭素繊維を合成樹脂、金属、セラミックス或いは炭素などのマトリックスによって円筒状に成形してなる。上記外皮材5はチャンバ1内で使用されるオゾン水、フッ酸、過酸化水素水或いは前工程から持ち込まれる現像液やエッチング液などの処理液に対して耐性を備えた樹脂、たとえばPVC(ポリ塩化ビニル)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、CTFE(クロトリフロロエチレン)或いはポリオレフィンなどを、上記芯材4の表面に所定の厚さで被覆して形成されている。
上記外皮材5を芯材4の外周面に被覆する方法としては、樹脂を溶融して芯材4の外周面に吹き付けたり、樹脂を内径寸法が上記芯材4の外形寸法とほぼ同じ筒状に形成し、上記芯材4の外周面に装着して設けるなどの方法があり、外皮材5を設ける手段は限定されるものでない。
上記支持部6はステンレス鋼などの耐薬品性を有する金属によって形成されていて、上記芯材4の両端面に接続固定される。
上記搬送軸3には、軸方向に所定間隔で複数の搬送ローラ7が設けられている。この搬送ローラ7は上記搬送軸3の外皮材5と同様、耐薬品性を有する合成樹脂によって形成されている。
長さ寸法が上記チャンバ1の幅寸法よりも短く形成された搬送軸3は、一端が駆動ユニット11によって支持され、他端が支持ユニット12によって支持される。上記駆動ユニット11は図3と図5に示すようにチャンバ1の長手方向に沿って細長いベース板13と、このベース板13と平行に対向した複数の支持板14(1つのみ図示)を有する。
上記ベース板13と支持板14には長手方向に所定間隔、つまりチャンバ1内に所定間隔で配置される複数の搬送軸3と同じ間隔で、2つで対をなす複数対の軸受15(一対のみ図示)が設けられている。各一対の軸受15にはそれぞれ第1の連結軸16の一端部が回転可能に支持されている。
上記第1の連結軸16の上記一対の軸受15によって支持された部分には第1の歯車17が取着されている。この第1の歯車17には第2の歯車18が噛合している。複数の第2の歯車18は、軸線を上記チャンバ1の長手方向に沿わせて設けられた駆動軸19に取付けられている。
図3に示すように、駆動軸19はチャンバ1の長手方向中途部で2つに分割され、その分割部分は継ぎ手21によって連結されている。この継ぎ手21には従動歯車22が外嵌されている。この従動歯車22には駆動歯車23が噛合されている。この駆動歯車23は駆動源24の出力軸25に嵌着されている。したがって、駆動源24の出力軸25が回転駆動されれば、その回転が駆動軸19を介して上記第1の連結軸16に伝達されるようになっている。
一対の上記駆動軸19は、軸方向両端部が上記ベース板13の長手方向に所定間隔で設けられた支持部材26に軸受27によって回転可能に支持されている。上記ベース板13はカバー28によって覆われている。つまり、このカバー28内に上記第1、第2の歯車17,18が収容される。
上記駆動ユニット11は、上記チャンバ1の幅方向一側外方に設置される。すなわち、チャンバ1の幅方向一側外方には処理装置のベースなどの固定部30に固定された第1の取付け部材31が設けられている。この第1の取付け部材31は取付け面31aを有し、この取付け面31aに上記駆動ユニット11のベース板13が高さ調整可能に取付けられている。
上記駆動ユニット11を第1の取付け部31に取付けることで、上記第1の連結軸16の他端部が上記チャンバ1の一側壁に形成された開口部32からチャンバ1内に突出する。チャンバ1内に突出した第1の連結軸16の他端には上記チャンバ1内に設けられた搬送軸3の軸方向一端部が第1の継ぎ手33によって着脱可能に連結される。
図5に示すように、第1の連結軸16の上記開口部32に挿通された部分には、チャンバ1の側壁の内面と外面に対向する一対の遮蔽部材34が設けられている。一対の遮蔽部材34はカップ状に形成されていて、チャンバ1内に位置する一方の遮蔽部材34はチャンバ1の側壁内面に設けられたリング35に対向している。
それによって、チャンバ1内に搬入されて上記搬送軸3により搬送される基板Wを後述するように処理液で処理したとき、その処理液が第1の連結軸16を伝わってチャンバ1の外部に流出するのが阻止されるようになっている。
上記チャンバ1の側壁外面には樋36が設けられている。チャンバ1内で基板Wを処理した処理液が上記リング35とチャンバ1内の遮蔽部材34との隙間に入り込み、上記第1の連結軸16を伝わって開口部32からチャンバ1の外部に流れた場合、その処理液はチャンバ1の外部に設けられた遮蔽部材34から上記樋36に滴下する。
図6に示すように上記支持ユニット12は、上記駆動ユニット11と同様、ベース板38と、このベース板38に所定間隔で対向して設けられた複数の支持板39(1つだけ図示)を有する。上記ベース板38と支持板39には長手方向に所定間隔、つまり複数の搬送軸3と同じ間隔で、2つで対をなす複数対の軸受41(一対のみ図示)が設けられている。各一対の軸受41にはそれぞれ第2の連結軸42の一端部が回転可能に支持されている。
上記ベース板38にはカバー43が設けられていて、このカバー43によって上記第2の連結軸42の上記ベース板38から突出して軸受41によって支持された端部が覆われている。
上記支持ユニット12は、上記チャンバ1の幅方向他側外方に設置される。すなわち、チャンバ1の幅方向他側外方には固定部30に固定されて第2の取付け部材44が設けられている。この第2の取付け部材44は取付け面44aを有し、この取付け面44aに上記支持ユニット12のベース板38が高さ調整可能に取付けられている。
上記支持ユニット12のベース板38が第2の取付け部材44の取付け面44aに取付けられることで、上記第2の連結軸42の他端部が上記チャンバ1の幅方向の他側壁に形成された開口部45からチャンバ1内に突出する。チャンバ1内に突出した第2の連結軸42の他端は上記チャンバ1内に設けられた搬送軸3の軸方向他端部に第2の継ぎ手46によって着脱可能に連結される。
上記第2の連結軸42の上記開口部45に挿通された部分には、上記第1の連結軸16と同様、一対の遮蔽部材34とリング35が設けられ、側壁外面には樋36が設けられている。それによって、基板Wを処理する処理液がチャンバ1の外部に流出するのを防止するとともに、流出した処理液は樋36によって受けられるようになっている。
上記支持ユニット12は上記駆動ユニット11よりも水平方向の高い位置に設けられている。それによって、一端が第1の連結軸16に連結され、他端が第2の連結軸42に連結された搬送軸3は、チャンバ1の幅方向に対して所定の角度で傾斜して設けられる。搬送軸3の傾斜角度は5〜10度に設定される。
それによって、基板Wの上面に供給される処理液はその幅方向一端から他端に向かって流れるから、その流れによって基板W上に汚れた処理液が留まるのが防止されるようになっている。なお、搬送軸3は水平に設けるようにしてもよい。
上記第1の継ぎ手33と第2の継ぎ手46は図2に示すように第1、第2の半割部47a,47bが形成された半円筒状の継ぎ手本体47を有する。この継ぎ手本体47の一端には挿通孔48aが形成された第1の壁48が設けられ、中途部には第2の壁49が設けられている。
上記搬送軸3の端部は上記挿通孔48aに挿通されて第1の半割部47aに支持され、上記第1、第2の連結軸16,42の端部は上記第2の半割部47bに支持される。そして、第1、第2の半割部47a,47bには半円弧状の連結具50がねじ50aによって固定される。それによって、上記第1の継ぎ手33は搬送軸3の一端に第1の連結軸16を分解可能に連結し、第2の継ぎ手46は他端に第2の連結軸42を分解可能に連結するようになっている。
図1に示すように、上記チャンバ1内には搬送軸3によって搬送される上記基板Wの上方に処理液の供給管51がチャンバ1の幅方向に沿って上記搬送軸3と同じ角度で傾斜して配置されている。この供給管51には複数の連結管52によってノズル管53が接続され、このノズル管53には複数のノズル54が軸方向に所定間隔で設けられている。
上記供給管51には処理液が供給される。供給管51に供給された処理液は、上記ノズル管53に設けられた複数のノズル54から上記基板Wの上面に噴射されるようになっている。それによって、チャンバ1内を搬送される基板Wの上面が処理液によって処理される。
上記構成の処理装置によれば、搬送軸3の一端を駆動ユニット11のチャンバ1内に突出した第1の連結軸16に連結し、他端を支持ユニット12の同じくチャンバ1内に突出した第2の連結軸42に連結して支持するようにした。
そのため、上記搬送軸3の長さ寸法を、この搬送軸3の両端部をチャンバ1の幅方向両側から外方に突出させる場合に比べて十分に短くすることができるから、搬送軸3の芯材4を形成するために用いられる、高強度弾性炭素繊維の使用量を大幅に減少させることができる。つまり、搬送軸3のコストを低減することができる。
搬送軸3の一端は第1の継ぎ手33によって第1の連結軸16の着脱可能に連結され、他端は第2の継ぎ手46によって第2の連結軸42に着脱可能に連結されているから、上記搬送軸3を取り外すことができる。
そのため、長期の使用によって上記搬送軸3に設けられた搬送ローラ7が損傷したような場合、上記搬送軸3を取り外して上記搬送ローラ7の交換や点検などを容易に行なうことができる。
上記搬送軸3を回転駆動する駆動ユニット11は第1の連結軸16を有し、駆動ユニット11の第1の連結軸16を除く部分はチャンバ1の外部に設けられている。つまり、駆動ユニット11の発塵の可能性がある部分はチャンバ1の外部に設けられている。そのため、駆動ユニット11で発塵があっても、その塵埃によってチャンバ1内を搬送される基板Wが汚染されることがない。
同様に、搬送軸3の他端を回転可能に支持する支持ユニット12も、搬送軸3に連結される第2の連結軸42を除く部分、つまり第2の連結軸42を回転可能に支持した軸受41の部分がチャンバ1の外部に設けられている。そのため、軸受41から発塵しても、その塵埃がチャンバ1内の基板Wを汚染するようなことがない。
しかも、搬送軸3を撓みが生じ難い高強度弾性炭素繊維で形成しただけでなく、上述したようにチャンバ1の幅寸法よりも短く形成したから、そのことによっても搬送軸3に撓みが生じ難くなる。
図7はこの発明の第2の実施の形態を示す。この実施の形態は、基板Wを立位状態である、たとえば水平面に対して75度の角度で起立させて搬送しながら処理する処理装置に、この発明を適用した例である。なお、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一記号を付して説明を省略する。
図7に示す処理装置は幅方向に比べて上下方向に長いチャンバ1Aを有する。チャンバ1A内には軸線を75度の角度で傾斜させた複数の搬送軸3(1本のみ図示)が基板Wの搬送方向に所定間隔で配置されている。上記搬送軸3は、軸線方向の長さが上記チャンバ1内の上記基板Wの搬送方向と交差する高さ方向の寸法に比べて短く形成されている。
上記搬送軸3は、第1の実施の形態と同様、図4に示すように高強度弾性炭素繊維を用いて形成された芯材4と、この芯材4を被覆した外皮材5とによって形成されている。
チャンバ1の外部上面には駆動ユニット11Aが排気ケース59を介して設けられ、内底部には支持ユニット12Aが設けられている。上記排気ケース59には図示しない排気管が接続され、その内部を排気できるようになっている。
上記駆動ユニット11Aは上記一実施の形態と同様、回転駆動される第1の連結軸16を有し、この第1の連結軸16をチャンバ1Aの上部壁に形成された開口部61から内部に突出させている。そして、第1の連結軸16に上記搬送軸3の上端が継ぎ手60によって着脱可能に連結されている。
上記支持ユニット12Aはチャンバ1の内底部に設けられた第1のブラケット62を有する。この第1のブラケット62の先端には逆L字状の第2のブラケット63が設けられ、この第2のブラケットには軸受64が設けられている。そして、この軸受64に上記搬送軸3の下端部が回転可能に支持される。したがって、上記駆動ユニット11Aの駆動軸19が回転駆動されれば、その回転が第1、第2の歯車17,18を介して搬送軸3に伝達される。
搬送軸3には支持ローラ7が設けられ、チャンバ1内を搬送される基板Wは上記支持ローラ7によって傾斜方向の下側の面が支持されるとともに、下端が駆動ローラ66によって支持される。
上記駆動ローラ66は第1の駆動軸67の先端に嵌着されている。この第1の駆動軸67は筒状体68に挿通されていて、この筒状体68はチャンバ1Aの底部の傾斜壁69に形成された通孔71を気密に貫通している。
上記第1の駆動軸67のチャンバ1Aの外部に突出した後端には第3の歯車72が嵌着されている。この第3の歯車72には第4の歯車73が噛合している。第4の歯車73は第2の駆動軸74に設けられている。この第2の駆動軸74は駆動源75によって回転駆動される。
第2の駆動軸74が回転駆動されれば、その回転が第3、第4の歯車72,73を介して第1の駆動軸67に伝達されるから、この第1の駆動軸67の先端に設けられた駆動ローラ66が連動して回転する。
すなわち、上記基板Wは、この基板Wの傾斜方向の下側の面を支持して搬送軸3とともに回転駆動される搬送ローラ7と、基板Wの下端を支持して第1の駆動軸67とともに回転駆動される駆動ローラ66とによって搬送方向への駆動力が付与されてチャンバ1A内を所定方向に搬送される。チャンバ1A内を搬送される基板Wは、ブラシユニットやシャワーユニットなどの処理手段76によってその板面が処理される。
基板Wが搬送ローラ7と駆動ローラ66とによって駆動されることで、上記処理手段76で処理される際に基板Wが通常の搬送時に比べて大きな抵抗を受けても、その抵抗によって搬送速度が低下したり、円滑な搬送が損なわれるのが防止される。
このような構成の処理装置によれば、上記一実施の形態と同様、高強度弾性炭素繊維が用いられた搬送軸3の長さ寸法を、この搬送軸3が設けられるチャンバ1Aの上下方向の高さ寸法よりも短くすることができる。
そのため、基板Wが大型化することで、チャンバ1Aの高さ寸法が大きくなっても、搬送軸3の長さ寸法をチャンバ1Aの高さ寸法よりも十分に短くすることができるから、上記搬送軸3によって処理装置のコストが上昇するのを抑制することができる。
駆動ユニット11はチャンバ1Aの上面に排気ケース59を介して設けられている。そのため、駆動ユニット11から塵埃が発生しても、その塵埃は排気ケース59から外部に排出されるから、チャンバ1A内に流入して基板Wを汚染する虞がない。
この第2の実施の形態においては、搬送軸3を回転駆動する駆動ユニット11をチャンバ1Aの外部上面に設けるようにしたが、上記駆動ユニット11はチャンバ1Aの上端内部に設けるようにしてもよい。その場合、駆動ユニット11をケース内に収容し、このケース内を排気することで、駆動ユニット11から発生する塵埃がチャンバ1A内に流出するのを防止することが好ましい。
上記各実施の形態では炭素繊維を用いた搬送軸として高強度弾性炭素繊維を合成樹脂、金属、セラミックス或いは炭素などのマトリックスによって円筒状に成形した芯材を、樹脂からなる外皮材で被覆して形成したが、外皮材は樹脂に代わりステンレス鋼などの処理液に対する耐性を有する金属であってもよく、さらに外皮材を用いずに高強度弾性炭素繊維を上記マトリックスによって円筒状に形成した状態のものであってもよい。さらに、搬送軸は円筒状でなく、円柱状であっても差し支えない。
この発明の第1の実施の形態を示す処理装置の縦断面図。 搬送軸と連結軸を分解可能に連結する継ぎ手の分解斜視図。 搬送軸を回転駆動する駆動ユニットの側面図。 搬送軸の一部断面した側面図 搬送軸の一端が連結される第1の連結軸を有する駆動ユニットの拡大断面図。 搬送軸の他端が連結される第2の連結軸を有する支持ユニットの拡大断面図。 この発明の他の実施の形態を示す処理装置の縦断面図。
符号の説明
1,1A…チャンバ、2…搬送機構、3…搬送軸、7…搬送ローラ、11…駆動ユニット、12…支持ユニット、16…第1の連結軸、34…遮蔽部材、42…第2の連結軸。

Claims (5)

  1. 基板を搬送しながら処理液によって処理する基板の処理装置であって、
    チャンバと、
    このチャンバ内に供給された上記基板を搬送する搬送機構を具備し、
    上記搬送機構は、
    上記チャンバ内に設けられ炭素繊維を用いて形成されるとともに、軸線方向の長さが上記チャンバ内の上記基板の搬送方向と交差する方向の寸法に比べて短く形成され上記基板を支持して搬送する搬送軸と、
    回転駆動される第1の連結軸を有し、上記第1の連結軸を上記チャンバの内部に突出させて上記チャンバの外部に設けられ上記第1の連結軸の上記チャンバ内に突出させた端部が上記搬送軸の一端に連結される駆動ユニットと、
    上記搬送軸の他端を回転可能に支持した支持ユニットと
    によって構成されていることを特徴とする基板の処理装置。
  2. 上記支持ユニットは、回転可能に設けられた第2の連結軸を有し、この第2の連結軸を上記チャンバの内部に突出させて上記チャンバの外部に設けられ上記第2の連結軸の上記チャンバ内に突出させた端部が上記搬送軸の他端に連結されることを特徴とする請求項1記載の基板の処理装置。
  3. 上記第1の連結軸と上記第2の連結軸は、上記搬送軸の一端と他端とに、それぞれ継ぎ手によって分解可能に連結されることを特徴とする請求項2記載の基板の処理装置。
  4. 上記第1の連結軸と第2の連結軸との上記チャンバ内に突出した端部には、各連結軸を伝わって上記処理液が上記チャンバの外部に流れるのを防止する遮蔽部材が設けられていることを特徴とする請求項3記載の基板の処理装置。
  5. 上記基板は上記チャンバ内を所定の傾斜角度で起立して搬送されるようになっていて、
    上記搬送軸は軸線を上記チャンバの高さ方向に沿わせて設けられ、この搬送軸の上方に位置する一端が上記チャンバの外部上面に設けられた上記駆動ユニットの上記第1の連結軸に連結され、下方に位置する他端は上記チャンバの内部に設けられた上記支持ユニットによって回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1記載の基板の処理装置。
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