JP2007164235A - 自動販売機の制御装置 - Google Patents

Abstract

【課題】非接触ＩＣチップを利用した非接触端末等での決済可能な自動販売機で、非接触端末決済手段と非接触端末間が決済処理未了状態での取引終了を可能な限り回避し確実に決済処理を行うこと。
【解決手段】非接触端末決済手段４と非接触端末間３での決済処理中に商品選択時間が経過しても、決済再処理時間が経過するまでは取引終了としないので、商品選択時間経過により決済処理を中断することがなく、非接触端末決済手段４での決済内容に応じて確実に商品を搬出することができる。
【選択図】図２

Description

本発明は、非接触ＩＣカードなど非接触ＩＣチップを利用して決済可能な自動販売機に関し、特にその販売シーケンスに関するものである。

従来の自動販売機の制御装置には、商品選択用の商品選択手段と、商品を搬出する搬出手段と、電子財布として機能する非接触ＩＣチップを有する非接触端末と無線通信により常時交信可能な交信手段を有し非接触端末のデータを記録再生処理する非接触端末決済手段と、自動販売機全体を制御する制御装置とを備えた自動販売機において、制御装置は待機状態時に商品が選択されたことを検知すると非接触端末決済手段に対して該当商品の金額を通知するとともに、非接触端末決済手段から決済完了の通知を受信すると商品搬出を行う。非接触端末決済手段は制御装置から選択商品の金額の通知を受信すると非接触端末と通信可能状態にするとともに、通信圏内に入った非接触端末との間で前記金額についての決済を行い、決済が完了すると制御装置に決済完了を通知することにより非接触端末での決済を行うものについて開示したものがある（例えば、特許文献１参照）。
特開２００４−１４５４７１号公報

しかしながら、前記従来の構成では、非接触端末決済手段が非接触端末を認識し決済処理を開始し非接触端末での金額減算が完了し非接触端末決済手段に減算完了通知を行う際に非接触端末が交信不可能な距離となり決済処理が完了できない決済処理未了状態で、制御装置は商品選択を有効とする商品選択時間が経過した等で取引を中止させるため非接触端末決済手段へ取引終了データを送信すると、非接触端末決済手段は決済処理を中断してしまい非接触端末が保持する金額は減算されているが、制御装置は非接触端末決済手段から決済完了通知を受信できないので商品を搬出することができないという課題を有していた。

本発明は、前記従来の課題を解決するもので、特に非接触ＩＣチップを利用した非接触端末等での決済可能な自動販売機で、非接触端末決済手段と非接触端末間が決済処理未了状態での取引終了を可能な限り回避し確実に決済処理ができる自動販売機の制御装置を提供することを目的としている。

前記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機の制御装置は、非接触端末決済手段と非接触端末間での決済処理で異常が発生した場合に再処理することができる決済再処理時間を記憶し、制御部は商品選択時間が経過し、非接触端末決済手段から選択商品の決済結果が受信できない場合でも、決済再処理時間が経過するまでは取引終了としないようにしたものである。

これによって、非接触端末決済手段と非接触端末間での決済処理で異常が発生し再処理中に商品選択時間が経過しても決済再処理時間が経過するまでは決済処理を中断させるための取引終了データを送信することがなく、決済処理を中断することなく完了させるがことができる。

また、本発明の自動販売機の制御装置は、制御部は商品選択時間が経過し、非接触端末決済手段から選択商品の決済結果がない場合は決済処理未了が発生したと判断し、その他の商品の選択を禁止し選択された商品状態を保持するようにしたものである。

これによって、決済処理未了中は選択された商品状態を保持することで選択商品と決済商品を確実に一致させることができる。

また、本発明の自動販売機の制御装置は、決済処理未了が発生したと判断した場合、決済再処理時間が経過するまで貨幣投入を受付け不可とし、貨幣投入による取引終了を行わないようにしたものである。

これによって、決済処理未了中は貨幣投入により決済処理を中断することなく完了させるがことができる。

また、本発明の自動販売機の制御装置は、決済処理未了が発生したと判断した場合、決済再処理時間が経過するまで取引キャンセル操作による取引終了を行わないようにしたものである。

これによって、決済処理未了中は取引キャンセル操作により決済処理を中断することなく完了させるがことができる。

また、本発明の自動販売機の制御装置は、決済処理未了が発生した場合に、その状態を表示するようにしたものである。

これによって、商品購入者に決済処理未了が発生していることを知らせることができ、商品購入者に非接触端末を非接触端末決済手段に再度かざすよう誘導させ確実に決済処理を行うことができる。

また、本発明の自動販売機の制御装置は、決済処理未了が発生した場合に、その状態を記憶し、その内容を確認できるようにしたものである。

これによって、決済処理未了が発生しても、その状態を確認することができるので、金銭の精算処理を確実に行うことができる。

本発明の自動販売機の制御装置は、非接触端末決済手段と非接触端末間での決済処理中に商品選択時間が経過しても、決済再処理時間が経過するまでは決済処理を中止させるための取引終了データを送信しないので、商品選択時間経過により決済処理を中断することがなく、確実に決済処理を完了させることができる。

また決済再処理時間を非接触端末決済手段側に設定し、これを自動販売機側の制御部が受信して決済処理を管理するので、多種ある電子マネー（非接触端末）に対して異なる非接触端末決済手段が必要となるため、非接触端末決済手段側で決済再処理時間を設定しておき、それを自動販売機側が受信することで、それぞれの非接触端末決済手段に対応した自動販売機を簡単に設定することができ、汎用性に優れている。

請求項１に記載の発明は、商品を選択するための商品選択手段と、選択した商品を搬出する搬出手段と、非接触端末と交信してデータを記録再生処理する非接触端末決済手段と、自動販売機全体を制御する制御部とを備え、前記商品選択手段で商品を選択し、前記非接触端末と交信して前記非接触端末決済手段がデータを記録再生処理することで決済処理を行い、この決済処理を前記制御部が前記非接触端末決済手段から受信することで、前記搬出手段に搬出動作をさせる自動販売機において、前記制御部が前記非接触端末決済手段から決済処理結果を受信できない場合、前記非接触端末を前記非接触端末決済手段と交信させて決済再処理することができる決済再処理時間を前記非接触端末決済手段側に設定し、これを前記自動販売機側の前記制御部が受信して決済処理を管理することにより、それぞれの非接触端末決済手段に対応した自動販売機を簡単に設定することができ、汎用性に優れている。

請求項２の発明は、商品を選択するための商品選択手段と、選択した商品を搬出する搬出手段と、非接触端末と常時交信可能な交信手段を有し前記非接触端末のデータを記録再生処理する非接触端末決済手段と、商品選択を有効とする商品選択時間を記憶し前記非接触端末決済手段へ送信する決済制御手段と、前記決済制御手段は前記非接触端末決済手段と前記非接触端末間の決済処理で異常が発生した場合に再処理する決済再処理時間を受信し記憶するものであり、前記商品選択手段と前記搬出手段と前記非接触端末決済手段とに接続され前記決済制御手段を有し自動販売機全体を制御する制御部とからなる自動販売機の制御装置において、前記制御部は前記商品選択手段による商品選択があったと判別した場合、前記非接触端末決済手段に選択商品の決済額を送信し、前記非接触端末決済手段では前記非接触端末に対して決済指示を行うように商品選択時間が経過するまで出力し、前記制御部が前記非接触端末決済手段から選択商品の決済結果を受信できない場合、決済処理未了が発生したと判断し、決済再処理時間が経過するまで取引終了しないことにより、商品選択時間経過により決済処理を中断することがなく、確実に決済処理を完了させることができる。

請求項３に記載の発明は、請求項２に記載の発明において、前記制御部を、決済処理未了が発生したと判断した場合、その他の商品の選択を禁止することにより、選択された商品状態が保持され、選択商品と決済商品を確実に一致させることができる。

請求項４に記載の発明は、請求項２または３に記載の発明において、前記制御部を、決済再処理時間が経過するまで貨幣投入を受付け不可とし、貨幣投入による取引終了を行わないようにすることにより、決済処理未了中は貨幣投入により決済処理を中断することなく、確実に決済処理を完了することができる。

請求項５に記載の発明は、請求項２から４のいずれか一項に記載の発明において、前記制御部を、決済再処理時間が経過するまで取引キャンセル操作による取引終了を行わないようにすることにより、決済処理未了中は取引キャンセル操作により決済処理を中断することなく、確実に決済処理を完了させることができる。

請求項６に記載の発明は、請求項２から５のいずれか一項に記載の発明において、決済処理未了が発生したことを表示する表示手段を備え、前記制御部は決済処理未了が発生したと判断した場合、その状態を前記表示手段に表示させるようにしたことにより、商品購入者に決済処理未了が発生していることを知らせることができ、商品購入者に非接触端末を非接触端末決済手段に再度かざすよう誘導させ確実に決済処理を行うことができる。

請求項７に記載の発明は、請求項２から６のいずれか一項に記載の発明において、決済処理未了発生時の時間や選択商品等の決済処理未了状態を記憶する記憶手段とその記憶した内容を確認できる確認手段とを備え、決済処理未了が発生したと判断した場合に、その状態を前記記憶手段に記憶するようにしたので、決済処理未了が発生しても、その状態を確認することができ、金銭の精算処理を確実に行うことができる。

以下、本実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
図１は、本発明の実施の形態１による自動販売機の制御装置の機能ブロック図である。図２は、同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャートである。

図１において、商品を選択するための商品選択手段１と、選択した商品を搬出する搬出手段２と、電子財布として機能する非接触ＩＣチップを有する非接触端末３と、非接触端末３と常時交信可能な交信手段を有し非接触端末３のデータを記録再生処理する非接触端末決済手段４と、商品選択を有効とする商品選択時間を記憶し非接触端末決済手段４への送信と非接触端末決済手段４から非接触端末３間での決済処理で異常が発生した場合に再処理する決済再処理時間を受信し記憶する決済制御手段５と、商品選択手段１と搬出手段２と非接触端末決済手段４とに接続され決済制御手段５を有し自動販売機全体を制御する制御部６とからなり、制御部６は商品選択時間が経過しても、非接触端末決済手段４から選択商品の決済結果がない場合、決済処理未了が発生したと判断し、決済再処理時間が経過するまで取引終了とせず決済結果を待つ。

以上のように構成された自動販売機の制御装置について、以下その動作を説明する。

制御部６は商品選択手段１による商品選択があったかを判定し（ＳＴＥＰ１）、商品選択があった場合、非接触端末決済手段４に選択商品の決済額を送信し（ＳＴＥＰ２）、非接触端末決済手段４は選択商品の決済額を受信すると非接触端末３との通信を可能とし（ＳＴＥＰ３）、非接触端末３が通信圏内に入った時点で決済処理を開始する（ＳＴＥＰ４）。制御部６は決済結果の受信有無を（ＳＴＥＰ５）、商品選択時間が経過するまで待ち（ＳＴＥＰ６）、決済結果を受信した場合、決済結果に応じて搬出動作を行う（ＳＴＥＰ７）。

一方、商品選択時間が経過しても決済結果が受信できない場合、決済処理未了が発生したと判断し取引終了とはせず、その他の商品の選択を禁止し商品選択された状態を保持し（ＳＴＥＰ８）、さらに決済結果の受信有無を（ＳＴＥＰ９）、決済再処理時間が経過するまで待ち（ＳＴＥＰ１０）、決済結果を受信した場合、決済結果に応じて搬出動作を行う（ＳＴＥＰ１１）。

以上のように本実施の形態の自動販売機の制御装置によれば、非接触端末決済手段４と非接触端末間３での決済処理中に商品選択時間が経過しても、決済再処理時間が経過するまでは取引終了としないので、商品選択時間経過により決済処理を中断することがなく、非接触端末決済手段４での決済内容に応じて確実に決済処理を行うことができる。

また非接触端末決済手段４側で決済再処理時間を設定して制御部６の決済制御手段５へ送信して、決済再処理時間を記憶させているので、決済制御手段５は決済再処理時間が経過すれば、取引終了命令を非接触端末決済手段４へ送信し管理している。

非接触端末３としては多種類の電子マネーが存在しており、これらの種類によって非接触端末決済手段４も異なり簡単には統一できない。したがってそれぞれの非接触端末３に対して異なる非接触端末決済手段４が必要となるため、非接触端末決済手段４側に決済再処理時間を設定しておき、それを自動販売機側の決済制御手段５が受信するようにしておくと、それぞれの非接触端末決済手段４に決済再処理時間を設定しておけば、それに対応した自動販売機を簡単に設定することができ、汎用性に優れている。

なお、本実施の形態で、決済処理未了発生の判断を商品選択時間が経過しても非接触端末決済手段４から選択商品の決済結果がない場合としたが、非接触端末決済手段４から決済再処理であるかどうかの状態データを受信できるようにし、その状態データにしたがい判断するとしてもよい。決済再処理の状態データで判断すると商品選択時間が経過するまでに発生した決済処理未了に対しても決済内容に応じて確実に決済処理を行うことができるという効果が得られる。

（実施の形態２）
図３は、本発明の実施の形態２による自動販売機の制御装置の機能ブロック図である。図４は、同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャートである。なお実施の形態１と同一構成のものは、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。

図３において、貨幣を受付ける貨幣識別手段７と、商品選択をキャンセルする取引キャンセル手段８を備え、制御部６ａは商品選択時間が経過しても、非接触端末決済手段４から選択商品の決済結果がない場合、決済処理未了が発生したと判断し、決済再処理時間が経過するまで貨幣投入又は取引キャンセル手段操作での取引終了は行わず決済結果を待つ。

以上のように構成された自動販売機の制御装置について、以下その動作を説明する。

制御部６ａは非接触端末決済手段４が決済処理を開始し（ＳＴＥＰ４）、決済結果の受信有無を（ＳＴＥＰ５）、商品選択時間が経過するまで待ち（ＳＴＥＰ６）、決済結果を受信した場合、決済結果に応じて搬出動作を行う（ＳＴＥＰ７）。

一方、商品選択時間が経過しても決済結果が受信できない場合、決済処理未了が発生したと判断し取引終了とはせず、決済処理が完了するまで貨幣識別手段７での貨幣を受付け禁止し（ＳＴＥＰ２１）、及び取引キャンセル手段での操作を無効とし（ＳＴＥＰ２２）、さらに決済結果の受信有無を（ＳＴＥＰ９）、決済再処理時間が経過するまで待つ（ＳＴＥＰ１０）。

以上のように本実施の形態の自動販売機の制御装置によれば、決済処理未了が発生したと判断した場合、決済再処理時間が経過するまで貨幣投入を受付け不可とし、貨幣投入による取引終了を行わないようにするとともに、取引キャンセル操作を無効とすることにより、決済処理を中断することなく、決済内容に応じて確実に決済処理決行うことができる。

（実施の形態３）
図５は、本発明の実施の形態３による自動販売機の制御装置の機能ブロック図である。図６は、同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャートである。なお実施の形態１〜２と同一構成のものは、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。

図５において、決済処理未了が発生したことを表示する表示手段９を備え、制御部６ｂは決済処理未了が発生したと判断した場合、その状態を表示手段９に表示させる。

以上のように構成された自動販売機の制御装置について、以下その動作を説明する。

制御部６ｂは非接触端末決済手段４が決済処理を開始し（ＳＴＥＰ４）、決済結果の受信有無を（ＳＴＥＰ５）、商品選択時間が経過するまで待ち（ＳＴＥＰ６）、決済結果を受信した場合、決済結果に応じて搬出動作を行う（ＳＴＥＰ７）。一方、商品選択時間が経過しても決済結果が受信できない場合、決済処理未了が発生したと判断し取引終了とはせず、その状態を表示手段９に表示するとともに（ＳＴＥＰ３１）、その他の商品の選択を禁止し商品選択された状態を保持し（ＳＴＥＰ８）、さらに決済結果の受信有無を（ＳＴＥＰ９）、決済再処理時間が経過するまで待つ（ＳＴＥＰ１０）。

以上のように本実施の形態の自動販売機の制御装置によれば、決済処理未了状態を表示するようにしたので、商品購入者に決済処理未了が発生していることを知らせることができ、商品購入者に非接触端末３を非接触端末決済手段４に再度かざすよう誘導させ確実に決済処理を行うことができる。

（実施の形態４）
図７は、本発明の実施の形態４による自動販売機の制御装置の機能ブロック図である。図８は、同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャートである。なお実施の形態１〜３と同一構成のものは、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。

図７において、決済処理未了発生時の時間や選択商品等の決済処理未了状態を記憶する記憶手段１０と、その記憶した内容を確認できる確認手段１１とを備え、制御部６ｃは決済処理未了が発生したと判断した場合、その状態を記憶手段１０に記憶する。

以上のように構成された自動販売機の制御装置について、以下その動作を説明する。

制御部６ｃは決済再処理時間が経過するまでに決済結果が受信できたかを判定し（ＳＴＥＰ４１）、決済結果を受信した場合、決済結果に応じて搬出動作を行う（ＳＴＥＰ４２）。

一方、決済結果が受信できない場合、決済処理未了が発生したと判断しその時間や選択商品等の決済処理未了状態を記憶手段１０に記憶する（ＳＴＥＰ４３）。次に確認手段１１が操作されたかを判定し（ＳＴＥＰ４４）、操作された場合、記憶手段１０に記憶している内容を確認手段１１に表示する（ＳＴＥＰ４５）。

以上のように本実施の形態の自動販売機の制御装置によれば、決済処理未了状態を記憶し、内容を確認できるようにしたので、決済処理未了が発生した場合でも、その状態を確認することができ、金銭の精算処理を確実に行うことができる。

以上のように、本発明にかかる自動販売機の制御装置は、商品選択時間が経過しても決済処理を中断することなく、決済処理を完了させ決済内容に応じて確実に商品を搬出することができるので、決済処理を非接触式で行う自動販売機に適用できる。

本発明の実施の形態１による自動販売機の制御装置の機能ブロック図 同実施の形態による自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態２による自動販売機の制御装置の機能ブロック図 同実施の形態による自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態３による自動販売機の制御装置の機能ブロック図 同実施の形態による自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態４による自動販売機の制御装置の機能ブロック図 同実施の形態による自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャート

符号の説明

１ 商品選択手段
２ 搬出手段
３ 非接触端末
４ 非接触端末決済手段
５ 決済制御手段
６，６ａ，６ｂ，６ｃ 制御部
７ 貨幣識別手段
８ 取引キャンセル手段
９ 表示手段
１０ 記憶手段
１１ 確認手段

Claims (7)

1. 商品を選択するための商品選択手段と、選択した商品を搬出する搬出手段と、非接触端末と交信してデータを記録再生処理する非接触端末決済手段と、自動販売機全体を制御する制御部とを備え、前記商品選択手段で商品を選択し、前記非接触端末と交信して前記非接触端末決済手段がデータを記録再生処理することで決済処理を行い、この決済処理を前記制御部が前記非接触端末決済手段から受信することで、前記搬出手段に搬出動作をさせる自動販売機において、前記制御部が前記非接触端末決済手段から決済処理結果を受信できない場合、前記非接触端末を前記非接触端末決済手段と交信させて決済再処理することができる決済再処理時間を前記非接触端末決済手段側に設定し、これを前記自動販売機側の前記制御部が受信して決済処理を管理することを特徴とする自動販売機の制御装置。
2. 商品を選択するための商品選択手段と、選択した商品を搬出する搬出手段と、非接触端末と常時交信可能な交信手段を有し前記非接触端末のデータを記録再生処理する非接触端末決済手段と、商品選択を有効とする商品選択時間を記憶し前記非接触端末決済手段へ送信する決済制御手段と、前記決済制御手段は前記非接触端末決済手段と前記非接触端末間の決済処理で異常が発生した場合に再処理する決済再処理時間を受信し記憶するものであり、前記商品選択手段と前記搬出手段と前記非接触端末決済手段とに接続され前記決済制御手段を有し自動販売機全体を制御する制御部とからなる自動販売機の制御装置において、前記制御部は前記商品選択手段による商品選択があったと判別した場合、前記非接触端末決済手段に選択商品の決済額を送信し、前記非接触端末決済手段では前記非接触端末に対して決済指示を行うように商品選択時間が経過するまで出力し、前記制御部が前記非接触端末決済手段から選択商品の決済結果を受信できない場合、決済処理未了が発生したと判断し、決済再処理時間が経過するまで取引終了しないことを特徴とする自動販売機の制御装置。
3. 決済処理未了が発生したと判断した場合、その他の商品の選択を禁止し選択された商品状態を保持することを特徴とする請求項２に記載の自動販売機の制御装置。
4. 決済処理未了が発生したと判断した場合、決済再処理時間が経過するまで貨幣投入を受付け不可とし、貨幣投入による取引終了を行わないようにすることを特徴とする請求項２または３に記載の自動販売機の制御装置。
5. 決済処理未了が発生したと判断した場合、決済再処理時間が経過するまで取引キャンセル操作による取引終了を行わないようにすることを特徴とする請求項２から４のいずれか一項に記載の自動販売機の制御装置。
6. 決済処理未了が発生したことを表示する表示手段を備え、前記制御部は決済処理未了が発生したと判断した場合、その状態を前記表示手段に表示させ、前記非接触端末を前記非接触端末決済手段に再度かざすよう誘導することを特徴とする請求項２から５のいずれか一項に記載の自動販売機の制御装置。
7. 決済処理未了発生時の時間や選択商品等の決済処理未了状態を記憶する記憶手段とその記憶した内容を確認できる確認手段とを備え、決済処理未了が発生したと判断した場合、その状態を前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項２から６のいずれか一項に記載の自動販売機の制御装置。

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