JP2007163549A - 超広角撮像光学系、超広角撮像レンズ装置及び撮像装置 - Google Patents

超広角撮像光学系、超広角撮像レンズ装置及び撮像装置 Download PDF

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    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/06Panoramic objectives; So-called "sky lenses" including panoramic objectives having reflecting surfaces

Abstract

【課題】水平方向には超広画角で、垂直方向には画角を抑制すると共に比較的像歪みが少ない超広角撮像光学系を提供する。
【解決手段】超広角撮像光学系10は、物体側から順に第1レンズ群20、絞り40、第2レンズ群30、カバーガラス51、撮像素子52が順次配列されてなる。第1レンズ群20には、物体側から順に、物体側凸の負メニスカスレンズ、負レンズ、負レンズが含まれ、第2レンズ群30には複数の正レンズが含まれる。また、第1レンズ群20及び第2レンズ群30には、各々アナモルフィック面を有するレンズが含まれる。そして、アナモルフィック面を含むレンズが、水平方向の光学的パワーをPh、垂直方向の光学的パワーをPv、超広角撮像光学系10全系の水平方向の焦点距離をfh、垂直方向の焦点距離をfvとするとき、下記条件式を満たすように構成される。
−0.6<(Ph−Pv)*(fh+fv)<−0.1
【選択図】図1

Description

本発明は、一方向の全画角が例えば180度を超えるような超広角とされた超広角撮像光学系、その超広角撮像光学系を備える超広角撮像レンズ装置、並びにその超広角撮像レンズ装置を搭載した車載カメラや監視カメラ等の撮像装置に関するものである。
一般に、自動車のバックモニタ用として搭載される車載カメラや所定の監視領域をモニタする監視カメラ等においては、少ないカメラ数でなるべく広範囲の映像情報を取得できるよう、広画角を有する撮像光学系(広角レンズ)を用いることが好ましい。但し、全方位について広画角が求められるのではなく、前記車載カメラでは専ら水平方向(車幅方向)において広い画角が求められる。これは、垂直方向(車高方向)については一般に広範囲観察を行う必要がないこと、また垂直方向に広画角であると、太陽や街灯等の高輝度物体が映り込んでしまいモニタ画像の画質が劣化する場合が生じ得るからである。近年の車載カメラや監視カメラにあっては、水平方向の全画角が180度を越えるような超広角のものが求められる趨勢にある。
このような超広角撮像光学系の実現に際し、通常の魚眼レンズの構成を採用した場合、垂直方向の画角も必要以上に広くなり、高輝度物体の映り込みの問題だけでなく、歪曲により像の歪みが大きくなるという問題が生じる。そこで、水平方向(第1方向)と垂直方向(第2方向)とで焦点距離や歪曲が異なるアナモルフィック光学系を採用すれば、広い画角が必要な水平方向については超広角を確保しながら、垂直方向については比較的像歪みの少ない撮像光学系を得ることができる。このようなアナモルフィック光学系としては、例えば特許文献1、2に開示されたものがある。この特許文献1、2には、電子内視鏡の分野において、対物光学系のレンズの画角を表示画面のアスペクト比にマッチングさせることを目的として、当該対物光学系中にアナモルフィック面を具備させることが開示されている。
特許第2984954号公報 特開平8−62494号公報
特許文献1及び特許文献2に係るアナモルフィック光学系は、物体側から順に前群(第1レンズ群)、絞り、後群(第2レンズ群)が配置され、いずれも前群の物体側に負レンズが1枚だけしか配置されていない構成である。このため、水平方向に180度を越えるような超広角撮像光学系の達成は困難であるという問題がある。さらに、レンズ径が大きい第1レンズにアナモルフィック面が配置されているため、アナモルフィック面の形成加工のためのコストが高くなるという問題がある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、第1方向(例えば水平方向)には超広画角で、第2方向(例えば垂直方向)には画角を抑制すると共に比較的像歪みが少なく、しかも部品コストを抑制できる超広角撮像光学系、その超広角撮像光学系を備える撮像レンズ装置、並びにその撮像レンズ装置を搭載した車載カメラや監視カメラ等の撮像装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る超広角撮像光学系は、物体側から順に第1レンズ群、絞り、第2レンズ群で構成され、前記第1レンズ群は、最も物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ、負レンズ、負レンズを含み、前記第2レンズ群は、複数の正レンズを含んでなり、前記第1レンズ群及び第2レンズ群にはそれぞれ、光軸に対して略直交する平面上における第1方向断面と、前記第1方向と略直交する第2方向断面とで光学的パワーの異なるアナモルフィック面が少なくとも1面含まれていると共に、前記第1レンズ群中に下記条件式(1)を満足するレンズが含まれていることを特徴とする。
−0.6<(Ph−Pv)*(fh+fv)<−0.1 ・・・(1)
但し、Ph:第1方向(画角の広い方向)の光学的パワー
Pv:第2方向(画角の狭い方向)の光学的パワー
fh:全系の第1方向の焦点距離
fv:全系の第2方向の焦点距離
このような超広角撮像光学系によれば、第1レンズ群が最も物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ、負レンズ、負レンズを含む構成とすることにより、物体側に配置される第1レンズ群の負の光学的パワーを分割して、超広角で入射する光線を3つの負レンズで徐々に像面に垂直な方向へ屈折させることができ、像面湾曲収差や非点収差の発生を小さくすることが可能となる。また、最も物体側の面が物体側に凸面とされているので、超広角の軸外光を第1面で大きく曲げてしまうことを防止でき、やはり像面湾曲収差や非点収差の発生を小さくすることが可能となる。さらに、また、第1レンズ群に負レンズを、第2レンズ群に正レンズをそれぞれ配置することでレトロフォーカスなパワー配置が可能となり、超広角で短い焦点距離でありながら十分なバックフォーカスを確保することができる。
また、第1レンズ群及び第2レンズ群に、それぞれ1面以上アナモルフィック面を含まることで、例えば車載カメラ等において広い画角が必要な水平方向(第1方向)では焦点距離を短くし、広い画角が必要ない垂直方向(第2方向)で焦点距離を長くするというように、方位によって必要な焦点距離に変化させながら水平方向、垂直方向の焦点位置を同じとすることができる。
さらに、条件式(1)の要件を満たすことで、光軸と略直交する平面上において互いに直交する方向の画角を適正化できると共に、良好な光学特性を有する超広角撮像光学系とすることができる。条件式(1)の下限を下回ると、第1方向の焦点距離と第2方向の焦点距離の差が大きくなりすぎ、例えば第1方向が広い画角である場合、第1方向のレンズのパワーが強くなるため第1方向で発生する像面湾曲や非点収差の補正が困難となる。一方、条件式(1)の上限を超えると、第1方向と第2方向との焦点距離の差が小さくなりすぎ、例えば第1方向に十分な画角を与えた場合、第2方向の画角が必要以上に広くなってしまう傾向が顕著となる。
請求項2に係る超広角撮像光学系は、請求項1において、前記第1方向断面と第2方向断面とで光学的パワーの異なる面の少なくとも1つ以上が、第1方向及び第2方向断面のいずれも非球面とされていることを特徴とする。
この構成によれば、第1方向断面及び第2方向断面のいずれもが非球面とされたアナモルフィック面が使用されるので、第1方向及び第2方向断面とも高性能を維持しながらコンパクトな光学系が達成可能となる。第1方向断面及び第2方向断面で光学的パワーの異なる面としては、シリンダ面(例えば、第1方向断面は球面若しくは非球面、第2方向断面は平面)やトーリック面(例えば、第1方向断面は球面若しくは非球面、第2方向断面は曲率の異なる球面)も使用可能である。しかし、シリンダ面やトーリック面では、第1又は第2方向断面いずれかが平面又は球面となるため、収差補正が十分にできず、また画角の広い光学系で十分な高性能が得られなかったり、撮像光学系が大きくなったりする傾向がある。これに対し、第1又は第2方向断面のいずれもが非球面形状とすれば、収差補正を十分に行えると共に、撮像光学系のコンパクト化を図ることができる。
請求項3に係る超広角撮像光学系は、請求項1において、前記第1レンズ群の最も物体側の負メニスカスレンズが、球面の硝子レンズからなることを特徴とする。
一般に超広角撮像光学系では、最も物体側に位置する第1レンズ(前記負メニスカスレンズ)は、超広角撮像光学系を構成するレンズのうちで最も径が大きくなる。このような大きな第1レンズを非球面とすると、第1レンズの製造コストが高くなる。また、第1レンズにプラスチックレンズを使用すると、超広角撮像光学系の主要な用途である屋外での監視や車載の用途において十分な耐久性が維持できない。従って、最も物体側に位置する第1レンズを球面の硝子レンズで構成することで、コストダウンを図りうると共に耐久性を確保することができる。
請求項4に係る超広角撮像光学系は、請求項1において、前記第1方向断面と第2方向断面とで光学的パワーの異なる面を含むレンズが樹脂材料製レンズからなり、少なくとも1枚の負の光学的パワーを有する前記樹脂材料製レンズと、少なくとも1枚の正の光学的パワーを有する前記樹脂材料製レンズとを含んで構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、アナモルフィック面を有するレンズの製造コストを抑制でき、また使用環境温度の変化による光学性能の変化を抑止できるようになる。すなわち、アナモルフィック面は特殊な表面形状であるためガラスモールドでは加工や成型コストが高くなる傾向がある。一方、アナモルフィック面を有するレンズを樹脂材料製レンズとした場合、レンズの製造コストは安くなるが、樹脂材料は一般的に温度変化による面形状変化や屈折率変化がガラスに比較して大きく、環境温度が変化した場合における撮像光学系の性能変化(焦点位置の移動や像面湾曲の変動)が大きくなる欠点がある。そこで、負の光学的パワーを有する樹脂材料製レンズと正の光学的パワーを有する樹脂材料製レンズとを少なくとも1枚ずつ含む構成とすることで、負・正のレンズにおいて各々温度変化により発生する焦点位置移動や像面湾曲の変動を互いに打消す構成をとることができ、使用環境温度が変化した場合でも光学系全体での性能変動を小さくすることができる。
請求項5に係る超広角撮像光学系は、請求項1〜4のいずれかにおいて、下記条件式(2)を満足することを特徴とする。
1.7<fv/fh<3.0 ・・・(2)
上記条件式(2)の下限を下回ると、第1方向と第2方向との焦点距離の差が小さくなりすぎ、例えば第1方向に十分な画角を与えた場合、第2方向の画角が必要以上に広くなる傾向が顕著となる。一方、条件式(2)の上限を超えると、第1方向の焦点距離と第2方向の焦点距離の差が大きくなりすぎ、十分な画角を与えられた方向のレンズのパワーが強くなるため、当該方向で発生する像面湾曲や非点収差の補正が困難となる。
請求項6に係る超広角撮像光学系は、請求項1〜5のいずれかにおいて、前記第1レンズ群及び第2レンズ群にそれぞれ、少なくとも1枚の樹脂材料製レンズが配置されていると共に、下記条件式(3)を満足することを特徴とする。
−0.5<flaf/flar<0.0 ・・・(3)
但し、flaf:第1レンズ群で最も絞りに近い樹脂材料製レンズの焦点距離(第1方向断面と第2方向断面とで焦点距離の異なるレンズの場合は両者の焦点距離の平均値)
lar:第2レンズ群で最も絞りに近い樹脂材料製レンズの焦点距離(第1方向断面と第2方向断面とで焦点距離の異なるレンズの場合は両者の焦点距離の平均値)
上記条件式(3)の下限を下回ると、絞りよりも像面側の樹脂材料製レンズの焦点距離が短くなりすぎ、この面で発生する球面収差や像面湾曲の補正が困難となる。一方、条件式(3)の上限を超えると、絞りを挟んで配置される樹脂材料製レンズの光学的パワーが同符号(双方のレンズの光学的パワーがいずれも正又は負)となるため、レトロフォーカスなパワー配置からのずれが大きくなりレンズバックの確保が困難となる。
請求項7に係る超広角撮像レンズ装置は、請求項1〜6のいずれかに記載の超広角撮像光学系と、光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備え、前記超広角撮像光学系が前記撮像素子の受光面上に被写体の光学像を形成可能とされていることを特徴とする。この構成によれば、車載カメラ用や監視カメラ用等として好適に用いることができる、特定方向に広画角で、優れた光学性能を有する超広角撮像レンズ装置を実現することができる。
請求項8に係る撮像装置は、請求項7に記載の超広角撮像レンズ装置と、前記超広角撮像レンズ装置及び撮像素子に被写体の撮影動作を行わせる制御部とを具備することを特徴とする。この構成によれば、特定方向に広画角で、優れた光学性能を有する超広角撮像レンズ装置を備え、車載用や監視用として好適な撮像装置を提供できる。
本発明によれば、第1方向(例えば水平方向)には超広画角で、第2方向(例えば垂直方向)には画角を抑制すると共に比較的像歪みが少なく、像面湾曲収差や非点収差等が小さく、コストを抑制できる超広角撮像光学系、その超広角撮像光学系を備える撮像レンズ装置、並びにその撮像レンズ装置を搭載した撮像装置を提供することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき説明する。
<超広角撮像光学系の構成の説明>
図1及び図2は、本発明に係る超広角撮像光学系10の構成例を示す光軸AX方向の断面図であって、図1は水平方向(第1方向)の断面(yz断面)を、図2は垂直方向(第2方向)の断面(xz断面)をそれぞれ示している。なお、ここで示した超広角撮像光学系10は、後掲の実施例1に示す超広角撮像光学系10Aと同一の構成である。
この超広角撮像光学系10は、第1レンズ群20(前群)、第2レンズ群30(後群)及び絞り40を備えて構成され、光学像を電気的な信号に変換する撮像素子52の受光面上に被写体の光学像を形成するものであって、物体側から順に第1レンズ群20、絞り40、第2レンズ群30、カバーガラス51、撮像素子52が順次配列されてなる。
本発明においては、第1レンズ群20は、最も物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ、負レンズ、負レンズを含んで構成される。図1では第1レンズ群20が、物体側に凸の負メニスカスレンズからなる第1レンズ21、物体側に凸の負メニスカスレンズからなる第2レンズ22、物体側に凸の負メニスカスレンズからなる第3レンズ23、両凹の負レンズからなる第4レンズ24及び両凸の正レンズからなる第5レンズ25の合計5枚のレンズにて構成されている例を示している。そして、第3レンズ23及び第4レンズ24には、光軸AXに対して略直交する平面上における第1方向断面(図1に示すyz断面;以下、yz方向を「水平」方向、yz断面を「水平方向断面」という)と、前記第1方向と略直交する第2方向断面(図2に示すxz断面;以下、xz方向を「垂直」方向、xz断面を「垂直方向断面」という)とで光学的パワーの異なるアナモルフィック面が備えられている。具体的には、第3レンズ23の物体側がアナモルフィック非球面AASとされ(像面側は非球面APSである)、第4レンズ24は両面共アナモルフィック非球面AASとされている。
また、本発明において第2レンズ群30は、複数の正レンズを含んで構成される。図1では第2レンズ群30が、像側に凸の正メニスカスレンズからなる第6レンズ31、両凸の正レンズ321と像側に凸の負メニスカスレンズ322との接合レンズからなり全体として正の光学的パワーを有する第7レンズ32、物体側に凸の負メニスカスレンズ331と両凸の正レンズ332との接合レンズからなり全体として正の光学的パワーを有する第8レンズ33の合計3枚のレンズにて構成されている例を示している。前記第6レンズ31は、両面共アナモルフィック非球面AASとされたレンズである。このように、当該超広角撮像光学系10には、第1レンズ群20中には3つのアナモルフィック面(第3レンズ23の物体側と第4レンズ24の両面)、第2レンズ群30中には2つのアナモルフィック面(第6レンズ31の両面)がそれぞれ含まれており、これらアナモルフィック面は水平方向、垂直方向のいずれとも非球面とされている。
このような超広角撮像光学系10の像側には、カバーガラス51を介して撮像素子52が配置され、これにより例えば水平方向が広画角で垂直方向が狭画角とされた被写体の光学像が、超広角撮像光学系10によりその光軸AXに沿って撮像素子52の受光面まで導かれる。そして、撮像素子52により前記被写体の光学像が撮像されるものである。
前記撮像素子52は、超広角撮像光学系10により結像された被写体の光像の光量に応じて、R、G、B各成分の画像信号に光電変換して所定の画像処理回路へ出力するものである。例えば撮像素子52としては、CCD(Charge Coupled Device)が2次元状に配置されたエリアセンサの各CCDの表面に、R(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタが市松模様状に貼り付けられた、いわゆるベイヤー方式と呼ばれる単板式カラーエリアセンサで構成されたものを用いることができる。このようなCCDイメージセンサの他、CMOSイメージセンサ、VMISイメージセンサ等も用いることができる。
以上のような超広角撮像光学系10において、第1レンズ群20中のアナモルフィック面を含むレンズ(第3レンズ23及び/又は第4レンズ24)が、水平方向(第1方向;画角の広い方向)の光学的パワーをPh、垂直方向(第2方向;画角の狭い方向)の光学的パワーをPv、超広角撮像光学系10全系の水平方向の焦点距離をfh、垂直方向の焦点距離をfvとするとき、上記条件式(1)で示したように、
−0.6<(Ph−Pv)*(fh+fv)<−0.1
の関係を満たすように構成される。これにより、上述した通り、水平方向及び垂直方向の画角を適正化できると共に、良好な光学特性を有する超広角撮像光学系10とすることができる。
なお、上記条件式(1)における(Ph−Pv)*(fh+fv)の関係を、下記(1)’の条件式を満たすようにすることがより望ましい。
−0.5<(Ph−Pv)*(fh+fv)<−0.25 ・・・(1)’
上記条件式(1)’の下限を下回ると、水平方向と垂直方向との断面形状の違いが大きくなりすぎ、必要な面形状の加工や成型が難しくなるため部品のコストが上昇する傾向がある。一方、条件式(1)’の上限を超えると、水平方向と垂直方向との焦点距離の差が小さくなりすぎ、水平方向に十分広い画角を与えた場合、垂直方向の画角も広くなってしまい、垂直方向の像の歪みが大きくなってしまう傾向が顕著となる。
また、上記条件式(2)で示したように、fv/fhが、
1.7<fv/fh<3.0
の関係を満たすことが望ましい。これにより、垂直方向断面の画角が必要以上に広くなることを抑止でき、また水平方向断面で発生する像面湾曲や非点収差の補正を良好に行えるようになる。
図1に示した超広角撮像光学系10のように、第1レンズ群20及び/又は第2レンズ群30に含まれるアナモルフィック面は、水平方向断面及び垂直方向断面で光学的パワーの異なる面であれば良く、シリンダ面(例えば、水平方向断面は球面若しくは非球面、垂直方向断面は平面)やトーリック面(例えば、水平方向断面は球面若しくは非球面、垂直方向断面は曲率の異なる球面)であっても良い。しかし、水平方向断面、垂直方向断面のいずれも非球面とされていることが望ましい。これにより、収差補正が十分に行えるようになると共に、超広角撮像光学系10のコンパクト化を図ることができる。
次に、超広角撮像光学系10の製法に関して、上記第1レンズ群20及び第2レンズ群30を構成するレンズの硝材については特に制限はなく、各種光学ガラス材料や光学樹脂(プラスチック)材料からなる硝材を用いることができる。しかし、樹脂材料を用いれば、軽量で、且つインジェクションモールド等により大量生産が可能であることから、ガラス材料で作製する場合に比して、コストの抑制や超広角撮像光学系10の軽量化の面で有利である。従って、超広角撮像光学系10に、少なくとも1枚の樹脂材料製レンズを具備させることが望ましい。勿論、2枚以上の樹脂材料製レンズを具備させても良い。
上記超広角撮像光学系10において、最も物体側に位置する第1レンズ21が球面の硝子レンズからなることが望ましい。第1レンズ21は、超広角撮像光学系の主要な用途である屋外での監視や車載の用途においては、最も物体側に位置することから過酷な環境条件に晒される場合が多く、樹脂材料製レンズで第1レンズ21を構成した場合、十分な耐久性が維持できない場合がある。一方、水平方向の画角が180度を超えるような超広角の撮像光学系では、第1レンズ21は、画角確保のためそのレンズ径が大きくなることから、このような大きな第1レンズ21に対して非球面加工を施す場合、第1レンズ21の製造コストが高くなる。従って、最も物体側に位置する第1レンズを球面の硝子レンズで構成することで、コストダウンを図りうると共に耐久性を確保することができる。
超広角撮像光学系10は、アナモルフィック面を含むレンズを樹脂材料製レンズとすると共に、少なくとも1枚の負の光学的パワーを有する前記樹脂材料製レンズと、少なくとも1枚の正の光学的パワーを有する前記樹脂材料製レンズとを含んで構成されていることが望ましい。図1、図2に示す例では、アナモルフィック面を含むレンズのうち、第1レンズ群20の第3レンズ23及び第4レンズ24が負の光学的パワーを有し、第2レンズ群30の第6レンズ31が正の光学的パワーを有する例を示している。
アナモルフィック面は特殊な表面形状であるためガラスモールドでは加工や成型コストが高くなる傾向がある。一方、アナモルフィック面を有するレンズを樹脂材料製レンズとした場合、レンズの製造コストは安くなるが、樹脂材料は一般的に温度変化による面形状変化や屈折率変化がガラスに比較して大きく、環境温度が変化した場合における撮像光学系の性能変化(焦点位置の移動や像面湾曲の変動)が大きくなる欠点がある。そこで、負の光学的パワーを有する樹脂材料製レンズと正の光学的パワーを有する樹脂材料製レンズとを少なくとも1枚ずつ含む構成とすることで、負・正のレンズにおいて各々温度変化により発生する焦点位置移動や像面湾曲の変動を互いに打消す構成をとることができ、使用環境温度が変化した場合でも光学系全体での性能変動を小さくすることができる。
また、樹脂材料製レンズを採用する場合において、第1レンズ群20で最も絞り40に近い樹脂材料製レンズ(例えば第5レンズ25)の焦点距離(アナモルフィック面を有するレンズ(例えば第4レンズ24)の場合は両者の焦点距離の平均値)をflaf、第2レンズ群30で最も絞り40に近い樹脂材料製レンズ(例えば第6レンズ31)の焦点距離(アナモルフィック面を有するレンズの場合は両者の焦点距離の平均値)をflarとするとき、上記条件式(3)で示したように、flaf/flarが、
−0.5<flaf/flar<0.0
の関係を満たすことが望ましい。これにより、球面収差や像面湾曲の補正が容易となり、またレンズバックが確保できるようになる。
なお、上記条件式(3)におけるflaf/flarの関係を、下記(3)’の条件式を満たすようにすることがより望ましい。
−0.45<flaf/flar<−0.25 ・・・(3)’
条件式(3)’の下限を下回ると、絞り40より物体側の樹脂材料製レンズの焦点距離が長くなりすぎ、若しくは絞り40より像面側の樹脂材料製レンズの焦点距離短くなりすぎる結果、温度変動時に絞り40より像面側の樹脂材料製レンズによる性能変動が大きくなりすぎて、絞り40よりも物体側の樹脂材料製レンズで前記性能変動を打消すことが困難となる。また、条件式(3)’の上限を超えると、絞り40より物体側の樹脂材料製レンズの焦点距離が短くなりすぎ、若しくは絞り40より像面側の樹脂材料製レンズの焦点距離が長くなりすぎる結果、温度変動時に絞り40より物体側の樹脂材料製レンズによる性能変動が大きくなりすぎて、絞り40より像面側の樹脂材料製レンズで前記性能変動を打消すことが困難となる。
以上の通り構成された超広角撮像光学系10によれば、例えば水平方向に超広角である一方で、垂直方向の画角が抑制された光学系であって、像歪みや収差等が小さい光学系を提供することができる。
ここで、撮像素子52が長辺と短辺とを有する矩形状のものである場合、前記長辺方向と、焦点距離が短く広い画角が必要な超広角撮像光学系10の水平方向断面とが一致するように配置することが望ましい。これより、超広角の水平方向断面について撮像素子52の長辺方向において像高を大きく取ることができ、一方広い画角が必要のない垂直方向断面を撮像素子52の短辺方向として像高を小さくできるため、水平方向の超広画角化を達成しやすく、同時に垂直方向の画角が不必要に大きくなることを防ぐことができる。
<撮像装置としての実施形態の説明>
以上説明した超広角撮像光学系10は、例えば図3に示すように、自動車6の周辺の領域を撮像するための車載カメラ1に好適に搭載される。車載カメラ1は、例えば自動車6の後方を撮像するように、自動車6の後部の所定位置に設置されており、撮像した被写体の画像は、例えばダッシュボードに設置されている図略のモニタに表示される。図3(a)に示すように、車載カメラ1は、自動車6の上方(路面に対して垂直方向)への視野は要求されないことから、その光軸AXが斜め下方を向くように斜め下方に傾斜した姿勢で取り付けられている。この垂直方向の画角は、比較的狭い画角φ1とされる。一方、図3(b)に示すように、自動車6の車幅方向(路面に対して水平方向)については、視野拡大のため広い画角が求められる。このため、水平方向の画角は、比較的広い画角φ2とされる(ここでは画角が180度以下である場合を例示しているが、180度を超える画角が求められる場合もある)。従って、上記で説明した超広角撮像光学系10の画角が広い方向と自動車6の車幅方向とが一致するように、車載カメラ1に超広角撮像光学系10が搭載される。
図4は、上記車載カメラ1の電気的な機能構成を示す機能ブロック図である。この車載カメラ1は、撮像部70、画像生成部71、画像データバッファ72、画像処理部73、制御部74、記憶部75、及びモニタ76を備えて構成されている。
撮像部70は、超広角撮像光学系10と撮像素子52を含む撮像レンズ装置101を備えて構成される。被写体からの光線は、超広角撮像光学系10によって撮像素子52の受光面上に結像され、被写体の光学像となる。撮像素子52は、超広角撮像光学系10により結像された被写体の光学像をR(赤),G(緑),B(青)の色成分の電気信号(画像信号)に変換し、R,G,B各色の画像信号として画像生成部71に出力する。撮像素子52は、制御部74の制御により、静止画あるいは動画(この場合、主にモニタ動画像)のいずれか一方の撮像、又は撮像素子52における各画素の出力信号の読出し(水平同期、垂直同期、転送)等の撮像動作が制御される。
画像生成部71は、撮像素子52からのアナログ出力信号に対し、増幅処理、デジタル変換処理等を行うと共に、画像全体に対して適正な黒レベルの決定、γ補正、ホワイトバランス調整(WB調整)、輪郭補正及び色ムラ補正等の周知の画像処理を行って、画像信号から各画素の画像データを生成する。画像生成部71で生成された画像データは、画像データバッファ72に出力される。
画像データバッファ72は、画像データを一時的に記憶するとともに、この画像データに対し画像処理部73により後述の処理を行うための作業領域として用いられるメモリであり、例えば、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
画像処理部73は、画像データバッファ72の画像データに対し、解像度変換等の画像処理を行う回路である。また、必要に応じて画像処理部73に、超広角撮像光学系10では補正しきれなかった収差を補正させるように構成することも可能である。
制御部74は、例えばマイクロプロセッサ等を備えて構成され、撮像部70、画像生成部71、画像データバッファ72、画像処理部73、記憶部75及びモニタ76の各部の動作を制御する。すなわち該制御部74により、主に自動車6後方の被写体動画撮影を、撮像部70が実行するよう制御される。
記憶部75は、被写体の静止画撮影又は動画撮影により生成された画像データを記憶する記憶回路であり、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAMを備えて構成される。つまり、記憶部75は、静止画用及び動画用のメモリとしての機能を有する。
モニタ76は、液晶パネル等からなり、自動車6の室内に配置されて、撮像部70で撮像された自動車6後方の被写体動画像を表示させるものである。
以上の通り構成された車載カメラ1の撮像動作について説明する。例えば、モニタボタンの押下若しくは自動車6のトランスミッション装置がバックギア操作に選択されたことを契機として、車載カメラ1の撮像動作が開始される。すなわち、制御部74は撮像部70に動画の撮影を行わせ、これにより自動車6の後方の光学像が撮像素子52の受光面に周期的に繰り返し結像され、R、G、Bの色成分の画像信号に変換された後、画像生成部71に出力される。その画像信号は、画像データバッファ72に一時的に記憶され、画像処理部73により画像処理が行われた後、記憶部75に転送され、モニタ76で動画像として表示される。このようにして自動車6の運転者は、死角となる後方の状態を確認することができる。
上記撮像レンズ装置101は、被写体の光学像を形成する超広角撮像光学系10以外に光学的ローパスフィルタ等に相当する平行平面板を備えていてもよい。光学的ローパスフィルタとして、例えば所定の結晶軸方向が調整された水晶等を材料とする複屈折型ローパスフィルタや、必要とされる光学的な遮断周波数特性を回折効果により実現する位相型ローパスフィルタ等が適用可能である。
なお、光学的ローパスフィルタは必ずしも備える必要はなく、また、光学的ローパスフィルタに代えて、撮像素子52の画像信号に含まれるノイズを低減するために赤外線カットフィルタを搭載するようにしてもよい。さらに、光学的ローパスフィルタの表面に赤外線反射コートを施して、両方のフィルター機能を一つで実現してもよい。
上記では、本発明に係る超広角撮像光学系10の搭載対象の一例として車載カメラ1を取り上げたが、これに限られることなく、監視カメラ等のモニタカメラやデジタル機器等にも適用可能である。デジタル機器としては、例えば、携帯電話機、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、モバイルコンピュータ、又はこれらの周辺機器等が例示できる。
<撮像光学系のより具体的な実施形態の説明>
以下、図1、図2に示したような超広角撮像光学系10、すなわち図3に示したような車載カメラ1に搭載される撮像レンズ装置101を構成する超広角撮像光学系10の具体的構成を、図面を参照しつつ説明する。
図5、図6は、実施例1の超広角撮像光学系10Aにおけるレンズの配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図(光路図)であって、図5は水平方向断面(yz断面)を、図6は垂直方向断面(xz断面)をそれぞれ示している。この超広角撮像光学系10Aは、物体側から順に第1レンズ群(Gr1)、光学絞り(ST)、第2レンズ群(Gr2)、カバーガラス(CG)、撮像素子(SR)が順次配列されてなる。
第1レンズ群(Gr1)は、物体側に凸の負メニスカスレンズからなる第1レンズ(L1)、物体側に凸の負メニスカスレンズからなる第2レンズ(L2)、物体側がアナモルフィック非球面で像側が非球面とされた負レンズからなる第3レンズ(L3)、両面がアナモルフィック非球面とされた負レンズからなる第4レンズ(L4)及び両凸の正レンズからなる第5レンズ(L5)の合計5枚のレンズにて構成されている。ここで、第3レンズ(L3)は、水平方向断面においては両凹の負レンズ、垂直方向断面においては物体側に凸の負メニスカスレンズである。また第4レンズ(L4)は、水平方向断面及び垂直方向断面の双方において両凹の負レンズである。
第2レンズ群(Gr2)は、両面がアナモルフィック非球面とされた正レンズからなる第6レンズ(L6)、両凸の正レンズ(L71)と像側に凸の負メニスカスレンズ(L72)との接合レンズからなり全体として正の光学的パワーを有する第7レンズ(L7)、物体側に凸の負メニスカスレンズ(L81)と両凸の正レンズ(L82)との接合レンズからなり全体として正の光学的パワーを有する第8レンズ(L8)の合計3枚のレンズにて構成されている。前記第6レンズ(L6)は、水平方向断面及び垂直方向断面の双方において像側に凸の正メニスカスレンズである。
図5、図6において各レンズ面に付されている番号ri(i=1,2,3,・・・)は、物体側から数えたときのi番目のレンズ面であり、riに「*」印が付されている面は非球面であることを示し、またriに「#」印が付されている面はアナモルフィック非球面であることを示すものである。なお、前記光学絞り(ST)、カバーガラス(CG)の両面、撮像素子(SR)の受光面も1つの面として扱っている。このような扱いは、後述する他の実施例についての光路図(図7〜図10)でも同様で、図中の符号の意味は、基本的に図5、図6と同様である。但し、全く同一のものであるという意味ではなく、例えば、各図を通じて、最も物体側のレンズ面には同じ符号(r1)が付けられているが、これらの曲率等が実施形態を通じて同一であるという意味ではない。
このような構成の下で、物体側から入射した光線は光軸AXに沿って、順に第1レンズ群(Gr1)の各レンズ(L1〜L5)、光学絞り(ST)、第2レンズ群(Gr2)の各レンズ(L6〜L8)及びカバーガラス(CG)を通過し、撮像素子(SR)の受光面に物体の光学像を形成する。そして、撮像素子(SR)において、その光学像が電気的な信号に変換される。この電気信号は、必要に応じて所定のデジタル画像処理や画像圧縮処理等が施されて、モニタ画像として所定の表示装置(例えば図4に示すモニタ76)で表示される。
実施例1の超広角撮像光学系10Aにおける、各レンズのコンストラクションデータを表1〜表3に示す。また、上述した条件式(1)〜(3)を、実施例1に係る超広角撮像光学系10Aに当てはめた場合のそれぞれの数値を、後掲の表12に示す。
Figure 2007163549
Figure 2007163549
Figure 2007163549
表1に示したものは、左から順に、各レンズ面の番号、各面の曲率半径(単位はmm)、光軸上における各レンズ面の間隔(軸上面間隔)(単位はmm)、各レンズの屈折率、そしてアッべ数である。軸上面間隔は、対向する一対の面(光学面、撮像面を含む)間の領域に存在する媒質が空気であるとして換算した距離である。ここで、各レンズ面の番号ri(i=1,2,3,…)は、図5、図6に示したように、光路上の物体側から数えてi番目の光学面であり、iに*が付された面は非球面(非球面形状の屈折光学面または非球面と等価な屈折作用を有する面)であることを、またiに「#」印が付されている面はアナモルフィック非球面であることを示すものである。なお、光学絞り(ST)、カバーガラス(CG)の両面及び撮像素子(SR)の受光面の各面は平面であるために、それらの曲率半径は∞である。
表2は、非球面とされている面(表1においてiに*が付された面)の非球面データを示す表である。レンズ面の非球面形状は、面頂点を原点、物体から撮像素子に向かう向きをz軸の正の方向とするローカルな直交座標系(x,y,z)を用い、下記(4)式により定義する。
Figure 2007163549
但し、z:高さhの位置でのz軸方向の変位量(面頂点基準)
h:z軸に対して垂直な方向の高さ(h2=x2+y2
c:近軸曲率(=1/曲率半径)
A,B,C,D,E,F,G,H,J:それぞれ4,6,8,10,12,14,16,18,20次の非球面係数
k:円錐係数
表3は、アナモルフィック非球面とされている面(表1においてiに#が付された面)の拡張非球面データを示す表である。レンズ面の非球面形状は、面頂点を原点、物体から撮像素子に向かう向きをz軸の正の方向とするローカルな直交座標系(x,y,z)を用い、下記(5)式により定義する。
Figure 2007163549
但し、z:z軸方向の変位量(面頂点基準)
x:x軸方向の変位量(光軸からの変位量)
y:y軸方向の変位量(光軸からの変位量)
CUX:x軸方向の近軸曲率(=1/x軸方向曲率半径=1/RDX)
CUY:y軸方向の近軸曲率(=1/y軸方向曲率半径=1/RDY)
以上のようなレンズ配置、構成のもとでの、実施例1における超広角撮像光学系10Aにおける、撮像素子(SR)の撮像面上のスポットダイアグラムを図11、図12に示す。このスポットダイアグラムは、赤色(波長656.28nm)、黄色(いわゆるd線;波長587.56nm)、青色(波長435.84nm)の、波長の異なる3つの光を、入射角度を変えて超広角撮像光学系10Aに入射させたときに、撮像素子(SR)の撮像面上に形成されるスポットを図式化したものである。ここで、図11は水平方向断面(yz断面)のスポットダイアグラムを、図12は垂直方向断面(xz断面)のスポットダイアグラムをそれぞれ示している。また、縦軸のαは、撮像素子(SR)のx軸(長辺方向)に対する角度、同じくβは、撮像素子(SR)のy軸(短辺方向)に対する角度をそれぞれ示す。これら図11、図12より、実施例1の超広角撮像光学系10Aは、優れた結像性能を有していることがわかる。
また、撮像光学系10Aにおける焦点距離(単位mm)及びF値を、後掲の表13、表14にそれぞれ示す。これらの表から、本発明では、短焦点で明るい光学系が実現できていることがわかる。
図7、図8は、実施例2の超広角撮像光学系10Bにおけるレンズの配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図(光路図)であって、図7は水平方向断面(yz断面)を、図8は垂直方向断面(xz断面)をそれぞれ示している。この超広角撮像光学系10Bは、物体側から順に第1レンズ群(Gr1)、光学絞り(ST)、第2レンズ群(Gr2)、カバーガラス(CG)、撮像素子(SR)が順次配列されてなる。
第1レンズ群(Gr1)は、物体側に凸の負メニスカスレンズからなる第1レンズ(L1)、物体側に凸の負メニスカスレンズからなる第2レンズ(L2)、物体側がアナモルフィック非球面で像側が非球面とされた負レンズからなる第3レンズ(L3)、物体側がトーリック非球面で像側がアナモルフィック非球面とされた負レンズからなる第4レンズ(L4)及び両凸の正レンズからなる第5レンズ(L5)の合計5枚のレンズにて構成されている。第3レンズ(L3)は、水平方向断面においては両凹の負レンズ、垂直方向断面においては物体側に凸の負メニスカスレンズである。また第4レンズ(L4)は、水平方向断面においては像側に凸の負メニスカスレンズ、垂直方向断面においては物体側平面の負レンズである。なお、図中に「T」が付されている面は、トーリック非球面であることを示す。
第2レンズ群(Gr2)は、両面がアナモルフィック非球面とされた正レンズからなる第6レンズ(L6)、両凸の正レンズ(L71)と像側に凸の負メニスカスレンズ(L72)との接合レンズからなり全体として正の光学的パワーを有する第7レンズ(L7)、物体側平面の負レンズ(L81)と両凸の正レンズ(L82)との接合レンズからなり全体として正の光学的パワーを有する第8レンズ(L8)の合計3枚のレンズにて構成されている。前記第6レンズ(L6)は、水平方向断面及び垂直方向断面の双方において像側に凸の正メニスカスレンズである。
実施例2の超広角撮像光学系10Bにおける、各レンズのコンストラクションデータを表4〜表8に示す。また、上述した条件式(1)〜(3)を、実施例2に係る超広角撮像光学系10Bに当てはめた場合のそれぞれの数値を、後掲の表12に示す。
Figure 2007163549
Figure 2007163549
Figure 2007163549
Figure 2007163549
表4〜表6は、実施例1において示した表1〜表3に対応するものである。これに加え、表7は、トーリック非球面とされている面(表4においてiにTが付された面)のトーリック係数を示す表である。レンズ面の非球面形状は、面頂点を原点、物体から撮像素子に向かう向きをz軸の正の方向とするローカルな直交座標系(x,y,z)を用い、下記(6)式により定義する(トーリック非球面に関する扱いは後記実施例3も同じ)。
Figure 2007163549
但し、z:高さyの位置でのz軸方向の変位量(面頂点基準)
y:y軸方向の変位量
c:y軸方向の近軸曲率(=1/y軸方向曲率半径=1/RDY)
A,B,C,D:それぞれ4,6,8,10次の非球面係数
k:円錐係数
x軸方向は曲率中心RDXを中心にy軸に対して回転する。従って、その面はy−z平面では非球面となり、x−z平面では円となる。
図9、図10は、実施例3の超広角撮像光学系10Cにおけるレンズの配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図(光路図)であって、図9は水平方向断面(yz断面)を、図10は垂直方向断面(xz断面)をそれぞれ示している。この超広角撮像光学系10Cは、物体側から順に第1レンズ群(Gr1)、光学絞り(ST)、第2レンズ群(Gr2)、カバーガラス(CG)、撮像素子(SR)が順次配列されてなる。
第1レンズ群(Gr1)は、物体側に凸の負メニスカスレンズからなる第1レンズ(L1)、物体側に凸の負メニスカスレンズからなる第2レンズ(L2)、物体側がアナモルフィック非球面で像側が非球面とされた負レンズからなる第3レンズ(L3)、物体側がトーリック非球面で像側がアナモルフィック非球面とされた負レンズからなる第4レンズ(L4)及び両凸の正レンズからなる第5レンズ(L5)の合計5枚のレンズにて構成されている。第3レンズ(L3)は、水平方向断面においては両凹の負レンズ、垂直方向断面においては物体側に凸の負メニスカスレンズである。また第4レンズ(L4)は、水平方向断面においては像側に凸の負メニスカスレンズ、垂直方向断面においては物体側平面の負レンズである。
第2レンズ群(Gr2)は、両面がアナモルフィック非球面とされた正レンズからなる第6レンズ(L6)、両凸の正レンズ(L71)と像側に凸の負メニスカスレンズ(L72)との接合レンズからなり全体として正の光学的パワーを有する第7レンズ(L7)、物体側に凸の負メニスカスレンズ(L81)と両凸の正レンズ(L82)との接合レンズからなり全体として正の光学的パワーを有する第8レンズ(L8)の合計3枚のレンズにて構成されている。前記第6レンズ(L6)は、水平方向断面及び垂直方向断面の双方において像側に凸の正メニスカスレンズである。
実施例3の超広角撮像光学系10Cにおける、各レンズのコンストラクションデータを表8〜表11に示す。また、上述した条件式(1)〜(3)を、実施例3に係る超広角撮像光学系10Cに当てはめた場合のそれぞれの数値を、後掲の表12に示す。
Figure 2007163549
Figure 2007163549
Figure 2007163549
Figure 2007163549
Figure 2007163549
以上のようなレンズ配置、構成のもとでの、実施例2,3の超広角撮像光学系10B,10Cにおける、撮像素子(SR)の撮像面上のスポットダイアグラムを図13〜図16に示す。すなわち、実施例2について、水平方向断面(yz断面)のスポットダイアグラムを図13に、垂直方向断面(xz断面)のスポットダイアグラムを図14に示している。また、実施例3について、水平方向断面(yz断面)のスポットダイアグラムを図15に、垂直方向断面(xz断面)のスポットダイアグラムを図16に示している。これら図13〜図16より、実施例2,3の超広角撮像光学系10B,10Cは、優れた結像性能を有していることがわかる。さらに、この実施例2,3における焦点距離(単位mm)及びF値を、表13、表14にそれぞれ示す。これらの表から、実施例1同様、明るい光学系が実現できていることがわかる。
Figure 2007163549
Figure 2007163549
以上説明したように、上記実施例1〜3に係る超広角撮像光学系10A〜10Cは、いずれも優れた光学性能を有しており、車載カメラや監視カメラ等に求められる、一方向(水平方向)の広角性を確保しつつ像歪み等が抑制された光学系として好適なものであることが確認された。
本発明に係る超広角撮像光学系の構成を示す光軸AX方向の断面図であって、水平方向の断面(yz断面)構成を模式的に示す図である。 本発明に係る超広角撮像光学系の構成を示す光軸AX方向の断面図であって、 垂直方向の断面(xz断面)構成を模式的に示す図である。 車載カメラの一例を示す図であって、(a)は車載カメラが搭載された自動車の側面図、(b)は上面図である。 車載カメラの電気的な機能構成を示すブロック図である。 実施例1の超広角撮像光学系10Aにおけるレンズの配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図であって、水平方向断面(yz断面)を示す図である。 実施例1の超広角撮像光学系10Aにおけるレンズの配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図であって、垂直方向断面(xz断面)を示す図である。 実施例2の超広角撮像光学系10Bにおけるレンズの配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図であって、水平方向断面(yz断面)を示す図である。 実施例2の超広角撮像光学系10Bにおけるレンズの配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図であって、垂直方向断面(xz断面)を示す図である。 実施例3の超広角撮像光学系10Cにおけるレンズの配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図であって、水平方向断面(yz断面)を示す図である。 実施例3の超広角撮像光学系10Cにおけるレンズの配列を示す、光軸(AX)を縦断した断面図であって、垂直方向断面(xz断面)を示す図である。 実施例1についての、水平方向断面(yz断面)のスポットダイアグラムである。 実施例1についての、垂直方向断面(xz断面)のスポットダイアグラムである。 実施例2についての、水平方向断面(yz断面)のスポットダイアグラムである。 実施例2についての、垂直方向断面(xz断面)のスポットダイアグラムである。 実施例3についての、水平方向断面(yz断面)のスポットダイアグラムである。 実施例3についての、垂直方向断面(xz断面)のスポットダイアグラムである。
符号の説明
1 車載カメラ(撮像装置)
101 撮像レンズ装置
10、10A〜10C 超広角撮像光学系
20,Gr1 第1レンズ群
30,Gr2 第2レンズ群
40 絞り
23,24,31,L3,L4,L6 アナモルフィック面を含むレンズ
52 撮像素子
AX 光軸

Claims (8)

  1. 物体側から順に第1レンズ群、絞り、第2レンズ群で構成され、
    前記第1レンズ群は、最も物体側から順に、物体側に凸の負メニスカスレンズ、負レンズ、負レンズを含み、前記第2レンズ群は、複数の正レンズを含んでなり、
    前記第1レンズ群及び第2レンズ群にはそれぞれ、光軸に対して略直交する平面上における第1方向断面と、前記第1方向と略直交する第2方向断面とで光学的パワーの異なるアナモルフィック面が少なくとも1面含まれていると共に、前記第1レンズ群中に下記条件式(1)を満足するレンズが含まれていることを特徴とする超広角撮像光学系。
    −0.6<(Ph−Pv)*(fh+fv)<−0.1 ・・・(1)
    但し、Ph:第1方向(画角の広い方向)の光学的パワー
    Pv:第2方向(画角の狭い方向)の光学的パワー
    fh:全系の第1方向の焦点距離
    fv:全系の第2方向の焦点距離
  2. 前記第1方向断面と第2方向断面とで光学的パワーの異なる面の少なくとも1つ以上が、第1方向及び第2方向断面のいずれも非球面とされていることを特徴とする請求項1に記載の超広角撮像光学系。
  3. 前記第1レンズ群の最も物体側の負メニスカスレンズが、球面の硝子レンズからなることを特徴とする請求項1に記載の超広角撮像光学系。
  4. 前記第1方向断面と第2方向断面とで光学的パワーの異なる面を含むレンズが樹脂材料製レンズからなり、
    少なくとも1枚の負の光学的パワーを有する前記樹脂材料製レンズと、少なくとも1枚の正の光学的パワーを有する前記樹脂材料製レンズとを含んで構成されていることを特徴とする請求項1記載の超広角撮像光学系。
  5. 下記条件式(2)を満足することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の超広角撮像光学系。
    1.7<fv/fh<3.0 ・・・(2)
  6. 前記第1レンズ群及び第2レンズ群にそれぞれ、少なくとも1枚の樹脂材料製レンズが配置されていると共に、下記条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の超広角撮像光学系。
    −0.5<flaf/flar<0.0 ・・・(3)
    但し、flaf:第1レンズ群で最も絞りに近い樹脂材料製レンズの焦点距離(第1方向断面と第2方向断面とで焦点距離の異なるレンズの場合は両者の焦点距離の平均値)
    lar:第2レンズ群で最も絞りに近い樹脂材料製レンズの焦点距離(第1方向断面と第2方向断面とで焦点距離の異なるレンズの場合は両者の焦点距離の平均値)
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の超広角撮像光学系と、光学像を電気的な信号に変換する撮像素子とを備え、
    前記超広角撮像光学系が前記撮像素子の受光面上に被写体の光学像を形成可能とされていることを特徴とする超広角撮像レンズ装置。
  8. 請求項7に記載の超広角撮像レンズ装置と、
    前記超広角撮像レンズ装置及び撮像素子に被写体の撮影動作を行わせる制御部とを具備することを特徴とする撮像装置。
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