JP4447953B2 - アナモフィックコンバーター及びレンズ装置 - Google Patents

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Description

本発明は結像光学系の像側に配置してアスペクト比を変換し、撮像素子と異なるアスペクト比の映像を撮影するフィルムカメラやテレビカメラそしてビデオカメラ等に好適なアナモフィックコンバーター及びそれを用いたレンズ装置及びフィルムカメラやテレビカメラそしてビデオカメラ等の撮影装置に関するものである。
画像のアスペクト比を変換して記録・再生する技術としては、従来から種々提案されてきている。特に映画用としては、アスペクト比2.35:1のシネマスコープ形式の映像記録・再生システムとして、アナモフィックレンズを用いて光学的に水平方向を圧縮してフィルムに撮影し、再生時にもアナモフィックレンズを用いて光学的にフィルム上の画像を水平方向に拡大して映写する方式が一般に用いられている。アナモフィックコンバーターとしては、結像光学系の物体側に取り付けるフロントコンバーターが多数提案されている(例えば、特許文献1〜7参照)。
また、結像光学系の像側に取り付けるリアコンバーターが提案されている(例えば、特許文献8参照)。
特開昭48−24048号公報 特開平2−13916号公報 特開平3−25407号公報 特開平5−188271号公報 特開平5−188272号公報 特開平6−82691号公報 特許第2817074号公報 特許第3021985号公報
近年ビデオ技術の高画質化が進み、HDTVシステムで映画を撮影するデジタルシネマシステムが一般化しつつある。デジタルシネマシステムではアスペクト比16:9(1.78:1)の撮像素子を用いることが一般的であるが、アスペクト比2.35:1のシネマスコープ形式での撮影のために、撮像素子側の画素を有効に活用して画質を向上するためのアナモフィックコンバーターが要望されている。
シネ用アナモフィックコンバータとしては、適切なアスペクト比変換がなされること、ケラレが生じないこと、結像光学系の有効像面を十分活用可能なこと、周辺光量低下が少ないこと、ズーム・フォーカス全域で高い光学性能を有することが必要である。
一方、現行のHDTVシステムでは広くレンズ交換式が採用されており、レンズ側にフランジバック調整機構を設けてカメラに応じレンズのフランジバックを調整可能であることが必須となっている。
フロントコンバーター型は、特許文献2、特許文献6、特許文献7等で提案されているように構成がシンプルで、変換比率によらず適切な有効径を確保することによりケラレが生じないといった利点がある反面、大型化や、フォーカスによる非点収差変化が生じるといった問題点があった。
また、フォーカスによる非点収差補正の技術として、特許文献1、特許文献3、特許文献4、特許文献5等が提案されているが、結像光学系のフォーカスに連動してコンバーター内の補正手段を駆動しなければならず、複雑な機構が必要となる問題点があった。
リアコンバーター型はフォーカスによる非点収差変化がないという利点がある。しかしながら、コンバーターへの入射光束がずれると中心アスが発生してしまうため、結像光学系のフランジバック調整機構が使えなくなる問題点があった。本発明は特にデジタルシネマ用として最適な、フランジバック調整可能なリアコンバーター方式のアナモフィックコンバーターを提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、本発明のアナモフィックコンバーターは、結像光学系の像側に配置されたアナモフィックレンズを有するアナモフィックコンバーターであって、前記アナモフィックコンバーターは、前記結像光学系側から順に、固定の第1群、アナモフィックレンズを含む第2群、正の屈折力の第3群で構成されており、前記第3群がフランジバック調整の際に、前記結像光学系の光軸方向に移動することを特徴としている。
以上説明したように、結像光学系の像側に配置するアナモフィックコンバーターにおいて、可動群を適切に設定することにより、特にデジタルシネマ用として最適な、光学性能が良好でフランジバック調整可能なリアコンバーター方式のアナモフィックコンバーターを達成することができる。
本願第一の発明であるアナモフィックコンバーターは、結像光学系の像側に配置されたアナモフィックレンズを有するアナモフィックコンバーターである。このアナモフィックコンバーターは、結像光学系側から順に、固定の第1群、アナモフィックレンズを含む第2群、正の屈折力の第3群で構成されている。更に、第3群がフランジバック調整の際に、結像光学系の光軸方向に移動することを特徴としている。
本願第二の発明は、第2群の全体が前記移動可能な第3群と一体となって光軸方向に移動可能としたことを特徴としている。
第一の発明、第二の発明は、リアコンバーター方式のアナモフィックコンバーターにおいて、中心アスを発生することなくフランジバック調整を可能とするための条件である。
図15に示すように像面の横の長さをX、像面の縦の長さをYとすると、アスペクト比ARは、
AR=X/Y (1)
で表される。図16に結像光学系の撮像範囲の模式図を、また、図17に撮像手段の撮像範囲の模式図を示す。図16より、結像光学系の像面における撮像範囲の有効画面寸法の横の長さをX1、縦の長さをY1、アスペクト比をAR1とし、図17より撮像手段の撮像範囲における横の長さをX2、縦の長さをY2、アスペクト比をAR2としたとき、
AR1/AR2=(X1・Y2)/(X2・Y1) (2)
で表される。また、図18にアナモフィックコンバーターによるアスペクト比変換後の撮像範囲の概念図を示す。適切なアスペクト比変換がなされるためには、アナモフィックコンバーターの横方向における変換倍率βxおよび縦方向における変換倍率βyは、
βx=X2/X1 (3)
βy=Y2/Y1 (4)
であることが望ましい。(2)〜(4)式より、理想的なアスペクト比変換の為の条件は、
(AR1・βx)/(AR2・βy)=1 (5)
となる。
なお、図19に映写時の出力画像の概念図を示す。映写時には撮像時と逆のアスペクト比変換を行い、元のアスペクト比に戻す必要がある。したがって、図19の横の長さX4、縦の長さY4はそれぞれ、
X4=βx’・X2 (6)
Y4=βy’・Y2 (7)
で表される。ここで変換倍率βx’、βy’は、任意の定数をmとして
βx’=m/βx (8)
βy’=m/βy (9)
と表せる。
図31に一次結像なし型のアナモフィックコンバーターの概念図を、図32に一次結像あり型のアナモフィックコンバーターの概念図を示す。図31・図32において、アナモフィックコンバーターACは結像光学系で形成された像Imを物点として、Im‘に結像させている。
ここで、Imの位置が△Imずれた場合、像面位置のずれ△Im‘は、ACの水平方向の変換倍率をβx、垂直方向の変換倍率をβyとしたとき、
△Im‘x=△Im・βx (10)
△Im‘y=△Im・βy (11)
で表される。よって中心アス量ASは、
AS=△Im‘x―△Im‘y=△Im・(βx−βy) (12)
と表される。したがって結像光学系のフランジバック調整機構を用いると(12)式で表される中心アスが発生してしまう。この現象は、コンバーター内で垂直方向と水平方向の変換倍率を変える機能を有するアナモフィックレンズ群への軸上光線入射換算傾角α2が変化することに起因している。よってコンバーター内のアナモフィックレンズより結像光学系側のレンズ群が移動した場合もα2が変化するため、中心アスが発生する。
α2を変化させないで像点Im‘を移動し、フランジバック調整を可能とするためには、アナモフィックレンズ群より像側のレンズ群を移動させればよい。また、アナモフィックレンズ群全体を前記像側のレンズ群と一体で移動させてもα2は変化しない。したがって、実施態様1または実施態様2の構成を満たすことにより、中心アスを発生することなくフランジバック調整が可能となる。
第三の発明は、第1群が負の屈折力であることを特徴とするアナモフィックコンバーターとする。
第三の発明は、結像光学系による一次結像なしにアスペクト比変換するためのアナモフィックコンバーターの条件である。
一次結像させないためには結像光学系からの収束光を発散させるための負レンズ群が必要である。また、焦点距離変換倍率βx、βyが共に正であることが必要である。
第四の発明は、第1群が正の屈折力であることを特徴とするアナモフィックコンバーターとする。
第四の発明は、結像光学系により一次結像をさせ、アスペクト比変換するためのアナモフィックコンバーターの条件である。
図32に一次結像あり型のアナモフィックコンバーターの概念図を示す。結像光学系の一次像を再結像させる光学系としては、前記焦点距離変換倍率βx、βyが共に負であることが必要である。デジタルシネマ用レンズを含む放送用レンズは、色分解光学系の使用を前提としているため射出瞳が長く、略像側テレセントリックな光学系となっている。したがって、コンバーターとしては少なくとも略両側テレセントリックな光学系が必要である。図32に示すように、一次結像あり型では、結像光学系からの射出光束を正レンズで略アフォーカルとしている。図32のように両側テレセントリックの条件から、一次結像あり型のアナモフィックコンバーターは、少なくとも2つの正レンズ群で構成され、コンバーター全体の屈折力はゼロ近傍の微小な値となる。
ここで、略アフォーカルとは、軸上光線換算傾角(最終面からの軸上光線出射傾角で規格化した傾角)をαとしたとき、
−0.1<α<+0.1
であることを指す。
本発明で用いられるアナモフィックレンズは、トーリックレンズ、シリンドリカルレンズを含む概念で用いられ、X方向のパワーとY方向のパワーが異なるレンズを意味する。
また、本発明で用いられるアナモフィックレンズは、回折系の作用を備えたものでも良い。
更に、本発明の結象光学系は、変倍系でも定倍系(変倍なし)でも良い。
(第1の実施例)
本実施例は、一次結像なし型のアナモフィックコンバーターである。
図1は本発明の数値実施例1における、アナモフィックコンバーター挿入時のY方向及びX方向のレンズ断面図である。
また、図20に数値実施例1におけるアナモフィックコンバーター挿入前の断面図を示す。
図21〜図23は、数値実施例1、2、3のアナモフィックコンバーター挿入前の縦収差図を示す。
図1において、Fは第1群としての正の屈折力の前玉フォーカスレンズ群である。Vは第2群としての変倍用の負の屈折力のバリエ−タであり、光軸上を像面側へ単調に移動させることにより、広角端(ワイド)から望遠端(テレ)への変倍を行っている。Cは第3群としての負の屈折力のコンペンセ−タであり、変倍に伴う像面変動を補正するために光軸上を物体側へ凸の軌跡を有して非直線的に移動している。バリエ−タVとコンペンセ−タCとで変倍系を構成している。
SPは絞り、Rは第4群としての正の屈折力の変倍中固定のリレ−群である。Pは色分解プリズムや光学フィルタ−等であり、同図ではガラスブロックとして示している。
フォーカス群Fとバリエ−タVとコンペンセ−タCとリレ−群Rで結像光学系を構成している。
次に、数値実施例1におけるアナモフィックコンバーターACの特徴について説明する。ACは負の屈折力をもつ第1群G1、2枚のシリンドリカルレンズからなる第2群G2、結像作用を有し正の屈折力をもつ第3群G3から構成されている。前記G2のシリンドリカルレンズは、いずれもX方向にのみ曲率を有し、X方向の焦点距離を短焦点化する効果をもつ。結像光学系の像面における撮像範囲のアスペクト比AR1、撮像手段の有効領域のアスペクト比をAR2は、
AR1=2.35 (13)
AR2=1.78 (14)
であり、X方向の変換倍率βxおよびY方向の変換倍率βyは
βx=0.947 (15)
βy=1.252 (16)
である。
また、AC単体でのX方向の焦点距離fACxおよびY方向の焦点距離fACyは、
fACx=+32.789 (17)
fACy=+69.848 (18)
である。
本実施例では、フランジバック調整用としてd43を可変とすることによりr44〜r48を光軸方向に±0.1mm移動可能としており、そのときのフランジバック変化量は±0.1mmである。図35にd43を光軸方向に+0.1mm、図36にd43を光軸方向に−0.1mm移動したときの収差図を示す。図33・図34に示すように、フランジバック調整の前後で中心アスは変化せず、高い光学性能を達成している。
また本実施例では、フランジバック調整用としてd39を可変とすることによりr40〜r48を光軸方向に±0.1mm移動することも可能であり、そのときのフランジバック変化量は±0.1mmである。図35にd39を+0.1mm、図36にd39を−0.1mmしたときの収差図を示す。図35・図36に示すように、フランジバック調整の前後で中心アスは変化せず、高い光学性能を達成している。
本実施例では、いずれもシリンドリカルレンズ以降のレンズ群全体を移動可能としているが、前記レンズ群の一部を移動可能としても同様の効果が得られる。
本実施例で用いられるシリンドリカルレンズの材質は、(ガラス)である。以下の第2、3の実施例でも同様な材質のものが使用されている。
図2〜図7は、数値実施例1のX方向又はY方向の縦収差図である。fxは(X方向の焦点距離)であり、fyは(Y方向の焦点距離)であり、Fxは(X方向の焦点距離)であり、Fyは(Y方向の焦点距離)であり、2ωは(画角)である。
数値実施例1
fx=9.74〜142.93
fy=12.88〜188.96
Fx=1.94〜2.19
Fy=2.56〜2.90
2ω=56.2〜4.2deg.

*r40〜r43はシリンドリカルレンズ。Y方向の曲率はゼロである。
(第2の実施例)
本実施例は、一次結像なし型のアナモフィックコンバーターである。
図8は本発明の数値実施例2における、アナモフィックコンバーター挿入時のY方向及びX方向のレンズ断面図である。また図20に数値実施例2におけるアナモフィックコンバーター挿入前の断面図を示す。
図8において、Fは第1群としての正の屈折力の前玉レンズ群である。Vは第2群としての変倍用の負の屈折力のバリエ−タであり、光軸上を像面側へ単調に移動させることにより、広角端(ワイド)から望遠端(テレ)への変倍を行っている。Cは第3群としての負の屈折力のコンペンセ−タであり、変倍に伴う像面変動を補正するために光軸上を物体側へ凸の軌跡を有して非直線的に移動している。バリエ−タVとコンペンセ−タCとで変倍系を構成している。
SPは絞り、Rは第4群としての正の屈折力の変倍中固定のリレ−群である。Pは色分解プリズムや光学フィルタ−等であり、同図ではガラスブロックとして示している。
フォーカス群Fとバリエ−タVとコンペンセ−タCとリレ−群Rで結像光学系を構成している。
次に、数値実施例2におけるアナモフィックコンバーターACの特徴について説明する。ACは負の屈折力をもつ第1群G1、2枚のシリンドリカルレンズからなる第2群G2、結像作用を有し正の屈折力をもつ第3群G3から構成されている。前記G2のシリンドリカルレンズは、いずれもY方向にのみ曲率を有し、Y方向の焦点距離を長焦点化する効果をもつ。結像光学系の像面における撮像範囲のアスペクト比AR1、撮像手段の有効領域のアスペクト比をAR2は、
AR1=2.35 (19)
AR2=1.78 (20)
であり、X方向の変換倍率βxおよびY方向の変換倍率βyは
βx=0.947 (21)
βy=1.252 (22)
である。
また、AC単体でのX方向の焦点距離fACxおよびY方向の焦点距離fACyは、
fACx=+36.688 (23)
fACy=+81.334 (24)
である。
本実施例では、フランジバック調整用としてd43を可変とすることによりr44〜r48を光軸方向に±0.5mm移動可能としており、そのときのフランジバック変化量は±0.5mmである。図37にd43を光軸方向に+0.5mm、図38にd43を光軸方向に−0.5mm移動したときの収差図を示す。図37・図38に示すように、フランジバック調整の前後で中心アスは変化せず、高い光学性能を達成している。
また本実施例では、フランジバック調整用としてd39を可変とすることによりr40〜r48を光軸方向に±0.1mm移動することも可能であり、そのときのフランジバック変化量は±0.1mmである。図39にd39を+0.1mm、図40にd39を−0.1mmしたときの収差図を示す。図39・図40に示すように、フランジバック調整の前後で中心アスは変化せず、高い光学性能を達成している。
本実施例では、いずれもシリンドリカルレンズ以降のレンズ群全体を移動可能としているが、前記レンズ群の一部を移動可能としても同様の効果が得られる。
図8〜図14は、数値実施例2のX方向又はY方向の縦収差図である。fxは(X方向の焦点距離)であり、fyは(Y方向の焦点距離)であり、Fxは(X方向の焦点距離)であり、Fyは(Y方向の焦点距離)であり、2ωは(画角)である。
数値実施例2
fx=9.74〜142.93
fy=12.88〜188.96
Fx=1.94〜2.19
Fy=2.56〜2.90
2ω=56.2〜4.2deg.
*r40〜r43はシリンドリカルレンズ。X方向の曲率はゼロである。
(第3の実施例)
本実施例は、一次結像あり型のアナモフィックコンバーターである。
図24は本発明の数値実施例3における、アナモフィックコンバーター挿入時のY方向及びX方向のレンズ断面図である。また図20に数値実施例3におけるアナモフィックコンバーター挿入前の断面図を示す。
図24において、Fは第1群としての正の屈折力の前玉レンズ群である。Vは第2群としての変倍用の負の屈折力のバリエ−タであり、光軸上を像面側へ単調に移動させることにより、広角端(ワイド)から望遠端(テレ)への変倍を行っている。Cは第3群としての負の屈折力のコンペンセ−タであり、変倍に伴う像面変動を補正するために光軸上を物体側へ凸の軌跡を有して非直線的に移動している。バリエ−タVとコンペンセ−タCとで変倍系を構成している。
SPは絞り、Rは第4群としての正の屈折力の変倍中固定のリレ−群である。Pは色分解プリズムや光学フィルタ−等であり、同図ではガラスブロックとして示している。
フォーカス群Fとバリエ−タVとコンペンセ−タCとリレ−群Rで結像光学系を構成している。
次に、数値実施例3におけるアナモフィックコンバーターACの特徴について説明する。ACは負の屈折力をもつ第1群G1、2枚のシリンドリカルレンズからなる第2群G2、結像作用を有し正の屈折力をもつ第3群G3から構成されている。前記G2のシリンドリカルレンズは、いずれもY方向にのみ曲率を有し、Y方向の焦点距離を長焦点化する効果をもつ。結像光学系の像面における撮像範囲のアスペクト比AR1、撮像手段の有効領域のアスペクト比をAR2は、
AR1=2.35 (25)
AR2=1.78 (26)
であり、X方向の変換倍率βxおよびY方向の変換倍率βyは
βx=−0.947 (27)
βy=−1.252 (28)
である。
また、AC単体でのX方向の焦点距離fACxおよびY方向の焦点距離fACyは、
fACx=−684.6 (29)
fACy=−1300.2 (30)
と絶対値が大きく屈折力は微小であり、ほぼ両側テレセントリックを達成している。
本実施例では、フランジバック調整用としてd44を可変とすることによりr44〜r48を光軸方向に±0.5mm移動可能としており、そのときのフランジバック変化量は±0.5mmである。図41にd44を光軸方向に+0.5mm、図42にd44を光軸方向に−0.5mm移動したときの収差図を示す。図41・図42に示すように、フランジバック調整の前後で中心アスは変化せず、高い光学性能を達成している。
また本実施例では、フランジバック調整用としてd40を可変とすることによりr41〜r52を光軸方向に±0.1mm移動することも可能であり、そのときのフランジバック変化量は±0.1mmである。図43にd39を+0.1mm、図44にd39を−0.1mmしたときの収差図を示す。図43・図44に示すように、フランジバック調整の前後で中心アスは変化せず、高い光学性能を達成している。
本実施例では、いずれもシリンドリカルレンズ以降のレンズ群全体を移動可能としているが、前記レンズ群の一部を移動可能としても同様の効果が得られる。
図25〜図30は、数値実施例3のX方向又はY方向の縦収差図である。fxは(X方向の焦点距離)であり、fyは(Y方向の焦点距離)であり、Fxは(X方向の焦点距離)であり、Fyは(Y方向の焦点距離)であり、2ωは(画角)である。
数値実施例3
fx=−9.74〜−142.93
fy=−12.88〜−188.96
Fx=−1.94〜−2.19
Fy=−2.56〜−2.90
2ω=56.2〜4.2deg.
*r41〜r44はシリンドリカルレンズ。X方向の曲率はゼロである。
数値実施例1の広角端のX、Y方向における断面図 数値実施例1のfx=9.7mm、fy=12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例1のfx=9.7mm、fy=12.9mm、物体距離2.5mにおけるY方向の縦収差図 数値実施例1のfx=37.3mm、fy=49.3mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例1のfx=37.3mm、fy=49.3mm、物体距離2.5mにおけるY方向の縦収差図 数値実施例1のfx=142.9mm、fy=189.0mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例1のfx=142.9mm、fy=189.0mm、物体距離2.5mにおけるY方向の縦収差図 数値実施例2の広角端のX、Y方向における断面図 数値実施例2のfx=9.7mm、fy=12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例2のfx=9.7mm、fy=12.9mm、物体距離2.5mにおけるY方向の縦収差図 数値実施例2のfx=37.3mm、fy=49.3mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例2のfx=37.3mm、fy=49.3mm、物体距離2.5mにおけるY方向の縦収差図 数値実施例2のfx=142.9mm、fy=189.0mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例2のfx=142.9mm、fy=189.0mm、物体距離2.5mにおけるY方向の縦収差図 アスペクト比の概念図 結像光学系の像面におけるイメージサークル、撮像範囲の概念図 本発明のコンバーターによる変換後のイメージサークル、撮像範囲の概念図 撮像手段の有効領域の概念図 映写時の出力画像の表示領域の概念図 数値実施例1,2,3のアナモフィックコンバーター挿入前の広角端における断面図 数値実施例1,2,3のアナモフィックコンバーター挿入前のf=10.3mm、物体距離2.5mにおける縦収差図 数値実施例1,2,3のアナモフィックコンバーター挿入前のf=39.5mm、物体距離2.5mにおける縦収差図 数値実施例1,2,3のアナモフィックコンバーター挿入前のf=151.1mm、物体距離2.5mにおける縦収差図 数値実施例3の広角端のX、Y方向における断面図 数値実施例3のfx=−9.7mm、fy=−12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例3のfx=−9.7mm、fy=−12.9mm、物体距離2.5mにおけるY方向の縦収差図 数値実施例3のfx=−37.3mm、fy=−49.3mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例3のfx=−37.3mm、fy=−49.3mm、物体距離2.5mにおけるY方向の縦収差図 数値実施例3のfx=−142.9mm、fy=−189.0mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例3のfx=−142.9mm、fy=−189.0mm、物体距離2.5mにおけるY方向の縦収差図 一次結像なし型のアナモフィックコンバーターの概念図 一次結像有り型のアナモフィックコンバーターの概念図 数値実施例1においてd43を+0.1mm変化させたときのfx=9.7mm、fy=12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例1においてd43を−0.1mm変化させたときのfx=9.7mm、fy=12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例1においてd39を+0.2mm変化させたときのfx=9.7mm、fy=12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例1においてd39を−0.2mm変化させたときのfx=9.7mm、fy=12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例2においてd43を+0.5mm変化させたときののfx=9.7mm、fy=12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例2においてd43を−0.5mm変化させたときののfx=9.7mm、fy=12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例2においてd39を+0.1mm変化させたときののfx=9.7mm、fy=12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例2においてd39を−0.1mm変化させたときののfx=9.7mm、fy=12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例3においてd44を+0.5mm変化させたときののfx=−9.7mm、fy=−12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例3においてd44を−0.5mm変化させたときののfx=−9.7mm、fy=−12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例3においてd40を+0.1mm変化させたときののfx=−9.7mm、fy=−12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図 数値実施例3においてd40を−0.1mm変化させたときののfx=−9.7mm、fy=−12.9mm、物体距離2.5mにおけるX方向の縦収差図
符号の説明
F フォーカス群
V バリエ−タ群
C コンペンセ−タ群
R リレ−群
AC アナモフィックコンバーター
P 色分解プリズム

Claims (6)

  1. 結像光学系の像側に配置されたアナモフィックレンズを有するアナモフィックコンバーターであって、
    前記アナモフィックコンバーターは、前記結像光学系側から順に、固定の第1群、アナモフィックレンズを含む第2群、正の屈折力の第3群で構成されており、
    前記第3群がフランジバック調整の際に、前記結像光学系の光軸方向に移動することを特徴とするアナモフィックコンバーター。
  2. 第2群の全体が前記移動可能な第3群と一体となって光軸方向に移動可能とした請求項に記載のアナモフィックコンバーター。
  3. 前記アナモフィックコンバーターは、第2群にアフォーカルな光が入射する光学系である請求項1又は2に記載のアナモフィックコンバーター。
  4. 前記第1群が負の屈折力であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項に記載のアナモフィックコンバーター。
  5. 前記第1群が正の屈折力であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項に記載のアナモフィックコンバーター。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のアナモフィックコンバーターと、前記アナモフィックコンバーターより物体側に配置された前記結像光学系とを有するレンズ装置。
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