JP7016675B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、TVカメラ、監視用カメラ等の撮像装置に好適なものである。
近年、一眼レフカメラ等の撮像装置においては、さまざまな用途に応じた撮像が求められている。そのひとつに、撮像光学系の光軸方向に傾いた物体面に対して全面的に良好にピントを合わせて撮像することができる撮像光学系が要望されている。
このような撮像用途をチルト撮影と呼び、こういった要望を満足する光学系としてチルト機構(アオリ機構)を設けた撮像光学系が知られている。その撮影原理にはシャインプルーフの法則が用いられており、この撮像光学系はシャインプルーフ光学系とも呼ばれている。
一方で、チルト機構を有する撮像光学系はチルト時に構図がシフト(構図シフト)してしまい、利便性を著しく損ねる場合があった。
従来、チルトしたときの構図シフトが少なくなるようにした撮像装置が知られている(特許文献1)。特許文献1では、チルト機構の回転中心位置と撮像光学系の後側主点位置を光軸方向で極力近づけることで、構図シフトを小さくした撮像装置を開示している。
特開2010-191078号公報
チルト機構を有する撮像光学系は、光軸上の任意の点を中心に、レンズ鏡筒が回転方向に移動する。このため、一般にレンズ保持機構が大型化し、撮像光学系としてズームレンズに適用した場合は操作性が低下する傾向があった。一般に撮像光学系の後側主点位置とチルト中心位置を近づけることで構図シフトを小さくすることができる。撮像光学系としてズームレンズを用いたとき、ズーミングに伴ってズームレンズの主点位置や各レンズ間のレンズ間隔が変化するのでこの条件を満たすことは難しい。
撮像光学系としてズームレンズを用い、光軸方向に傾いた物体面に対して全面的に良好にピントを合わせて撮像することができるためには、ズームレンズの各要素を適切に設定することが重要となる。特に全系が小型で構図シフトの少ないチルト撮影が容易なズームレンズを得るには、ズームレンズのレンズ構成を適切に設定することが重要になってくる。
本発明は、全系が小型で構図シフトの少ないチルト撮影が容易なズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された1つ以上のレンズ群を有する前群、最も物体側に開口絞りを含み、1つ以上のレンズ群を有する後群より構成され、ズーミング際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
前記前群は全ズーム範囲にわたり負の屈折力であり、前記後群は全ズーム範囲にわたり正の屈折力であり、前記前群は光軸方向に対して垂直方向の成分を持つように移動することでチルト効果を発生させることができるレンズ部Aを備え、前記後群は光軸方向に対して垂直方向の成分を持つように移動することでシフト効果を発生させることができるレンズ部Bを備え、前記レンズ部Bはチルト撮影時に前記レンズ部Aをシフトさせたことによって生じる構図シフトを補正する方向に移動することを特徴としている。
本発明によれば、全系が小型で構図シフトの少ないチルト撮影が容易なズームレンズが得られる。
(A)、(B)、(C) 本発明の実施例1の広角端、中間の焦点距離、望遠端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 本発明の実施例1の広角端、中間の焦点距離、望遠端における収差図 本発明の実施例1の広角端と望遠端でのチルト撮影時のMTFデフォーカス特性の説明図 (A)、(B)、(C) 本発明の実施例2の広角端、中間の焦点距離、望遠端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 本発明の実施例2の広角端、中間の焦点距離、望遠端における収差図 本発明の実施例2の広角端と望遠端でのチルト撮影時のMTFデフォーカス特性の説明図 シャインプルーフの法則の説明図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下に本発明の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて説明する。本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された1つ以上のレンズ群を有する前群、最も物体側に開口絞りを含み、1つ以上のレンズ群を有する後群より構成され、ズーミング際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。
前群は全ズーム範囲にわたり負の屈折力であり、後群は全ズーム範囲にわたり正の屈折力である。前群は光軸方向に対して垂直方向の成分を持つように移動することでチルト効果を発生させることができるレンズ部Aを備え、後群は光軸方向に対して垂直方向の成分を持つように移動することでシフト効果を発生させることができるレンズ部Bを備えている。レンズ部Bはチルト撮影時にレンズ部Aをシフトさせたことによって生じる構図シフトを補正する方向に移動する。
図1(A)、(B)、(C)は実施例1のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間の焦点距離、望遠端におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)は実施例1のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間の焦点距離、望遠端における収差図である。図3は実施例1のズームレンズで広角端と望遠端においてチルト撮影時の各像高におけるMTFデフォーカス特性を表した説明図である。図3に示す各図において、横軸はmmを単位としている。
実施例1のズームレンズは広角端における撮像半画角41.2度、中間の焦点距離における撮像半画角23.5度、望遠端における撮像半画角12度である。実施例1のズームレンズは広角端、中間の焦点距離、望遠端におけるFナンバーは4.12である。
図4(A)、(B)、(C)は実施例2のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間の焦点距離、望遠端におけるレンズ断面図である。図5(A)、(B)、(C)は実施例2のズームレンズの無限遠にフォーカスしたときの広角端、中間の焦点距離、望遠端における収差図である。図6は実施例2のズームレンズで広角端と、望遠端においてチルト撮影時の各像高におけるMTFデフォーカス特性を表した説明図である。図6に示す各図において、横軸はmmを単位としている。
実施例2のズームレンズは広角端における撮像半画角41.2度、中間の焦点距離における撮像半画角22度、望遠端における撮像半画角11.3度である。実施例2のズームレンズは広角端、中間の焦点距離、望遠端におけるFナンバーは4.12である。
図7はシャインプルーフの法則の説明図である。図8は本発明の撮像装置の要部概略図である。
レンズ断面図において左側が物体側(前方、拡大側)、右側が像側(後方、縮小側)である。L0はズームレンズである。LFは前群、LRは後群である。L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群、L5は正の屈折力の第5レンズ群である。L2bはチルト効果を有するレンズ部Aである。図1においてL4a、図4においてL3bは、シフト効果を有するレンズ部Bである。
ここでレンズ群とはズーミングの際に変化する光軸に沿ったレンズ間隔によって分けられる1以上のレンズを含むレンズ集合体をいう。SPは開口絞りである。SSPは補助絞り(フレアーカット絞り)である。focusに関する矢印は無限遠から至近へのフォーカシングに際してのレンズ群の移動軌跡を示している。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮像光学系として用いる際には像面はCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。
球面収差図において、実線のdはd線(波長587.6nm)の球面収差、点線は正弦条件を表わしている。非点収差図において、破線のMはd線のメリディオナル像面、実線のSはd線のサジタル像面を表わす。FnoはFナンバーである。MTFデフォーカス特性において、実線はサジタル方向、点線はメリディオナル方向のMTFを表している。MTFの計算波長はd線、シフト部Aのシフト量は1mm、後述する条件式(1)の値が1になるようにシフト部Bをシフトしている。
次に本発明のズームレンズにおける構図シフトの補正の原理について説明する。ズームレンズを構成するレンズ部を光軸上より偏芯させると、コマ収差や像面倒れが発生する。通常、ズームレンズはレンズ部の偏芯時の収差が小さくなるように設計されている。しかし、ズームレンズをレンズ部の光軸上からの偏芯による像面倒れを残すよう設計すると、チルト撮影と同じような効果を得ることができる。
図7はズームレンズLaのレンズ部の偏芯により、シャインプルーフの法則を擬似的に満たした場合の模式図である。垂直面から角度θobjだけ傾いた物体面に対して全面的に良好にピントを合わせるためには、シャインプルーフの法則からズームレンズLaのレンズ主平面に対し撮像面(像面)を垂直面から角度θimg度だけ傾けなければならない。
そこで、本発明者はレンズ部の偏芯による像面倒れを利用することで、物体面の傾きθobjによって発生した像面倒れの角度θimgを補正し、撮像面を倒さなくても全面的にピントを合わせることができるようにした。しかし、大きな補正効果を確保しようとすると、レンズ部の偏芯量が増え、構図シフトも大きくなってしまう。そこで、偏芯時の収差変動が小さくなるように設計されたレンズ部をもう1つ動かし、構図シフトを補正することで、像面倒れと構図シフトを補正できるズームレンズを設計した。
以下では、この像面倒れの補正をチルト効果と呼び、構図シフトの補正をシフト効果と呼ぶ。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、1つ以上のレンズ群を含み、全ズーム範囲において全体として負の屈折力の前群LFと1つ以上のレンズ群を含み全ズーム範囲において全体として正の屈折力の後群LRからなる。前群LFには光軸方向に対して垂直方向の成分を持つように移動することでチルト効果を発生させるレンズ部Aを備えている。後群LRには光軸方向に対して垂直方向の成分を持つように移動することでシフト効果を発生させるレンズ部Bを備えている。レンズ部Bはチルト撮像時にレンズ部Aをシフトさせたことによって生じる構図シフトを打ち消す方向に動く。
本発明のズームレンズにおいて好ましくは次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。レンズ部Aのシフト量をMa、レンズ部Aの偏芯敏感度をSa、レンズ部Bのシフト量をMb、レンズ部Bの偏芯敏感度をSbとする。ここで、偏芯レンズ部(光軸からシフトさせるレンズ部)の横倍率をβi、偏芯レンズ部より像側にあるレンズ系のトータル横倍率をβkとする。このとき、偏芯敏感度Sは
S=(1-βi)βk
より求められる。レンズ部Aのペッツバール和をPaとする。
このとき、次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。
0.60<-(Ma×Sa)/(Mb×Sb)<1.8 ・・・(1)
-0.60<Pa<-0.20 ・・・(2)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(1)はレンズ部Aとレンズ部Bのシフト量と偏芯敏感度に関するものである。理論上、Ma×Sa+Mb×Sb=0を満たすことで構図シフトを限りなく小さくすることができる。しかしながら、この関係は厳密に一致する必要はなく、条件式(1)の範囲に入っていれば実用上問題ない。条件式(1)の上限値及び下限値を超えてレンズ部Bの移動量が大きくなると、構図シフトが大きくなる。
条件式(2)はチルト効果を有するレンズ部Aのペッツバール和に関するものである。条件式(2)の下限を超えると、チルト撮影時の非点収差が大きくなり、光学性能を良好に保つことが困難となる。条件式(2)の上限を超えると、レンズ部Aがチルト撮像するためにシフトしたときの像面倒れが小さくなり、十分なチルト効果を得ることが困難になる。
更に好ましくは、条件式(1)、(2)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.90<-(Ma×Sa)/(Mb×Sb)<1.1 ・・・(1a)
-0.50<Pa<-0.21 ・・・(2a)
次に各実施例において良好なる光学特性を得るための好ましい機構について説明する。レンズ部A及びレンズ部Bは、いずれも1枚の正の屈折力のレンズと1枚の負の屈折力のレンズからなるのが収差補正上好ましい。
前群LFは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2より構成されるのが良い。また後群LRは物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5より構成されるのが高ズーム比化を達成するのに好ましい。チルト効果を有するレンズ部Aは第2レンズ群L2に含まれ、負の屈折力を有するのが良い。シフト効果を有するレンズ部Bは第4レンズ群L4に含まれ、負の屈折力を有するのが良い。
この他、シフト効果を有するレンズ部Bは第3レンズ群L3に含まれ、正の屈折力を有するのが良い。
各実施例のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5より構成されている。そしてズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。
具体的には広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が広がる。第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が狭まり、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が広がり、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の間隔が狭まる。このように各レンズ群は移動する。
各実施例において第2レンズ群L2の一部L2bがチルト効果を有するレンズ部Aである。実施例1において第4レンズ群L4の一部L4bがシフト効果を有するレンズ部Bである。実施例2において第3レンズ群L3の一部L3bがシフト効果を有するレンズ部Bである。
以上のように各要素を設定することにより、全系が小型で構図シフトの少ないチルト撮影が容易なズームレンズを得ている。
一般に複数のレンズを有する光学系において物体側から像側へ順に数えた第iレンズをシフトさせた時の像面倒れを表す偏芯収差係数PEは薄肉系で近似すると、
Figure 0007016675000001
となる。
ここで、
Pi:第iレンズのペッツバール和
α’i:第iレンズの軸上光束の射出角
となる。偏芯収差係数PEを大きくするとシフト時の像面倒れが大きくなり、より大きなチルト効果を得ることができる。各実施例では、上記式の第1項と第2項が同符号となるように、射出角α’がマイナス方向に大きくなる第2レンズ群L2の一部のレンズ部Aをチルト効果を持つレンズ部として採用している。
シフト効果を持つレンズ部Bとしては、第4レンズ群L4の一部または第3レンズ群L3の一部を採用しており、偏芯敏感度を保ったままシフトによる光学性能の劣化を少なくした設計になっている。
各実施例では、それぞれレンズ部Aを1mmシフトさせてチルト撮像を行っており、広角端におけるチルト効果は約1度、望遠端におけるチルト効果は約2度となっている。このように、レンズ部Aをシフトさせてチルト撮像することによる構図シフトをレンズ部Bで補正することによって、構図シフトの少ないチルト撮影を容易にしている。
次に、本発明のズームレンズを用いた一眼レフカメラシステム(撮像装置)の実施例を図8を用いて説明する。図8において、10は一眼レフカメラ本体、11は本発明によるズームレンズを搭載した交換レンズである。12は交換レンズ11を通して形成される被写体像を記録(受光)する撮像素子を含む記録手段である。13は交換レンズ11からの被写体像を観察するファインダー光学系、14は交換レンズ11からの被写体像を記録手段12とファインダー光学系13に切り替えて伝送するための回動するクイックリターンミラーである。
ファインダーで被写体像を観察する場合は、クイックリターンミラー14を介してピント板15に結像した被写体像をペンタプリズム16で正立像としたのち、接眼光学系17で拡大して観察する。撮影時にはクイックリターンミラー14が矢印方向に回動して被写体像は記録手段12に結像して記録される。18はサブミラー、19は焦点検出装置である。
このように本発明のズームレンズを一眼レフカメラ交換レンズ等の撮像装置に適用することにより、小型で構図シフトの少ないチルト撮影が可能なズームレンズを得ている。尚、本発明はクイックリターンミラーのないカメラにも同様に適用することができる。
次に本発明に係るズームレンズの実施例1、2の数値データ1、2を示す。各数値データにおいてiは物体側からの面の順序を示し、riはレンズ面の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間のレンズ肉厚および空気間隔、ndi、νdiはそれぞれd線に対する材料の屈折率、アッベ数を示す。また第i面の有効径も示す。BFはバックフォーカスであり、最終レンズ面から像面までの距離で示している。レンズ全長は第1レンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスを加えた値である。
また焦点距離、Fナンバーを示す。半画角は全系の撮像画角の半分である。像高は半画角を決定する最大像高である。また、レンズ群データは、各レンズ群の焦点距離、光軸上の長さ、入射瞳位置、射出瞳位置、前側主点位置、後側主点位置を表している。非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、Kを円錐定数、A4、A6、A8、A10を各々非球面係数としたとき、
Figure 0007016675000002
なる式で表している。また[e+X]は[×10+X]を意味し、[e-X]は[×10-X]を意味している。非球面は面番号の後に*を付加して示す。また、各光学面の間隔dが(可変)となっている部分は、ズーミングに際して変化するものであり、別表に焦点距離に応じた面間隔を記している。また前述の各パラメータ及び各条件式と数値データの関係を表1に示す。
(数値データ1)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 142.380 1.70 1.85478 24.8 62.04
2 69.190 7.06 1.59522 67.7 59.13
3 407.335 0.15 58.61
4 61.320 6.10 1.77250 49.6 55.84
5 187.256 (可変) 54.86
6* 162.636 0.04 1.51742 52.4 31.61
7 95.607 1.00 1.88300 40.8 31.51
8 16.534 7.64 23.96
9 -37.992 1.00 1.77250 49.6 23.15
10 45.160 0.15 22.11
11 36.421 4.79 1.90366 31.3 22.09
12 -54.984 1.81 21.43
13* -36.086 0.80 1.77250 49.6 19.79
14 40.932 2.64 1.90366 31.3 20.96
15 -249.182 (可変) 21.33
16 ∞ 0.05 22.89
17 41.092 2.80 1.49700 81.5 24.02
18 5752.948 1.47 24.20
19(絞り) ∞ 0.05 24.59
20 27.987 1.30 1.84666 23.9 25.41
21 18.365 8.03 1.48749 70.2 24.47
22 -88.508 0.15 24.49
23* 56.255 3.83 1.48749 70.2 24.23
24 -105.970 (可変) 23.86
25 -71.273 3.22 1.90366 31.3 19.34
26 -21.526 0.80 1.77250 49.6 19.23
27 73.322 2.55 18.67
28 -92.716 2.67 1.84666 23.8 18.56
29 -22.835 1.00 1.91082 35.3 18.94
30 -902.932 (可変) 20.04
31* 137.697 5.78 1.59282 68.6 26.41
32 -27.913 0.15 27.31
33 623.424 5.43 1.49700 81.5 27.83
34 -27.754 1.80 1.85478 24.8 27.95
35 -127.439 (可変) 29.26
像面 ∞
非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.23214e-005 A 6=-1.88534e-008 A 8= 8.60398e-012 A10= 2.26861e-014

第13面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.34460e-006 A 6= 7.44927e-010 A 8=-3.31348e-012 A10=-4.01931e-014

第23面
K = 0.00000e+000 A 4=-8.46333e-006 A 6= 5.98398e-010 A 8=-4.56471e-011 A10= 1.73769e-013

第31面
K = 0.00000e+000 A 4=-9.47374e-006 A 6= 3.86037e-009 A 8=-1.55487e-011 A10= 3.04251e-014
各種データ
ズーム比 4.05
広角 中間 望遠
焦点距離 24.71 49.78 99.97
Fナンバー 4.12 4.12 4.12
半画角(度) 41.20 23.49 12.21
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 158.37 174.13 199.70
BF 44.97 56.41 70.72

d 5 2.58 19.92 38.50
d15 22.65 9.62 2.31
d24 1.82 7.43 11.42
d30 10.38 4.77 0.78
d35 44.97 56.41 70.72

入射瞳位置 31.23 62.64 118.97
射出瞳位置 -64.86 -51.86 -43.45
前側主点位置 50.38 89.53 131.40
後側主点位置 20.26 6.64 -29.25

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 106.82 15.01 2.35 -6.54
2 6 -16.65 19.87 1.97 -12.55
3 16 26.65 17.68 5.65 -7.60
4 25 -34.50 10.25 2.28 -4.25
5 31 48.98 13.16 2.09 -6.26

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -159.17
2 2 138.95
3 4 115.59
4 6 -448.43
5 7 -22.78
6 9 -26.57
7 11 24.86
8 13 -24.71
9 14 39.07
10 17 83.26
11 20 -67.26
12 21 31.99
13 23 75.97
14 25 33.11
15 26 -21.46
16 28 35.17
17 29 -25.74
18 31 39.66
19 33 53.61
20 34 -41.86
(数値データ2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 184.231 1.70 1.85478 24.8 66.59
2 80.452 7.47 1.59522 67.7 61.64
3 3158.451 0.15 60.74
4 58.867 6.13 1.77250 49.6 57.02
5 151.109 (可変) 55.98
6* 93.125 0.04 1.51742 52.4 33.17
7 73.762 1.00 1.88300 40.8 33.10
8 15.857 8.73 24.66
9 -32.025 1.00 1.77250 49.6 24.08
10 56.049 0.15 23.37
11 40.840 4.66 1.90366 31.3 23.41
12 -47.503 1.67 23.02
13* -36.149 0.80 1.77250 49.6 21.38
14 47.644 2.43 1.90366 31.3 21.13
15 -268.975 (可変) 21.49
16 ∞ 0.05 22.83
17 34.983 3.11 1.49700 81.5 24.17
18 289.476 0.99 24.32
19 44.980 1.30 1.84666 23.8 24.90
20 25.563 6.45 1.48749 70.2 24.52
21 -59.732 1.00 24.70
22(絞り) ∞ 0.50 24.52
23* 41.253 4.71 1.48749 70.2 24.36
24 -123.187 (可変) 23.87
25 -76.476 3.72 1.90366 31.3 19.43
26 -21.340 0.80 1.77250 49.6 19.27
27 136.040 2.55 18.72
28 -59.103 2.48 1.84666 23.8 18.45
29 -21.767 1.00 1.91082 35.3 18.82
30 -293.298 (可変) 19.90
31* 190.674 4.99 1.59282 68.6 24.94
32 -25.867 0.15 25.67
33 -1240.631 4.51 1.49700 81.5 26.14
34 -29.420 1.80 1.85478 24.8 26.28
35 -188.278 (可変) 27.45
像面 ∞
非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.76913e-006 A 6=-1.04511e-008 A 8=-1.82674e-011 A10= 4.09698e-014

第13面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.51094e-006 A 6= 4.76743e-009 A 8=-3.33426e-011 A10= 9.79533e-014

第23面
K = 0.00000e+000 A 4=-8.28881e-006 A 6=-1.08501e-008 A 8=-3.44727e-011 A10=-4.99348e-014

第31面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.34036e-005 A 6= 8.08247e-009 A 8=-3.41233e-011 A10= 6.84763e-014
各種データ
ズーム比 4.04
広角 中間 望遠
焦点距離 24.74 49.49 99.93
Fナンバー 4.12 4.12 4.12
半画角(度) 41.16 23.61 12.22
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 157.40 173.16 198.73
BF 43.99 55.44 69.75

d 5 2.49 19.94 38.74
d15 22.65 9.52 1.99
d24 1.82 7.43 11.42
d30 10.38 4.77 0.78
d35 43.99 55.44 69.75

入射瞳位置 32.66 65.98 127.94
射出瞳位置 -44.69 -38.56 -33.71
前側主点位置 50.50 89.42 131.34
後側主点位置 19.25 5.95 -30.18

レンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 106.23 15.45 2.74 -6.40
2 6 -16.56 20.49 2.25 -12.96
3 16 27.01 18.11 6.19 -7.67
4 25 -38.11 10.56 2.66 -4.03
5 31 54.31 11.46 1.56 -5.66

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -168.36
2 2 138.57
3 4 121.32
4 6 -686.12
5 7 -23.06
6 9 -26.25
7 11 24.93
8 13 -26.50
9 14 44.95
10 17 79.74
11 19 -72.16
12 20 37.66
13 23 63.99
14 25 31.74
15 26 -23.83
16 28 39.50
17 29 -25.86
18 31 38.75
19 33 60.56
20 34 -41.01

Figure 0007016675000003
L0 ズームレンズ LF 前群 LR 後群
L2b レンズ部A L3a レンズ部B L4a レンズ部B
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群 L5 第5レンズ群

Claims (9)

  1. 物体側から像側へ順に配置された1つ以上のレンズ群を有する前群、最も物体側に開口絞りを含み、1つ以上のレンズ群を有する後群より構成され、ズーミング際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
    前記前群は全ズーム範囲にわたり負の屈折力であり、前記後群は全ズーム範囲にわたり正の屈折力であり、前記前群は光軸方向に対して垂直方向の成分を持つように移動することでチルト効果を発生させることができるレンズ部Aを備え、前記後群は光軸方向に対して垂直方向の成分を持つように移動することでシフト効果を発生させることができるレンズ部Bを備え、前記レンズ部Bはチルト撮影時に前記レンズ部Aをシフトさせたことによって生じる構図シフトを補正する方向に移動することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記レンズ部Aのシフト量をMa、前記レンズ部Aの偏芯敏感度をSa、前記レンズ部Bのシフト量をMb、前記レンズ部Bの偏芯敏感度をSbとするとき、
    0.6<-(Ma×Sa)/(Mb×Sb)<1.8
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記レンズ部Aのペッツバール和をPaとするとき、
    -0.6<Pa<-0.2
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記レンズ部Aおよび前記レンズ部Bは、いずれも1枚の正の屈折力のレンズと1枚の負の屈折力のレンズからなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記前群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群より構成され、前記後群は物体側から像側へ順に配置された正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群より構成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記レンズ部Aは前記第2レンズ群に含まれ、負の屈折力を有することを特徴とする請求項5に記載のズームレンズ。
  7. 前記レンズ部Bは前記第4レンズ群に含まれ、負の屈折力を有することを特徴とする請求項5または6に記載のズームレンズ。
  8. 前記レンズ部Bは前記第3レンズ群に含まれ、正の屈折力を有することを特徴とする請求項5または6に記載のズームレンズ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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