JP2000284174A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JP2000284174A JP11087076A JP8707699A JP2000284174A JP 2000284174 A JP2000284174 A JP 2000284174A JP 11087076 A JP11087076 A JP 11087076A JP 8707699 A JP8707699 A JP 8707699A JP 2000284174 A JP2000284174 A JP 2000284174A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】広角端から望遠端に至る全変倍範囲にわたり、
又無限遠物体から近距離物体に至る物体距離全般にわた
り、良好なる光学性能を有したインナーフォーカス式の
4群タイプのズームレンズを得ること。 【解決手段】物体側より順に正の屈折力の第1レンズ
群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レン
ズ群、そして正の屈折力の第4レンズ群の4つのレンズ
群を有し、広角端から望遠端への変倍において前記第1
レンズ群と第2レンズ群の間隔が広く、第2レンズ群と
第3レンズ群の間隔が狭くなるように、少なくとも第2
レンズ群と第3レンズ群を光軸上移動させ、前記第1レ
ンズ群は物体側より正の屈折力の単レンズで構成された
第1aレンズ群と、全体として正の屈折力の第1bレン
ズ群で構成され、無限遠物体から至近距離物体へのフォ
ーカシングを前記第1bレンズ群を物体側に光軸上移動
させて行うこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスチルカメラ、テレ
ビカメラ、ビデオカメラ、写真用カメラ、そしてデジタ
ルカメラ等に好適なズームレンズに関し、特に物体側の
第1群を構成する複数のレンズ群のうちの1つのレンズ
群を移動させてフォーカスを行う、所謂インナーフォー
カス方式を用いた望遠域を含むマイク撮影に好適なズー
ムレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりビデオカメラ、スチルカメラ、
そしてテレビカメラ等のズームレンズのうち、物体側か
ら順に正の屈折力の第1群、変倍用の負の屈折力の第2
群(変倍レンズ群)、変倍に伴って変動する像面を補正
する為の正又は負の屈折力の第3群(補正レンズ群)、
開口絞り、そして結像用の正の屈折力の第4群(リレー
レンズ群)の4つのレンズ群より成る所謂4群ズームレ
ンズにおいて、第1群中の一部のレンズ群を移動させて
フォーカスを行う、所謂インナーフォーカス式を採用し
たものが、例えば特公昭59−4686号公報で提案さ
れている。
【0003】同公報では第1群を負の屈折力の第11
群、正の屈折力の第12群、そして正の屈折力の第13
群の3つのレンズ群より構成し、無限遠物体から至近距
離物体にかけてのフォーカスを第12群を像面側へ移動
させて行っている。
【0004】又、特開昭52−109952号公報,特
開昭55−57815号公報,特開昭55−11711
9号公報,特公昭61−53696号公報,特公昭52
−41068号公報等では、4群ズームレンズにおいて
第1群を複数のレンズ群に分割し、そのうち最も物体側
のレンズ群をフォーカシング時に固定とし、それより後
方の像面側のレンズ群の一部をフォーカシング時に移動
させるインナーフォーカシングとしている。
【0005】又、特開昭52−128153号公報では
4群ズームレンズにおいて第1群を2つのレンズ群に分
割し、その2つのレンズ群の間隔を無限遠物体から有限
距離物体へのフォーカシングに際し、大きくなるように
移動させ、フォーカシングを行っている。
【0006】一般にインナーフォーカス式のズームレン
ズは第1群全体を移動させてフォーカスを行なうズーム
レンズに比べて第1群の有効径が小さくなり、レンズ系
全体の小型化が容易となり、又近接撮影、特に極近接撮
影が容易となり、更に比較的小型軽量のレンズ群を移動
させて行っているのでレンズ群の駆動力が小さくてす
み、迅速な焦点合わせができる等の特徴を有している。
【0007】このようなインナーフォーカス式のズーム
レンズは、オートフォーカス機能を有したカメラに適し
ている。これはフォーカスレンズ群のレンズ重量が軽量
となるために一定物体距離に対するフォーカス速度を速
くすることができるためである。
【0008】特にフォーカス移動トルクが低減し、電気
的負荷を減少させ、駆動機構の小型化や高速なフォーカ
ス伝達ができるため、有効となっている。
【0009】この他インナーフォーカス式はスムーズな
駆動を行うため、フォーカスレンズ群は外からの衝撃に
よるフォーカス駆動障害を防止することができる等の特
徴がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ズームレンズにおい
て、大口径比、高変倍比で、しかも全変倍範囲及び全フ
ォーカス範囲にわたり高い光学性能を得る為には各レン
ズ群の屈折力(パワー)やレンズ構成等を適切に設定す
る必要がある。
【0011】一般に全変倍範囲及び全フォーカス範囲に
わたり収差変動が少なく高い光学性能を得るには、例え
ば各レンズ群のパワーを小さくして各レンズ群で発生す
る収差量を小さくするか、各レンズ群のレンズ枚数を増
加させて収差補正上の自由度を増やすことが必要となっ
てくる。
【0012】この為、高変倍比のズームレンズを達成し
ようとすると、どうしても各レンズ群の空気間隔が大き
くなったり、レンズ枚数が増加するなどして、レンズ系
全体が重厚長大化してくるという問題点が生じてくる。
【0013】又、最近のオートフォーカス機能を有した
カメラでは、フォーカス用のレンズ群の重量をなるべく
軽量にして迅速にフォーカスすることが重要となってい
る。又、インナーフォーカス式は前述した特徴がある
が、この方式を用いてレンズ系全体の簡素化を図ろうと
すると、フォーカシングによる諸収差の変動が顕著とな
り、光学性能を良好に維持するのが大変難しくなってく
る。
【0014】本発明は、4群ズームレンズにおいて、第
1群を第11群,第12群の2つのレンズ群より構成
し、このうち第12群を光軸上、移動させてフォーカス
を行うインナーフォーカス方式を採用しつつ、大口径化
及び高変倍化を図り、かつ各レンズ群のレンズ構成を適
切に設定することにより、変倍及びフォーカシングに伴
う球面収差、色収差などの諸収差の変動を減少させ、全
変倍範囲及び全フォーカス範囲にわたり高い光学性能を
有したズームレンズの提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のズーム
レンズは、物体側より順に正の屈折力の第1レンズ群、
負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ
群、そして正の屈折力の第4レンズ群の4つのレンズ群
を有し、広角端から望遠端への変倍において前記第1レ
ンズ群と第2レンズ群の間隔が広く、第2レンズ群と第
3レンズ群の間隔が狭くなるように、少なくとも第2レ
ンズ群と第3レンズ群を光軸上移動させ、前記第1レン
ズ群は物体側より正の屈折力の単レンズで構成された第
1aレンズ群と、全体として正の屈折力の第1bレンズ
群で構成され、無限遠物体から至近距離物体へのフォー
カシングを前記第1bレンズ群を物体側に光軸上移動さ
せて行うことを特徴としている。
【0016】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、広角端における全系の焦点距離をFw、望遠端にお
ける全系の焦点距離をFt、前記第iレンズ群の焦点距
離をFi、前記第1aレンズ群と第1bレンズ群の焦点
距離をそれぞれF1a,F1bとしたとき 0.6 <F1 /Fm <1.2 ‥‥‥(1) 0.16<F1b/F1a<0.4 ‥‥‥(2) 但し、
【0017】
【数3】
【0018】の条件式を満足することを特徴としてい
る。
【0019】請求項3の発明は請求項1又は2の発明に
おいて、前記第1aレンズ群は物体側へ凸面を向けた正
レンズ、第1bレンズ群は物体側より順に物体側へ凸を
向けたメニスカス状の負レンズ、物体側へ凸面を向けた
正レンズ、物体側へ凸面を向けた正レンズより構成する
ことを特徴としている。
【0020】請求項4の発明は請求項1,2又は3の発
明において、広角端における全系の焦点距離をFw、望
遠端における全系の焦点距離をFt、前記第iレンズ群
の焦点距離をFiとしたとき 0.18<|F2/Fm|<0.35 ‥‥‥(3) 0.6 < F3/Fm <1.2 ‥‥‥(4) 0.45< F4/Fm <1 ‥‥‥(5) 但し、
【0021】
【数4】
【0022】の条件式を満足することを特徴としてい
る。
【0023】
【発明の実施の形態】図1,図5は各々本発明の数値実
施例1,2の広角端のズーム位置におけるレンズ断面図
である。
【0024】図中L1は変倍中固定の正の屈折力の第1
群である。第1群L1は1枚の正レンズより成る正の屈
折力の第1aレンズ群L1aと、正の屈折力の第1bレ
ンズ群L1bの2つのレンズ群より成っている。
【0025】無限遠物体から至近物体へのフォーカス
は、第1bレンズ群L1bを物体側へ移動させて行って
いる。
【0026】L2は第2群としての変倍用の負の屈折力
のバリエータであり、光軸上像面側へ単調に移動させる
ことにより、広角端(ワイド)から望遠端(テレ)への
変倍を行っている。
【0027】L3は第3群としての正の屈折力のコンペ
ンセータであり、変倍に伴う像面変動を補正しており物
体側に凸状の軌跡を有して移動する。SPは絞り、L4
は第4群としての正の屈折力のリレー群である。IPは
像面である。
【0028】一般に4群ズームレンズにおいて、望遠端
のズーム位置で物体距離の変化があると光学性能、特に
球面収差と軸上色収差の変動が大きくなり、最短撮影距
離を短くすることが難しくなると共に良好なる画像を得
るのが難しくなってくる。
【0029】そこで本発明においては前述の構成を有し
た4つのレンズ群より成るズームレンズにおいて、無限
遠物体から至近距離物体への焦点合わせを第1群L1中
の第1bレンズ群L1bを物体側へ移動させて行うイン
ナーフォーカス方式を採用し、物体距離全般にわたり良
好なる光学性能を得ると共に、外圧を防止しつつフォー
カス駆動トルクに対し最適なフォーカスレンズ群のレン
ズ重量とフォーカス移動量を得ている。
【0030】本発明に係るズームレンズは以上の構成に
より達成されるが、更に大口径化及び高変倍化を図りつ
つインナーフォーカス方式を採用しつつ物体距離全般に
わたり良好なる光学性能を得るには、次の諸条件のうち
少なくとも1つを満足させるのが良い。
【0031】(ア−1)広角端における全系の焦点距離
をFw、望遠端における全系の焦点距離をFt、前記第
iレンズ群の焦点距離をFi、前記第1aレンズ群と第
1bレンズ群の焦点距離をそれぞれF1a,F1bとし
たとき 0.6 <F1 /Fm <1.2 ‥‥‥(1) 0.16<F1b/F1a<0.4 ‥‥‥(2) 但し、
【0032】
【数5】
【0033】の条件式を満足することである。
【0034】条件式(1)はズーム中間域におけるレン
ズ系の焦点距離と第1レンズ群の焦点距離の比率を表わ
し、上限値を越えて第1レンズ群の屈折力が弱くなりす
ぎるとレンズ全長が長くなり同時に第1レンズ群のレン
ズ径が大きくなってきて良くない。
【0035】他方、下限値を越えると高次の球面収差や
色収差が多く発生してきて、これを補正することが困難
になってくる。
【0036】条件式(2)は第1レンズ群中の第1aレ
ンズ群(前群)と第1bレンズ群(後群)の屈折力比を
表わし、上限値を越えて後群の屈折力が弱くなってくる
とフォーカシングにおける移動量が増加してしまい、次
いでレンズ全長及びレンズ径の増加を招いてしまう。
【0037】一方、下限値を超えると第1レンズ群の屈
折力が後群に集中してしまう為、一定の屈折力を得る為
には、後群のレンズ面に強い曲率を与える必要があり、
結果レンズ体積及びレンズ重量の増加を招いてしまう。
【0038】(ア−2)前記第1aレンズ群は物体側へ
凸面を向けた正レンズ、第1bレンズ群は物体側より順
に物体側へ凸を向けたメニスカス状の負レンズ、物体側
へ凸面を向けた正レンズ、物体側へ凸面を向けた正レン
ズより構成することである。
【0039】これによれば、軸上収差と軸外収差のバラ
ンスを良く補正することができる。
【0040】(ア−3)広角端における全系の焦点距離
をFw、望遠端における全系の焦点距離をFt、前記第
iレンズ群の焦点距離をFiとしたとき 0.18<|F2/Fm|<0.35 ‥‥‥(3) 0.6 < F3/Fm <1.2 ‥‥‥(4) 0.45< F4/Fm <1 ‥‥‥(5) 但し、
【0041】
【数6】
【0042】の条件式を満足することである。
【0043】条件式(3)は主に変倍作用を有する第2
レンズ群の屈折力に関わり、変倍における第2レンズ群
の移動量を規制しつつ高画質を保つための条件である。
【0044】条件式(3)の上限値を越えて第2レンズ
群の屈折力が弱くなってくると第2レンズ群の一定移動
に対する変倍作用が弱くなり、結果として一定変倍比を
得るため第2レンズ群の大きな移動空間が必要になりレ
ンズ系が大型化してしまう。
【0045】他方、下限値を越えると第2レンズ群の強
い負レンズ作用により高次の球面収差や色収差が発生し
てこれを補正することが困難となる。
【0046】条件式(4)は、主に変倍時における像面
位置変動の補正作用を行う第3レンズ群の屈折力に関
し、上限値を越えて第3レンズ群の屈折力が弱まり、第
3レンズ群の共役点間隔が広くなると同時に像面位置補
正を行うためのレンズ移動量が大きくなってしまう為レ
ンズ全長が長くなってきて良くない。
【0047】一方、下限値を超えて第3レンズ群の屈折
力が強くなってくると負の球面収差が大きく発生し、こ
れを他のレンズ群で補正を行うことが困難となってく
る。
【0048】条件式(5)は、主に第3レンズ群から射
出される略アフォーカル光束を像面上に結像させる作用
を有する第4レンズ群の屈折力に関する。
【0049】条件式(5)の上限値を越えると第4レン
ズ群の屈折力が弱くなりすぎる為バックフォーカスが長
くなってくるため、レンズ全長が増大してきて良くな
い。
【0050】他方、下限値を越えるとレンズ全系のバッ
クフォーカスが短くなりすぎて、一眼レフレックスカメ
ラ使用時におけるクイックリターンミラーとの干渉を生
じてくると同時に像面湾曲等軸外の高次収差が大きく発
生してくる。
【0051】(ア−4)第2レンズ群を物体側より像面
側に強い凹面を向けた負レンズ、両レンズ面が凹面の負
レンズと正レンズが接合された全体として負のレンズ、
物体側に凹面を向けた負レンズより構成することであ
る。
【0052】(ア−5)第3レンズ群を物体側より、両
レンズ面が凸面の正レンズとメニスカス状の負レンズを
接合した全体として正のレンズ群とするのが良い、また
更に物体側に正レンズを追加すれば更なる収差補正効果
が期待できる。
【0053】(ア−6)第4レンズ群を物体側より、物
体側に凸面を向けた正レンズ、物体側に凸面を向けた両
レンズ面が凸面の正レンズと像面側に凹面を向けた両レ
ンズ面が凹面の負レンズの全体として負の接合レンズ、
広い空気間隔を挟んで正レンズ、像面側に凸面を向けた
メニスカス状の負レンズ、正レンズで構成し、変倍中、
光軸上固定とするのが良い。
【0054】(ア−7)更なる光学性能向上の為レンズ
系の一部に非球面や回折光学素子、屈折分布型光学材料
を導入するのが良い。
【0055】(ア−8)光学系の一部を偏心させること
により像変位を行い、撮影時の像ブレ補正に用いても良
く、特に第2レンズ群又は第4レンズ群の全体もしくは
レンズ群中の一部を光軸と垂直方向に移動させる方法が
高画質を保持する上で効果的である。
【0056】次に本発明の数値実施例を示す。数値実施
例においてRiは物体側より順に第i番目のレンズ面の曲
率半径、Diは物体側より第i番目のレンズ厚及び空気
間隔、Niとνiは各々物体側より順に第i番目のレンズ
のガラスのd線の屈折率とアッベ数である。又、前述の
各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表−1
に示す。
【0057】
【外1】
【0058】
【外2】
【0059】
【表1】
【0060】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、4群ズー
ムレンズにおいて、第1群を第11群,第12群の2つ
のレンズ群より構成し、このうち第12群を光軸上、移
動させてフォーカスを行うインナーフォーカス方式を採
用しつつ、大口径化及び高変倍化を図り、かつ各レンズ
群のレンズ構成を適切に設定することにより、変倍及び
フォーカシングに伴う球面収差、色収差などの諸収差の
変動を減少させ、全変倍範囲及び全フォーカス範囲にわ
たり高い光学性能を有したズームレンズを達成すること
ができる。
【0061】この他本発明によればフォーカスレンズ群
を電気的に駆動する際のフォーカス移動トルクの低減を
行いつつ高画質な変倍比2.8程度の望遠型のズームレ
ンズを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値実施例1の広角端のレンズ断面図
【図2】本発明の数値実施例1の広角端の収差図
【図3】本発明の数値実施例1の中間の収差図
【図4】本発明の数値実施例1の望遠端の収差図
【図5】本発明の数値実施例2の広角端のレンズ断面図
【図6】本発明の数値実施例2の広角端の収差図
【図7】本発明の数値実施例2の中間の収差図
【図8】本発明の数値実施例2の望遠端の収差図
【符号の説明】
L1 第1群 L2 第2群 L3 第3群 L4 第4群 L11 第11群 L12 第12群 SP 絞り IP 像面 d d線 g g線 S.C 正弦条件 ΔS サジタル像面 ΔM メリディオナル像面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に正の屈折力の第1レンズ
    群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レン
    ズ群、そして正の屈折力の第4レンズ群の4つのレンズ
    群を有し、広角端から望遠端への変倍において前記第1
    レンズ群と第2レンズ群の間隔が広く、第2レンズ群と
    第3レンズ群の間隔が狭くなるように、少なくとも第2
    レンズ群と第3レンズ群を光軸上移動させ、前記第1レ
    ンズ群は物体側より正の屈折力の単レンズで構成された
    第1aレンズ群と、全体として正の屈折力の第1bレン
    ズ群で構成され、無限遠物体から至近距離物体へのフォ
    ーカシングを前記第1bレンズ群を物体側に光軸上移動
    させて行うことを特徴とするズームレンズ。
  2. 【請求項2】 広角端における全系の焦点距離をFw、
    望遠端における全系の焦点距離をFt、前記第iレンズ
    群の焦点距離をFi、前記第1aレンズ群と第1bレン
    ズ群の焦点距離をそれぞれF1a,F1bとしたとき 0.6 <F1 /Fm <1.2 0.16<F1b/F1a<0.4 但し、 【数1】 の条件式を満足することを特徴とした請求項1のズーム
    レンズ。
  3. 【請求項3】 前記第1aレンズ群は物体側へ凸面を向
    けた正レンズ、第1bレンズ群は物体側より順に物体側
    へ凸を向けたメニスカス状の負レンズ、物体側へ凸面を
    向けた正レンズ、物体側へ凸面を向けた正レンズより構
    成することを特徴とした請求項1又は2のズームレン
    ズ。
  4. 【請求項4】 広角端における全系の焦点距離をFw、
    望遠端における全系の焦点距離をFt、前記第iレンズ
    群の焦点距離をFiとしたとき 0.18<|F2/Fm|<0.35 0.6 < F3/Fm <1.2 0.45< F4/Fm <1 但し、 【数2】 の条件式を満足することを特徴とした請求項1,2又は
    3のズームレンズ。
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