JP2007159947A - ラックの支柱と梁材との連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラックの支柱に対する梁材の外れ止めとなる抜け止め板を薄板から製造できるようにする。
【解決手段】支柱3側の係止孔12に梁材6の端の係止板15側の係止爪20を係合させて、支柱3に梁材6を連結し、係止板15の上側に位置する空の係止孔12に対して係脱自在で外側突出部22により係止板15の上動を阻止する抜け止め板21が設けられた連結構造において、抜け止め板21は、係止板15の板厚よりも薄い板厚の板材で構成され、係止孔12の上下両側辺の内の少なくとも一方には、上下方向に凹入し且つ係止板15の板厚よりも小巾で抜け止め板21の板厚より巾広の切欠き凹部13aが設けられ、抜け止め板21は、係止孔12を貫通する箇所の上下両側辺の少なくとも一方が切欠き凹部13a内に嵌合して垂直姿勢に保持される構成。
【選択図】図6

Description

本発明は、区画用垂直フレーム間に荷支持用水平フレームを架設して成るラックなどにおいて採用できる、支柱と梁材との連結構造に関するものである。
前後の支柱を斜め連結材で連結して構成された区画用垂直フレームを適当間隔おきに立設し、各区画用垂直フレームの前側支柱間及び後側支柱間に水平の梁材を架設し、この前後の梁材間に桟材を架設して荷支持用水平フレームを構成して成るラックが知られている。そしてこの種のラックにおける支柱と梁材との連結構造として、支柱の前側板部には、支柱長さ方向適当間隔おきに係止孔を設け、梁材の端に付設された係止板には、上下複数の前記係止孔に対し嵌脱自在で且つ当該係止板の下動により前記係止孔の下方内側に係合する上下複数の係止爪を設け、この係止板の上側に位置する前記係止孔に対して係脱自在で当該係止孔から外側に突出する外側突出部で前記係止板の上動を阻止する抜け止め板を設けた構成が、例えば特許文献1などによって知られている。
特開2002−51846号公報
特許文献1などによって知られているラックの支柱と梁材との連結構造では、梁材の端に取り付けられる係止板は、必要な強度の確保のために板厚の十分な鉄板の裁断と曲げ加工により構成されるもので、高い寸法精度が確保し難いこともあって、支柱側に設けられる係止孔は、板厚の厚い係止版の板厚よりも更に十分広い巾に構成される。一方、このラックに対するフォークリフトなどによる荷の搬出作業時に、フォーキング操作のミスにより、搬出する荷を介して上段の荷支持用水平フレームに対し押し上げと共に外側に引き出すような不当な外力を与えてしまう場合がある。このような荷支持用水平フレームに作用する不当な外力は、荷搬出側の梁材の端の係止板を支柱側から取り外すときの操作力と同一に働くので、当該係止板(荷搬出側の梁材)の係止爪の一部(主として最下段の係止爪など)が支柱側の係止孔から外れてしまう恐れがある。
上記の問題点を解消するために前記抜け止め板が併用されているのであるが、当該抜け止め板は、係止板の最初の上動を制止することができれば良いので、係止板に比較して薄板から成るものであっても十分に所期の目的を達成することができるのであるが、実際には、上記の理由で巾広に形成されている係止孔に係合させるものであるから、この係止孔内で抜け止め板が倒れて機能しなくなるのを避けるために、少なくとも係止板と同程度の板厚の鉄板から構成する必要があった。このため、抜け止め板に係るコストが高くつく結果となっていた。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得るラックの支柱と梁材との連結構造を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、ラックの支柱3と梁材6との連結構造であって、支柱3の前側板部9には、支柱長さ方向適当間隔おきに係止孔12が設けられ、梁材6の端に付設された係止板15には、上下複数の前記係止孔12に対し嵌脱自在で且つ当該係止板15の下動により前記係止孔12の下方内側に係合する上下複数の係止爪20が設けられ、この係止板15の上側に位置する前記係止孔12に対して係脱自在で当該係止孔12から外側に突出する外側突出部22で前記係止板15の上動を阻止する抜け止め板21が設けられたラックの支柱3と梁材6との連結構造において、前記抜け止め板21は、前記係止板15の板厚よりも薄い板厚の板材で構成され、前記係止孔12の上下両側辺の内の少なくとも一方には、上下方向に凹入し且つ前記係止板15の板厚よりも小巾で前記抜け止め板21の板厚より巾広の切欠き凹部13aが設けられ、前記抜け止め板21は、前記係止孔12を貫通する箇所の上下両側辺の少なくとも一方が前記切欠き凹部13a内に嵌合して垂直姿勢に保持される構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、前記係止孔12の切欠き凹部13a,13bは、当該係止孔12の上下両側辺それぞれに設け、抜け止め板21は、前記係止孔12を貫通する箇所の上下両側辺がそれぞれ切欠き凹部13a,13bに嵌合して垂直姿勢に保持されるように構成することができる。更に、この請求項2に記載の構成を採用する場合、請求項3に記載のように、前記上下一対の切欠き凹部13a,13bは、上側の切欠き凹部13aの深さが下側の切欠き凹部13bの深さよりも深くなるように構成することができる。
又、前記支柱3の前側板部9に、その巾方向中央部に支柱長さ方向に沿って角形凹溝部11が形成され、この凹溝部11の底板部11aに前記係止孔12が設けられている構成においては、請求項4に記載のように、前記係止孔12の切欠き凹部13aは、前記凹溝部11の側板部11bに隣接して設けることができる。
又、前記支柱3の前側板部9に、その巾方向中央部に支柱長さ方向に沿って角形凹溝部11が形成され、この凹溝部11の底板部11aに前記係止孔12が設けられている構成であって、支柱巾が狭いために、前記凹溝部11が、支柱3の左右両側の梁材6の係止板15を並列状態で係止させたときに両係止板15間に当該係止板15の板厚以下の隙間しか生じない小巾のものとなる場合、請求項5に記載のように、前記係止孔12は、凹溝部11の左右両側板部11b間の内巾一杯に形成し、前記切欠き凹部13aは、1つの係止孔12に対し凹溝部11の左右両側板部11bそれぞれに隣接して左右一対設けることができる。
又、前記支柱3の前側板部9に、その巾方向中央部に支柱長さ方向に沿って角形凹溝部11が形成され、この凹溝部11の底板部11aに前記係止孔12が設けられている構成であって、支柱巾が広いために、前記凹溝部11が、支柱3の左右両側の梁材6の係止板15を並列状態で係止させたときに両係止板15間に当該係止板15の板厚以上の空間が生じる巾広のものとなる場合、請求項6に記載のように、前記係止孔12A,12Bは凹溝部11の左右両側板部11bのそれぞれに隣接するように左右一対設け、前記切欠き凹部13aは、左右一対の係止孔12A,12Bそれぞれに分けて設けることができる。
上記構成の本発明に係るラックの支柱と梁材との連結構造によれば、梁材の端の係止板の上下複数の係止爪を支柱側の上下複数の係止孔内に嵌入させ、係止板の下動により各係止爪を各係止孔の下方内側に係合させた状態で、係止板の直上位置にある係止孔に抜け止め板を挿入係止することにより、係止板の上動を当該抜け止め板の外側突出部で阻止させることができるのであるが、本発明の構成では、抜け止め板の係止孔を貫通する部分の上下少なくとも一方の側辺が係止孔に形成された切欠き凹部内に嵌合することになるので、当該抜け止め板が係止板の板厚よりも薄い板厚の板材で構成され且つ当該係止板が係合する巾の広い係止孔に装着されるものであるにもかかわらず、前記切欠き凹部により抜け止め板の係止孔内での倒れを阻止させて垂直姿勢に確実に保持させることができる。従って、抜け止め板を薄板から構成してコストダウンを図りながら、当該抜け止め板による係止板の上動阻止機能を確実に発揮させ、荷搬出時のフォーキング操作のミスにより荷搬出側の梁材に押し上げ力を作用させてしまっても、係止板の係止爪の一部(主として最下段の係止爪など)が支柱側の係止孔から外れてしまう危険な事態を回避でき、安全性を高めることができる。
尚、請求項2及び3に記載の構成によれば、抜け止め板の上下両側辺の両方を切欠き凹部それぞれに嵌合させて当該抜け止め板を垂直姿勢に保持させることができるので、抜け止め板の板厚をより一層薄くすることが可能になる。
又、請求項4に記載の構成によれば、板厚の薄い抜け止め板を係止孔にセットするとき、当該抜け止め板を凹溝部の側板部に沿わせて挿入することにより確実に当該抜け止め板を切欠き凹部内に導入させることができ、抜け止め板のセッティング操作を容易に行える。
更に、支柱巾が狭いために前記係止孔が巾の狭い凹溝部の左右両側板部間の内巾一杯に構成される場合や、支柱巾が広いために前記係止孔が巾の広い凹溝部の左右両側板部それぞれに隣接するように左右一対設けられる場合には、請求項5や6に記載の構成を採用すれば良い。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、ラックの一部分を示す図1において、1は区画用垂直フレームであって、適当間隔おきに立設される多数の区画用垂直フレームの内、隣り合う2つの区画用垂直フレーム1が示されている。2は荷支持用水平フレームであって、隣り合う各区画用垂直フレーム1間に上下複数段に架設される荷支持用水平フレームの内、隣り合う2つの区画用垂直フレーム1間に架設された上下2段の荷支持用水平フレーム2が示されている。
各区画用垂直フレーム1は、前側支柱3と後側支柱4、及び前後両支柱3,4どうしを連結一体化する斜め連結材5から構成されたラチス構造のものである。荷支持用水平フレーム2は、前側梁材6と後側梁材7、及び前後両梁材6,7間で当該梁材6,7の長さ方向適当間隔おきに架設された前後方向の桟材8から構成された梯子構造のものである。
支柱3,4は同一構造のものを前後対称に配置したもので、各支柱3,4は、図3〜図5に示すように、前側板部9と左右両横側板部10とから成る横断面略コ字形中空状のもので、前側板部9は、その左右巾方向の中央位置に角形凹溝部11がこの支柱を構成する板材の曲げ加工により一体に形成されることにより、当該凹溝部11を間にして左右2列の角形突出部9a,9bが形成され、左右両横側板部10には、前後巾方向の中央位置の段部10aを介して後側辺側に内寄り側板部10bが形成され、この内寄り側板部10b間で前記斜め連結材5の端部が挟持されてボルトナットとやリベットなどで結合される。又、この実施形態の支柱3,4は巾の狭いもので、前記凹溝部11の底板部11aには、当該凹溝部11の左右両側板部11b間の全巾と同一巾の係止孔12が支柱長さ方向等間隔おきに設けられ、更に各係止孔12の上下両側縁には、図5に詳細を示すように、凹溝部11の左右両側板部11bに隣接するように上下一対の切欠き凹部13a,13b及び14a,14bが設けられている。これら上下一対の切欠き凹部13a,13b及び14a,14bの内、下側切欠き凹部13b,14bの深さは浅く、上側切欠き凹部13a,14aは上方に長く延出して深さが深く構成されている。
各梁材6,7はその両端に係止板15を備えたもので、この係止板15を含めて両梁材6,7は同一構造のものを前後対称に配置したものである。梁材6,7は、板材を略縦長矩形筒状に曲げ加工して構成したもので、その桟材8の端部係止位置には、上側板部16から後側板部17にわたってL形に桟材係止用スリット18が設けられている。係止板15は、図2〜図4に示すように、梁材6,7の端部に溶接などで固着された基板部19aと、この基板部19aの前端から曲げ加工されて一体に形成された平面コ字形の嵌合部19bとを備えている。この嵌合部19bの内巾は、支柱3,4の前側板部9における角形突出部9a,9bの巾より若干大きいもので、その垂直な遊側辺(基板部19aと平行な外側板部19cの垂直な遊側辺)には、上下方向4つの係止爪20が一体に形成突設されている。これら各係止爪20は、図6Bに示すように、支柱3,4側の係止孔12の上下間隔と等しい上下間隔で下向きに延出するように突設されたもので、任意の高さにある支柱3,4側の連続する4つの係止孔12に同時に差込みながら下動させることにより、各係止爪20を支柱3,4側の4つの係止孔12の下方内側に係合させることができる形状に構成されている。又、この係止板15を構成する板材の板厚は、図4及び図5に示すように、支柱3,4側の凹溝部11の内巾の半分より若干小さく、各切欠き凹部13a〜14bの巾よりも十分に大きい。
図6〜図8において、21は抜け止め板である。この抜け止め板21は、支柱3,4側の各係止孔12に設けられた切欠き凹部13a〜14bの巾よりも若干薄い板厚の板材から構成されたもので、使用状態において係止孔12から外側に突出する外側突出部22と、係止孔12から支柱3,4の内側に入り込み且つ下方に垂下する、外側突出部22より大きて大重量の内側垂下部23とから成り、外側突出部22の基部(内側垂下部23に隣接する箇所)には、係止孔12の上側切欠き凹部13a(又は14a)より上方に突出する上側突出部22aと、係止孔12の下側切欠き凹部13b(又は14b)より下方に延出する下側延出部22bとが設けられ、内側垂下部23は、その基部(外側突出部22に隣接する箇所)が上下対をなす切欠き凹部13a,13b(又は14a,14b)の両方に嵌合し得る高さを有し、この上下対をなす切欠き凹部13a,13b(又は14a,14b)に内側垂下部23の基部の上下両側辺が嵌合した状態では、この抜け止め板21の上下遊動が許容範囲内に抑えられるように構成されている。又、内側垂下部23は、図9に仮想線で示すように、上下対をなす切欠き凹部13a,13b(又は14a,14b)間において係止孔12に内側垂下部23を斜め下向きに挿入した後、外側突出部22の下端付近を支点に抜け止め板21の全体を、内側垂下部23が係止孔12から下方に進入する方向に回転させ、外側突出部22の上側突出部22aを上側切欠き凹部13a(又は14a)の上側で凹溝部11の底板部aの表面に当接させると共に内側垂下部23を凹溝部11の底板部11aの裏面に当接させることができる形状に構成されている。
上記構成のラックの組立方法について説明すると、図1に示すように、区画用垂直フレーム1を荷支持用水平フレーム2の梁材6,7の長さに対応した間隔おきに立設し、2つの区画用垂直フレーム1間に任意の荷支持レベルで荷支持用水平フレーム2を架設する。即ち、前側梁材6は左右両側の区画用垂直フレーム1の前側支柱3間に架設すると共に、後側梁材7は前側支柱3と同一レベルで左右両側の区画用垂直フレーム1の後側支柱4間に架設し、最後に桟材8を前後の梁材6,7間に、その両端の係止爪を前後の梁材6,7の桟材係止用スリット18に上から落とし込むように係合させて架設し、荷支持用水平フレーム2を組み立てるのである。
上記の梁材6,7を左右両側の支柱3間及び支柱4間に架設する方法について説明すると、梁材6,7の端の係止板15を、その嵌合部19bを支柱3,4の前側板部9における片側の角形突出部9a(又は9b)に外嵌させて各段係止爪20を支柱3,4側の係止孔12に挿入させながら下動させることにより、各段係止爪20を支柱3,4側の係止孔12の下方内側にそれぞれ係合させる。この状態では、係止板15の嵌合部19bが支柱3,4の前側板部9における片側の角形突出部9a(又は9b)に外嵌していることにより、支柱3,4に対する梁材6,7の左右水平方向の位置が決まると共に、係止板15の各段係止爪20の基部が支柱3,4側の係止孔12の下辺に受け止められていることにより、支柱3,4に対する当該梁材6,7の上下方向の位置が決まり、そして係止板15の各段係止爪20の基部と係止板15の嵌合部19bにおける外側板部19cとの間で支柱3,4側の凹溝部11の底板部11aを挟んでいることにより、支柱3,4に対する当該梁材6,7の前後方向の位置が決まることになるが、係止板15を支柱3,4に対して上動させながら嵌合部19bを支柱3,4側の角形突出部9a(又は9b)から離間させるように、組立時とは逆の操作をすることにより、梁材6,7を支柱3,4から取り外すことができる。
従って、荷支持用水平フレーム2を使用に供するときは、最後に抜け止め板21を組み付ける。即ち、上記のように支柱3,4に嵌合係止させた係止板15の直上に位置する空きの係止孔12が備える上下対をなす切欠き凹部13a〜14bの内、上動を阻止させたい係止板15(嵌合部19bの外側板部19c)の真上に位置する上下の切欠き凹部13a,13b(又は14a,14b)間において、係止孔12に抜け止め板21の内側垂下部23を斜め下向きに挿入した後、外側突出部22の下端付近を支点に抜け止め板21の全体を、内側垂下部23が係止孔12から下方に進入する方向に回転させ、外側突出部22の上側突出部22aを上側切欠き凹部13a(又は14a)の上側で凹溝部11の底板部aの表面に当接させると共に内側垂下部23を凹溝部11の底板部11aの裏面に当接させる。このようにセットされた抜け止め板21は、外側突出部22よりも内側垂下部23が大きくて大重量であるから、重力でセット状態に保持されることになり、セット時とは逆操作で抜き取らない限り、不測に脱落することは無い。
上記のように支柱3,4にセットされた抜け止め板21は、その外側突出部22の下端が直下の係止板15の嵌合部19bにおける外側板部19cの上端に小間隙を隔てて対面しており、そして内側垂下部23の基部の上辺と上側切欠き凹部13a(又は14a)の奥端面との当接により抜け止め板21の上動が阻止されると共に、外側突出部22の上側突出部22aと凹溝部11の底板部aの表面との当接及び内側垂下部23と凹溝部11の底板部11aの裏面との当接により、外側突出部22が上動する方向に回動することも阻止されている。従って、下段の荷支持用水平フレーム2に支持された荷をフォークリフトなどで搬出するときのフォーキング操作のミスによって、その搬出する荷で上段の荷支持用水平フレーム2の荷搬出側の梁材6(又は7)を押し上げてしまうような事態が生じても、図7に仮想線で示すように、支柱3(又は4)に対する係止板15の上動がその直上に位置する抜け止め板21によって確実に許容範囲内に抑えられるので、荷搬出側の梁材6(又は7)の浮き上がりを確実に防止できる。
尚、上記実施形態では、巾の狭い支柱3,4が使用される場合の構造を示している。この支柱3,4の凹溝部11は、図1に示すように、1つの支柱3,4にその両側の梁材6,7の端の係止板15を同一レベルで係止させたとき、並列する両係止板15間に当該係止板15の板厚以下の隙間しか生じない小巾のものとなるが、図10及び図11に示すように、巾の広い支柱24の場合、凹溝部11は、1つの支柱24にその両側の梁材6,7の端の係止板15を同一レベルで係止させたとき、並列する両係止板15間に当該係止板15の板厚以上の空間が生じる巾広のものとなる。換言すれば、このような巾広の支柱24においても同一の係止板15が使用できるように、凹溝部11の左右両側の角形突出部9a,9bの巾を変えないで当該凹溝部11の巾を広くすることになる。このような巾広の支柱24の場合には、係止板15側の係止爪20を係合させる係止孔を凹溝部11の底板部11aの巾一杯に設けることによって支柱の強度が低下するのを避けるために、当該凹溝部11の左右両側板部11bのそれぞれに隣接して左右2つの係止孔12A,12Bを設けるのが望ましい。従って、抜け止め板21を係合させるための上下一対の切欠き凹部13a,13b及び14a,14bは、左右2つの係止孔12A,12Bのそれぞれに、凹溝部11の左右両側板部11bに隣接して設けられることになる。
又、上記実施形態では、係止板15側の係止爪20を上下方向等間隔で4つ設けたが、支柱側に支柱長さ方向等間隔おきに設けられた係止孔12,12A,12Bの単位間隔と同一間隔又は当該単位間隔の整数倍の間隔で少なくとも2つの係止爪20が設けられていれば良い。更に、抜け止め板21を支柱長さ方向に沿った垂直姿勢に保持させる切欠き凹部として、抜け止め板21における内側垂下部23の基部の上下両側辺が嵌合する上下一対の切欠き凹部13a,13b及び14a,14bを設けたが、切欠き凹部の深さを適当に深くすれば、上下何れか一方の切欠き凹部13a,14a又は13b,14bのみを設けることもできる。
更に、上記実施形態では、特許文献1に記載された従来構成において使用されている抜け止め板(抜止部材)とは形状の異なる本発明独特の抜け止め板21を併用しているが、本発明は、特許文献1に記載されたような従来周知の抜け止め板(抜止部材)を利用することも可能である。
ラックの一部分を示す斜視図である。 梁材端部の係止板を示す斜視図である。 支柱の横断平面図と、当該支柱の両側に架設される2つの梁材の端部を示す平面図である。 支柱の片側に梁材を係止した状態を示す要部の横断平面図である。 A図は支柱の片側に梁材を係止した状態を示す要部の正面図、B図は支柱の係止孔の詳細を示す要部の拡大縦断正面図である。 A図は図5Aの一部切欠き拡大図、B図はA図の中央縦断側面図である。 図6Aの要部の縦断拡大正面図である。 抜け止め板の抜け止め作用を説明する要部の縦断側面図である。 抜け止め板のセット方法を説明する要部の縦断側面図である。 別の実施形態を示す要部の横断平面図である。 図10に示す実施形態で使用されている支柱の要部の正面図である。
符号の説明
1 区画用垂直フレーム
2 荷支持用水平フレーム
3,4,24 支柱
5 斜め連結材
6,7 梁材
8 桟材
9 支柱の前側板部
10 支柱の左右両横側板部
11 凹溝部
11a 凹溝部の底板部
11b 凹溝部の左右両側板部
12,12A,12B 係止孔
13a〜14b 切欠き凹部
15 係止板
19a 係止板の基板部
19b 係止板の嵌合部
20 係止爪
21 抜け止め板
22 抜け止め板の外側突出部
22a 抜け止め板外側突出部の上側突出部
22b 抜け止め板外側突出部の下側延出部
23 抜け止め板の内側垂下部

Claims (6)

  1. ラックの支柱と梁材との連結構造であって、支柱の前側板部には、支柱長さ方向適当間隔おきに係止孔が設けられ、梁材の端に付設された係止板には、上下複数の前記係止孔に対し嵌脱自在で且つ当該係止板の下動により前記係止孔の下方内側に係合する上下複数の係止爪が設けられ、この係止板の上側に位置する前記係止孔に対して係脱自在で当該係止孔から外側に突出する外側突出部で前記係止板の上動を阻止する抜け止め板が設けられたラックの支柱と梁材との連結構造において、前記抜け止め板は、前記係止板の板厚よりも薄い板厚の板材で構成され、前記係止孔の上下両側辺の内の少なくとも一方には、上下方向に凹入し且つ前記係止板の板厚よりも小巾で前記抜け止め板の板厚より巾広の切欠き凹部が設けられ、前記抜け止め板は、前記係止孔を貫通する箇所の上下両側辺の少なくとも一方が前記切欠き凹部内に嵌合して垂直姿勢に保持されるように構成されている、ラックの支柱と梁材との連結構造。
  2. 前記係止孔の切欠き凹部は、当該係止孔の上下両側辺それぞれに設けられ、抜け止め板は、前記係止孔を貫通する箇所の上下両側辺がそれぞれ切欠き凹部に嵌合して垂直姿勢が保持されるように構成されている、請求項1に記載のラックの支柱と梁材との連結構造。
  3. 前記上下一対の切欠き凹部は、上側の切欠き凹部の深さが下側の切欠き凹部の深さよりも深くなるように構成されている、請求項2に記載のラックの支柱と梁材との連結構造。
  4. 前記支柱の前側板部には、その巾方向中央部に支柱長さ方向に沿って角形凹溝部が形成され、この凹溝部の底板部に前記係止孔が設けられている構成において、前記係止孔の切欠き凹部は、前記凹溝部の側板部に隣接して設けられている、請求項1〜3の何れか1項に記載のラックの支柱と梁材との連結構造。
  5. 前記凹溝部が、支柱の左右両側の梁材の係止板を並列状態で係止させたときに両係止板間に当該係止板の板厚以下の隙間しか生じない小巾のものであって、前記係止孔は、凹溝部の左右両側板部間の内巾一杯に形成され、前記切欠き凹部は、1つの係止孔に対し凹溝部の左右両側板部それぞれに隣接して左右一対設けられている、請求項4に記載のラックの支柱と梁材との連結構造。
  6. 前記凹溝部が、支柱の左右両側の梁材の係止板を並列状態で係止させたときに両係止板間に当該係止板の板厚以上の空間が生じる巾広のものであって、前記係止孔は、凹溝部の左右両側板部それぞれに隣接するように左右一対設けられ、前記切欠き凹部は、左右一対の係止孔それぞれに分けて設けられている、請求項4に記載のラックの支柱と梁材との連結構造。
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