JP2005329954A - 入れ子式ラック - Google Patents

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Abstract

【課題】ラックの前後方向の震動に大きな効果を発揮し得るラックを提供する。
【解決手段】左右の前柱1,1及び後柱2,2の4本の柱の下端側に積載床3を設け、左右後柱2,2の上端面に後部上梁4を架設し、後部上梁4の上面端部と各前柱1の上端部とに亘りサイド上梁5を架設してなる入れ子式ラックRにおいて、ラックRの左右各サイド面に補強用の斜材18を取り付けるにあたり、斜材18は、前柱1の内側面1eと後柱2の外側面2dとの間の左右方向間隔より薄い厚さに形成し、斜材18を各サイド面における前柱1の内側面1eに沿った面と後柱2の外側面2dに沿った面と前柱1の後側面1bに沿った面と後柱2の前側面2aに沿った面との間に形成される空間部K内に配置すると共に、この斜材18の一端部を前柱1の上端部近傍に固定し、他端部を後柱2の下端部近傍に固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品保管用のラックに関するもので、ラックとして使用する際には上下に積み重ねることができ、不使用時には同一構造の他のラックを内部に収納できる入れ子式のラックに関する。
従来の入れ子式ラックとして、例えば特許文献1に記載されたようなものがある。これは、左右の前柱及び後柱の4本の柱の下端側に積載床を設けると共に、左右前柱の内法間隔を左右後柱の外法間隔よりも広くし、左右後柱の上端面に後部上梁を架設し、後部上梁の上面端部と各前柱の上端部とに亘りサイド上梁を架設してなるラックであって、ラック使用時には多段状に積み重ねることができ、不使用時には上段側ラックが下段側ラックに対し柱1本分だけ前方へ移動した状態で他のラックを順次入れ子式に収納できるようになっている。
特開2004−115037号公報
最近、東南海地震の発生が危惧され、各分野で地震対策の必要性がささやかれている。通常の入れ子式ラックは、標準使用状態で100ガル以上の水平震動に耐えられるように設計されてはいるが、阪神淡路大震災に見られるように、局所的ではあるにせよ1000ガルを越えるような大きな地震動も観測されていることから、ラックの強度もより強固な構造のものが求められている。
然るに、上記のように従来の入れ子式ラックには、ラックの強度を高める斜材等の補強手段は施されていない。これは、ラックの構造機能面、特に入れ子式の収納構造となっているため、補強手段を固定的に設けることが困難だからである。また、ラック収納時に取り外せるようにする着脱式の補強手段も考えられるが、着脱操作に非常な手間がかかり、実用的ではない。
本発明は、かなり大きな地震動にも耐え得る補強手段である斜材を備えた入れ子式ラックを提供するものであるが、入れ子式ラックは、上記のように不使用時には同一構造の他のラックを内部に順次収納するようにした構造であることから、どこにでも簡単に取り付けるわけにはいかず、また斜材を数多く取り付ければ、ラックは頑強な構造になるが、それだけ重量が重くなると共に製作費が高くつくことになる。
そこで、本発明は、地震動のうち、ラックの前後方向の震動に大きな効果を発揮し得るように斜材を取り付けることによって、ラックを前後に背面合わせで配列して使用する場合にきわめて有効であり、また単列で配置する場合でも有効性を発揮することができると共に、ラック収納時に取り外す必要がなく、作業性を損なうことのない入れ子式ラックを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、左右の前柱1,1及び後柱2,2の4本の柱の下端側に積載床3を設けると共に、左右前柱1,1の内法間隔W1 を左右後柱2,2の外法間隔W2 よりも広くし、左右後柱2,2の上端面に後部上梁4を架設し、後部上梁4の略上面端部と各前柱1の略上端部とに亘りサイド上梁5を架設してなるラックRであって、ラック使用時には多段状に積み重ねることができ、不使用時には上段側ラックRが下段側ラックRに対し柱1本分だけ前方へ移動した状態で他のラックRを順次入れ子式に収納できるようになっている入れ子式ラックRにおいて、ラックRの左右各サイド面に補強用斜材18を取り付けるにあたり、補強用斜材18は、前柱1の内側面1eと後柱2の外側面2dとの間の左右方向間隔より薄い厚さに形成し、この斜材18を各サイド面における前柱1の内側面1eに沿った面と後柱2の外側面2dに沿った面と前柱1の後側面1bに沿った面と後柱2の前側面2aに沿った面との間に形成される空間部K内に配置すると共に、この斜材18の一端部を前柱1の上端部近傍に取り付け固定し、他端部を後柱2の下端部近傍に取り付け固定してなることを特徴とする。尚、この発明の入れ子ラックRは、正立状態で使用する場合だけでなく、倒立状態、即ち逆立状態で使用する場合もあり、しかして上記ラックRの構成の説明においては構成部材の上下の位置関係を限定しているが、これはラックRを正立状態で使用する場合を基準としての説明であるからであり、逆立状態で使用する時の上下の位置関係は当然に逆となる。
請求項2は、請求項1に記載の入れ子式ラックにおいて、補強用斜材18の板厚をtとし、左右両後柱2,2の外法間隔をW2 、左右両補強用斜材18,18の一端部を取り付ける取付面の内法間隔をD1、左右両補強用斜材18,18の他端部を取り付ける取付面の外法間隔をD2、左右両補強用斜材18,18の他端部の外法間隔をD3とすれば、D1>D3>D2>W2 であり、D3=D2+補強用斜材18の板厚t×2であることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、
請求項1に係る発明によれば、ラック不使用時に同じ構造のラックRを順次上方より入れ子式に収納する際に、ラックRの左右各サイド面に取り付けた補強用斜材18を取り外すことなく、しかもラックRの収納に何の支障も来すことなくラックRの入れ子式収納を行うことができる。そして、補強用斜材18はラックRを補強する補強手段となり、地震動のうち、ラックRの前後方向の震動、それも前方の荷重に対して多大な効果を発揮することができる。また、ラックRの左右各サイド面に1本の斜材18を取り付けるだけであるから、構造が簡単で、重量負担が少なく、製作が容易となる。
請求項2に係る発明によれば、補強用斜材18の板厚tをできる限り薄くすることができて、ラックRの軽量化を図ることができながら、補強用斜材18としての十分な強度を維持することができる。
図1は本発明に係る入れ子式ラックRを正立状態で示す斜視図、図2の(a) はそのラックRの正面図、(b) はラックRの平面図、図3の(a) は図1に示すラックRの右側面図、(b) はその背面図である。図4の(a) は図1の矢印イで示す部分の拡大側面、(b) はその正面図、(c) は平面図であり、また(d) はL形金具の正面図、(e) は側面図である。図5の(a) は図1の矢印ロで示す部分の拡大側面、(b) はその背面図、(c) は(b) のY−Y線断面図、(d) は(a) のZ−Z線断面図、(e) は取付台片15の展開図、(f) は取付台片15の正面図、(g) はその平面図、(h) は側面図である。図6の(a) は図1の矢印ハで示す部分の拡大側面図、(b) はその正面図、(c) はその平面断面図である。
これらの図1において、1は左右の前柱、2は左右の後柱、3はこれら4本の柱1,1,2,2の下端部に枠組み形成された積載床である。4は左右の後柱2,2の上端面に亘って架設された後部上梁、5は前柱1の上端部と後部上梁4の上面端部とに亘って架設されたサイド上梁である。積載床3は、前後横梁6,7、左右縦梁8,8及び格子状の中間梁9からなる。前柱1、後柱2、後部上梁4、サイド上梁5、積載床3の前後横梁6,7、左右縦梁8,8及び中間梁9は、夫々同じ太さの断面正方形の角形鋼管によって形成されている。
図2の(b) に示すように、左右の前柱1,1の内法間隔をW1 とし、左右の後柱2,2の外法間隔をW2 とすれば、W1 >W2 で、W1 はW2 よりも僅かに広い。また、左右後柱2,2の内法間隔をW3 とし、積載床3の外法幅、つまり左右縦梁8,8の外法間隔をW4 とすれば、W3 =W4 である。また、図2の(a) ,(b) から分かるように、左右のサイド上梁5,5の内法間隔は、左右の前柱1,1の内法間隔W1 に略等しい。このような基本構造によって、このラックRは、同じ構造のラックRに対して入れ子式に収納(ネスティング)することができる(図8参照)。尚、図2の(b) に示すように、左右前柱1,1の外法間隔は、積載床3の前横梁6の長さに設定してある。
この入れ子式ラックRの特徴の一つは、図1、図2、図4及び図6から分かるように、前柱1を積載床3の前横梁6の前面6aに対し柱1個分後退させて配置すると共に、前横梁6の下面側両端部と前柱1の下端部とに亘って脚部11を形成し、そして前横梁6の上面側両端部に夫々収納用嵌合突起12を突設すると共に、前柱1の上端面1cに積み重ね用嵌合突起13突設し、また前柱1の下端部に位置する前記脚部11の下端部には収納用嵌合突起12及び積み重ね用嵌合突起13が嵌合可能な嵌合穴14(図6の(a) 参照)を設けたことである。
前横梁6の上面側両端部に突設される収納用嵌合突起12は、図6の(a) 〜(f) に示す取付部材30によって形成される。即ち、(d) に示すような展開形状の取付部材30を折曲することによって、(e) 及び(f) に示す略山形状の収納用嵌合突起12とアングル状の取付部片31,32とを形成したもので、アングル状の取付部片31,32を前横梁6の端部に溶接して固着するようになっている。図6において、22は積載床3の前横梁6と7と縦梁8とのコーナー部に取り付けられた補強板である。
また、図1、図3の(a) 、図4の(a) 〜(c) から分かるように、前柱1の上端面1cに突設された積み重ね用嵌合突起13の背面側に所要の隙間kを隔ててサイド上梁5の前端面5aが位置し、このサイド上梁5の上面5cが積み重ね用嵌合突起13の上端と略同一水平面に位置すると共に、サイド上梁5の下面5dが前柱1の上端面1cと略同一水平面に位置し、またサイド上梁5は後端部が後部上梁4の略上面4cに載置固定されているから、後部上梁4の上面4cはサイド上梁5の上面5cよりも積み重ね用嵌合突起13の高さ分だけ低位置にあり、しかして図1に示すようにサイド上梁5の内側面5eと後部上梁4の上面4cとの交差部に積み重ね用柱下端部嵌合部17が形成される。
サイド上梁5の前端部は、図4の(a) 〜(c) に示すように前柱1の背面略上端部に取り付けられた取付台片15上に固着されており、また図1及び図3に示すようにサイド上梁5の後端面から後部上梁4の背面に亘って補助板16が固着してあって、この補助板16が上記積み重ね用柱下端部嵌合部17の背面部を位置規制する規制板となっている。取付台片15は、図4の(d) 及び(e) に示すように、取付孔15o付きの側板部15aと上板部15bと垂下部片15cとで略々倒L字状に形成されたもので、前柱1の背面略上端部に溶接によって取り付けられ、側板部15aには後述する補強用斜材18の一端部が取り付けられ、上板部15bの上面にサイド上梁5の前端部が固着される。
また図3の(a) から分かるように、積載床3は、前柱1の脚部11の下端及び後柱2の下端から、当該積載床3を構成する各梁6〜9の太さ(柱1,2の太さと同じ)の約2倍分の長さ上方へ隔たった位置に積載床3の下面が位置するように設けられ、この積載床3の下面と接地床面F(図2の(a) 及び図3(a) ,(b) 参照)との間に一定の空間部S1が形成される。この空間部S1は、具体的に、左右前柱1,1の内側面1e,1e、後柱2,2の前面2a,2a及び積載床3の下面によって囲まれる空間部で、何も突起物がない。
図1及び図5に示すように後柱2の下端部近傍には斜材取付用の取付台片19が取り付けられている。この取付台片19は、上板部19bと取付孔19o付きの側板部19aとこの側板部19aに突設された舌片部19cとで断面L字状に形成されたもので、図5の(a) 〜(d) に示すように、上板部19bの上面が積載床3の縦梁8の上面と面一になる状態でこの上板部19bの端縁部が縦梁8に溶接されて固着されると共に、舌片部19cが後柱2の外側面に当接された状態で溶接固着されている。また、取付孔19o付きの側板部19aには斜辺部20が形成されている。
上記取付台片19を製作するには、図5の(e) に示すような展開形状の取付台片19から側板部19a及び舌片部19cを上板部19bに対し直角に折曲すればよい。図5において、21は後柱2の下端部と積載床3の後横梁7とのコーナー部に取り付けられたコーナー補強部材である。
上記のような構成のラックRは、不使用時には図8に示すように一つのラックRの内部に他のラックRを順次上方より入れ子式に収納できるようになっている。この収納状態において、上段側ラックRが下段側ラックRに対し柱1,2の1本分だけ前方へ移動した状態で下段側ラックR内に収容されて、上段側ラックRにおける前柱1の下端嵌合穴14が下段側ラックRの収納用嵌合突起12に嵌合される。また、使用時には、図9に示すように上下に積み重ねできることになる。この積み重ね状態では、下段側ラックRにおける前柱1の上端にある積み重ね用嵌合突起13が上段側ラックRにおける前柱1の下端にある嵌合穴14に嵌合すると共に、下段側ラックRにおける後柱2の下端部が、サイド上梁5の内側面5eと後部上梁4の上面4cとのコーナー部に形成された積み重ね用柱下端嵌合部17(図1参照)に嵌合し、それにより上段側ラックRは前後方向及び左右方向の移動が制限されるから、前後方向の振動及び左右方向の振動が加わっても、上段側ラックRが転落するようなことがない。
次に、上記のように構成されるラックRの左右各サイド面に補強用斜材18を取り付ける構造について説明する。補強用斜材18の取付状態は図1〜図3に示されている。
補強用斜材18は、図1及び図7から分かるように、前柱1の内側面1eと後柱2の外側面2dとの間の左右方向間隔よりも薄い板厚の帯板状に形成されたもので、ラックRの左右各サイド面における前柱1の内側面1eに沿った面と後柱2の外側面2dに沿った面と前柱1の後側面1bに沿った面と後柱の前側面2aに沿った面との間に形成される空間部K内に配置されると共に、斜材18の一端部が前柱1の上端部近傍に、またこの斜材18の他端部が後柱2の下端部近傍に夫々取り付け固定される。このように補強用斜材18がラックRの左右各サイド面に取り付けられることによって、ラック不使用時に同じ構造のラックRを順次上方より入れ子式に収納する際に、ラックRの左右各サイド面に取り付けた補強用斜材18を取り外すことなく、しかもラックRの収納に何の支障も来すことなくラックRの入れ子式収納を行うことができる。そして、補強用斜材18はラックRを補強する補強手段となり、地震動のうち、ラックRの前後方向の震動、それも前方の荷重に対して多大な効果を発揮することができる。
補強用斜材18の取付構造について更に詳しく説明すると、この斜材18の一端部は、図1、図4の(a) 〜(c) 及び図11の(a) から分かるように、前柱1の上端部に取り付けられた取付台片15の側板部15aにラックRの内部側から当接されて溶接又はボルト・ナットにより取り付け固定される。溶接の場合は側板部15aの取付孔15oを利用して溶接され、ボルト・ナットの場合は斜材18の一端部から側板部15aの取付孔15oにボルトを挿通してナットで締め付け固定すればよい。補強用斜材18の他端部は、図1、図5の(a) ,(c) 及び図11の(b) に示すように、後柱2の下端部近傍に取り付けられた取付台片19の側板部19aにラックRの外側から当接され、一端部側と同様に溶接又はボルト・ナットによって取り付け固定される。尚、斜材18の端部の取付手段は、溶接やボルト・ナットの他に、カシメ手段等を採用することができる。
また、この補強用斜材18の取付けにあたって、図7に示すように、補強用斜材18の板厚をtとし、左右後柱2,2の外法間隔をW2 (図2の(b) も参照)とし、左右取付台片15,15の側板部15a,15aの取付面(左右両補強用斜材18,18の一端部を取り付ける取付面)の内法間隔をD1とし、左右取付台片19,19の側板部19a,19aの取付面(左右両補強用斜材18,18の他端部を取り付ける取付面)の外法間隔をD2とし、また側板部19a,19aの取付面に取り付けられた左右両補強用斜材18,18の他端部の外法間隔をD3とすれば、これらのW2 、D1、D2及びD4の寸法関係は、D1>D3>D2>W2 であり、またD3=D2+補強用斜材18の板厚t×2であるのが好ましい。このような寸法関係にすることにより、補強用斜材18の板厚tをできる限り薄くすることができて、ラックRの軽量化を図ることができながら、補強用斜材18としての十分な強度を維持することができ、ラックRの前後方向の震動に十分耐えることができる。
図10は図8と同様に一つのラックRの内部に他のラックRを上方より入れ子式に収納(ネスティング)した状態の右側面図であり、図11の(a) は図10の矢印Aで示す部分の拡大図、(b) は同図の矢印Bで示す部分の拡大図である。この図11の(b) には、ラックRを上下に入れ子式に収納する時に下段側ラックRの斜材18の他端部側が上段側ラックRの取付台片19に干渉しないように取付台片19に切欠空間部23を形成した点が明示されている。この切欠空間部23は、図5の(a) ,(c) からも分かるように、取付台片19の側板部19aに形成した斜辺部20と上板部19bに形成した斜辺部20とによって形成される。
図12はラックRを図9に示すように単列で上下に積み重ねて使用する場合であるが、特に、建屋の壁面Wに沿って上下多段状に積み重ねて使用する場合を示し、後柱2が建屋壁面Wに近接するように配置している。本発明に係るラックRを単列で多段状に積み重ねる場合に後柱2が建屋壁面Wに近接するように配置すれば、ラックRの前方からの荷重に対し補強用斜材18のブレース強度が有効に作用して、各ラックRを補強するすることができると共に、前方からの荷重によって積み重ねラックR・・・に倒れが生じるようになっても建屋壁面Wで受けられるので、安全である。
図13は単列で多段状に積み重ねたラックR・・・を背面合わせに配列して使用する場合を示したもので、この場合には、夫々背面合わせに隣り合うラックR,Rの補強用斜材18,18が互いに補完し合うことになるため、ラックRの前後方向の震動に対して非常に有効性が高いものとなる。
以上の実施形態では、本発明に係る入れ子式ラックRを正立状態で使用する場合のみを説明したが、本発明のラックRは、図示による説明は省略するが、正立状態だけでなく、逆立状態で使用する、つまり逆立ち状態で多段状に積み重ねたり、他のラックRう入れ子式に収納することができるものである。
本発明に係る入れ子式ラックRを正立状態で示す斜視図である。 (a) はラックRの正面図、(b) はラックRの平面図である。 (a) は図1に示すラックRの右側面図、(b) はその背面図である。 (a) は図1の矢印イで示す部分の拡大側面、(b) はその正面図、(c) は平面図であり、また(d) はL形金具の正面図、(e) は側面図である。 (a) は図1の矢印ロで示す部分の拡大側面、(b) は背面図、(c) は(b) のY−Y線断面図、(d) は(a) のZ−Z線断面図、(e) は取付台片15の展開図であり、(f)は取付台片15の正面図、(g) はその平面図、(h) は側面図である。 (a) は図1の矢印ハで示す部分の拡大側面図、(b) は正面図、(c) は平面断面図である。 図3のX−X線拡大断面図である。 ラックRを入れ子式に収納した状態を示す斜視図である。 ラックRを積み重ねた状態を示す斜視図である。 ラックRを入れ子式に収納した状態の右側面図である。 (a) は図10の矢印Aで示す部分の拡大図、(b) は同図の矢印Bで示す部分の拡大図である。 ラックRを建屋壁面Wに沿って上下多段状に積み重ねて使用する場合を示す側面図である。 ラックRを背面合わせに配列して使用する場合を示す側面図である。
符号の説明
R ラック
1 前柱
2 後柱
3 積載床
4 後部上梁
5 サイド上梁
K 空間部
1b 前柱の後側面
1e 前柱の内側面
2a 後柱の前側面
2d 後柱の外側面
15 取付台片
18 補強用斜材
19 取付台片

Claims (2)

  1. 左右の前柱及び後柱の4本の柱の下端側に積載床を設けると共に、左右前柱の内法間隔を左右後柱の外法間隔よりも広くし、左右後柱の上端面に後部上梁を架設し、後部上梁の略上面端部と各前柱の略上端部とに亘りサイド上梁を架設してなるラックであって、ラック使用時には多段状に積み重ねることができ、不使用時には上段側ラックが下段側ラックに対し柱1本分だけ前方へ移動した状態で他のラックを入れ子式に収納できるようになっている入れ子式ラックにおいて、
    ラックの左右各サイド面に補強用斜材を取り付けるにあたり、補強用斜材は、前柱の内側面と後柱の外側面との間の左右方向間隔より薄い厚さに形成し、この斜材を各サイド面における前柱の内側面に沿った面と後柱の外側面に沿った面と前柱の後側面に沿った面と後柱の前側面に沿った面との間に形成される空間部内に配置すると共に、この斜材の一端部を前柱の上端部近傍に取り付け固定し、他端部を後柱の下端部近傍に取り付け固定してなることを特徴とする入れ子式ラック。
  2. 補強用斜材の板厚をtとし、左右両後柱の外法間隔をW2 、左右両補強用斜材の一端部を取り付ける取付面の内法間隔をD1、左右両補強用斜材の他端部を取り付ける取付面の外法間隔をD2、左右両補強用斜材の他端部の外法間隔をD3とすれば、D1>D3>D2>W2 であり、D3=D2+補強用斜材の板厚t×2である請求項1に記載の入れ子式ラック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010111465A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Kenichi Konishi 入れ子式ラック

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