JP2007159354A - 車両用回転電機の制御装置 - Google Patents

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真人 森
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典之 和田
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Abstract

【課題】MGのロック時における主回路の熱破損を防止することが出来る車両用回転電機の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジンの始動を行う車両用多相同期機MGと、上記車両用多相同期機の各相の電機子巻線に接続され、電機子電流をPWM制御するスイッチング素子SU、SV、SWと、上記車両用多相同期機の回転子位置PCと回転速度SC及びトルク指令値Tmg *が入力され、PWM信号生成用の電流指令を演算する演算手段IRとを備え、上記車両用多相同期機をベクトル制御する車両用回転電機の制御装置において、上記トルク指令値の絶対値が所定値以上で、上記車両用多相同期機の回転速度の絶対値が所定値以下の状態が所定時間以上継続した時、上記車両用多相同期機がほぼ停止状態であるストールと判断して、上記スイッチング素子の通電電流を抑制するようにしたもの。
【選択図】図3

Description

この発明は、車両用回転電機の制御装置、特にアイドルストップを行う車両におけるエンジン始動用回転電機の制御装置に関するものである。
近年,燃費向上,排気ガス改善などを目的として車両停止などのアイドリング状態時にエンジンを停止させるアイドルストップと呼ばれる技術がある。
アイドルストップを行う車両に搭載されるエンジン始動用電動機としては,一般的に3相同期機が使用される場合が多く、またエンジン始動後には発電機として動作させるものもある。
ここでは、このように駆動(始動)動作、発電動作の両方を行う電動発電機をMG(モータジェネレータ)と呼ぶと共に、発明の対象としている。なお、MGを制御する制御装置としてはインバータを採用している。(例えば特許文献1参照)。
図21は従来の車両用MGの制御装置の構成を示すブロック図である。駆動(始動)時にはいわゆるベクトル制御を行っており3相電機子巻線及び界磁巻線ともPWM制御により各巻線に流れる電流を制御している。また、発電時には界磁巻線のPWM制御によりバッテリ電圧を制御している。
MGはエンジンと直接結合あるいはやプーリなどで結合され、駆動(エンジン始動)及び発電を行う3相同期電動発電機であり、3相の電機子巻線U、V、Wと界磁巻線Fを有している。また、MGには回転子位置を検出する位置検出器PDが設けられ、その出力が位置検出回路PCに与えられ、更に、位置検出回路PCの出力は速度検出回路SCに与えられ、位置検出回路PCの出力を微分することによって速度に応じた出力を発生して電流指令演算手段IRに入力するようにされている。
電機子巻線及び界磁巻線の制御用として制御装置Cが設けられている。制御装置Cには各相の電機子巻線に接続され、オンオフ制御によって電機子電流を制御するスイッチング素子SU、SV、SWと、同様に界磁巻線Fに接続され界磁電流を制御するスイッチング素子SFと、MGが発電機として動作した時、その出力をバッテリBAに供給するための端子P、Nとが設けられている。
一方、上記電流指令演算手段IRにはMGを始動させるための駆動トルク指令Tmgが外部から入力され、上述した速度検出回路SCからの信号と合わせて駆動トルク指令に対応したMGへの電流指令値が演算される。
この電流指令値は、電機子電流制御用の指令iac *と界磁巻線制御用の指令if *とからなり、電機子電流制御用の指令iac *は3相電流制御手段AICに入力され、界磁巻線制御用の指令if *は界磁電流制御手段FICに入力される。
3相電流制御手段AICには更に、MGの電機子電流検知部ADから検知された電流信号iacが入力され、PWM信号生成用の電圧指令vac *を生成して3相回路制御用のPWM信号生成手段APWMに入力し、ここでスイッチング素子用のオンオフ信号を生成し、ゲート信号としてスイッチング素子SU、SV、SWに供給し、後述する界磁電流制御と共に周知のベクトル制御が行なわれる。
また、界磁電流制御手段FICには更に、界磁電流検知部FDから検知された電流信号ifが入力され、PWM信号生成用の電圧指令vf *を生成して界磁回路制御用のPWM信号生成手段FPWMに入力し、ここでスイッチング素子用のオンオフ信号を生成し、切替スイッチCSWを介してゲート信号としてスイッチング素子SFに供給する。
エンジン始動後、MGが発電機として動作する時は、切替スイッチCSWを図において下側端子の発電モードに切り替える。
バッテリ電圧制御手段BCに外部から与えられるバッテリ電圧指令vbatt *と、バッテリBAの電圧vbattが入力され、その差に応じた信号vf *が生成され、PWM信号生成手段VPWMに入力される。ここで生成されたPWM信号は界磁巻線のスイッチング素子SFにゲート信号として供給され、バッテリBAをバッテリ電圧指令vbatt *に応じた電圧で充電する。
特開2003−9573号公報
従来の車両用回転電機の制御装置は上記のように構成されているため、MGが同期機の場合、電機子電流を通電し駆動トルクを発生している時に、回転子が回転しない、あるいは極低回転状態(これを、ロック状態と呼ぶ)では、回転子位置に対応した特定の相に大電流が連続的に流れ続け、制御装置の主回路(特に、電機子側スイッチング素子)が過熱して破損に至るという問題点があった。
この発明は上記のような問題点に対処するためになされたもので、MGのロック時における主回路の熱破損を防止することができる制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係る車両用回転電機の制御装置は、エンジンの始動を行う車両用多相同期機と、上記車両用多相同期機の各相の電機子巻線に接続され、電機子電流をPWM制御するスイッチング素子と、上記車両用多相同期機の回転子位置と回転速度及びトルク指令値が入力され、PWM信号生成用の電流指令を演算する演算手段とを備え、上記車両用多相同期機をベクトル制御する車両用回転電機の制御装置において、上記トルク指令値の絶対値が所定値以上で、上記車両用多相同期機の回転速度の絶対値が所定値以下の状態が所定時間以上継続した時、上記車両用多相同期機がほぼ停止状態であるストールと判断して、上記スイッチング素子の通電電流を抑制するようにしたものである。
この発明に係る車両用回転電機の制御装置は上記のように構成されているため、MGのロック時における主回路の熱破損を効果的に防止することができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図にもとづいて説明する。図1はこの発明のシステム構成を示す概略図、図2は、制御装置の構成を示す線図、図3は、実施の形態1の構成を示すブロック図である。図3において、図21と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
図1において、エンジンとMGとは、直接結合あるいはベルトやプーリなどの結合手段を介して互いにトルクの授受が可能な状態に配置されている。MGは駆動(エンジン始動)及び発電を行う界磁巻線形3相同期電動発電機であり、その駆動及び発電を制御するための制御装置Cに3相電機子巻線U、V、W、界磁巻線F及び位置検出器PDがそれぞれ接続されている。
また、制御装置CはバッテリBAと接続されている他、図には示されていないがエンジン停止、始動などを判断するための種々の情報を得るために車両側と信号のやりとりが出来るようになっている。制御装置Cはまた、いわゆる3相インバータであり、電機子巻線のU相にはUH、UL、V相にはVH、VL、W相にはWH、WLの合計6つのスイッチング素子と界磁巻線Fに1つのスイッチング素子FHが接続されている。ただし、これらの各スイッチング素子は、それぞれがいくつかのスイッチング素子を並列接続した構成としても良い。
制御回路Cは位置検出器PDによりMGの回転子位置及び回転速度を検出すると共に、3相電流検出器PU、PV及び界磁電流検出器PFにより各巻線の電流を検出し、ブレーキペダル、車速など車両各部の状態(図示せず)とMGの回転速度などから、「駆動」(エンジン始動)、「発電」などの制御モードを判断している。
この判断は制御回路CCで行なうのに代えて図示しない別の制御装置で行い、図示の制御装置CCへモード情報を与えるような構成としても良い。また、駆動時は上述した従来装置と同様に、MGのトルク指令に応じてMGのトルク制御を行い、発電時はバッテリ電圧指令に応じて電圧制御を行なうことになる。なお、この発明は駆動動作時に関するものであるため、以後の説明では発電時についての説明を省略する。
実施の形態1は、図3に回路構成を示すように、ストール判定&抑制処理手段SJPを設けて速度検出回路SCの出力を入力している。制御モードが駆動モード(エンジン始動モード)の場合には、外部の制御装置もしくは本制御装置にて決定されたMGのトルク指令Tmg *をストール判定&抑制処理手段SJPに入力し、ストール判定&抑制処理手段SJPにてストール判定(MGのロック状態判定)を行う。
以下、その判定動作とその後の抑制処理について図4のフローチャートにもとづいて説明する。ステップS1でトルク指令Tmg *の絶対値が所定値A以上かどうかを確認する。
所定値A以上の場合はステップS2で速度検出回路SCからの速度検出信号Nmgの絶対値が所定値B以下かどうかを確認する。
ステップS1、S2でNoの場合にはステップS3で即座に終了となる。ステップS2でYesの場合はステップS4で継続時間tに演算周期Tsを加えた後、ステップS5で継続時間tが所定時間c以上かどうかを確認する。所定時間以上継続の場合はストールと判定し、ステップS6でトルク指令値Tmg *をゼロにする抑制処理を行う。
トルク指令Tmg *と電機子電流はほぼ比例関係にあるため、トルク指令を抑制することによって電機子電流、即ちスイッチング素子UH、UL、VH、VL、WH、WLの通電電流が抑制され電機子側スイッチング素子の過熱破損を防ぐことができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2を図にもとづいて説明する。図5は、実施の形態2の構成を示すブロック図である。図5において、図3と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態では、MGのトルク指令Tmg *をストール判定&抑制処理手段SJPと電流指令演算手段IRに入力すると共に、ストール判定&抑制処理手段SJPを電流指令演算手段IRと3相電流制御手段AICとの間に接続したもので、ストール判定&抑制処理手段SJPにてストール判定(MGのロック状態判定)を行い、ロック状態であれば更に電機子電流指令の抑制処理を行うものである。
以下、その判定動作とその後の抑制処理について図6のフローチャートにもとづいて説明する。ステップS11でトルク指令Tmg *の絶対値が所定値A以上かどうかを確認する。
所定値A以上の場合はステップS12で速度検出回路SCからの速度検出信号Nmgの絶対値が所定値B以下かどうかを確認する。
ステップS11、S12でNoの場合にはステップS13で即座に終了となる。ステップS12でYesの場合はステップS14で継続時間tに演算周期Tsを加えた後、ステップS15で継続時間tが所定時間c以上かどうかを確認する。所定時間以上継続の場合はストールと判定し、ステップS16で電機子電流指令iac *をゼロにする抑制処理を行う。
電機子電流をゼロとすることにより電機子側スイッチング素子の過熱破損を防ぐことができる。なお、トルク指令更新周期>電機子電流指令更新周期の場合は、実施の形態1と比較してより少ない遅れで電流を遮断することが可能である。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3を図にもとづいて説明する。図7は、実施の形態3の構成を示すブロック図である。図7において、図3と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態では、MGのトルク指令Tmg *をストール判定&抑制処理手段SJPと電流指令演算手段IRに入力すると共に、ストール判定&抑制処理手段SJPをPWM信号生成手段APWMと制御装置Cとの間に接続したものである。ストール判定&抑制処理手段SJPにてストール判定(MGのロック状態判定)を行い、ロック状態であれば更に電機子側スイッチング素子の遮断処理を行うものである。
以下、その判定動作とその後の抑制処理について図8のフローチャートにもとづいて説明する。ステップS21でトルク指令Tmg *の絶対値が所定値A以上かどうかを確認する。
所定値A以上の場合はステップS22で速度検出回路SCからの速度検出信号Nmgの絶対値が所定値B以下かどうかを確認する。
ステップS21、S22でNoの場合にはステップS23で即座に終了となる。ステップS22でYesの場合はステップS24で継続時間tに演算周期Tsを加えた後、ステップS25で継続時間tが所定時間c以上かどうかを確認する。所定時間以上継続の場合はストールと判定し、ステップS26で電機子側スイッチング素子を遮断する。
電機子側スイッチング素子を遮断することにより電機子電流がゼロとなるため、電機子側スイッチング素子の過熱破損を防ぐことができる。なお、トルク指令更新周期>電機子電流指令更新周期>PWM信号更新周期の場合は、実施の形態1、2と比較してより少ない遅れで電流を遮断することが可能である。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4を図にもとづいて説明する。図9は、実施の形態4の構成を示すブロック図である。図9において、図3と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態では、MGのトルク指令Tmg *をストール判定&抑制処理手段SJPに与えると共に、電流指令演算手段IRの電機子電流指令値情報をストール判定&抑制処理手段SJPに与えるようにしたものである。ストール判定&抑制処理手段SJPにてストール判定(MGのロック状態判定)を行い、ロック状態であれば更にトルク指令の抑制処理を行うものである。
以下、その判定動作とその後の抑制処理について図10のフローチャートにもとづいて説明する。ステップS31で電機子電流指令iac *の絶対値が所定値A以上かどうかを確認する。所定値A以上の場合はステップS32で速度検出回路SCからの速度検出信号Nmgの絶対値が所定値B以下かどうかを確認する。
ステップS31、S32でNoの場合にはステップS33で即座に終了となる。ステップS32でYesの場合はステップS34で継続時間tに演算周期Tsを加えた後、ステップS35で継続時間tが所定時間c以上かどうかを確認する。所定時間以上継続の場合はストールと判定し、ステップS36でMGのトルク指令Tmg *をゼロにする。
MGトルク指令と電機子電流はほぼ比例関係にあるため、MGトルク指令をゼロにして抑制することにより電機子電流も抑制され、電機子側スイッチング素子の過熱破損を防ぐことができる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5を図にもとづいて説明する。図11は、実施の形態5の構成を示すブロック図である。図11において、図3と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態では、ストール判定&抑制処理手段SJPを電流指令演算手段IRと3相電流制御手段AICとの間に接続したものである。ストール判定&抑制処理手段SJPにてストール判定(MGのロック状態判定)を行い、ロック状態であれば更に電機子電流指令の抑制処理を行うものである。
以下、その判定動作とその後の抑制処理について図12のフローチャートにもとづいて説明する。ステップS41で電機子電流指令iac *の絶対値が所定値A以上かどうかを確認する。所定値A以上の場合はステップS42で速度検出回路SCからの速度検出信号Nmgの絶対値が所定値B以下かどうかを確認する。
ステップS41、S42でNoの場合にはステップS43で即座に終了となる。ステップS42でYesの場合はステップS44で継続時間tに演算周期Tsを加えた後、ステップS45で継続時間tが所定時間c以上かどうかを確認する。所定時間以上継続の場合はストールと判定し、ステップS46で電機子電流指令iac *をゼロにする。
電機子電流をゼロにすることにより、電機子側スイッチング素子の過熱破損を防ぐことができる。なお、トルク指令更新周期>電機子電流指令更新周期の場合は、実施の形態4と比較してより少ない遅れで電流を遮断することが可能である。
実施の形態6.
次に、この発明の実施の形態6を図にもとづいて説明する。図13は、実施の形態6の構成を示すブロック図である。図13において、図3と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態では、ストール判定&抑制処理手段SJPをPWM信号生成手段APWMと制御装置Cとの間に接続すると共に、電流指令演算手段IRからの電機子電流指令値情報をストール判定&抑制処理手段SJPに与えるようにしたものである。ストール判定&抑制処理手段SJPにてストール判定(MGのロック状態判定)を行い、ロック状態であれば更に電機子側スイッチング素子の遮断処理を行うものである。
以下、その判定動作とその後の抑制処理について図14のフローチャートにもとづいて説明する。ステップS51で電機子電流指令iac *の絶対値が所定値A以上かどうかを確認する。所定値A以上の場合はステップS52で速度検出回路SCからの速度検出信号Nmgの絶対値が所定値B以下かどうかを確認する。
ステップS51、S52でNoの場合にはステップS53で即座に終了となる。ステップS52でYesの場合はステップS54で継続時間tに演算周期Tsを加えた後、ステップS55で継続時間tが所定時間c以上かどうかを確認する。所定時間以上継続の場合はストールと判定し、ステップS56で電機子側スイッチング素子を遮断する。
電機子側スイッチング素子を遮断することにより、電機子電流がゼロとなるため電機子側スイッチング素子の過熱破損を防ぐことができる。なお、トルク指令更新周期>電機子電流指令更新周期>PWM信号更新周期の場合は、実施の形態4、5と比較してより少ない遅れで電流を遮断することが可能である。
実施の形態7.
次に、この発明の実施の形態7を図にもとづいて説明する。図15は、実施の形態7の構成を示すブロック図である。図15において、図3と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態では、ストール判定&抑制処理手段SJPにMGのトルク指令Tmg *を入力すると共に、制御モード信号を与えるようにしたものである。ストール判定&抑制処理手段SJPにてストール判定(MGのロック状態判定)を行い、ロック状態であれば更にトルク指令の抑制処理を行うものである。
以下、その判定動作とその後の抑制処理について図16のフローチャートにもとづいて説明する。ステップS61で駆動モードであるかどうかを確認する。駆動モードの場合にはステップS62で速度検出回路SCからの速度検出信号Nmgの絶対値が所定値B以下かどうかを確認する。
ステップS61、S62でNoの場合にはステップS63で即座に終了となる。ステップS62でYesの場合はステップS64で継続時間tに演算周期Tsを加えた後、ステップS65で継続時間tが所定時間c以上かどうかを確認する。所定時間以上継続の場合はストールと判定し、ステップS66でMGのトルク指令Tmg *をゼロにする。
MGのトルク指令と電機子電流はほぼ比例関係にあるため、MGのトルク指令をゼロにして抑制することにより電機子電流も抑制され、電機子側スイッチング素子の過熱破損を防ぐことができる。
実施の形態8.
次に、この発明の実施の形態8を図にもとづいて説明する。図17は、実施の形態8の構成を示すブロック図である。図17において、図3と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態では、ストール判定&抑制処理手段SJPを電流指令演算手段IRと3相電流制御手段AICとの間に接続すると共に、ストール判定&抑制処理手段SJPに制御モード信号を与えるようにしたものである。ストール判定&抑制処理手段SJPにてストール判定(MGのロック状態判定)を行い、ロック状態であれば更に電機子電流指令の抑制処理を行うものである。
以下、その判定動作とその後の抑制処理について図18のフローチャートにもとづいて説明する。ステップS71で駆動モードであるかどうかを確認する。駆動モードの場合にはステップS72で速度検出回路SCからの速度検出信号Nmgの絶対値が所定値B以下かどうかを確認する。
ステップS71、S72でNoの場合にはステップS73で即座に終了となる。ステップS72でYesの場合はステップS74で継続時間tに演算周期Tsを加えた後、ステップS75で継続時間tが所定時間c以上かどうかを確認する。所定時間以上継続の場合はストールと判定し、ステップS76で電機子電流指令iac *をゼロにする。
電機子電流をゼロとすることにより電機子側スイッチング素子の過熱破損を防ぐことができる。なお、トルク指令更新周期>電機子電流指令更新周期の場合は、実施の形態7と比較してより少ない遅れで電流を遮断することが可能である。
実施の形態9.
次に、この発明の実施の形態9を図にもとづいて説明する。図19は、実施の形態9の構成を示すブロック図である。図19において、図3と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
この実施の形態では、ストール判定&抑制処理手段SJPをPWM信号生成手段APWMと制御装置Cとの間に接続すると共に、ストール判定&抑制処理手段SJPに制御モード信号を与えるようにしたものである。ストール判定&抑制処理手段SJPにてストール判定(MGのロック状態判定)を行い、ロック状態であれば更に電機子側スイッチング素子の遮断処理を行うものである。
以下、その判定動作とその後の抑制処理について図20のフローチャートにもとづいて説明する。ステップS81で駆動モードであるかどうかを確認する。駆動モードの場合にはステップS82で速度検出回路SCからの速度検出信号Nmgの絶対値が所定値B以下かどうかを確認する。
ステップS81、S82でNoの場合にはステップS83で即座に終了となる。ステップS82でYesの場合はステップS84で継続時間tに演算周期Tsを加えた後、ステップS85で継続時間tが所定時間c以上かどうかを確認する。所定時間以上継続の場合はストールと判定し、ステップS86で電機子側スイッチング素子を遮断する。
電機子側スイッチング素子を遮断することにより、電機子電流がゼロとなるため電機子側スイッチング素子の過熱破損を防ぐことができる。なお、トルク指令更新周期>電機子電流指令更新周期>PWM信号更新周期の場合は、実施の形態7、8と比較してより少ない遅れで電流を遮断することが可能である。
この発明のシステム構成を示す概略図である。 図1における制御装置の構成を示す線図である。 この発明の実施の形態1の構成を示すブロック図である。 実施の形態1の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態2の構成を示すブロック図である。 実施の形態2の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態3の構成を示すブロック図である。 実施の形態3の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態4の構成を示すブロック図である。 実施の形態4の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態5の構成を示すブロック図である。 実施の形態5の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態6の構成を示すブロック図である。 実施の形態6の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態7の構成を示すブロック図である。 実施の形態7の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態8の構成を示すブロック図である。 実施の形態8の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態9の構成を示すブロック図である。 実施の形態9の動作を説明するためのフローチャートである。 従来の車両用MGの制御装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
MG 3相同期電動発電機、 F 界磁巻線、 PD 位置検出器、
AD 電機子電流検知部、 FD 界磁電流検知部、
SU、SV、SW、SF スイッチング素子、
C 制御装置、 PC 位置検出回路、 SC 速度検出回路、
BA バッテリ、 BC バッテリ電圧制御回路、
SJP ストール判定&抑制処理手段、 IR 電流指令演算手段、
AIC 3相電流制御手段、 FIC 界磁電流制御手段、
APWM、FPWM、VPWM PWM信号生成手段、 CSW 切替スイッチ。

Claims (12)

  1. エンジンの始動を行う車両用多相同期機と、上記車両用多相同期機の各相の電機子巻線に接続され、電機子電流をPWM制御するスイッチング素子と、上記車両用多相同期機の回転子位置と回転速度及びトルク指令値が入力され、PWM信号生成用の電流指令を演算する演算手段とを備え、上記車両用多相同期機をベクトル制御する車両用回転電機の制御装置において、上記トルク指令値の絶対値が所定値以上で、上記車両用多相同期機の回転速度の絶対値が所定値以下の状態が所定時間以上継続した時、上記車両用多相同期機がほぼ停止状態であるストールと判断して、上記スイッチング素子の通電電流を抑制するようにしたことを特徴とする車両用回転電機の制御装置。
  2. 上記スイッチング素子の通電電流の抑制は、上記トルク指令値を0に設定することによって行うことを特徴とする請求項1記載の車両用回転電機の制御装置。
  3. 上記スイッチング素子の通電電流の抑制は、上記電機子電流の指令値を0に設定することによって行うことを特徴とする請求項1記載の車両用回転電機の制御装置。
  4. 上記スイッチング素子の通電電流の抑制は、上記スイッチング素子を遮断することによって行うことを特徴とする請求項1記載の車両用回転電機の制御装置。
  5. エンジンの始動を行う車両用多相同期機と、上記車両用多相同期機の各相の電機子巻線に接続され、電機子電流をPWM制御するスイッチング素子と、上記車両用多相同期機の回転子位置と回転速度及びトルク指令値が入力され、PWM信号生成用の電流指令を演算する演算手段とを備え、上記車両用多相同期機をベクトル制御する車両用回転電機の制御装置において、上記電機子電流の指令値の絶対値が所定値以上で、上記車両用多相同期機の回転速度の絶対値が所定値以下の状態が所定時間以上継続した時、上記車両用多相同期機がほぼ停止状態であるストールと判断して、上記スイッチング素子の通電電流を抑制するようにしたことを特徴とする車両用回転電機の制御装置。
  6. 上記スイッチング素子の通電電流の抑制は、上記トルク指令値を0に設定することによって行うことを特徴とする請求項5記載の車両用回転電機の制御装置。
  7. 上記スイッチング素子の通電電流の抑制は、上記電機子電流の指令値を0に設定することによって行うことを特徴とする請求項5記載の車両用回転電機の制御装置。
  8. 上記スイッチング素子の通電電流の抑制は、上記スイッチング素子を遮断することによって行うことを特徴とする請求項5記載の車両用回転電機の制御装置。
  9. エンジンの始動を行う車両用多相同期機と、上記車両用多相同期機の各相の電機子巻線に接続され、電機子電流をPWM制御するスイッチング素子と、上記車両用多相同期機の回転子位置と回転速度及びトルク指令値が入力され、PWM信号生成用の電流指令を演算する演算手段とを備え、上記車両用多相同期機をベクトル制御する車両用回転電機の制御装置において、上記エンジンの始動を開始した状態で、上記車両用多相同期機の回転速度の絶対値が所定値以下の状態が所定時間以上継続した時、上記車両用多相同期機がほぼ停止状態であるストールと判断して、上記スイッチング素子の通電電流を抑制するようにしたことを特徴とする車両用回転電機の制御装置。
  10. 上記スイッチング素子の通電電流の抑制は、上記トルク指令値を0に設定することによって行うことを特徴とする請求項9記載の車両用回転電機の制御装置。
  11. 上記スイッチング素子の通電電流の抑制は、上記電機子電流の指令値を0に設定することによって行うことを特徴とする請求項9記載の車両用回転電機の制御装置。
  12. 上記スイッチング素子の通電電流の抑制は、上記スイッチング素子を遮断することによって行うことを特徴とする請求項9記載の車両用回転電機の制御装置。
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