JP2007157825A - 電磁シールドチューブ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】金属箔よりなるリボン25を絶縁被覆して構成したテープ本体23と、そのテープ本体23にその長さ方向に延びるように一体化された補強リブ24とよりなるシールドテープ22を使用する。このシールドテープ22を、その側縁部間に隙間が形成されることなく、側縁部が相互に重合されるように、螺旋状に巻回して電磁シールドチューブ21を形成する。
【選択図】図2
Description
すなわち、特許文献1に記載の従来構成では、内部に金属製のシールド部材を埋設してなる絶縁樹脂帯状板を、その側縁部間に隙間を形成した状態でスパイラル状に巻回して構成されている。また、特許文献2に記載の構成では、導電性合成樹脂よりなるコルゲートチューブ本体の周壁内に、複数の金属製アース線をチューブの軸線方向に沿って延びるように埋設して構成されている。
すなわち、特許文献1に記載の構成では、チューブ全体の可撓性を確保するために、絶縁樹脂帯状板がその側縁部を互いに重合させることなく、前記のように、その側縁部間に隙間を形成した状態でスパイラル状に電線の外周に対して巻き付けられている。よって、この電磁シールドチューブにより電線を被覆した場合、電線が外部に露出するため、この特許文献1のチューブにおいては、水等に対して同電線を被覆状態で保護することができない。そもそも、この特許文献1のチューブは、発明の名称が「スパイラルチューブ」とはなっているものの、電線に巻き付けられた状態で、絶縁樹脂帯状板の側縁部間に螺旋状の隙間が形成されるものであるため、チューブとは言い難い。
さらに、前記構成においてリボンの側縁部を相互に重合させるとよい。このように構成した場合には、電線から発生する電磁波の吸収効率を向上させることができ、電磁波の漏洩を有効に防止できる。
以下に、この発明の第1実施形態を、図1〜図6に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態の電磁シールドチューブ21は、シールドテープ22をその側縁部間に隙間が形成されることなく、同側縁部が相互に重合されるように螺旋状に巻回することにより、全体としてチューブ状となるように形成されている。
図4及び図5に示すように、この製造装置においては、押出成形機31が装備され、この押出成形機31の押出口31aから、前記のような構成のテープ本体23及び補強リブ24を有するシールドテープ22が押出成形される。押出成形機31の前方にはローラ状の回転体32が所定角度傾斜した状態で対向配設され、この回転体32が回転された状態で、押出成形機31の押出口31aから押出成形されるシールドテープ22が高温未硬化状態のままで、回転体32の外周面に螺旋状に巻回される。回転体32の上方には押圧ローラ33が配設され、シールドテープ22が回転体32の外周面に巻回される際に、この押圧ローラ33により、シールドテープ22の側縁部の重合部分が押圧により接合一体化されて、図6に示すように、収縮皺27のない電磁シールドチューブ21が成形される。
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
さて、この第2実施形態においては、図7〜図9に示すように、電磁シールドチューブ21が前記第1実施形態と同様に、シールドテープ22をその側縁部が相互に重合するように螺旋状に巻回して形成されている。シールドテープ22は、金属箔のリボン25を絶縁層26にて埋設被覆してなるテープ本体23と、そのテープ本体23上に一体的に形成された補強リブ24とから構成されている。
(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(第4実施形態)
次に、この発明の第4実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
次に、この発明の第5実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第5実施形態においては、図13及び図14に示すように、シールドテープ22において、リボン25の一側縁25aが補強リブ24の反対側に、他側縁25bが補強リブ24側に露出している。従って、このシールドテープ22を巻回して電磁シールドチューブ21とした場合、リボン25の隣接する側縁25a,25b同士が隙間なく接触して電気的に接続される。このため、リボン25により、切れ目のない円筒断面積の導電路が形成される。従って、電磁波の漏洩を防止できるばかりでなく、リボン25全体の電気抵抗値を低くすることができて、電磁波を効果的に吸収できる。
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記第1実施形態において、金属箔よりなるリボン25の片面のみに絶縁層26を設けてテープ本体23を構成し、そのテープ本体23の絶縁層26上に補強リブ24を一体的に形成すること。
Claims (10)
- 導電性のリボンの少なくとも一側面の一部を絶縁被覆して構成したテープ本体と、このテープ本体にその長さ方向に延びるように一体化された補強リブとよりなるシールドテープを使用し、このシールドテープをその側縁部間に隙間が形成されないように螺旋状に巻回して構成したことを特徴とする電磁シールドチューブ。
- 前記シールドテープの側縁部を相互に重合したことを特徴とする請求項1に記載の電磁シールドチューブ。
- 前記リボンの側縁部を相互に重合したことを特徴とする請求項2に記載の電磁シールドチューブ。
- 前記リボンの側縁部同士を電気的に接続したことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の電磁シールドチューブ。
- 前記リボンがテープ本体の幅と等しいことを特徴とする請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項に記載の電磁シールドチューブ。
- 前記テープ本体はその厚さが均一である請求項1〜請求項5のうちのいずれか一項に記載の電磁シールドチューブ。
- 前記テープ本体は補強リブと対応する部分が他の部分よりも厚く形成されている請求項1〜請求項5のうちのいずれか一項に記載の電磁シールドチューブ。
- 前記リボンがアルミニウムまたはその合金よりなることを特徴とする請求項1〜請求項7のうちのいずれか一項に記載の電磁シールドチューブ。
- 前記テープ本体の補強リブ間の部分を収縮させたことを特徴とする請求項1〜請求項8のうちのいずれか一項に記載の電磁シールドチューブ。
- 導電性のリボンの少なくとも一側面の一部を絶縁被覆して構成したテープ本体と、このテープ本体にその長さ方向に延びるように一体化された補強リブとよりなるシールドテープを、その側縁部間に隙間が形成されることなく螺旋状に巻回してチューブ状に形成することを特徴とした電磁シールドチューブの製造方法。
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