JP2008120415A - ワイヤハーネス結束用テープ材 - Google Patents
ワイヤハーネス結束用テープ材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008120415A JP2008120415A JP2006305509A JP2006305509A JP2008120415A JP 2008120415 A JP2008120415 A JP 2008120415A JP 2006305509 A JP2006305509 A JP 2006305509A JP 2006305509 A JP2006305509 A JP 2006305509A JP 2008120415 A JP2008120415 A JP 2008120415A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- wire harness
- tape material
- convex portion
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Package Frames And Binding Bands (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
【課題】電線群の結束機能と結束した電線群の保護機能の両方を有するテープ材を提供する。
【解決手段】複数の電線の外周に巻き付けて結束するワイヤハーネス結束用テープ材であって、エンボス加工により凹凸部を形成し、該凸部の面積を凹部の面積よりも大とした樹脂製のテープ本体と、前記テープ本体の凹部の底面外面に粘着固定して前記テープ本体と層状に一体化した両面粘着テープからなり、前記テープ本体の凸部を外面側とすると共に前記両面粘着テープの他面側をワイヤハーネスの外周面に巻き付ける構成としている。
【選択図】図3
【解決手段】複数の電線の外周に巻き付けて結束するワイヤハーネス結束用テープ材であって、エンボス加工により凹凸部を形成し、該凸部の面積を凹部の面積よりも大とした樹脂製のテープ本体と、前記テープ本体の凹部の底面外面に粘着固定して前記テープ本体と層状に一体化した両面粘着テープからなり、前記テープ本体の凸部を外面側とすると共に前記両面粘着テープの他面側をワイヤハーネスの外周面に巻き付ける構成としている。
【選択図】図3
Description
本発明は、複数の電線群の外周に巻き付けて結束するワイヤハーネス結束用テープ材に関する。
従来より、電線群の主な外装材として、多数の電線群の外周に巻き付けて結束するテープ材と、電線群の外周に被せて外部干渉材のエッジ等から電線を保護する丸チューブ材と、さらに、耐摩耗性が必要な索領域の電線群に被せる樹脂製のコルゲートチューブがある。
前記テープ材は、偏平は連続した帯状体で、ビニルテープ、イラックステープ、シリコンテープ、ソフトウレタンテープ、紙テープ等が用いられている、
前記チューブ材は、電線群の外周面に被せる筒形状で、ビニルチューブ、イラックスチューブ等がある。
前記チューブ材は、電線群の外周面に被せる筒形状で、ビニルチューブ、イラックスチューブ等がある。
また、ワイヤハーネスの配索経路に沿ってバリやエッジの干渉がある場合には、合成樹脂製で剛性・強度を有するコルゲートチューブが用られている。コルゲートチューブは、図9に示すように、環状の谷部2と山部3とを軸線方向に交互に連続させた断面視波形状よりなる(特開2006−230043号公報等)。該コルゲートチュープ1は軸線方向に沿ってスリット4を設け、該スリット4を開いて電線群5に被せている。
前記テープ材は結束する電線群の外径に拘わり無く用いることができるが、コルゲートチューブと比較して電線の保護機能が低い。
しかしながら、チューブ材を外装材として用いる場合、該チューブ材に電線群を貫通させなければならず、作業性に劣る問題がある。
また、樹脂成形品からなるコルゲートチューブはサイズが段階的に規格設定されているため、図9に示すように、電線群が小径である場合、コルゲートチューブ1と電線束5との間に隙間が発生する。その場合、車両走行時にコルゲートチュープ内で電線群にガタ付き、異音発生の要因となると共に、電線群が小径であるのにコルゲートチュープが大径となるため、配索スペースをとる問題がある。
また、コルゲートチュープを外装する場合、電線群をテープで荒巻きして集束しておく作業、該電線群をコルゲートチューブへの通す作業、コルゲートチューブのスリットが開かないようにテープ巻き作業をする必要があり、作業工数が多くなる。
さらに、コルゲートチューブは、前記のように数種類のサイズを予め準備する必要があり、在庫や金型、生産等の管理面でも手間がかかる。
しかしながら、チューブ材を外装材として用いる場合、該チューブ材に電線群を貫通させなければならず、作業性に劣る問題がある。
また、樹脂成形品からなるコルゲートチューブはサイズが段階的に規格設定されているため、図9に示すように、電線群が小径である場合、コルゲートチューブ1と電線束5との間に隙間が発生する。その場合、車両走行時にコルゲートチュープ内で電線群にガタ付き、異音発生の要因となると共に、電線群が小径であるのにコルゲートチュープが大径となるため、配索スペースをとる問題がある。
また、コルゲートチュープを外装する場合、電線群をテープで荒巻きして集束しておく作業、該電線群をコルゲートチューブへの通す作業、コルゲートチューブのスリットが開かないようにテープ巻き作業をする必要があり、作業工数が多くなる。
さらに、コルゲートチューブは、前記のように数種類のサイズを予め準備する必要があり、在庫や金型、生産等の管理面でも手間がかかる。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、電線群に対する取り付け作業性の良いテープ材を改良して、保護機能を高めることを課題としている。
前記課題を解決するために、本発明は、複数の電線の外周に巻き付けて結束するワイヤハーネス結束用テープ材として、
エンボス加工により凹凸部を形成し、該凸部の面積を凹部の面積よりも大とした樹脂製のテープ本体と、
前記テープ本体の凹部の底面外面に粘着固定して前記テープ本体と層状に一体化した両面粘着テープからなり、
前記テープ本体の凸部を外面側とすると共に前記両面粘着テープの他面側をワイヤハーネスの外周面に巻き付ける構成としていることを特徴とするワイヤハーネス結束用テープ材を提供している。
エンボス加工により凹凸部を形成し、該凸部の面積を凹部の面積よりも大とした樹脂製のテープ本体と、
前記テープ本体の凹部の底面外面に粘着固定して前記テープ本体と層状に一体化した両面粘着テープからなり、
前記テープ本体の凸部を外面側とすると共に前記両面粘着テープの他面側をワイヤハーネスの外周面に巻き付ける構成としていることを特徴とするワイヤハーネス結束用テープ材を提供している。
本発明のワイヤハーネス結束用テープ材は、粘着テープを備えて電線結束材としての性能を有すると共に、エンボス加工により凸部を備えた形状としているため、バリやエッジがある箇所では、まず、凸部がバリやエッジと接触して電線への接触を予防する緩衝材として機能し、電線保護性能をも具備したものとなる。
特に、凸部の面積を凹部の面積よりも大としているため、優れた電線保護機能を備えることができる。従って、このテープ材の上にコルゲートチューブ等のチューブ材を被せる必要がないため、工数および部品数を削減でき、ワイヤハーネス製造の作業性を高めることができる。
なお、前記凸部の面積とは突出した先端面の面積であり、凹部の面積とは、凸部に対して相対的に凹部となる部分の平坦部の面積を指す。
特に、凸部の面積を凹部の面積よりも大としているため、優れた電線保護機能を備えることができる。従って、このテープ材の上にコルゲートチューブ等のチューブ材を被せる必要がないため、工数および部品数を削減でき、ワイヤハーネス製造の作業性を高めることができる。
なお、前記凸部の面積とは突出した先端面の面積であり、凹部の面積とは、凸部に対して相対的に凹部となる部分の平坦部の面積を指す。
また、丸チューブ材やコルゲートチューブとは異なり、テープ材は1種類のサイズで多様な径の電線束に対応できるため、複数サイズを使い分ける必要がなく、在庫や生産の管理面で作業効率が向上すると共に、金型数も減り、コスト削減も図ることができる。
さらに、テープ材は、電線束の外周に密着させながら巻き付けて外装するため、チューブ材と異なり、電線束の外周面とテープ材の内周面との間に隙間が発生することはなく、ワイヤハーネスの外径の肥大化を防止できる。
前記凸部は断面円形状の膨出部、断面半円形状の膨出部、四角等の断面多角形状の膨出部からなり、これら独立した凸部を縦横に所要間隔を空けて設けている。
あるいは前記凸部は、ストライプ状やメッシュ状の膨出部としてもよい。
前記ストライプ状の凸部は、テープ本体の長手方向に対して平行方向、直交方向、傾斜方向のいずれの方向に設けてもよい。
あるいは前記凸部は、ストライプ状やメッシュ状の膨出部としてもよい。
前記ストライプ状の凸部は、テープ本体の長手方向に対して平行方向、直交方向、傾斜方向のいずれの方向に設けてもよい。
前記凸部の突出高さは1.1〜2.5mmとしていることが好ましい。
前記突出高さを前記範囲内としているのは、1.1mm未満ではバリやエッジによる干渉から電線を保護するには不十分であり、2.5mmを超えると、ワイヤハーネスの外径が太くなり、配索性が低下することに因る。
前記突出高さを前記範囲内としているのは、1.1mm未満ではバリやエッジによる干渉から電線を保護するには不十分であり、2.5mmを超えると、ワイヤハーネスの外径が太くなり、配索性が低下することに因る。
前記テープ本体の長さ方向に直交する幅方向の一端縁に沿った部分に、前記エンボス加工をしていない平坦部を設け、電線群に螺旋状に巻き付けたときに前記平坦部をテープの重ね代としていることが好ましい。
このように、平坦部を重ねて巻き付けることにより、巻き付けやすくなると共に、巻き付けるテープ材の間に隙間を発生させず、電線群の保護機能を高めることができる。
このように、平坦部を重ねて巻き付けることにより、巻き付けやすくなると共に、巻き付けるテープ材の間に隙間を発生させず、電線群の保護機能を高めることができる。
前記テープ本体はポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレン、ポリイミド、アミドイミド、エステルイミド、エポキシ、ウレタンより選択される樹脂からなる。
上述したように、本発明のワイヤハーネス結束用テープ材によれば、外面に突出する凸部を密に設けているため、電線群に該テープ材を巻き付けて結束すると、電線保護も同時に図ることができる。即ち、電線群の結束機能と保護機能の両方を合わせ持つものとなる。よって、コルゲートチューブ等のチューブ材の外装が不要となり、ワイヤハーネス製造工数を削減でき、作業性を向上できると共に、部材費等も削減でき、コスト低減を図ることができる。
また、チューブ材と異なり、テープ材は1種類のサイズで多様な径の電線束に使用できるため、在庫、生産、金型の管理が容易となる。
さらに、本発明のテープ材は、電線束の外周面に密着して巻きつけられるため、外装材を備えたワイヤハーネスの肥大化を防止できる。
さらに、本発明のテープ材は、電線束の外周面に密着して巻きつけられるため、外装材を備えたワイヤハーネスの肥大化を防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3に本発明の第1実施形態に係る自動車用ワイヤハーネスの結束用テープ材10を示す。
前記テープ材10は、ポリプロピレン等の樹脂からなるテープ本体11と、両面粘着テープ12とを層状に一体化した構成としている。前記テープ本体11は、図2(A)に示すように、長さ方向と直交する幅方向の一側部に長さ方向に連続して凹凸部13を設け、該他側部は凹凸部を設けていない平坦部16としている。
本実施形態では、テープ本体11の肉厚T1は0.3mmとし、テープ幅は19mmとし、凹凸部13の幅は11mm、平坦部16の幅は8mmとしている。
図1乃至図3に本発明の第1実施形態に係る自動車用ワイヤハーネスの結束用テープ材10を示す。
前記テープ材10は、ポリプロピレン等の樹脂からなるテープ本体11と、両面粘着テープ12とを層状に一体化した構成としている。前記テープ本体11は、図2(A)に示すように、長さ方向と直交する幅方向の一側部に長さ方向に連続して凹凸部13を設け、該他側部は凹凸部を設けていない平坦部16としている。
本実施形態では、テープ本体11の肉厚T1は0.3mmとし、テープ幅は19mmとし、凹凸部13の幅は11mm、平坦部16の幅は8mmとしている。
前記凹凸部13は、図1および2(A)に示すように、エンボス加工を施すことにより膨出させた凸部14を設け、該凸部14を設けていない平坦部を、凸部14に対して相対的に凹部15と称している。
前記凸部14は突出端面を円形面とした円筒形状の膨出部からなり、該凸部14を幅方向に千鳥配置として均等な間隔をあけて密に形成している。本実施形態では、凸部14の直径D1を3mm、突出高さH1を1.5mmとしている。
また、凸部14間の距離は、図1に示すように、テープ長さ方向の距離L1を0.4mmとし、千鳥方向の距離L2を2.45mmとしている。
前記凹凸部13を設けた部分では、凸部14の先端面の合計面積を凹部15の底面積(平坦部の面積)の合計面積より大としている。
また、凸部14間の距離は、図1に示すように、テープ長さ方向の距離L1を0.4mmとし、千鳥方向の距離L2を2.45mmとしている。
前記凹凸部13を設けた部分では、凸部14の先端面の合計面積を凹部15の底面積(平坦部の面積)の合計面積より大としている。
前記のように、凹凸部13を形成した部分の幅方向の一側に、エンボス加工を施していない平坦部16を設け、この平坦部16を重ね代としている。
前記両面粘着テープ12は、図2(A)(B)に示すように、凸部14の突出側と反対側のテープ本体11の外面に平面状に粘着している。即ち、凹部15の底面の外面および平坦面16の外面に層状に重ねて粘着固定して粘着層17を形成しており、凸部14の内面には粘着テープせず、凸部14の内部に衝撃吸収用となる空間18としている。
前記ワイヤハーネス結束用テープ材10は、図3に示すように、電線群Wを結束する際、凸部14の突出側を外面側とし、粘着面17を内面側にして、平坦部16を重ね代として螺旋状に電線群Wの束の外周に巻きつけ、ハーフラップ巻きして結束している。
前記構成よりなるワイヤハーネス結束用テープ材10を用いると、粘着面17により電線群Wの結束できると共に、プロボロピレン製等として所要の剛性・強度を付与したテープ本体11と、該テープ材10の凸部14により、車両のバリやエッジの干渉から電線を保護して磨耗を防ぐことができる。
特に、凸部14は凹部15の面積よりも広範囲を占めるように高密度で形成しているため、外部干渉材のバリやエッジがある部分では、これらバリやエッジに、まず、凸部14が接触し、その内部の空間18で吸収することができる。即ち、凸部14は電線を外部干渉から保護する緩衝部として機能させることができる。
このように、本発明の結束用テープ材10を電線群の結束機能と保護機能の両方を兼ね備えるため、テープ材を電線群に巻き付けて結束した後、さらに、コルゲートチューブ等のチューブ材を被せる必要がない。よって、ワイヤハーネスW/Hの製造工数を削減できると共に、部材コストも削減できる。
特に、凸部14は凹部15の面積よりも広範囲を占めるように高密度で形成しているため、外部干渉材のバリやエッジがある部分では、これらバリやエッジに、まず、凸部14が接触し、その内部の空間18で吸収することができる。即ち、凸部14は電線を外部干渉から保護する緩衝部として機能させることができる。
このように、本発明の結束用テープ材10を電線群の結束機能と保護機能の両方を兼ね備えるため、テープ材を電線群に巻き付けて結束した後、さらに、コルゲートチューブ等のチューブ材を被せる必要がない。よって、ワイヤハーネスW/Hの製造工数を削減できると共に、部材コストも削減できる。
また、テープ材10は電線群Wに巻きつけて外装するため、電線群の径の大小に拘わらず、1種類のサイズで多様な径の電線束に対応でき、在庫、生産、金型の管理が容易となる。さらに、テープ材10は粘着層7で電線群Wの外周面に密着して巻きつけられるうえ、凸部14の突出高さH1は2.5mm以下としているため、外装材を取り付けた状態でのワイヤハーネスW/Hの肥大化を抑制できる。
図4は本発明の第二実施形態を示し、凸部14の形状を半円形状としている。
図5は本発明の第三実施形態を示し、凸部14の形状をテープ本体11の長さ方向と平行のストライプ形状としている。
図6は本発明の第四実施形態を示し、凸部14の形状をテープ本体11の長さ方向に直交する幅方向のストライプ形状としている。
図7は本発明の第五実施形態を示し、凸部14の形状をテープ本体11の長さ方向に対して傾斜方向のストライプ形状としている。
図8は本発明の第六実施形態を示し、凸部14をメッシュ状に形成している。
図5は本発明の第三実施形態を示し、凸部14の形状をテープ本体11の長さ方向と平行のストライプ形状としている。
図6は本発明の第四実施形態を示し、凸部14の形状をテープ本体11の長さ方向に直交する幅方向のストライプ形状としている。
図7は本発明の第五実施形態を示し、凸部14の形状をテープ本体11の長さ方向に対して傾斜方向のストライプ形状としている。
図8は本発明の第六実施形態を示し、凸部14をメッシュ状に形成している。
(実施例)
本発明のワイヤハーネス結束用テープ材の実施例1および比較例1、2のそれぞれについて、直径6mmの電線束を外装した場合と、直径7.5mmの電線束を外装した場合のワイヤハーネス外径を測定した。
本発明のワイヤハーネス結束用テープ材の実施例1および比較例1、2のそれぞれについて、直径6mmの電線束を外装した場合と、直径7.5mmの電線束を外装した場合のワイヤハーネス外径を測定した。
(実施例1)
前記第一実施形態のテープ材10と同一とした。テープ本体11をポリプロピレン製とし、テープ本体11の肉厚を0.3mm、幅を19mm、凹凸部13の幅を11mm、平坦部16の幅を8mmとし、凹凸部13には、直径3mm、突出高さ1.5mmの多数の円形凸部14を形成した。このテープ材10を平坦部16を重ね代として螺旋状に電線束に巻きつけた。
前記第一実施形態のテープ材10と同一とした。テープ本体11をポリプロピレン製とし、テープ本体11の肉厚を0.3mm、幅を19mm、凹凸部13の幅を11mm、平坦部16の幅を8mmとし、凹凸部13には、直径3mm、突出高さ1.5mmの多数の円形凸部14を形成した。このテープ材10を平坦部16を重ね代として螺旋状に電線束に巻きつけた。
(比較例1)
内径を7mm、外径を10mmとするコルゲートチューブとした。
(比較例2)
内径を10mm、外径を13mmとするコルゲートチューブとした。
内径を7mm、外径を10mmとするコルゲートチューブとした。
(比較例2)
内径を10mm、外径を13mmとするコルゲートチューブとした。
直径6mmの電線束の場合、実施例1を巻き付けて作製したワイヤハーネスの外径は9mmとなったが、比較例1を装着して作製したワイヤハーネスの外径は10.5mmとなった。
また、直径7.5mmの電線束の場合、実施例1を巻き付けて作製したワイヤハーネスの外径は10.5mmとなったが、比較例1を装着して作製したワイヤハーネスの外径は13mmとなった。
なお、比較例1のコルゲートチューブは、内径6mm以上の規格品のなかで最小径のものであり、比較例2のコルゲートチューブは、内径7.5mm以上の規格品のなかで最小径のものである。
また、直径7.5mmの電線束の場合、実施例1を巻き付けて作製したワイヤハーネスの外径は10.5mmとなったが、比較例1を装着して作製したワイヤハーネスの外径は13mmとなった。
なお、比較例1のコルゲートチューブは、内径6mm以上の規格品のなかで最小径のものであり、比較例2のコルゲートチューブは、内径7.5mm以上の規格品のなかで最小径のものである。
実施例1は、比較例1、2よりもワイヤハーネスの外径が細くなり、外装材による肥大化を防止できることが確認できた。
10 テープ材
11 テープ本体
12 両面粘着テープ
13 凹凸部
14 凸部
15 凹部
17 粘着面
W 電線群
W/H ワイヤハーネス
11 テープ本体
12 両面粘着テープ
13 凹凸部
14 凸部
15 凹部
17 粘着面
W 電線群
W/H ワイヤハーネス
Claims (5)
-
複数の電線の外周に巻き付けて結束するワイヤハーネス結束用テープ材であって、
エンボス加工により凹凸部を形成し、該凸部の面積を凹部の面積よりも大とした樹脂製のテープ本体と、
前記テープ本体の凹部の底面外面に粘着固定して前記テープ本体と層状に一体化した両面粘着テープからなり、
前記テープ本体の凸部を外面側とすると共に前記両面粘着テープの他面側をワイヤハーネスの外周面に巻き付ける構成としていることを特徴とするワイヤハーネス結束用テープ材。 - 前記凸部は円形状、半円形状、多角形状として所要間隔を空けて設け、あるいは前記凸部はストライプ状やメッシュ状として設けている請求項1に記載のワイヤハーネス結束用テープ材。
- 前記凸部の突出高さを1.1〜2.5mmとしている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス結束用テープ材。
- 前記テープ本体の長さ方向に直交する幅方向の一端縁に沿った部分に、前記エンボス加工をしていない平坦部を設け、電線群に螺旋状に巻き付けたときに前記平坦部をテープの重ね代としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス結束用テープ材。
- 前記テープ本体はポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレン、ポリイミド、アミドイミド、エステルイミド、エポキシ、ウレタンより選択される樹脂からなる請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス結束用テープ材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006305509A JP2008120415A (ja) | 2006-11-10 | 2006-11-10 | ワイヤハーネス結束用テープ材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006305509A JP2008120415A (ja) | 2006-11-10 | 2006-11-10 | ワイヤハーネス結束用テープ材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008120415A true JP2008120415A (ja) | 2008-05-29 |
Family
ID=39505609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006305509A Withdrawn JP2008120415A (ja) | 2006-11-10 | 2006-11-10 | ワイヤハーネス結束用テープ材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008120415A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010124593A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電線の保護材 |
JP2010287537A (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-24 | Autonetworks Technologies Ltd | ワイヤーハーネス |
WO2011081132A1 (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-07 | 積水ポリマテック株式会社 | ワイヤハーネスの結束、緩衝用粘着シート |
JP2014096974A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-05-22 | General Electric Co <Ge> | 取付け装置およびその組み立て方法 |
WO2016098656A1 (ja) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | 住友電装株式会社 | 電線群保護テープ |
WO2016098735A1 (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-23 | 住友電装株式会社 | 電線群保護テープおよびワイヤハーネス |
US9555749B2 (en) | 2015-02-16 | 2017-01-31 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Wire harness |
US20210280338A1 (en) * | 2020-03-06 | 2021-09-09 | AFC Cable Systems, Inc. | Mc cable with tearable assembly tape |
-
2006
- 2006-11-10 JP JP2006305509A patent/JP2008120415A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010124593A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電線の保護材 |
JP2010287537A (ja) * | 2009-06-15 | 2010-12-24 | Autonetworks Technologies Ltd | ワイヤーハーネス |
WO2011081132A1 (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-07 | 積水ポリマテック株式会社 | ワイヤハーネスの結束、緩衝用粘着シート |
JP2012227977A (ja) * | 2009-12-28 | 2012-11-15 | Sekisui Polymatech Co Ltd | ワイヤハーネスの結束、緩衝用粘着シート |
JP2014096974A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-05-22 | General Electric Co <Ge> | 取付け装置およびその組み立て方法 |
WO2016098656A1 (ja) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | 住友電装株式会社 | 電線群保護テープ |
JP2016116394A (ja) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | 住友電装株式会社 | 電線群保護テープ |
WO2016098735A1 (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-23 | 住友電装株式会社 | 電線群保護テープおよびワイヤハーネス |
JP2016117499A (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-30 | 住友電装株式会社 | 電線群保護テープおよびワイヤハーネス |
US9555749B2 (en) | 2015-02-16 | 2017-01-31 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Wire harness |
US20210280338A1 (en) * | 2020-03-06 | 2021-09-09 | AFC Cable Systems, Inc. | Mc cable with tearable assembly tape |
US11715583B2 (en) * | 2020-03-06 | 2023-08-01 | AFC Cable Systems, Inc. | MC cable with tearable assembly tape |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008120415A (ja) | ワイヤハーネス結束用テープ材 | |
EP1983627B1 (en) | Wire protecting member and wire harness | |
JP6090099B2 (ja) | ワイヤハーネス及びワイヤハーネス用外装材 | |
JP5668617B2 (ja) | 経路維持部材付コルゲートチューブ及びワイヤーハーネス | |
US9576700B2 (en) | Binding tape member and wire harness | |
JP5510046B2 (ja) | ワイヤハーネス用のコルゲートチューブ | |
JP6354602B2 (ja) | 電線モジュール | |
JP2008127022A (ja) | ワイヤハーネス結束用テープ材 | |
JP5430762B2 (ja) | ワイヤハーネス保護構造 | |
JP5251535B2 (ja) | コルゲートチューブの取付構造 | |
JP2013255312A (ja) | ワイヤハーネス分岐部の保護構造 | |
JP2010126648A (ja) | ワイヤハーネス結束用テープ | |
JP2007288972A (ja) | ワイヤハーネス分岐部の保護構造 | |
JP2010049947A (ja) | ワイヤハーネス | |
WO2021229880A1 (ja) | 光ファイバケーブル | |
JP2007049784A (ja) | 自動車用ワイヤハーネスの配索構造 | |
JP2007115456A (ja) | ワイヤーハーネスの製造方法、ワイヤーハーネス、サブハーネス | |
JP2010124593A (ja) | 電線の保護材 | |
JP3194639U (ja) | スリットチューブ | |
JP2010004615A (ja) | ワイヤーハーネス用の外装材 | |
JP5468889B2 (ja) | 光ファイバケーブル、光ファイバケーブルの製造方法 | |
JP7516195B2 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP2010130851A (ja) | ワイヤハーネスの配索構造 | |
JP2024044724A (ja) | 電線保護部材及びワイヤハーネス | |
JP5554526B2 (ja) | ワイヤハーネス配索構造、ワイヤハーネス配索方法、及び、外装代替部・部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20100202 |