JP6460925B2 - 電力ケーブル - Google Patents

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Description

本発明は、金属シースを備える電力ケーブルに関する。
従来、鉛被やアルミ被などの金属シースを備える電力ケーブルが知られている(以下「金属シースケーブル」と称する)。このような金属シースケーブルにおいては、金属シースが遮へいとして機能する。すなわち、金属シースケーブルにおいては、導体、内部半導電層、絶縁体、及び外部半導電層を含むケーブルコアの外周に金属シースが設けられ、外部半導電層と金属シースが電気的に接続される。
金属シースとしては、波付き金属シースと平滑金属シースがある。波付き金属シースケーブルにおいては、主にアルミニウム製の金属シースが適用される(いわゆるアルミ被)。一般に、波付き金属シースケーブルにおいては、温度変化に伴う絶縁体の熱膨張を吸収するために、金属シースとケーブルコアの間に半導電テープからなるクッション層(以下「半導電テープ層」と称する)が設けられる。
波付き金属シースと半導電テープ層とは、波付き金属シースの谷部でのみ接触し、谷部以外の部分とは接触しない。すなわち、金属シースと半導電テープ層の間にはギャップが形成される。ギャップがあることにより、終端接続部又は中間接続部の組み立て工事の際には、容易に波付き金属シースだけを除去することができる。
一方、ギャップがあることにより、半導電テープ層の接触部分は波付き金属シースと同電位となるが、非接触部分と波付き金属シースとの間には電位差が生じうる。したがって、サージ電流や充電電流が流れるときに、金属シースと半導電テープ層との間に高い誘起電圧が発生し、放電が生じる虞がある。そこで、金属シースと半導電テープ層との間には、静電遮へいとして機能する導線織込みテープ層が介装される(例えば特許文献1〜3)。
平滑金属シースケーブルにおいては、主に鉛製の金属シースが適用される(いわゆる鉛被)。平滑金属シースケーブルにおいても、温度変化に伴う絶縁体の熱膨張を吸収するために、金属シースとケーブルコアの間には半導電テープ層が設けられる。製造段階では、平滑金属シースは半導電テープ層に密着しているので、平滑金属シースと半導電テープ層との間にギャップは形成されない。
しかし、温度変化に伴う絶縁体の熱膨張を半導電テープ層で吸収できない場合、鉛被が塑性変形するため、半導電テープ層と鉛被との密着状態が解除され、ギャップが生じる虞がある。この場合、波付き金属シースケーブルと同様に、サージ電流や充電電流による放電が懸念される。そこで、平滑金属シースケーブルにおいても、金属シースと半導電テープ層との間には、静電遮へいとして機能する導線織込みテープ層が介装される。
導線織り込みテープは、繊維糸を平織りしたテープ状の基布に、縦方向(長さ方向)に導線を織り込んだものである。一般に、導線には銅又はすずめっき銅の単線又は撚り線が適用され、繊維糸にはレーヨン糸やスフ糸が適用される。
特許第5253870号公報 特開2000−222948号公報 特開平10−162658号公報
上述した金属シースケーブルでは、半導電テープ層だけで絶縁体の熱膨張を吸収できない場合、導線織込みテープ層に歪みが加わるため、以下のような問題がある。すなわち、導線は、繊維に比較して伸縮性が乏しいため、弾性限を超えると塑性変形して伸びてしまい直線状になり、基布に埋もれてテープ表面に露出しなくなる虞がある。この場合、導線織込みテープの導線と半導電テープ層との導通状態が部分的に不安定となるため、導線織込みテープ層の静電遮へい機能が損なわれ、サージ電流や充電電流による放電が生じる虞がある。
上記の課題は、(1)半導電テープ層を厚くして導線織込みテープ層に歪みが加わらないようにする、(2)撚り線を適用して導線が基布の中に埋もれないようにする、(3)導線の本数を増やして導線と半導電テープとの接触箇所を多くする、(4)導線織込みテープに半導電加工を施す、などの対策によって解消することができる。しかしながら、これらの対策は、コストの面で高価になるという欠点がある。
本発明の目的は、低コストで信頼性の高い電力ケーブルを提供することである。
本発明に係る電力ケーブルは、導体、内部半導電層、絶縁体、及び外部半導電層を含むケーブルコアと、
前記ケーブルコアの外周に配置されるクッション層と、
前記クッション層の外周に配置される金属シースと、を備え、
前記クッション層は、ケーブルコアの外周に金属ラミネートテープが螺旋状に巻回されてなる第1のクッション層と、前記第1のクッション層の外周に前記金属ラミネートテープとは逆向きに導線織込みテープが螺旋状に巻回されてなる第2のクッション層とを有し、
前記金属ラミネートテープは、補強基材と、前記補強基材の外側に幅方向端部を回り込んで配置された金属層とを有し、
前記外部半導電層と前記金属シースとは、前記クッション層を介して電気的に接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、簡易で安価な金属ラミネートテープにより第1のクッション層が形成され、これが静電遮へいとして機能する。アルミラミネートテープは、ケーブルコアと良好に接触するとともに、導線織込みテープを含む第2のクッション層を介して金属シースと確実に導通するので、導線織込みテープ層により静電遮へいを行う場合に比較して、信頼性が向上する。したがって、信頼性の高い電力ケーブルが提供される。
第1の実施の形態に係る電力ケーブルを示す図である。 第1の実施の形態に係る電力ケーブルを示す図である。 アルミラミネートテープの構造を示す図である。 アルミラミネートテープの構造を示す図である。 アルミラミネートテープの配置態様を示す図である。 第2の実施の形態に係る電力ケーブルを示す図である。 第3の実施の形態に係る電力ケーブルを示す図である。 第4の実施の形態に係る電力ケーブルを示す図である。 第1の実施の形態に係る電力ケーブルの変形例を示す図である。 アルミラミネートテープの変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1、図2は、本発明の第1の実施の形態に係る電力ケーブル1Aを示す図である。図1は長さ方向に沿う半断面図であり、図2は長さ方向に直交する断面図である。電力ケーブル1Aは、波付き金属シース31を備える金属シースケーブルである(以下「波付き金属シースケーブル1A」と称する)。ここでは、波付き金属シースケーブル1Aとして、外径が約140mmの220kV級のものを例に挙げて説明する。
図1、図2に示すように、波付き金属ケーブルシースケーブル1Aは、中心から順にケーブルコア10、クッション層20A、波付き金属シース31、及び防食層40を備える。
ケーブルコア10は、中心から順に、導体11、内部半導電層12、絶縁体13、及び外部半導電層14を有する。導体11は、例えば5分割圧縮の銅導体であり、公称断面積2000mmである。内部半導電層12、絶縁体13、及び外部半導電層14の厚さは、それぞれ約1.5mm、約23.0mm、約1.0mmである。絶縁体13は、例えば架橋ポリエチレンで形成される。ケーブルコア10は、導体11の外周に各層12〜14を順次押出被覆することにより形成される。
クッション層20Aは、第1のクッション層21及び第2のクッション層22Aを有する。第1のクッション層21は、金属ラミネートテープ101によって形成され、ケーブルコア10(外部半導電層14)の外周に配置される。第2のクッション層22Aは、導線織込みテープ102を含んで形成され、第1のクッション層21の外周に配置される。
第1のクッション層21は、ケーブルコア10の外周に金属ラミネートテープ101が螺旋状に巻回されることにより形成される。第1のクッション層21は、温度変化に伴う絶縁体13の熱膨張を吸収するとともに、静電遮へいとして機能する。
金属ラミネートテープ101は、例えば金属層101b(図3参照)がアルミニウム層で形成されるアルミニウムラミネートテープである(以下「アルミラミネートテープ101」、「アルミニウム層101b」と称する)。なお、金属ラミネートテープ101として、鉛ラミネートテープ又は銅ラミネートテープを適用することもできるが、コスト面からアルミラミネートテープであることが好ましい。
第1のクッション層21は、アルミラミネートテープ101のギャップ巻き(間隔巻き)により形成されることが好ましい。これにより、材料コストを低減できるとともに、アルミラミネートテープ101と導線織込みテープ102とを良好に接触させることができる。すなわち、アルミラミネートテープ101がギャップ巻きされている場合、その厚さ分だけ上に凸となるので、導線織込みテープ102及び布テープ103を合わせ巻きするときの巻き付け力やケーブルコア10の自重による径方向の押圧力がアルミラミネートテープ101に集中する。したがって、アルミラミネートテープ101と導線織込みテープ102は良好に接触する。
アルミラミネートテープ101をギャップ巻きするときのギャップ幅P1は、充電電流やサージ電流による放電が生じないように、また、発熱が生じないように選定される。
サージ電流や充電電流によって外部半導電層14に生じる誘起電圧は、アルミラミネートテープ101の端からの距離で計算される。最大誘起電圧は、アルミラミネートテープ101のギャップの中央で生じ、また空気の絶縁破壊電圧は電極間距離が狭い程小さくなるので、導線織込みテープ102の導線102a(電位0)が接触しそうな状態(図1のA点)が最も厳しくなる。パッシェン曲線から空気の最小破壊電圧は約300V(電極間距離がほぼ0)のため、余裕を見て最大誘起電圧が100V以下になるようにアルミラミネートテープ101のギャップ幅P1は選定される。
なお、図1、図2では、アルミラミネートテープ101をギャップ巻きした場合について示しているが、ラップ巻き(重ね巻き)又は突き合わせ巻きとしてもよい。
図3、図4は、アルミラミネートテープ101の構造を示す図である。図3は長さ方向に直交する断面図であり、図4は図3を下から見た場合の平面図である。図5は、アルミラミネートテープ101の配置態様を示す図である。
図5に示すように、外部半導電層14の外周にアルミラミネートテープ101を巻回するに際し、通常、図4に示す面がケーブルの外側になるように巻回される。すなわち、アルミラミネートテープ101は、アルミニウム層101bの折り返し部分が第2のクッション層22A側に向くように巻回される。アルミニウム層101bと外部半導電層14との接触面積が広くなり、外部半導電層14にアルミラミネートテープ101を直接巻回した場合に外部半導電層14に凹みが生じることもないためである。
図3、図4に示すように、アルミラミネートテープ101は、補強基材101aと、補強基材101aの外側に幅方向端部を回り込んで配置されたアルミニウム層101bとを有する。すなわち、アルミラミネートテープ101において、アルミニウム層101bは、テープ幅方向端部を回り込んで導通する。
アルミラミネートテープ101は、例えば補強基材101aの一方の面にアルミ箔を例えば熱融着により強固に貼り合わせ、アルミ箔が外側となるように幅方向両端部を折り返して形成される。アルミラミネートテープ101の構造は簡易であり、安価で製造することができる。
補強基材101aは、例えばゴム又はプラスチックで形成される。特に、エチレン・アクリル酸エチル共重合体(EEA:Ethylene Ethyl Acrylate copolymerization)が好適である。補強基材101aの厚さは、例えば0.1mmである。アルミニウム層101bの厚さは、例えば0.05mmである。アルミラミネートテープ101のテープ幅は、例えば10〜50mmであり、テープ幅方向の両端部の折り返し幅は、例えば2〜8mmである。ここでは、アルミラミネートテープ101のテープ幅方向の両端部を折り返しているが、一方の端部だけを折り返してもよい。
アルミラミネートテープ101は、補強基材101aにアルミ箔を強固に張り合わせているので、しわや切れが生じにくい。金属疲労等によりアルミ箔のみがテープ幅方向に破断しても、アルミ箔が剥がれることはなく、アルミ箔破断面が突出することはない。したがって、破断したアルミ箔によって外部半導電層14や絶縁体13が損傷することはない。また、アルミ箔が全幅にわたって破断しても、それぞれが導線織込みテープ102の導線102aと接触し、導通するので、アルミラミネートテープ101の静電遮へい機能は損なわれない。
第2のクッション層22Aは、例えば第1のクッション層21の外周にアルミラミネートテープ101とは逆向きに導線織込みテープ102及び布テープ103が螺旋状に合わせ巻きされることにより形成される。第2のクッション層22Aは、温度変化に伴う絶縁体13の熱膨張を吸収するとともに、波付き金属シース31と第1のクッション層21(アルミラミネートテープ101)を電気的に接続する。
第2のクッション層22Aは、導線織込みテープ102単体をギャップ巻き、ラップ巻き、又は突き合わせ巻きすることにより形成されてもよい(図9参照)。図9に示す波付き金属シースケーブル1Eでは、第2のクッション層22Eが導線織込みテープ102のラップ巻きにより形成されている。
ただし、導線織込みテープ102のギャップ巻き又は突き合わせ巻きにより第2のクッション層22Eを形成する場合は、波付き金属シース31を加工する際にテープ捲れ等が生じ、波付き金属シース31内に詰まる虞がある。一方、導線織込みテープ102のラップ巻きにより第2のクッション層22Aを形成する場合は、材料コストが高くなる。したがって、図1に示すように、第2のクッション層22Aは、導線織込みテープ102と安価な布テープ103の合わせ巻きによって形成されることが好ましい。
導線織込みテープ102と布テープ103の合わせ巻きは、導線織込みテープ102の導線102aがギャップ部分に位置するように、すなわち導線102aが波付き金属シース31及び第1のクッション層21と接触可能となるように行われる。
導線織込みテープ102の巻き方向は、アルミラミネートテープ101の巻き方向と逆向きなので、周回するごとに導線織込みテープ102とアルミラミネートテープ101が交差する。したがって、アルミラミネートテープ101と導線織込みテープ102の導線102aは確実に導通する。
なお、図1、図2においては、導線織込みテープ102と布テープ103の合わせ巻きのギャップ幅P2をテープ幅の約1/3(33%)とした場合について示しているが、テープ幅の5〜70%の範囲内で任意に決定される。
導線織込みテープ102は、繊維糸を平織りしたテープ状の基布102bに、縦方向(長さ方向)に導線102aを織り込んだものである。導線織込みテープ102の厚さは、例えば0.2〜0.6mm程度であり、テープ幅は、例えば50〜75mmである。
導線102aは、例えば軟銅線、錫めっき軟銅線又はアルミニウム線の単線(例えば直径0.26mm)又は撚り線(例えば0.18mm×7本撚り)である。導線102aは、金属シース内に水分が侵入した場合に異種金属接触による腐食を防止するために、波付き金属シース31及びアルミラミネートテープ101と同じ材質であることが好ましい。
導線102aの本数は、導線102aが波付き金属シース31とアルミラミネートテープ101の両方に接触できればよい。導線102aは、安全性の面から複数本(例えば2〜3本)であることが好ましい。これにより、万が一、一部の導線102aが切断したり、テープ巻きの乱れによって布テープ103の下に隠れたりして、波付き金属シース31及びアルミラミネートテープ101との導通状態が不安定となっても、他の導線102aによって導通状態が確保される。
基布102bは、例えばレーヨン糸、ポリノジック糸、又はポリエステル糸等の繊維糸で形成される。基布102bの織目は、密であってもよいし、粗くてもよい。
布テープ103は、例えばポリエステル又はナイロンで形成される不織布テープ又は織布テープである。織布は、不織布に比較して引張特性、伸び特性が優れている。したがって、温度変化に伴う絶縁体13の膨張量が大きく、アルミラミネートテープ101が外部半導電層14から浮くことが懸念される場合には、布テープ103は織布テープであることが好ましい。
なお、導線織込みテープ102及び布テープ103の構成は、上述した構成に限定されず、波付き金属シースケーブル1Aの使用電圧、アルミラミネートテープ101との接触性、巻きやすさなどによって適宜決定される。
例えば、導線織込みテープ102及び布テープ103として、半導電塗料を塗布することによって半導電性(体積抵抗率5×10Ω・cm以下)を付与したものを適用してもよい。
垂直布設のようにケーブルコア10の自重による径方向への押圧が期待できない場合には、導線織込みテープ102の導線102aは撚り線であることが好ましい。撚り線は外径を大きくしても可撓性が損なわれないため、導線102aが基布102bに埋もれないように外径を大きく設定することができる。これにより、導線織込みテープ102の導線102aは、アルミラミネートテープ101及び波付き金属シース31と確実に導通する。
波付き金属シース31は、内外面に波形状を有する金属シースである。波付き金属シース31は、山部と谷部が螺旋状に形成されている螺旋状の波付きシースであってもよいし、山部と谷部が交互に繰り返される環状の波付きシースであってもよい。波付き金属シース31は、例えばアルミニウムで形成される。
波付き金属シース31の波のピッチは、例えば15〜35mm程度である。ケーブルコア10及びクッション層20Aは、波付き金属シース31の谷部によって支持される。すなわち、図2に示すように、クッション層20A(第2のクッション層22A)は、波付き金属シース31の円周の一部(約15%の範囲、図2では下部)で接触する。
波付き金属シース31が螺旋状の波形状を有する場合、波付き金属シース31の螺旋方向と導線織込みテープ102の螺旋方向は逆向きであることが好ましい。これにより、波付き金属シース31と導線織込みテープ102の導線102aとが確実に接触する。
例えば、波付き金属シース31の波のピッチが30mmである場合、1mのケーブルにおける波の数は約33となる。一方、外径100mmの内層(第1のクッション層21)に、テープ幅が60mmの導線織込みテープ102を突き合わせ巻きする場合、導線織込みテープ102の巻きピッチは61mmに設定される。この場合、1mのケーブルにおいて、導線織込みテープ102は16回巻かれることになる。導線織込みテープ102の導線102aは波付き金属シース31と接触可能な部分(ギャップ部分)に位置するので、ケーブル長が1m以上であれば、導線102aが1本であっても、波付き金属シース31と導線102aは必ず数カ所で接触することになる。
防食層40は、例えばプラスチック樹脂で形成される。
このように、波付き金属シースケーブル1Aは、導体11、内部半導電層12、絶縁体13、及び外部半導電層14を含むケーブルコア10と、ケーブルコア10の外周に配置されるクッション層20Aと、クッション層20Aの外周に配置される波付き金属シース31(金属シース)と、を備える。クッション層20Aは、ケーブルコア10の外周にアルミラミネートテープ101が螺旋状に巻回されてなる第1のクッション層21と、第1のクッション層21の外周にアルミラミネートテープ101とは逆向きに導線織込みテープ102が螺旋状に巻回されてなる第2のクッション層22Aとを有する。アルミラミネートテープ101は、補強基材101aと、補強基材101aの外側に幅方向端部を回り込んで配置されたアルミニウム層101bとを有する。外部半導電層14と波付き金属シース31とは、クッション層20Aを介して電気的に接続される。
従来の波付き金属シースケーブルでは、導線織込みテープが静電遮へいとして機能するが、波付き金属シースケーブル1Aでは、アルミラミネートテープ101からなる第1のクッション層21が静電遮へいとして機能し、導線織込みテープ102を含む第2のクッション層22Aは、波付き金属シース31と第1のクッション層21を導通させるだけである。
波付き金属シースケーブル1Aにおいては、温度変化に伴う絶縁体13の膨張によって導線織込みテープ102の導線102aが延びて、導線102aと波付き金属シース31及びアルミラミネートテープ101が部分的に非接触となっても、導通状態は容易に確保される。一方、アルミラミネートテープ101のアルミニウム層101bと外部半導電層14とは、連続する面で接触しており、導線織込みテープ102等によって内側に押さえ付けられるので、アルミラミネートテープ101のアルミニウム層101bと外部半導電層14との間に浮きは生じにくい。
したがって、アルミラミネートテープ101からなる第1のクッション層21が確実に静電遮へいとして機能する。このように、波付き金属シースケーブル1Aでは、アルミラミネートテープ101という簡易で安価な構造で静電遮へいが実現される。また、導線織込みテープ層により静電遮へいを行う場合に比較して信頼性が向上する。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る電力ケーブル1Bを示す図である。図6は長さ方向に沿う半断面図である。第1の実施の形態と同様の構成要素については同一の符号で示し、重複する説明は省略する。電力ケーブル1Bは、波付き金属シース31を備える金属シースケーブルであり(以下「波付き金属シースケーブル1B」と称する)、走水防止機能を有する。
波付き金属シースケーブル1Bは、中心から順にケーブルコア10、クッション層20B、波付き金属シース31、及び防食層40を備える。波付き金属シースケーブル1Bと第1の実施の形態の波付き金属シースケーブル1Aとは、主にクッション層の構成が相違する。
クッション層20Bは、第1のクッション層21(第1の実施の形態を参照)、第2のクッション22B、及び第3のクッション層23を有する。第1のクッション層21は、アルミラミネートテープ101によって形成され、ケーブルコア10(外部半導電層14)の外周に配置される。第2のクッション層22Bは、導線織込みテープ102を含んで形成され、第1のクッション層21の外周に配置される。第3のクッション層23は、ケーブルコア10(外部半導電層14)と第1のクッション層21の間に介在する。
第2のクッション層22Bは、例えば第1のクッション層21の外周にアルミラミネートテープ101とは逆向きに導線織込みテープ102及び吸水性布テープ104が螺旋状に合わせ巻きされることにより形成される。すなわち、第1の実施の形態では、第2のクッション層22Aに非吸水性の布テープ103が適用されているのに対して、第2の実施の形態では、第2のクッション層22Bに吸水性布テープ104が適用されている。
吸水性布テープ104は、例えばポリエステル又はナイロンで形成される布テープ(不織布テープ、織布テープ、又は不織布と織布を貼り合わせた複合布テープを含む)に、吸水ポリマーを含有する塗料を塗布したものである。吸水ポリマーは、乾燥状態では粉体で、水を吸収することによって膨潤する性質を有する。吸水ポリマーとしては、アクリル酸塩系ソーダ架橋物、酢酸ビニル・アクリル酸エステル共重合体ケン化合物等、従来からこの種の用途に一般的に用いられているものの中から1種以上を適宜選択して適用することができる。
第2のクッション層22Bは、温度変化に伴う絶縁体13の熱膨張を吸収するとともに、波付き金属シース31と第1のクッション層21(アルミラミネートテープ101)を電気的に接続する。また、第2のクッション層22Bは、波付き金属シース31内に浸入した水を吸収し、ケーブル内の走水を防止する走水防止層として機能する。
第2のクッション層22Bにおいて、導線織込みテープ102の基布102bの織目は、粗い方が好ましい。これにより、吸水パウダー(吸水ポリマーの粉体)がクッション層20Bの表面(波付き金属シース31側)に出てきやすくなるので、走水防止性能が向上する。
なお、吸水ポリマーを含む半導電塗料を布テープに塗布することによって、吸水性布テープ104に半導電性を付与してもよい。また、吸水ポリマーを含む塗料や半導電塗料を基布102bに塗布することによって、導線織込みテープ102に吸水性能や半導電性(体積抵抗率5×10Ω・cm以下)を付与してもよい。
第3のクッション層23は、例えば、1枚又は複数枚の吸水性半導電テープ104をラップ巻き又はギャップ巻きすることにより形成される。第3のクッション層23は、第2のクッション層22Bとともに走水防止層として機能する。
なお、外部半導電層14との間に走水路が生じる虞がない場合は、第3のクッション層23を省略してもよいし、吸水性半導電テープ104に代えて非吸水性の半導電テープを適用してもよい。さらには、吸水性半導電テープと非吸水性半導電テープの両方を巻回することにより第3のクッション層23を形成してもよい。
このように、波付き金属シースケーブル1Bは、第1の実施の形態の波付き金属シースケーブル1Aと同様の構成を有する。すなわち、波付き金属シースケーブル1Bは、導体11、内部半導電層12、絶縁体13、及び外部半導電層14を含むケーブルコア10と、ケーブルコア10の外周に配置されるクッション層20Bと、クッション層20Bの外周に配置される波付き金属シース31(金属シース)と、を備える。クッション層20Bは、ケーブルコア10の外周にアルミラミネートテープ101が螺旋状に巻回されてなる第1のクッション層21と、第1のクッション層21の外周にアルミラミネートテープ101とは逆向きに導線織込みテープ102が螺旋状に巻回されてなる第2のクッション層22Bとを有する。アルミラミネートテープ101は、補強基材101aと、補強基材101aの外側に幅方向端部を回り込んで配置されたアルミニウム層101bとを有する。外部半導電層14と波付き金属シース31とは、クッション層20Bを介して電気的に接続される。
したがって、波付き金属シースケーブル1Bによれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、波付き金属シースケーブル1Bによれば、ケーブル内の走水を防止することができる。
[第3の実施の形態]
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る電力ケーブル1Cを示す図である。図7は長さ方向に沿う半断面図である。上述の実施の形態と同様の構成要素については同一の符号で示し、重複する説明は省略する。電力ケーブル1Cは、平滑金属シース32を備える金属シースケーブルである(以下「平滑金属シースケーブル1C」と称する)。
平滑金属シースケーブル1Cは、中心から順にケーブルコア10、クッション層20C、平滑金属シース32、及び防食層40を備える。平滑金属シースケーブル1Cと第1の実施の形態の波付き金属シースケーブル1Aとは、主に金属シース及びクッション層の構成が相違する。
クッション層20Cは、第1のクッション層21(第1の実施の形態を参照)及び第2のクッション22Cを有する。第1のクッション層21は、アルミラミネートテープ101によって形成され、ケーブルコア10(外部半導電層14)の外周に配置される。第2のクッション層22Cは、導線織込みテープ102を含んで形成され、第1のクッション層21の外周に配置される。
第2のクッション層22Cは、例えば第1のクッション層21の外周にアルミラミネートテープ101とは逆向きに導線織込みテープ102が螺旋状にギャップ巻きされることにより形成される。第2のクッション層22Cは、温度変化に伴う絶縁体13の熱膨張を吸収するとともに、平滑金属シース32と第1のクッション層21(アルミラミネートテープ101)を電気的に接続する。
第2のクッション層22Cは、導線織込みテープ102単体をラップ巻き、突き合わせ巻きすることにより形成されてもよいし、第1の実施の形態のように導線織込みテープ102と布テープ103との合わせ巻きにより形成されてもよい。ただし、これらの手法では材料コストが高くなる。したがって、第2のクッション層22Cは、導線織込みテープ102のギャップ巻きによって形成されることが好ましい。これにより、材料コストを低減することができる。
なお、導線織込みテープ102のギャップ部分は、アルミラミネートテープ101を直接抑えるものが無く、アルミラミネートテープ101が外部半導電層14から浮く懸念もあるので、導線織込みテープ102のギャップ巻きのギャップ巾をあまり広くしないようにする。
平滑金属シース32は、内外面が平滑な金属シースである。平滑金属シース32は、例えば鉛の押出成形により形成され、製造段階で第2のクッション層22Cに密着する。そのため、平滑金属シース32を形成する際に導線織込みテープ102のテープ捲れ等が生じることはないので、第2のクッション層22Cを導線織込みテープ102のギャップ巻きにより形成することができる。
このように、平滑金属シースケーブル1Cは、第1の実施の形態の波付き金属シースケーブル1Aと同様の構成を有する。すなわち、平滑金属シースケーブル1Cは、導体11、内部半導電層12、絶縁体13、及び外部半導電層14を含むケーブルコア10と、ケーブルコア10の外周に配置されるクッション層20Cと、クッション層20Cの外周に配置される平滑金属シース32(金属シース)と、を備える。クッション層20Cは、ケーブルコア10の外周にアルミラミネートテープ101が螺旋状に巻回されてなる第1のクッション層21と、第1のクッション層21の外周にアルミラミネートテープ101とは逆向きに導線織込みテープ102が螺旋状に巻回されてなる第2のクッション層22Cとを有する。アルミラミネートテープ101は、補強基材101aと、補強基材101aの外側に幅方向端部を回り込んで配置されたアルミニウム層101bとを有する。外部半導電層14と平滑金属シース32とは、クッション層20Cを介して電気的に接続される。
したがって、平滑金属シースケーブル1Cによれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、本発明は、金属シースの種類に関わらず適用することができる。
[第4の実施の形態]
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る電力ケーブル1Dを示す図である。図8は長さ方向に沿う半断面図である。上述の実施の形態と同様の構成要素については同一の符号で示し、重複する説明は省略する。電力ケーブル1Dは、平滑金属シース32を備える金属シースケーブルであり(以下「平滑金属シースケーブル1D」と称する)、走水防止機能を有する。
平滑金属シースケーブル1Dは、中心から順にケーブルコア10、クッション層20D、平滑金属シース32、及び防食層40を備える。平滑金属シースケーブル1Dと第3の実施の形態の平滑金属シースケーブル1Cとは、主にクッション層の構成が相違する。
クッション層20Dは、第1のクッション層21(第1の実施の形態を参照)、第2のクッション22C(第3の実施の形態を参照)、及び第3のクッション層23(第2の実施の形態を参照)を有する。第1のクッション層21は、アルミラミネートテープ101によって形成され、ケーブルコア10(外部半導電層14)の外周に配置される。第2のクッション層22Cは、導線織込みテープ102を含んで形成され、第1のクッション層21の外周に配置される。第3のクッション層23は、ケーブルコア10(外部半導電層14)と第1のクッション層21の間に介在する。
なお、吸水ポリマーを含む塗料や半導電塗料を基布102bに塗布することによって、導線織込みテープ102に吸水性能や半導電性(体積抵抗率5×10Ω・cm以下)を付与してもよい。
このように、平滑金属シースケーブル1Dは、第1の実施の形態の波付き金属シースケーブル1Aと同様の構成を有する。すなわち、平滑金属シースケーブル1Dは、導体11、内部半導電層12、絶縁体13、及び外部半導電層14を含むケーブルコア10と、ケーブルコア10の外周に配置されるクッション層20Dと、クッション層20Dの外周に配置される平滑金属シース32(金属シース)と、を備える。クッション層20Dは、ケーブルコア10の外周にアルミラミネートテープ101が螺旋状に巻回されてなる第1のクッション層21と、第1のクッション層21の外周にアルミラミネートテープ101とは逆向きに導線織込みテープ102が螺旋状に巻回されてなる第2のクッション層22Cとを有する。アルミラミネートテープ101は、補強基材101aと、補強基材101aの外側に幅方向端部を回り込んで配置されたアルミニウム層101bとを有する。外部半導電層14と平滑金属シース32とは、クッション層20Dを介して電気的に接続される。
したがって、平滑金属シースケーブル1Dによれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、平滑金属シースケーブル1Dによれば、ケーブル内の走水を防止することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上述した電力ケーブル1A〜1Dにおいて、必要に応じて、ケーブルコア10とクッション層20との間に、半導電テープ層を介在させるようにしてもよい。
また例えば、図10に示すように、アルミラミネートテープ101において、アルミニウム層101bの折り返し部分には、長手方向に適当な間隔で切れ目101cを形成してもよい。これにより、電力ケーブルを敷設する際の曲げ半径が小さい場合に、アルミラミネートテープ101の折り返し部分にしわが生じるのを抑制できる。なお、図10では、切れ目101cが、アルミラミネートテープ101の長さ方向に対して直交する場合を示しているが、切れ目101cは、アルミラミネートテープ101の長さ方向に対して斜めに形成されていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1A、1B、1E 波付き金属シースケーブル(電力ケーブル)
1C、1D 平滑金属シースケーブル(電力ケーブル)
10 ケーブルコア
11 導体
12 内部半導電層
13 絶縁体
14 外部半導電層
20A〜20E クッション層
21 第1のクッション層
22A〜22C、22E 第2のクッション層
23 第3のクッション層(走水防止層)
31 波付き金属シース(金属シース)
32 平滑金属シース(金属シース)
40 防食層
101 アルミラミネートテープ
101a 補強基材
101b アルミニウム層
101c 切れ目
102 導線織込みテープ
102a 導線
102b 基布
103 布テープ
104 吸水性布テープ

Claims (10)

  1. 導体、内部半導電層、絶縁体、及び外部半導電層を含むケーブルコアと、
    前記ケーブルコアの外周に配置されるクッション層と、
    前記クッション層の外周に配置される金属シースと、を備え、
    前記クッション層は、ケーブルコアの外周に金属ラミネートテープが螺旋状に巻回されてなる第1のクッション層と、前記第1のクッション層の外周に前記金属ラミネートテープとは逆向きに導線織込みテープが螺旋状に巻回されてなる第2のクッション層とを有し、
    前記金属ラミネートテープは、補強基材と、前記補強基材の外側に幅方向端部を回り込んで配置された金属層とを有し、
    前記外部半導電層と前記金属シースとは、前記クッション層を介して電気的に接続されていることを特徴とする電力ケーブル。
  2. 前記金属ラミネートテープは、前記補強基材の一方の面に金属箔が一体化され、前記金属箔が外側となるように幅方向一端部又は両端部が折り返されていることを特徴とする請求項1に記載の電力ケーブル。
  3. 前記金属ラミネートテープは、前記金属層の折り返し部分が前記第2のクッション層側に向くように配置されることを特徴とする請求項2に記載の電力ケーブル。
  4. 前記第1のクッション層は、前記金属ラミネートテープのギャップ巻きにより形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電力ケーブル。
  5. 前記金属ラミネートテープは、前記金属層としてアルミニウム層を有するアルミラミネートテープであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電力ケーブル。
  6. 前記金属シースは、波付き金属シースであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電力ケーブル。
  7. 前記第2のクッション層は、前記導線織込みテープと布テープの合わせ巻きにより形成されることを特徴とする請求項6に記載の電力ケーブル。
  8. 前記金属シースは、平滑金属シースであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電力ケーブル。
  9. 前記第2のクッション層は、前記導線織込みテープのギャップ巻きにより形成されることを特徴とする請求項8に記載の電力ケーブル。
  10. 前記クッション層は、走水防止層を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の電力ケーブル。
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