JP3533286B2 - 走水防止電力ケーブル - Google Patents
走水防止電力ケーブルInfo
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
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Description
ケーブル(以下CVケーブルと略記する)等の電力ケー
ブルに関するもので、特に浸水時の走水を防止したCV
ケーブルに関する。
頼性も一段と増した。すでに、超高圧の系統にも採用さ
れている。これはCVケーブルが優れた電気特性を有
し、さらに工事あるいは保守管理の面で簡単なためとい
える。
ると、浸水のみに比べて電気特性が低下する現象は古く
から知られている。そこで高電圧CVケーブルでは金属
シースあるいは金属とプラスチックラミネートテープ層
を設け遮水構造としている。
を施したとしても外傷等で金属シースが破れたとき、そ
こから浸水することがある。そこでその浸水をケーブル
長手方向への拡散を防止せんとして、金属シース下のケ
ーブルコア外層に吸水膨潤層を設けたいわゆる走水防止
型のCVケーブルが提案されている。
おいては、ケーブル絶縁体の熱膨脹を考慮してケーブル
コアと金属シースの間にギャップを設けるとともに、ク
ッション層を介在させている。また、サージ侵入時のク
ッション層上の電位上昇に対してはクッション層の上に
銅線織込み半導電綿テープを巻いている。
銅線織込みテープが金属シースの底部で接触しているの
でケーブルコアの断面上部もゼロ電位となる。したがっ
て、クッション層−金属シース間で電位が発生しない。
合、図4に示すように、吸水膨潤層23が金属シース底
部(A点)で接触しても吸水膨潤層頂上部(C点)で電
位が生じる。これは吸水膨潤層の体積抵抗率が104 〜
107 Ω・cmである為である。このため、サージ侵入
時金属シース27と吸水膨潤層23との間のエアギャッ
プ25で放電が発生する可能性がある。
の銅線織込みテープを巻けば上記の放電の問題は解決で
きるが、しかし水が浸入しても吸水膨潤層の膨みを前記
非膨潤の導線織り込みテープが抑えて走水を防止するこ
とが不充分となる。
1号にて、上記の走水防止型のCVケーブルとして、環
状波付金属シース下のケーブルコア最外層に吸水膨潤層
を設け且つその上に伸縮可能な導電性層、例えば、金属
メッシュ層、あるいは伸縮を付与した金属繊維を織り込
んだテープ巻回層を設けたものを出願した。
複雑で、ケーブルの製造性も悪く、コストアップとなる
問題があった。
で、浸水時の走水防止性能を損うことなく電気的性能を
満足する新規な構造の走水防止電力ケーブルを低コスト
で提供するものである。
シース下のケーブルコアを構成する最外層上に、半導電
性吸水膨潤層が設けられ且つその外周上に伸縮性を付与
した金属線を間隔をもって複数本配置してケーブル長さ
方向に螺旋状に巻いて設けてあり、前記伸縮性を付与し
た各金属線は、吸水膨潤性樹脂からなる紐を芯としてそ
の周りに金属線を螺旋状に巻き付けたものである。
アを構成する最外層上に、半導電性吸水膨潤層が設けら
れ且つその外周上に伸縮性を付与した金属線を間隔をも
って複数本配置してケーブル長さ方向に螺旋状に巻いて
設けてあり、前記伸縮性を付与した各金属線は、螺旋状
に巻いた金属線の螺旋外側に吸水膨潤性樹脂からなるテ
ープを沿わせたものである。
アを構成する最外層上に、半導電性吸水膨潤層が設けら
れ且つその外周上に伸縮性を付与した金属線を間隔をも
って複数本配置してケーブル長さ方向に螺旋状に巻いて
設けてあり、前記伸縮性を付与した各金属線は、スネー
ク状金属線を埋没した吸水膨潤性樹脂からなる紐であ
る。
アを構成する最外層上に、半導電性吸水膨潤層が設けら
れ且つその外周上に伸縮性を付与した金属線を間隔をも
って複数本配置してケーブル長さ方向に螺旋状に巻いて
設けてあり、前記伸縮性を付与した各金属線は、金属線
をスネーク状に織り込んだ吸水膨潤性テープである。
アを構成する最外層上に、半導電性吸水膨潤層が設けら
れ且つその外周上に伸縮性を付与した金属線を間隔をも
って複数本配置してケーブル長さ方向に螺旋状に巻いて
設けてあり、前記伸縮性を付与した各金属線は、表面に
金属線をスネーク状態で貼着したカーボン紙テープ又
は、クレープカーボン紙テープである。
構成により、金属シースが外傷等で穴があき浸水しても
水は、吸水膨潤層が膨らみ前記穴のあいた両側に位置す
る環状波付金属シースの谷部とケーブルコアとによって
区画される空隙内にとどまる。したがって、長手方向の
走水を防止することができる。しかも、半導電性吸水膨
潤の上に伸縮性を付与した金属線が、テンションメンバ
ーの機能を持った吸水膨潤性樹脂の紐またはテープある
いはカーボン紙テープ又は、クレープカーボン紙テープ
等と共に螺旋状に巻いて設けられるため、容易に巻くこ
とができ、さらに、伸縮性を付与した金属線を覆ってい
る吸水性樹脂が吸水膨潤可能であるため、あるいは、カ
ーボン紙テープ又は、クレープカーボン紙テープは吸水
により機械的に弱くなることから吸水膨潤層は充分膨潤
可能であり、サージによる放電も発生しない。
に基づいて詳細に説明する。
成の1例を示すもので、(イ)はその横断面の説明図、
(ロ)はその縦断面の説明である。本発明の特徴とする
ところは、環状波付金属シース下のケーブルコアを構成
する最外層上に、半導電性吸水膨潤層を設け且つその上
に伸縮性を付与した金属線を間隔をもって複数本配置し
てケーブル長さ方向に螺旋状に巻いて設けてなることで
ある。
に説明すると、導体1の外周に内部半導電層(内導)2
と絶縁体3及び外部半導電層(外導)4が主としてポリ
エチレンからなる樹脂の押出被覆され架橋により形成さ
れる。その上に半導電性ゴム等からなるテープを巻回し
たクッション層5を設け、その上に半導電性吸水膨潤層
6を設け、その外周に伸縮性金属線7を間隔をもって3
本配置して螺旋状に巻回して設けられている。上記のク
ッション層5を設けずに、吸水膨潤層6がクッション層
を兼ねる場合もある。
は繊維の織物又は不織布シートなどに半導電ゴムなどを
塗布した支持体の片面に、吸水膨潤性樹脂と、カーボン
ブラックと、バインダと、必要に応じて充填剤、架橋剤
などを混合した吸水性組成物を、例えばコーティングに
よって形成した吸水テープをケーブルコアの周囲に巻回
したものである。
接触したときに水に溶けることなく、自重の数10倍か
ら数1000倍の吸水能力を有するポリマーで、例え
ば、アクリル酸塩系架橋物、酢酸ビニル・アクリル酸エ
ステル共重体ケン化物、アクリル酸塩・アクリルアミド
共重合体、などがあげられる。伸縮性金属線7の構造に
ついては後で説明する。超高圧CVケーブルでは大きな
地絡容量を有すること、また絶縁体の熱膨脹を吸収でき
る構造であること、遮水効果ならびに防護効果等から波
付金属シースをair gapを介して設けている。本
発明では前記吸水膨潤層6及び伸縮性金属線7の外周
に、air gapを介して環状波付のAL等の金属シ
ース8を設けている。この環状波付金属シース8は、連
続した螺旋状の波付シースではなく、ケーブル長さ方向
のケーブル中心軸を挟んで波付金属シースの谷部または
山部が互いに同一垂直線上に対向しており、一つ一つ独
立した波付を形成している。なお、環状波付金属シース
8の外周には、ビニル樹脂の押出被覆等によって形成さ
れる防食層9が設けられている。
2及び図3により説明する。
の周りに、銅線あるいはアルミ線の金属線11を螺旋状
に巻いたものである。吸水膨潤紐13は、表面に上記吸
水膨潤性樹脂粉末をバインダとともに塗布したポリエス
テル又はポリオレフィンなどからなる糸を複数本束ねた
り、撚り合わせたものが用いられる。
属線11を螺旋状に巻き、その外周に上述した吸水膨潤
層を形成している吸水テープを縦沿えさせたものであ
る。
ルミ線をスネーク状にした金属線17に、上記吸水性樹
脂粉末をバインダとともに厚く塗布した塗布層19を形
成して前記スネーク状金属線17を埋没したものであ
る。
ブの基布織物に、銅線あるいはアルミ線をスネーク状に
織込んだものである。
プの表面に、銅線あるいはアルミ線をスネーク状態で貼
着したものである。
り線であってもよく、図示のスネーク状又は複数本の銅
線あるいはアルミ線の網状であってもよい。
について説明したが、鉛被CVケーブル、SUS被CV
ケーブルにも適用できることは言うまでもない。
蔽、ワイヤーシールドのCVケーブルにも適用可能であ
る。
ブルは、環状波付金属シース下のケーブルコアを構成す
る最外層上に、半導電性吸水膨潤層が設けられ且つその
上に伸縮性を付与した金属線を間隔をもって複数本配置
してケーブル長さ方向に螺旋状に巻いて設けてなるの
で、低コストで水走り防止効果を損うことなく、放電の
問題が解消できる。特に走水防止電力ケーブルのサージ
に対する対策に有効である。
もので、(イ)はその横断面説明図、(ロ)はその縦断
面説明図である。
を示す説明図である。
態例を示す説明図である。
圧に対する電位分布の説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 環状波付金属シース下のケーブルコアを
構成する最外層上に、半導電性吸水膨潤層が設けられ且
つその外周上に伸縮性を付与した金属線を間隔をもって
複数本配置してケーブル長さ方向に螺旋状に巻いて設け
てあり、前記伸縮性を付与した各金属線は、吸水膨潤性
樹脂からなる紐を芯としてその周りに金属線を螺旋状に
巻き付けたものであることを特徴とする走水防止電力ケ
ーブル。 - 【請求項2】 環状波付金属シース下のケーブルコアを
構成する最外層上に、半導電性吸水膨潤層が設けられ且
つその外周上に伸縮性を付与した金属線を間隔をもって
複数本配置してケーブル長さ方向に螺旋状に巻いて設け
てあり、前記伸縮性を付与した各金属線は、螺旋状に巻
いた金属線の螺旋外側に吸水膨潤性樹脂からなるテープ
を沿わせたものであることを特徴とする走水防止電力ケ
ーブル。 - 【請求項3】 環状波付金属シース下のケーブルコアを
構成する最外層上に、半導電性吸水膨潤層が設けられ且
つその外周上に伸縮性を付与した金属線を間隔をもって
複数本配置してケーブル長さ方向に螺旋状に巻いて設け
てあり、前記伸縮性を付与した各金属線は、スネーク状
金属線を埋没した吸水膨潤性樹脂からなる紐であること
を特徴とする走水防止電力ケーブル。 - 【請求項4】 環状波付金属シース下のケーブルコアを
構成する最外層上に、半導電性吸水膨潤層が設けられ且
つその外周上に伸縮性を付与した金属線を間隔をもって
複数本配置してケーブル長さ方向に螺旋状に巻いて設け
てあり、前記伸縮性を付与した各金属線は、金属線をス
ネーク状に織り込んだ吸水膨潤性テープであることを特
徴とする走水防止電力ケーブル。 - 【請求項5】 環状波付金属シース下のケーブルコアを
構成する最外層上に、半導電性吸水膨潤層が設けられ且
つその外周上に伸縮性を付与した金属線を間隔をもって
複数本配置してケーブル長さ方向に螺旋状に巻いて設け
てあり、前記伸縮性を付与した各金属線は、表面に金属
線をスネーク状態で貼着したカーボン紙テープ又は、ク
レープカーボン紙テープであることを特徴とする走水防
止電力ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12606596A JP3533286B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 走水防止電力ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12606596A JP3533286B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 走水防止電力ケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09306252A JPH09306252A (ja) | 1997-11-28 |
JP3533286B2 true JP3533286B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=14925763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12606596A Expired - Fee Related JP3533286B2 (ja) | 1996-05-21 | 1996-05-21 | 走水防止電力ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3533286B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103106980A (zh) * | 2013-02-20 | 2013-05-15 | 无锡市曙光电缆有限公司 | 一种高强度电力电缆 |
-
1996
- 1996-05-21 JP JP12606596A patent/JP3533286B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103106980A (zh) * | 2013-02-20 | 2013-05-15 | 无锡市曙光电缆有限公司 | 一种高强度电力电缆 |
Also Published As
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JPH09306252A (ja) | 1997-11-28 |
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