JP2017062950A - 同軸ケーブル及びこれを用いたワイヤーハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】外部導体を2層構造としつつも、製造時間の短縮を図り、且つ、特性インピーダンスを安定させることが可能な同軸ケーブル及びこれを用いたワイヤーハーネスを提供する。
【解決手段】同軸ケーブル1は、内部導体10と、内部導体10の外周に設けられた内部絶縁体20と、内部絶縁体20の外周に設けられた外部導体層30と、外部導体層30の外周に設けられた外部絶縁体40とを備え、外部導体層30は、金属層からなる第1遮蔽層31と、第1遮蔽層31の外周に設けられた絶縁層32と、絶縁層の外周に設けられた金属層からなる第2遮蔽層33と、を有したフィルム30aからなり、当該フィルム30aが内部絶縁体20上に縦添えされてラップ部30bを有しており、外部絶縁体40は、フィルム30aの非ラップ部30cからラップ部30bへ延びる方向と同じ方向に螺旋状に巻かれた絶縁性の絶縁テープ40aである。
【選択図】図2
【解決手段】同軸ケーブル1は、内部導体10と、内部導体10の外周に設けられた内部絶縁体20と、内部絶縁体20の外周に設けられた外部導体層30と、外部導体層30の外周に設けられた外部絶縁体40とを備え、外部導体層30は、金属層からなる第1遮蔽層31と、第1遮蔽層31の外周に設けられた絶縁層32と、絶縁層の外周に設けられた金属層からなる第2遮蔽層33と、を有したフィルム30aからなり、当該フィルム30aが内部絶縁体20上に縦添えされてラップ部30bを有しており、外部絶縁体40は、フィルム30aの非ラップ部30cからラップ部30bへ延びる方向と同じ方向に螺旋状に巻かれた絶縁性の絶縁テープ40aである。
【選択図】図2
Description
本発明は、同軸ケーブル及びこれを用いたワイヤーハーネスに関する。
従来、内部導体の外周に絶縁体を設け、その周囲に外部導体を設けると共に、外部導体の外周にシースを設けた同軸ケーブルが提案されている。また、同軸ケーブルにおいて外部導体には、銅線を網状に編んだもの(以下編組という)、銅線をスパイラル状に巻いたもの(以下横巻きという)、又は、銅やアルミ箔を巻いた上で箔上に編組や横巻きを設けた2層構造のものが提案されている(特許文献1,2参照)。
しかし、特許文献1,2に記載の同軸ケーブルは、編組や横巻きの製造に時間が掛かり過ぎてしまう問題があった。すなわち、同軸ケーブルを製造するにあたっては、内部導体と絶縁層とからなるコア線の押出を行うが、外部導体についてはコア線の押出速度の20〜50倍の製造時間を要してしまう。特に、外部導体を2層構造とする同軸ケーブルについては、2層構造とすることから、一層製造時間を要してしまう。
さらに、このような同軸ケーブルは、特性インピーダンスが安定していることが望ましい。特性インピーダンスは、外部導体の内径、内部導体の直径、及び外部導体と内部導体との間に設けられる絶縁体の比誘電率から求まる。しかし、特許文献1,2に記載の同軸ケーブルにおいて絶縁体上の編組等が絶縁体に対して密着しない場合には、上記外部導体の内径が安定しないこととなり、特性インピーダンスが不安定となってしまう。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、外部導体を2層構造としつつも、製造時間の短縮を図り、且つ、特性インピーダンスを安定させることが可能な同軸ケーブル及びこれを用いたワイヤーハーネスを提供することにある。
本発明の同軸ケーブルは、内部導体と、前記内部導体の外周に設けられた内部絶縁体と、前記内部絶縁体の外周に設けられた外部導体層と、前記外部導体層の外周に設けられた外部絶縁体とを備えた同軸ケーブルであって、前記外部導体層は、金属層からなる第1遮蔽層と、前記第1遮蔽層の外周に設けられた絶縁層と、前記絶縁層の外周に設けられた金属層からなる第2遮蔽層とを有したフィルムからなり、当該フィルムが前記内部絶縁体上に縦添えされてラップ部を有しており、前記外部絶縁体は、前記フィルムの非ラップ部からラップ部へ延びる方向と同じ方向に螺旋状に巻かれた絶縁性の絶縁テープである。
本発明の同軸ケーブルによれば、外部導体層が金属層からなる第1遮蔽層及び第2遮蔽層とを有したフィルムにより構成され、このフィルムを内部絶縁体上に縦添えするため、金属線を編み込んだりスパイラル状に巻いたりした外部導体と比較すると、製造時間を短縮することができる。また、金属層を有するフィルムを外部導体に用いた場合には、インピーダンス特性が規定値を外れることが懸念されるが、外部絶縁体が、フィルムの非ラップ部からラップ部へ延びる方向と同じ方向に螺旋状に巻かれた絶縁テープとなっているため、絶縁テープによってフィルムが内部絶縁体に締め付けられるよう押さえ付けられることとなり、インピーダンス特性が規定値を外れることを防止することができる。従って、外部導体を2層構造としつつも、製造時間の短縮を図り、且つ、特性インピーダンスを安定させることができる。
また、本発明のワイヤーハーネスは、上記に記載の同軸ケーブルと、前記同軸ケーブルの周囲に配置される複数の他のケーブルと、を備えることを特徴とする。
このワイヤーハーネスによれば、同軸ケーブルと、同軸ケーブルの周囲に配置される複数の他のケーブルとから構成されている。このため、車両の振動により同軸ケーブルの絶縁テープが剥がれ易くなる環境において、同軸ケーブルを複数の他のケーブルで保護することとなる。これにより、絶縁テープが剥がれてしまう頻度を低減することができ、特性インピーダンスを安定させた同軸ケーブルをワイヤーハーネスとして用いることができる。
本発明によれば、外部導体を2層構造としつつも、製造時間の短縮を図り、且つ、特性インピーダンスを安定させることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る同軸ケーブルを含むワイヤーハーネスである。図1に示すように、ワイヤーハーネスWHは、同軸ケーブル1と、複数本の他のケーブルCとから構成されている。同軸ケーブル1の周囲には複数本の他のケーブルCが設けられており、これらが一括してテープ巻き等されることによってワイヤーハーネスWHが構成されている。
このようなワイヤーハーネスWHは、例えばケーブル1,Cの両端部にコネクタ(図示せず)を備えていてもよいし、複数本のケーブル1,Cを内部に収納するコルゲートチューブ等の外装部品(図示せず)を備えていてもよい。
図2は、図1に示した同軸ケーブル1を示す構成図であって、(a)は断面図であり、(b)は側面図である。同図に示す同軸ケーブル1は、複数本の導体素線からなる内部導体10と、内部導体10の外周に設けられた内部絶縁体20と、内部絶縁体20の外周に設けられた外部導体層30と、外部導体層30の外周に設けられた外部絶縁体40とを備えている。
内部導体10には、例えば軟銅線、銀メッキ軟銅線、錫メッキ軟銅線、及び錫メッキ銅合金線などが金属素線として用いられる。なお、本実施形態において内部導体10は、複数本の金属素線で構成されているが、1本の金属素線によって構成されていてもよい。
内部絶縁体20は、内部導体10上に被覆される部材であって、例えばPE(polyethylene)やPP(polypropylene)、又は発泡させたPEやPPが用いられる。
図3は、図2に示した外部導体層30の一部拡大図である。図2及び図3に示す外部導体層30は、第1遮蔽層31と、第1遮蔽層31の外周に設けられた絶縁層32と、絶縁層32の外周に設けられた第2遮蔽層33とを備えている。
第1遮蔽層31及び第2遮蔽層33は、銅やアルミなどの圧延箔や電解箔からなる金属層(金属箔)で構成されている。絶縁層32は、PE、PP及びPET(Polyethylene terephthalate)などの素材や不織布により構成されている。また、第1遮蔽層31、絶縁層32、及び第2遮蔽層33は、1枚のフィルム30aにより構成されている。すなわち、これらはPET等の絶縁フィルムの両面に金属箔が張り付けられて一体化したフィルム30aにより構成されている。なお、第1遮蔽層31及び第2遮蔽層33は、金属箔に限られるものではない。すなわち、第1遮蔽層31及び第2遮蔽層33は、絶縁層32の両面に対して形成される金属層であれば、金属箔を張り付けて構成するものに限られない。
また、フィルム30aは、内部絶縁体20上に縦添えされており、ラップ部30bと非ラップ部30cとを有している。ラップ部30bは、フィルム30aが内部絶縁体20上に1周を超えて巻かれることによりフィルム30a上に重なる部分であり、非ラップ部30cはラップ部30b以外の部分である。
図2を参照する。本実施形態において同軸ケーブル1において外部絶縁体40は、フィルム30a上に巻かれる絶縁性の絶縁テープ40aにより構成されている。この絶縁テープ40aは、例えばPEやPPなどにより構成され、螺旋状にハーフラップして巻かれている。
加えて、絶縁テープ40aは、非ラップ部30cからラップ部30bへ延びる方向(図3に示す矢印A参照)と同じ方向に巻かれている。このため、絶縁テープ40aによってフィルム30aが内部絶縁体20に締め付けられるよう押さえ付けられることとなる。これにより、フィルム30aが内部絶縁体20に密着して内部導体10との距離が一定化し、特性インピーダンスが安定化することとなる。
なお、絶縁テープ40aを逆向き(矢印Aと反対方向)に巻いた場合には、フィルム30aが解ける方向に力が作用してしまうこととなり、特性インピーダンスが安定し難くなる原因となってしまう。
ここで、従来の同軸ケーブルでは、0.10mm以上0.14mm以下の径を有する銅線又はアルミ線を編組状又は横巻きにした遮蔽層を構成するため、外部導体層の厚さが0.10mm以上0.35mm以下程度となってしまう。これに対して、本実施形態において第1遮蔽層31と第2遮蔽層33とは、金属層によって構成され、厚さが9μm以上100μm以下とされており、フィルム30aの厚みは0.05mm以下となっている。よって、本実施形態に係る同軸ケーブル1は細径化を図ることができる。さらに、本実施形態では使用される金属量(例えば銅)も低減されることから、軽量化を図ることもできる。
次に、本実施形態に係る同軸ケーブル1と比較例に係る同軸ケーブルとの減衰量、及び、特性インピーダンスについて説明する。図4は、本実施形態に係る同軸ケーブル1と比較例に係る同軸ケーブルとの減衰量を示すグラフであり、図5は、本実施形態に係る同軸ケーブル1と比較例に係る同軸ケーブルとの特性インピーダンスを示す表である。
本実施形態の同軸ケーブル1としては、内部導体10に径0.32mmの軟銅線7本を撚って外径を0.96±0.03mmとした軟銅撚り線を用い、内部絶縁体20に厚さ0.87mmとし外径を2.7±0.1mmとした架橋発泡PEを用いた。また、外部導体層30の第1遮蔽層31には、外径約2.8mmとなるように糊付き片面金属箔テープを用い、絶縁層32には外径約2.9mmとなるようにPETを用い、第2遮蔽層33には外径約3.0mmとなるように片面銅箔テープを用いた。さらに、外部絶縁体40には、厚さ約0.09mmとし外径を3.36±0.2mmとなるように絶縁テープ40aをハーフラップさせて螺旋状に巻いた。
一方、比較例に係る同軸ケーブルとして、内部導体及び内部絶縁体には本実施形態の同軸ケーブル1と同じものを用いた。また、外部導体層は、外径約2.8mmとなるように片面金属箔テープを用い、その外周に外径が約3.2mmとなるように錫メッキ軟銅編組(素線構成:持数/打数/mm 0.08/10/16)を用いた。また、シースには、厚さ約0.34mmとし外径を3.8±0.2mmとなるように耐熱性PVC(polyvinyl chloride)を用いた。
図4に示すように、本実施形態に係る同軸ケーブル1の減衰量は、0.2MHz〜1000MHzの周波数において、比較例に係る同軸ケーブルとほぼ同じ性能を示した。
また、本実施形態に係る同軸ケーブル1では、外部導体層30を絶縁テープ40aにて絞め付けるようにするため、外部導体層30と内部絶縁体20とを隙間無く配置できることとなり、インピーダンス特性が安定したものとなる。なお、比較例に係る同軸ケーブルについても、編組が金属箔を絞め付けるように配置されるため、金属箔と絶縁体とを隙間なく配置できることとなり、インピーダンス特性が安定したものとなる。具体的に特性インピーダンスは、図5に示すように本実施形態が51.6Ωであり比較例が51.8Ωである。
図6は、本実施形態に係る同軸ケーブル1と比較例に係る同軸ケーブルとのシールド効果を示すグラフである。図6に示すように、本実施形態に係る同軸ケーブル1は、4MHz未満の領域においてシールド効果が劣るものの、4MHz以上200MHz以下の領域ではシールド効果が優れているといえる。これは以下の理由によるものと考えられる。
図7は、同軸ケーブルのシールド効果を説明する第1の図であり、(a)は側面模式図を示し、(b)は断面模式図を示している。図7(a)に示すように、同軸ケーブルでは、内部導体に電流Iaが流れると共に、外部導体層にリターン電流Ibが流れることとなる。これにより、図7(b)に示すように、双方の電流Ia,Ibがつくる磁界Ha,Hbが逆向きに発生し、それらが互いに打ち消し合うことで良好なシールド効果を得ることができる。
ここで、電流の周波数が低い帯域では、外部導体層の直流抵抗が小さいほど、シールド効果が大きくなる。これは、周波数が低い電流の場合、電流の波長が大きくほぼ直流と考えられるためである。
これに対して、電流の周波数が高い帯域では表皮効果の影響がある。すなわち、周波数が高くなると導体の表面にしか電流が流れなくなるため、外部導体層の表面が平滑であることが望ましい。
従来品では外部導体層が金属箔とその金属箔を覆う編組により構成されていたため、周波数が高い電流は編組の表面の凹凸に沿って流れることとなり、凹凸を通る分だけ抵抗が大きくなり、それにより発生する磁界も小さくなってしまう。よって、内部導体に流れる電流Iaにより発生する磁界Haと、外部導体層を流れるリターン電流Ibにより発生する磁界Hbとの相殺効果が小さくなる。
これに対して、本実施形態に係る同軸ケーブル1は、第1遮蔽層31と第2遮蔽層33とが金属箔という表面が平滑な金属層により構成されているため、遮蔽層が編組により構成されている場合と比較して抵抗が小さくなり、発生する磁界も大きくなることから磁界の相殺効果を高めることができる。
図8は、同軸ケーブルのシールド効果を説明する第2の図であり、(a)は側面模式図を示し、(b)は断面模式図を示している。詳細に本実施形態に係る同軸ケーブル1は第1遮蔽層31と第2遮蔽層33とを有するため、図8(a)に示すように、第1遮蔽層31と第2遮蔽層33との間で容量結合が起こり、双方にリターン電流Ib,Icが流れる。そして、リターン電流Ib,Icにより磁界Hb,Hcが発生して、これが内部導体10を流れる電流Iaにより発生する磁界Haと相殺し合うこととなる。これにより、高周波域ではシールド効果が向上することとなる。
次に、本実施形態に係る同軸ケーブル1の製造方法について説明する。本実施形態に係る同軸ケーブル1を製造するにあたっては、まず、内部導体10の外周に押出機にて内部絶縁体20を被覆していく。
次に、第1遮蔽層31、絶縁層32、及び第2遮蔽層33が一体化したフィルム30aを内部絶縁体20上に貼り付ける。このとき、フィルム30aは内部絶縁体20の外周に1周を超えて巻き付けられる。
その後、フィルム30a上に絶縁テープ40aを螺旋状に巻き付けていく。このとき、絶縁テープ40aがハーフラップするようにして巻き付けていく。加えて、絶縁テープ40aは、フィルム30aの非ラップ部30cからラップ部30bへ延びる方向と同じ方向に螺旋状に巻かれる。これにより、フィルム30aを内部絶縁体20略隙間なく密着させることとなる。
このようにして、本実施形態に係る同軸ケーブル1によれば、外部導体層30が金属層からなる第1遮蔽層31及び第2遮蔽層32とを有したフィルム30aにより構成され、このフィルム30aを内部絶縁体20上に縦添えするため、金属線を編み込んだりスパイラル状に巻いたりした外部導体と比較すると、製造時間を短縮することができる。また、金属層を有するフィルム30aを外部導体に用いた場合には、インピーダンス特性が規定値を外れることが懸念されるが、外部絶縁体40が、フィルム30aの非ラップ部30cからラップ部30bへ延びる方向と同じ方向に螺旋状に巻かれた絶縁テープ40aとなっているため、絶縁テープ40aによってフィルム30aが内部絶縁体20に締め付けられるよう押さえ付けられることとなり、インピーダンス特性が規定値を外れることを防止することができる。従って、外部導体を2層構造としつつも、製造時間の短縮を図り、且つ、特性インピーダンスを安定させることができる。
また、本実施形態に係るワイヤーハーネスWHによれば、同軸ケーブル1と、同軸ケーブル1の周囲に配置される複数の他のケーブルCとから構成されている。このため、車両の振動により同軸ケーブル1の絶縁テープ40aが剥がれ易くなる環境において、同軸ケーブル1を複数の他のケーブルCで保護することとなる。これにより、絶縁テープ40aが剥がれてしまう頻度を低減することができ、特性インピーダンスを安定させた同軸ケーブル1をワイヤーハーネスWHとして用いることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態に係る同軸ケーブル1は、上記したものに限らず、種々の変更が可能である。例えば、内部導体10は軟銅撚り線でなくともよいし、内部絶縁体20や外部導体層30についても同様に種々の変更が可能である。
さらに、本実施形態に係る同軸ケーブル1において第1遮蔽層31と第2遮蔽層33とは異なる厚さであってもよいが、同じ厚さであることが望ましい。或る特性を得るために必要となる双方の遮蔽層31,33のうちいずれか一方が無駄に厚くならず、細径化を図ることができるからである。
1…同軸ケーブル
10…内部導体
20…内部絶縁体
30…外部導体層
30a…フィルム
31…第1遮蔽層
32…絶縁層
33…第2遮蔽層
40…外部絶縁体
40a…絶縁テープ
WH…ワイヤーハーネス
10…内部導体
20…内部絶縁体
30…外部導体層
30a…フィルム
31…第1遮蔽層
32…絶縁層
33…第2遮蔽層
40…外部絶縁体
40a…絶縁テープ
WH…ワイヤーハーネス
Claims (2)
- 内部導体と、前記内部導体の外周に設けられた内部絶縁体と、前記内部絶縁体の外周に設けられた外部導体層と、前記外部導体層の外周に設けられた外部絶縁体とを備えた同軸ケーブルであって、
前記外部導体層は、金属層からなる第1遮蔽層と、前記第1遮蔽層の外周に設けられた絶縁層と、前記絶縁層の外周に設けられた金属層からなる第2遮蔽層とを有したフィルムからなり、当該フィルムが前記内部絶縁体上に縦添えされてラップ部を有しており、
前記外部絶縁体は、前記フィルムの非ラップ部からラップ部へ延びる方向と同じ方向に螺旋状に巻かれた絶縁性の絶縁テープである
ことを特徴とする同軸ケーブル。 - 請求項1に記載の同軸ケーブルと、
前記同軸ケーブルの周囲に配置される複数の他のケーブルと、
を備えることを特徴とするワイヤーハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015187726A JP2017062950A (ja) | 2015-09-25 | 2015-09-25 | 同軸ケーブル及びこれを用いたワイヤーハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015187726A JP2017062950A (ja) | 2015-09-25 | 2015-09-25 | 同軸ケーブル及びこれを用いたワイヤーハーネス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017062950A true JP2017062950A (ja) | 2017-03-30 |
Family
ID=58429051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015187726A Abandoned JP2017062950A (ja) | 2015-09-25 | 2015-09-25 | 同軸ケーブル及びこれを用いたワイヤーハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017062950A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112447325A (zh) * | 2019-08-27 | 2021-03-05 | 日立金属株式会社 | 同轴线缆 |
-
2015
- 2015-09-25 JP JP2015187726A patent/JP2017062950A/ja not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112447325A (zh) * | 2019-08-27 | 2021-03-05 | 日立金属株式会社 | 同轴线缆 |
CN112447325B (zh) * | 2019-08-27 | 2024-02-09 | 株式会社博迈立铖 | 同轴线缆 |
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