JP2007155144A - 貯蔵庫 - Google Patents

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佳久 石田
Katsuhisa Kawashima
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Abstract

【課題】貯蔵室内の効果的な除菌を行うことができる貯蔵庫を提供する。
【解決手段】ショーケース1は、冷却器27により貯蔵室11内を冷却して成るものであって、貯蔵室11内の冷気、若しくは、当該貯蔵室11内に供給される冷気が通風される除菌装置34を備え、この除菌装置34は、電解水を保持して当該除菌装置34に通風される冷気と電解水とを接触させる。除菌装置34は、電解水に反応性の少ない素材で形成されて当該電解水を保持すると共に、冷気が通風される気液接触部材と、気液接触部材に電解水を滴下する電解水供給管を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷却手段、又は、加熱手段により貯蔵室内を冷却、又は、加熱して成る貯蔵庫に関するものである。
従来よりこの種貯蔵庫、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗に設置される低温ショーケースなどの冷却貯蔵庫は、冷却器と熱交換した冷気を貯蔵室の前面開口上縁に形成した吐出口から開口下縁の吸込口に向けて吐出し、開口にエアーカーテンを形成しながら一部を貯蔵室内に循環させることにより、貯蔵室内に陳列された商品を所定温度に冷却している(例えば、特許文献1参照)。
また、主に食品などの保存のために用いられるプレハブ低温庫(冷凍・冷蔵庫)では、複数枚の断熱パネルを相互に接続することにより断熱箱体を組み立て、この断熱箱体内に構成された貯蔵室内で冷却器と熱交換した冷気を循環させることにより、貯蔵室内に収納された食品などの物品を所定の温度に冷却している(例えば、特許文献2参照)。また、貯蔵庫としては調理済みの食品(総菜など)を食べ頃に加熱しながら陳列することが可能な加温用のショーケースや冷/温切換式ショーケースなどの温蔵庫も存在する。
ここで、空気中にはインフルエンザウィルスなどの空中浮遊微生物ウィルスやスギ花粉などのアレルゲンが多数存在する。従って、この種ショーケースやプレハブ低温庫他の冷却貯蔵庫や温蔵庫などの貯蔵庫において、貯蔵室内に収納された商品や食品の微生物汚染・アレルゲン汚染が危惧されている。
一方、空中浮遊微生物ウィルス等の除去を目的として、空気中に電解水ミストを拡散させ、この電解水ミストを空中浮遊微生物に直接接触させてウィルス等を不活化する除菌装置も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平7−91822号公報 実公平5−14145号公報 特開平2002−181358号公報
しかしながら、上述した如き除菌装置をショーケースやプレハブ低温庫(冷却貯蔵庫)や温蔵庫などの貯蔵庫に適用した場合、貯蔵室内の食品などにミスト中のオゾンが直接作用することになるため、商品としての価値が著しく劣化してしまう問題がある。また、冷却貯蔵庫では貯蔵室内にミストが供給されるために湿度が異常に上昇し、視認性が悪化すると共に、冷却器への着霜も増大するために冷却性能も著しく悪化する危険性がある。また、湿気を嫌う商品や物品の場合には異常に高くなった湿度によっても品質劣化が生じる。更に、温蔵庫では貯蔵室内の湿度上昇によってヒータから離れた箇所などの温度が他の箇所より低くなる部分に結露が発生する危険性もある。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、貯蔵室内の効果的な除菌を行うことができる貯蔵庫を提供することを目的とするものである。
本発明の貯蔵庫は、冷却手段、又は、加熱手段により貯蔵室内を冷却、又は、加熱して成るものであって、貯蔵室内の空気、若しくは、当該貯蔵室内に供給される空気が通風される除菌手段を備え、この除菌手段は、電解水を保持して当該除菌手段に通風される空気と電解水とを接触させることを特徴とする。
請求項2の発明の貯蔵庫は、上記発明において除菌手段が、電解水に反応性の少ない素材で形成されて当該電解水を保持すると共に、空気が通風される気液接触手段を備えていることを特徴とする。
請求項3の発明の貯蔵庫は、上記発明において除菌手段が、気液接触手段に電解水を滴下する電解水滴下手段を備えていることを特徴とする。
請求項4の発明の貯蔵庫は、請求項2又は請求項3の発明において冷却手段、又は、加熱手段と熱交換した空気を貯蔵室内に循環する空気循環用送風機により、空気を気液接触手段に通風することを特徴とする。
請求項5の発明の貯蔵庫は、請求項2又は請求項3の発明において除菌手段が、気液接触手段に空気を通風するための通風用送風機を備えていることを特徴とする。
請求項6の発明の貯蔵庫は、上記各発明において電解水が、電極への通電により水道水を電気化学的に処理することによって生成される活性酸素種を含むことを特徴とする。
請求項7の発明の貯蔵庫は、上記発明において活性酸素種が、次亜塩素酸、オゾン、又は、過酸化水素のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする。
請求項8の発明の貯蔵庫は、請求項6又は請求項7の発明において除菌手段が、電極に通電して水道水を電気化学的に処理する電解手段を備え、この電解手段は、電極の極性反転を行うことを特徴とする。
本発明によれば、冷却手段、又は、加熱手段により貯蔵室内を冷却、又は、加熱して成る貯蔵庫において、貯蔵室内の空気、若しくは、当該貯蔵室内に供給される空気が通風される除菌手段を備え、この除菌手段は、電解水を保持して当該除菌手段に通風される空気と電解水とを接触させるので、この電解水との接触により貯蔵室内若しくは当該貯蔵室内に供給される空気を除菌することが可能となり、貯蔵室内の除菌を効率良く行うことができるようになる。
特に、ミスト状の電解水を貯蔵室内に拡散させるものではないので、貯蔵室内に収納した物品にオゾンが直接作用して品質劣化を引き起こす問題を解消することができる。また、貯蔵室内の湿度が異常に高くなることによって生じる視認性の悪化や収納物品の品質の劣化、結露の発生などの不都合も防止若しくは抑制することができる。更に、冷却手段によって貯蔵室内を冷却するものでは、当該冷却手段への着霜が異常に増大するなどの問題も解消することが可能となる。
また、請求項2の発明では除菌手段が、電解水に反応性の少ない素材で形成されて当該電解水を保持すると共に、空気が通風される気液接触手段を備えているので、気液接触手段の耐久性が向上し、長寿命化を図ることができる。
また、請求項3の発明では除菌手段が、気液接触手段に電解水を滴下する電解水滴下手段を備えているので、電解水を気液接触手段の全域に均等に湿潤させ、効率よく空気と接触させることができるようになる。
また、請求項4の発明では冷却手段又は加熱手段と熱交換した空気を貯蔵室内に循環する空気循環用送風機により、空気を気液接触手段に通風するので、通風用の格別な送風機を設けること無く、気液接触手段に空気を通風することが可能となり、部品点数とコストの削減を図ることが可能となる。
また、請求項5の発明では除菌手段が気液接触手段に空気を通風するための通風用送風機を備えているので、貯蔵室内に空気を循環させる送風機が設けられていない貯蔵庫においても、支障なく貯蔵室内の空気を気液接触手段に通風することができるようになる。
そして、請求項6の発明の如く電解水が、電極への通電により水道水を電気化学的に処理することによって生成される活性酸素種、例えば請求項7のような次亜塩素酸、オゾン、又は、過酸化水素のうちの少なくとも一つを含むものであれば、空気の除菌をより効果的に行うことが可能となる。
更に、請求項8の発明の如く除菌手段が、電極に通電して水道水を電気化学的に処理する電解手段を備えており、この電解手段が電極の極性反転を行うようにすれば、電極へのスケールの蓄積を抑制できる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。
図1は本発明の貯蔵庫の一実施例の冷却貯蔵庫であるショーケース1の斜視図、図2はショーケース1の縦断側面図をそれぞれ示している。実施例のショーケース1はスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗に設置されて商品を冷却しながら陳列するオープンショーケース(低温ショーケース)であり、断面略コ字状の断熱壁2と、この断熱壁2の両側に取り付けられた側板3、3とから構成されている。断熱壁2の内側にはそれぞれ間隔を存して仕切板4が取り付けられ、この仕切板4と断熱壁2間をダクト7としている。
仕切板4の底部には底板としてのデッキパン9が着脱可能に設けられており、このデッキパン9と断熱壁2の底壁2Aの間の空間も前記ダクト7に連通して該ダクト7の一部を構成することになる。そして、これら仕切板4及びデッキパン9の内側が商品を陳列する貯蔵室(陳列室)11とされている。即ち、貯蔵室11の外側下方から背方を経て上方に渡り、一連のダクト7が構成されたかたちとされている。断熱壁2の前面開口12の上縁にはハニカム材13が取り付けられた吐出口16が設けられており、この吐出口16に対向して開口の下縁には吸込口18が設けられており、これら吐出口16及び吸込口18はそれぞれダクト7に連通している。
一方、断熱壁2の底壁2A上にはファンケース23が設置されており、このファンケース23には冷気循環用の送風機24(空気循環用送風機)が取り付けられている。仕切板4後方のダクト7内には冷却手段としての冷却装置の冷却器27が縦設されており、前記送風機24が運転されると冷却器27と熱交換した冷気はダクト7内を上昇せられ、吐出口16より吸込口18に向かって吐出される。そして、吸込口18から吸い込まれた冷気は再び送風機24によって加速され、冷却器27に向けて吹き出される。これによって、開口12にはエアーカーテンが形成され、冷気エアーカーテンの一部が貯蔵室11内に循環されて貯蔵室は所定温度に冷却される。
貯蔵室11の両側背部には支柱28が位置しており、この支柱28の後辺の前面には所定間隔で係合孔29が複数形成されている。この係合孔29・・には複数のブラケット31・・の後端が着脱自在に係合されており、左右一対のブラケット31、31上にはそれぞれ棚32が取り付けられて貯蔵室11内に架設されている。
また、断熱壁2の底壁2Aの下方には、機械室3が形成されており、この機械室3内には前記冷却器27と冷却装置の冷媒回路を構成する凝縮器30及び図示しない圧縮機等が設けられている。また、この凝縮器30の後方には、凝縮器用送風機33が取り付けられており、機械室3前面には、グリル5が形成され、グリル5より吸気が行われ、後方より廃熱が外部に排出される構成とされている。
ここで、ショーケース1の断熱壁2の底壁2A上には、ファンケース23の後方吹出側(冷気の下流側)であって、冷却器27の手前(冷気上流側)に位置して本発明の除菌手段としての除菌装置34が設置されている。図3は除菌装置34の一例の断面図を示している。除菌装置34は箱形のケース36を備えており、このケース36の送風機24側となる一側面(前面)に吸込口37が形成され、冷却器27側となる他側面(後面)には吹出口38が形成されている。そして、吸込口37の内側にはプレフィルタ39が取り付けられ、このプレフィルタ39と吹出口38間のケース36内に、気液接触手段としての保水性の高い気液接触部材41が立設されている。
この気液接触部材41は、ハニカム構造を持ったフィルタ部材であって、気体接触面積が広く確保され、電解水滴下が可能で、目詰まりしにくい構造とされている。即ち、この気液接触部材41は、図4に示すように、波形状に曲げられた素材41Aと、平板状の素材41Bとを接合し、全体としてハニカム状に形成されている。これら素材41A、41Bには、後述する電解水に反応性の少ない素材、即ち、電解水による劣化が少ない素材、例えば、ポリオレフィン樹脂系、PET樹脂系、塩化ビニル樹脂系、フッ素樹脂系、又は、セラミックス樹脂系等の素材が使用されている。尚、図3では吸込口37及び吹出口38と平行となるように気液接触部材41を略垂直に立設しているが、傾斜させてケース36内に筋交い状に配置してもよい。係る配置によれば同一寸法の気液接触部材41を垂直配置した場合よりも、ケース36の高さ方向の寸法を縮小することが可能となる。
図5は、気液接触部材41に電解水を滴下する手段を示している。この気液接触部材41の下方には、水受皿42(図3参照)が配置され、この水受皿42には、給水タンク支持皿43が連設されている。この給水タンク支持皿43には、当該支持皿43内に塩素イオンを含む水道水を供給する給水タンク44と、循環ポンプ46とが配置されている。この循環ポンプ46には電解槽47が接続され、この電解槽47には電解水供給管(電解水滴下手段)48が接続されている。この電解水供給管48は、外周部に多数の散水孔(図示せず)を備えて構成され、気液接触部材41の上縁部に形成された散水ボックス41C中に挿入されている。
この電解槽47には、実施例では三対の電極51、52を配設されており、電極51、52は通電された場合、電解槽47に流入した水道水を電気分解(電気化学的処理)して活性酸素種を生成させる。ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質のことであり、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシルラジカル、或いは、過酸化水素といった所謂狭義の活性酸素に、オゾン、次亜ハロゲン酸等といった所謂広義の活性酸素を含むものとする。電解槽47は気液接触部材41に近接して配置され、水道水を電気分解して生成された活性酸素種を迅速に気液接触部材41に供給できるように構成される。
電極51、52は、例えばベースがTi(チタン)で皮膜層がIr(イリジウム)、Pt(白金)から構成された電極板であり、この電極51、52に印加する電流値は、電流密度で20mA(ミリアンペア)/cm2(平方センチメートル)として、所定の遊離残留塩素濃度(例えば1mg(ミリグラム)/l(リットル))を発生させる。
上記電極51、52により水道水に通電すると、カソード電極では、
4H++4e-+(4OH-)→2H2+(4OH-
の反応が起こり、アノード電極では、
2H2O→4H++O2+4e-
の反応が起こると同時に、水に含まれる塩素イオン(水道水に予め添加されているもの)が、
2Cl-→Cl2+2e-
のように反応し、更にこのCl2は水と反応し、
Cl2+H2O→HClO+HCl
となる。
この構成では、電極51、52に通電することで、殺菌力の大きいHClO(次亜塩素酸)が発生し、この次亜塩素酸が供給された気液接触部材41に冷気を通過させることにより、この気液接触部材41で雑菌が繁殖することを防止でき、気液接触部材41を通過する冷気中に浮遊するウィルスを不活化することができる。また、臭気も気液接触部材41を通過する際に、電解水中の次亜塩素酸と反応し、イオン化して溶解することで、空気中から除去され、脱臭される。
次に、除菌装置34の動作について説明する。殺菌装置34の運転を開始すると、図6に示すように循環ポンプ46が駆動され、給水タンク支持皿43に溜まった水道水が、電解槽47に供給される。この電解槽47では、電極51、52への通電により、水道水が電気分解されて活性酸素種を含む電解水が生成される(電気化学的処理)。この電解水は、電解水供給管48の散水孔(図示せず)を経て、散水ボックス41C中に散水され、ここから気液接触部材41の上縁部にしみ込み、下部に向けて徐々に湿潤する。
余剰となった電解水は、水受皿42に集められ、隣接する給水タンク支持皿43に流入し、そこに貯留される。実施例の構成では水が循環式とされており、蒸発等により水量が減った場合、給水タンク44を介して、給水タンク支持皿43に水道水が適量供給される。尚、この実施例では給水タンク44に図示しない水道管が接続されており、図示しない水位スイッチと給水弁によって給水タンク44に市水(水道水)が適宜補給され、所定の水位を維持するように構成されている。
そして、電解水で湿潤した気液接触部材41には、冷気循環用の送風機24で加速され、吹き出された貯蔵室11からの冷気が吸込口37から流入して図6に矢印Xで示すように通風供給される。この貯蔵室11内の冷気は、気液接触部材41にしみ込んだ活性酸素種に接触して、吹出口38から冷却器27に向けて吹き出され、冷却器27と熱交換した後、吐出口16より貯蔵室11内に吐出される。この活性酸素種は、貯蔵室11内の冷気中に、例えばインフルエンザウィルスが侵入した場合、その感染に必須の当該ウィルスの表面蛋白(スパイク)を破壊、消失(除去)する機能を持ち、これを破壊すると、インフルエンザウィルスと、当該ウィルスが感染するのに必要な受容体(レセプタ)とが結合しなくなり、これによって感染が阻止される。衛生環境研究所との共同による実証試験の結果、インフルエンザウィルスが侵入した空気を、本構成の気液接触部材41に通した場合、当該ウィルスを99%以上除去できることが判明した。
このように貯蔵室11内の冷気が通風される除菌装置34を設け、この除菌装置34が電解水を保持して当該除菌装置34に通風される冷気と電解水とを接触させるようにしたので、この電解水との接触により貯蔵室11内の冷気を除菌することが可能となり、貯蔵室11内の除菌を効率良く行うことができるようになる。この場合、ミスト状の電解水を貯蔵室11内に拡散させるものではないので、貯蔵室11内の湿度が異常に高くなることによって貯蔵室11内の視認性が悪化したり、商品に結露するなどの不都合も生じない。また、冷却器27への着霜の増加も最小限に止められる。また、除菌装置34は、電解水に反応性の少ない素材で形成されて当該電解水を保持すると共に、冷気が通風される気液接触部材41を備えているので、気液接触部材41の耐久性が向上し、長寿命化を図ることができる。更に、除菌装置34には気液接触部材41に電解槽47で生成された電解水を滴下する電解水供給管48が設けられているので、電解水を気液接触部材41の全域に均等に湿潤させ、通過する冷気を万遍なく除菌することが可能になる。特に、実施例では冷気循環用の送風機24により、冷気を気液接触部材41に通風するので、通風用の格別な送風機を設けること無く、気液接触部材41に冷気を通風することが可能となり、部品点数とコストの削減を図ることが可能となる。
特に、図2のようにデッキパン9下の底壁2A上に除菌装置34を設置することにより、除菌装置34のメンテナンスもデッキパン9を外して比較的容易に行うことができるようになる。更に、除菌装置34の気液接触部材41と接触した冷気の湿度は多少上昇することになるが、その後冷却器27と熱交換した際に当該冷却器27に霜若しくは結露として付着除去されるので、貯蔵室11内の湿度が上昇し、或いは、壁面や商品に付着する結露が多くなることも無い。
また、実施例では次亜塩素酸を含んだ電解水が、水受皿42に集められ、隣接する給水タンク支持皿43に流入する。このため、各皿には雑菌が発生せず、スライムの発生が防止される。従って、各皿の清掃及びメンテナンスの頻度が減少し、メンテナンス等の労力の軽減が図られる。
上記構成では、電解水中における活性酸素種(次亜塩素酸)の濃度を目標の濃度に調整することが望ましい。目標濃度は、通常ショーケース1の設置場所(例えば、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど)に多く存在するウィルス等(例えば、カビ菌)を不活化させる濃度に設定される。この場合、例えば電極51、52を流れる電流、又は、これら電極51、52間に印加される電圧を変更することで、電解水中における次亜塩素酸の濃度が調整される。一例としては、電極51、52に流れる電流を増やすことにより(例えば、電流密度で40mA/cm2)、次亜塩素酸の濃度を高い濃度に変更できる。これによれば、新たな装置等を用いることなく、電極への印加電圧等を変更するだけでよいため、低コスト化及び省スペース化が図られる。
ここで、図7は本発明の他の実施例のショーケース1を示している。尚、この図において図1乃至図6と同一符号で示すものは同一とする。この場合、除菌装置34は底壁2A上では無く、貯蔵室11上方に位置する部分の仕切板4上面(ダクト7内)に設置されている。そして、吸込口37は後面の冷却器27側とされ、吹出口38は前面の吐出口16側に向けて配置される。
係る構成によれば、送風機24の運転によって吹き上げられ、冷却器27と熱交換した後の冷気(貯蔵室11に供給される冷気)が吸込口37から流入し、気液接触部材41に通風供給される。そして、前述した如く気液接触部材41にしみ込んだ活性酸素種と接触して除菌された後、吹出口38から吹き出され、吐出口16から貯蔵室11内に吐出されるようになる。
これによって、同様に貯蔵室11内の冷気は除菌される。特に、この場合には冷却器27と熱交換した後の冷気が除菌装置34に流入するので、冷却器27への着霜量が増えることも無い。また、気液接触部材41と接触した冷気の湿度は多少上昇するので、貯蔵室11内を加湿して使用する場合(例えば野菜などを陳列する場合)には好適なものとなる。
また、図8は本発明のもう一つの他の実施例のショーケース1を示している。尚、この図において図1乃至図6と同一符号で示すものは同一とする。この場合、除菌装置34Aは貯蔵室11上方に位置する部分の仕切板4の下面に設置され、貯蔵室11内の上部に位置している。また、この場合の除菌装置34Aには、図9に示すように気液接触部材41の吸込口37側のケース36内に位置して通風用の送風機53が設けられている。そして、吸込口37は前面の開口側とされ、吹出口38は後面に向けて配置されている。
また、この場合は給水タンク44に水道管が接続されておらず、ケース36には図示しない開閉蓋が設けられている。そして、給水タンク44の水量が減った場合には、開閉蓋を開いて給水タンク44を取り出し、水道水を補給する方式とされている。
係る構成によれば、送風機53の運転によって貯蔵室11内の冷気が前面の吸込口37から吸引され、気液接触部材41に通風供給される。そして、前述した如く気液接触部材41にしみ込んだ活性酸素種と接触して除菌された後、吹出口38から貯蔵室11内に吹き出されるようになる。
これによって、同様に貯蔵室11内の冷気は除菌されることになる。また、前記実施例と同様に気液接触部材41と接触した冷気の湿度は多少上昇するので、貯蔵室11内を加湿して使用する場合(例えば野菜などを陳列する場合)には好適なものとなる。特に、この場合は除菌装置34Aを既存のショーケースにオプション的に取り付けることも可能となり、汎用性が増す。
また、図16は本発明の更にもう一つの他の実施例のショーケース1Bを示している。尚、この図において図1乃至図9と同一符号で示すものは同一とする。この場合のショーケース1Bも前述同様のオープンショーケースであるが、貯蔵室11内の上部を温蔵庫とすることができる冷/温切換使用可能な所謂Hot&Coldオープンショーケースである。
即ち、この場合上から2段目の棚(32Aとする)と最上段の棚(32Bとする)には加熱手段としての電気ヒータHが取り付けられており、当該棚32A、32B上の商品をヒータHによって加熱可能とされている。また、棚32Aは断熱部材にて構成されており、当該棚32A内には分岐ダクト81が構成され、この分岐ダクト81の後端は冷却器27の上側のダクト7に連通している。また、分岐ダクト81の前端には貯蔵室11の開口部にて斜め下方の吸込口18に向けて開口する中間吐出口82が形成されている。
更に、棚32A内の後端部には外部から前後に操作可能なダンパー83が前後方向に移動自在に取り付けられている。このダンパー83が前方に位置した状態では、ダンパー83は分岐ダクト81内に完全に格納されている。そして、ダンパー83が後方に移動された状態では、分岐ダクト81より上側においてダクト7を閉塞する。
そして、図2と同様にデッキパン9下の底壁2A上には図3の除菌装置34が設置されると共に、それに加えて図8と同様に貯蔵室11上方に位置する部分の仕切板4の下面にも図9の除菌装置34Aが設置されている。
以上の構成で、貯蔵室11内の全体を冷却(Cold)して使用する場合には、ダンパー83を前方に移動させ、除菌装置34を動作させる。また、ヒータHは非通電とする。この状態ではショーケース1Bは図2のショーケース1と同様に冷却器27と熱交換した冷気が送風機24によって循環される。即ち、吐出口16から吐出される冷気によって開口にエアーカーテンが形成されると共に、貯蔵室11内全体が所定温度に冷却されることになる。また、除菌装置34によって同様に貯蔵室11内全体の冷気が除菌される。
一方、棚32Aよりも下方の貯蔵室11内を冷却(Cold)し、棚32Aより上方の貯蔵室11内は加熱(Hot。温蔵庫として。)して使用する場合には、ダンパー83を後方に移動させ、ダクト7を閉塞する。そして、各棚32A、32BのヒータHに通電すると共に、除菌装置34Aも動作させる。
これにより、冷却器27と熱交換した冷気はダンパー83により遮られ、前方に方向転換されて分岐ダクト81に流入する。そして、中間吐出口82から棚32Aより下方の貯蔵室11の前面開口に向けて吐出され、吸込口18から吸引されるようになる。この状態で棚32Aより下方の貯蔵室11内は所定温度に冷却されると共に、除菌装置34によって冷気が除菌される。
他方、棚32Aより上方の貯蔵室11内には冷気が循環されなくなると共に、ヒータHが発熱するため、棚32Aより上方の貯蔵室11内は温蔵状態となる。これにより、棚32A、32B上の商品(缶コーヒーやペットボトル飲料。揚げ物や焼き物の総菜など。)は所定温度に加熱されることになる。また、除菌装置34Aの送風機53の運転によって図8の場合と同様に棚32Aより上方の貯蔵室11内の空気(暖かい空気)は気液接触部材41に通風供給され、前述した如く気液接触部材41にしみ込んだ活性酸素種と接触して除菌された後、貯蔵室11内に吹き出される。
これによって、棚32Aより上方の貯蔵室11内の空気も支障無く除菌されることになる。特に、揚げ物や焼き物などの調理済みの総菜を温蔵しながら陳列する場合には、空気中の菌の付着は極めて深刻な問題となるが、除菌装置34Aで除菌することで、係る菌汚染の問題も解消できるようになる。また、棚32Aより上方を温蔵状態としているときには、電気ヒータHから離間した箇所(開口付近など)は他の箇所よりも温度が低くなるが、本発明では除菌装置34Aから吹き出された空気の湿度上昇も少ないので、当該低温箇所に結露が発生することも無い。尚、この実施例では棚32Aより上方のみを温蔵状態にできる場合について説明したが、貯蔵室11内の全体を加熱して使用する一般的な温蔵庫であっても有効である。その場合も除菌装置34Aで貯蔵室11内の空気(暖気)を除菌することができる。
次に、図10を参照して更にもう一つの他の実施例のショーケース1Aを説明する。図10はこの場合のショーケース1Aの斜視図、図11はショーケース1A上部の縦断側面図を示している。この実施例のショーケース1Aは図10に示すように前面に開口した断熱壁54より構成されており、この断熱壁54内には貯蔵室56が構成される。また、貯蔵室56内には商品を陳列するための棚57・・が上下に渡って複数段架設されている。そして、この貯蔵室56上部後方には冷却装置の冷却器(冷却手段)58が設けられ、この冷却器58の前方には冷気循環用の送風機59が設置されており、これら冷却器58及び送風機59は、仕切板61により貯蔵室56と区画されている。
この仕切板61の送風機59が対応する位置には、開口62が形成されており、冷却器58からの冷気を送風機59にて開口62から貯蔵室56内に吐出し、強制循環することによって貯蔵室56内は所定の温度に冷却される。そして、貯蔵室56の前面開口63の上下縁には扉枠64がそれぞれ取り付けられており、この扉枠64には引き戸式のガラス扉66、66が取り付けられ、前面開口63を開閉自在に閉塞している。
そして、冷却器58の後方の仕切板61上に図3の除菌装置34が設置され、吸込口37が後面とされると共に、吹出口38が前面の冷却器58側とされる。送風機59が駆動されるとそれによって吸引される貯蔵室56内の冷気は、先ず除菌装置34の吸込口37からケース36内に流入する。そして、前述した如く気液接触部材41にしみ込んだ活性酸素種と接触して除菌された後、吹出口38から冷却器58に入り、冷却器58と熱交換した後、送風機59に加速されて開口62から貯蔵室56内に吐出されるようになる。
これによって、同様に貯蔵室56内の冷気は除菌されることになる。また、除菌装置34の気液接触部材41と接触した冷気の湿度は多少上昇することになるが、その後冷却器58と熱交換した際に当該冷却器58に霜若しくは結露として付着除去されるので、貯蔵室56内の湿度が上昇し、ガラス扉66が曇ることも無い。
次に図12は図10、図11のショーケース1Aの他の実施例を示している。尚、この図において図10、図11と同一符号のものは同一とする。この場合、除菌装置34は冷却器58の送風機59側の仕切板61上に設置されている。そして、吸込口37が後面の冷却器58側とされると共に、吹出口38が前面の送風機59側とされる。送風機59が駆動されるとそれによって吸引される貯蔵室56内の冷気は、先ず冷却器58と熱交換した後、次に、除菌装置34の吸込口37からケース36内に流入する。そして、前述した如く気液接触部材41にしみ込んだ活性酸素種と接触して除菌された後、吹出口38から出て送風機59に加速され、開口62から貯蔵室56内に吐出されるようになる。
これによって、同様に貯蔵室56内の冷気は除菌されることになる。また、気液接触部材41と接触した冷気の湿度は多少上昇するので、貯蔵室56内を加湿して使用する場合(高湿庫として使用する場合)には好適なものとなる。尚、この例ではガラス扉で貯蔵室56の前面を開閉自在に閉塞したが、通常の断熱扉で閉塞する冷蔵庫や業務用冷蔵庫の場合にも同様の効果を奏するものである。
次に、図13及び図14は本発明の貯蔵庫の他の実施例としてのプレハブ低温庫(冷蔵庫)67の斜視図及び断面図を示している。このプレハブ低温庫67は、主に食品などの冷却貯蔵に用いられるものであり、複数枚の断熱パネルとしての側板パネル68、天井パネル69、床パネル71等を連結接続して断熱箱体72が構成されている。また、この断熱箱体72の内面側は金属等の熱伝導体より構成されており、この内方には貯蔵室73が構成されている。そして、この貯蔵室73内の天井パネル69下面には冷却手段としての冷却器74と送風機76を備えた冷却装置77が取り付けられ、冷却器74と熱交換した冷気を送風機76により吸引して貯蔵室73内に吐出し、所定の温度に冷却する。
また、断熱外箱72の前壁には貯蔵食品を出し入れする物品出入口78及びこの物品出入口78の一側を回動自在に枢支し開閉自在に閉塞すると共に、貯蔵室73を密閉化する断熱扉79が設けられている。
そして、冷却器74の送風機76とは反対側の位置の冷却装置77内に図3の除菌装置34が設置され、吸込口37が冷却器74と反対側とされると共に、吹出口38が冷却器74側とされる。送風機76が駆動されるとそれによって吸引される貯蔵室73内の冷気は、先ず除菌装置34の吸込口37からケース36内に流入する。そして、前述した如く気液接触部材41にしみ込んだ活性酸素種と接触して除菌された後、吹出口38から冷却器74に入り、冷却器74と熱交換した後、送風機76に加速されて貯蔵室73内に吐出されるようになる。
これによって、同様に貯蔵室73内の冷気は除菌されることになる。また、除菌装置34の気液接触部材41と接触した冷気の湿度は多少上昇することになるが、その後冷却器74と熱交換した際に当該冷却器74に霜若しくは結露として付着除去されるので、貯蔵室73内の湿度が上昇して結露が発生することも無い。
次に図15は図13、図14のプレハブ低温庫67の他の実施例を示している。尚、この図において図13、図14と同一符号のものは同一とする。この場合、除菌装置34は冷却器74の送風機76の間の冷却装置77内に設置されている。そして、吸込口37が冷却器74側とされると共に、吹出口38が送風機76側とされる。送風機76が駆動されるとそれによって吸引される貯蔵室73内の冷気は、先ず冷却器74と熱交換した後、次に、除菌装置34の吸込口37からケース36内に流入する。そして、前述した如く気液接触部材41にしみ込んだ活性酸素種と接触して除菌された後、吹出口38から出て送風機76に加速され、貯蔵室73内に吐出されるようになる。
これによって、同様に貯蔵室73内の冷気は除菌されることになる。また、気液接触部材41と接触した冷気の湿度は多少上昇するので、貯蔵室73内を加湿して使用する場合(花用の高湿庫などとして使用する場合)には好適なものとなる。
以上、各実施例に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、活性酸素種としてオゾン(O3)や過酸化水素(H22)を発生させる構成としても良い。この場合、電極として白金タンタル電極を用いると、イオン種が希薄な水から、電気分解により高効率に安定して活性酸素種を生成できる。
このとき、アノード電極では、
2H2O→4H++O2+4e-
の反応と同時に、
3H2O→O3+6H++6e-
の反応が起こりオゾン(O3)が生成される。またカソード電極では、
4H++4e-+(4OH-)→2H2+(4OH-
2 -+e-+2H+→H22
のように、電極反応によりO2 -が生成したO2 -と溶液中のH+とが結合して、過酸化水素(H22)が生成される。
係る構成によれば、電極に通電することにより、殺菌力の大きいオゾン(O3)や過酸化水素(H22)が発生し、これらオゾン(O3)や過酸化水素(H22)を含んだ電解水を作ることができる。この電解水中におけるオゾン、若しくは、過酸化水素の濃度を、対象ウィルス等を不活化させる濃度に調整し、この濃度の電解水が供給された気液接触部材41に冷気を通過させることにより、貯蔵室11内の冷気中に浮遊する対象ウィルス等を不活化することができる。また、臭気も気液接触部材41を通過する際に、電解水中のオゾン又は過酸化水素と反応し、イオン化して溶解することで、冷気中から除去され、脱臭される。
水道水を電気分解することにより、電極上(カソード)にスケールが堆積した場合、電気伝導性が低下し、継続的な電気分解が困難となる。この場合、電極51、52の極性を反転(電極のプラスとマイナスを切り替える)させることが効果的である。カソード電極をアノード電極として電気分解することで、カソード電極上に堆積したスケールを取り除くことができる。この極性反転制御では、例えばタイマを利用して定期的に反転させてもよいし、運転起動の度に反転させる等、不定期的に反転させてもよい。また、電解抵抗の上昇(電解電流の低下、あるいは電解電圧の上昇)を検出し、この結果に基づいて、極性を反転させてもよい。
尚、上述した実施例では気液接触部材に電解水を滴下させたが、電解水を貯留する皿などに気液接触部材を立設して下部を当該電解水中に浸漬し、浸透圧にて全体にしみ渡らせてもよい。
また、前記各実施例では冷却器と熱交換した冷気を送風機で貯蔵室内に循環する貯蔵庫について説明したが、それに限らず、貯蔵室の内壁を構成する内箱外面に冷却パイプを添設した所謂直冷式の冷却貯蔵庫の貯蔵室内に図9の除菌装置34Aを取り付けても有効である。
また、貯蔵庫としては前述した据え置き式のものに限らず、配送車両の荷台に積載されて搬送される可搬式の貯蔵庫であってもよい。また、冷却手段としては冷却装置を構成する冷却器に限らず、例えば蓄冷剤を貯蔵室内に設けて冷却する冷却貯蔵庫にも本発明は有効である。
更に、弁当を冷却貯蔵しておき、所定のプログラムに従って所定時刻に食べ頃温度に加温する自動弁当加熱装置(コンビニエンスストアなどに設置)や、パン生地を冷却貯蔵しておき、これも所定のプログラムに従って所定時刻に発酵を開始させ、焼成まで行う自動パン焼成装置(ベーカリーに設置)などに本発明を適用しても有効である。
本発明の貯蔵庫の実施例としてのショーケースの斜視図である(実施例1)。 図1のショーケースの縦断側面図である。 図1のショーケースに設置された除菌装置の縦断側面図である。 図3の除菌装置の気液接触部材の正面図である。 図3の除菌装置の内部構成図である。 図3の除菌装置の動作を説明するもう一つの内部構成図である。 本発明の貯蔵庫の他の実施例のショーケースの縦断側面図である(実施例2)。 本発明の貯蔵庫のもう一つの他の実施例のショーケースの縦断側面図である(実施例3)。 図8のショーケースに設置された除菌装置の縦断側面図である。 本発明の貯蔵庫の更にもう一つの他の実施例のショーケースの斜視図である(実施例5)。 図10のショーケース上部の縦断側面図である。 本発明の貯蔵庫の更にもう一つの他の実施例のショーケース上部の縦断側面図である(実施例6)。 本発明の貯蔵庫の更にもう一つの他の実施例であるプレハブ低温庫の斜視図である(実施例7)。 図13のプレハブ低温庫の断面図である。 本発明の貯蔵庫の更にもう一つの他の実施例であるプレハブ低温庫の断面図である(実施例8)。 本発明の貯蔵庫のもう一つの他の実施例の冷/温切換使用可能なショーケースの縦断側面図である(実施例4)。
符号の説明
1、1A、1B ショーケース(貯蔵庫)
11、56、73 貯蔵室
24、59、76 送風機
27、58、74 冷却器(冷却手段)
34、34A 除菌装置(除菌手段)
41 気液接触部材(気液接触手段)
46 循環ポンプ
47 電解槽
51、52 電極
53 送風機
H 電気ヒータ(加熱手段)

Claims (8)

  1. 冷却手段、又は、加熱手段により貯蔵室内を冷却、又は、加熱して成る貯蔵庫において、
    前記貯蔵室内の空気、若しくは、当該貯蔵室内に供給される空気が通風される除菌手段を備え、
    該除菌手段は、電解水を保持して当該除菌手段に通風される空気と電解水とを接触させることを特徴とする貯蔵庫。
  2. 前記除菌手段は、電解水に反応性の少ない素材で形成されて当該電解水を保持すると共に、前記空気が通風される気液接触手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の貯蔵庫。
  3. 前記除菌手段は、前記気液接触手段に前記電解水を滴下する電解水滴下手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の貯蔵庫。
  4. 前記冷却手段、又は、加熱手段と熱交換した空気を前記貯蔵室内に循環する空気循環用送風機により、空気を前記気液接触手段に通風することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の貯蔵庫。
  5. 前記除菌手段は、前記気液接触手段に前記空気を通風するための通風用送風機を備えていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の貯蔵庫。
  6. 前記電解水は、電極への通電により水道水を電気化学的に処理することによって生成される活性酸素種を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の貯蔵庫。
  7. 前記活性酸素種は、次亜塩素酸、オゾン、又は、過酸化水素のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項6に記載の貯蔵庫。
  8. 前記除菌手段は、前記電極に通電して水道水を電気化学的に処理する電解手段を備え、該電解手段は、前記電極の極性反転を行うことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の貯蔵庫。
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