JP2008045856A - 空気除菌装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電解水を用いた空気除菌装置において、停止した状態が長く続いても装置内部の清浄性を保持できるようにする。
【解決手段】電解槽46において生成した電解水を気液接触部材53の上側から供給するとともに、送風ファン31により気液接触部材53に空気を送風して空気の除菌を行う空気除菌装置1において、気液接触部材53に電解水を循環供給する電解水循環部2を設け、空気除菌運転の停止中に、電解槽46により電解水を生成して、電解水循環部2に電解水を循環させるクリーニング運転を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、細菌、ウィルス、真菌等の空中浮遊微生物(以下、単に「ウィルス等」という)の除去が可能な空気除菌装置に関する。
従来、水道水を電気分解して次亜塩素酸を含む電解水を生成させ、この電解水を用いて空気中に浮遊するウィルス等の除去を図った除菌装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この除菌装置は、不織布等からなる加湿エレメントに電解水を供給して、加湿エレメント上で空気中のウィルス等を電解水に接触せしめ、ウィルス等を不活化することにより、空気を除菌しようとするものである。
特開2002−181358号公報
ところで、上記従来の除菌装置等を運転しない状態が長く続くと、加湿エレメントに電解水が供給されないことで、加湿エレメントの乾燥や、加湿エレメントに付着した異物による雑菌の繁殖等、加湿エレメントの汚れが懸念される。このような汚れが付着した場合、その後に除菌運転を行えば電解水によって除菌を行えるので、除菌能力に関する心配は無いが、加湿エレメントを清掃する等のメンテナンスの頻度を高める必要が生じるため、好ましくない。
そこで、本発明は、電解水を用いた空気除菌装置において、停止した状態が長く続いても装置内部の清浄性を保持できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、電解槽において水を電気分解して電解水を生成し、生成した電解水を気液接触部材に浸潤させ、送風ファンにより前記気液接触部材に空気を送ることによって当該空気を除菌する空気除菌運転を実行する空気除菌装置において、前記気液接触部材に前記電解水を循環供給する循環経路を設け、前記空気除菌運転の停止中に、前記電解槽により電解水を生成して前記循環経路を循環させるクリーニング運転を実行すること、を特徴としている。
この構成によれば、空気除菌運転の停止中に電解水を循環させるクリーニング運転を行うので、気液接触部材の乾燥が防止されるとともに、電解水の作用によって、気液接触部材に付着した異物等による雑菌やウィルス等の繁殖を抑制できる。これにより、空気除菌運転を行っていない間も、装置内部の清浄性を保持できる。
本発明において、前記空気除菌運転を停止してから所定時間が経過する毎に前記クリーニング運転を行うようにしてもよい。
この場合、空気除菌運転を停止してから所定時間が経過する毎にクリーニング運転を行うことで、気液接触部材を含む循環経路の各部に、定期的に電解水が供給される。これにより、長期にわたって空気除菌運転が停止されても装置内部の清浄性を保持できる。また、クリーニング運転の頻度の最適化が可能となり、エネルギーを節約できる。
また、本発明において、前記送風ファンを停止させたまま前記クリーニング運転を行うようにしてもよい。
この場合、クリーニング運転中の動作音は電解水の循環に係る音だけとなり、静粛性が保たれるので、時間帯や設置環境の制約を受けることなくクリーニング運転を行うことができる。また、クリーニング運転中における装置内外の空気の流通が抑えられるので、装置内部の電解水に起因する臭気等が装置外部に漏れないという利点がある。
また、本発明において、前記クリーニング運転中、前記電解槽により前記空気除菌運転とは異なる活性酸素種を生成させるようにしてもよい。
この場合、空気除菌運転時とは異なる活性酸素種を含む電解水を用いてクリーニング運転を行うため、気液接触部材を含む循環経路を、異なる活性酸素種により雑菌やウィルス等の繁殖を確実に抑制できる。これにより、異なる作用を有する複数種類の活性酸素種を活用して、循環経路の清浄性をより確実に保持できる。
さらに、本発明において、前記クリーニング運転中、前記電解槽により、前記空気除菌運転時とは異なる濃度で活性酸素種を生成させるようにしてもよい。
この場合、クリーニング運転において生成される電解水が、空気除菌運転時とは異なる濃度の活性酸素種を含むので、例えば、空気除菌運転時より高濃度の活性酸素種を含む電解水を用いて、より確実に循環経路の清浄性を保持できる。
また、本発明において、前記送風ファンにより送風された空気を装置外へ排出する排出口に、この排出口を閉鎖可能なルーバーを設けた構成を備え、前記クリーニング運転中は前記排出口を前記ルーバーにより閉鎖するものとしてもよい。
この場合、クリーニング運転中の動作音が装置外に漏れにくくなり、静粛性が保たれるので、時間帯や設置環境の制約を受けることなくクリーニング運転を行うことができる。また、クリーニング運転中における装置内外の空気の流通が抑えられるので、装置内部の電解水に起因する臭気等が装置外部に漏れないという利点がある。
さらに、本発明において、外部接続された給水管から前記循環経路に水を供給する給水部と、前記循環経路から分岐して、外部接続された排水管に前記電解水を排出する排水部と、を備えた構成としてもよい。
この場合、外部接続された給水管及び排水管を用いて給排水を行うことが可能となるので、人手による給排水の操作を必要とせず、常時、給排水が可能となる。このため、長期間にわたって空気除菌運転を行わない場合も、人手を煩わせることなく、給排水の制約を受けることなくクリーニング運転を行うことができるので、確実に装置内部の清浄性を保持できる。
本発明によれば、空気除菌運転の停止中であっても気液接触部材の乾燥を防止するとともに除菌を行えるので、装置内部の清浄性を保持できる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明を適用した第1の実施の形態に係る空気除菌装置1の外観斜視図である。
図1に示すように、空気除菌装置1は縦長に形成された箱形の筐体11を有し、例えば床置き設置される。筐体11の前面下部には吸込グリル12が設けられる一方、筐体11の上面には、排出口としての吹出口13が設けられる。
空気除菌装置1は、吸込グリル12を介して設置室内の空気を吸い込んで除菌し、吹出口13から排出することで、室内空気を清浄化させる装置である。
筐体11の上面には、後述する給水タンク41(図2)を出し入れするための給水タンク取出口14が設けられ、筐体11の前面には、後述する排水受け57を出し入れするための排水受け取出口15が設けられる。これら給水タンク取出口14及び排水受け取出口15には開閉可能な蓋が取り付けられている。
さらに、吹出口13には、空気を吹き出す方向を変化させるためのルーバー20が設けられている。
また、筐体11の両側面の上部にはそれぞれ把持部17が形成されている。把持部17は筐体11を手持ちする際に手を掛けるための凹部であり、運搬時に空気除菌装置1を一人で持ち上げて移動できるようになっている。
次に、図2〜図6を参照して、空気除菌装置1の内部構成を説明する。
図2は、空気除菌装置1の内部構成を示す斜視図である。図2には、参考として筐体11の外形を仮想線で示す。また、図3は、空気除菌装置1の構成を示す一部破断正面図であり、図4は左側断面視図であり、図5は右側断面視図であり、図6は上面図である。
筐体11の内部は支持板37によって上下に仕切られており、下部の室には、送風ファン31及びファンモータ32が収容される。送風ファン31は、ファンモータ32によって駆動され、吸込グリル12を介して室内の空気を吸い込み、送風口31Aから吹き出す。送風ファン31の送風口31Aは、筐体11の背面側部分において上向きに設けられており、支持板37には、送風口31Aの上に重なる位置において開口が設けられている。この支持板37の開口は、筐体11の背面側において上下に延びる空間1Aに連通する。空間1Aの上部には筐体11の前面側に傾斜する導風板38が配設され、導風板38の前端は、後述する散水ボックス51の上端に接している。
このため、送風ファン31の送風口31Aから吹き出された空気は、図5中に矢印で示すように空間1Aを通り、後述する気液接触部材53の背面に吹き付けられる。
また、筐体11内には、吸込グリル12の裏面側に重ねてプレフィルタ34が配設される。プレフィルタ34は、例えば粒径10μm(マイクロメートル)以上の物を捕集するフィルタである。プレフィルタ34によって空気中に浮遊する花粉や塵埃が除去された空気が、送風ファン31によって吸い込まれる。
支持板37の上には、電装ボックス39及び電解水循環部2が配設される。電装ボックス39には、後述する制御部60を構成する各種デバイスが実装された制御基板(図示略)や、ファンモータ32に電源電圧を供給する電源回路等の各種電装部品が収容される。
循環経路としての電解水循環部2は、水受皿42、水受皿フロートスイッチ43、循環ポンプ44、電解槽46、散水ボックス51、及び気液接触部材53を備えて構成される。
水受皿42は、電装ボックス39の上方に位置して、気液接触部材53から滴下した水を受ける皿であり、所定量の水を貯留するための深さを有する。水受皿42の一端部は、より深底に形成されて貯留部42Aとなっており、貯留部42Aには水位を検出する水受皿フロートスイッチ43が配設される。水受皿フロートスイッチ43は、貯留部42Aの水位が所定水位を下回った場合にオンに切り替わるスイッチである。
貯留部42Aの上には給水タンク41が配設され、給水タンク41から貯留部42Aに水を供給可能な構成となっている。詳細には、給水タンク41の下端に形成された給水口41Aにはフロートバルブ(図示略)が設けられ、貯留部42Aの水面が給水口41Aよりも下になると、給水タンク41から必要量の水が供給され、貯留部42Aの水位が一定に保たれる仕組みとなっている。
また、貯留部42Aの上には循環ポンプ44が配設される。循環ポンプ44は、制御部60(図8)の制御に従って動作し、貯留部42Aに貯留された水を汲み上げて電解槽46に送り込む。電解槽46は、後述するように複数の電極を内蔵し、これら電極間に、制御部60(図8)から供給される電圧を印加することで、水を電解し、電解水を生成する。電解槽46により生成された電解水は、循環ポンプ44が排出する水によって電解槽46から押し出され、散水ボックス51に供給される。
散水ボックス51は、気液接触部材53の上部に組み付けられた管状部材であり、下面に複数の散水孔が開口し、この散水孔52から散水ボックス51に対して電解水を滴下する。気液接触部材53は、散水ボックス51から滴下される電解水に浸潤される略板状部材であり、散水ボックス51とともに水受皿42の上に配設される。図5に詳細に示すように、気液接触部材53はほぼ垂直に立設され、下端は水受皿42内に入り込んでいる。また、気液接触部材53の上に組み付けられた散水ボックス51は、導風板38の先端に接している。このため、空間1Aを通った送風ファン31の排気が導風板38により気液接触部材53側に導かれ、気液接触部材53を通過する。
気液接触部材53は、ハニカム構造を持ったフィルタ部材である。詳細には、気液接触部材53は、気体に接触するエレメント部をフレームにより支持する構造を有する。エレメント部は、波板状の波板部材と平板状の平板部材とが積層されて構成され、これら波板部材と平板部材との間に略三角状の多数の開口が形成されている。従って、エレメント部に空気を通過させる際の気体接触面積が広く確保され、電解水滴下が可能で、目詰まりしにくい構造になっている。
また、気液接触部材53には、散水ボックス51から滴下される電解水をエレメント部に効率よく分散させるため、分流シート(図示略)が配設されている。この分流シートは、液体の浸透性を有する繊維材料からなるシート(織物、不織布等)であり、気液接触部材53の厚み方向断面に沿って1または複数設けられる。
さらに、気液接触部材53と給水タンク41との間は、仕切板36によって仕切られている。仕切板36は、空間1A及び気液接触部材53の側方を閉鎖して、空気が気液接触部材53をスムーズに通り抜けるようにするためのものである。
ここで、気液接触部材53の各部(フレーム、エレメント部、及び分流シートを含む)には、電解水による劣化が少ない素材、例えば、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等)、PET(ポリエチレン・テレフタレート)樹脂、塩化ビニル樹脂、フッ素系樹脂(PTFE、PFA、ETFE等)又はセラミックス系材料等の素材が使用され、本構成では、PET樹脂を用いるものとする。
また、気液接触部材53の各部には親水性処理が施され、電解水に対する親和性が高められており、これによって、気液接触部材53の電解水の保水性(湿潤性)が保たれ、後述する活性酸素種と室内空気との接触が長時間持続される。さらに、気液接触部材53には防かび作用を持つ電解水が滴下されるため、気液接触部材53に防かび対策(防かび剤の塗布等)を施さなくても、かびの繁殖等を避けることができる。
そして、気液接触部材53を通過した空気は、吹出口13の下方に配設された吹出口フィルタ35を通って排気される。
吹出口フィルタ35は、吹出口13から筐体11内部への異物の進入を防止するためのフィルタである。吹出口フィルタ35は、網や織物または不織布等(図示略)を備えており、これらの材料としては、合成樹脂、好ましくは気液接触部材53を構成する材料が好ましい。吹出口フィルタ35は、気液接触部材53を通過した空気の通風抵抗を著しく増加させないよう、適度に目の粗いものであることが好ましい。
筐体11に設けられた吹出口13には、ルーバー20が配設されている。ルーバー20は、吹出口13を閉塞可能なサイズを有する上板21と、上板21の下方において上板21と平行に配設される下板22と、上板21と下板22とを連結する連結部23と、によって構成される。連結部23は、上板21及び下板22の左右の端部に各々設けられる板状部材であり、それぞれ、ピン24が立設されている。これら2本のピン24は、ルーバー20の両側端から筐体11側に突出しており、吹出口13の横に設けられた受け部(図示略)に嵌合して、ルーバー20を支持する。
2本のピン24は、上記受け部において回動自在に支持され、ルーバー駆動モータ68(図8)に連結されている。そして、ピン24は、ルーバー駆動モータ68によって駆動され、これに伴ってルーバー20が回動する。
ルーバー20が筐体11の上面に対してほぼ平行な状態では、吹出口13は上板21によってほぼ閉塞される。この状態を、ルーバー20の「閉状態」とする。一方、ルーバー20が筐体11の上面に対して傾いた状態を「開状態」とする。
ルーバー20の開状態では、気液接触部材53を通過した空気を吹出口13から排出可能となる。ここで、ルーバー20は、ルーバー駆動モータ68によって任意の角度位置に調整されるとともに、その角度位置で保持される。このため、ルーバー20によって吹出口13からの排気方向を調整できる。また、ルーバー20は、上板21と下板22とが所定の間隔を空けて平行に並ぶ2枚羽根構造であるため、吹出口13から吹き出される空気を整流する作用があり、吹出口13から滑らかに排気を行える。
さらに、ファンモータ32を停止させた状態でルーバー20を閉状態にすれば、筐体11内の空気はほとんど外に漏れない。このため、後述するように、電解槽46においてオゾンを発生させ、或いは高濃度の活性酸素種を発生させる場合に、これらに特有の臭気が外に漏れ難くなる。このため、空気除菌装置1が設置された室内環境を快適に保ちつつ、オゾンや高濃度の活性酸素種を利用できるという利点もある。
図7は、電解水の供給の様子を説明する図であり、図7(A)は電解水循環部2の構成を示す模式図であり、図7(B)は電解槽46の構成を詳細に示す図である。
この図7を参照して、気液接触部材53に対する電解水の供給について説明する。なお、本第1の実施の形態では、給水タンク41に水道水を入れて空気除菌装置1を動作させる場合について説明する。
水道水を入れた給水タンク41が空気除菌装置1にセットされると、上述のように、給水タンク41から水受皿42に水道水が供給され、水受皿42の水位が所定のレベルに達する。水受皿42内の水は循環ポンプ44によって汲み上げられて、電解槽46に供給される。
電解槽46は、図7(B)に示すように、二対の電極47、48を備え、電極47、48間に電圧を印加することにより、電解槽46に流入した水が電気分解されて活性酸素種を含む電解水が生成される。ここで、活性酸素種とは、通常の酸素よりも高い酸化活性を持つ酸素分子と、その関連物質を含み、スーパーオキシドアニオン、一重項酸素、ヒドロキシルラジカル、或いは過酸化水素といった、いわゆる狭義の活性酸素に、オゾン、次亜ハロゲン酸等といった、いわゆる広義の活性酸素を含めたものとする。電解槽46は、気液接触部材53に近接して配置され、水道水を電気分解して生成された活性酸素種が、ただちに気液接触部材53に供給されるように構成される。
電極47は、例えばベースがチタン(Ti)で皮膜層がイリジウム(Ir)、白金(Pt)から構成された電極板であり、アノード電極として外部電源から正電位が与えられることにより活性酸素種として次亜塩素酸を生成する。
電極48は、例えば、ベースがチタンで被膜層が白金、タンタル(Ta)から構成された電極板であり、アノード電極として外部電源から正電位が与えられることにより活性酸素種としてオゾンを生成する。
上記電極47をアノード電極とし、電極48をカソード電極として、外部電源から電極47及び電極48の間に電圧を印加して通電すると、カソード電極としての電極48では、水中の水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH-)とが下記式(1)に示すように反応する。
4H++4e-+(4OH-)→2H2+(4OH-) ・・・(1)
一方、アノード電極(陽極)としての電極47では、下記式(2)に示すように水が電気分解される。
2H2O→4H++O2+4e- ・・・(2)
とともに、電極47においては、水に含まれる塩素イオン(塩化物イオン:Cl-)が下記式(3)に示すように反応し、塩素(Cl2)が発生する。
2Cl-→Cl2+2e- ・・・(3)
さらに、この塩素は下記式(4)に示すように水と反応し、次亜塩素酸(HClO)と塩化水素(HCl)が発生する。
Cl2+H2O→HClO+HCl ・・・(4)
電極47で発生した次亜塩素酸は広義の活性酸素種に含まれるもので、強力な酸化作用や漂白作用を有する。次亜塩素酸が溶解した水溶液、すなわち空気除菌装置1により生成される電解水は、ウィルス等の不活化、殺菌、有機化合物の分解等、種々の空気清浄効果を発揮する。
一方、上記電極47をカソード電極とし、電極48をアノード電極として、外部電源から電極47及び電極48の間に電圧を印加して、通電すると、アノード電極としての電極48では、下記式(5)〜(7)に示す反応が起こり、オゾンが生成される。
2H2O→4H++O2+4e- ・・・(5)
3H2O→O3+6H++6e- ・・・(6)
2H2O→O3+4H++4e- ・・・(7)
一方、カソード電極としての電極47では、下記式(8)及び(9)に示す反応が起こり、電極反応により生成したO2 -と溶液中のH+とが結合して、過酸化水素(H22)が生成される。
4H++4e-+(4OH-)→2H2+(4OH-) ・・・(8)
2 -+e-+2H+→H22 ・・・(9)
このように、本第1の実施の形態に係る構成では、電極47を正電位とするよう電極47、48間に外部電源から電圧を印加することで、電極47の側から殺菌力の大きい次亜塩素酸を生成させて、次亜塩素酸を含む電解水を生成できる。
また、電極48を正電位とするよう電極47、48間に外部電源から電圧を印加することで、電極48の側から殺菌力の大きいオゾンを、電極47の側からは過酸化水素を生成させて、これらオゾンや過酸化水素を含んだ電解水を作ることができる。
そして、電極47、48により殺菌力の大きい次亜塩素酸を生成させた場合、この次亜塩素酸を含む電解水が散水ボックス51から気液接触部材53に滴下されると、送風ファン31により吹き出された空気が気液接触部材53において次亜塩素酸と接触する。これにより、空気中に浮遊するウィルス等が不活化されるとともに、当該空気に含まれる臭気物質が次亜塩素酸と反応して分解され、或いはイオン化して溶解する。従って、空気の除菌及び脱臭がなされ、清浄化された空気が気液接触部材53から排出される。
また、電極47、48によりオゾンや過酸化水素を生成させた場合、送風ファン31により吹き出された空気が気液接触部材53においてオゾンや過酸化水素と接触する。これにより、空気中に浮遊するウィルス等が不活化されるとともに、当該空気に含まれる臭気物質がオゾンや過酸化水素と反応して分解され、或いはイオン化して溶解する。従って、空気の除菌及び脱臭がなされ、清浄化された空気が気液接触部材53から排出される。
活性酸素種によるウィルス等の不活化の作用機序として、インフルエンザウィルスの例を挙げる。上述した活性酸素種は、インフルエンザの感染に必須とされるインフルエンザウィルスの表面蛋白(スパイク)を破壊、消失(除去)する作用を有する。この表面蛋白が破壊された場合、インフルエンザウィルスと、インフルエンザウィルスが感染するのに必要な受容体(レセプタ)とが結合しなくなり、感染が阻止される。このため、空気中に浮遊するインフルエンザウィルスは、気液接触部材53において活性酸素種を含む電解水に接触することにより、いわば感染力を失うこととなり、感染が阻止される。
従って、この空気除菌装置1が、例えば幼稚園や小・中・高等学校、介護保険施設、病院等のいわゆる大空間に設置された場合であっても、電解水により清浄化(除菌、脱臭等)された空気を大空間内で広く行き渡らせることが可能になり、大空間での空気除菌及び脱臭を効率よく行うことができる。
ここで、電解槽46内の電極47、48のうち任意の側に正電位を与えるための電極の切り替えは、電極の極性を反転させることで行うことができ、本第1の実施の形態では、後述する制御部60(図8)によって電極47、48に印加する電圧を変化(反転)させることにより、実行可能である。
また、電解水中の活性酸素種の濃度は、除菌するウィルス等を不活化させる濃度となるように調整される。活性酸素種の濃度の調整は、電極47及び電極48の間に印加する電圧を調整して、電極47及び電極48の間に流す電流値を調整することにより行われる。
例えば、電極47に正の電位を与えて、電極47及び電極48の間に流れる電流値を、電流密度で20mA(ミリアンペア)/cm2(平方センチメートル)とすると、所定の有利残留塩素濃度(例えば1mg(ミリグラム)/l(リットル))を発生させる。また、電極47、48間に印加する電圧を変更して、電流値を高くすることで、電解水中の次亜塩素酸の濃度を高い濃度にできる。電解水中におけるオゾンもしくは過酸化水素についても、上記と同様に、電極48に正の電位を与えて、電極47、48間に流れる電流値を高くすれば、電解水中のオゾンもしくは過酸化水素の濃度を高くできる。
なお、本第1の実施の形態では、上述のように、給水タンク41により水道水を供給する例について説明している。水道水には殺菌を目的として塩素化合物が添加されているため、塩化物イオンが含まれており、この塩化物イオンが、上記式(3)及び(4)に示すように反応し、次亜塩素酸及び塩酸が生成される。これは水道水を用いた場合に限定されるものではなく、電解槽46に供給された水が、ハロゲン化合物の添加または混入によりハロゲン化物イオンを含む水となっていれば、上記式(3)及び(4)と同様の反応によりハロゲンを含む活性酸素種が生成される。
また、空気除菌装置1において、イオン種が希薄な水(純水、精製水、井戸水、一部の水道水等を含む)を用いた場合も同様の反応を起こさせることが可能である。すなわち、イオン種が希薄な水にハロゲン化合物(食塩等)を添加すれば、上記式(3)及び(4)と同様の反応が起こり、活性酸素種を得ることができる。つまり、空気除菌装置1は、塩素化合物が十分に添加された水道水に限らず、他の水を用いた場合であっても、十分な空気清浄効果(ウィルス等の不活化、殺菌、脱臭等)を発揮できる。
この場合、電解槽46に導入される水に、薬剤(ハロゲン化合物等)が供給される構成とすればよい。例えば、上記薬剤を供給する薬剤供給装置を空気除菌装置1に設けてもよく、この薬剤供給装置は、水受皿42に薬剤を注入するものであってもよいし、電解槽46に直接薬剤を注入する構成としてもよい。また、給水タンク41に薬剤を注入する構成としてもよいし、給水タンク41そのものに濃度を調整した薬剤を貯水させる構成としてもよい。
ここで、薬剤としては食塩または食塩水を用いることができる。例えば、電解槽46中の食塩水の濃度を2〜3%(重量パーセント)程度に調整すれば、電解槽46において食塩水を電気分解することにより次亜塩素酸もしくは過酸化水素を含んだ電解水(0.5〜1%)を生成できる。この構成によれば、電解槽46に導入される水中のイオン種が希薄な場合でも、食塩または食塩水を添加することにより、イオン種を増加させて、水の電気分解時に、高効率に安定して活性酸素種を生成できる。
そして、散水ボックス51から気液接触部材53に滴下された電解水は気液接触部材53を伝って下方に移動し、水受皿42に落ちる。水受皿42に落ちた電解水は再び循環ポンプ44によって汲み上げられ、電解槽46を経て気液接触部材53に供給される。このように、本第1の実施の形態に係る構成では水が循環式となっており、少量の水を有効に利用することで、長時間にわたって効率よく空気の除菌を行える。また、蒸発等により電解水循環部2を循環する水量が減った場合には、給水タンク41内の水が水受皿42に適量供給される。
さらに、空気除菌装置1においては、水受皿42に貯留された水を適宜排出できる。
図2〜図7に示すように、貯留部42Aの下方には、所定深さを有するタンク状の排水受け57が設置されている。排水受け57は、支持板37(図2)上に載置され、筐体11の排水受け取出口15(図1)から出し入れ可能である。また、水受皿42の貯留部42Aには排水管55が連結されるとともに、排水管55を開閉させる排水バルブ56が設けられている。そして、排水管55の先端は下方に延びて、排水受け57の上面に設けられた開口部に入り込んでいる。
貯留部42Aの底面は、排水管55との連結部において開口し、貯留部42A内の水が排水管55に流出する構成となっている。このため、制御部60(図8)の制御により排水バルブ56が開放されると、水受皿42内の水が排水管55を通って排水受け57に流下する。このように、電解水循環部2から分岐する排水管55を用い、排水バルブ56の開閉を制御することにより、電解水循環部2の水を排水受け57によって回収・排出できる。排水受け57には、持ちやすいように取っ手57Aが設けられ、上述した排水受け取出口15(図1)から容易に出し入れ可能である。
図8は、空気除菌装置1の制御系の構成を示す機能ブロック図である。
この図8に示すように、上述したファンモータ32、循環ポンプ44、排水バルブ56、ルーバー20を開閉させるルーバー駆動モータ68、及び、上記各部に電源を供給する電源部67は、制御部60に接続されており、制御部60の制御に従って動作する。
また、制御部60には、操作パネル16に配設された各種スイッチやインジケータランプ等が接続されるとともに、水受皿フロートスイッチ43、電極47、48及び、電解槽46内の水位を検出する電解槽フロートスイッチ66が接続されている。
制御部60は、空気除菌装置1全体の制御を行うマイコン61、マイコン61により実行される制御プログラムや制御パラメータ(例えば、後述する設定時間T0)等のデータを記憶する記憶部62、マイコン61の制御に基づいて計時動作を行うタイマカウンタ63、操作パネル16における操作を検出して操作内容をマイコン61に出力する入力部64、及び、マイコン61の処理結果を操作パネル16のインジケータランプ(図示略)の点灯を制御する等して出力する出力部65を備える。
マイコン61は、予め記憶部62に記憶された制御プログラムを読み込んで実行するとともに、記憶部62に記憶された制御パラメータを読み込み、空気除菌装置1の各部を動作させる。
具体的には、マイコン61は、操作パネル16において動作開始を指示する操作が行われ、この操作を示す情報が入力部64から入力されると、マイコン61は循環ポンプ44を動作させて水の循環を開始させるとともに、電源部67に基づく所定電圧を電極47、48に印加して電極47、48間に電流を流し、電解水を生成させる。
その後、マイコン61はファンモータ32の動作を開始させて、送風ファン31による送風を開始させる。以上の一連の動作により、空気除菌装置1の空気除菌運転が開始される。この空気除菌運転の開始に伴って、マイコン61は、出力部65によって運転中であることを示す表示を行わせる。
空気除菌運転の実行中、マイコン61は、操作パネル16における操作に従って、ルーバー駆動モータ68を駆動させて、ルーバー20の角度を調整する。さらに、マイコン61は、電極47、48間の導電率をもとに電解槽46内の電解水の濃度(活性酸素種の濃度)を判別し、電極47、48間に印加する電圧を適宜調整する。また、マイコン61は、空気除菌装置1の空気除菌運転の実行中に、電解槽フロートスイッチ66によって電解槽46内の水位が低水位となったことが検出された場合、及び、水受皿フロートスイッチ43によって水受皿42の水位が低水位となったことが検出された場合には、電極47、48への電圧の印加を停止するとともに循環ポンプ44及びファンモータ32の運転を停止させ、出力部65によって警告を表示させる。
また、マイコン61は、操作パネル16において動作停止を指示する操作が行われ、この操作を示す情報が入力部64から入力されると、マイコン61は電極47、48に対する電圧印加を停止し、循環ポンプ44を停止させる。さらにマイコン61はファンモータ32を停止させて、送風ファン31による送風を止め、出力部65による運転中の表示を停止させる。以上の一連の動作により、空気除菌装置1の空気除菌運転が停止される。
マイコン61は、空気除菌装置1の空気除菌運転が停止すると、タイマカウンタ63を制御して、運転停止時間(停止時間T)のカウントを開始させる。タイマカウンタ63は、空気除菌運転が停止する毎にゼロからカウントを行い、空気除菌運転が開始されると、マイコン61の制御に従ってカウント値をリセットする。また、タイマカウンタ63は、後述するクリーニング運転を行う毎に、マイコン61の制御に従ってカウント値をリセットする。
そして、マイコン61は、タイマカウンタ63によりカウントされる運転停止時間が、予め設定された時間に達すると、運転停止中であるにも関わらず電解水を生成して循環させるクリーニング運転を実行する。
以下、このクリーニング運転について説明する。
図9は、空気除菌装置1により実行されるクリーニング運転を示すフローチャートである。
空気除菌装置1の運転が停止されると(ステップS11)、マイコン61はタイマカウンタ63を制御して、空気除菌装置1の停止時間Tのカウントを開始させる(ステップS12)。
続いてマイコン61は、ルーバー駆動モータ68を駆動してルーバー20を閉状態にし(ステップS13)、タイマカウンタ63によりカウントされる停止時間Tを監視する(ステップS14)。ここで、停止時間Tが予め記憶部62に記憶された設定時間T0を超えた場合(ステップS14;Yes)、マイコン61は、水受皿フロートスイッチ43の状態を検出する(ステップS15)。
水受皿フロートスイッチ43がオンである場合(ステップS15;Yes)、すなわち水受皿42の水位が低い場合には、クリーニング運転を行うには不適なため、ステップS14に戻る。
また、水受皿フロートスイッチ43がオンになっていない場合(ステップS15;No)、マイコン61は、循環ポンプ44の動作を開始させ(ステップS16)、続いて電解槽46の電極47、48に電圧を印加して電解水を生成させる(ステップS17)。
これにより、電解槽46において活性酸素種を含む電解水が生成され、この電解水が電解水循環部2を循環するので、気液接触部材53の乾燥が防止される。また、気液接触部材53を含む電解水循環部2の各部に付着したウィルス等が不活化され、雑菌等が殺菌され、臭気物質等の異物が分解される等して、電解水循環部2の清浄性が保たれる。
マイコン61は、電極47、48に対する電圧の印加を開始してから、予め定められた時間、または操作パネル16の操作により指定された時間だけ動作を継続し、その後に電圧印加を停止し(ステップS18)、循環ポンプ44を停止させる(ステップS19)。つまり、予め定められた時間、または操作パネル16の操作により指定された時間だけ、電解水が電解水循環部2を循環する。
その後、マイコン61は、タイマカウンタ63によりカウントされる停止時間Tをリセットする(ステップS20)。タイマカウンタ63は、初期値(例えば、ゼロ)から停止時間のカウントを開始し、マイコン61はステップS14の動作に戻る。
以上のように、本発明を適用した第1の実施の形態に係る空気除菌装置1によれば、電解水を生成して気液接触部材53に浸潤させ、送風ファン31によって気液接触部材53に室内空気を送風し、空気を除菌する空気除菌運転を実行可能に構成され、さらに、空気除菌運転の停止中、所定時間毎に、電解水循環部2に電解水を循環させることにより、気液接触部材53の乾燥を防止するとともに、電解水循環部2の各部の清浄な状態を保つことができる。このクリーニング運転を、例えば運転停止時間が24時間に達する毎、或いは、数時間毎に実行すれば、気液接触部材53の乾燥を防止するとともに、電解水の作用によって、気液接触部材53に付着した異物等による雑菌等の繁殖等を抑制できる。これにより、気液接触部材53を含む電解水循環部2の汚損を防止し、空気除菌装置1内部の清浄性を保持できる。
また、クリーニング運転中は、ファンモータ32が停止し、循環ポンプ44と電解槽46のみが動作しているので、空気除菌装置1の動作音は極めて小さい。加えて、クリーニング運転に先立って、ルーバー20によって吹出口13が閉鎖されることにより、空気除菌装置1の動作音が筐体11の外に漏れることは殆ど無い。このため、クリーニング運転を行うことで利用者に不快感を与えることはなく、例えば夜間にクリーニング運転を行っても何ら問題はない。さらに、クリーニング運転中に電解水循環部2を循環する電解水に由来する臭気が筐体11の外に漏れないので、臭気による利用者の不快感を招くこともない。従って、時間帯や設置環境の制約を受けることなくクリーニング運転を行うことが可能であり、空気除菌装置1の内部を清浄に保つことが可能となる。
なお、上述したクリーニング運転においては、電解槽46により、通常の空気除菌運転時に比べて高い濃度の活性酸素種を含む電解水を生成するようにしてもよい。この場合、気液接触部材53を含む電解水循環部2の各部を、より確実に除菌できる。高い濃度で活性酸素種を生成させた場合、活性酸素種(次亜塩素酸等)に特有の臭気が空気除菌装置1の外部に漏れると、利用者の違和感を招く可能性がある。しかしながら、上記第1の実施の形態では、クリーニング運転に先立ってルーバー20を閉状態とし、さらに、クリーニング運転中はファンモータ32が停止し、送風ファン31による送風が行われない。このため、空気除菌装置1の外部に活性酸素種に由来する臭気が漏れないので、利用者に不快感を与えることなく、空気除菌装置1内部の清浄性を保持できる。
上記第1の実施の形態では、クリーニング運転において、通常の空気除菌運転と同種の活性酸素種を生成させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、クリーニング運転において、電解槽46でオゾンを含む電解水を生成させることも可能である。以下、この場合について第2の実施の形態として説明する。
[第2の実施の形態]
本第2の実施の形態では、空気除菌装置1において、上述したクリーニング運転に代えてオゾンクリーニング運転を実行する場合について説明する。
上記の空気除菌運転において、マイコン61は、電解槽46の電極47を正電位とするよう電極47、48間に電圧を印加し、電極47の側から殺菌力の大きい次亜塩素酸を生成させる。これに対し、オゾンクリーニング運転時には、マイコン61は電極を反転させて電極48を正電位とするよう電極47、48間に電圧を印加する。これにより、電解槽46では電極48の側から殺菌力の大きいオゾンが、電極47の側からは過酸化水素が生成され、オゾンを含む電解水が電解水循環部2内を循環する。オゾンクリーニング運転は、気液接触部材53の乾燥防止と、気液接触部材53における雑菌やウィルス等の繁殖抑制を目的として、空気除菌装置1の停止中、予め定められた時間ごとに実行される。
図10はオゾンクリーニング運転を示すフローチャートである。
まず、空気除菌装置1の運転が停止されると(ステップS31)、マイコン61はタイマカウンタ63を制御して、空気除菌装置1の停止時間Tのカウントを開始させる(ステップS32)。
続いてマイコン61は、ルーバー駆動モータ68を駆動してルーバー20を閉状態にし(ステップS33)、タイマカウンタ63によりカウントされる停止時間Tを監視する(ステップS34)。ここで、停止時間Tが予め記憶部62に記憶された設定時間T0を超えた場合(ステップS34;Yes)、マイコン61は、水受皿フロートスイッチ43の状態を検出する(ステップS35)。
水受皿フロートスイッチ43がオンである場合(ステップS35;Yes)、すなわち水受皿42の水位が低い場合には、オゾンクリーニング運転を行うには不適なため、ステップS34に戻る。
また、水受皿フロートスイッチ43がオンになっていない場合(ステップS35;No)、マイコン61は、循環ポンプ44の動作を開始させ(ステップS36)、続いて電解槽46の電極47、48に電圧を印加してオゾンを発生させる(ステップS37)。
これにより、電解槽46においてオゾンを含む電解水が生成され、この電解水が電解水循環部2を循環するので、気液接触部材53の乾燥が防止されるとともに、気液接触部材53を含む電解水循環部2の各部に付着したウィルス等が不活化され、雑菌等が殺菌され、臭気物質等の異物が分解される等して、電解水循環部2の清浄性が保たれる。
マイコン61は、電極47、48に対する電圧の印加を開始してから、予め定められた時間、または操作パネル16の操作により指定された時間だけ動作を継続し、その後に電圧印加を停止し(ステップS38)、循環ポンプ44を停止させる(ステップS39)。つまり、予め定められた時間、または操作パネル16の操作により指定された時間だけ、オゾンを含む電解水が電解水循環部2を循環する。
その後、マイコン61は、タイマカウンタ63によりカウントされる停止時間Tをリセットする(ステップS40)。タイマカウンタ63は、初期値(例えば、ゼロ)から停止時間のカウントを開始し、マイコン61はステップS34の動作に戻る。
この第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様に、気液接触部材53の乾燥を防止するとともに、電解水の作用によって電解水循環部2の各部の清浄な状態を保つことができる。さらに、オゾンを含む電解水を発生させて電解水循環部2を循環させることにより、電解水循環部2の各部をオゾンの強力な酸化作用により殺菌・脱臭して、清浄な状態を保つことができる。特に、通常の空気除菌運転においては電解槽46により次亜塩素酸を含む電解水が生成され、オゾンクリーニング運転において電極の反転を行い、オゾン及び過酸化水素を含む電解水を発生させるので、異なる作用を有する複数種類の活性酸素種を活用して、電解水循環部2の各部を清浄化することで、より確実に電解水循環部2の清浄性を保つことが可能となる。
加えて、このオゾンクリーニング運転中は、ファンモータ32が停止し、循環ポンプ44と電解槽46のみが動作しているので、空気除菌装置1の動作音は極めて小さく、利用者に不快感を与えることなく空気除菌装置1の内部を清浄に保つことが可能となる。
ここで、オゾンは特有の強い臭気を有する気体であるから、人体への影響が問題にならない程度のごく微量であっても、オゾンの臭気が利用者の違和感を招く可能性がある。しかしながら、上記実施の形態では、オゾンクリーニング運転に先立ってルーバー20を閉状態とするので、オゾンの臭気が空気除菌装置1の外に漏れることは殆ど無く、空気除菌装置1が設置された室内の環境を快適に保つことができる。さらに、オゾンクリーニング運転中はファンモータ32が停止しているため、送風ファン31による送風が行われない。このため、筐体11の内外における空気の流通が大幅に抑制されるので、筐体11外部への臭気の漏れを、より確実かつ効果的に抑えられる。
従って、上記第1の実施の形態に係るクリーニング運転と同様、時間帯や設置環境の制約を受けることなく、オゾンクリーニング運転を行って、空気除菌装置1内部の清浄性を保持できる。
さらに、上記構成では、オゾンクリーニング運転時に極性を反転させることで、電解水に含まれる活性酸素種の種類を容易に切り替えることができるので、空気除菌装置1の構成を徒に複雑化することなく、オゾンを含む電解水と、他の活性酸素種を含む電解水とを手軽に利用できる。
加えて、オゾンクリーニング運転時に電極47、48の極性を反転させることで、空気除菌運転中にカソード電極に堆積したスケールが電極から剥離・脱落する。
空気除菌運転時には、電解槽46に導入される水に含まれる無機物(イオンを含む)に由来するスケール(例えば、炭酸カルシウム等のカルシウム系スケール、炭酸マグネシウム等のマグネシウム系スケール)が、特にカソード側電極表面に堆積する。スケールが電極に堆積すると、電気伝導性が低下し、継続的な電気分解が困難となる。空気除菌装置1では、オゾンクリーニング運転時に極性を反転させることで、電極に堆積したスケールが脱落するので、電極47、48における電解効率の低下等を防止できる。従って、電極47、48の清掃を含むメンテナンスの頻度を大幅に減らすことができ、メンテナンスに係る労力及び費用の負担を大幅に軽減できる。
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、給水タンク41に貯水された水を電解して循環させる構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、外部から随時、水の供給を受ける構成としてもよい。
以下、この構成について、第3の実施の形態として説明する。
[第3の実施の形態]
図11は、本発明を適用した第3の実施の形態に係る空気除菌装置10の外観構成を示す斜視図である。また、図12は、空気除菌装置10の内部構成を示す斜視図である。
この空気除菌装置10は、上記第1及び第2の実施の形態で説明した空気除菌装置1において、給水タンク41に代えて給水部70を設け、排水受け57に代えて排水部80を設けたものである。
給水部70は、例えば上水道管に繋がれた給水管75からの水を電解水循環部2に供給するものである。また、排水部80は、電解水循環部2の水を、例えば下水配管に接続された排水管85へ排出するものである。
図12に示すように、給水部70は、筐体11の側壁から水受皿42の上方に至る導水管71と、導水管71を開閉する給水バルブ72と、導水管71の先端において下向きに開口する吐水口74とを備えている。吐水口74の下端は、水受皿42の水面に没しない程度の高さ位置にあり、好ましくは貯留部42Aの上方に位置する。導水管71の基端には接続口73が形成され、接続口73を介して給水管75に連通する。接続口73は、筐体11の側面を構成するパネルに固定される。
一方、排水部80は、貯留部42Aの底面に設けられた開口部(図示略)に連通する排出管81と、排出管81を開閉する排水バルブ82と、排出管81の先端に形成された接続口83とを備えている。接続口83は、筐体11の側面を構成するパネルに固定され、排水管85に連通する。
給水バルブ72は、制御部60(図8)のマイコン61の制御により開閉され、電解水循環部2への給水を行う。具体的には、マイコン61は、水受皿42の水位が低下して水受皿フロートスイッチ43(図8)がオンに切り替わった場合に、給水バルブ72を開いて給水を行わせる。その後、マイコン61は、水受皿フロートスイッチ43がオフに切り替わったことを検出すると、給水バルブ72を閉じて給水を終了する。
また、排水バルブ82は、マイコン61の制御により開閉される。マイコン61は、空気除菌装置1の空気除菌運転が所定時間に達する毎、或いは、空気除菌装置1の運転停止時間が所定時間に達する毎、若しくは、予め定められた時間毎に、排水バルブ82を開いて、水受皿42に貯留されている水を排出する。ここで、マイコン61は、水受皿フロートスイッチ43がオンになって水受皿42の水位が所定レベル以下に低下した時点で、排水バルブ82を閉じて排水を終了してもよいし、水受皿フロートスイッチ43がオンになってから所定時間が経過した後に、排水バルブ82を閉じてもよい。
また、マイコン61は、排水バルブ82を開いて排水を行っている間に、給水バルブ72を開いて給水を行うとともに、循環ポンプ44を動作させて電解水循環部2に水を循環させてもよい。
この第3の実施の形態に係る空気除菌装置10においては、給水タンク41の容量の制約を受けることがなく、いつでも必要な量の水を利用できるので、蒸発等により電解水循環部2の水が失われても、利用者が給水に係る操作を行う必要がない。また、電解水循環部2を循環する水が古くなったとしても、利用者が排水に係る操作を一切行うことなく、排水と給水を行うことで、新鮮な水を電解水循環部2に循環させることができる。これにより、極めて低い頻度でメンテナンスを行うだけで、連続して長期間の運用を行うことができる。
特に、この第3の実施の形態に係る空気除菌装置10において、上記第1の実施の形態で説明したクリーニング運転、及び、上記第2の実施の形態で説明したオゾンクリーニング運転を行うことが可能である。これにより、空気除菌装置10の空気除菌運転を行わない期間が、数週間〜数ヶ月あるいはそれ以上の長期にわたったとしても、利用者の手を煩わすことなく、電解水循環部2の清浄性を保つことが可能となる。
このうち、空気除菌装置10においてオゾンクリーニング運転を行う場合には、上述したように電解槽46内の電極47、48からスケールが剥離するが、この剥離したスケール等を排水部80によって排出できるので、空気除菌装置1のメンテナンスに係る労力を大幅に軽減できる。
なお、上述した第1〜第3の形態は、本発明を適用した一態様を示すものであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能なのは勿論である。
例えば、上記実施の形態においては、電極47と電極48を対の電極として2対設け、各電極47、48の極性を反転させることにより、生成する電解水に含まれる活性酸素種の種類を次亜塩素酸またはオゾンもしくは過酸化水素に切り替えることとしたが、電解槽46に設ける電極の構成はこれに限定されるものではない。
すなわち、2つの電極47を並列接続するとともに、1つの電極48を用い、電解槽46内に3つの電極が配設された構成としてもよい。また、電解槽46内に、常に負の電位が与えられる第三の電極を2つ設け、電極47、電極48と、2つの第三の電極とが、それぞれ対をなす構成として、電極47と第3の電極の間、及び、電極48と第3の電極の間に、電圧を印加して水を電解するものとしてもよい。ここで、第三の電極としては、白金、カーボン(C)、ステンレス(Fe−Cr−(Ni)系合金)などを用いればよい。
また、複数の電解槽46を設けた構成とし、一方の電解槽46には電極47と第三の電極を対の電極として挿入し、他方の電解槽46には電極48と第三の電極とを対の電極として挿入し、水道水を電気分解させる電解槽46を適宜切り替えて、気液接触部材53に滴下または浸透させる電解水に含ませる活性酸素種の種類を切り替える構成としてもよい。
このように、第三の電極を新たに設けて、電極47と電極48とを切り替えて第三の電極と対をなすよう構成してもよい。この場合、前記第三の電極と対にする電極を前記電極47と前記電極48とに交互に切り替えることが好ましい。また、このように第三の電極と対にする電極を電極47と電極48に切り替えることで、活性酸素種として次亜塩素酸とオゾンを生成することが特に好ましい。
さらに、上記電極は板状電極としてもよいし、棒状や他の形状であってもよい。
さらに、上記第1から第3の実施の形態に係る空気除菌装置1、10において、マイコン61の制御によりルーバー駆動モータ68を駆動させて、空気除菌運転の開始時にルーバー20を開状態にし、空気除菌運転の停止時にルーバー20を閉状態にしてもよい。
また、上記第1から第3の実施の形態においては、電解槽46において水道水を電気分解することにより、水道水中に含まれる塩素イオンを利用して活性酸素種を生成することとしたが、空気放電によりオゾンを生成するオゾン生成装置を備え、このオゾン生成装置により生成されたオゾンを水に溶解させて、気液接触部材53に供給する構成としてもよい。この場合のオゾン生成装置は、生成したオゾンを電解槽46に供給する構成としてもよいし、電解槽46において生成した電解水にオゾン生成装置により生成したオゾンを供給して、電解水にオゾンを溶解させる構成としてもよい。このような構成によれば、電解槽46に導入される水道水のイオン種が希薄で、水道水の電気分解によってはオゾンを生成させるのが困難な場合でも、活性酸素種としてのオゾンを含む電解水を生成して、気液接触部材に滴下または浸透させることができる。
さらに、上記第1から第3の実施の形態では、気液接触部材53に電解水を滴下させる場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、気液接触部材53によって電解水を吸い上げさせる構成としてもよい。この場合、例えば電解水を貯留する水受皿42において、気液接触部材53の下縁部が電解水の水位より下方に位置する構成とし、気液接触部材53の下部を水没させ、いわゆる毛細管現象によって電解水を吸い上げることにより、気液接触部材53に電解水を浸潤させる構成としてもよい。
第1の実施の形態に係る空気除菌装置の外観を示す斜視図である。 空気除菌装置の内部構成を示す斜視図である。 空気除菌装置の内部構成を示す一部破断正面図である。 空気除菌装置の内部構成を示す左側断面視図である。 空気除菌装置の内部構成を示す右側断面視図である。 空気除菌装置の内部構成を示す上面図である。 電解水の供給の様子を説明する図であり、(A)は電解水循環部の構成を示す模式図であり、(B)は電解槽の構成を詳細に示す図である。 空気除菌装置の制御系の構成を示す機能ブロック図である。 クリーニング運転を詳細に示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るオゾンクリーニング運転を詳細に示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る空気除菌装置の構成を示す外観斜視図である。 第3の実施の形態に係る空気除菌装置の内部構成を示す図である。
符号の説明
1、10 空気除菌装置
2 電解水循環部(循環経路)
11 筐体
12 吸込グリル
13 吹出口(排出口)
14 給水タンク取出口
15 取出口
16 操作パネル
17 把持部
20 ルーバー
31 送風ファン
32 ファンモータ
36 仕切板
38 導風板
39 電装ボックス
41 給水タンク
42 水受皿
42A 貯留部
43 水受皿フロートスイッチ
44 循環ポンプ
46 電解槽
47、48 電極
51 散水ボックス
53 気液接触部材
55 排水管
56 排水バルブ
57 排水受け
60 制御部
61 マイコン
62 記憶部
63 タイマカウンタ
64 入力部
65 出力部
66 電解槽フロートスイッチ
67 電源部
68 ルーバー駆動モータ
70 給水部
71 導水管
72 給水バルブ
73 接続口
74 吐水口
75 給水管
80 排水部
81 排出管
82 排水バルブ
83 接続口
85 排水管

Claims (7)

  1. 電解槽において水を電気分解して電解水を生成し、生成した電解水を気液接触部材に浸潤させ、送風ファンにより前記気液接触部材に空気を送ることによって当該空気を除菌する空気除菌運転を実行する空気除菌装置において、
    前記気液接触部材に前記電解水を循環供給する循環経路を設け、
    前記空気除菌運転の停止中に、前記電解槽により電解水を生成して前記循環経路を循環させるクリーニング運転を実行すること、
    を特徴とする空気除菌装置。
  2. 前記空気除菌運転を停止してから所定時間が経過する毎に前記クリーニング運転を行うこと、を特徴とする請求項1記載の空気除菌装置。
  3. 前記送風ファンを停止させたまま前記クリーニング運転を行うこと、を特徴とする請求項1または2記載の空気除菌装置。
  4. 前記クリーニング運転中、前記電解槽により前記空気除菌運転とは異なる活性酸素種を生成させること、を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の空気除菌装置。
  5. 前記クリーニング運転中、前記電解槽により、前記空気除菌運転時とは異なる濃度で活性酸素種を生成させること、を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の空気除菌装置。
  6. 前記送風ファンにより送風された空気を装置外へ排出する排出口に、この排出口を閉鎖可能なルーバーを設けた構成を備え、
    前記クリーニング運転中は前記排出口を前記ルーバーにより閉鎖すること、を特徴とする請求項4または5記載の空気除菌装置。
  7. 外部接続された給水管から前記循環経路に水を供給する給水部と、前記循環経路から分岐して、外部接続された排水管に前記電解水を排出する排水部と、を備えたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の空気除菌装置。

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