JP2003210557A - 酸性電解生成水を利用した殺菌消臭方法およびこの方法を用いて殺菌消臭される保存庫 - Google Patents
酸性電解生成水を利用した殺菌消臭方法およびこの方法を用いて殺菌消臭される保存庫Info
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Abstract
することにより、保存庫内を必要以上に高湿とすること
なく、かつ低コストにて同保存庫内を殺菌消臭する。 【解決手段】 被処理水を電気分解して生成した酸性電
解生成水を利用して殺菌消臭する殺菌消臭方法におい
て、酸性電解生成水から揮発した塩素ガスを用いて殺菌
消臭する。酸性電解生成水の有効塩素濃度、酸性電解生
成水の総容量、または酸性電解生成水からの塩素ガスの
揮発速度を調整することにより、酸性電解生成水から塩
素ガスが揮発する持続時間を調整する。酸性電解生成水
が空気と接触する接触面積を調整することにより、塩素
ガスの揮発速度を調整する。
Description
利用して殺菌消臭する殺菌消臭方法に関し、特に電解槽
に供給された被処理水を電気分解して生成した酸性電解
生成水を利用して殺菌消臭する殺菌消臭方法に関する。
また、この殺菌消臭方法を用いて殺菌消臭される保存庫
に関する。
−220949号公報に示されるように、高湿貯蔵室を
備えた冷蔵庫が知られている。この冷蔵庫は、殺菌性又
は抗菌性の処理水を生成するか、予め生成して貯溜し、
その処理水を高湿貯蔵室へ供給するための処理水供給源
と、この処理水供給源から供給される処理水を高湿貯蔵
室内に噴霧する処理水噴霧装置とを備えている。また、
この冷蔵庫の処理水供給源は、高湿貯蔵室の近傍に設置
された電解槽と、この電解槽に水を供給する供給部と、
電解槽に直流電流を供給することにより、水を電気分解
し、陽極側に処理水としての酸性水を生成させる直流電
流電源とから構成されている。かかる構成の冷蔵庫にお
いては、冷蔵庫の高湿貯蔵室(又は野菜室)内に殺菌性
又は抗菌性の酸性水が噴霧されるようになっている。こ
れにより、高湿貯蔵室内面、および高湿貯蔵室内の食品
に直接酸性水が付着するので、付着した酸性水によって
高湿貯蔵室内面、および高湿貯蔵室内の食品が殺菌され
る。
庫においては、酸性水を噴霧するための処理水噴霧装置
(具体的には超音波振動子)を設けているので、その分
コスト高となるという問題があった。また、酸性水を噴
霧しているので、高湿貯蔵室内が必要以上に高湿となっ
たり、また高湿貯蔵室内面、および高湿貯蔵室内の食品
の表面がべたべたしたりするという問題もあった。
意研究を行った結果、酸性電解生成水を上部に開口を設
けた容器に入れて放置しておくと、この容器内の酸性電
解生成水の有効塩素濃度が時間の経過にともなって徐々
に減少する場合があることを見出した。さらに、酸性電
解生成水の有効塩素濃度の減少率に基づいて塩素ガスの
揮発率(塩素ガス濃度)を算出した結果によると、塩素
ガス濃度は保存庫内を殺菌するのに十分に足る値である
ことも見出した。本発明者はこれら知見に基づいて本発
明を完成させた。
した塩素ガスを利用することにより、保存庫内を必要以
上に高湿とすることなく、かつ低コストにて同保存庫内
を殺菌消臭することである。
気分解して生成した酸性電解生成水を利用して殺菌消臭
する殺菌消臭方法において、酸性電解生成水から揮発し
た塩素ガスを用いて殺菌消臭するようにしたものであ
る。
塩素濃度、酸性電解生成水の総容量、または酸性電解生
成水からの塩素ガスの揮発速度を調整することにより、
この酸性電解生成水から塩素ガスが揮発する持続時間を
調整することが好ましい。
が空気と接触する接触面積を調整することにより、塩素
ガスの揮発速度を調整することが好ましい。
膜にて区画された一対の電極室にそれぞれ電極を備えた
電解槽と、両電極間に電圧を印加する電源と、各電極室
に外部給水源からの被処理水を供給する給水手段と、各
電極室にて被処理水を電気分解して生成した電解生成水
を導出する導出手段を備えた電解水生成装置によって生
成されたものを採用することが好ましい。
する保存庫であって、塩素ガスが溶存した酸性電解生成
水を内部に収容し上部に開口を有する容器を設け、この
容器は酸性電解生成水が保存庫内の気体と接触する接触
部を設けたことを特徴とするものである。
触部の接触面積を減少させるにしたがって酸性電解生成
水から揮発する塩素ガスの揮発速度を遅くすることが好
ましい。
性電解生成水を、隔膜にて区画された一対の電極室にそ
れぞれ電極を備えた電解槽と、両電極間に電圧を印加す
る電源と、各電極室に外部給水源からの被処理水を供給
する給水手段と、各電極室にて被処理水を電気分解して
生成した電解生成水を導出する導出手段を備えた電解水
生成装置によって生成することが好ましい。
法は、従来のごとく酸性電解生成水を殺菌消臭すべき対
象に直接噴霧したり、または酸性電解生成水中に殺菌消
臭すべき対象を浸したりすることにより殺菌消臭するの
ではなく、酸性電解生成水を所定の雰囲気に接触させて
放置し、酸性電解生成水から揮発した塩素ガスを所定濃
度以上含む雰囲気を形成することにより、その雰囲気を
塩素ガスによって殺菌消臭し、またその雰囲気中に存在
する殺菌消臭すべき対象をも殺菌消臭する。したがっ
て、保存庫内を必要以上に高湿とすることなく、また低
コストにて保存庫内を殺菌消臭することができる。
塩素濃度、酸性電解生成水の総容量、または酸性電解生
成水からの塩素ガスの揮発速度を調整することにより、
この酸性電解生成水から塩素ガスが揮発する持続時間を
簡便に調整することができる。また、本発明において
は、酸性電解生成水が空気と接触する接触面積を調整す
ることにより、塩素ガスの揮発速度を簡便に調整するこ
とができる。
法は、被処理水を電気分解して生成した酸性電解生成水
を利用して殺菌消臭する殺菌消臭方法であって、酸性電
解生成水から揮発した塩素ガスを用いて殺菌消臭するも
のである。すなわち、本発明の殺菌消臭方法は、従来の
ごとく酸性電解生成水を殺菌消臭すべき対象に直接噴霧
したり、または酸性電解生成水中に殺菌消臭すべき対象
を浸したりするのではなく、酸性電解生成水をある雰囲
気に接触させて放置し、酸性電解生成水から揮発した塩
素ガスを所定濃度以上含む雰囲気を形成することによ
り、その雰囲気を塩素ガスによって殺菌消臭するもので
あり、またその雰囲気中に存在する殺菌消臭すべき対象
をも殺菌消臭するものである。
水を電気分解して生成したものが好ましく、特に、電解
水生成装置を用いて被処理水を電気分解して生成したも
のが好ましい。本発明の酸性電解生成水は、pHが5以
下、有効塩素濃度が20〜60mg/Lであるものが好
ましい。特に、pHが2.7以下のものが好ましい。
対の電極室にそれぞれ電極を備えた電解槽と、両電極間
に電圧を印加する電源と、各電極室に外部給水源からの
被処理水を供給する給水手段と、各電極室にて被処理水
を電気分解して生成した電解生成水を導出する導出手段
を備えた有隔膜式電解槽を有する形式のものと、電解槽
内に隔膜を設けていない無隔膜式電解槽を有する形式の
ものとがあるが、本発明においては特に有隔膜電解槽を
有する電解水生成装置が好ましい。
た電解水生成装置によって生成されるもので、被処理水
を適宜の電解条件の下で電気分解することにより生成さ
れる。酸性電解生成水は、電解水生成装置に備えられた
電解槽の陽極側にて生成される。本発明の被処理水とし
ては、通常の水道水、井戸水などの水が好ましく、特
に、電気分解を促進させる食塩(塩化ナトリウム)、塩
化カリウム、塩化カルシウムなどの無機塩を水に添加し
たこれら無機塩の希釈水溶液が好ましい。
極側では、下記化1〜化3に示す化学反応が生じてい
る。
l-)から塩素ガスが生じ、さらに塩素ガスが水(H
2O)と反応して塩酸(HCl)と次亜塩素酸(HCl
O)を生成する。また、水(H2O)は電気分解されて
酸素(O2)と水素イオン(H+)となる。この結果、陽
極にて生成された電解生成水は酸性を示し、すなわち電
解槽の陽極にて酸性電解生成水が生成される。
れた酸性電解生成水から揮発した塩素ガスを利用して殺
菌消臭することが好ましい。特に、酸性電解生成水から
自然に揮発した塩素ガスを利用することが好ましい。例
えば、生成した酸性電解生成水を上部に開口を有する容
器(例えばビーカのような有底筒状容器)に所定量だけ
入れて、この容器を開閉自在の扉を設けた密閉可能な保
存庫(例えば冷蔵庫)内に収納し放置することにより、
この電解生成水から揮発した塩素ガスを利用して保存庫
内を殺菌消臭するようにすることが好ましい。
由を説明する。生成された酸性電解生成水中には、次亜
塩素酸と塩素ガスが電解生成水のpHに応じて下記表1
に示す存在率にて存在している。例えば、pHが約2.
5の酸性電解生成水では、次亜塩素酸と塩素ガス(溶存
している)はほぼ80:20の割合でそれぞれ存在する
こととなる。そして、この割合を維持するように上記化
3に示す化学反応の平衡状態が保たれる。
接触していると、酸性電解生成水中に溶存している塩素
ガスは、塩素ガスの気液平衡を維持すべく空気中に揮発
する(気化する)。この結果、酸性電解生成水中に溶存
している塩素ガスが減少するので、減少した分を補充す
べく上記化3に示す左向きの化学反応が生じて、すなわ
ち次亜塩素酸が減少するとともに塩素ガスが増加して
(塩素ガスが揮発して)、酸性電解生成水をそのpHに
応じた次亜塩素酸と塩素ガスの存在比(例えば80:2
0)に維持しようとする。そして、酸性電解生成水から
の塩素ガスの揮発が続き、保存庫内の塩素ガス濃度が高
くなり、酸性電解生成水中の塩素ガスと保存庫内の塩素
ガスが気液平衡に達すると、酸性電解生成水からの塩素
ガスの揮発は停止し、上記化3に示す左向きの化学反応
も停止する。
の塩素ガス濃度が所定範囲内(例えば、0.1ppm〜
1.0ppm)となるようにすることが好ましく、この
塩素ガス濃度を塩素ガスの揮発速度を調整することによ
り調整することが好ましい。塩素ガス濃度は、雰囲気中
を殺菌するのに十分な量で、かつ人体に悪影響を及ぼさ
ない量となるように設定することが好ましい。
と接触する接触面積を調整することにより、塩素ガスの
揮発速度を調整するようにすることが好ましい。酸性電
解生成水から揮発する塩素ガスの揮発速度は、下記表2
から明らかなように、空気との接触面積が小さくなるに
したがって遅くなる。なお、揮発した塩素ガスの増加量
と有効塩素濃度の減少量は相関関係にあり、揮発した塩
素ガス量を有効塩素濃度の減少量に基づいて概算するこ
とができる。
度と、空気との接触面積との関係を示したものであり、
次のように作成したものである。有効塩素濃度38mg
/Lの酸性電解生成水500mLを所定の開口面積(例
えば、19.6cm2:直径5cm)のビーカに入れ
て、この電解生成水を所定の温度(20℃)に維持して
空気と接触させて放置しておき、この電解生成水の有効
塩素濃度を時間の経過とともに測定して作成したもので
ある。そして、開口面積の異なる複数のビーカ(例えば
58.1cm2:直径8.6cm、84.9cm2:直径
10.4cm、132.7cm2:直径13cm、17
6.6cm2:直径15cm)に酸性電解生成水を入れ
たものについて前述と同様に電解生成水の有効塩素濃度
を時間の経過とともにそれぞれ測定して作成する。なお
この場合、ビーカの開口面積が空気との接触面積とな
る。また、表2においては、直径5cmの場合について
の所定時間経過毎の有効塩素濃度を○で示し、さらにこ
の場合の有効塩素濃度と時間の関係を示す曲線をf1で
示す。これと同様に直径8.6cm、直径10.4c
m、直径13cm、直径15cmの各場合について、所
定時間経過毎の有効塩素濃度をそれぞれ×,△,●,▲
で示し、さらに有効塩素濃度と時間の関係を示す曲線を
それぞれf2,f3,f4,f5で示す。
は、水溶液中の有効塩素の濃度のことをいい、有効塩素
とは水溶液中の塩素、次亜塩素酸、次亜塩素酸イオンの
ことをいう。
を調整することにより、塩素ガスの揮発速度を調整する
ようにすることが好ましい。また、内部温度が低温であ
る保存庫(例えば、冷蔵庫)に酸性電解生成水を収納し
て殺菌消臭するにすることが好適である。酸性電解生成
水から揮発する塩素ガスの揮発速度は、下記表3から明
らかなように、酸性電解生成水の温度が低くなるにした
がって遅くなる。
塩素濃度との関係を示したものであり、次のように作成
したものである。開口面積50cm2のビーカに有効塩
素濃度41mg/Lの酸性電解生成水を500mL入れ
て、この電解生成水を所定の温度(例えば10℃)に維
持して空気と接触させて放置しておき、この電解生成水
の有効塩素濃度を時間の経過とともに測定して作成した
ものである。そして、電解生成水の温度を変えて(25
℃、40℃)前述と同様に電解生成水の有効塩素濃度を
時間の経過とともにそれぞれ測定して作成する。なお、
表3においては、10℃,25℃,40℃の各場合につ
いての所定時間経過毎の有効塩素濃度をそれぞれ●,
▲,■で示す。
塩素濃度、酸性電解生成水の総容量、または酸性電解生
成水からの塩素ガスの揮発速度を調整することにより、
酸性電解生成水から塩素ガスが揮発する持続時間を調整
するようにすることが好ましい。すなわち、酸性電解生
成水の有効塩素濃度を高く、酸性電解生成水の総容量を
多く、また酸性電解生成水からの塩素ガスの揮発速度を
遅くすることにより持続時間を長くすればよい。なお、
持続時間とは、所定容積の保存庫内に所定容量の酸性電
解生成水を収納した場合について、酸性電解生成水から
塩素ガスが揮発を開始した時点から終了した時点までの
時間のことをいい、換言すれば酸性電解生成水の有効塩
素濃度がほぼ0mg/Lとなるまでにかかる時間のこと
をいう。
示す。この保存庫内は本発明による殺菌消臭方法を用い
て殺菌消臭することが好ましく、この保存庫としては例
えば冷蔵庫40が挙げられる。この冷蔵庫40は、前部
に開口41aを有する本体41と、本体41前部に開閉
自在に設けられて閉時に前部開口41aを密封する扉4
2a,42bとから構成されている。冷蔵庫40内には
食品などが収納されて保存される。
た酸性電解生成水を内部に収容し上部に開口50aを有
する容器50が収納されている。この容器50として
は、円柱状有底容器(例えばビーカなど)が好適であ
る。すなわち、容器50の内径が容器50の開口50a
の内径と同じものが好ましい。この容器50には酸性電
解生成水が冷蔵庫40内の気体と接触する接触部50b
が設けられている。本実施の形態においては、接触部5
0bは酸性電解生成水と気体との界面のことをいい、こ
の接触部50bの接触面積は容器50の開口部50bの
開口面積と同じである。
生成水が空気と接触する接触面積)を調整することによ
り、塩素ガスの揮発速度を調整するようにすることが好
ましい。このとき、接触部50bの接触面積が減少する
にしたがって酸性電解生成水から揮発する塩素ガスの揮
発速度は遅くなる。
生成装置によって生成される。電解水生成装置の一例を
図2を参照して説明する。電解水生成装置は電解槽10
を備えており、この電解槽10は、隔膜11にて区画さ
れた一対の電極室12,13にそれぞれ電極14,15
を備えたものである。両電極14,15は直流電源60
に接続されており、両電極14,15間への通電(正電
圧印加または逆電圧印加及び各印加状態)を制御装置
(図示省略)によって制御されるようになっている。
2および各導出管31,32がそれぞれ接続されてい
る。各供給管21,22は給水管23に接続されてい
て、外部給水源(例えば水道管)に接続された給水管2
3を通して供給される被処理水(例えば水道水)が電解
槽10の各電極室12,13にそれぞれ供給されるよう
になっている。各導出管31,32は、電解槽10の各
電極室12,13にて生成された電解生成水(酸性電解
生成水およびアルカリ性電解生成水)を外部に導出する
ようになっている。
塩素濃度の酸性電解生成水を所定容量だけ入れた容器5
0を冷蔵庫40内に放置すると、酸性電解生成水に溶存
した塩素ガスが気液平衡を維持すべく自然に揮発する。
そして、この揮発した塩素ガスによって冷蔵庫40内が
殺菌消臭される。
実施の形態においては、従来のごとく酸性電解生成水を
殺菌消臭すべき対象に直接噴霧したり、または酸性電解
生成水中に殺菌消臭すべき対象を浸したりすることによ
り殺菌消臭するのではなく、酸性電解生成水を所定の雰
囲気に接触させて放置し、酸性電解生成水から揮発した
塩素ガスを所定濃度以上含む雰囲気を形成することによ
り、その雰囲気を塩素ガスによって殺菌消臭し、またそ
の雰囲気中に存在する殺菌消臭すべき対象をも殺菌消臭
する。したがって、保存庫内を必要以上に高湿とするこ
となく、また低コストにて保存庫内を殺菌消臭すること
ができる。
性電解生成水の総容量、または酸性電解生成水からの塩
素ガスの揮発速度を調整することにより、この酸性電解
生成水から塩素ガスが揮発する持続時間を簡便に調整す
ることができる。また、酸性電解生成水が空気と接触す
る接触面積を調整することにより、塩素ガスの揮発速度
を簡便に調整することができる。
性電解生成水を入れる容器として、開口面積が容器の内
径と同一である円柱状有底容器を採用したが、これ以外
の容器例えば開口面積が容器の内径より小さい円柱状有
底容器を採用するようにしてもよい。このとき、開口面
積を調整することにより容器から保存庫内に流出する塩
素ガスの流量を調整することが好ましい。
50内の酸性電解生成水を交換する際には、冷蔵庫40
内の容器50を取り出して、容器50内の酸性電解生成
水を新しい酸性電解生成水に入れ替えて、新しい酸性電
解生成水の入った容器50を再び冷蔵庫40内に戻せば
よい。
酸性電解生成水を貯蔵するタンクとを接続して酸性電解
生成水が循環する循環系を形成するようにし、容器50
とタンク間に酸性電解生成水を循環させるようにすると
よい。これによれば、少なくともタンクの容量分だけ酸
性電解生成水の容量を多くすることとなるので、容器5
0内の酸性電解生成水を交換する手間をできるだけ省く
ことができる。
態を示す正面図であり、(b)は、図1(a)に示す保
存庫の内部を示す正面図である。
解生成水装置の概略図である。
4,15…電極、21,22…供給管、31,32…導
出管、40…冷蔵庫、50…容器。
Claims (7)
- 【請求項1】被処理水を電気分解して生成した酸性電解
生成水を利用して殺菌消臭する殺菌消臭方法において、
前記酸性電解生成水から揮発した塩素ガスを用いて殺菌
消臭するようにしたことを特徴とする酸性電解生成水を
利用した殺菌消臭方法。 - 【請求項2】前記酸性電解生成水の有効塩素濃度、前記
酸性電解生成水の総容量、または前記酸性電解生成水か
らの塩素ガスの揮発速度を調整することにより、前記酸
性電解生成水から前記塩素ガスが揮発する持続時間を調
整するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の酸
性電解生成水を利用した殺菌消臭方法。 - 【請求項3】前記酸性電解生成水が空気と接触する接触
面積を調整することにより、前記塩素ガスの揮発速度を
調整するようにしたことを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の酸性電解生成水を利用した殺菌消臭方
法。 - 【請求項4】前記酸性電解生成水は、 隔膜にて区画された一対の電極室にそれぞれ電極を備え
た電解槽と、 前記両電極間に電圧を印加する電源と、 前記各電極室に外部給水源からの被処理水を供給する給
水手段と、 前記各電極室にて前記被処理水を電気分解して生成した
電解生成水を導出する導出手段を備えた電解水生成装置
によって、生成されたことを特徴とする請求項1から請
求項3のうちいずれか一項に記載の酸性電解生成水を利
用した殺菌消臭方法。 - 【請求項5】物品を収納する保存庫において、塩素ガス
が溶存した酸性電解生成水を内部に収容し上部に開口を
有する容器を設け、該容器は前記酸性電解生成水が前記
保存庫内の気体と接触する接触部を設けたことを特徴と
する保存庫。 - 【請求項6】前記接触部の接触面積を減少させるにした
がって前記酸性電解生成水から揮発する塩素ガスの揮発
速度を遅くすることを特徴とする請求項5に記載の保存
庫。 - 【請求項7】前記酸性電解生成水は、 隔膜にて区画された一対の電極室にそれぞれ電極を備え
た電解槽と、 前記両電極間に電圧を印加する電源と、 前記各電極室に外部給水源からの被処理水を供給する給
水手段と、 前記各電極室にて前記被処理水を電気分解して生成した
電解生成水を導出する導出手段を備えた電解水生成装置
によって、生成されたことを特徴とする請求項5または
請求項6に記載の保存庫。
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JP4588104B1 (ja) * | 2009-09-04 | 2010-11-24 | イーエス・テクノロジー株式会社 | 除菌・消臭方法および除菌・消臭装置 |
JP2011516107A (ja) * | 2008-02-28 | 2011-05-26 | メガイア リミテッド | 空気の処理及び清浄化のための装置及び方法 |
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2002
- 2002-01-18 JP JP2002010264A patent/JP3802815B2/ja not_active Expired - Fee Related
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