JP2007152888A - 印刷ヘッド検査装置、印刷装置、印刷ヘッド検査方法及びそのプログラム - Google Patents

印刷ヘッド検査装置、印刷装置、印刷ヘッド検査方法及びそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷時には電気的な影響を印刷ヘッドが受けることなく、ノズル検査時には自由に印刷ヘッドを所定電位とすることができる。
【解決手段】ノズル検査装置50は、キャッピング部材41内部に設けられインクを受けることが可能な検査領域52と、印刷ヘッド24に電圧を印加することにより印刷ヘッド24と検査領域52との間に所定の電位差を発生させる電圧印加回路53と、ノズルプレート27をグランド電位とするグランド側とノズルプレート27を所定電位とする電圧印加側とに切り替え可能なスイッチ53aとを備えている。CPU72は、ノズル23からインクを吐出可能か否かを検査領域52の電圧変化に基づいて検査するノズル検査時には、スイッチ53aをグランド電位から切り離し印刷ヘッド24に電圧を印加する電圧印加側に切り替え、印刷時には、スイッチ53aをグランド側に切り替える。
【選択図】図5

Description

本発明は、印刷ヘッド検査装置、印刷装置、印刷ヘッド検査方法及びそのプログラムに関する。
従来、印刷ヘッド検査装置としては、印刷ヘッド側にスイッチと電源とを接続し、印刷ヘッドに対向するキャッピング部材に設けられたインク滴を受ける領域(インク受け領域)とを備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、スイッチをオンして印刷ヘッドを所定電位とすることにより印刷ヘッドとインク受け領域との間に所定の電位差を発生させてノズルから吐出されるインク滴を帯電させ、該帯電したインク滴を各ノズルからインク受け領域に飛翔させインク受け領域で生じる電圧変化を検出することによりノズルからインクを吐出可能であるか否かを検査する。
特開昭59−178256号公報
しかしながら、この特許文献1に記載された印刷ヘッド検査装置では、印刷ヘッドを電気的に切り離した状態または所定電位となる状態にしかすることができないため、例えば、印刷時に記録紙に静電気などが生じたときなどには、印刷ヘッドがその静電気により影響を受けてしまう問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、印刷時には電気的な影響を印刷ヘッドが受けることなく、ノズル検査時には自由に印刷ヘッドを所定電位とすることができる印刷ヘッド検査装置、印刷装置、印刷ヘッド検査方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の印刷ヘッド検査装置は、
印刷記録液を吐出する複数のノズルを備えた印刷ヘッドを検査する印刷ヘッド検査装置であって、
前記ノズルから吐出された印刷記録液を受けることが可能な印刷記録液受け領域と、
前記ノズルから前記印刷記録液を吐出させる印刷ヘッド駆動手段と、
前記印刷ヘッドを所定電位とすることにより前記印刷ヘッドと前記印刷記録液受け領域との間に所定の電位差を発生させる電位差発生手段と、
前記印刷記録液受け領域又は前記印刷ヘッドの電気的変化を検出する電気的変化検出手段と、
前記印刷ヘッドをグランド電位とするか前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すかを切り替え可能なスイッチング手段と
印刷媒体に前記ノズルから前記印刷記録液を吐出する印刷時には前記印刷ヘッドをグランド電位とするよう前記スッチング手段を制御し前記印刷媒体に前記ノズルから前記印刷記録液を吐出するよう前記印刷ヘッド駆動手段に前記印刷ヘッドを駆動させ、所定のノズル検査時には前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すよう前記スイッチング手段を制御し前記電位差発生手段に前記印刷ヘッドと前記印刷記録液受け領域との間に所定の電位差を発生させた状態で前記印刷記録液受け領域に前記ノズルから前記印刷記録液を吐出するよう前記印刷ヘッド駆動手段に前記印刷ヘッドを駆動させ前記電気的変化検出手段の検出結果に基づいて各ノズルから印刷記録液が吐出されうるか否かの前記ノズル検査を実行する制御手段と、
を備えたものである。
この印刷ヘッド検査装置では、印刷時には印刷ヘッドをグランド電位にすることにより、例えば印刷媒体で生じる静電気などの影響を印刷ヘッドが受けないようにし、ノズル検査時には印刷ヘッドをグランド電位から切り離し、印刷ヘッドと印刷記録液受け領域との間に所定の電位差を発生させた状態でノズルから印刷記録液を印刷記録液受け領域に吐出させ、電気的変化検出手段の検出結果に基づいて各ノズルから印刷記録液が吐出されうるか否かのノズル検査を実行する。したがって、印刷時には電気的な影響を印刷ヘッドが受けることなく、ノズル検査時には自由に印刷ヘッドを所定電位とすることができる。
本発明の印刷ヘッド検査装置は、前記印刷ヘッドが接触することにより前記ノズルに蓋をするキャッピング部材、を備え、前記印刷記録液受け領域は、前記キャッピング部材の内部に設けられ、前記制御手段は、前記印刷ヘッドと前記キャッピング部材とが対向し前記ノズル検査を実行するときには前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すよう前記スイッチング手段を制御してもよい。こうすれば、印刷記録液受け領域がキャッピング部材の内部に設けられているため、ノズル検査で吐出した印刷記録液を処理しやすい。
本発明の印刷ヘッド検査装置において、前記印刷記録液受け領域は、強制的に前記印刷記録液を吐出するフラッシング処理により吐出された前記印刷記録液を受けることが可能なフラッシング領域に設けられ、前記制御手段は、前記印刷ヘッドと前記フラッシング領域とが対向し前記ノズル検査を実行するときには前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すよう前記スイッチング手段を制御してもよい。こうすれば、印刷記録液受け領域がフラッシング領域に設けられているため、ノズル検査で吐出した印刷記録液を処理しやすい。
本発明の印刷ヘッド検査装置において、前記スイッチング手段は、前記印刷ヘッドをグランド電位とするか前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すと共に前記印刷ヘッドが前記電位差発生手段によって前記印刷ヘッドと前記印刷記録液受け領域との間が前記電位差となる所定電位とするかを切り替え可能な手段としてもよい。こうすれば、グランド電位と所定電位とを切り替える機能を1つのスイッチング手段が兼ね備えているため、構成を簡略化することができる。
本発明の印刷ヘッド検査装置において、前記制御手段は、前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すよう前記スイッチング手段を制御したときには前記電位差発生手段に前記印刷ヘッドと前記印刷記録液受け領域との間で前記電位差を発生させ、前記印刷ヘッドをグランド電位とするよう前記スイッチング手段を制御したときには前記電位差発生手段に前記印刷ヘッドと前記印刷記録液受け領域との間で前記電位差を発生させないものとしてもよい。こうすれば、印刷ヘッドを所定電位とする時間を短縮可能であるため、所定電位で保持されることにより生じる印刷ヘッド内に存在する印刷記録液の劣化を抑制することができる。
本発明の印刷装置は、印刷記録液を吐出する複数のノズルを備えた印刷ヘッドと、上述したいずれかに記載の印刷ヘッド検査装置と、を備えたものである。この印刷装置は、上述したように印刷時には電気的な影響を印刷ヘッドが受けることなく、ノズル検査時には自由に印刷ヘッドを所定電位とすることができるものであるから、これを備えた印刷装置も同様の効果が得られる。
本発明の印刷ヘッド検査方法は、
印刷記録液を吐出する複数のノズルを備えた印刷ヘッドを、前記ノズルから吐出された印刷記録液を受けることが可能な印刷記録液受け領域と、前記印刷記録液受け領域又は前記印刷ヘッドの電気的変化を検出する電気的変化検出手段と、前記印刷ヘッドをグランド電位とするか前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すかを切り替え可能なスイッチング手段と、を利用して検査する印刷ヘッド検査方法であって、
印刷媒体に前記ノズルから前記印刷記録液を吐出する印刷時には前記印刷ヘッドをグランド電位とするよう前記スッチング手段を制御し前記印刷媒体に前記ノズルから前記印刷記録液を吐出させ、所定のノズル検査時には前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すよう前記スイッチング手段を制御し前記印刷ヘッドと前記印刷記録液受け領域との間に所定の電位差を発生させた状態で前記印刷記録液受け領域に前記ノズルから前記印刷記録液を吐出させ前記電気的変化検出手段の検出結果に基づいて各ノズルから印刷記録液が吐出されうるか否かの前記ノズル検査を実行するステップ、
を含むものである。
この印刷ヘッド検査方法では、印刷時には印刷ヘッドをグランド電位にすることにより、例えば印刷媒体で生じる静電気などの影響を印刷ヘッドが受けないようにし、ノズル検査時には印刷ヘッドをグランド電位から切り離し、印刷ヘッドと印刷記録液受け領域との間に所定の電位差を発生させた状態でノズルから印刷記録液を印刷記録液受け領域に吐出させ、電気的変化検出手段の検出結果に基づいて各ノズルから印刷記録液が吐出されうるか否かのノズル検査を実行する。したがって、印刷時には電気的な影響を印刷ヘッドが受けることなく、ノズル検査時には自由に印刷ヘッドを所定電位とすることができる。なお、この印刷ヘッド検査方法において、上述した印刷ヘッド検査装置の種々の態様を採用してもよいし、また、上述した印刷ヘッド検査装置の各機能を実現するようなステップを追加してもよい。
本発明のプログラムは、上述した印刷ヘッド検査方法の各ステップを1又は複数のコンピュータに実現させるためのものである。このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムを一つのコンピュータに実行させるか又は複数のコンピュータに各ステップを分担して実行させれば、上述した印刷ヘッド検査方法の各ステップが実行されるため、該印刷ヘッド検査方法と同様の作用効果が得られる。
次に本発明を具現化した一実施形態について説明する。図1は本実施形態であるインクジェットプリンタ20の構成の概略を示す構成図、図2は印刷ヘッド24の電気的接続を表す説明図、図3は紙送り機構31の説明図、図4はキャッピング部材昇降機構90の説明図であり、図4(a)が印刷ヘッド24とキャッピング部材41とが対向していないときの図、図4(b)が印刷ヘッド24とキャッピング部材41とが対向し且つ離間しているときの図、図4(c)が印刷ヘッド24とキャッピング部材41とが当接しているときの図であり、図5はノズル検査装置50の構成の概略を示す構成図である。
本実施形態のインクジェットプリンタ20は、図1に示すように、プラテン44上を図中奥から手前へと搬送される記録紙Sにノズルプレート27のノズル23(図2参照)からインク滴を吐出して印刷を行うプリンタ機構21と、駆動モータ33により駆動される紙送りローラ35を含む紙送り機構31と、プラテン44の右端近傍に形成されたキャッピング部材41を昇降させるキャッピング部材昇降機構90(図4参照)と、キャッピング部材41の内部に形成され印刷ヘッド24からインク滴が正常に吐出されるか否かを検査するノズル検査装置50と、プラテン44の印刷可能領域を外れた図中左端に設けられたフラッシング領域49と、インクジェットプリンタ20全体をコントロールするコントローラ70とを備えている。なお、フラッシング領域49は、ノズル23の先端でインクが乾燥して固化するのを防止するために定期的又は所定のタイミングで印刷データとは無関係にインク滴を吐出させる、いわゆるフラッシング動作を行うときに利用される。
プリンタ機構21は、キャリッジベルト32によりキャリッジ軸28に沿って左右に往復動するキャリッジ22と、このキャリッジ22に搭載されイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色のインクを個別に収容したインクカートリッジ26と、インクカートリッジ26から供給された各インクに圧力をかける印刷ヘッド24とを備えている。キャリッジ22は、メカフレーム80の右側に取り付けられたキャリッジモータ34aとメカフレーム80の左側に取り付けられた従動ローラ34bとの間に架設されたキャリッジベルト32がキャリッジモータ34aによって駆動されるのに伴って移動する。このキャリッジ22の背面には、リニア式エンコーダ25が配設されている。このリニア式エンコーダ25は、キャリッジ22の位置を検出するものであり、このリニア式エンコーダ25を用いてキャリッジ22のポジションが管理可能となっている。インクカートリッジ26は、図示しないが、溶媒としての水に着色剤としての染料又は顔料を含有したシアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)などの印刷用に用いる印刷記録液としてのインクを各々収納する容器として構成されており、キャリッジ22に着脱可能に装着されている。
印刷ヘッド24は、図2に示すように、複数のノズル23が穿設されたノズルプレート27を備えている。このノズルプレート27は、フレーム状のカバーヘッド29(図5参照)により印刷ヘッド24に固定されている。ノズルプレート27及びカバーヘッド29は、導電性を有する部材(SUSなど)により形成されている。このノズルプレート27には、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)及びブラック(K)の各色のインクを吐出する複数のノズル23を配列したノズル列43が設けられている。なお、ここでは、すべてのノズルをノズル23と総称し、すべてのノズル列をノズル列43と総称し、シアンのノズル及びノズル列をノズル23C及びノズル列43C、マゼンタのノズル及びノズル列をノズル23M及びノズル列43M、イエローのノズル及びノズル列をノズル23Y及びノズル列43Y、ブラックのノズル及びノズル列をノズル23K及びノズル列43Kと称する。以下ノズル23Kを用いて説明する。この印刷ヘッド24では、180個のノズル23Kを記録紙Sの搬送方向に沿って配列してノズル列43Kを構成している。各ノズル23Kには、インク滴を吐出するための駆動素子として圧電素子48が設けられており、この圧電素子48に電圧をかけることによりこの圧電素子48を変形させてインクを加圧しノズル23Kから吐出する。
この印刷ヘッド24は、図2に示すように、各ノズル23Kをそれぞれ駆動する複数の圧電素子48に対応して設けられた複数のマスク回路47を備えている。マスク回路47には、コントローラ70で生成された原信号ODRVや印刷信号PRTnが入力される。なお、印刷信号PRTnの末尾のnはノズル列に含まれるノズルを特定するための番号であり、本実施形態ではノズル列は180個のノズルからなるため、nは1から180のいずれかの整数値となる。この原信号ODRVは、一画素分の区間内(キャリッジ22が一画素の間隔を横切る時間内)において、図2下部に示すように、第1パルスP1と第2パルスP2と第3パルスP3との3つの駆動波形からなっている。この3つの駆動波形を繰り返し単位とする原信号ODRVを、本実施形態では1セグメントと称する。マスク回路47は、原信号ODRVや印刷信号PRTnが入力されると、これらの信号に基づいて第1パルスP1と第2パルスP2と第3パルスP3とのうち必要なパルスを駆動信号DRVn(nの意味するところは印刷信号PRTnのnと同じ)としてノズル23Kの圧電素子48に向けて出力する。具体的には、マスク回路47から圧電素子48に第1パルスP1のみが出力されると、ノズル23Kから1ショットのインク滴が吐出され、記録紙Sには小さいサイズのドット(小ドット)が形成される。また、第1パルスP1と第2パルスP2とが圧電素子48に出力されると、ノズル23Kから2ショットのインク滴が吐出され、記録紙Sには中サイズのドット(中ドット)が形成される。また、第1パルスP1と第2パルスP2と第3パルスP3とが圧電素子48に出力されると、ノズル23Kから3ショットのインク滴が吐出され、記録紙Sには大きいサイズのドット(大ドット)が形成される。このように、インクジェットプリンタ20では、一画素区間において吐出するインク量を調整することにより3種類のサイズのドットを形成することが可能である。なお、他の色のノズル23C,23M,23Yやノズル列43C,43M,43Yについても上記ノズル23Kやノズル列43Kと同様である。また、印刷ヘッド24は、ここでは圧電素子48を変形させてインクを加圧する方式を採用しているが、発熱抵抗体(例えばヒータなど)に電圧をかけインクを加熱して発生した気泡によりインクを加圧する方式を採用してもよい。
紙送り機構31は、図3に示すように、給紙トレイ38に載置された記録紙Sを挿入する記録紙挿入口39と、給紙トレイ38に載置された記録紙Sを印刷ヘッド24に供給する給紙ローラ36と、印刷ヘッド24へ記録紙Sやロール紙を搬送する紙送りローラ35と、印刷後の記録紙Sを排紙する排紙ローラ37とを備えている。給紙ローラ36、紙送りローラ35及び排紙ローラ37は、図示しないギヤ機構を介して駆動モータ33(図1参照)により駆動される。なお、紙送り機構31は、給紙ローラ36の回転駆動力と図示しない分離パッドの摩擦抵抗とによって、複数の記録紙Sが一度に給紙されることを防いでいる。図1において、記録紙Sの搬送方向は奥側から手前に向かう方向であり、印刷ヘッド24と共に移動するキャリッジ22の移動方向は記録紙Sの搬送方向と直交する方向(主走査方向)である。
キャッピング部材昇降機構90は、図4に示すように、メカフレーム80内部の図中右側下端に固定されたキャップ部フレーム81と、キャッピング部材41が接続されキャリッジ22の下方且つキャップ部フレーム81の上方を移動可能に支持されたベース部材91と、ベース部材91を移動可能に支持するリンクアーム92と、キャップ部フレーム81とベース部材91とに接続されベース部材91を図中左下方向に常に付勢する引っ張りバネ96とを備えている。なお、図4では、理解の容易のため、ベース部材91に網掛けを施してある。また、キャップ部フレーム81は、ベース部材91の図中手前と奥とにそれぞれ立設されているが、図4では手前側のみを示した。ベース部材91は、その一端にはキャリッジ22の右端に形成された当接部84と当接可能に上方に延びる柱状体93が設けられ、他端の上部には当接部84と柱状体93とが当接したときにノズルプレート27と対向する位置にキャッピング部材41が設けられている。また、柱状体93の下端には、図中手前側に突出した棒状体91aが固定されている。ベース部材91の中央下部には、リンクアーム92の一端が支持軸92bを介して揺動可能に接続されている。リンクアーム92の他端には、キャップ部フレーム81の略中央に固定された回動軸92aが挿入されている。したがって、リンクアーム92は、ベース部材91を支えた状態で回動軸92aを中心として回動可能に構成されている。キャップ部フレーム81には、両側面に円弧溝81aが形成され、この円弧溝81aには棒状体91aが溝の形状に沿って移動可能なように嵌め込まれている。このキャッピング部材昇降機構90では、当接部84が柱状体93に当接した状態でキャリッジ22が図中右方向に移動すると、印刷ヘッド24のノズルプレート27の面とキャッピング部材41内の検査領域52の面とが水平となるよう対向した状態で右方向に移動しながらキャッピング部材41が印刷ヘッド24に向かって上昇し(図4(a),(b))、棒状体91aが円弧溝81aの図中右端に達するとキャッピング部材41がノズルプレート27に強く押し付けられた状態となる(図4(c))。また、キャッピング部材昇降機構90では、当接部84が柱状体93に当接した状態でキャリッジ22が左方向に移動すると、ノズルプレート27の面と検査領域52の面とが水平に対向した状態で左方向に移動しながらキャッピング部材41が印刷ヘッド24から離れるよう下降する。
ノズル検査装置50は、図5に示すように、印刷ヘッド24のノズル23から飛翔したインク滴が着弾可能な検査領域52を有するキャッピング部材41と、インクを受けることが可能な検査領域52と、印刷ヘッド24を所定電位とすることにより印刷ヘッド24と検査領域52との間に所定の電位差を発生させる電圧印加回路53と、印刷ヘッド24での電圧変化を検出する電圧検出回路54とを備えている。
キャッピング部材41は、プラテン44の印刷可能領域から図1中右側に外れた位置に設けられ、略直方体で上部が開口した筐体であり、開口縁にはシリコンゴムなどの絶縁体からなるシーリング部材41aが形成されている。このキャッピング部材41は、ノズル詰まりの有無を検査する際に使用されるほか、印刷休止中などにノズル23が乾燥するのを防止するためにノズル23を封止するときにも利用される。また、キャッピング部材41には、吸引ポンプ45と開閉バルブ46とが別々に接続され、開閉バルブ46が閉状態のときに吸引ポンプ45が作動するとキャッピング部材41の内部空間に負圧が発生する。キャッピング部材41がノズル23を封止しているときにこの負圧を発生させることにより、ノズル23内のインクが強制的に吸い出される。なお、吸引ポンプ45や開閉バルブ46には伸縮性のあるチューブが接続されている。
検査領域52は、インク滴が直接着弾する上側インク吸収体55と、この上側インク吸収体55に着弾したあと下方に透過してきたインク滴を吸収する下側インク吸収体56と、上側インク吸収体55と下側インク吸収体56との間に配置されたメッシュ状の電極部材57とにより構成されている。上側インク吸収体55は、電極部材57と同電位となるように導電性を有するスポンジによって形成され、その表面が検査領域52となっている。このスポンジは、着弾したインク滴が速やかに下方に移動可能な透過性の高いものであり、ここではエステル系ウレタンスポンジ(商品名:エバーライトSK−E,ブリジストン(株)製)が用いられている。下側インク吸収体56は、上側インク吸収体55に比べてインクの保持力が高いものであり、フェルトなどの不織布によって作製されており、ここでは不織布(商品名:キノクロス,王子キノクロス(株)製)が用いられている。電極部材57は、ステンレス(例えばSUS)製の金属からなる格子状のメッシュとして形成されている。このため、上側インク吸収体55に一旦吸収されたインクは格子状の電極部材57の隙間を通って下側インク吸収体56に吸収・保持される。この電極部材57は、メカフレーム80(図1参照)を介して接地されグランド電位となっている。ここでは、電極部材57は、導電性を有する上側インク吸収体55と接触しているため、上側インク吸収体55の表面すなわち検査領域52も電極部材57と同様、グランド電位となっている。
電圧印加回路53は、カバーヘッド29に接続され、インクジェットプリンタ20の内部で引き回される数ボルトの電気配線の電圧を図示しない昇圧回路を介して所定電位Ve(数十〜数百ボルト)に昇圧し、この昇圧後の電圧を、カバーヘッド29を介してノズルプレート27に印加する回路である。この電圧印加回路53は、昇圧回路とカバーヘッド29との間に、ノズルプレート27をグランド電位とするグランド側(図5の円内参照)と、ノズルプレート27を所定電位とする電圧印加側とに切り替え可能なスイッチ53aを備えている。なお、電圧印加回路53は、カバーヘッド29を介してノズルプレート27を所定電位とすることにより、印刷ヘッド24内部のインクを所定電位とする。電圧検出回路54は、カバーヘッド29に接続され、インクを吐出する際に生じるノズルプレート27での電圧変化を検出するものであり、印刷ヘッド24の電圧信号を積分して出力する積分回路54aと、この積分回路54aから出力された信号を反転増幅して出力する反転増幅回路54bと、この反転増幅回路54bから出力された信号をA/D変換してコントローラ70へ出力するA/D変換回路54cとを備えている。積分回路54aは、1つのインク滴の飛翔・着弾による電圧変化が微弱なことから、同一のノズル23から吐出される複数のインク滴の飛翔・着弾による電圧変化を積分することにより大きな電圧変化として出力するものである。反転増幅回路54bは、電圧変化の正負を反転させると共に回路構成によって決まる所定の増幅率で積分回路から出力された信号を増幅して出力するものである。A/D変換回路54cは、反転増幅回路54bから出力されたアナログ信号をディジタル信号に変換してコントローラ70に出力するものである。この図示しない昇圧回路、電圧印加回路53及び電圧検出回路54は、キャリッジ22の背面に設けられたキャリッジ用基板65上に設けられている。
コントローラ70は、図1に示すように、メカフレーム80の裏面に取り付けられたメイン基板85上に設けられ、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムを記憶したROM73と、一時的にデータを記憶したりデータを保存したりするRAM74と、データを書き込み消去可能なフラッシュメモリ75と、外部機器との情報のやり取りを行うインタフェース(I/F)79と、図示しない入出力ポートとを備えている。なお、ROM73には、後述するメインルーチンやノズル検査ルーチン、クリーニング処理ルーチン、印刷処理ルーチンの各処理プログラムが記憶されている。また、RAM74には、印刷バッファ領域が設けられており、この印刷バッファ領域にユーザPC99からI/F79を介して送られてきた印刷データが記憶される。このコントローラ70には、ノズル検査装置50の電圧検出回路54から出力された電圧信号やリニア式エンコーダ25からのキャリッジ22のポジション信号などが図示しない入力ポートを介して入力されるほか、ユーザPC99から出力された印刷ジョブなどがI/F79を介して入力される。また、コントローラ70からは、印刷ヘッド24(マスク回路47や圧電素子48を含む)への制御信号や駆動モータ33への制御信号、キャリッジモータ34aへの駆動信号、ノズル検査装置50(電圧印加回路53やスイッチ53a、吸引ポンプ45、開閉バルブ46を含む)への制御信号などが図示しない出力ポートを介して出力されるほか、ユーザPC99への印刷ステータス情報などがI/F79を介して出力される。
次に、こうして構成された本実施形態のインクジェットプリンタ20の動作について説明する。まず、メインルーチンの動作について図6に基づいて説明する。図6は、コントローラ70のCPU72により実行されるメインルーチンのフローチャートの一例である。このルーチンは、インクジェットプリンタ20の電源がオンされたあと所定のタイミングごとに(例えば数msecごとに)CPU72により繰り返し実行される。このルーチンが開始されると、CPU72は、まず、印刷待ち状態の印刷ジョブが存在するか否かを判定する(ステップS100)。ユーザPC99から受信した印刷ジョブは、RAM74に形成された印刷バッファ領域に格納されて印刷待ち状態の印刷ジョブとなるため、印刷ジョブを受信したときに印刷中の場合だけでなく直ちに印刷可能な場合であっても一旦印刷待ち状態の印刷ジョブとなる。そして、ステップS100で印刷待ち状態の印刷ジョブが存在しないときには、そのままこのメインルーチンを終了する。
一方、ステップS100で、印刷待ち状態の印刷ジョブが存在したときには、各ノズル23からインクが正常に吐出されるか否かを検査するノズル検査ルーチンを実行する(ステップS110)。図7は、このノズル検査ルーチンのフローチャートの一例である。ノズル検査ルーチンが開始されると、CPU72は、まず、電圧印加回路53のスイッチ53aを図5に示すように、電圧印加側に切り替える(ステップS200)。このスイッチ操作によりノズルプレート27がグランド電位から切り離されると共にノズルプレート27が所定電位となる。続いて、キャリッジモータ34aを駆動して印刷ヘッド24が検査位置になるようにキャリッジ22を移動させる(ステップS210)。検査位置は、キャリッジ22がキャリッジ軸28の図1中最右端に位置するホームポジション(図4(c)参照)に設定されている。
次に、CPU72は、検査対象、つまりインクを吐出する対象であるノズル列43のうちの1つのノズル23のマスク回路47及び圧電素子48(図2参照)を介してそのノズル23から帯電したインク滴を吐出させる(ステップS220)。ここで、ノズル検査について説明する。検査領域52を接地してグランド電位とし、ノズルプレート27と検査領域52との間に電位差を生じさせた状態でインク滴をノズル23から吐出させる実験を実際に行ったところ、印刷ヘッド24での出力信号波形がサインカーブとして表れた。このような出力信号波形が得られる原理は明らかではないが、帯電したインク滴が検査領域52に接近するのに伴って静電誘導により誘導電流が流れたことに起因すると考えられる。また、印刷ヘッド24からの出力信号波形の振幅は、印刷ヘッド24から上側インク吸収体55(検査領域52)までの距離に依存したほか、飛翔するインク滴の有無やその大きさにも依存した。このため、ノズル23が詰まってインク滴が飛翔しなかったりインク滴が所定の大きさより小さかったりしたときには、出力信号波形の振幅が通常時に比べて小さくなるか略ゼロになるから、出力信号波形の振幅に基づいてノズル23の詰まりの有無を判定することができる。本実施形態では、インク滴が所定の大きさであっても1ショット分のインク滴による出力信号波形の振幅が微弱なことから、駆動波形を表す1セグメントの第1〜第3パルスP1,P2,P3のすべてを出力する操作を8回行うことにより24ショット分のインク滴を吐出するようにした。これにより、出力信号は24ショット分のインク滴による積分値となるため、電圧検出回路54からは十分大きな出力信号波形が得られた。なお、インク吐出数は、検査精度を確保可能な吐出数となるよう任意に設定することができる。なお、検査対象ノズルは、ノズル23Y(n=1)からノズル番号順に設定される。
さて、検査対象ノズルからインクを吐出すると、CPU72は、電圧検出回路54で検出された信号波形の振幅すなわち出力電圧Vopが閾値Vthr以上か否かを判定する(ステップS230)。この閾値Vthrは、24ショット分のインクが正常に吐出されたときの出力信号波形の出力電圧Vop(ピーク値)がこの閾値Vthr以上となるように、また24ショット分のインクが正常に吐出されなかったときにはノイズ等によってもこの閾値Vthr未満となるように、経験的に定められた値である。ステップS230で出力電圧Vopが閾値Vthr未満だったときには、今回のノズル23に詰まりなどの異常が生じているとみなし、そのノズル23を特定する情報(例えばどのノズル列の何番目のノズルかを示す情報)をRAM74の所定領域に記憶する(ステップS240)。
ステップS240のあと又はステップS220で出力電圧Vopが閾値Vthr以上のとき(つまり今回のノズル23が正常だったとき)、CPU72は現在検査中のノズル列43に含まれるすべてのノズル23について検査を行ったか否かを判定し(ステップS250)、現在検査中のノズル列43に未検査のノズル23があるときには、検査対象となるノズル23を未検査のものに更新し(ステップS260)、その後再びステップS220以降の処理を行う。一方、ステップS250で現在検査中のノズル列43に含まれるすべてのノズル23について検査を行ったときには、印刷ヘッド24に含まれるすべてのノズル列43について検査を行ったか否かを判定し(ステップS270)、未検査のノズル列43が存在するときには、検査対象となるノズル列43を未検査のノズル列43に更新し(ステップS280)、その後再びステップS220以降の処理を行う。一方、ステップS270で印刷ヘッド24に含まれるすべてのノズル列43について検査を行ったときには、電圧印加回路53のスイッチ53aを図5の円内に示すように、グランド側に切り替え(ステップS290)、このノズル検査ルーチンを終了する。このスイッチ制御によりノズルプレート27が所定電位から切り離されると共にノズルプレート27がグランド電位となる。このルーチンを実行することにより、RAM74の所定領域には、印刷ヘッド24に配列された全ノズル23のうち異常が発生しているノズル23がある場合にはそのノズル23を特定する情報が記憶され、異常が発生しているノズル23がない場合には何も記憶されない。
さて、図6のメインルーチンに戻り、上述したノズル検査ルーチン(ステップS110)を実行したあと、CPU72は、印刷ヘッド24に配列された全ノズル23のうち異常が発生しているノズル23があるか否かをRAM74の所定領域の記憶内容に基づいて判定し(ステップS120)、異常が発生しているノズル23があるときには、詰まりが原因となっていることを考慮して印刷ヘッド24のクリーニングを行うが、その前に異常解消のために行ったクリーニングの回数が予め定められた上限回数(例えば3回)に至ったか否かを判定する(ステップS130)。そして、クリーニングの回数が上限回数未満のときには、印刷ヘッド24のクリーニング処理を実行する(ステップS140)。具体的には、開閉バルブ46を閉じ、吸引ポンプ45を駆動してキャッピング部材41内部を負圧にし詰まったインクをノズル23から吸引排出させる。このクリーニング処理を実行することにより、ノズル23内に溜まったインク(例えば長期間放置したことにより粘性が高くなったインクなど)を除去することができる。
ステップS140でクリーニング処理を実行した後、ノズル23の異常が解消されたか否かを調べるため再びステップS110のノズル検査ルーチンに戻る。なお、このステップS110では、異常が発生していたノズル23のみを再検査してもよいが、何らかの原因でクリーニング時に正常だったノズル23に詰まりが発生することも考えられることから、ここでは印刷ヘッド24のすべてのノズル23について再検査を行う。一方、ステップS130でクリーニングを行った回数が上限回数に達していたときには、クリーニングを行ったとしても異常が発生したノズル23は正常化しないとみなし、図示しない操作パネルにエラーメッセージを表示し(ステップS150)、このメインルーチンを終了する。一方、ステップS120で異常が発生しているノズル23がなかったときには、印刷処理ルーチンを実行し(ステップS160)、その後メインルーチンを終了する。
図8は、この印刷処理ルーチンのフローチャートである。印刷処理ルーチンが開始されると、CPU72は、まず、図5中の円内に示すように、電圧印加回路53のスイッチ53aをグランドに切り替える(ステップS300)。これにより、ノズルプレート27がグランドに接続され、記録紙Sに静電気が生じても、これをグランドに逃がすことが可能となる。次に、CPU72は、駆動モータ33の駆動により給紙ローラ36(図3参照)を回転駆動させ給紙トレイ38に載置された記録紙Sを紙送りローラ35まで搬送する給紙処理を実行する(ステップS310)。次に、CPU72は、キャリッジモータ34aの駆動によりキャリッジ22をホームポジションなどから図1において左方向に移動させながら印刷ヘッド24からインクを吐出させ印刷データに基づいて往路印刷を実行する(ステップS320)。続いて、CPU72は、現在印刷中の記録紙Sへ印刷すべき印刷データがあるか否かを判定し(ステップS330)、現在印刷中の記録紙Sへ印刷すべきデータがあるときには、紙送りローラ35を回転駆動し記録紙Sを所定量搬送する搬送処理を実行し(ステップS340)、キャリッジモータ34aの駆動によりキャリッジ22を図1において右方向に移動させながら印刷ヘッド24からインクを吐出させ印刷データに基づいて復路印刷を実行する(ステップS350)。続いて、CPU72は、現在印刷中の記録紙Sへ印刷すべき印刷データがあるか否かを判定し(ステップS360)、現在印刷中の記録紙Sへ印刷すべきデータがあるときには、紙送りローラ35を回転駆動し記録紙Sを所定量搬送する搬送処理を実行し(ステップ370)、ステップS320以降の処理を実行する。一方、ステップS330又はステップS360で現在印刷中の記録紙Sへ印刷すべき印刷データがないときには、CPU72は、排紙ローラ37を回転駆動し、記録紙Sを排紙トレイに排出する排紙処理を実行する(ステップS380)。そしてステップS380のあと、次頁の印刷データがあるか否かを判定し(ステップS390)、次頁の印刷データがあるときには再びステップS310に戻り、次頁の印刷データがないときにはこの印刷処理ルーチンを終了する。このように、ノズルプレート27をグランド電位にした状態で記録紙Sにインクを吐出させるため、記録紙Sの静電気が発生しても、それをグランドに逃がすことができる。また、ノズル検査及びクリーニング処理を実行したのちに印刷処理を行うため、すべてのノズル23からインクを吐出可能な状態で印刷処理を実行することができる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の検査領域52が印刷記録液受け領域に相当し、マスク回路47及び圧電素子48が印刷ヘッド駆動手段に相当し、電圧印加回路53が電位差発生手段に相当し、スイッチ53aがスイッチング手段に相当し、電圧検出回路54が電気的変化検出手段に相当し、紙送り機構31が搬送手段に相当し、CPU72が制御手段に相当する。また、インクが本発明の印刷記録液に相当する。なお、本実施形態では、インクジェットプリンタ20の動作を説明することにより本発明の印刷ヘッド検査方法の一例も明らかにしている。
以上詳述した本実施形態のインクジェットプリンタ20によれば、印刷時には印刷ヘッド24をグランド電位にすることにより、記録紙Sで生じる静電気の影響を印刷ヘッド24が受けないようにし、ノズル検査時には印刷ヘッド24をグランド電位から切り離し、印刷ヘッド24と検査領域52との間に所定の電位差を発生させた状態でノズル23からインクを検査領域52に吐出させ、電圧検出回路54の検出結果に基づいてノズル検査を実行する。したがって、印刷時には電気的な影響を印刷ヘッド24が受けることなく、ノズル検査時には自由に印刷ヘッド24を所定電位とすることができる。また、印刷ヘッド24をグランドに接続し検査領域52を所定電位とする場合には、検査領域52に溜まったインクなどによりプラテン44などを介して電流がリークして印刷ヘッド24と検査領域52との間に予定する電位差が生じないおそれがあるのに対して、検査領域52をグランドに接地し印刷ヘッド24を所定電位とする場合にはそのようなリークのおそれがないため好ましい。更に、検査領域52がキャッピング部材41の内部に設けられているため、ノズル検査で吐出したインクを処理しやすい。更にまた、グランド電位と所定電位とを切り替える機能を1つのスイッチ53aが兼ね備えているため、構成を簡略化することができる。そして、印刷ヘッド24がグランド電位から切り離されるようスイッチ53aを制御したときには電圧印加回路53に印刷ヘッド24と検査領域52との間で電位差を発生させ、印刷ヘッド24がグランド電位となるようスイッチ53aを制御したときには電圧印加回路53に印刷ヘッド24と検査領域52との間で電位差を発生させないため、印刷ヘッド24を所定電位とする時間を短縮可能であり、所定電位で保持されることにより生じる印刷ヘッド24内に存在するインクの劣化を抑制することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、検査領域52がキャッピング部材41の内部に配置されたノズル検査装置50について説明したが、図9に示すように、検査領域52がフラッシング領域49の内部に配置されたノズル検査装置150としてもよい。図9は、別のノズル検査装置150の説明図である。このとき、検査領域152を昇降させる検査領域昇降機構98をフラッシング領域49に設け、検査領域152を印刷ヘッド24に接近させてフラッシング処理やノズル検査を実行してもよい。この検査領域昇降機構98としては、上述の実施形態のキャッピング部材昇降機構90と同様のものを採用してもよいし、検査領域52を上下方向にのみ昇降させる機構などを採用してもよい。こうすれば、検査領域52がフラッシング領域49に設けられているため、ノズル検査で吐出したインクを処理しやすい。なお、検査領域昇降機構98は省略してもかまわない。また、検査領域52は、フラッシング領域49の隣りに独自に設けたり、プラテン44上に形成された縁無し印刷時のインク受け領域などとしてもかまわない。こうしても、印刷時には電気的な影響を印刷ヘッド24が受けることなく、ノズル検査時には自由に印刷ヘッド24を所定電位とすることができる。
上述した実施形態では、印刷ヘッド24をグランド電位とするか所定電位とするかを切り替え可能なスイッチ53aを用いるものとしたが、印刷ヘッド24をグランド電位とするかグランド電位から切り離すかを切り替える第1スイッチと、印刷ヘッド24を所定電位とするか所定電位から切り離すかを切り替える第2スイッチとを用いるものとしてもよい。こうしても、印刷時には電気的な影響を印刷ヘッド24が受けることなく、ノズル検査時には自由に印刷ヘッド24を所定電位とすることができる。このとき、印刷ヘッド24をグランド電位から切り離すよう第1スイッチを制御したときには電圧印加回路53に印刷ヘッド24と検査領域52との間で所定の電位差を発生させるよう第2スイッチを切り替え、印刷ヘッド24をグランド電位とするようスイッチを制御したときには電圧印加回路53に印刷ヘッド24と検査領域52との間で所定の電位差を発生させないよう第2スイッチを切り替えるものとしてもよい。こうすれば、印刷ヘッド24を所定電位とする時間を短縮可能であるため、所定電位で保持されることにより生じる印刷ヘッド24内に存在するインクの劣化を抑制することができる。
上述した実施形態では、電圧印加回路53をカバーヘッド29に接続し、このカバーヘッド29を介してノズルプレート27を所定電位とするノズル検査装置50としたが、図10に示すように、電圧印加回路53をメイン基板85に設け、この電圧印加回路53を導電性を有するキャリッジ軸28に接続し、キャリッジ軸28とノズルプレート27とに電気的に接続する接触板61を用いてノズルプレート27をグランド電位と所定電位とに切り替えるノズル検査装置250としてもよい。接触板61は、その一端には揺動可能な自由端である接触部61bが設けられ、この接触部61bがキャリッジ軸28に付勢されるよう他端の固定部61aによりノズルプレート27に固定されている。こうすれば、キャリッジ22の構成を簡素なものとすることができる。
上述した実施形態では特に説明しなかったが、電圧印加回路53によりノズルプレート27が所定電位となっている際に、プリンタ機構21を覆うように形成されたプリンタカバーがユーザなどにより開放されたことを接触式又は光学式の開放センサにより検出したときには、ノズルプレート27がグランド電位となるようスイッチ53aを切り替えてもよい。こうすれば、印刷ヘッド24と検査領域52とに電圧を印加しているときプリンタカバーが開放されたとしても、ノズルプレート27がグランド電位になるため、より安全である。
上述した実施形態では、ノズルプレート27を所定電位とすることにより印刷ヘッド24内のインクを所定電位とするものとしたが、特にこれに限定されず、印刷ヘッド24のインク室を形成する図示しないキャビティプレートを所定電位にすることにより印刷ヘッド24内のインクを所定電位としてもよいし、印刷ヘッド24内のインクに電極棒などを入れ、直接印刷ヘッド24内のインクを所定電位にするものとしてもよい。
上述した実施形態では、ノズル検査ルーチンは、メインルーチンのステップS100で印刷待ちの印刷データがあるときにステップS110で実行するとしたが、ノズル検査ルーチンは、例えば、キャリッジ22の移動回数が所定回数に達するごと(例えば100パスごとなど)に実行するとしてもよいし、所定のインターバルごと(例えば1日ごとや1週間ごとなど)に実行するとしてもよいし、図示しない操作パネルの操作によりユーザからの実行指示を受けて実行するものとしてもよい。また、ノズル検査ルーチンは、インクジェットプリンタ20の出荷前検査のときに実行するとしてもよい。
上述した実施形態では、電圧検出回路54によりノズルプレート27の出力信号波形を検出するように構成したが、この電圧検出回路54に代えて又は加えて、同様の電圧検出回路を電極部材57とグランドとの間に接続して検査領域52の出力信号波形を検出するように構成してもよい。
上述した実施形態では、キャリッジ22の左右方向への移動に伴ってキャッピング部材41が左右方向に移動しながら印刷ヘッド24へ接近離間するキャッピング部材昇降機構90について説明したが、キャッピング部材41を上下に移動可能な機構であれば、特にこれに限定されない。例えば、ホームポジションにキャッピング部材41が配置され、ボールネジによってリニアガイドを上下にスライドするスライダによりキャッピング部材41を上下方向にのみ昇降させるキャッピング部材昇降機構を採用してもよい。こうしても、ノズルプレート27に対して検査領域52を接近離間させることができる。
上述した実施形態では、キャッピング部材41の内部の検査領域52に上側インク吸収体55及び下側インク吸収体56を設けたが、これらのうち一方又は両方を省略してもよい。例えば、キャッピング部材41の内部に電極部材57のみを配置し、この電極部材57に直接インクを吐出させる構成としてもよい。また、ノズルプレート27内のインクと電極部材57との間に所定の電位差が生じるため、上側インク吸収体55は必ずしも導電性を有している必要はなく、例えば上側インク吸収体55が絶縁性材料で形成されていてもよい。
上述した実施形態では、インクジェット方式を採用したフルカラーのインクジェットプリンタ20としたが、スキャナを搭載したマルチファンクションプリンタとしてもよいし、FAX機やコピー機などの複合印刷装置としてもよい。また、上述した実施形態ではインクジェットプリンタ20の形態で説明したが、スイッチ53aを備えたノズル検査装置50の形態としても構わない。
インクジェットプリンタ20の構成の概略を示す構成図である。 印刷ヘッド24の説明図である。 紙送り機構31の説明図である。 キャッピング部材昇降機構90の説明図である。 ノズル検査装置50の構成の概略を示す構成図である。 メインルーチンのフローチャートである。 ノズル検査ルーチンのフローチャートである。 印刷処理ルーチンのフローチャートである。 別のノズル検査装置150の説明図である。 別のノズル検査装置250の説明図である。
符号の説明
20 インクジェットプリンタ、21 プリンタ機構、22 キャリッジ、23,23Y,23M,23C,23K ノズル、24 印刷ヘッド、25 リニア式エンコーダ、26 インクカートリッジ、27 ノズルプレート、28 キャリッジ軸、29 カバーヘッド、31 紙送り機構、32 キャリッジベルト、33 駆動モータ、34a キャリッジモータ、34b 従動ローラ、35 紙送りローラ、36 給紙ローラ、37 排紙ローラ、38 給紙トレイ、39 記録紙挿入口、41 キャッピング部材、41a シーリング部材、43,43Y,43M,43C,43K ノズル列、44 プラテン、45 吸引ポンプ、46 開閉バルブ、47 マスク回路、48 圧電素子、49 フラッシング領域、50,150,250 ノズル検査装置、52,152 検査領域、53 電圧印加回路、53a スイッチ、54 電圧検出回路、54a 積分回路、54b 反転増幅回路、54c A/D変換回路、55 上側インク吸収体、56 下側インク吸収体、57 電極部材、61 接触板、61a 固定部、61b 接触部、65 キャリッジ用基板、70 コントローラ、72 CPU、73 ROM、74 RAM、75 フラッシュメモリ、79 インタフェース(I/F)、80 メカフレーム、81 キャップ部フレーム、81a 円弧溝、84 当接部、85 メイン基板、90 キャッピング部材昇降機構、91 ベース部材、91a 棒状体、92 リンクアーム、92a 回動軸、92b 支持軸、93 柱状体、96 引っ張りバネ、98 検査領域昇降機構、99 ユーザPC、S 記録紙。

Claims (8)

  1. 印刷記録液を吐出する複数のノズルを備えた印刷ヘッドを検査する印刷ヘッド検査装置であって、
    前記ノズルから吐出された印刷記録液を受けることが可能な印刷記録液受け領域と、
    前記ノズルから前記印刷記録液を吐出させる印刷ヘッド駆動手段と、
    前記印刷ヘッドを所定電位とすることにより前記印刷ヘッドと前記印刷記録液受け領域との間に所定の電位差を発生させる電位差発生手段と、
    前記印刷記録液受け領域又は前記印刷ヘッドの電気的変化を検出する電気的変化検出手段と、
    前記印刷ヘッドをグランド電位とするか前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すかを切り替え可能なスイッチング手段と
    印刷媒体に前記ノズルから前記印刷記録液を吐出する印刷時には前記印刷ヘッドをグランド電位とするよう前記スッチング手段を制御し前記印刷媒体に前記ノズルから前記印刷記録液を吐出するよう前記印刷ヘッド駆動手段に前記印刷ヘッドを駆動させ、所定のノズル検査時には前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すよう前記スイッチング手段を制御し前記電位差発生手段に前記印刷ヘッドと前記印刷記録液受け領域との間に所定の電位差を発生させた状態で前記印刷記録液受け領域に前記ノズルから前記印刷記録液を吐出するよう前記印刷ヘッド駆動手段に前記印刷ヘッドを駆動させ前記電気的変化検出手段の検出結果に基づいて各ノズルから印刷記録液が吐出されうるか否かの前記ノズル検査を実行する制御手段と、
    を備えた印刷ヘッド検査装置。
  2. 請求項1に記載の印刷ヘッド検査装置であって、
    前記印刷ヘッドが接触することにより前記ノズルに蓋をするキャッピング部材、を備え、
    前記印刷記録液受け領域は、前記キャッピング部材の内部に設けられ、
    前記制御手段は、前記印刷ヘッドと前記キャッピング部材とが対向し前記ノズル検査を実行するときには前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すよう前記スイッチング手段を制御する、
    印刷ヘッド検査装置。
  3. 前記印刷記録液受け領域は、強制的に前記印刷記録液を吐出するフラッシング処理により吐出された前記印刷記録液を受けることが可能なフラッシング領域に設けられ、
    前記制御手段は、前記印刷ヘッドと前記フラッシング領域とが対向し前記ノズル検査を実行するときには前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すよう前記スイッチング手段を制御する、
    請求項1に記載の印刷ヘッド検査装置。
  4. 前記スイッチング手段は、前記印刷ヘッドをグランド電位とするか前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すと共に前記印刷ヘッドが前記電位差発生手段によって前記印刷ヘッドと前記印刷記録液受け領域との間が前記電位差となる所定電位とするかを切り替え可能な手段である、
    請求項1〜3のいずれかに記載の印刷ヘッド検査装置。
  5. 前記制御手段は、前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すよう前記スイッチング手段を制御したときには前記電位差発生手段に前記印刷ヘッドと前記印刷記録液受け領域との間で前記電位差を発生させ、前記印刷ヘッドをグランド電位とするよう前記スイッチング手段を制御したときには前記電位差発生手段に前記印刷ヘッドと前記印刷記録液受け領域との間で前記電位差を発生させない、
    請求項1〜3のいずれかに記載の印刷ヘッド検査装置。
  6. 印刷記録液を吐出する複数のノズルを備えた印刷ヘッドと、
    請求項1〜5のいずれかに記載の印刷ヘッド検査装置と、
    を備えた印刷装置。
  7. 印刷記録液を吐出する複数のノズルを備えた印刷ヘッドを、前記ノズルから吐出された印刷記録液を受けることが可能な印刷記録液受け領域と、前記印刷記録液受け領域又は前記印刷ヘッドの電気的変化を検出する電気的変化検出手段と、前記印刷ヘッドをグランド電位とするか前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すかを切り替え可能なスイッチング手段と、を利用して検査する印刷ヘッド検査方法であって、
    印刷媒体に前記ノズルから前記印刷記録液を吐出する印刷時には前記印刷ヘッドをグランド電位とするよう前記スッチング手段を制御し前記印刷媒体に前記ノズルから前記印刷記録液を吐出させ、所定のノズル検査時には前記印刷ヘッドをグランド電位から切り離すよう前記スイッチング手段を制御し前記印刷ヘッドと前記印刷記録液受け領域との間に所定の電位差を発生させた状態で前記印刷記録液受け領域に前記ノズルから前記印刷記録液を吐出させ前記電気的変化検出手段の検出結果に基づいて各ノズルから印刷記録液が吐出されうるか否かの前記ノズル検査を実行するステップ、
    を含む印刷ヘッド検査方法。
  8. 請求項7に記載の印刷ヘッド検査方法の各ステップを1以上のコンピュータに実行させるためのプログラム。
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