JP2007151677A - バックル装置 - Google Patents

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哲史 室町
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Abstract

【課題】解除ボタンの操作性を確保しつつ、ユーザによる解除操作時のロックプレートとタングプレートとの解離性を良好にできるバックル装置を得る。
【解決手段】バックル装置10では、ロックプレート40は、係合片50の先端部における係合孔26Aの孔縁部との当接面が、係合片50の厚さ方向に対して傾斜した傾斜面50Aとされているため、傾斜面50Aが係合孔26Aの孔縁部に当接した際には、係合片50に作用するイジェクタスプリング38の付勢力Fのうちタングプレート24から離間する方向へ向いた分力F1が増加するので、ロックプレート40とタングプレート24と解離性が良好になる。しかも、傾斜面50Aは係合片50の先端部のみに形成されているため、傾斜面50Aと係合孔26Aの孔縁部とが当接するまでは、ロックプレート40の回転力を小さく設定できる。これにより、解除ボタン70の操作性を良好に確保できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のシートベルト装置を構成し、ウエビングに取り付けられたタングプレートを保持するためのバックル装置に関する。
バックル装置としては、例えば、装置本体内に挿入されたタングプレートに接近して係合することによりタングプレートを装置本体に保持するラッチ(ロックプレート)と、上記係合状態におけるロックプレートに係合してロックプレートのタングプレートからの離間を阻止するロックピンと、を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このようなバックル装置では、ロックプレートは、長尺な板状に形成されており、基端側が装置本体に回転可能に支持されると共に、先端側が略直角に屈曲されて係合片が形成されている。このロックプレートは、タングプレートが装置本体内に挿入された際には、タングプレート側へ回転することで上記係合片がタングプレートに形成された係合孔に嵌入してタングプレートの装置本体からの抜出しを規制する。
また、ロックピンは、装置本体に所定範囲移動可能に支持されており、ロックプレートの係合片がタングプレートの係合孔に嵌入した状態で、ロックプレートに係合するロック位置へ移動し、ロックプレートのタングプレートからの離間を規制する。これにより、タングプレートのバックル装置に対する装着状態となる。
一方、上記装着状態において、装置本体に取り付けられた解除ボタンが押圧操作されると、ロックピンが上記ロック位置からアンロック位置へ移動することで、ロックピンによるロックプレートの移動規制が解除される。そして、タングプレートに作用するイジェクタスプリングの付勢力がタングプレートの係合孔の孔縁部を介してロックプレートの係合片に伝達されることで、係合片にタングプレートから離間する方向の分力が作用し、この分力によってロックプレートが回転する。これにより、ロックプレートによるタングプレートの保持が解除され、タングプレートは、イジェクタスプリングの付勢力によって装置本体から排出される。
ところで、上記構成のバックル装置では、ロックプレートの回転力は、ロックプレートとロックピンとの係合部分に作用するため、ロックピンを移動させる解除ボタンの操作性を考慮すると、ロックプレートの回転力は小さい方が好ましい。しかしながら、ロックプレートの回転力を小さく設定した場合には、ユーザによる解除操作時に、ロックプレートの係合片の先端部がタングプレートの係合孔の孔縁部にわずかに引っ掛かることがあるので、解離性の更なるスムーズさが求められていた。
特開平5−278564号公報
本発明は上記事実を考慮し、解除ボタンの操作性を確保しつつ、ユーザによる解除操作時のロックプレートとタングプレートとの解離性を良好にできるバックル装置を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明のバックル装置は、板状に形成されて基端側が装置本体に回転可能に支持されると共に、先端側が屈曲されて係合片が形成され、前記装置本体内にタングプレートが挿入された際には前記タングプレートに接近することで前記係合片が前記タングプレートに形成された係合孔に嵌入すると共に、前記装置本体に設けられた解除ボタンが押圧操作された際には前記タングプレートの前記係合孔の孔縁部を介して前記係合片に作用するイジェクタスプリングの付勢力によって前記タングプレートから離間するロックプレートを備えたバックル装置において、前記ロックプレートは、前記係合片の先端部における前記係合孔の孔縁部との当接面が、前記係合片の厚さ方向に対して傾斜した傾斜面とされている、ことを特徴としている。
請求項2に係る発明のバックル装置は、請求項1記載のバックル装置において、前記傾斜面の傾斜角度は、60度乃至70度に設定されている、ことを特徴としている。
本発明に係るバックル装置では、装置本体内にタングプレートが挿入されると、ロックプレートがタングプレートへ接近し、ロックプレートの先端側に屈曲形成された係合片が、タングプレートに形成された係合孔に嵌入する。
また、装置本体に設けられた解除ボタンが押圧操作されると、タングプレートの係合孔の孔縁部を介して係合片に作用するイジェクタスプリングの付勢力によって、ロックプレートがタングプレートから離間する。
ここで、ロックプレートは、係合片の先端部における係合孔の孔縁部との当接面が、係合片の厚さ方向に対して傾斜した傾斜面とされている。このため、この傾斜面が係合孔の孔縁部に当接した際には、係合片に作用するイジェクタスプリングの付勢力のうちタングプレートから離間する方向へ向いた分力が増加する。このように、イジェクタスプリングの付勢力をロックプレートの回転に有効に利用できるので、ユーザによる解除操作時のロックプレートとタングプレートとの解離性を良好にできる。
しかも、傾斜面は係合片の先端部に形成されているため、傾斜面と係合孔の孔縁部とが当接するまで(解除ボタンが押圧操作されてからロックプレートがある程度回転するまで)は、ロックプレートの回転力を小さく設定できる。これにより、解除ボタンの操作性を確保できる。なお、傾斜面の傾斜角度は、60度乃至70度に設定することが好ましい。
以上説明した如く、本発明に係るバックル装置では、解除ボタンの操作性を確保しつつ、ユーザによる解除操作時のロックプレートとタングプレートとの解離性を良好にできる。
図4には、本発明の実施の形態に係るバックル装置10の構成が分解斜視図にて示されている。また、図3には、このバックル装置10の構成が断面図にて示されている。
図3に示されるように、バックル装置10は、ケース12を備えている。ケース12は、長手方向両端が開口した箱形の筒状に形成されており、その長手方向一端側の開口はタング挿入口14とされ、長手方向他端側の開口はアンカ挿入口16とされている。また、ケース12の内側にはバックルボデー18が収容されている。
バックルボデー18は、ケース12の長手方向に沿って長尺な平板状に形成された底板部20と、底板部20の幅方向両端から底板部20の板厚方向一側(矢印C方向側)へ向けて一体的に延出された一対の側壁部22とを有しており、全体として断面コ字状に形成されている。このバックルボデー18には、ケース12のタング挿入口14から挿入されたタングプレート24の挿入板部26が、底板部20の長手方向一端側(矢印B方向側)から一対の側壁部22間に挿入されるようになっている。
また、底板部20の長手方向他端側(矢印A方向側)には、ケース12のアンカ挿入口16から挿入されたアンカプレート28の先端部が重ね合わされており、底板部20とアンカプレート28とを貫通するリベット30によって両者が連結固定されている。アンカプレート28の基端側は、車両の座席の側方で車体(いずれも図示省略)に固定されており、これにより、本バックル装置10が車両に取り付けられている。
さらに、一対の側壁部22の間にはイジェクタ32が配置されている。イジェクタ32の一部は底板部20に形成された略矩形の貫通孔34に係合している。貫通孔34は、底板部20の長手方向に沿って長尺に形成されており、イジェクタ32は貫通孔34に沿って底板部20の長手方向に所定範囲スライド可能とされている。
また、貫通孔34の長手方向一端側(矢印A方向側)の内周部には、係合突起36が突出形成されており、圧縮コイルスプリングであるイジェクタスプリング38の一端が係止されている。イジェクタスプリング38の他端はイジェクタ32に係止されており、イジェクタ32はイジェクタスプリング38の付勢力によって底板部20の長手方向一端側(矢印B方向側)へ付勢されている。
このイジェクタ32は、一対の側壁部22間に挿入されるタングプレート24の挿入板部26に押圧されることで、イジェクタスプリング38の付勢力に抗して底板部20の長手方向他端側へスライドされるようになっている(図2図示状態)。
一方、本バックル装置10は、ロックプレート40を備えている。ロックプレート40は、底板部20の長手方向に沿って長尺な板状に形成された本体部42を備えている。本体部42の基端(矢印A方向側の端部)には、幅方向両側へ突出する一対の支持部44が形成されている。一対の支持部44は、バックルボデー18の各側壁部22に形成された支持孔46に入り込んでおり、ロックプレート40は一対の側壁部22によって一対の支持部44(支持孔46)周りに所定角度回転可能に支持されている(ロックプレート40は、一対の支持部44を回転中心として回転する)。
また、本体部42の基端側には、幅方向両端から底板部20側(矢印D方向側)へ向けて一対の腕部48が延出されている。一対の腕部48は、各先端側がイジェクタ32のスライド軌跡上に位置するように形成されており、イジェクタ32が底板部20の長手方向他端側(矢印A方向側)へスライドすると、イジェクタ32によって一対の腕部48が底板部20の長手方向他端側へ押圧され、本体部42(ロックプレート40)が底板部20側(矢印D方向側)へ回転するようになっている。
本体部42の先端(矢印B方向側の端部)からは、本体部42の板厚方向片側(底板部20側、矢印D方向側)へ向けて係合片50が延出されている。係合片50は、底板部20の長手方向一端側(矢印B方向側、タングプレート24のバックルボデー18からの排出方向側)へ向けて僅かに傾斜して形成されている(係合片50は、本体部42に対する傾斜角度が90度未満に設定されている)。
この係合片50は、底板部20に形成された貫通孔34に対応しており、ロックプレート40が底板部20側へ回転することにより、係合片50が貫通孔34及び一対の側壁部22間に挿入された挿入板部26の係合孔26Aに嵌入してタングプレート24の抜き出しを規制する(タングプレート24を保持する)ようになっている(図2参照)。
ここで、図1に示す如く、係合片50は、先端部(矢印D方向側の端部)の厚さ方向一側(矢印A方向側)の面(タングプレート24の係合孔26Aとの当接面)が、係合片50の厚さ方向に対して傾斜した傾斜面50Aとされている(係合片50の先端部に面取りが施されている)。なお、傾斜面50Aの傾斜角度θは、係合片50の厚さ方向に対して60度乃至70度に設定することが好ましい。
ロックプレート40の係合片50に対応して上述したイジェクタ32の厚さ方向一側(矢印C方向側)の面には、載置部32Aが形成されている。この載置部32Aは、一対の側壁部22間にタングプレート24が挿入されていない状態、すなわち、イジェクタ32がイジェクタスプリング38の付勢力によって貫通孔34の長手方向他端側(矢印B方向側)に保持されている状態では、係合片50の先端に干渉してロックプレート40の底板部20側への回転を規制するようになっている(図3参照)。
さらに、ロックプレート40の本体部42の先端からは、係合片50の幅方向両側において、一対の当接片52が底板部20の長手方向一端側(矢印B方向側)へ向けて延設されている。これら一対の当接片52は、ロック部材54に対応している。
ロック部材54は、ロックプレート40の一対の当接片52を介して底板部20とは反対側に配置されており、一対の側壁部22の対向方向に沿って長手方向とされた略三角柱状のカム部56と、カム部56の上端部(矢印C方向側の端部)をその長手方向に沿って貫通するシャフト58とを備えている。
シャフト58の軸線方向両端部は、一対の側壁部22に形成された係合孔60に入り込んでおり、カム部56はシャフト58の軸線周りに回転可能に一対の側壁部22に支持されている。
カム部56の上端側(底板部20とは反対側、矢印C方向側)には、略板状の被押圧部62が底板部20とは反対側(矢印C方向側)へ向けて一体的に突出形成されている。この被押圧部62は、後述する解除ボタン70に対応している。
また、カム部56の下端側(底板部20側、矢印D方向側)には、シャフト58と同心の円弧状に形成されたロック面56Aが形成されている。このロック面56Aは、図2に示す如く、ロックプレート40が底板部20側へ回転した状態(タングプレート24の挿入板部26が一対の側壁部22間に挿入された状態)では、ロックプレート40の当接片52の表面(矢印C方向側の面)に当接するようになっている。
さらに、カム部56の厚さ方向一端側(矢印A方向側)には、当接面56Bが形成されている。この当接面56Bは、図3に示す如く、ロックプレート40が底板部20から離間した状態(タングプレート24の挿入板部26が一対の側壁部22間から抜け出した状態)では、ロックプレート40の当接片52の先端に当接するようになっている。
また、カム部56の厚さ方向他端側(矢印B方向側)には、ホルダ64が取り付けられている。ホルダ64にはカム部56と反対側へ向けて係止突起66が突出形成されており、圧縮コイルスプリングであるロックスプリング68の一端が係止されている。ロックスプリング68の他端は、バックルボデー18の長手方向一端側(矢印B方向側)に設けられた解除ボタン70に対応している。
解除ボタン70は、乗員によって押圧操作される操作部72を有している。操作部72は、バックルボデー18の長手方向他端側(矢印A方向側)へ向けて開口した箱状に形成されており、内側の底壁部分にロックスプリング68の他端が圧接されている。これにより、ホルダ64及びロック部材54が操作部72から離間する方向(矢印A方向)へ付勢されている。
操作部72の幅方向両端からは、底板部20の長手方向他端側(矢印A方向)へ向けて一対のアーム部74が延出されている。一対のアーム部74の各先端には、それぞれ底板部20側(矢印D方向側)へ向けて延出された延出部76が設けられている。一対の延出部76の各先端には、それぞれ各側壁部22側(内側)へ向けて突出する爪部78が形成されており、これらの爪部78は、一対の側壁部22にそれぞれ形成された長孔80に嵌入している。長孔80は、タングプレート24の挿入方向(矢印A方向)に沿って長尺に形成されており、各爪部78は長孔80の内周部によって底板部20の長手方向に沿って所定範囲移動可能とされている。これにより、長孔80によって解除ボタン70の移動方向(操作方向)が底板部20の長手方向に規制されている。
また、一対のアーム部74の各先端には、これらの対向方向に沿って長尺な略棒状に形成された連結部82が掛け渡されており、この連結部82によって一対のアーム部74の各先端が連結されている。
さらに、解除ボタン70には、操作部72の上端側(矢印C方向側)において、底板部20の長手方向他端側(矢印A方向側)へ向けて突出する押圧部84が形成されている。押圧部84は、前述したロック部材54の被押圧部62に対向して配置されており、解除ボタン70が押圧操作された際には、押圧部84によって被押圧部62が底板部20の長手方向他端側(矢印A方向側)へ押圧され、ロック部材54のカム部56がシャフト58周りに底板部20の長手方向一端側(矢印B方向側)へ回転するようになっている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
上記構成のバックル装置10では、図3に示される非装着状態でタングプレート24の挿入板部26がケース12のタング挿入口14から挿入されると、図2に示されるように、挿入板部26の先端がイジェクタ32の端部に当接して押圧し、イジェクタスプリング38の付勢力に抗してイジェクタ32を貫通孔34の長手方向一端側(矢印A方向側)へスライドさせる。
イジェクタ32が貫通孔34の長手方向一端側へ所定量スライドすると、イジェクタ32の載置部32Aとロックプレート40の係合片50との対向状態が解除されると共に、イジェクタ32がロックプレート40の一対の腕部48を押圧して、ロックプレート40を底板部20側へ回転させる。
これにより、係合片50の先端部が底板部20へ接近移動する。また、この状態では、挿入板部26の係合孔26Aと、底板部20に形成された貫通孔34とが重なり合う。したがって、この状態では図2に示されるように、回転した係合片50が挿入板部26の係合孔26Aと底板部20の貫通孔34とに嵌入する。
また、ロックプレート40が回転することで、ロックプレート40の当接片52とロック部材54の当接面56Bとの当接状態が解除される。ここで、ロック部材54はホルダ64を介してロックスプリング68の付勢力を受けているため、ロックプレート40の回転に連動するようにロックスプリング68の付勢力でロック部材54のカム部56が底板部20の長手方向他端側(矢印A方向側)へ回転し、カム部56のロック面56Aが当接片52の表面(矢印C方向側の面)に当接する(図2図示状態)。このため、係合片50が底板部20から離間する方向へのロックプレート40の回転が規制され、これにより、バックル装置10に対するタングプレート24の装着状態(保持状態)となる。
一方、上記タングプレート24の装着状態で、解除ボタン70の操作部72が押圧操作されると、ロック部材54の被押圧部62が解除ボタン70の押圧部72によって底板部20の長手方向他端側(矢印A方向側)へ押圧され、ロック部材54のカム部56が、ロックスプリング68の付勢力に抗して底板部20の長手方向一端側(矢印B方向側)へ回転される。
このため、カム部56のロック面56Aとロックプレート40の当接片52との当接状態が解除され、ロック部材54によるロックプレート40の回転規制が解除される。しかも、ロックプレート40の係合片50には、タングプレート24の挿入板部26(係合孔26Aの孔縁部)及びイジェクタ32を介してイジェクタスプリング38の付勢力が作用しており、当該係合片50は、底板部20の長手方向一端側(矢印B方向側、タングプレート24のバックルボデー18からの排出方向側)へ向けて僅かに傾斜しているため、係合片50には底板部20から離間する方向の分力が作用する。このため、ロックプレート40は係合片50に作用する分力によって底板部20から離間され、係合片50によるタングプレート40の保持が解除される。これにより、イジェクタスプリング38の付勢力によってイジェクタ32が貫通孔34の長手方向他端側(矢印B方向側)へスライドされると共に、当該イジェクタ32のスライドによってタングプレート40の挿入板部26がケース12のタング挿入口14から排出される。
ここで、本実施の形態に係るバックル装置10では、ロックプレート40は、係合片50の先端部(矢印D方向側の端部)における係合孔26Aの孔縁部との当接面(矢印A方向側の面)が、係合片50の厚さ方向に対して傾斜した傾斜面50Aとされている。このため、図1に示す如く、傾斜面50Aが係合孔26Aの孔縁部に当接した際には、係合片50に作用するイジェクタスプリング38の付勢力Fのうちタングプレート24から離間する方向(矢印C方向)へ向いた分力F1が増加する。
換言すれば、傾斜面50Aが係合孔26Aの孔縁部に当接した際には、ロックプレート40のモーメントアームの長さ寸法Lが大きくなり、ロックプレート40の回転力が大きくなる。このように、イジェクタスプリング38の付勢力Fをロックプレート40の回転に有効に利用できるので、ユーザによる解除操作時のロックプレート40とタングプレート24と解離性が良好になり、タングプレート24の排出性が向上する。
しかも、傾斜面50Aは係合片50の先端部のみに形成されているため、傾斜面50Aと係合孔26Aの孔縁部とが当接するまで(解除ボタン70が押圧操作されてからロックプレート40がある程度回転するまで)は、ロックプレート40の回転力を小さく設定できる。これにより、解除ボタン70の操作性を良好に確保できる。
以上説明した如く、本発明の実施の形態に係るバックル装置10では、解除ボタン70の操作性を確保しつつ、ユーザによる解除操作時のロックプレート40とタングプレート24との解離性を良好にできる。
本発明の実施の形態に係るバックル装置のロックプレート、イジェクタ、及びイジェクタスプリングと、タングプレートの構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係るバックル装置の全体構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るバックル装置の全体構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るバックル装置の全体構成を示す分解斜視図である。
符号の説明
10 バックル装置
18 バックルボデー(装置本体)
24 タングプレート
26A 係合孔
38 イジェクタスプリング
40 ロックプレート
50 係合片
50A 傾斜面
70 解除ボタン

Claims (2)

  1. 板状に形成されて基端側が装置本体に回転可能に支持されると共に、先端側が屈曲されて係合片が形成され、前記装置本体内にタングプレートが挿入された際には前記タングプレートに接近することで前記係合片が前記タングプレートに形成された係合孔に嵌入すると共に、前記装置本体に設けられた解除ボタンが押圧操作された際には前記タングプレートの前記係合孔の孔縁部を介して前記係合片に作用するイジェクタスプリングの付勢力によって前記タングプレートから離間するロックプレートを備えたバックル装置において、
    前記ロックプレートは、前記係合片の先端部における前記係合孔の孔縁部との当接面が、前記係合片の厚さ方向に対して傾斜した傾斜面とされている、
    ことを特徴とするバックル装置。
  2. 前記傾斜面の傾斜角度は、60度乃至70度に設定されている、ことを特徴とする請求項1記載のバックル装置。
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