JP2006122552A - バックル装置 - Google Patents

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哲史 室町
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Abstract

【課題】 アンカプレートとバックルボデーとの連結強度を確保しつつ、両者の組付性が向上するバックル装置を得る。
【解決手段】 バックル装置10では、アンカプレート86の先端部に形成された一対の係止爪88がバックルボデー18の底板部20に形成された一対の係止孔90に嵌入している。さらに、アンカプレート86の先端部とバックルボデー18の底板部20とはリベット92によって締結されており、バックルボデー18とアンカプレート86との間に作用する荷重は、一対の係止爪88と一対の係止孔90との係合部分、及びリベット96とに分散される。また、一対の係止爪88は、アンカプレート86の板厚方向片側(矢印D方向側)へのみ突出して形成されているため、アンカプレート86をバックルボデー18に組付ける際には、アンカプレート86の先端部をバックルボデー18の底板部20に対して単に板厚方向に重ね合わせるだけで、一対の係止爪88を一対の係止孔90に挿入することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のシートベルト装置を構成し、ウエビングに取り付けられたタングプレートを保持するためのバックル装置に関する。
バックル装置としては、例えば、装置本体を構成するバックルボデーと、基端部が車体に固定されると共に先端部がバックルボデーに連結される長尺板状のアンカプレートと、を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に示されているバックル装置では、アンカプレート(鉄板)の先端部には、幅方向両端から板厚方向に突出する一対の係止爪が形成されている。一対の係止爪の先端部はアンカプレートの長手方向両側へ延出されて一対の拡径突片が形成されており、一対の係止爪は全体として略T字状に形成されている。このアンカプレートは、一対の係止爪がバックルボデー(フランジアッパ及びフランジロア)に形成された係止孔に嵌合係止されると共に、アンカプレートとバックルボデーとを共に貫通する2本の小さなリベットによってバックルボデーに結合されており、上記一対の拡径突片がバックルボデー裏面側の貫通孔の孔縁部に係合することで一対の係止爪の貫通孔からの脱落が防止されるようになっている。
ところが、上述の如く一対の係止爪が略T字状に形成された構成であるため、一対の係止爪を係止孔に挿入するためには、アンカプレートがバックルボデーに対して斜めになる状態で一対の係止爪をバックルボデーの係止孔に挿入し、その後に、アンカプレートがバックルボデーに対して平行になるまでアンカプレートを一対の係止爪周りに回転させる必要があり、アンカプレートとバックルボデーとの組付性が悪化する原因となっている。
一方、アンカプレートに前述の如き係止爪を設けずに、単に大きなリベットによってアンカプレートとバックルボデーとを連結固定した構成のバックル装置もある。しかしながら、バックル装置の小型化が求められており、アンカプレートの幅寸法にも制限があるため、大きなリベットに対応してアンカプレートに大きな貫通孔を形成すると、アンカプレートの強度が低下するという問題が生じる。また、アンカプレートやリベットに熱処理を施して強度を向上させた場合には、高価になると共にクラックが発生し易くなるなどの問題が生じるため、リベットのみによる連結強度の確保には限界がある。
実開昭61−199455号公報
本発明は上記事実を考慮し、アンカプレートとバックルボデーとの連結強度を確保しつつ、両者の組付性が向上するバックル装置を得ることを目的とする。
請求項1に係る発明のバックル装置は、板状の底板部を有するバックルボデーと、基端部が車体に固定されると共に先端部が前記バックルボデーの前記底板部に連結されるアンカプレートと、を備えたバックル装置において、前記バックルボデーは、前記底板部に形成された係止孔を有し、前記アンカプレートは、前記係止孔に対応して先端部に設けられ板厚方向片側へのみ突出して形成された係止爪を有し、かつ、前記アンカプレートの前記係止爪を前記底板部の板厚方向一側から前記係止孔に嵌入して前記アンカプレートの先端部と前記底板部とが板厚方向に重ね合わされた状態で、前記アンカプレートの先端部と前記底板部とをリベットによって締結した、ことを特徴としている。
請求項1記載のバックル装置では、アンカプレートの先端部はバックルボデーの底板部に対して板厚方向に重ね合わされており、該先端部に形成された係止爪がバックルボデーの底板部に形成された係止孔に嵌入している。さらに、アンカプレートの先端部とバックルボデーの底板部とはリベットによって締結されており、バックルボデーとアンカプレートとの間に作用する荷重は、係止爪と係止孔との係合部分、及びリベットとに分散される。これにより、アンカプレートとバックルボデーとの連結強度が確保される。
また、アンカプレート先端部の係止爪は、アンカプレートの板厚方向片側へのみ突出して形成されており、バックルボデーの底板部の板厚方向一側から係止孔に嵌入している。このため、アンカプレートをバックルボデーに組付ける際には、アンカプレートの先端部をバックルボデーの底板部に対して単に板厚方向に重ね合わせるだけで、係止爪を係止孔に挿入することができる。したがって、従来のバックル装置のように、係止爪を係止孔に挿入するためにアンカプレートをバックルボデーに対して回転させる必要がなく、これにより、アンカプレートとバックルボデーとの組付性が向上する。
以上説明した如く、本発明に係るバックル装置では、アンカプレートとバックルボデーとの連結強度を確保しつつ、両者の組付性が向上する。
図5には、本発明の実施の形態に係るバックル装置10の構成が分解斜視図にて示されている。また、図4には、このバックル装置10の構成が断面図にて示されている。
図4に示されるように、バックル装置10は、ケース12を備えている。ケース12は、長手方向両端が開口した箱形の筒状に形成されており、その長手方向一端側の開口はタング挿入口14とされ、長手方向他端側の開口はアンカ挿入口16とされている。また、ケース12の内側にはバックルボデー18が収容されている。
バックルボデー18は、ケース12の長手方向に沿って長尺な平板状に形成された底板部20と、底板部20の幅方向両端から底板部20の板厚方向一側(矢印C方向側)へ向けて一体的に延出された一対の側壁部22とを有しており、全体として断面コ字状に形成されている。このバックルボデー18には、ケース12のタング挿入口14から挿入されたタングプレート24の挿入板部26が、底板部20の長手方向一端側(矢印B方向側)から一対の側壁部22間に挿入されるようになっている。
また、一対の側壁部22の間にはイジェクタ32が配置されている。イジェクタ32の一部は底板部20に形成された略矩形の貫通孔34に係合している。貫通孔34は、底板部20の長手方向に沿って長尺に形成されており、イジェクタ32は貫通孔34に沿って底板部20の長手方向に所定範囲スライド可能とされている。
また、貫通孔34の長手方向一端側(矢印A方向側)の内周部には、係合突起36が突出形成されており、圧縮コイルスプリングであるイジェクタスプリング38の一端が係止されている。イジェクタスプリング38の他端はイジェクタ32に係止されており、イジェクタ32はイジェクタスプリング38の付勢力によって底板部20の長手方向一端側(矢印B方向側)へ付勢されている。
このイジェクタ32は、一対の側壁部22間に挿入されるタングプレート24の挿入板部26に押圧されることで、イジェクタスプリング38の付勢力に抗して底板部20の長手方向他端側へスライドされるようになっている(図3図示状態)。
一方、本バックル装置10は、ロックプレート40を備えている。ロックプレート40は、底板部20の長手方向に沿って長尺な板状に形成された本体部42を備えている。本体部42の基端(矢印A方向側の端部)には、幅方向両側へ突出する一対の支持部44が形成されている。一対の支持部44は、バックルボデー18の各側壁部22に形成された支持孔46に入り込んでおり、ロックプレート40は一対の側壁部22によって一対の支持部44(支持孔46)周りに所定角度回動可能に支持されている。
また、本体部42の基端側には、幅方向両端から底板部20側(矢印D方向側)へ向けて一対の腕部48が延出されている。一対の腕部48は、各先端側がイジェクタ32のスライド軌跡上に位置するように形成されており、イジェクタ32が底板部20の長手方向他端側(矢印A方向側)へスライドすると、イジェクタ32によって一対の腕部48が底板部20の長手方向他端側へ押圧され、本体部42(ロックプレート40)が底板部20側(矢印D方向側)へ回動するようになっている。
本体部42の先端(矢印B方向側の端部)からは、本体部42の板厚方向片側(底板部20側、矢印D方向側)へ向けて係合片50が延出されている。係合片50は、その先端側(矢印D方向側)が底板部20の長手方向一端側(矢印B方向側)へ向けて僅かに傾斜して形成されている。また、この係合片50の先端部は、底板部20に形成された貫通孔34に対応しており、ロックプレート40が底板部20側へ回動することにより、係合片50が貫通孔34及び一対の側壁部22間に挿入された挿入板部26の係合孔26Aを貫通してタングプレート24の抜き出しを規制する(タングプレート24を保持する)ようになっている。
ロックプレート40の係合片50に対応して上述したイジェクタ32の厚さ方向一側(矢印C方向側)の面には、載置部32Aが形成されている。この載置部32Aは、一対の側壁部22間にタングプレート24が挿入されていない状態、すなわち、イジェクタ32がイジェクタスプリング38の付勢力によって貫通孔34の長手方向他端側(矢印B方向側)に保持されている状態では、係合片50の先端部に干渉してロックプレート40の底板部20側への回動を規制するようになっている。
さらに、本体部42の先端からは、係合片50の幅方向両側において、一対の当接片52が底板部20の長手方向一端側(矢印B方向側)へ向けて延設されている。これら一対の当接片52は、ロック部材54に対応している。
ロック部材54は、ロックプレート40の本体部42を介して底板部20とは反対側に配置されており、一対の側壁部22の対向方向に沿って長手方向とされた略三角柱状のカム部56と、カム部56の上端部(矢印C方向側の端部)をその長手方向に沿って貫通するシャフト58とを備えている。
シャフト58の軸線方向両端部は、一対の側壁部22に形成された係合孔60に入り込んでおり、カム部56はシャフト58の軸線周りに回動可能に一対の側壁部22に支持されている。
カム部56の上端側(底板部20とは反対側、矢印C方向側)には、略板状の被押圧部62が底板部20とは反対側(矢印C方向側)へ向けて一体的に突出形成されている。この被押圧部62は、後述する解除ボタン70に対応している。
また、カム部56の下端側(底板部20側、矢印D方向側)には、シャフト58と同心の円弧状に形成されたロック面56Aが形成されている。このロック面56Aは、図3に示す如く、ロックプレート40が底板部20側へ回動した状態(タングプレート24の挿入板部26が一対の側壁部22間に挿入された状態)では、ロックプレート40の当接片52の表面(矢印C方向側の面)に当接するようになっている。
さらに、カム部56の厚さ方向一端側(矢印A方向側)には、当接面56Bが形成されている。この当接面56Bは、図4に示す如く、ロックプレート40が底板部20から離間した状態(タングプレート24の挿入板部26が一対の側壁部22間から抜け出した状態)では、ロックプレート40の当接片52の先端に当接するようになっている。
また、カム部56の厚さ方向他端側(矢印B方向側)には、ホルダ64が取り付けられている。ホルダ64にはカム部56と反対側へ向けて係止突起66が突出形成されており、圧縮コイルスプリングであるロックスプリング68の一端が係止されている。ロックスプリング68の他端は、バックルボデー18の長手方向一端側(矢印B方向側)に設けられた解除ボタン70に対応している。
解除ボタン70は、乗員によって押圧操作される操作部72を有している。操作部72は、バックルボデー18の長手方向他端側(矢印A方向側)へ向けて開口した箱状に形成されており、内側の底壁部分にロックスプリング68の他端が圧接されている。これにより、ホルダ64及びロック部材54が操作部72から離間する方向(矢印A方向)へ付勢されている。
操作部72の幅方向両端からは、底板部20の長手方向他端側(矢印A方向)へ向けて一対のアーム部74が延出されている。一対のアーム部74は、一対の側壁部22の外側に配置されており、一対の側壁部22の対向方向に沿って互いに対向して形成されている。
一対のアーム部74の各先端(矢印A方向側の端部)における各幅方向一端(矢印D方向側の端部)からは、それぞれ底板部20側(矢印D方向側)へ向けて延出部76が延出されている。これら一対の延出部76は、所定の弾性を有しており、一対の側壁部22の対向方向に沿って互いに対向して形成されている。
一対の延出部76の各先端には、それぞれ各側壁部22側(対向方向内側)へ向けて突出する爪部78が形成されている。これらの爪部78は、底板部20側(矢印D方向側)へ向けて薄厚な楔状に形成されており、一対の側壁部22にそれぞれ形成された長孔80に嵌入している。長孔80は、タングプレート24の挿入方向(矢印A方向)に沿って長尺に形成されている。各爪部78は長孔80の内周部によって底板部20の長手方向に沿って所定範囲移動可能とされており、これにより、長孔80によって解除ボタン70の移動方向(操作方向)が底板部20の長手方向に規制されている。
また、一対のアーム部74の各先端には、これらの対向方向に沿って長尺な略棒状に形成された連結部82が掛け渡されており、この連結部82によって一対のアーム部74の各先端が連結されている。
さらに、解除ボタン70は、操作部72の上端側(矢印C方向側)において、底板部20の長手方向他端側(矢印A方向側)へ向けて突出する押圧部84が形成されている。押圧部84は、前述したロック部材54の被押圧部62に対向して配置されており、解除ボタン70が押圧操作された際には、押圧部84によって被押圧部62が底板部20の長手方向他端側(矢印A方向側)へ押圧され、ロック部材54のカム部56がシャフト58周りに底板部20の長手方向一端側(矢印B方向側)へ回動するようになっている。
一方、図1及び図2にも示す如く、本バックル装置10は、長尺板状に形成されたアンカプレート86を備えている。アンカプレート86の先端部は、ケース12のアンカ挿入口16を貫通しており、底板部20の長手方向他端側(矢印A方向側)における板厚方向一側(矢印C方向側)に重ね合わされている。
アンカプレート86の先端部には、幅方向両端部において一対の係止爪88が設けられている。一対の係止爪88は、アンカプレート86の板厚方向片側(底板部20側、矢印D方向側)へのみ突出して形成されており、底板部20の幅方向両端部に形成された一対の係止孔90に嵌入している。また、図1に示す如く、一対の係止爪88の長さ寸法L1は、ロックプレート40の基端と底板部20との間の距離寸法L2よりも小さく設定されている。
さらに、アンカプレート86の先端部には、一対の係止爪88よりも基端側(矢印A方向側)の幅方向中央部において、アンカプレート86を板厚方向に貫通する円形の透孔92が形成されている。この透孔92に対応して底板部20には、同じく底板部20を板厚方向に貫通する円形の透孔94が形成されている。これらの透孔92及び透孔94には、リベット96が挿入されてカシメられており、このリベット96によってアンカプレート86の先端部と底板部20とが締結されている。
また、アンカプレート86の基端側(図示省略)は、車両の座席の側方で車体(いずれも図示省略)に固定されており、これにより、本バックル装置10が車両に取り付けられている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
上記構成のバックル装置10では、図4に示される非装着状態でタングプレート24の挿入板部26がケース12のタング挿入口14から挿入されると、図3に示されるように、挿入板部26の先端がイジェクタ32の端部に当接して押圧し、イジェクタスプリング38の付勢力に抗してイジェクタ32を貫通孔34の長手方向一端側(矢印A方向側)へスライドさせる。
イジェクタ32が貫通孔34の長手方向一端側へ所定量スライドすると、イジェクタ32の載置部32Aとロックプレート40の係合片50との対向状態が解除されると共に、イジェクタ32がロックプレート40の一対の腕部48を押圧して、ロックプレート40を底板部20側へ回動させる。
これにより、係合片50の先端部が底板部20へ接近移動する。また、この状態では、挿入板部26の係合孔26Aと、底板部20に形成された貫通孔34とが重なり合う。したがって、この状態では図3に示されるように、回動した係合片50が挿入板部26の係合孔26Aと底板部20の貫通孔34とを貫通する。
また、ロックプレート40が回動することで、ロックプレート40の当接片52とロック部材54の当接面56Bとの当接状態が解除される。ここで、ロック部材54はホルダ64を介してロックスプリング68の付勢力を受けているため、ロックプレート40の回動に連動するようにロックスプリング68の付勢力でロック部材54のカム部56が底板部20の長手方向他端側(矢印A方向側)へ回動し、カム部56のロック面56Aが当接片52の表面(矢印C方向側の面)に当接する(図3図示状態)。このため、係合片50が底板部20から離間する方向へのロックプレート40の回動が規制され、これにより、バックル装置10に対するタングプレート24の装着状態(保持状態)となる。
一方、上記タングプレート24の装着状態で、解除ボタン70の操作部72が押圧操作されると、ロック部材54の被押圧部62が解除ボタン70の押圧部72によって底板部20の長手方向他端側(矢印A方向側)へ押圧され、ロック部材54のカム部56が、ロックスプリング68の付勢力に抗して底板部20の長手方向一端側(矢印B方向側)へ回動される。
このため、カム部56のロック面56Aとロックプレート40の当接片52との当接状態が解除され、ロック部材54によるロックプレート40の回動規制が解除される。しかも、ロックプレート40の係合片50には、タングプレート24の挿入板部26及びイジェクタ32を介してイジェクタスプリング38の付勢力が作用しているため、係合片50には底板部20から離間する方向の分力が作用する。このため、ロックプレート40は係合片50に作用する分力によって底板部20から離間され、係合片50によるタングプレート40の保持が解除される。これにより、イジェクタスプリング38の付勢力によってイジェクタ32が貫通孔34の長手方向他端側(矢印B方向側)へスライドされると共に、当該イジェクタ32のスライドによってタングプレート40の挿入板部26がケース12のタング挿入口14から排出される。
ここで、本実施の形態に係るバックル装置10では、アンカプレート86の先端部はバックルボデー18の底板部20に対して板厚方向に重ね合わされており、該先端部に形成された一対の係止爪88がバックルボデー18の底板部20に形成された一対の係止孔90に嵌入している。さらに、アンカプレート86の先端部とバックルボデー18の底板部20とはリベット92によって締結されており、バックルボデー18とアンカプレート86との間に作用する荷重は、一対の係止爪88と一対の係止孔90との係合部分、及びリベット96とに分散される。これにより、アンカプレート86とバックルボデー18との連結強度が確保される。すなわち、一対の係止爪88によってもアンカプレート86とバックルボデー18との連結強度が確保されるので、リベット96の小型化を図ることができると共に、アンカプレート86やリベット96に熱処理を施して強度を向上させる必要がなくなる。
また、本実施の形態に係るバックル装置10では、一対の係止爪88は、アンカプレート86の板厚方向片側(矢印D方向側)へのみ突出して形成されており、バックルボデー18の底板部20の板厚方向一側(矢印C方向側)から一対の係止孔90に嵌入している。このため、アンカプレート86をバックルボデー18に組付ける際には、アンカプレート86の先端部をバックルボデー18の底板部20に対して単に板厚方向に重ね合わせるだけで、一対の係止爪88を一対の係止孔90に挿入することができる。したがって、従来のバックル装置のように、係止爪を係止孔に挿入するためにアンカプレートをバックルボデーに対して回転させる必要がなく、これにより、アンカプレート86とバックルボデー18との組付性が向上する。
しかも、一対の係止爪88の長さ寸法L1は、ロックプレート40の基端と底板部20との間の距離寸法L2よりも小さく設定されている。したがって、ケース12を除く全ての構成部材をバックルボデー18に組み付けた後でも、アンカプレート86をバックルボデー18の長手方向他端側(矢印A方向側)から一対の側壁22間に長手方向一端側(矢印B方向側)へ向けて挿入することで、アンカプレート86をバックルボデー18に組み付けることができる。これにより、バックルボデー18への各構成部材の組付途中でアンカプレート86とバックルボデー18とを組み付ける必要がなくなり、生産性が向上する。
以上説明した如く、本発明の実施の形態に係るバックル装置10では、アンカプレート86とバックルボデー18との連結強度を確保しつつ、両者の組付性が向上する。
なお、上記実施の形態では、アンカプレート86の先端部に一対(2つ)の係止爪88を設ける構成としたが、これに限らず、アンカプレート86の先端部に1つだけ係止爪を設ける構成としてもよいし、3つ以上の係止爪を設ける構成としてもよい。この場合、バックルボデー18の底板20には、上記1つ又は3つ以上の係止爪に対応して係止孔を形成する構成となる。
本発明の実施の形態に係るバックル装置のバックルボデー、アンカプレート、及びリベットの構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係るバックル装置のバックルボデー、アンカプレート、及びリベットの構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るバックル装置の全体構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るバックル装置の全体構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るバックル装置の全体構成を示す分解斜視図である。
符号の説明
10 バックル装置
18 バックルボデー
20 底板部
86 アンカプレート
88 一対の係止爪
90 一対の係止孔
96 リベット

Claims (1)

  1. 板状の底板部を有するバックルボデーと、基端部が車体に固定されると共に先端部が前記バックルボデーの前記底板部に連結されるアンカプレートと、を備えたバックル装置において、
    前記バックルボデーは、前記底板部に形成された係止孔を有し、
    前記アンカプレートは、前記係止孔に対応して先端部に設けられ板厚方向片側へのみ突出して形成された係止爪を有し、
    かつ、前記アンカプレートの前記係止爪を前記底板部の板厚方向一側から前記係止孔に嵌入して前記アンカプレートの先端部と前記底板部とが板厚方向に重ね合わされた状態で、前記アンカプレートの先端部と前記底板部とをリベットによって締結した、
    ことを特徴とするバックル装置。
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