JP2007151527A - 微粉末アスパラ並びにその製造方法並びに当該微粉末アスパラを使用した加工食品 - Google Patents
微粉末アスパラ並びにその製造方法並びに当該微粉末アスパラを使用した加工食品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007151527A JP2007151527A JP2005380815A JP2005380815A JP2007151527A JP 2007151527 A JP2007151527 A JP 2007151527A JP 2005380815 A JP2005380815 A JP 2005380815A JP 2005380815 A JP2005380815 A JP 2005380815A JP 2007151527 A JP2007151527 A JP 2007151527A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- asparagus
- fine powder
- producing
- processed food
- food material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
Abstract
【課題】 現在アスパラは、収穫後に出荷の品質を揃える為、長さを切り揃えたり、規格外品を撥ねて、その多くを畑に鋤きこんでいる。従来から、これらの未利用部分を活用するための検討がなされているが、その組成上、繊維質が固くて加工が難しい為、商品化には至っていない。また、色合い、風味、甘味などについても充分には引き出せず、市場性に耐え得る製品化が困難であった。
【解決手段】 アスパラの裁ち落としや規格外品を洗浄した後に加熱することで、色合い、風味、甘味などを引き出し、その後に真空凍結乾燥機によって充分に乾燥させたものを租粉砕してから粉砕機かけることで、きめの細かい微粉末を得る。
【選択図】図1
【解決手段】 アスパラの裁ち落としや規格外品を洗浄した後に加熱することで、色合い、風味、甘味などを引き出し、その後に真空凍結乾燥機によって充分に乾燥させたものを租粉砕してから粉砕機かけることで、きめの細かい微粉末を得る。
【選択図】図1
Description
本発明は色合い、風味、甘味を損なっていない微粉末アスパラ並びにその製造方法に関するものであり、さらにはこの微粉末アスパラの特質に基づいて得られる高品質の加工食品に関するものである。
現在は、アスパラを畑から採集した後に商品として出荷するために長さを切りそろえることで大量の切り下部分が残る。 この切り下部分を有効利用するために、従来はエキスをドリンクとして流通しているものがある。 またはペースト状に加工して活用することが検討されているが、繊維質が硬くて加工後に残る為に商品化には至っていない。 さらに露地ものアスパラは名寄市において5月末から7月初旬の短期間での供給に留まっている。
アスパラを洗浄し乾燥したものを粉砕する従来の方法で得たアスパラ粉末は、色合い、風味、甘味が生食のものに比べ著しく劣る。
現在アスパラは、収穫後に出荷の品質を揃える為、長さを切り揃えたり、規格外品を撥ねて、その多くを畑に鋤きこんでいる。従来から、これらの未利用部分を活用するための検討がなされているが、その組成上、繊維質が固くて加工が難しい為、商品化には至っていない。また、色合い、風味、甘味などについても充分には引き出せず、市場性に耐え得る製品化が困難であった。
アスパラの裁ち落としや規格外品を洗浄した後に加熱することで、色合い、風味、甘味などを引き出し、その後に真空凍結乾燥機によって充分に乾燥させたものを粗粉砕してから粉砕機にかけることで、きめの細かい微粉末を得る。
本発明によれば、色合い、風味、甘味に優れ、硬い繊維質を粉砕した微細粒のアスパラ粉末を得ることが可能であり、これまで有効活用されていなかったアスパラの裁ち落とし部分や規格外品から付加価値の高い食品材料を得ることができるばかりではなく、これを活用した高品質の加工食品を得ることが出来る。
以下、本発明の実施の形態を図1に基づいて説明する。
aの原料であるアスパラの選定外品とは、出荷時に長さを切り揃える時に出る裁ち落とし部分と一定の規格サイズに満たないものや損傷しているハネ品をいう。
bの洗浄においては、収穫後24時間以内に洗浄することで、付着している異物を取り除くことが容易になる。
cでは、bの洗浄後速やかに、蒸し器によって100℃で10分間蒸すことで、色合い・風味・甘味を固定することが出来る。
dでは、ミキサーを使用してペースト状にする。
eでは、ペースト状の原料を5cm角に仕切られたトレイに5cmの深さまで注ぎ込み急速冷凍機によって−18℃に冷凍をする。 このことで真空冷凍乾燥機の作業時間を短縮することと機械の負荷を軽減する効果を生む。
fでは、eで冷凍したトレイをそのまま真空凍結乾燥機に入れる。
gでは、fで乾燥したブロック状の原料を手で崩しながらミキサーで粗粉砕する。
hでは、gで得られた粗粉砕した原料を高速摩砕型の粉砕機にかけて微粉砕して製品を得る。
小麦粉などの粉を原料にする加工食品やアイスクリーム、ムースなどに、本発明によるアスパラ粉末を少量混入させることで、アスパラ風味の食品を得ることができ、シーズンの短いアスパラの生食時期の限界を越えて通年アスパラを使用することが出来る。このことは、アスパラの端材の有効活用およびアスパラの多面的な消費形態を生むことに繋がり、その結果アスパラの認知度を上げることになり、アスパラの生食の消費拡大にも繋がる。
Claims (2)
- アスパラの選定外品を原料とし、色合い並びに風味を生かすために加熱してペースト状にした後、真空凍結乾燥を経て、アスパラ特有の硬い繊維質を粉砕する為に前処理として粗粉砕をした後に粉砕機にかけることで得られるアスパラ微粉末の製造方法
- 請求項1によって得られたアスパラ微粉末を含有することを特徴とする加工食品
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005380815A JP2007151527A (ja) | 2005-12-07 | 2005-12-07 | 微粉末アスパラ並びにその製造方法並びに当該微粉末アスパラを使用した加工食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005380815A JP2007151527A (ja) | 2005-12-07 | 2005-12-07 | 微粉末アスパラ並びにその製造方法並びに当該微粉末アスパラを使用した加工食品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007151527A true JP2007151527A (ja) | 2007-06-21 |
Family
ID=38236668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005380815A Pending JP2007151527A (ja) | 2005-12-07 | 2005-12-07 | 微粉末アスパラ並びにその製造方法並びに当該微粉末アスパラを使用した加工食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007151527A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011160725A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Daitsu:Kk | ゴーヤー粉末の製造方法及びそのゴーヤー粉末 |
CN104222340A (zh) * | 2014-09-05 | 2014-12-24 | 温州茂竹园农业有限公司 | 芦笋茶的去异味加工工艺 |
-
2005
- 2005-12-07 JP JP2005380815A patent/JP2007151527A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011160725A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Daitsu:Kk | ゴーヤー粉末の製造方法及びそのゴーヤー粉末 |
CN104222340A (zh) * | 2014-09-05 | 2014-12-24 | 温州茂竹园农业有限公司 | 芦笋茶的去异味加工工艺 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6124806B2 (ja) | 乾燥野菜粉末及びその製造方法 | |
CN102266018A (zh) | 芦笋全粉及芦笋固体饮料的制备方法 | |
RU2596016C2 (ru) | Применение очищенных семян рапса | |
CN102240012B (zh) | 一种复合枣粉及其加工方法 | |
KR100319253B1 (ko) | 밤 분말의 제조방법 | |
CN104719408A (zh) | 全青稞压缩饼干及其生产工艺 | |
JP2022187000A (ja) | 粉末状の胡麻加工品およびその製造方法 | |
CN106942448A (zh) | 一种无糖型枸杞冻干粉压片糖果的制备方法 | |
US1374160A (en) | Composition of sugar and method of preparing the same | |
CN102217759A (zh) | 一种新型的沙棘全果粉的生产方法 | |
JP2007151527A (ja) | 微粉末アスパラ並びにその製造方法並びに当該微粉末アスパラを使用した加工食品 | |
KR20130134852A (ko) | 동결과 건조를 통해 고유의 색을 보존할 수 있는 식품블록 제조방법 | |
KR100583088B1 (ko) | 연잎차를 함유하는 연냉면 제조방법 | |
KR20170025299A (ko) | 수용성 비트 분말의 제조방법 | |
JP6791514B1 (ja) | ドライフルーツパウダーの製造方法 | |
JP2005204586A (ja) | シークワーサー入りゴーヤー茶及びその製造方法 | |
KR101443029B1 (ko) | 따뜻한 물을 부어 먹는 간편죽 | |
CN106722446B (zh) | 一种胭脂萝卜复配蔬菜粉及其制备方法 | |
CN104171194A (zh) | 一种紫甘薯茶的制备方法 | |
KR102003238B1 (ko) | 잣을 포함하는 떡 및 그 제조방법 | |
JP2010172330A (ja) | ブルーベリー果実茶の製造方法 | |
KR20140140268A (ko) | 버섯 유래 식이섬유를 포함하는 쌀 반죽 또는 이로부터 제조된 쌀 면 | |
CN105767968A (zh) | 南瓜粉的加工方法 | |
JP2526077B2 (ja) | 食品素材の製造法 | |
KR101337212B1 (ko) | 김을 이용하여 떡을 제조하는 방법 및 제조된 김떡 |