JP2007150752A - チューナ回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】AGC_RFアンプ2とIFアンプ4との間の信号を検波し、その検波レベルを基準電圧Vrefと比較し、差分を増幅する第1検波処理回路5Aと、IFアンプ4から出力されるIF信号IFSを検波し、その検波レベルを基準電圧Vrefと比較し、差分を増幅する第2検波処理回路5Bとを有し、その両検波処理回路の混合出力が、AGC_RFアンプ2の利得制御端子に接続され、上記2つの検波処理回路の差分ΔVAとΔVBの大小関係を調整することが可能に構成されている。
【選択図】図6
Description
また、自動利得制御のための検波方式としては、高周波(RF)信号を検波して中間周波数(IF)出力レベルを設定する方式(RF検波方式)と、IF信号を検波してIF出力レベルを設定する方式(IF検波方式)とがある。
通常のチューナ回路は、このRFアンプからIFアンプまでの間に、例えばSAWフィルタ等が設けられ、これにより妨害波が除去又は十分抑圧された状態の信号がIFアンプに入力される。IF検波方式では、このIFアンプ後の信号のピーク値を検波する。したがって、この場合の検波ピーク値は主に信号レベルのピーク値に依存した値を示す。したがって、この検波ピーク値が小さいと、RFアンプの利得が大きく設定される。このRFアンプの利得は、妨害波も信号波と共に入る条件では、RFアンプのダイナミックレンジ(Dレンジ)に対して、利得の設定値が大き過ぎる。その結果、RFアンプでの増幅時にRF信号が歪むという欠点がある。
特許文献1に記載の技術は、RFアンプとIFアンプの両方をAGC対応として、復調器に入力されるIF信号のレベルがある閾値を超えるか否かで、RFアンプとIFアンプへのゲインの分配方法を変更するものである。
特許文献2に記載の技術は、RF検波出力と、IF検波出力をCPU等に入力し、その演算処理によってRFアンプのAGCレベル(減衰レベル)を切り替えるものである。
図解したチューナ回路1は、高周波(radio frequency)信号(以下、RF信号と表記)RFSを入力し増幅する自動可変利得RF増幅器(AGC_RFアンプ)2と、可変利得RF増幅器2から出力されるRF信号を中間周波数(intermediate frequency)の信号(以下、IF信号)に変換する周波数変換器(ダウンコンバータ:不図示)と、例えばSAW(surface acoustic wave)フィルタ3等の帯域通過フィルタと、IF信号を増幅して所定のレベルに調整されたIF信号IFSを出力するIF増幅器(IFアンプ)4とを有する。
RF信号RFSの入力端子TiとIF信号IFSの出力端子Toとの間に、AGC_RFアンプ2、SAWフィルタ3及びIFアンプ4が、この順に配置されている。
図1のチューナ回路1がシングルコンバージョン方式の場合、図示を省略したダウンコンバータは、AGC_RFアンプ2で増幅された高周波信号から、所望のチャネル信号を抜き出す選局機能を有する。このダウンコンバータは、通常、AGC_RFアンプ2とSAWフィルタ3との間の信号経路に設けられたSAWフィルタ3の、例えば前側に設けられる。
一方、ダブルコンバージョン方式の場合、上記選局機能は、入力した高周波信号を、更に高いギガヘルツ帯にアップコンバートするアップコンバータに設けられる。アップコンバータとダウンコンバータとの間にSAWフィルタ3が設けられる。
チューナ回路1は、この隣接妨害波を抑圧する前と後で、信号レベルを検波して、AGC_RFアンプ2のゲイン制御信号GCSを生成する回路を有する。
この回路は、SAWフィルタ3に入る前のRF信号を検波して基準電圧と比較し、その差分を増幅する第1検波処理回路5Aと、IFアンプ4から出力されるIF信号IFSを検波して基準電圧と比較し、その差分を増幅する第2検波処理回路5Bとからなる。
レベル設定アンプ7の出力と、差動増幅器9の非反転入力「+」との間にピーク検波回路8が接続され、差動増幅器9の反転入力「−」に基準電圧Vrefを発生する直流電圧源10が接続されている。
AGC_RFアンプ2、並びに、第1検波処理回路5Aのレベル設定アンプ7A、ピーク検波回路8A及び差動増幅器9Aにより、高周波信号レベルに基づく利得制御ループ(AAループ)が形成される。一方、AGC_RFアンプ2、SAWフィルタ3、IFアンプ4、並びに、第2検波処理回路5Bのレベル設定アンプ7B、ピーク検波回路8B及び差動増幅器9Bにより、中間周波数信号レベルに基づく利得制御ループ(BBループ)が形成される。
逆に、第1検波処理回路5Aが動作しない場合、BBループの第2検波処理回路5Bは、そのレベル設定アンプ7Bのゲインに応じて、出力端子Toの出力信号レベルをB[dBm]にするようにゲイン制御信号GCSを生成し、AGC_RFアンプ2に印加すると仮定する(第2仮定)。
この信号から100[MHz]のRF信号RFSを選局し、1.22[GHz]にアップコンバートするには、1st VCO(voltage controlled oscillator)の発振周波数1.32[GHz]が用いられる(図2(B))。1.22[GHz]にアップコンバート後に、SAWフィルタ3、ダウンコンバータおよびIFアンプ4を通って、IFアンプ4から出力されるIF信号IFSはSAWフィルタによって妨害波は除去される。但し図示を省略している高調波はある程度、ノイズとしてSAWフィルタ3を通過する。したがってノイズレベルは抑圧されているがゼロではない。
前記第1仮定下では、図1に示すAAループのみ働く場合であるから、検波信号に大きなレベルの妨害波を含む。このときAGC_RFアンプ2は、検波レベルが主として所望の放送信号に基づくものであるか、妨害波に基づくものであるかを区別できない。したがって、歪みを防止するためAGC_RFアンプ2のゲインが低く自動設定される。このゲイン調整の結果、IF信号IFSのレベルが、比較的低いA[dBm]となる。
但し、この場合、図1に示すBBループのみ働く場合であるから、検波信号から既に大きなレベルの妨害波が除去されている。そのため、AGC_RFアンプ2のゲインが高く設定される。このゲイン調整の結果、IF信号IFSのレベルが、比較的高いB[dBm]となる。
このように図1のAAループとBBループの片方のみ動作する場合には、検波方式の違いからA[dBm]<B[dBm]となる。
A[dBm]からB[dBm]の間で最適な設定ポイントがどこにあるかは、顧客のセット、当該チューナ回路1を用いる電子機器の特性、電子機器が用いられる環境(放送電波強度環境)等に依存しており、このポイント(IF信号IFSの設定レベル)は電子機器の出荷時等に調整される。
A[dBm]〜B[dBm]の範囲内におけるIF信号レベルの設定は、第1検波処理回路5Aと第2検波処理回路5Bの基準電圧Vrefの比を変えることでも可能であるが、ここでは差動増幅器9のゲイン比を変えることにより行う。
図5に示すシングルコンバージョン方式のチューナ回路1は、チューナIC1A内に、図1と同様な構成として、AGC_RFアンプ2、IFアンプ4、第1検波処理回路5A及び第2検波処理回路5Bが設けられている。さらにチューナIC1A内に、ダウンコンバータ11が設けられている。ダウンコンバータ11は、ミキサ11Aと発振周波数が可変なVCO11Bとを含む。
ダウンコンバータ11は、VCO11Bの発振周波数を変えることで選局が可能である。例えば、ダウンコンバート後の中間周波数を58.75[MHz]とした場合、1chの搬送波中心周波数が103[MHz]のときはVCO11Bの発振周波数を44.25[MHz]、2chの搬送波中心周波数が109[MHz]のときは上記発振周波数を53.25[MHz]にすると、各チャネル(1ch、2ch)の選局が可能である。
チューナIC1Aの外部接続端子Tx1とTx2にSAWフィルタ3が接続されている。
一方、IFアンプ4の出力と出力端子Toの接続ノードと、ゲイン制御信号GCSの信号線6との間に、第2検波処理回路5Bを構成するレベル設定アンプ7B、ピーク検波回路8B及び差動増幅器9Bが縦続接続されている。これにより、第2検波処理回路5BはIF信号IFSを検波可能となっている。
アップコンバータ12は、ミキサ12Aと発振周波数が可変な第1VCO12Bとを含む。この選局動作は、図5のVCO11Bと基本的に同じであるが、VCO11Bの発振周波数が1[GHz]より高い領域で可変であるため、ミキサ12Aからは1[GHz]より高い周波数にアップコンバートされた高周波信号(放送信号により変調された搬送波)が出力される。
ダウンコンバータ13は、ミキサ13Aと第2VCO13Bとを含む。ダウンコンバータの動作はアップコンバータ12と逆であるが、このとき第2VCO13Bの発振周波数が、ミキサ13Aから出力される信号の周波数が中間周波数(58.75[MHz])となるように決められている。この中間周波数IFの信号はIFアンプ4に入力され、所定のゲイン倍されてIF信号IFSとして出力端子Toから出力される。
図7(A)は、本発明が適用されているTVチューナIC1B(図6参照)を含む電子機器の要部構成を示すブロック図である。
図解した電子機器20の構成は、1つの回路基板に実装されているフロントエンドIC21、TVチューナIC1B、信号処理IC22、バラン(Balun)23および2つのSAWフィルタ3を有する。
バラン23は、平衡不平衡インピーダンス整合素子であり、構成は種々あるので詳細な回路説明は省略する。バラン23は、インピーダンスの異なる2つの機能を結合させたいときにそれらの間に挿入し、信号を反射させず、うまく透過するようにした素子である。通常、不平衡の50[Ω]から平衡の100[Ω]や200[Ω]といった値への変換の用途がもっとも多い。TVチューナIC1B及び信号処理IC22は、バラン23によって変換され、ノイズに対して強く位相が180度反転した平衡信号に対して処理を行う。
一方のSAWフィルタ3が外部接続端子Tx1とTx2との間に、結合コンダクタを介して接続され、他方のSAWフィルタ3が、外部接続端子Tx3とTx4との間に接続されている。
ミキサ13Aと外部接続端子Tx3との間に、LCタンク回路24と第1出力回路25が接続されている。これによって、ミキサ13AとIFアンプ4との間には、LCタンク回路24、第1出力回路25、SAWフィルタ3が入力側からこの順で縦続接続されている。
信号処理IC22内には復調回路(DEMO.)22Aのほか、図示を省略した処理回路が集積化されている。
一方、図7(C)に示すように、熱雑音レベルが約−105デシベルとし、TVチューナIC1Bのノイズ指数NFが17[dB]とする。また、例えばディジタル放送波の信号(受信信号)が64QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)、Rate=2/3のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交波周波数分割多重)信号の場合、図7(A)の復調回路22Aで復調するためには、搬送波ノイズ比C/Nが少なくとも17.5[dB]必要となる。
第1検波処理回路5Aのレベル設定アンプ7Aの非反転入力「+」が、SAWフィルタ3より前側の平衡信号線の第1信号線50(+)に接続され、レベル設定アンプ7Aの非反転入力「+」が、上記平衡信号線の第2信号線50(-)に接続されている。
レベル設定アンプ7Aの2つの出力線にピーク検波回路8が接続され、ピーク検波回路8Aの出力線に差動増幅器9Aが接続されている。差動増幅器9Aの出力信号(RF制御信号)S5Aは、不図示のゲイン制御信号GCSの信号線6に接続されている。
以上は、差動増幅器9Aの差動入力部の構成である。
第1信号線50(+)と第2信号線50(-)からレベル設定アンプ7Aに入力されたRF信号RFSは、レベル設定アンプ7Aにて所定のゲイン(β[dB])倍される。レベル設定アンプ7の正側出力線からトランジスタQ1のベースに印加される信号と、負側出力線からトランジスタQ2に印加される信号とは互いに逆相の信号である。したがって、トランジスタQ1とQ2が交互にスイッチングし、整流用キャパシタCに充電されが、整流用キャパシタCを含む回路の時定数のため整流用キャパシタCが放電できず、図示したようにピーク検波回路8Aにて直流信号に変換される。
この直流信号がトランジスタQ3のベースに印加され、トランジスタQ4のベースに印加されている基準電圧Vrefと比較される。直流信号が基準電圧Vrefより大きい場合は、トランジスタQ3がオン、トランジスタQ4がオフとなり、電流源53、トランジスタQ3、電流源52の経路に電流Ioが流れる。トランジスタQ3のエミッタ電位がトランジスタQ4のエミッタ電位より十分高く、電流源52と53の電流駆動能力が等しい場合、トランジスタQ3を流れる電流Ioは電流源53により主に駆動される。したがって、トリマブル抵抗RinAに電流Ioの殆どが流れる。この場合、トランジスタQ3のエミッタ−ベース間の電圧をreとすると、電流Ioは(re+RinA)の逆数と入力直流電圧Vinに比例した値をとる。
このようにして出力される2つの制御信号、即ちRF制御信号S5AとIF制御信号S5Bを合計してゲイン制御信号GCSが生成される。
ここで図8に示すように、第1信号線50(+)と第2信号線50(-)に伝送されている信号レベル(振幅レベル)を(α−β)[dBm]と仮定する。また、IFアンプ4のゲインをγ[dB]とする。
この差動増幅回路のゲイン、即ち(RL/RinA)が大きければ大きいほどIF信号IFSは理想的なレベル(α−β+γ)[dBm]になるように動作し、ゲインが小さくなると理想出力からずれて誤差を生じる。
この差動増幅回路のゲイン即ち(RL/RinB)が大きければ大きいほどIF信号IFSは理想的なレベル(α−β´)[dBm]になるように動作し、ゲインが小さくなると理想出力からずれて誤差を生じる。
本実施形態では、このオフセット電圧に対して、トリマブル抵抗RinAとRinBの大きさを変えることで、IF検波方式(AAループ)の検波レベルと、RF検波方式(BBループ)の検波レベルのゲイン制御信号GCSに与える重要度を変更可能にしている。
主にIF検波方式を重視してRF検波方式の差動増幅回路のゲイン(RL/RinA)を変えてIF検波方式(RL/RinB)と同じ値から小さくするように段階的に切り替えれば、図4に示すように、IF信号IFSのレベルを、B[dBm]から(A+B)/2[dBm]の範囲に設定することができる。
逆に、RF検波方式を重視してIF検波方式の差動増幅回路のゲイン(RL/RinA)を変えてIF検波方式(RL/RinB)と同じ値から大きくするように段階的に切り替えれば、図4に示すように、IF信号IFSのレベルを、A[dBm]から(A+B)/2[dBm]の範囲に設定することができる。
図6において、差動増幅器9Aの反転入力「−」の電圧(基準電圧Vref)を基準とする非反転入力「+」の電圧差をΔVA、差動増幅器9Bの反転入力「−」の電圧(基準電圧Vref)を基準とする非反転入力「+」の電圧差をΔVBとする。このとき、電位差ΔVAを電位差ΔVBより大きくすることが望ましい。そのためにはトリマブル抵抗RinAをトリマブル抵抗RinBより大きくする。これにより、差動増幅器9Aのオフセット電圧(電圧差ΔVA)が大きい値を維持し、差動増幅器9Bではトリマブル抵抗RinBに流れる電流が増加することから、そのオフセット電圧(電圧差ΔVB)が相対的に小さくなる。その結果、差動増幅器9Aのゲイン(RL/RinA)が、差動増幅器9Bのゲイン(RL/RinB)に比べて小さくなる。
この状態で、ループAAの第1検波処理回路5Aと、ループBBの第2検波処理回路5Bを同時に動作させる。
これによって、妨害波のレベルが信号レベルよりかなり大きければ、IF信号IFSのレベルが、(A+B)/2[dBm]レベル近くに存在する理想レベルに自動調整され、妨害波と信号のレベル差が余り違わない場合は、IF信号IFSのレベルがB[dBm]の近くに存在する理想レベルに自動調整される。
なお、前述したように、逆にIF重視の利得制御も可能であり、また、RF検波とIF検波の重要度を同じにすることもできる。その場合、回路素子のばらつきも含めて差動増幅器9Aのゲインと差動増幅器9Bのゲインが等しくなるように、トリマブル抵抗RinAとトリマブル抵抗RinBの一方又は両方を調整する。その場合、回路素子のばらつきが無視できるとするならば、図6に示す2つの電位差ΔVAとΔVBがほぼ等しくなり、図4において、IF信号IFSのレベルは、(A+B)/2[dBm]となる。
本実施形態のRFアンプの利得調整方法は、本来独立に制御される二方式(RF検波方式とIF検波方式)に対応した2つの検波処理回路5Aと5Bを、レベル設定アンプ、ピーク検波回路及び差動増幅回路で構成し、IF検波方式、RF検波方式の差動増幅回路のゲインをそれぞれ変えてIF検波を重視するかRF検波を重視するかを設定することができる。そうすることによって、両方式の欠点を補い、妨害波のレベルに追従した最適ポイントにIF信号IFSの信号レベルを自動調整できる。この最適ポイントとは、AGC_RFアンプ2の歪みが発生しない範囲で最大の信号レベルである。最適ポイントへの制御では、RF検波側のレベル設定アンプ7AよりもIF検波側のレベル設定アンプ7Bのゲインを高く設定し、その結果、RF検波よりIF検波を重視する制御となる。
また、AGCもRFアンプ(AGC_RFアンプ2)のみで行うことから、特にIFアンプ4をAGC対応にする必要がない。このため回路構成を簡単にでき、コスト削減が可能である。
Claims (4)
- 高周波(RF)信号を入力し増幅する可変利得RF増幅器と、前記可変利得RF増幅器から出力されるRF信号を中間周波数(IF)信号に変換する周波数変換器と、IF信号を増幅するIF増幅器とを有するチューナ回路であって、
前記可変利得RF増幅器から出力される前記RF信号又は前記IF増幅器に入力される前の前記IF信号を検波し、その検波レベルを基準電圧と比較し、差分を増幅する第1検波処理回路と、
前記IF増幅器から出力されるIF信号を検波し、その検波レベルを基準電圧と比較し、差分を増幅する第2検波処理回路と、を有し、
前記第1検波処理回路と前記第2検波処理回路の混合出力が、前記可変利得RF増幅器の利得制御端子に接続され、
前記第1検波処理回路の前記差分と第2検波処理回路の前記差分の大小関係を調整することが可能な
チューナ回路。 - 前記第1検波処理回路と前記第2検波処理回路の各々が、ピーク検波回路と、ピーク検波回路の出力を非反転入力に接続している差動増幅器と、を有し、
前記第1検波処理回路の前記差動増幅器の利得と、前記第2検波処理回路の前記差動増幅器の利得と、を制御することが可能な
請求項1に記載のチューナ回路。 - 前記第1検波処理回路と前記第2検波処理回路に設けられた前記差動増幅器のそれぞれが、
一方の差動入力に前記基準電圧が入力され、他方の差動入力にピーク検波後の信号が入力される差動入力部と、
出力部と、
前記差動入力部に流れる電流と同一レベルの電流を前記出力部に流す電流ミラー部と、を有し、
前記差動入力部に流れる電流を制御する第1抵抗が前記差動入力部に設けられ、
前記可変抵抗により電流値が調整され電流ミラー部によって前記出力部に流れる電流に比例した出力電流を流す第2抵抗が前記出力部に設けられ、
前記出力部に流れる電流の経路と前記第2抵抗との接続点が、前記可変利得RF増幅器の利得制御端子に接続され、
前記第1抵抗と前記第2抵抗の一方が可変抵抗から形成されている
請求項2に記載のチューナ回路。 - 前記第1検波処理回路に設けられた前記差動増幅器内の前記可変抵抗と、前記第1検波処理回路に設けられた前記差動増幅器内の前記可変抵抗との各抵抗値を変えることにより、各差動増幅器の利得を制御することが可能な
請求項3に記載のチューナ回路。
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